JPH0646975Y2 - 焼結炉の循環用媒体利用装置 - Google Patents

焼結炉の循環用媒体利用装置

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JPH0646975Y2
JPH0646975Y2 JP5476989U JP5476989U JPH0646975Y2 JP H0646975 Y2 JPH0646975 Y2 JP H0646975Y2 JP 5476989 U JP5476989 U JP 5476989U JP 5476989 U JP5476989 U JP 5476989U JP H0646975 Y2 JPH0646975 Y2 JP H0646975Y2
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JP
Japan
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furnace
furnace body
medium
cooling
adsorption
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JP5476989U
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JPH02146131U (ja
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彰宏 中村
恵明 亀井
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、焼結炉の脱ろう,焼結及び冷却の各工程にあ
わせて、炉本体を加熱,冷却するための焼結炉の循環用
媒体利用装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の焼結炉にあっては、第2図に示すよう
に、脱ろう工程においては、加熱装置1によって加熱さ
れた約80℃の温水を炉本体2に供給し、かつ焼結工程で
は冷却装置3によって通常の冷却水(18℃〜35℃)に切
換え供給し、また冷却工程では冷水装置4によって冷水
(7℃〜12℃)を炉本体2に供給している。そして、そ
れぞれの工程では、各三方弁5及び開閉弁6を操作し
て、温水,冷却水,及び冷水の供給を切換えている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、脱ろう工程及び冷却工程で使用される熱媒体
(通常は水)は、それぞれ約80℃まで加熱源により加熱
され、炉本体を通過した熱媒体は温度上昇があるために
所定の温度まで冷却されるかまたは新水の循環によって
温度が下げられる。新水でうすめられた場合には水量の
増加となるため、一部は系外に排出される。
このように、上記従来の装置にあっては、温水,冷却
水,及び冷水を使用するために、それぞれ個別の装置1,
3,4を設けており、熱損失が大きいという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、設備全体としての熱効率を高め、エネ
ルギー消費を低減することができる焼結炉の循環用媒体
利用装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、一対の炉本体に
それぞれ循環用媒体を供給する循環用媒体供給系を設
け、これらの循環用媒体供給系に吸着式冷凍機を設け、
かつ一方の炉本体を加熱した循環用媒体を上記吸着式冷
凍機に送ると共に、この吸着式冷凍機にて冷却された循
環用媒体を他方の炉本体に供給する配管切換装置を設け
たものである。
〔作用〕
本考案の焼結炉の循環用媒体利用装置にあっては、循環
用媒体供給系に設けた吸着式冷凍機に、一方の炉本体を
加熱した循環用媒体を供給することによって、該吸着式
冷凍機で冷却された循環用媒体を他方の炉本体に供給す
ることにより、一方の炉本体を加熱し、かつ他方の炉本
体を冷却する。
〔実施例〕
以下、第1図に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図において符号10,11はそれぞれ焼結炉の炉本体で
あり、これらの炉本体10,11には、それぞれ配管を介し
て三方弁12,13,14,15が連結されている。そして、これ
らの三方弁12,13には、開閉弁16を備えた配管及び開閉
弁17を備えた配管を介して、冷水槽18及び吸着式冷凍機
19の冷却水出口が凍結されている。また、上記各三方弁
12,13には、開閉弁20,21を備えた配管を介して、加熱装
置22及び温水槽23が連結されている。そして、加熱装置
22と吸着式冷凍機19の冷却水出口及び開閉弁17との間に
は開閉弁24を備えた配管が設置されている。
さらに、上記各三方弁14,15には、開閉弁25,26を備えた
配管を介して、吸着式冷凍機19の冷却水入口及び冷水槽
18が連結されている。そして、上記各三方弁14,15には
配管を介して温水槽23が連結されている。さらにまた、
上記冷水槽18及び温水槽23と吸着式冷凍機19とは一対ず
つの配管によって互いに連結されている。また、吸着式
冷凍機19には系内の水の漏洩を補充するために適宜補給
水が供給されている。
上記のように構成された循環用媒体利用装置を備えた焼
結炉にあっては。初期状態において、吸着式冷凍機(吸
収式冷温機)19を通った冷却水は、開閉弁24を介して加
熱装置22に送られ、この加熱装置で加熱された後、開閉
弁20及び三方弁12もしくは三方弁13を介して炉本体10も
しくは炉本体11を加温する。次いで、炉本体10もしくは
炉本体11から排出された温水は、三方弁14もしくは三方
弁15を介して温水槽23に貯蔵されて吸着式冷凍機19への
熱媒として使用される。
この状態において、例えば、炉本体10が脱ろう工程,炉
本体11が焼結工程,または冷却工程であるとすると、第
1図に示すように、温水槽23から供給された温水は、開
閉弁21,三方弁12を介して炉本体10に送られて、炉本体1
0を加温した後、三方弁14を介して温水槽23内に戻され
る。この場合、炉本体10内に送られた温水は、炉本体10
内における発生熱によって温度上昇する。この温度上昇
した温水を温水槽23を介して吸着式冷凍機19に送り、こ
の吸着式冷凍機19において温水の熱放出に従って冷水ま
たは冷却水を取り出す。そして、この吸着式冷凍機19に
よって得られた冷水は冷水槽18に送られ、適宜、開閉弁
16,三方弁13を介して炉本体11の冷却工程で使用され
る。また、吸着式冷凍機19によって得られた冷却水は、
開閉弁17,三方弁13を介して炉本体11の焼結工程におい
て炉本体11に送られて冷却のために使用される。
一方、炉本体11が脱ろう工程で温水が循環している間に
は、炉本体10は焼結工程または冷却工程であり、冷却水
または冷水が供給されている。
このようにして、約80℃の温水を炉本体10,11に供給す
ることにより、炉本体10,11の出口での温水の温度は上
昇し、この昇温した温水を吸着式冷凍機の熱媒として利
用する。これにより、温水は所定温度まで下降し、再び
炉本体10,11の温水として使用できると共に、所望の冷
水または冷却水が得られる。この冷水は炉本体10,11の
冷却のほか冷房用としても利用することができる。ま
た、他の炉の系統のシステムと結合拡大することで、終
日連続運転ができるので、システム成績の効率を上げ、
省エネルギー効果の向上を図れる。
なお、本実施例においては、循環用媒体として水を使用
して説明したが、これに限らず、他の媒体でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、一対の炉本体にそれぞ
れ循環用媒体を供給する循環用媒体供給系を設け、これ
らの循環用媒体供給系に吸着式冷凍機を設け、かつ一方
の炉本体を加熱した循環用媒体を上記吸着式冷凍機に送
ると共に、この吸着式冷凍機にて冷却された循環用媒体
を他方の炉本体に供給する配管切換装置を設けたもので
あるから、上記循環用媒体供給系に設けた吸着式冷凍機
に、一方の炉本体を加熱した循環用媒体を供給すること
によって、該吸着式冷凍機で冷却された循環用媒体を他
方の炉本体に供給することにより、一方の炉本体を加熱
し、かつ他方の炉本体を冷却することができ、設備全体
としての熱効率を高め、エネルギー消費を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、第2図は
従来の焼結炉の循環用媒体の配管図である。 10,11…炉本体、12,13,14,15…三方弁、16,17…開閉
弁、19…吸着式冷凍機、20,21…開閉弁、24,25,26…開
閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一対の炉本体を備え、各炉本体
    にて、脱ろう,焼結及び冷却工程を順次行う焼結炉の循
    環用媒体利用装置において、上記各炉本体にそれぞれ循
    環用媒体を供給する循環用媒体供給系を設け、これらの
    循環用媒体供給系に吸着式冷凍機を設け、かつ一方の炉
    本体を加熱した循環用媒体を上記吸着式冷凍機に送ると
    共に、この吸着式冷凍機にて冷却された循環用媒体を他
    方の炉本体に供給する配管切換装置を設けたことを特徴
    とする焼結炉の循環用媒体利用装置。
JP5476989U 1989-05-12 1989-05-12 焼結炉の循環用媒体利用装置 Expired - Lifetime JPH0646975Y2 (ja)

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JPH02146131U JPH02146131U (ja) 1990-12-12
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