JPS6388108A

JPS6388108A - 自由流動性のある顆粒状固形塩素剤組成物

Info

Publication number: JPS6388108A
Application number: JP23308586A
Authority: JP
Inventors: Takashi Kamiyama; 神山　隆史; Masanori Ota; 正典太田; Masabumi Aoki; 青木　正文
Original assignee: Nissan Chemical Corp
Current assignee: Nissan Chemical Corp
Priority date: 1986-09-30
Filing date: 1986-09-30
Publication date: 1988-04-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自由流動性のある顆粒状の固形塩素剤組成物
に関する。更に詳しくは殺菌消毒したい水に顆粒状の固
形塩素剤を供給する際に、湿気等で固結しにくい自由流
動性のある顆粒状の固形塩素剤組成物に関する。

（従来の技術）従来から汚水、し尿処理施設よりの放流水の殺菌消毒ま
たは機械装置の冷却水等の殺藻乃至スライムコントロー
ル処理等の水処理は、上記設備に薬筒を設け、これに高
度晒粉、塩素化イソシアヌル酸等よりなる塩素系の固形
錠剤を充填して、処理すべき水へ連続して接触溶５ｊギ
することにより行われている。（特公昭４３−２８５８
７号公報参照）〔発明が解決すべき問題点〕従来の錠剤を充填する薬筒によった場合、薬剤の溶出量
は処理すべき水の流雇或いは水温の変化′に左右され、
一定の濃度にコントロールすることが難しい欠点がある
。また、薬筒下端部の処理水と接触する部分から、毛細
管現象により水が吸い上或いは吸湿により、固形錠剤の
崩壊しての溶結することで自然落下による連続供給が阻
害されたり、活性塩素の損失等の好ましくない現象が起
こる等、必ずしも満足しうる状態ではない。

ｃ問題点を解決するための手段〕本発明者等は上述の問題点を解決するために鋭意検討の
結果、湿気に対して固結せず、自由流動性のある顆粒を
見出し、この顆粒を顆粒供給器に使用することで従来の
問題点を解決できることを見出した。

即ち、本発明は顆粒状の固形塩素剤１００重量部に対し
て流動化剤として、炭素数１２〜２０の脂肪酸及びその
金属塩、′アロフェン、タルク、カオリン等の粘土鉱物
、カルシウム及びマグネシウムの硫酸塩、燐酸塩、炭酸
塩、シリカ、酸化マグネシウム、パラフィンワックス、
ポリビニルアルコールよりの群より選択された少なくと
も一種類を０．５〜５重量部配合してなる自由流動性の
ある顆粒状固形塩素剤組成物に関する。

本発明で使用する固形塩素剤としては、高度晒粉、亜塩
素酸ナトリウム、トリクロロイソシアヌル酸、ジクロロ
イソシア、ヌル酸及びそのナトリウム、カリウム塩の無
水あるいは含水塩である。

本発明で使用する流動化剤は、炭素数１２〜２０の脂肪
酸及びその金属塩、アロフェン、タルク、カオリン等の
粘土鉱物、カルシウム及びマグネシウムの硫酸塩、燐酸
塩、炭酸塩、シリカ、酸化マグネシウム、パラフィンワ
ックス、ポリビニルアルコールよりの群より選択された
少なくとも一種類を配合するのであるが、この中でも特
に炭素数１２〜２０の直鎖構造を持つ飽和脂肪酸で及び
その金属塩、タルク、カオリン、シリカ、酸化マグネシ
ウムが好ましい。炭素数１２〜２０の直ｉｊＩ構造を持
つ飽和脂肪酸の中ではステアリン酸、パルミチン酸、ミ
リスチン酸等が特に好ましい。脂肪酸の金属塩の金属と
しては、ナトリウム、マグネシウムカルシウム、アルミ
ニウム等の金属が好ましい。

上記の固形塩素剤と上記の流動化剤との配合方法は粒子
径１５０〜１５００μの固形塩素剤に、粉末状の流動化
剤を配合して混合する通常の方法で良い。例えば■ミキ
サー等の混合機にいれて混合処理することで行える。

流動化剤の配合量は固形塩素剤１００重量部に対して０
．０５〜５重量部、好ましくは０．１〜２重量部である
。

顆粒供給器としては種々のものが使用できるが浄化槽用
等には例えば、特願昭６０−７７９７７号として出願さ
れている顆粒供給器が好ましい。

この顆粒供給器は第１図〜第３図に示したように、薬剤
を充填する薬筒１、頭部に補給口２を設けである。３は
補給口２のキャップである。この薬筒１の下に計量供給
部が設置されている。この計量供給部の機構は以下のよ
うに成っている。

４は、内部に２枚の落下制御板５，６を備えた制御筒で
、制御板５．６は逆方向に傾斜させ、両者間は適当な隙
間がある。制御筒４は筒体１の下部に嵌合する。７は、
中央に漏斗状のシュート８を備えた軸支環で、制御筒４
の下部に嵌合する。軸支環７には、回転板９．１０を軸
７ａで軸支するためのブラッケトを一対垂設しである。

一方回転板９には、同心であって半径の異なる２つの弧
状板の計量器を、端部がオーバーラツプするように定着
しである。回転板１０にはフロート係止突起１３が設け
である。１４はシュート筒で、内部に傾斜させたシュー
ト１５を備え、シュート１５の下端には外部に向けて供
給口１６が開けである。

シュート筒１４の外側にはダボ１７が設けである。

１８はシュート筒１４に被装する供給用調整筒で、ダボ
１７が嵌合する傾斜した横孔１９と、供給口１６よりも
大の供給口２０を透設しである。２１はフロート、２２
はフロートバーで、フロートバー２２の上端を回転板１
０のフロート係止突起１３に掛ける。フロート２１は水
に浮き、水量に応じて上下するものであるが、その代わ
りに水量によって振子運動する水受板２３を用いること
もできる。即ら、水受板２３をアーム２４で両側から軸
支し、アーム２４の上向捧を振子バー２５の上端を回転
板１０に固定することによって、フロートの時と同じよ
うに機能させることが出来る。

上述の顆粒供給器を用いて本発明の顆粒状組成物が供給
される仕組みを以下に説明する。

本発明の顆粒状組成物は、薬筒１から、制御筒４内に入
り２つの制でコ■板５．６によって落下を制御されつつ
、軸支環７の漏斗状のシュート８内に落下し、そこから
弧状板の計量器１１．１２に落ちる。その際、一部は小
径の弧状板の計量器１１の下端部に山積して留まり、ま
た、一部は弧状板の計量器１１を経て、あるいは、直接
シュート８から大径の弧状板の計量器１２上に落ちる。

その際、２つの弧状板の計量器１１．１２がオーバーラ
ツプしている部分がシュート８の下にあるので、本発明
の顆粒状組成物は大径の弧状板の計量器１２よりこぼれ
落ちない。ところが、処理水の流量が増してフロートが
上昇すると、！１ｉＩ７ａを支点として回転板９．１０
が、第２図において時計回りに回転する。それにつれて
上記オーバーランプ部も上方に回動し、弧状板の計量器
１２の下端部に裁っていた本発明の顆粒状組成物が落下
する。その際、シュート８内の顆粒状組成物は弧状板の
計量器１１によって富士められるので、定量しか吐出さ
れない。処理水の流量が減ってフロート２１が下降する
と、回転板９．１０が元に戻ろうとし、それにつれて弧
状板の計量器１１上の顆粒状組成物が弧状板の計量器１
２上にこぼれ落ち、再びフロート２１が上昇するまで、
そのまま待機する機構になっている。図に示していない
が、特願昭６０−７７９７７号に示されている他の顆粒
供給器も本発明に使用できる。その他、水位の変化に対
応して、電気信号等で自動的に顆粒を供給する装置等に
も、本発明の顆粒状組成物は当然使用できる。

以下に本発明を実施例で更に詳しく説明するが、本発明
の技術的範囲はこれに限定されるものではない。実施例
を示す前に顆粒状の固形塩素剤組成物の固結性の評価方
法を以下に述べる。

図１に示す顆粒供給の１の薬筒に評価用の固形塩素剤を
１００ｇ充填した後、フロート２１を数回イ１動させて
、固形塩素剤を落下制御板、計量器まで充填させた後、
これを３５℃相対湿度９０％の条件下１週間保存した後
、特に計量器部分での固形塩素剤の固結状態を観察し、
また軽くフロートを動かし顆粒の落下状況を観察した。

実施例１〜１５及び比較例１〜９表−１に示す顆粒状固形塩素剤組成物を使用して上記の
方法で評価をした。その結果も併せて表−１に記載した
。

尚、顆粒の固結状態の評価記号は以下の意味である。

○；固結無く落下性良口；固結無いがやや落下性不良 △；やや固結あり落下性不良 ×；固結あり落下性不良（以下余白）

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明で使用したフロートで作動する顆粒供給
器の正面縦断図、第２図はその側面縦断図、第３図はそ
の分解斜視図である。１　薬筒　　　２　補給口　　３補給ロキヤソプ４　制
御筒　　５．６　制御板　　　７　軸支環７ａ　軸　８
　漏斗状のシュー）９．１０　　回転板　１１．１２　
　計量器　１３　フロート係止。突起　１４　シュート筒　　１５　シュート１６　供給
口　１７　ダボ　１８　供給量調節筒１９　横孔　　２
０　供給口　　２１　フロート２２　フロートパー　　
　　　　２３　水受板２４　アーム　　　　　　　　　
２５　振子バー（以下余白）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）顆粒状の固形塩素剤１００重量部に対し、流動化
剤として、炭素数１２〜２０の脂肪酸及びその金属塩、
粘土鉱物、カルシウム及びマグネシウムの硫酸塩、燐酸
塩、炭酸塩、シリカ、酸化マグネシウム、パラフィンワ
ックス、ポリビニルアルコールよりの群より選択された
少なくとも一種類を０．５〜５重量部配合してなること
を特徴とする自由流動性のある顆粒状固形塩素剤組成物
。
（２）固形塩素剤が高度晒粉、亜塩素酸ナトリウム、ト
リクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル酸及び
そのナトリウム、カリウム塩の無水あるいは含水塩であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の自
由流動性のある顆粒状固形塩素剤組成物。
（３）炭素数１２〜２０の脂肪酸が直鎖構造を持つ飽和
脂肪酸であることを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項記載の自由流動性のある顆粒状固形塩素剤組成物。
（４）脂肪酸の金属塩の金属がナトリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、アルミニウムであることを特徴とする
特許請求の範囲第（１）項記載の自由流動性のある顆粒
状固形塩素剤組成物。
（５）粘土鉱物が、タルク、カオリン、アロフエンであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の自
由流動性のある顆粒状固形塩素剤組成物。