JPS638724A - 電子スチルカメラ用の中間鏡筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、磁気ディスク等の記録媒体に静止像情報を写
し込むようにした電子スチルカメラの中間鏡筒であって
、銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒に適用するものに関
する。

「従来の技術」 従来、いわゆる銀塩スチルカメラは、各種のものが市場
に流通して普及し、同様に多種多様の交換用のレンズ鏡
筒が流通して普及している。また近来、磁気ディスク等
の記録媒体に静止像情報を写し込むようにした電子スチ
ルカメラが提案され市場に出回るようになってきている
。

銀塩スチルカメラは交換用のレンズ鏡筒とカメラ本体と
の間で、絞り値等の情報交換をする為に機械的機構を用
いているものが一般的であった。

例えば、開放絞り値を示す位若に固定突起を設け、絞り
値を設定する絞り環の回動に応じて移動する突起等を設
け、これら突起によりカメラ本体側に設けた回転検出子
を回転させ、回転角度により装着された交換用のレンズ
鏡筒の開放絞り値や設定絞り値をカメラ本体に伝達して
いた。

一方、電子スチルカメラは、構造上撮像面積が小さいの
で、レンズ鏡筒を小径にし、銀塩スチルカメラ用のレン
ズ鏡筒より小型軽量化することが可能であるが、従来普
及している銀塩スチルカメラの交換用のレンズ鏡筒をも
共用して利用することができれば、撮像面積の違いから
くる長焦点効果を利用することができたりして便利であ
る。

共用に際しては、銀塩スチルカメラと電子スチルカメラ
のメタルバックの差を考えなければならない。すなわち
、３５ｚｌｌ−［１％レフ銀塩スチルカメラでは２４ｍ
ｍ×３６ｍｍの撮像面に対応するミラーを跳ね上げるた
めメタルバックは４６．５ｍｍであり、一方電子スチル
カメラでは撮像面を例えば６　、６ｍｍＸ　８　、８ｍ
ｚと小さくできるので、メタルバックは３２ｍｍである
。したがって、この寸法の差を補正しなければならない
。

また、電子スチルカメラは、銀塩スチルカメラ以上に電
子化、自動化が行なわれてそれに伴なう交換情報量の増
加が予想される。例えば、自動焦点調節システムで、カ
メラ本体側に測距素子とモーター等駆動源を備えたもの
では、交換用のレンズ鏡筒の測距環を、測距素子の出力
に基づいた合焦信号で駆動源により回転駆動するので、
駆動力を伝達するための機構が必要になる。

さらに、カメラ本体側に高性能のＣＰＵを備え、交換用
のレンズ鏡筒の各種情報をカメラ本体側に伝達して高度
な処理を行なわせることを考えると、収差、解像度１周
辺光量、ＭＴＦ等の情報を伝達することが考えられてい
る。

「発明が解決しようとする問題点」 前記状況において、従来の銀塩スチルカメラのレンズ鏡
筒の情報伝達機構をそのまま電子スチルカメラのレンズ
鏡筒に応用してレンズ鏡筒を共用化しようとすると、レ
ンズ径、マウント径が大きくなるとともに、情報伝達機
構が複雑化、大型化し、小型軽量化の可能性の大きい電
子スチルカメラのレンズ鏡筒の特性を殺すことになり、
しかも価格的にも高価になるのを免れないという問題点
がある。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、電子スチルカメラのレンズ鏡筒は小型軽量化でき、
しかもメタルバックの差を補正してＮｌスチルカメラの
レンズ鏡筒を共用可能にする電子スチルカメラ用の中間
鏡筒を提供することを目的としている。

ｒ問題点を解決するための手段ｊ かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、 磁気ディスク等の記録媒体に静止像情報を写し込むよう
にした電子スチルカメラの中間鏡筒であって、銀塩スチ
ルカメラ用のレンズ鏡筒に適用するものにおいて。

銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒が接続されるための第
１のマウント部と、電子スチルカメラのカメラ本体へ接
続するだめの第２のマウント部と。

前記第１のマウント部から伝達する情報を電子スチルカ
メラと銀塩スチルカメラとに整合する電気信号に変換す
る変換部と、 伝達信号および変換部による変換出力を集中し、電子ス
チルカメラのカメラ本体へ伝達すべく前記第２のマウン
ト部に設けた接点部とを備えて成る電子スチルカメラ用
の中間鏡筒に存する。

「作用」 しかして、電子スチルカメラ用の中間鏡筒は銀塩スチル
カメラのレンズ鏡筒と電子スチルカメラのカメラ本体と
の間に介在し、第１のマウント部は銀塩スチルカメラの
レンズ鏡筒に嵌合し、第２のマウント部は電子スチルカ
メラのカメラ本体のマウントに嵌合し、中間鏡筒自体の
存在によりメタルバックの整合がなされる。

銀塩スチルカメラのレンズ鏡筒の機械的な動作をする情
報伝達機構の出力、あるいは電気的出力であっても整合
しないものは中間鏡筒で適切な電気信号に変換されて接
点部から電子スチルカメラのカメラ本体へ伝達されるも
のである。

「実施例」 以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説明する。

第１図は本発明の第１実施例に係る中間鏡筒１０の縦断
面図を示している。

中間鏡筒１０のハウジング２０は、ハウジング本体２１
を把持部２２ａが覆うように着脱環２２が固着され、そ
の両側に、銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒のマウント
部（図示省略）が接続される第１のマウント部２３と、
電子スチルカメラのカメラ本体のマウント部（図示省略
）に接続される第２のマウント部２４とが固設されて成
る。

ハウジング２０の厚さは銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡
筒のマウント部と電子スチルカメラのカメラ本体のマウ
ント部とのメタルバックの差を丁度補正する寸法に設定
されている。

第１のマウント部２３は、銀塩スチルカメラ用のレンズ
鏡筒のマウント部が内嵌する雌部状で、基部内局に係止
突起２３ａが突設され、第２のマウント部２４は電子ス
チルカメラのカメラ本体のマウント部に内嵌する雄部状
で、先端外周に係止突起２４ａが突設されている。

着脱環２２の把持部２２ａとハウジング本体２１との間
で回動するよう絞り込み環３０がハウジング本体２１に
外嵌して回動可能に支持されている。絞り込み環３０は
付勢ばね３１で基準位置側へ付勢され、絞り込み環３０
の一端からは絞り込み伝達レバー３２が第１のマウント
部２３に延びている。

絞り込み環３０にはブラシ固定部材３３ａを介して検出
ブラシ３３が装着され、ハウジング本体２１には検出ブ
ラシ３３と摺接する抵抗体３４が装着され、検出ブラシ
３３と抵抗体３４とは、銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡
筒から受けた情報を電子スチルカメラのカメラ本体に整
合する電気信号に変換する変換部をなしている。

第２のマウント部２４の電子スチルカメラのカメラ本体
のマウント部を臨む端面に、を子スチルカメラのカメラ
本体側に電気的に接続する接点部２５が設けられており
、検出ブラシ３３と抵抗体３４とより成る変換部の出力
はハーネス３５を介して接点部２５が有する複数の接点
の一部に接続されている。

ハウジング本体２１の内周には、開放絞り伝達レバー４
０が回動可能に装着されるとともに。

ポール押え環２１ａに押えられたポール２１ｂを介して
自動絞り伝達レバー５０が回動可能に装着されている。

開放絞り伝達レバー４０は付勢ばね４１で基準位置方向
に付勢され、第１のマウント部２３側に伝達端４２が延
び、第２のマウント部２４側には検出ブラシ４３が固定
され、検出ブラシ４３は第２のマウント部２４の内面に
固設された抵抗体４４に摺接していて、検出ブラシ４３
と抵抗体４４とは銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒のマ
ウント部から受けた情報を電子スチルカメラのカメラ本
体のマウント部に整合する電気信号に変換する変換部を
なしている。

検出ブラシ４３と抵抗体４４とより成る変換部の出力は
ハーネス４５を介して接点部２５が有する複数の接点の
一部に接続されている。

自動絞り伝達レバー５０は銀塩スチルカメラ側伝達端５
１と電子スチルカメラ側伝達端５２とを有している。

次に作用を説明する。

電子スチルカメラに銀塩スチルカメラの鏡筒を用いる場
合、中間鏡筒１０を電子スチルカメラのカメラ本体のマ
ウント部と銀塩スチルカメラの鏡筒との間に介装する。

介装によりメタルバックの差は自ずから補正される。

中間鏡筒１０の第１のマウント部２３に銀塩スチルカメ
ラ用のレンズ鏡筒のマウント部を内挿して相互にねじれ
ば、係止突起２３ａが銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒
のマウント部を係止して銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡
筒が第１のマウント部２３に嵌合する。

中間鏡筒１０の第２のマウント部２４を電子スチルカメ
ラのカメラ本体のマウント部に内挿してねじれば係止突
起２４ａが電子スチルカメラのカメラ本体のマウント部
に係止されて第２のマウント部２４が電子スチルカメラ
のカメラ本体に嵌合する。正逆の操作をすることにより
中間鏡筒１０を着脱することができる。

銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒を装着したとき、銀塩
スチルカメラの鏡筒の開放絞り値は銀塩スチルカメラ用
のレンズ鏡筒のマウント部の一部が伝達端４２を押し、
開放絞り伝達レバー４０の回動として伝達され、検出ブ
ラシ４３と抵抗体４４との相対位置が変位し、変換部か
ら整合された開放絞り値に変換された抵抗値が出力され
る。

銀塩スチルカメラの鏡筒の絞り操作環を操作してその絞
り値を変えると、絞り込み伝達レバー３２が押されて絞
り込み環３０が回動し、検出ブラシ３３と抵抗体３４と
の相対位置が変位し、変換部から整合された設定絞り値
に変換された抵抗値が出力される。

検出ブラシ３３．抵抗体３４より成る変換部と、検出ブ
ラシ４３．抵抗体４４より成る変換部の出力はそれぞれ
ハーネス３５．４５を介して第２のマウント部２４の接
点部２５に送られ、電子スチルカメラのカメラ本体に伝
達される。

自動絞り伝達レバー５０は電子スチルカメラ側伝達端５
２から電子スチルカメラのカメラ本体のマウント部の制
御出力を得て回動し、銀塩スチルカメラ側伝達端５１か
ら銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒にその出力を伝達す
る。

銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒のマウント部が撮像面
積２４ｍ層Ｘ３６ｍｍのものであり、電子スチルカメラ
のカメラ本体のマウント部がそれより撮像面績が小さい
６　、６ｍｍＸ　８　、　ＢＩＩＩＩｌであった場合、
撮像面積の違いからくる長焦点効果により約４倍の望遠
効果がある。

第２図は第２実施例を示している０本実施例は、第１実
施例と共通する構成があるので、同様の部位には同一符
号を付し重複した説明を省略する。

第２図に示す中間鏡筒１０ａは対象とする銀塩スチルカ
メラのレンズ鏡筒が自動焦点調節用のものである場合に
適合するものである。

銀塩スチルカメラの自動焦点調節用のレンズ鏡筒では、
自動焦点調節のためにレンズを移動させる必要があり、
この駆動のための伝達回転軸６０が中間鏡筒１０ａを貫
通して設けられるとともに、銀塩スチルカメラ用のレン
ズ鏡筒のマウント部との間の情報伝達部材７０が設けら
れている。

伝達回転軸６０は銀塩スチルカメラの鏡筒側の伝達端６
１には係合突起６１ａを有し、電子スチルカメラのカメ
ラ本体のマウント部側の伝達端６２には係合溝６２ａを
有している。

情報伝達部材７０は銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒の
マウント部側に接続する接点７１を有し、銀塩スチルカ
メラ用のレンズ鏡筒のマウント部側からの情報を電子ス
チルカメラのカメラ本体のマウント部に整合させる変換
部７２に接続されている。変換部７２は例えばＣＰＵあ
るいはＲＯＭにより構成され、その出力はハーネス７３
を介して第２のマウント部２４の接点部２５に接続され
ている。

本実施例では、銀塩スチルカメラの鏡筒が有する自動焦
点調ＷＪ機構を伝達回転輪６０の回転を介し制御して動
作させ、開放絞り値等の情報は変換部７２で電子スチル
カメラのカメラ本体のマウント部に整合するものに変換
され、ハーネス７３゜接点部２５から電子スチルカメラ
のカメラ本体側に伝達される。変換はｌ：１の場合もあ
る。

なお、上記実施例では、銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡
筒側から電子スチルカメラのカメラ本体側へ情報を変換
して伝達するものを主として示したが、逆に電子スチル
カメラのカメラ本体側から銀塩スチルカメラ用のレンズ
鏡筒側へ変換して伝達する場合もあることはいうまでも
ない。また、中間鏡筒の光路は素通しにせず、レンズや
フィルタを嵌め込めば光学的効果を上げることができる
。

「発明の効果」 本発明に係る電子スチルカメラ用の中間鏡筒によれば、
大型化、高価格化を招くことなく銀塩スチルカメラの鏡
筒を電子スチルカメラに共用することができ、さらに交
換する情報の増加に対しても対応することができ、従来
のシステムと新しいシステムとを合理的に組み合わせて
有効な撮影をすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る中間鏡筒の縦断面図
、第２図は同じく第２実施例に係る中間鏡筒の縦断面図
である。 １０、ｌＯａ・・・中間鏡筒　　２０・・・ハウジング
２１・・・ハウジング本体　２３・・・第１のマウント
部２４・・・第２のマウント部　　２５・・・接点部３
０・・・絞り込み環　　３２・・・絞り込み伝達レバー
３３・・・検温ブラシ　　　　　３４・・・抵抗体４０
・・・開放絞り伝達レバー　４２・・・伝達端４３・・
・検出ブラシ　　　　　４４・・・抵抗体５０・・・自
動絞り伝達レバー　６０・・・伝達回転軸７０・・・情
報伝達部材　　　　７１・・・接点１０ａ、中１＠′ｎ
箇 ｆｆ’ｊ　　２　　ｆ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気ディスク等の記録媒体に静止像情報を写し込むよう
   にした電子スチルカメラの中間鏡筒であって、銀塩スチ
   ルカメラ用のレンズ鏡筒に適用するものにおいて、 銀塩スチルカメラ用のレンズ鏡筒が接続されるための第
   １のマウント部と、電子スチルカメラのカメラ本体へ接
   続するための第２のマウント部と、 前記第１のマウント部から伝達する情報を電子スチルカ
   メラと銀塩スチルカメラとに整合する電気信号に変換す
   る変換部と、 伝達信号および変換部による変換出力を集中し、電子ス
   チルカメラのカメラ本体へ伝達すべく前記第２のマウン
   ト部に設けた接点部とを備えて成る電子スチルカメラ用
   の中間鏡筒。