JPS6385370A - 抵抗測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ ＜ａ楽土の利用分野） 本発明は、複数個配列された抵抗体、たとえば感熱印字
ヘッドの発熱抵抗体の抵抗値を測定する際に用いられる
抵抗測定装置に関する。

（従来の技術） ゛　　一般に感熱印字ヘッドの発熱抵抗体等のように、
複数個配列された抵抗体の抵抗値を測定する際には、第
２図に示したような構成の抵抗測定装置が用いられる。

この装置は各部を制御する制御部１と、測定用の電流を
供給する定電流源２と、被測定体Ｔ上に配列された各抵
抗体の両端電圧を測定する電圧測定部３と、測定用の電
流が安定するまでの一定時間前記測定を遅延させる一定
時間遅延部４と、測定する抵抗体に順次測定用電流を供
給する測定抵抗切換部５と、各抵抗体に通じる被測定体
Ｔ上の測定用端子に接触させるべき接触部６とを備えて
いる。

このような装置では被測定体Ｔ上の測定用端子に接触部
６を接触させて起動をかけると、測定抵抗切換部５によ
り１個の抵抗体が選択され、選択された抵抗体に定電流
源２から測定用電流が供給される。

そして一定時間遅延部４の機能により、前記測定用電流
が安定するまでの一定時間、電圧測定部３における測定
が遅延され、この遅延時間の終了後に電圧測定部３によ
り、選択された１個の抵抗体の両端電圧が測定され、測
定電流と測定電圧との関係から各抵抗体の抵抗値が求め
られる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上述したような抵抗測定装置を用いると、
複数配列された各抵抗体の抵抗値を全て測定する場合、
各抵抗体ごとに一定の遅延時間が生じるので、たとえば
定電流源２からの測定電流が安定するまでに１５０ｎｓ
の時間が必要である場合、４０９６本の抵抗体が並列に
配列されている感熱印字ヘッドの各抵抗体の測定を行な
うと、遅延時間だけで約１０分もの時間が必要となり、
さらに測定および演算に必要な時間がこれに加わる。

このため、測定すべき抵抗体の数が多いときには膨大な
時間が必要になるという問題があった。

本発明はこのような事情によりなされたもので、複数個
配列された抵抗体の抵抗値を死時間で効率よく測定する
ことができる抵抗測定装置の提供を目的としている。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の抵抗測定装置は、複数個配列された抵抗体に通
じる端子に接触させるべき接触子と、前記抵抗体の抵抗
値の測定に必要な測定用電流を発生する電源部と、所定
の時間分だけ重複させつつ前記各抵抗体の少なくとも２
個ずつに前記測定用電流を供給する測定抵抗切換部と、
前記測定用電流の供給による前記各抵抗体の端子間電圧
を順次測定する電圧測定部と、前記測定用電汝が安定す
るまでの時間から前記所定の時間を算出する安定時間算
出部と、この算出された所定の時間に応じて前記電圧測
定部における測定タイミングを指示する制御部とを備え
ている。

（作　用） 本発明の抵抗測定装置では、複数個配列された抵抗体に
通じる端子に接触子を接触させて起動をかけると、測定
抵抗切換部が所定の時間分だけ重複させつつ前記各抵抗
体の少なくとも２個ずつに、電源部からの測定用電流を
供給し、電圧測定部が前記測定用電流の供給による前記
各抵抗体の端子間電圧を順次測定する。このとき安定時
間算出部が前記測定用電流が安定するまでの時間から前
記所定の時間を算出し、この算出された所定の時間に応
じて制御部が前記電圧測定部における測定タイミングを
指示する。

（実施例） 以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づいて説明する
。

第１図は本発明の抵抗測定装置の一実施例の構成を示す
回路図である。なお図中、第２図と共通する部分には共
通の符号を付しである。

この装置は各部を制御する制御部１と、測定用の電流を
発生する定電流源２と、被測定体上に配列された各抵抗
体の両端電圧を測定する電圧測定部３と、所定の時間分
だけ重複させつつ各抵抗体の２個ずつに前記測定用電流
を供給する測定抵抗切換部４と、各抵抗体に通じる被測
定体Ｔの測定用端子に接触させるべき接触部６と、後述
する安定時間算出部７とを備えている。

本実施例装置では、まず被測定体Ｔの測定用端子に接触
部６を接触させて起動をかけると、測定抵抗切換部５に
より１個の抵抗体が選択され、定電流源２から、選択さ
れた１個の抵抗体に測定電流が供給される。

そして最初の抵抗体の測定が行なわれる場合には、測定
電流が安定するまでの一定時間、制御部１が電圧測定部
３における測定を遅延させる。この遅延時間の終了後、
電圧測定部３が選択された１個の抵抗体の両端電圧を測
定する。

この測定された電圧と、供給された測定電流との関係か
ら抵抗体の抵抗値が求められる。

２個目以降の抵抗体の測定は、次のようにして行なわれ
る。

まず測定抵抗切換部５が次の抵抗体を選択するが、この
とき前の抵抗体に定電流源２からの測定電流が流れてい
るままの状態で、次の抵抗を選択する。

すなわち本実施例装置では、測定が終了した抵抗体と、
測定する直前の抵抗体との双方を一時的に重複して選択
し、測定用電流が安定した段階で前記測定が終了してい
る方の抵抗体の選択を解く。

この結果、測定用電流を供給する定電流源２は常に電流
を出力していることになり、測定電流が安定するまでの
時間が５〜ｌ０ＩＳ以内に短縮される。

ところで定電流源２は、出力する電流が小さければ小さ
いほど電流値が安定するまでの時間が長くなるが、直前
の測定における前記測定用電流が安定するまでの時間、
すなわち２つの抵抗体に重複して測定用電流を供給して
いた時間から、次の測定を行なう際の電流重複時間を算
出することができる。

本実施例装置ではこの算出を安定時間検出部４が行なう
ことにより、全体としての測定時間を短縮するのである
。

そして安定時間算出部４が算出した電流重複時間から、
制御部１が電圧測定部３の測定タイミングを決定する。

そして電圧測定部３が、選択された抵抗体の両端電圧を
測定し、この測定値と供給された測定電流から抵抗値を
求める。

このようなプロセスを繰り返して行なえば、複数個配列
された抵抗体の抵抗値を極めて短時間で測定することが
できる。

本実施例装置によると、たとえば４０９６本の抵抗体が
並列に配列されている感熱印字ヘッドのの各抵抗体の抵
抗値を測定する場合、遅延時間が２０ｓ〜４０ｓで終了
するため、従来の抵抗測定装置と比較して測定時間を約
１／２０に短縮することができる。

なお上述した実施例では各抵抗体の抵抗値を各抵抗体ご
とに行なっているが、測定した電圧値を保存しておき、
全ての測定が終了した後、各抵抗体の抵抗値を一括して
求めるようにしてもよい。

また測定用電流を重複して供給する抵抗体の数は２個以
上であってもよい。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明の抵抗測定装置によれば、測
定抵抗切換部が所定の時間分だけ重複させつつ各抵抗体
の少なくとも２個ずつに測定用電流を供給し、電圧測定
部が測定用電流の供給による各抵抗体の端子間電圧を順
次測定し、安定時間算出部が測定用電流が安定するまで
の時間がら前記所定の時間を算出し、この算出された時
間に応じて制御部が電圧測定部における測定タイミング
を指示するので、複数個配列された抵抗体の抵抗値を短
時間で効率よく測定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例装置の構成を示すブロック図
、第２図は従来の抵抗測定装置の構成の一例を示すブロ
ック図である。 １・・・・・・・・・制御部 ２・・・・・・・・・定電流源 ３・・・・・・・・・電圧測定部 ４・・・・・・・・・一定時間遅延部 ５・・・・・・・・・測定抵抗切換部 ６・・・・・・・・・接触部 ７・・・・・・・・・安定時間算出部 Ｔ・・・・・・・・・被測定体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個配列された抵抗体に通じる端子に接触させ
   るべき接触子と、前記抵抗体の抵抗値の測定に必要な測
   定用電流を発生する電源部と、所定の時間分だけ重複さ
   せつつ前記各抵抗体の少なくとも２個ずつに前記測定用
   電流を供給する測定抵抗切換部と、前記測定用電流の供
   給による前記各抵抗体の端子間電圧を順次測定する電圧
   測定部と、前記測定用電流が安定するまでの時間から前
   記所定の時間を算出する安定時間算出部と、この算出さ
   れた所定の時間に応じて前記電圧測定部における測定タ
   イミングを指示する制御部とを備えてなることを特徴と
   する抵抗測定装置。