JPS638744Y2 - - Google Patents

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JPS638744Y2
JPS638744Y2 JP9505083U JP9505083U JPS638744Y2 JP S638744 Y2 JPS638744 Y2 JP S638744Y2 JP 9505083 U JP9505083 U JP 9505083U JP 9505083 U JP9505083 U JP 9505083U JP S638744 Y2 JPS638744 Y2 JP S638744Y2
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JP
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water
cooling
hot
hot coil
coil
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JP9505083U
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JPS601507U (ja
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Publication of JPS601507U publication Critical patent/JPS601507U/ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱間圧延後巻き取つたホツトコイルの
冷却装置に関し、ホツトコイルを載置する冷却床
と該ホツトコイル周辺より撒水して冷却する冷却
装置とを備えた冷却室と、ホツトコイルと熱交換
された温水をホツトコイルの下部で一個所に集水
するための集水床と、上記の集められた温水を貯
留するための貯水槽と、該貯水槽から熱交換器に
送水し、熱交換を出た水を再度冷却室へ送るため
の循環ポンプと、熱交換器から冷却室への送水過
程で新しい冷却水を補給する手段とを備えたこと
を特徴とするもので、従来の水槽内浸漬冷却方法
に比して遥かに冷却効果を向上させ、得られた温
水の熱を熱交換器を介して回収利用すると共に該
温水を再度冷却水として循環使用することによつ
てホツトコイルの顕熱を高温水で効果的に回収利
用すると共に、コイル冷却速度を高めてコイル冷
却場のスペースを大幅に縮少することを目的とす
るものである。
従来熱間圧延後巻き取つたホツトコイルの冷却
は大気又は強制空冷によるか或は水槽内浸漬によ
つて行われており、前者は熱回収は考慮されてお
らず後者の場合の温水回収は極めて効率の低い熱
回収利用しか出来ないものである。
本考案はホツトコイルの顕熱を効果的に回収利
用することを可能にした冷却装置に関し、以下図
面に従つて本考案の冷却装置の構造並びに作用に
ついて詳細に説明する。
第1図は本考案のホツトコイル冷却装置の一実
施例を示す系統図、第2図は同上の演算機による
自動制御の一実施例を示す系統図、第3図はホツ
トコイルの浸漬冷却法と本考案のスプレー冷却法
との冷却状態を示す温度・時間図表である。
1は冷却室で図示のものはバツチタイプの場合
を示している。2はホツトコイル13を載置する
冷却床で、例えば多孔板より成り冷却水を下方に
通過し得るよう設けられている。3は冷却装置で
ホツトコイル13の周辺より冷却水をスプレー状
に撒水するよう設けられている。4は集水床で、
該集水床4に設けられた傾斜溝によつて温水は貯
水槽5に貯留されるよう設けられている。6は熱
交換器、7はポンプで、該ポンプ7によつて冷却
水を冷却室1、貯水槽5及び熱交換器6間を順次
循環するよう設けられている。8は熱交換器6か
ら冷却室1への送水過程で新しい冷却水を補給す
る手段(給水装置)を示している。9は冷却室1
に続く貯水槽5に貯留された温水を直接酸洗い用
等に使用しようとする場合に熱交換器6の前方よ
り温水を取出すための分岐管を示している。
14は熱交換器6を介して得られた温水の熱を
回収利用する設備の一実施例としての冷房装置
で、熱交換器6を介して温水によつて熱せられた
流体を凝縮器aで凝縮させ、ついでこれを蒸発さ
せて冷却し、熱交換器bを介して冷房用循環冷却
水を冷却するよう設けられている。
15は前記の温水直接利用の一実施例としての
暖房装置に対応する配管装置を示している。
本考案の図示の実施例の場合、熱間圧延後巻き
取つた略々500℃のホツトコイル13を5個冷却
室1の冷却床4上に載置し、冷却装置3によつて
冷却水をスプレー状に周囲より撒水してホツトコ
イル13を略々250℃迄冷却する。この時熱交換
器6を通過して来た循環冷却水の供給温度は略々
60℃で、ホツトコイル13から熱を吸収して略々
80℃迄温度上昇する。図示の場合ホツトコイル1
3の重量を約20Tとし、バツチタイプ冷却室1の
冷却サイクルを1時間とすれば循環冷却水量は (500−250)℃×0.145kcal/Kg℃×100T/H/(8
0−60)℃×1000kcal/m3℃=180m3/H となり、又其の時のホツトコイル13からの回収熱量は 180m3/H×(80−60)℃×1000kcal/m3℃=3600
×103kcal/H となる。
第2図の12は演算機、10は流量計、11は
温度計を夫々示しており、装入ホツトコイル13
の重量、初期温度及び冷却水の水量・温度等の情
報からホツトコイル13を略々所定の250℃迄冷
却する必要冷却時間を演算機12によつて計算す
ることによつて本考案のホツトコイル冷却装置を
自動的に適切に作動し得ることを示している。
次に第3図の温度・時間図表は本考案のスプレ
ー方式によるホツトコイル冷却装置が従来の浸漬
方式のものに比し冷却時間が格段に短縮され、冷
却効果の優れていることを示している。
図中A(実線)はスプレー方式、B(破線)は浸
漬方式の場合の冷却状態を示しており、従つてH
は250℃迄冷却する際の両者の時間差を示してい
る。
又両者の冷却効果の差は下記の熱伝達係数の差
に徴しても明らかであり、第3図に示すように約
30%の冷却時間短縮効果をあげている。
α:熱伝達率kcal/m2H℃ W:水量密度120/m2分 θs:コイル表面温度200℃ θw:冷却水温度70℃ 注 日本鉄鋼協会編「鋼材の強制冷却」参照 200℃<θs500℃の場合 スプレー方式 logα=2.694+0.595logW−0.00179θs α=26×103kcal/m2H℃ 浸漬方式 logα=−4.93+8.8logθs −2.0(logθs)2−0.67logθw α=3.1×103kcal/m2H℃ 尚以上の他に冷却室1を二重構造或は断熱材で
保温し、冷却室1を複数室に構成し又冷却室1の
冷却床2を搬送用コンベア式として、コイルの装
入・抽出扉を設ける等により本考案のホツトコイ
ル冷却装置の性能向上および連続化を図ることが
出来る。
以上に説明した構造並びに作用を有する本考案
のホツトコイル冷却装置は、当初に記載したよう
に水槽内浸漬冷却方法に比して遥かに冷却効果を
向上させ、得られた温水の熱を熱交換器を介して
回収利用すると共に該温水を再度冷却水として循
環使用することによつてホツトコイルの顕熱を高
温水で効果的に回収利用すると共に、コイル冷却
速度を高めてコイル冷却場のスペースを大幅に縮
少する所期の目的を完全に達成するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のホツトコイル冷却装置の一実
施例を示す系統図、第2図は同上の演算機による
自動制御の一実施例を示す系統図、第3図はホツ
トコイルの浸漬冷却法と本考案のスプレー冷却法
との冷却状態を示す温度・時間図表である。 以下図面中の符号の説明、1:冷却室、2:冷
却床、3:冷却装置、4:集水床、5:貯水槽、
6:熱交換器、7:ポンプ、8:新しい冷却水の
補給手段(給水装置)、9:分岐管、10:流量
計、11:温度計、12:演算機、13:ホツト
コイル、14:冷房装置、15:暖房装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱間圧延後巻き取つたホツトコイルを載置する
    冷却床と該ホツトコイル周辺より撒水して冷却す
    る冷却装置とを備えた冷却室と、ホツトコイルと
    熱交換された温水をホツトコイルの下部で一個所
    に集水するための集水床と、上記の集められた温
    水を貯留するための貯水槽と、該貯水槽から熱交
    換器に送水し、熱交換器を出た水を再度冷却室へ
    送るための循環ポンプと、熱交換器から冷却室へ
    の送水過程で新しい冷却水を補給する手段とを備
    えたことを特徴とするホツトコイル冷却装置。
JP9505083U 1983-06-20 1983-06-20 ホツトコイル冷却装置 Granted JPS601507U (ja)

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JP9505083U JPS601507U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 ホツトコイル冷却装置

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JP9505083U JPS601507U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 ホツトコイル冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS601507U JPS601507U (ja) 1985-01-08
JPS638744Y2 true JPS638744Y2 (ja) 1988-03-16

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JP9505083U Granted JPS601507U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 ホツトコイル冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2685170B2 (ja) * 1985-11-04 1997-12-03 株式会社デンソー 加熱装置
KR20010109675A (ko) * 2000-06-01 2001-12-12 이구택 코일의 상소둔 냉각방법 및 장치
JP6118635B2 (ja) * 2013-05-17 2017-04-19 富士電子工業株式会社 高周波焼入装置

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JPS601507U (ja) 1985-01-08

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