JPS6388238A - 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の電子側？ＩＯ燃料噴射装置に関し、
詳しくはスロットル弁開度と機関回転速度との検出値に
基づいて燃料噴射■を設定するようにした電子制御燃料
噴射装置に関する。

〈従来の技術〉 従来この種の装置としては、例えば第２図に示すような
ものがある（特願昭６１−００８１２７号等参照）。

内ｆ！！！、機関１の吸気通路２に介装されたスロット
ル弁３の開度αを検出するスロットル弁開度センサ４と
、機関回転速度Ｎを検出するクランク角センサ等の回転
速度センサ５と、を設け、これらセンサ４，５からの検
出信号をコントロールユニット６に入力する。コントロ
ールユニット６に内蔵されたマイクロコンピュータのＲ
ＯＭには、スロフトル弁開度αと機関回転速度Ｎとをパ
ラメータとして区分される複数の運転領域毎に、各運転
領域に対応して吸入空気流ＩＱのデータを記憶させてあ
り、スロットル弁開度αと機関回転速度Ｎとの検出値に
基づいて前記データの中から該当する運転領域における
吸入空気流ＩＱのデータを検索する。

そして、検索された吸入空気流ＩＱと回転速度センサ５
によって検出された機関回転速度Ｎとに　。

基づいて基本燃料噴射量Ｔｐ　（＝ＫｘＱ／Ｎ；には定
数）を演算すると共に、機関冷却水温度等の機関運転状
態に応じた各種補正係数Ｃ０ＥＦと空燃比フィードバン
ク補正係数βとハフテリ電圧による補正分子ｓとを演算
した後、最終的な燃料噴射１ｉｔＴｉ　　（＝ＴｐＸＣ
ＯＥＦＸβ＋Ｔｓ）を演算する。

燃料噴射ｌＴｉが設定されると、この燃料噴射ｌＴｉに
相当するパルス巾の噴射パルス信号を燃料噴射弁７に出
力し、機関１に所定量の燃料を噴射供給させるようにし
ていた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記のようにスロットル弁開度αと機関
回転速度Ｎとの検出値に基づいて検索される吸入空気流
ＩＱに基づいて基本燃料噴射Ｉ　Ｔ　ｐを設定するよう
にした場合には、゛スロットル弁をバイパスして供給さ
れる空気流量が、基本燃料噴射ｆｆ１Ｔｐの設定に無関
係となるため、実際の吸入空気流ＩＱよりもスロットル
弁をバイパスして供給される分だけ少ない量の吸入空気
流量Ｑに見合った基本燃料噴射ＩＴｐが設定されて、空
燃比がオーバーリーン化する慣れがあった。

即ち、第２図に示すようにスロットル弁３をバイパスす
る補助空気通路８に介装したアイドル制御弁（電磁開閉
弁）９を、コントロールユニット６から送られる駆動パ
ルス信号のデユーティ比によって開度制御することによ
り、アイドル回転速度を制御する場合のようにスロット
ル弁開度αに関連しない空気が供給されると、スロット
ル弁開度αと機関回転速度Ｎとの検出値に基づいて一義
的に決定される吸入空気流量Ｑ以外の空気が供給される
ことになり、このスロットル弁３をバイパスして供給さ
れる空気量に対応する燃料が不足するものである。

本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、スロッ
トル弁開度と機関回転速度との検出値に基づいて検索さ
れる吸入空気流量に対して、スロット弁をバイパスして
供給される空気量を増量補正できるようにして、所望の
空燃比制御ができる内燃機関の電子制御燃料噴射装置を
提供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 そのため本発明では、第１図に示すように、機関の吸気
通路に介装されたスロットル弁をバイパスする補助空気
通路に、パルス信号によって駆動されそのデユーティ比
に応じて開度が調整されるアイドル制御弁を備える内燃
機関において、前記スロットル弁の開度を検出するスロ
ットル弁開度検出手段と、機関の回転速度を検出する機
関回転速度検出手段と、スロットル弁開度と機関回転速
度とをパラメータとする運転領域毎に対応する吸入空気
流量を記憶した吸入空気流量記憶手段と、前記検出手段
それぞれによって検出されるスロットル弁開度と機関回
転速度との検出値に基づいて前記吸入空気流量記憶手段
から吸入空気流量を検索する吸入空気流量検索手段と、
この吸入空気流量検索手段により検索された吸入空気流
量を前記アイドル制御弁の駆動パルス信号のデユーティ
比に応じて補正する吸入空気流量補正手段と、この吸入
空気流量補正手段により補正された吸入空気流量に基づ
いて燃料噴射量を設定する燃料噴射量設定手段と、この
燃料噴射量設定手段により設定された燃料噴射量に応じ
て燃料噴射弁を駆動制御する駆動制御手段と、を備えて
電子制御燃料噴射装置を構成するようにした。

く作用〉 アイドル制御弁はその開度が駆動信号のデユーティ比に
応して制御されるため、スロットル弁をバイパスする補
助空気通路を介して供給される空気量はこのデユーティ
比に略比例する。従って、例えばスロットル弁をバイパ
スして供給される空気量を前記デユーティ比に対応させ
て予め記憶させておき、スロットル弁開度と機関回転速
度との検出値に基づいて検索された吸入空気流量にこの
デユーティ比に応したバイパス空気量を加算して補正す
るようにすれば、補正後の吸入空気流量はスロットル弁
をバイパスして供給される空気量をも含んだ実際の吸入
空気流量に近似した値となる。

このため、燃料噴射量の設定が実際の吸入空気流量に対
応してなされるようになり、所望空燃比に制御できるも
のである。

〈実施例〉 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。尚
、ハードウェア構成については、従来例と同様であるの
で、第２図を参照して説明する。

即チ、本実施例において、コントロールユニット６は、
吸入空気流量記憶手段、吸入空気流量検索手段、吸入空
気流量補正手段、燃料噴射量設定手段及び駆動制御手段
を兼ねるものであり、スロットル弁開度検出手段はスロ
ットル弁開度センサ４が相当し、機関回転速度検出手段
は回転速度センサ５が相当する。

次にかかるシステムにおける燃料噴射ｌＴｉ設定を第３
図に示すフローチャートに従って説明する。

ステップ（図中では「Ｓ」としてあり、以下同様とする
）１では、スロットル弁開度センサ４によって検出され
たスロットル弁３の開度αと、回転速度センサ５によっ
て検出された機関回転速度Ｎと、アイドル制御弁９の駆
動パルス信号のデユーティ比ＩＳＣＤＩＪＴＹを入力す
る。

ステップ２では、ステップ１で入力したスロットル弁開
度αと機関回転速度Ｎとの検出値に基づいて、コントロ
ールユニット６に内蔵されたマイクロコンピュータのＲ
ＯＭに予め記憶されている吸入空気流ＩＱのデータを検
索し、当該運転状態においてスロットル弁３を介して供
給されている吸入空気流量Ｑを設定する。

ステップ３では、ステップ１で入力したアイドル制御弁
９の駆動パルス信号のデユーティ比に基づいて、スロッ
トル弁３をバイパスして設けられる補助空気通路８を介
して供給される吸入空気流量ｑ＋ｓｃを検索する。スロ
ットル弁開度α及び機関回転速度Ｎとに基づく吸入空気
流ＩＱと同様に、コントロールユニットに内蔵されたマ
イクロコンピュータのＲＯＭに予め記ｔαされている前
記吸入空気流’ｆｔ　Ｑ　Ｉｓ　ｃのデータは、予め実
験によって得られたデータであって、第３図のフローチ
ャート中に示したように、デユーティ比が大きいときほ
ど即ちアイドル制御弁９の開度の増大に応じて、吸入空
気流ｆｆｉ　Ｑ　Ｉｓ。が増大設定されるようになって
いる。

ステップ４では、ステップ２及びステップ３で検索した
吸入空気流量Ｑと吸入空気流Ｍ　Ｑ　Ｉｓ　ｃとを加算
して、基本燃料噴射ｆｆ１Ｔｐを演算するための吸入空
気流ＩＱとして設定する。従って、このステップ４で設
定された吸入空気流ＩＱは、スロットル弁３をバイパス
して供給される空気量をも含んだ実際の吸入空気流量に
近似した値となっている。

次のステップ５では、ステップ４で設定した吸入空気流
ｉＱ及びステップ１で入力した機関回転速度Ｎとによっ
て基本燃料噴射量Ｔｐ　（＝ＫＸＱ／Ｎ　；　Ｋは定数
）を演算する。この基本燃料噴射ｆｆ１Ｔｐの演算に用
いられる吸入空気流量Ｑは、前記のように、実際の吸入
空気流量に近似したものであるため、ここで演算設定さ
れる基本燃料噴射ｍＴｐは機関の要求量に見合ったもの
となる。

ステップ６では、機関冷却水温度等の機関運転状態に応
じた各種補正係数Ｃ０ＦＦと空燃比フィードバック補正
係数βとバッテリ電圧による補正分子ｓとを演算した後
、ステップ５の演算結果の基本燃料噴射ｆｆ１Ｔｐをこ
れらによって補正して最終的な燃料噴射ｌ’ｒ　ｉ　　
（＝’ｒｐ　Ｘ　ＣＯＦ、　Ｆ　Ｘβ＋Ｔｓ）を演算す
る。

燃′ｖ：１噴射ｆｆ１Ｔｉが設定されると、この燃料噴
射ＴｌＴｉに相当するパルス巾の噴射パルス信号を燃料
噴射弁７に出力し、機関１に所定星の燃料を噴射供給さ
せる。

このように本実施例によると、アイドル制御弁９の駆動
パルス信号のデユーティ比に対応させた吸入空気流量Ｑ
　Ｉｓ　ｃを、スロットル弁開度α及び機関回転速度Ｎ
に基づいて検索された吸入空気流ｉＱに加算するように
したことによって、基本燃料噴射ｆｆ１Ｔｐがスロット
ル弁３をバイパスして供給される空気量をも含んだ実際
の吸入空気流ＩＱに見合った値となるため、空燃比を所
望の値に制御することができる。

尚、本実施例においては、アイドル制御弁９の駆動パル
ス信号のデユーティ比に対応させて、スロットル弁３を
バイパスして供給される吸入空気流量Ｑ　＋　ｓ　ｃを
予め記憶させるようにしたが、デユーティ比によってア
イドル制御弁９の開度が制御されるため、デユーティ比
によって知ることができるアイドル制御弁９の開度即ち
補助空気通路８の開口面積と、スロットル弁３の開度α
によって知ることができる吸気通路２の開口面積とから
、スロットル弁３をバイパスして供給される空気量をも
含んだ吸入空気流ＩＱを設定するようにしても良い。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、スロットル弁開
度と機関回転速度との検出値に基づいて検索される吸入
空気流量を、アイドル制御弁の駆動パルス信号のデユー
ティ比に応じて補正するようにしたことにより、スロッ
トル弁をバイパスして供給される空気量をも含む実際値
に近似した吸入空気流量に対応した燃料噴射量を設定す
ることができ、空燃比を所望値に制御することができる
ようになるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成ブロック図、第２図は本発明の一
実施例及び従来例のシステム概略図、第３図は同上実施
例における燃料噴射用設定制御を示すフローチャートで
ある。 １・・・機関　　２・・・吸気通路　　３・・・スロッ
トル弁　　４・・・スロットル弁開度センサ　　５・・
・回転速度センサ　　６・・・コントロールユニット７
・・・燃料噴射弁　　８・・・補助空気通路　　９・・
・アイドル制御弁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機関の吸気通路に介装されたスロットル弁をバイパスす
   る補助空気通路に、パルス信号によって駆動されそのデ
   ューティ比に応じて開度が調整されるアイドル制御弁を
   備える内燃機関において、前記スロットル弁の開度を検
   出するスロットル弁開度検出手段と、機関の回転速度を
   検出する機関回転速度検出手段と、スロットル弁開度と
   機関回転速度とをパラメータとする運転領域毎に対応す
   る吸入空気流量を記憶した吸入空気流量記憶手段と、ス
   ロットル弁開度と機関回転速度との検出値に基づいて前
   記吸入空気流量記憶手段から吸入空気流量を検索する吸
   入空気流量検索手段と、検索された吸入空気流量を前記
   アイドル制御弁の駆動パルス信号のデューティ比に応じ
   て補正する吸入空気流量補正手段と、補正された吸入空
   気流量に基づいて燃料噴射量を設定する燃料噴射量設定
   手段と、設定された燃料噴射量に応じて燃料噴射弁を駆
   動制御する駆動制御手段と、を備えてなる内燃機関の電
   子制御燃料噴射装置。