JPS638451A - 摩擦材用樹脂組成物 - Google Patents

摩擦材用樹脂組成物

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JPS638451A
JPS638451A JP15170886A JP15170886A JPS638451A JP S638451 A JPS638451 A JP S638451A JP 15170886 A JP15170886 A JP 15170886A JP 15170886 A JP15170886 A JP 15170886A JP S638451 A JPS638451 A JP S638451A
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JP
Japan
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parts
resin
resin composition
hexamethylenetetramine
friction
Prior art date
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Pending
Application number
JP15170886A
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English (en)
Inventor
Kunio Mori
邦夫 森
Hideo Kunitomo
秀夫 国友
Hideki Kano
秀樹 加納
Yoshinori Hanawa
宜紀 塙
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規にして有用なる摩擦材用樹脂組成物に関
するものでありさらに詳細には、摩擦特性、耐熱性、耐
久性に優れ、且つ硬化が速く、成形性の良好な粉末の摩
擦材用樹脂組成物に関するものである。
[従来の技術およびその問題点] 従来より、ブレーキライニング用樹脂組成物として、フ
ェノール樹脂とへキサメチレンテトラミンとの混合粉末
が使われてきており、フェノール樹脂としては、純粋の
フェノールノボラック樹脂のほかに、カシュー油変性フ
ェノールノボラック樹脂や、芳香族炭化水素樹脂変性フ
ェノールノボラック樹脂、ゴム変性フェノールノボラッ
ク樹脂等が使用されてきている。しかし、近来の苛酷な
使用条件による耐久性の問題や省エネ、生産性向上の目
的による成形性に関して、強く改良が求められている。
すなわち、純粋のフェノールノボラック樹脂やゴム変性
フェノールノボラック樹脂等は、耐熱・性に問題があり
、高温時のフェード現象を生じやすく耐摩耗性も不良で
ある。カシュー油変性フェノールノボラック樹脂や炭化
水素樹脂変性フェノールノボラック樹脂等は、純粋のフ
ェノールノボラック樹脂等に比較すると、高温時の摩擦
特性、つまり#熱性や、耐久性に関してはやや良好では
あるが、まだ満足すべきものではなく、また、硬化が遅
いために、成形性に問題があり、不良品率が高く生産ス
ピードも遅いといった欠点により、その改良が求められ
ているのが現状である。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、上記の如き欠点のない摩擦材用樹脂組成
物について、鋭意検討を重ねた結果、従来のフェノール
ノボラック樹脂とへキサメチレンテトラミンに、更に後
述する構造式(I)で表される有機燐化合物を加えて得
られる樹脂組成物が摩擦特性、耐熱性、耐久性に優れ、
且つ硬化が速く、成形性が良好であることを見出し、本
発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、 フェノールノボラック樹脂100重量部、構造式: で示される有機燐化合物1〜50重量部、およびヘキサ
メチレンテトラミン1〜30重量部を含有してなること
を特徴とする摩擦材用樹脂組成物を提供するものである
本発明で用いられるフェノールノボラック樹脂としては
、フェノール、クレゾール、レゾルシノール、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールAのオリゴマーなどの如きフ
ェノールまたはその同効物質等の原料フェノール類と、
ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、ヘキサメチ
レンテトラミン、ブチルアルデヒドなどの如きホルムア
ルデヒド供給物質またはその同効物質とを公知慣用の方
法で反応させて得られる従来公知のフェノールノボラッ
ク樹脂及び、カシュー油や、ゴム、芳香族炭化水素樹脂
、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の従来公知の変性剤を
含む変性フェノールノボラック樹脂が挙げられる。その
使用に際しては、単独または、2〜3種類混合して使用
することもできる。
本発明にて用いるヘキサメチレンテトラミンの使用量は
、当該フェノールノボラック樹脂100重量部に対して
1〜30重量部、好ましくは3〜10重量部の範囲であ
り、その使用量が1重量部未満では、硬化速度が遅く、
30重量部を越えると、硬化時のガスの発生量が多くな
るので、いずれも好ましくない。ヘキサメチレンテトラ
ミンは、フェノールノボラック樹脂とともに混合粉砕す
る等の混合方法により配合する。
本発明にて用いる前記構造式(I)で示される有機燐化
合物は、当該フェノールノボラック樹脂100重量部に
対して1〜50重量部、好ましくは、5〜25重量部の
範囲であり、その使用量が1重量部1未満では硬化速度
を速めるという効果や、耐熱性、#久性等の諸性脂を向
上させる効果が得られず、逆に50重量部を越えても、
それ以上の効果が得られないため、いずれも好ましくな
い。
この有機燐化合物は本発明の組成物において特徴的な成
分である。その作用は明確ではないがこの化合物が若干
の還元性を有していることからフェノールノボラック樹
脂の酸化分解を防ぐことができ、耐熱性および耐久性の
向上を図ることができること、ならびにこの化合物が酸
性を示すためへキサメチレンテトラミンの分解を促し、
フェノールノボラック樹脂の架橋を早める効果があるこ
とから硬化速度の改善がなされるためであると考えられ
る。またこの化合物は組成物中ではへキサメチレンテト
ラミンと反応して樹脂と一体化した形で存在すると考え
られる。
本発明の摩擦材用樹脂組成物は、好ましくは、フェノー
ルノボラック樹脂に、有機燐化合物を所定の割合にて溶
融混合させ、冷却して得られる樹脂固型物とへキサメチ
レンテトラミンとを所定の割合で混合粉砕して得られる
が、原料化合物を所定の割合で混合粉砕するかもしくは
、それぞれを粉砕した後、混合してもよい。
かくして得られた本発明の摩擦材用樹脂組成物は、アス
ベスト、ガラス、セラミック、カーボン、芳香族ポリア
ミド、スチール等の摩擦基材と、カシューダスト、硫酸
バリウム、金属粉、炭酸カルシウム等の摩擦改良剤と共
に、混合機により均一に混合された後、従来より短時間
で効率よ〈熱圧成形され、次いで焼成され、研摩されて
、摩擦材が得られる。この摩擦材は、使用温度領域にお
いて良好な耐摩耗性と、高い摩擦係数を示し、安定性に
も優れたものであり、ブレーキライニングやディスクパ
ッド用樹脂組成物として最適である。
以下に本発明を実施例および比較例により、具体的に説
明する。なお以下において部はすべて重量部を表すもの
とする。
実施例1 フェノール 100部と37%ホルマリン70部とをシ
ュウ酸0.5部を触媒として、100℃にて2時間反応
させる。その@180℃まで力a熱して脱水し、さらに
減圧下にて脱水し、軟化点118℃のフェノールノボラ
ック樹脂(樹脂工)を得た。この樹脂100部に前記構
造式(1)で示される有機燐化合物(A)(三光化学株
製;HCA)20部を、150℃において溶融混合せし
め、軟化点104°Cの樹脂を得た。この得られた樹脂
120部とへキサメチレンテトラミン9部を混合粉砕し
て1本発明の粉末の摩擦材用樹脂組成物を得た。この樹
脂組成物は硬化が速く、且つ優れた特性を有するもので
あった。
実施例2 実施例1にて得られたフェノールノボラック樹脂(樹脂
1)100部と有機燐化合物(A)(HCA)1部とへ
キサメチレンテトラミン9部を混合粉砕して、本発明の
粉末の摩擦材用樹脂組成物を得た。この樹脂組成物は、
硬化が速く、且つ優れた特性を有するものであった。
実施例3 実施例1にて得られたフェノールノボラック樹脂(樹脂
I)100部と有機燐化合物(A)(HCA )10部
を 150℃において溶融混合せしめ、軟化点109℃
の樹脂を得た。得られた樹脂110部とへキサメチレン
テトラミン7部を混合粉砕して、未発明の粉末の摩擦材
用樹脂組成物を得た。この樹脂組成物は、硬化が速く、
且つ、優れた特性を有するものであった。
実施例4 フェノール100部とキシレンホルムアルデヒド樹脂(
三菱ガス化学■製;ニカノールH)50部とをパラトル
エンスルホン酸0.1部を触媒として、120℃にて、
2時間反応させる0次いでシュウ酸1部と37%ホルマ
リン50部とを加えて、100℃にて2蒔間反応させ、
その後、180℃まで加熱して脱水し、さらに減圧下に
て脱水し、軟化点114℃なる変性フェノールノボラッ
ク樹脂(樹脂■)を得た。この樹脂に、有機燐化合物(
A)(HCA)20部を 150℃において溶融混合せ
しめ、軟化点106℃の樹脂を得た。この得られた樹脂
120部とへキサメチレンテトラミン9部を混合粉砕し
て。
本発明の粉末の摩擦材用樹脂組成物を得た。この樹脂組
成物は、従来の芳香族炭化樹脂変性フェノール樹脂に比
べ硬化が速く、且つ、優れた特性を有するものであった
比較例工 実施例1にて得られたフェノールノボラック樹脂(樹脂
I)1.00部と、ヘキサメチレンテトラミン9部を混
合粉砕して、粉末の摩擦材用樹脂組成物を得た。
比較例2 実施例4にて得られた変性フェノールノボラック樹脂(
樹脂II)100部と、ヘキサメチレンテトラミン9部
を混合粉砕して、粉末の摩擦材用樹脂組成物を得た。
試験例1 実施例1〜4および、比較例1,2で得られた摩擦材用
樹脂組成物の融点をキャピラリー法により、流動度およ
びゲル化時間をJIS K−6910に準じて測定した
。その結果を第1表に示す。
試験例2 実施例1〜48よび、比較例1.2で得られた摩擦材用
樹脂組成物20部、摩擦材用基材(有機繊維、無機慮維
)55部、有機充填剤10部、無機充填剤12部、金属
粉3部を混合機で混合し、160℃、200Kg/cm
2.10分間の条件で熱圧成形した後、5II+1の摩
擦材のテストピースを得て、JIS D−4411に準
じて摩擦係数および摩耗率を測定した。その結果を第1
表に示す。
試験例3 実施例1〜4および、比較例1,2で得られた摩擦材用
樹脂組成物を 150℃にて1時間加熱硬化させその後
、200℃にて2時間加熱して、硬化物を得る。この硬
化物を粉砕したものを所定の熱処理条件にて、重量の減
量を測定することにより、#熱性を評価した。その結果
を第2表に示す。
(以下余白) 第   2   表 [発明の効果] 以上のように、本発明によって得られる摩擦材用粉末樹
脂組成物は、摩擦特性、耐熱性、耐久性に優れ硬化が速
く、従来の設備にて、性能の優れた摩擦材を効率よく製
造することが出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フェノールノボラック樹脂100重量部、構造式
    : ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される有機燐化合物1〜50重量部、およびヘキサ
    メチレンテトラミン1〜30重量部 を含有してなることを特徴とする摩擦材用樹脂組成物。
JP15170886A 1986-06-30 1986-06-30 摩擦材用樹脂組成物 Pending JPS638451A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6403690B1 (en) * 1999-06-09 2002-06-11 Matsushita Electric Works, Ltd. Flame retardant resin composition
JP2013170171A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Dic Corp 熱硬化性樹脂組成物及び摩擦材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6403690B1 (en) * 1999-06-09 2002-06-11 Matsushita Electric Works, Ltd. Flame retardant resin composition
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