JPS6385941A - 故障診断回路 - Google Patents

故障診断回路

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JPS6385941A
JPS6385941A JP61230107A JP23010786A JPS6385941A JP S6385941 A JPS6385941 A JP S6385941A JP 61230107 A JP61230107 A JP 61230107A JP 23010786 A JP23010786 A JP 23010786A JP S6385941 A JPS6385941 A JP S6385941A
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Yasuyuki Notsuyama
泰幸 野津山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はCMOSトランジスタ論理回路の故障診断回路
に関するもので、特にアドレスデコーダ等、アレイをな
す出力信号線の0.1縮退故障及びそれらのうち隣接す
る2信号線間の短絡故障の診断に使用される回路に関す
るものである。
(従来の技術) 従来アドレスデコーダ等のO11縮退故陣の検出・診断
に関しては、有効かつ簡単な回路が考案されていないた
め、該目的のために特別なハードを付加することはなく
、専ら適当な検査系列を入力し、その出力を正常時のも
のと比較して故障を検出するという方法がとられている
。これらの−例として、以下でメモリ(RAM)のデコ
ーダ故障診断法について説明する。
デコーダはアドレス入力により指定されるメモリセルを
活性化するためのもので、その動作は、アドレスメモリ
セルを1対1に対応させるグラフで抽象化できる(第4
図(a)、正常動作の場合参照。
なお、ここでは出力1ビツトの場合を扱っているが、出
力が複数ビットの場合にも容易に拡張できる)。デコー
ダ故障には、まず、アドレスセレクトに対しメモリセル
が対応しない無選択故障(第4図(b))がある。
次に多重選択故障があり、これには1つのアドレスセレ
クトにより複数のメモリセルがセレクトされる場合(多
重選択故障■と書き、第4図(C)参照)と、1つのメ
モリセルが複数のアドレスからセレクトされる場合(多
重選択故障■と書き、第4図(C)参照)とがある。無
選択故障の場合、該アドレスの指定にかかわらず固定値
が読出されると考えられる。多重選択故障■の場合、該
アドレスにより指定される全てのメモリセルに同一デー
タが書込まれる。読出しは、データが全て0″のときの
みti O″となるOR型か、全て1″のときのみ“1
″となるAND型が存在するが(第5図(ω(e))、
ここではどちらのタイプでも良いとする。多重選択故障
■の場合、データ内容はR後に書込まれたものとする。
以後の記載において、ハイアクティブ及びローアクティ
ブとは夫々高電位及び低電位で動作することを意味する
ものとする。
無選択故障は、デコーダのある出力線が活性化されない
縮退故障(ハイアクティブに対応する出力線を有するデ
コーダの場合なら、0縮退になっている状fi)、多重
選択故障は、デコーダのある出力線がつねに活性化され
ているような縮退故障(ハイアクティブに販路する出力
線を有する、デコーダの場合、1縮退状M)に対応して
いる。メモリの総セル数はNとし、アドレス1(=1、
・・・、N)によりセレクトされるとする。アドレスi
へのO11書込みをそれぞれWo  (i>、W+  
(i)、iの内容読出しをR(i)と表記する。
上述より理解できるように、アドレスiの無選択故障は
常に固定値が読出されることを用いて、Wo  (i)
R(i>W+  (i)R(i)なる検査系列で検出で
きる。これをi=1、・・・、Nについて行なえば全て
の無選択故障が検出される。この検査系列を 口Wo  (f)R(i>W+  (i)R(りi=1 ・・・(1) と表現する。(この検査系列は、故障アドレスを特定で
きるため、故障診断系列と言う。これに対し、故障の有
無のみを判別できる系列は故障検出系列と呼ばれる)。
多重選択故障■は、単独で存在する場合検出不可能であ
る(第5図(a)参照)。
しかし、無選択故障が存在しないという条件があれば、
該故障は必ず多重選択故障■を伴なう(第5図(b))
。即ち、多重選択故障■の検査系列により故障■も検査
されることになる。多重選択故障■は異なる2つのアド
レスi、jに賃なるデータを順に古込み、アドレスiか
ら読出すことによって検出できる。この検査系列は、 (I)Wo  (i)W+  (j)R(i)<II)
W+  (i>Wo  (j)R(i)の2種類で表現
される。多重選択故障■が多重選択故障■と同じメモリ
セルを共有していないとき(第5図(b)の場合)は、
(I)<II)のどちらの系列でも多重選択故障■を検
出できる。多重選択故障■が多重選択故障■とメモリセ
ルを共有する場合(実際の多重選択故障■は殆んどこう
した状態になっていると見られる)、読出しタイプがO
R型かAND型かで事情が変ってくる。前者の場合、多
重選択故障■の検出は検査系列(I)によってのみ可能
であり(第5図(C>)、後者の場合、検査系列(If
)によってのみ可能である。
いずれにしても検査系列(I)(II)を任意の異なる
アドレス’s jの組合わせについて行なえば多重選択
故障は検出・診断できることがわかる。
しかし、(I)(If)をそのままの形で全体の検査系
列に生成すると無駄が多くなる。本質的には、任意の(
I)(ff)に相当する系列が全体系列の中にうまく現
れるようにすれば良く、現状で次の検査系列(長さ5N
)が考えられている。
Wo (1)Wo (2) ・・・Wo(N)・R(1) W + <1) R(2
> W + (2)・・・R(N)W+(N) X R(1) W o  (1) R(2) W o 
 (2)・・・R(N)W+(N)・・・(2) 上の系列が全ての(I>(n)を含むことは容易にわか
る。さらに、この系列は前記系列(1)も含んでいるこ
とが理解される。即ち、長さ5Nの検査系列〈2〉によ
ってデコーダ出力線の縮退故障を診断することができる
。ただし、デコーダの故障には、ここで述べた以外に、
遷移不良数l1l(ある特定のアドレス間の遷移がうま
くいかない)があることに注意しておく必要がある。検
査系列(2)でこの故障を検出できる可能性はあまり高
くない。遷移不良を診断できる検査入力系列も存在して
いるが、一般にステップ数が大きく、人容聞化しつつあ
るメモリの検査に使用するのは困難な情勢となってきて
いる。
前項で述べた、メモリセルへのデータの書込み、読出し
を利用してデコーダ故障を検出・診断する従来方法の最
大の問題点は、該故障を間接的にしか検出できない点で
ある。このため、該故障の検出にNのオーダ(0(N)
 )の検査入力ステップが必要となる。このステップ数
(現在N〜108)は今後のメモリ大容量化に伴なって
増加し、−層大きな値になっていく。しかも、従来はメ
モリセルへのアクセスによる検査が中心で、デコーダ故
障のみを独立に扱わず、メモリセルの検査の中で検出し
ていこうとする傾向が強かった。この結果、デコーダ故
障のみを対象とする場合より該故障の検出効率はさらに
低下する。これは、特に、デコーダ故障が比較的多く存
在する可能性のある新製品等の開発初期段階において、
デコーダ故障が存在しているチップに対しても非常に時
間のかかるメモリセルの故障検査をやることとなり、時
間の浪費となる。さらに、今後のメモリ大容量化に伴う
検査の困難さにより、それらの量産時にはデコーダの遷
移不良故障等を十分に検査できないまま出荷してしまう
可能性も高くなるが、従来方法では出荷後にこうした故
障による誤動作をチェックすることは殆んどできず、ま
して、実際のシステムに組込んで動作させている際の誤
動作チェックはくメモリチップ自身では)全く不可能で
ある。
以上の様に、外部からの入力系列のみでデコーダ故障も
含めたメモリ故障を検出・診断していこうとする従来方
法は、メモリの大容量化に十分対応できるとは言えず、
何らかの故障診断回路、誤動作チェック回路を付加して
いくことが今後進むべき方向と考えられる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、アドレス
デコーダ等の出力線アレイの任意の隣接出力線の出力を
ゲート入力とする複数のMOSトランジスタ直列段を並
列接続するという極めて簡単かつデコーダ出力の駆動力
を損なわない回路部分の使用により、該出力線のO/1
縮退故障及び隣接出力線間の短絡故障を診断できる回路
を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため、本発明の故障診断回路は、
複数の信号出力線を有し、正常な信号出力時には1本の
信号出力線のみの状態が他の信号出力線と異なるような
作用を有する回路の異常を検知する回路であって、隣接
する信号出力線の各々に対し、それぞれゲート端子が接
続されると共に互いに直列に接続されている一対のMO
Sトランジスタと、このMOSトランジスタのゲート端
子以外の各端子における信号状態に基づいて異常を判断
する判断部とを有する。
(作用) こうした構成によれば、信号出力線の故障が複数のMO
Sトランジスタ対からの出力信号を用いて判断部により
表わされ、こうした出力信号の正常時と異常時とにおけ
る差異により出力線の故PJ診断を行なえる。
(実施例) 以下で本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
まずハイアクティブに対応する出力線を有するデコーダ
(プリチャージ型の故障診断回路)の場合につき第1図
、第1A図を参照して説明する。デコーダ出力線アレイ
1の任意のとなり合う2本に対し、該出力をゲート入力
とし2個のNMOSトランジスタを直列接続したNMO
Sトランジスタ直列段(符号2の破線内)が設けられて
いる。各直列段の一端はプリチャージクロック信号φp
(φpの電位が高いときφp=Hと表わしこのときをプ
リチャージ期間とする)で活性化される負荷(ここでは
PMOSトランジスタ3)にノード4を介して接続され
、もう一端はφpにより活性化されるドライバ(NMO
8トランジスタ6)にノード5を介して接続される。各
直列段において一方のNMOSトランジスタのソース電
極及びドレイン電極の一方と他方のNMOSトランジス
タのソース電極及びドレイン電極の一方とを接続する中
間ノード7はノード8、ノード9に交互に接続される。
ノード8.9はそれぞれφp=Hで活性化されるPMO
Sトランジスタ(負荷)10.11に接続される。また
ノード8.9は2入力NAND素子14のゲート入力端
子となっており、その出力はノード13に出てくる。な
お、すべてのデコーダ出力線はノード5をソースとする
NMOSトランジスタに対するゲート入力を持っている
必要があるため、出力線アレイの端の部分に1個のNM
O8トランジスタ12が追加される。該NMOSトラン
ジスタのドレインはノード8に接続されている。直列段
の中間ノードがノード8に接続されている場合はその隣
りの直列段の中間ノードをノード9に接続する。
上記回路によりデコーダ故障が検出・診断できる。即ち
、ノード4の出力Aによりデコーダ出力線の1縮退故障
及びCMOSトランジスタの場合の隣接線間の短絡故障
、ノード13の出力Bによりデコーダ出力線の0縮退故
障を診断できる。
今、0本のデコーダ出力線(論理値x1、・・・、xn
)があり、あるクロックサイクルの前半(プリチャージ
期間)において、xiのみが活性化された状!1(xi
=1.他はすべてO)になるとする。
デコーダ故障の検出はクロックサイクルの後半で行なわ
れる。論理1iax t−1、X i、 X i+1が
正常な場合、ノード4とノード5の間のすべての直列段
はoff状態で、ドライバ6がOnしてちノード4の電
位は変わることなく保持されA=1となる。また、ノー
ド8、直列段2、ノード5を通って放電され、ノード8
は“0′となりノード9は“1nのままとなるため、出
力B=1である。
このように、正常時は、ノード8.9のうち必ず一方が
Ol一方が1となっている。
ここでデコーダ出力線の1縮退故陣により、Xl−1ま
たはX;、1が1になっていたとすると、直列段を介し
てノード4とノード5の間に導電路が生じ、ドライバ6
のOnと共にノード4の電荷が失われ、A=Oとなる。
この際、ノード8及び9からノード5への両導電路が形
成され、2入力NAND素子14への入力はOloとな
るため、出力B=1で正常時と同じである。表1に、r
l=8のデコーダ出力線において1縮退故障(単一故障
)が存在する場合、Aの出力系列がどのようになるかを
示した。これを見るとわかる様に、単一故障の場合、A
の出力系列により、1縮退故障の診断ができる。多ai
m退故陣については、隣り合う出力線がともに1縮退に
なるとつねにノード4と5が導通状態になり、検出はで
きるが故r4箇所の特定はできない。また、デコーダ出
力線の両端付近の一部では故障診断出来ない場合がある
。例えば×3の1縮退故陣下ではXlが1縮退故陣か否
か判定できない。X8、X8の場合も同様。これらの場
合を除けば任意の多重故障が診断できる。
ここで2重の1縮退故障を考えると、診断できない場合
は(n−1)+2=n+ 1通り、一方、全部の故障は
nc2=n (n−1)/2通りである。従って、2重
の1縮退故障を診断できる割合は、 1−(n+1>/(n(n−1)/2)= (n2−3
n−2)/ (n (n−1))・・・(3) と表わされる。式(3)の値はn=B、16.32.6
4.128.256に対し、それぞれ0.679.0.
858.0.933.0.968.06984.0.9
92となり、nの増加と共に急速に1に近づく、即ち、
故障診断回路が必要となるような大規模なデコーダにお
いては、殆んどの2重1縮退故障を診断できるというこ
とである。通常の場合、2重故障まで診断できれば十分
であり、従って、本発明は多重の1縮退故陣の診断にも
十分対応できると言うことかできる。
次に、デコーダ出力線iがO縮退故障を起こして、xi
=Qになっている場合を考える。この時ノード8に放電
路が形成されないため、電位Hの状態のままとなり1と
なる。一方、ノード9は正常時と同様であるから1であ
り、出力B=Oとなる。この際、出力へは1で正常時と
同じである。
第1図の回路構成かられかるように、あるデコーダ出力
線のO縮退故障検出は該出力線の出力内容のみに依存し
ており(1縮退故陣は2出力に依存)、従って任意の多
重O縮退故障を診断できる。
最後に隣接出力線間の短絡故障を考える。出力線間の短
絡により、その電位がどう変わるかは、使用するデバイ
スにより異なる。NMOSトランジスタロジックの場合
、短絡故障はAND型である(第2図偲))。よって、
今の場合、出力線間の短絡は0縮退故障として検出でき
る(これは、本発明ではNMo5トランジスタロジツク
の場合、短絡故障はO縮退故障に含めて考えて良いこと
を示している)。CMOSトランジスタロジックの場合
、出力電圧はPMOSトランジスタ1、NMOSトラン
ジスタのOn抵抗rp、rnを用いて、Vout 〜(
rn/(rn+rp))Vo。
となる(第2図(b))。rn、rpの比によって、V
outは0(rn<<rp)になったりVDD(r n
 >> r p )になったりするが、デコーダ出力線
では通常rn、rpはそれほど大きく異なっていないと
見られ、VoutG(toとVDDの中間に近い電位に
なると考えられる。従って、第1図のノード4とノード
5の間が(抵抗は高いが)導通し、出力A=Oに変化す
る。即ち、CMOSトランジスタロジックの場合、デコ
ーダ出力線間の短絡故障は1縮退故陣として検出される
。短絡故障の検出を確実に行なうためには、クロック周
期を長めにとる必要が出る場合も考えられるが、どの程
度長めにとれば良いかはシミュレーション等により容易
に知ることができる。以上の結果を表2にまとめて示す
次に、本発明の第2の実施例をローアクティブに対応す
る出力線を有するデコーダ(ブリディスチャージ型の故
障診断回路)について第3図、第3A図を参照しながら
説明する。第1実施例と同様デコーダ出力線アレイ15
の任意のとなり合う2本に対し、該出力をゲート入力と
し2個のPMOSトランジスタを直列接続したPMOS
トランジスタ直列段(符号16の破線内)が設けられて
いる。各直列段の一端はノード17に接続される。
ノード17はφpの電位が低いときφp=Lとしこの期
間内にOnとなるPMOSt−ランジスタ(ドライバ)
18と、φp−Hの期間にOnとなるNMO3トランジ
スタ負荷19に接続されている。各直列段のもう一端は
ノード20に接続されるが、ノード20はφp=)−1
でOnとなるN M OSトランジスタ負荷21に接続
されている。各直列段の中間ノード(22など)は、ノ
ード23、ノード24に交互に接続される。ノード23
.24は、それぞれφp=Hでon状態となるNMOS
トランジスタ負荷25.26に接続され、また、該ノー
ドは2入力NOR素子28への入力端子てなっており、
その出力はノード29に出力される。
第1の実施例の場合と同様、端にあるデコーダ出力線の
検査のため、PMOSトランジスタ27を付加する必要
がある。
故障検査は、クロックサイクルの前半(φp=Hのプリ
チャージ期間でデコーダ出力はこの期間内に確定する)
にノード17.20.23.24をすべて放電(ブリデ
ィスチャージ)した後、クロックサイクルの後半におい
て行なう。今、n本のデコーダ出力線(論理値y1、・
・・、yn)があり、yiのみが活性化される状fl 
(’/ i =O1他はすべて1)が確定しているとす
る。論理値yi−I、yl、VI+Iが正常であれば、
すべての直列段はoff状態であり、ノード20の出力
A−0であり、また、ノード23、ノード24のうち、
一方だけが1になるため、ノード29の出力B=0とな
る。
今、デコーダ出力Vt−+またはyI+lがO縮退であ
ったとすると、直列段を介してノード17とノード20
が導通し、A=1となり、Bは、NOR素子28の入力
がともに1となるため、0のままである。O縮退故障に
よるAの出力系列(n=8の場合)は、表1においてX
をyに変え、Oと1とを入れ換えれば得ることができる
。多重O縮退故障の診断可能性は、第1の実施例と同様
であり、ここでは繰り返さない。次に、yiが1縮退を
起こしていた場合、NOR素子28への入力はともにO
となるため、B=1となる。AはOのままである。また
、出力線間の短絡故障は、NMOSトランジスタロジッ
ク、CMOSトランジスタロジックとも出力線の0縮退
故障で扱うことができる(第2図参照)。ただし、後者
では場合によってはクロックサイクルを長めにとる必要
がある。
以上で述べてきたのはデコーダ等の故障診断回路であり
、普通デコーダの通常動作時には使用しない。こうした
場合、実際の回路に組込むにあたり、例えばテスト・モ
ード信号T(テスト時T=1、通常動作時T=O)を導
入し、ゲートに入力されるクロック信号φp(φp)を
φp(φp)十Tにしてやるのが合理的である。この信
号を用いると、デコーダの通常動作時、■DDに直接つ
ながるPMOSトランジスタはつねにofflVDDよ
り低電圧(Vss)の出力に直接つながるNMOSトラ
ンジスタはつねにOnとなる。本発明は付加ハードが非
常に少なく、しかもデコーダの最終出力ドライバの駆動
力を殆んど損なわないため、通常動作時にも使用するこ
とが可能で、その場合製品出荷前の検査では検出しにく
いデコーダの遷移不良故障等によって起こる誤動作のチ
ェック回路として有効に動作する。
最後に、故障診断に要する時間について説明する。例え
ば総メモリセル数NのRAM (Nワード×1ビット)
の縦、横方向にそれぞれ出力線数ffのデコーダがつい
ている場合、本発明をこれら2種類のデコーダに適用す
れば、検査を同時に行なうことができ、flクロックで
終了させることができる(ただし、デコーダの遷移不良
故障は除く)。
[発明の効果コ 以上で述べた様に、本発明によれば、アドレスデコーダ
等の出力線アレイの故障診断回路を極めて少ない付加ハ
ードで、かつデコーダ出力ドライバの駆動力を損なうこ
となく製造できる。この回路を利用すれば、デコーダ故
障を極めて高速に診断でき、メモリ新製品等の開発期間
を短縮することができる。さらに、チップの通常動作時
にも該回路を動作させ、デコーダの遷移不良等による誤
動作のチェック回路としても有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の故障診断回路の第1の実施例(ハイア
クティブデコーダの場合)を示す図、第1A図は第1図
の回路の動作を説明するための図、第2図は出力線間短
絡故障の場合で出力値が(a) N M OS トラン
ジスタロジックの場合、(b) CMOSトランジスタ
ロジックの場合を示す回路図、第3図は本発明の故障診
断回路の第2@44′の実施例(ローアクティブデコー
ダの場合)を示す図、第3A図は第3図の回路の動作を
説明するための図、第4図(a)〜(e)はアドレス及
びメモリセルを用いたデコーダ故障の説明図、第5図(
a)〜(d)はアドレス及びメモリセルを用いた多重選
択故障の解析図、表1はn=8の場合のハイアクティブ
デコーダ出力線において、1縮退故障(単一故障)が存
在する時に得られるAの出力系列を示す表、表2はハイ
アクティブデコーダの故障(正常時にxi−1となる場
合)とその出力A、Bの値との関係を示す表である。 1:デコーダ出力線アレイ、 2:隣接出力線をゲート入力とするNMO3)−ランジ
スタ直列段、 3.10.11:PMOSトランジスタ(負荷)4:デ
コーダ出力線の1縮退故陣検出用出力ノード、 5:放電用ノード、 6:NMOSトランジスタ(ドライバ〉、7:NMOS
トランジスタ直列段の中間ノード、8.9:1つおきの
直列段の中間ノードに接続する出力ノード、 12:NMOSトランジスタ(端のデコーダの出力線の
O縮退故障検出用)、 13:デコーダ出力線の0縮退故陣検出用出力ノード、 14:2入力NAND素子、 15:デコーダ出力線アレイ、 16:隣接出力線をゲート入力とするPMOSトランジ
スタ直列段、 17二放電用ノード、 18:PMOSトランジスタ(ドライバ)、19:NM
OSトランジスタ(負荷)、20:デコーダ出力線の−
O縮退故障検出用出力ノード、 21.25.26:NMo5トランジスタ(負荷)、 22:PMOSトランジスタ直列段の中間ノード、 23.24:1つおきの直列段の中間ノードに接続する
出力ノード、 27:PMOSトランジスタ(端のデコーダ出力線の1
縮退故障検出用)、 28:2入力NOR素子、 29:デコーダ出力線の1縮退故障検出用出力ノード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の信号出力線を有し、正常な信号出力時には
    1本の信号出力線のみの状態が他の信号出力線と異なる
    ような作用を有する回路の異常を検知する回路であって
    、 隣接する信号出力線の各々に対しそれぞれゲート端子が
    接続されると共に互いに直列に接続されている一対のM
    OSトランジスタと、 このMOSトランジスタのゲート端子以外の各端子にお
    ける信号状態に基づいて異常を判断する判断部とを有す
    ることを特徴とする故障診断回路。
  2. (2)前記一対のMOSトランジスタは、第1、第2の
    NMOSトランジスタにより構成され、前記判断部は、
    第1のNMOSトランジスタのソース端子及びドレイン
    端子の一方に接続された第3のNMOSトランジスタと
    、第1のNMOSトランジスタのソース端子及びドレイ
    ン端子の他方と第2のNMOSトランジスタのソース端
    子及びドレイン端子の一方との接続点に入力として接続
    された2入力NAND素子とを備えており、該2入力N
    AND素子の出力と、第2のNMOSトランジスタのソ
    ース端子及びドレイン端子の他方の出力とにより出力線
    の故障診断を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の故障診断回路。
  3. (3)前記一対のMOSトランジスタは第1、第2のP
    MOSトランジスタにより構成され、前記判断部は、第
    1のPMOSトランジスタのソース端子及びドレイン端
    子の一方に接続された第3のPMOSトランジスタと、
    第1のPMOSトランジスタのソース端子及びドレイン
    端子の他方と第2のPMOSトランジスタのソース端子
    及びドレイン端子の一方との接続点に接続された2入力
    NOR素子とを備えており、該2入力NOR素子の出力
    と、第1のPMOSトランジスタのソース端子及びドレ
    イン端子の前記一方の出力とにより出力線の故障診断を
    行なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の故
    障診断回路。
JP61230107A 1986-09-30 1986-09-30 故障診断回路 Withdrawn JPS6385941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61230107A JPS6385941A (ja) 1986-09-30 1986-09-30 故障診断回路

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JP61230107A JPS6385941A (ja) 1986-09-30 1986-09-30 故障診断回路

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JPS6385941A true JPS6385941A (ja) 1988-04-16

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JP2020148534A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 株式会社東芝 半導体集積回路

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JPS59153183A (ja) * 1983-02-22 1984-09-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 集積回路

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