JPS638493A - ペ−スト状洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 夜先立互 本発明は、洗浄力が良好で、かつ、被洗物に高い柔軟性
を付与できるペースト状洗剤組成物に関する。

灸釆皮地 従来、家庭において衣類を洗浄して洗浄後の衣類に柔軟
性を与える場合、通常は洗剤で洗浄した後、多量の水で
洗剤成分を濯ぎ落とし、その後に４級アンモニウム塩等
のカチオン界面活性剤を主成分とする柔軟仕上げ剤を添
加して処理する方法が採られている。

しかしながら、このように洗濯と柔軟仕上げを別々に行
うことは余分の時間と手間を要するものであり、これを
解決する為の工夫がいくつかなされている。

この一つはアニオン界面活性剤（通常１０〜３０％）を
主成分とする粒状洗剤中、にアニオン界面活性剤を上回
らない量のカチオン界面活性剤（通常１〜８％）を他成
分と組合せたり、特殊な造粒を行って過剰アニオン活性
剤中に添加し、洗浄と同時に柔軟化効果を付与しようと
するものである。例えば、特開昭５９−８７９５号公報
にはカチオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とを組合
せた例が示されており、また、同様に特開昭５９−８７
９４号公報には水溶性無機物との組合せ、特開昭５９−
６２９９号公報にはポリエチレングリコールと組合せが
示されている。さらに、特開昭５９−８８００号公報に
はシリカ、ノニオン界面活性剤およびゼオライトを用い
て造粒を行った例が示されている。

しかし、これらはいずれの場合も、洗浄力や化繊への柔
軟化効果は示すことができるが１日本で市販されている
衣料の約７割を占める木綿への十分な柔軟化効果を示す
ことができない。

その他の方法としては、特公昭６１−８８７４号公報や
特公昭６１−８８７５号公報に示されるように、カチオ
ン界面活性剤とノニオン界面活性剤とを併用した液体洗
剤組成が開示されている。しかし、この方法では柔軟化
効果は付与することができるが、洗剤本来の働きである
洗浄力が前記の粒状洗剤に比較して大幅に劣化してしま
う。

見１立豆煎 本発明は、高い洗浄力と木綿布への優れた柔軟性付与効
果を兼ね備えた洗剤組成物を提供すること、を目的とす
る。

２１１１」収 本発明の洗剤組成物は以下の（Ａ）〜（Ｅ）成分を含む
ことを特徴とする。粘度が１００〜１０，０００ポイズ
のペースト状組成物である。

（Ａ）アルキル基またはアルケニル基の炭素数が８〜１
８で、アルキレンオキサイドの付加モル数が５〜３０の
ポリオキシアルキレンアルキルまたはアルケニルフェニ
ル型ノニオン界面活性剤：１５〜４０重量％。

（Ｂ）下記一般式（１）で示されるカチオン界面活性剤
：０．５〜１０重量％。

（但し、Ｒ工、Ｒ２はＣ工２〜Ｃ２，のアルキル基を示
し、Ｒ，、Ｒ，はＣよ〜Ｃ４のアルキル基、ベンジル基
、０２〜Ｃ４のヒドロキシアルキル基またはポリオキシ
アルキレン基を示し、又はハロゲン、ＳＯ４，ＣＨ，Ｓ
ｏ、、Ｃ２Ｈ，Ｓｏ、または （Ｃ）合成ゼオライトコ１０〜４０重量％。

（Ｄ）アルカリビルダー：５〜４０重量。

（Ｅ）スルホン酸塩または硫酸エステル塩型アニオン界
面活性剤＝０．５〜１０重量％。

以下、本発明についてさらに詳細に説明する。

（Ａ）成分のポリオキシアルキレンアルキルまたはアル
ケニルフェニル型ノニオン界面活性剤は、その疎水基部
分として高級アルコールを用いることができる。このア
ルコールの例としては平均炭素数９〜１１．１２〜１３
．１２〜１５．１４〜１５．１１〜１５、等のＩＲまた
は２級アルコールが挙げられるが、これらの混合物の他
に、炭素数８〜１０、あるいは１６〜１８部分も混合し
て使用することが可能である。

このアルコールにエチレンオキサイドまたはプロピレン
キサイドを単独付加重合させたり、ブロックまたはラン
ダム付加重合することにより、（Ａ）成分のノニオン界
面活性剤を製造することができる。洗浄性能の面からは
１５〜３０モルの高モル付加が好ましく、また、柔軟化
効果の面からは５〜１５モルの低モル付加が好ましい。

（Ａ）成分のノニオン界面活性剤は、ペースト状洗剤組
成物中に１５〜４０重量％、好ましくは２０〜３０重量
％配合される。この配合量が１５重量％未満では、良好
なペースト状態が形成されず。

一方、４０重量％を超えると綿布への柔軟化効果が劣化
する。

（Ｂ）成分のカチオン界面活性剤としては以下の一般式
（１）で示されるものが用いられる。

（但し、ＲＬ、　Ｒ，はＣ１２〜Ｃ２６のアルキル基を
示し、Ｒ，、Ｒ４はＣ１〜Ｃ１のアルキル基。

ベンジル基、０２〜Ｃ４のヒドロキシアルキル基または
ポリオキシアルキレン基を示し、又はハロゲン、Ｓｏ４
．ＣＨ，Ｓｏ４゜ Ｃ２Ｈ５５０４または （ａ）成分のカチオン界面活性剤の具体例としては、た
とえば、 １）ジステアリルジメチルアンモニウム塩、２）ジ水添
牛脂アルキルジメチルアンモニウム塩、 ３）ジ水添牛脂アルキルベンジルメチルアンモニウム塩
。

４）ジステアリルメチルベンジルアンモニウム塩、 ５）ジステアリルメチルヒドロキシエチルアンモニウム
塩。

６）ジステアリルメチルヒドロキシプロピルアンモニウ
ム塩、 ７）ジステアリルジヒドロキシエチルアンモニウム塩。

８）ジベヘニルアルキルジメチルアンモニウム塩、 ９）ジ水添パーム油アルキルジメチルアンモニウム塩 などが挙げられる。また、対イオンのハロゲンの具体例
としてはクロリド、プロミドなどが挙げられる。

（Ｂ）成分のカチオン界面活性剤は、組成物中に０．５
〜１０重量％、好ましくは１〜５重景重量合される。こ
の配合量が０．５重量％未満では柔軟性の付与効果が十
分でなく、一方、１０重量％を超えると、洗浄力が劣化
する。（Ｃ）成分の合成ゼオライトとしては、一般式 ％式％ を有し、結晶化率０〜１００％のものが用いられ。

少なくとも１４０■ＣａＣ０，／ｌ　ｇ　（乾燥物基準
）のイオン交換能を有するものが適当である。特にＡ型
ゼオライトが好ましい。

（Ｃ）成分の合成ゼオライトは、組成物中に１０〜４０
重量％、好ましくは１５〜３０重量％配合される。この
配合量が１０重量％未満では十分な洗浄力が得られず、
一方、４０重量％を超えるとペーストの粘度が上昇して
しまう。

（Ｄ）成分のアルカリビルグーの具体例としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム、メタ珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナ
トリウム、オルト珪酸カリウム、メタ珪酸カリウム、セ
スキ珪酸ナトリウム、セスキ珪酸カリウム、１号〜４号
珪酸ナトリウムまたはカリウム、ホウ酸ナトリウム、ホ
ウ酸カリウムなどが挙げられる。

（Ｄ）成分は組成物中に５〜４０重量％、好ましくは１
０〜３０重量％配合される。この配合量が５重量％未満
では、十分な洗浄力が得られず、一方、４０重重量を超
えるとペースト粘度の上昇を招いてしまう。

（Ｅ）成分のアニオン界面活性剤の具体例としでは次の
ものが挙げられる。

（ｉ）スルホン酸塩型 ■　平均炭素数１０〜１６のアルキル基を有する直鎖ま
たは分枝鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩。

■　平均炭素数１０〜２０のオレフィンスルホン酸塩。

■　平均炭素数１０〜２０のパラフィンスルホン酸塩。

■　下記の一般式（ｎ）で表わされるスルホン脂肪酸塩
またはエステル。

Ｒ，−ＣＨ（ＣＨ２）。−Ｃｏ２Ｙ　　　　（■）Ｓｏ
、２ （式中Ｙは炭素数１〜３のアルキル基または対イオン、
２は対イオン、。は０〜１５の整数、Ｒ５は炭素数８〜
１２で、全炭素数が１０〜２０となるアルキル基または
アルケニル基） （…）硫酸エステル塩 ■　平均炭素数１０〜２０のアルキル基またはアルケニ
ル基を有する硫酸エステル塩。

■　平均炭素数１０〜２０の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基またはアルケニル基を有し、１分子内に０．５〜８
モルのエチレンオキサイドを付加したアルキルまたはア
ルケニルエトキシ硫酸塩。

■　平均炭素数６〜１２のアルキル基を有する直鎖また
は分枝鎖のアルキルフェノールに０．５〜８モルのエチ
レンオキサイドを付加したアルキルツユニルエトキシ硫
酸塩。

アニオン界面活性剤の対イオンとしては、アルカリ金属
イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン
、アルカノールアミンが用いられる。

（Ｅ）成分のアニオン界面活性剤は、組成物中に０．５
〜１０重量％、好ましくは１〜５重量％配合される．こ
の配合量が０．５重量％に満たないと柔軟化効果が劣化
し、一方、１０重量％を超えても柔軟化効果が劣化する
．また、（Ｂ）成分のカチオン界面活性剤と（Ｅ）成分
のアニオン界面活性剤との比率は、（Ｂ　）／　（Ｅ　
）　＝　１／１〜１０／１の範囲が好ましい。

本発明のペースト状洗剤組成物には、一般の洗剤に用い
られる洗浄助剤を任意酸物として添加することができ、
例えば、クエン酸ナトリウム、エチレンジアミン４酢酸
塩、ニトリロ３酢酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ポ
リアセタールカルボキシレート等の有機カルボン酸塩や
再汚染防止剤としてカルボキシメチルセルロース、ポリ
エチレングリコール等；粘度調整剤としてベンゼンスル
ホン酸、トリエンスルホン酸。

キシレンスルホン酸等；さらには酵素、漂白剤。

香料、色素等を添加することができる。

本発明のペースト状洗剤組成物の製造方法は特に限定さ
れないが、上記各成分を粉末あるいは若干水を含んだ状
態でニーダ等により混合することにより、ペースト状物
とされる。但し。

粘度が１００〜１０，０００ポイズの範囲を逸脱すると
、ペースト状物としての取扱いが困難となる。

得られたペースト状洗剤組成物は、そのままプラスチッ
ク、紙、ガラス等の容器に入れてもよいし、また水溶性
フィルムに被包して使用したり、チューブ状，ポンプ式
等の押出しタイプの容器にいれて使用することもできる
。

水溶性フィルムの材質としては，ポリビニルアルコール
、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ポリエチ
レンオキサイド、ゼラチンなどが挙げられ、この中で部
分的にケン化されたポリビニルアルコール（ＰＶＡ）が
最も好ましい。この水溶性フィルムの厚みは２０〜４０
μｍ、部分ケン化ＰＶＡフィルムは，表面が平滑なもの
も使用できるが、表面が凹凸とするようエンボス処理さ
九たものが好適であり、特に第１の部位とさらに圧縮し
た第２の部位から成り。

第２の部位の面積は全体５０％以下、さらに好ましくは
２０〜４０％のものである．どなるものが好適な水溶性
フィルムである。このような水溶性フィルムに洗濯１回
の必要量を目安として分包することにより、計量の手間
が省け，使い勝手に優れた洗剤を実現することができる
。

＾匪列免果 本発明のペースト状洗剤組成物によれば、特定のノニオ
ン界面活性剤，カチオン界面活性剤。

ゼオライト、アルカリビルダーおよびアニオン界面活性
剤を配合し、これを粘度１００〜１０，０００ボイズの
ペースト状の形態とすることにより、高い洗浄力と，木
綿布への優れた柔軟化効果を同時に実現することができ
る。また、組成物として水や芒硝のような増量剤を削除
することが可能なため、輸送、保管等に便利である．さ
らに、その製造に際しても噴霧乾燥等のような大掛かり
な設備が不溶となり，工業上極めて便利である。

次に実施例により、本発明の効果をいっそう具体的に説
明する。実施例で用いた性能の評価方法は次の通りであ
る。

迭土互 （ｉ）人工汚垢の調製 結晶性鉱物であるカオリナイト、バーミキュライトなど
を主成分とする粘土を２００℃で３０時間乾燥゛したも
のを無機汚垢として使用した。

９５０ｃｃの水にゼラチン３．５ｇを約４０℃で溶解し
たのち強力な乳化分散機であるポリトロン（スイスＫＩ
ＮＥＭＡＴＩＣＡ製）で０．２５　ｇのカーボンブラッ
クを水中に分散した。次に、無機汚垢１４．９　ｇを加
えてポリトロンで乳化し、さらに有機汚垢３１．３５ｇ
を加えてポリトロンで乳化分散して安定な汚垢浴を作っ
た。この汚垢浴中に１０ｃｍ　Ｘ　２０ｃｍの所定の清
浄布（日本油化学協会指定綿布６０番）を浸漬したのち
、ゴム製２本ロールで水を絞り、汚垢の付着量を均一化
した。この汚垢布を１０５℃で３０分間乾燥したのち、
汚垢布の両面を左右２５回づつラビングした。これを５
ｃｍＸ５ｃｍに裁断して反射率が４２±２％の範囲のも
のを汚垢布に供した。こうして得られた人工汚垢布の汚
垢組成は第１表の通りである。

（５ｉ）洗浄方法 洗浄装置は２槽式洗濯機（日立製作新製「青空Ｊ　ＣＰ
Ｓ−５２０型）を用いた。

被洗物は着用した肌シャツに前記人工汚垢布１０枚をぬ
いつけ合計１ｋｇとする。

洗濯機に２５℃の水道水３０ｆｌを入れ、次いで所定量
の洗剤および被洗物を入れ、　１０分間洗浄する。洗浄
後１分間脱水し、次いで３分間すすぎを行い、さらに脱
水１分間後、３分間すすぎを行ったのち汚垢布の反射率
を測定し、下記の式により洗浄力を算出する。

洗浄力評価法 って測定される反射率（％）である。

なお、洗浄力の評価は供試人工汚垢布１０枚の平均値で
行った。

柔軟性住吏級果夾定友人 ナイロントリコット布　　　３０ｇＸ４枚アクリルジャ
ージ布　　　　　９０ｇＸ２枚綿タオル　　　　　　　
　　８０ｇＸ２枚綿晒布　　　　　　　　　　　５０ｇ
Ｘ４枚綿メリヤス布　　　　　　　８５ｇＸ４枚からな
る試験布を市販のアニオン系粒状洗剤と６０℃の水道水
を用いて１５分間洗浄した後、６０℃の水道水を用いて
３分間ずつ３回濯いで試験布を前処理する。次いでこの
試験布を噴流式家庭用電気洗濯機に収め、各ペースト状
洗剤組成物と２５℃の水道水を用いて、浴比３０倍の条
件下に１０分間洗浄し１分間脱水した後、２５℃の水道
水で３分間濯いでから１分間脱水する操作を２回繰り返
した。しかる後、試験布を２４時間風乾し、次に２５℃
で６５％ＲＨの条件下に風乾試験布をコンディショニン
グした。

こうして得られた試験布のなかから綿タオルを取り出し
、その感触を５人の判定者に判定させ、判定者５人の平
均からペースト状洗剤組成物の柔軟性付与効果を評価し
た。なお、この感触判定は市販の７ニオン系粒状洗剤で
洗った場合の感触をゼロとし、これとの比較から下記の
基準で行った。

著しく柔らかい　　　５点 かなり柔らかい　　　４点 柔らかい　　　　　　３点 やや柔らかい　　　　２点 僅かに柔らかい　　　１点 実施例１ 表−２に示した組成となるように、所定量の洗剤成分を
ニーダ−（栗本鉄工ＫＲＣニーダー＃２型）で混合して
ペースト状洗剤組成物を調製し、その性能を評価した。

これらのペースト状洗剤組成物は、水３０Ｑに対して４
０ｇ添加した。

粘度は、　ＢＥＥ社製８３２型コーンプレート粘度計を
用い、温度２５℃、すり速度６．２５ｓｅｃ−”の条件
で測定した。

表−２，３の洗剤成分の略号および詳細は次の通りであ
る。

ＬＡＳ−Ｎａ　；　　炭素数１０〜１４のアルキル基を
有する直鎖アルキルベンゼンスルホ ン酸−Ｎａ ＡＯ５−Ｎａ；　　炭素数１４〜１８のα−オレフィン
スルホン酸−Ｎａ カチオン界面活性剤；　ジ硬化牛脂ジメチルアンモニウ
ムクロライド ノニオン界面活性剤Ａ；　炭素数１２〜１４の２級アル
コールのエチレンオキサイド９ モル、プロピレンオキサイド５モル付 加物 ノニオン界面活性剤Ｂ；　炭素数１２〜１３の１級アル
コールのエチレンオキサイド１３モル付加物 ゼオライト；　合成Ａ型ゼオライト（水沢化学「ジルト
ンＢ」 炭酸ナトリウム；　試薬 珪酸ナトリウム；　試薬Ｎａ、０ａｓｉｓ２＝１：２．
２ （以下余白） 表−２ 注）※は比較例、他は実施例 実施例２ 実施例１と同様にして表−３に示した組成物を調製し、
その性能を評価した。この組成物は。

濃縮タイプであり、水３０Ωに対して２５ｇ添加した。

表−３ 注）※は比較例、他は実施例 手続補正書 昭和６１年８月１５日 特許庁長官　黒　１）明　！ｉ１　　殿１、　事件の表
示 昭和６１年特許願第１５１０３１号 ２、発明の名称 ペースト状洗剤組成物 ３、　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 東京都墨田区本所１丁目３番７号 （６７６）ライオン株式会社 代表者　小　林　　　敦 ４、代理人 ６、補正の内容 （１）明細書第３頁５行に「洗剤中、に」とあるのを、
Ｉｉ’洗剤中に、」に補正する。

（２）同第４頁１行に「市販されている衣料の約７割を
占める」とあるのを、「実際に洗濯されることの多い」
に補正する。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（Ａ）アルキル基またはアルケニル基の炭素数が８
   〜１８で、アルキレンオキサイドの 付加モル数が５〜３０のポリオキシアルキ レンアルキルまたはアルケニルフェニル 型ノニオン界面活性剤：１５〜４０重量％、（Ｂ）下記
   一般式（ I ）で示されるカチオン界面活性剤：０．５
   〜１０重量％、 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） （但し、Ｒ＿１、Ｒ＿２はＣ＿１＿２〜Ｃ＿２＿６のア
   ルキル基を示し、Ｒ＿３、Ｒ＿４はＣ＿１〜Ｃ＿４のア
   ルキル基、ベンジル基、Ｃ＿２〜Ｃ＿４のヒドロキシア
   ルキル基またはポリオキシアルキ レン基を示し、Ｘはハロゲン、ＳＯ＿４、 ＣＨ＿３ＳＯ＿４、Ｃ＿２Ｈ＿５ＳＯ＿４または▲数式
   、化学式、表等があります▼を示す。） （Ｃ）合成ゼオライト：１０〜４０重量％、（Ｄ）アル
   カリビルダー：５〜４０重量、および、 （Ｅ）スルホン酸塩または硫酸エステル塩型アニオン界
   面活性剤：０．５〜１０重量％ を含むことを特徴とするペースト状洗剤組成物。