JPS6382627A - X線診断装置 - Google Patents
X線診断装置Info
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- JPS6382627A JPS6382627A JP61228234A JP22823486A JPS6382627A JP S6382627 A JPS6382627 A JP S6382627A JP 61228234 A JP61228234 A JP 61228234A JP 22823486 A JP22823486 A JP 22823486A JP S6382627 A JPS6382627 A JP S6382627A
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、被写体のX線像を得るX線診断装置に関する
。
。
(従来の技術)
一般に、X線診断装置におけるX線検出器には、直接X
線と共に、被検体等で散乱した散乱X線が入射する。こ
の散乱X線は、画像のコントラスト鮮鋭度を劣化させる
主たる原因となる。このため、散乱X線を除去すること
が重要である。
線と共に、被検体等で散乱した散乱X線が入射する。こ
の散乱X線は、画像のコントラスト鮮鋭度を劣化させる
主たる原因となる。このため、散乱X線を除去すること
が重要である。
散乱X線の除去手段としては従来は、X線検出器の前段
にグリッドを設けている。しかしながら、グリッドを設
けることにより直接X線も同時に減衰するため、ある条
件下ではグリッドを設けない方がS/N比の高いX線像
が得られる場合もおる。
にグリッドを設けている。しかしながら、グリッドを設
けることにより直接X線も同時に減衰するため、ある条
件下ではグリッドを設けない方がS/N比の高いX線像
が得られる場合もおる。
また、グレーデル効果として広く知られているものに、
被写体とX線検出器との間の距離を大ぎくしで散乱X線
の入射口を低減させる技術がおる。
被写体とX線検出器との間の距離を大ぎくしで散乱X線
の入射口を低減させる技術がおる。
従って、X線曜影においては、例えばグリッドを用いた
方がよいか、あるいはグリッドを用いないで被写体−検
出器間距離を大ぎくした方がよいかを木@影前に判断し
、画像のS/N比が最も高くなる倣形条件下で本比影を
行うべきである。
方がよいか、あるいはグリッドを用いないで被写体−検
出器間距離を大ぎくした方がよいかを木@影前に判断し
、画像のS/N比が最も高くなる倣形条件下で本比影を
行うべきである。
(発明がV!−決しようとする問題点)しかしながら、
従来装葺では本躍影に移行する前の敵影条件を、操作者
の勘や経験に基づいて決めてあり、散乱X線の影響が最
も少なくなる撮影条件を合理的に設定することがてぎな
いという問題点を有している。
従来装葺では本躍影に移行する前の敵影条件を、操作者
の勘や経験に基づいて決めてあり、散乱X線の影響が最
も少なくなる撮影条件を合理的に設定することがてぎな
いという問題点を有している。
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので必り、その目
的とするところは、本躍影を行う前の準備段階で適切な
敵影条件を合理的に設定することができるX線診断装置
を提供することにある。
的とするところは、本躍影を行う前の準備段階で適切な
敵影条件を合理的に設定することができるX線診断装置
を提供することにある。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明は、本穎影に移行する前の準備段階躍影時に得ら
れた画像データに基づいて被写体の等価水厚を推定する
等価水厚推定手段と、冑られた等価水厚と該跋影時にお
ける管電圧値とから散乱X線含有率を推定する散乱X線
含有率推定手段と、該被写体と該X線検出器との間の距
離からグレーデル効果による散乱X線減衰率を推定する
散乱X線減衰率推定手段と、散乱X線含有率と散乱X線
減衰率とに基づいて該被写体のX線像のS/N比が最大
となる敵影条件を求めるS/N演算シミュレータとを有
するものである。
れた画像データに基づいて被写体の等価水厚を推定する
等価水厚推定手段と、冑られた等価水厚と該跋影時にお
ける管電圧値とから散乱X線含有率を推定する散乱X線
含有率推定手段と、該被写体と該X線検出器との間の距
離からグレーデル効果による散乱X線減衰率を推定する
散乱X線減衰率推定手段と、散乱X線含有率と散乱X線
減衰率とに基づいて該被写体のX線像のS/N比が最大
となる敵影条件を求めるS/N演算シミュレータとを有
するものである。
(作 用)
前記等価氷厚推定手段により、被写体の等価水厚が推定
され、前記散乱X線含有率推定手段により、散乱X線含
有率が推定され、前記散乱線減衰率推定手段により、グ
レーデル効果による散乱X線減衰率が推定される。そし
てこの散乱X線含有率及び散乱X線減衰率に基づいて、
X線像のS/N比が最大となる敵影条件が前記S/N演
算シミュレータにより求められ、この撮影条件が、後の
本躍影における撮影条件設定に供されることになる。こ
こで求められた撮影条件は前記S/N演算シミュレータ
のシミュレートによって求められたものであり、操作者
の勘や経験に基づくものではないから、この敵影条件に
基づいて、適切な撮影条件を合理的に設定することがで
きる。
され、前記散乱X線含有率推定手段により、散乱X線含
有率が推定され、前記散乱線減衰率推定手段により、グ
レーデル効果による散乱X線減衰率が推定される。そし
てこの散乱X線含有率及び散乱X線減衰率に基づいて、
X線像のS/N比が最大となる敵影条件が前記S/N演
算シミュレータにより求められ、この撮影条件が、後の
本躍影における撮影条件設定に供されることになる。こ
こで求められた撮影条件は前記S/N演算シミュレータ
のシミュレートによって求められたものであり、操作者
の勘や経験に基づくものではないから、この敵影条件に
基づいて、適切な撮影条件を合理的に設定することがで
きる。
(実施例)
次に本発明の一実施例について説明する。
ここで先ず、本発明の原理について説明する。
X線倣形においては、本穎影の準備段階としてX線透視
による被写体位置決めが行われる。このX線透視の際に
被写体の厚み(氷厚換算値)を求めることができる。こ
の被写体の厚みが求められると、検出器に入射するフォ
トン数及び(散乱線量/直接X線最)の値すなわち散乱
X線含有率を推定することができる。散乱X線含有率の
11[定には種々の技術が報告されているが、最も容易
な手段としては、散乱X線含有率を関数として記憶する
テーブルを用いる方法が挙げられる。この場合、管電圧
及びグリッドにより散乱X線含有率が変わるので、管電
圧、氷厚換算値の入力により、散乱X線含有率が出力さ
れるテーブルをグリッドの有無に対応してそれぞれ準備
する。また、既)ホのようにグレーデル効果として被検
体−検出器間距離PID(第6図参照)を調整すること
により散乱X線の入射量を低減させる技術がある。これ
は、PID=Ocmのときを1とすればPIDを大きく
するに従って散乱X線量が相対的に1以下に減少すると
いうものでおる。これについても実験式が求められてい
るが、グリッドを配置した場合と取り外した場合とに分
けて予め測定し、この測定結果よりテーブルを形成して
おくとよい。このテーブルはPIDを入力した場合に、
散乱X1ffiのPID=Ocaに対する減衰比を出力
するものとする。
による被写体位置決めが行われる。このX線透視の際に
被写体の厚み(氷厚換算値)を求めることができる。こ
の被写体の厚みが求められると、検出器に入射するフォ
トン数及び(散乱線量/直接X線最)の値すなわち散乱
X線含有率を推定することができる。散乱X線含有率の
11[定には種々の技術が報告されているが、最も容易
な手段としては、散乱X線含有率を関数として記憶する
テーブルを用いる方法が挙げられる。この場合、管電圧
及びグリッドにより散乱X線含有率が変わるので、管電
圧、氷厚換算値の入力により、散乱X線含有率が出力さ
れるテーブルをグリッドの有無に対応してそれぞれ準備
する。また、既)ホのようにグレーデル効果として被検
体−検出器間距離PID(第6図参照)を調整すること
により散乱X線の入射量を低減させる技術がある。これ
は、PID=Ocmのときを1とすればPIDを大きく
するに従って散乱X線量が相対的に1以下に減少すると
いうものでおる。これについても実験式が求められてい
るが、グリッドを配置した場合と取り外した場合とに分
けて予め測定し、この測定結果よりテーブルを形成して
おくとよい。このテーブルはPIDを入力した場合に、
散乱X1ffiのPID=Ocaに対する減衰比を出力
するものとする。
さて、X線検出器の前段にグリッドを配置すれば、この
グリッドにより散乱X線の入射量が減衰するのと同時に
直接X線成分も減衰する。ここで、グリッドを外した状
態でX線検出器の単位面積に入射する直接X線のフォト
ン数をnとし、グリッドによる直接X線減衰率を刀とす
れば、グリッドを配置した状態での検出器単位面積当り
の直接入射フォトン数はn−刀と表わされる。また、散
乱X線に対しては上記テーブル群より、 n−al ・G1(r)・・・(グリッドのない状態で
の検出器単位面積当りの散乱X線入射フAトン数) n −a2 ・G2(r)・・・グリッドを配置した状
態での検出器単位面積当りの散乱X線入射フォトン数) として得ることができる。ただしal 、a2はそれぞ
れグ1ノットの有無に対するPID=OCmのときの散
乱X線含有率、Gl (r’)、 G2 (r)は
それぞれPIDの値をrで表したときのグレーデル効果
による相対散乱X線減衰率(O〜1)である。結局、入
射する散乱X線と直接X線とのフォトン数は、それぞれ n十n−al・G1 (r) nη十n−a2・G2 (r) となる。
グリッドにより散乱X線の入射量が減衰するのと同時に
直接X線成分も減衰する。ここで、グリッドを外した状
態でX線検出器の単位面積に入射する直接X線のフォト
ン数をnとし、グリッドによる直接X線減衰率を刀とす
れば、グリッドを配置した状態での検出器単位面積当り
の直接入射フォトン数はn−刀と表わされる。また、散
乱X線に対しては上記テーブル群より、 n−al ・G1(r)・・・(グリッドのない状態で
の検出器単位面積当りの散乱X線入射フAトン数) n −a2 ・G2(r)・・・グリッドを配置した状
態での検出器単位面積当りの散乱X線入射フォトン数) として得ることができる。ただしal 、a2はそれぞ
れグ1ノットの有無に対するPID=OCmのときの散
乱X線含有率、Gl (r’)、 G2 (r)は
それぞれPIDの値をrで表したときのグレーデル効果
による相対散乱X線減衰率(O〜1)である。結局、入
射する散乱X線と直接X線とのフォトン数は、それぞれ n十n−al・G1 (r) nη十n−a2・G2 (r) となる。
一方、識別しようとする物体とそのまわりの物体との差
のフォトン数は、グリッドの無い状態をΔnとすると、
Δn・ηとなる。従って、グリッドが無い場合のS/N
比を(S/N)6oとし、グリッドが有る場合のS/N
比を(S/N)GCとすると、それぞれ (S/N)。。
のフォトン数は、グリッドの無い状態をΔnとすると、
Δn・ηとなる。従って、グリッドが無い場合のS/N
比を(S/N)6oとし、グリッドが有る場合のS/N
比を(S/N)GCとすると、それぞれ (S/N)。。
=(Δn)2/(n(1+a1 ・Gx (r))(
S/N)6C =(Δn ・77)” /(n (77+82 ・G2
(r))となる。そこで、グリッド無し、グリッド有
りのそれぞれにおいてr (PIDを与える)を所定の
範囲内で変化させ、(S/N>GOと(S/N)GCと
の最大値同志を比較し、大ぎい方を選択することにより
、@影時のグリッド条件とPIDの値とを決定すること
ができる。
S/N)6C =(Δn ・77)” /(n (77+82 ・G2
(r))となる。そこで、グリッド無し、グリッド有
りのそれぞれにおいてr (PIDを与える)を所定の
範囲内で変化させ、(S/N>GOと(S/N)GCと
の最大値同志を比較し、大ぎい方を選択することにより
、@影時のグリッド条件とPIDの値とを決定すること
ができる。
例えば第7図に示すように推定氷厚鎖中に識別しようと
する物体19を入れ、X線条件(管電圧。
する物体19を入れ、X線条件(管電圧。
管電流)を与えたとぎに、検出器単位面積当りに入射す
るフォトン@nとn′ とを計算で求めることができる
。
るフォトン@nとn′ とを計算で求めることができる
。
今、仮に氷厚を20cmとし、管電圧70KVp、管電
流’l mA(7)条件を入れ、rl=100.ml’
=996を得たとする。この場合、グリッドの直接X
線減衰率nを0.7とすると、 n=1000 Δn=4 n−77= 700 Δn−y+=2. 8
となる。グリッドを外した場合のS/N比は、PID=
Ocmとして計算すると、 (S/N)GO=42/ (1000(1+ 7.00
X 1.0))=16/800=0.002 となり、グリッドを用いた場合のS/N比は、(S/N
)GC−(2,8> 2/(1000(0,7+0.9
X 1.0))= 7.84/1630=0.005 となり、グリッドを用いた方がS/N比が高い。
流’l mA(7)条件を入れ、rl=100.ml’
=996を得たとする。この場合、グリッドの直接X
線減衰率nを0.7とすると、 n=1000 Δn=4 n−77= 700 Δn−y+=2. 8
となる。グリッドを外した場合のS/N比は、PID=
Ocmとして計算すると、 (S/N)GO=42/ (1000(1+ 7.00
X 1.0))=16/800=0.002 となり、グリッドを用いた場合のS/N比は、(S/N
)GC−(2,8> 2/(1000(0,7+0.9
X 1.0))= 7.84/1630=0.005 となり、グリッドを用いた方がS/N比が高い。
次に、PID=28cmとして計算すると、(S/N)
GO=4” / (1000(1+ 7.00 X O
,15))=16/2050=0.0078 (S/N)GC= (2,8) ” / (1000(
0,7+0.93X O,38))= 7.84/10
53=0.0074となり、今度はグ1デッドを外した
方がS/N比が高い。従って幾何学的拡大率を考慮しな
ければ、グリッドを外し、PID=28cmで躍影する
のが有利となる。
GO=4” / (1000(1+ 7.00 X O
,15))=16/2050=0.0078 (S/N)GC= (2,8) ” / (1000(
0,7+0.93X O,38))= 7.84/10
53=0.0074となり、今度はグ1デッドを外した
方がS/N比が高い。従って幾何学的拡大率を考慮しな
ければ、グリッドを外し、PID=28cmで躍影する
のが有利となる。
このようにして敵影条件を合理的に求めることができる
。
。
尚、管球−検出器間距離1’DD (第6図参照)を一
定にしてPIDを変化すればX線像の幾何学的拡大率が
変わるため、PIDを変えると同時にFDDをも変える
のが好ましい。この場合、距離によって変化するファク
ターをフォトン数日に付加して上記と同様の比較を行え
ばよい。
定にしてPIDを変化すればX線像の幾何学的拡大率が
変わるため、PIDを変えると同時にFDDをも変える
のが好ましい。この場合、距離によって変化するファク
ターをフォトン数日に付加して上記と同様の比較を行え
ばよい。
次に、上記原理に則った本発明の一実施例について説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。同
図に示すように本実施例装置は、X線管1、I−I(イ
メージインテンシファイア)2゜テレビカメラ3.A/
D変換器4,2次元メモリ5、X線コントローラ6、等
価氷厚推定手段7゜散乱X線含有率推定手段8.散乱X
線減衰率推定手段9.S/N演譚シミュレータ10.表
示部11を有する。
図に示すように本実施例装置は、X線管1、I−I(イ
メージインテンシファイア)2゜テレビカメラ3.A/
D変換器4,2次元メモリ5、X線コントローラ6、等
価氷厚推定手段7゜散乱X線含有率推定手段8.散乱X
線減衰率推定手段9.S/N演譚シミュレータ10.表
示部11を有する。
X線管1は、被写体Pに曝射されるX線を発生するもの
で必り、I・■2は被写体等価X線像を光学像に変換す
るもので必る。このI・■2が本発明におけるX線検出
器に相当する。また、テレビカメラ3は光学像を画像し
て電気信号に変換するものて′あり、A/D変換器4は
このテレビカメラ3の映像出力をディジタル信号に変換
するものである。2次元メモリ5はA/D変換器4の出
力を記憶するものであり、X1線コントローラ6は管電
圧制御及びX線曝射タイミング制御等のX線制御を行う
ものである。
で必り、I・■2は被写体等価X線像を光学像に変換す
るもので必る。このI・■2が本発明におけるX線検出
器に相当する。また、テレビカメラ3は光学像を画像し
て電気信号に変換するものて′あり、A/D変換器4は
このテレビカメラ3の映像出力をディジタル信号に変換
するものである。2次元メモリ5はA/D変換器4の出
力を記憶するものであり、X1線コントローラ6は管電
圧制御及びX線曝射タイミング制御等のX線制御を行う
ものである。
等価氷厚推定手段7は被写体Pの等価氷厚(氷厚換鋒値
)を推定するものである。この推定は等価氷厚討痺のプ
ログラム実行によりソフト的に行ってもよいし、あるい
は、映像信号と等価氷厚との関係を予め記憶している変
換テーブルを有する専用のALtJ (アリスマテック
ロジックユニット)を設けておいて、前記映像信号の最
大値に対応する等価氷厚を読み出すことによって行って
もよい。
)を推定するものである。この推定は等価氷厚討痺のプ
ログラム実行によりソフト的に行ってもよいし、あるい
は、映像信号と等価氷厚との関係を予め記憶している変
換テーブルを有する専用のALtJ (アリスマテック
ロジックユニット)を設けておいて、前記映像信号の最
大値に対応する等価氷厚を読み出すことによって行って
もよい。
そしてこの等価水原推定手段7によって推定された厚み
情報(Jりは、後段に配置された散乱X線含有率推定手
段及びS/N演算シミュレータ10に送出されるように
なっている。
情報(Jりは、後段に配置された散乱X線含有率推定手
段及びS/N演算シミュレータ10に送出されるように
なっている。
散乱X線含有率推定手段8は、厚み情報(Jりと管電圧
情報(KV)とから直接X線量に対する散乱X線m、す
なわち散乱X線含有率a1.a2を推定するものでおり
、認とKVとの入力に応じてal 、 a、2を出力す
る変換テーブル、必るいはal 、a2を算出する演算
回路を有して成る。
情報(KV)とから直接X線量に対する散乱X線m、す
なわち散乱X線含有率a1.a2を推定するものでおり
、認とKVとの入力に応じてal 、 a、2を出力す
る変換テーブル、必るいはal 、a2を算出する演算
回路を有して成る。
al 、a2の値の一例を第4図に示す。
散乱X線減衰率推定手段9は、被写体Pと工・I2どの
間の距離r(rはPIDの値を意味する)からグレーデ
ル効果による散乱X線減衰率Gl 。
間の距離r(rはPIDの値を意味する)からグレーデ
ル効果による散乱X線減衰率Gl 。
G2を推定するものであり、rのに入力に応じてG1
、G2を出力する変換テーブル、おるいはGl 、G2
を算出する演算回路を有して成る。
、G2を出力する変換テーブル、おるいはGl 、G2
を算出する演算回路を有して成る。
Gl 、G2の値の一例を第5図に示す。
5lNi寅算シミユレータ10は、散乱X線含有率と散
乱X線減衰率とに基づいて被写体X線像のS/N比が最
大となる敵影条件を求めるものでおる。例えばこのS/
N演算シミュレータ1oは、第2図にその詳細を示すよ
うに、X線管1の管電圧、管電流等の管球条件を発生す
る管球条件発生手段13と、FDD (X線管とI−1
との間の距離)の値を発生するFDD発生手段14と、
PID(被写体とI−Iとの間の距離)の値r@発生す
るPID発生手段15と、管球条件、FDD及び等価氷
厚値でに応じたフォトン数n、Δnをシミュレーション
により求めるフォトン演算手段16と、このフォトン数
n、△n、PIDの1直r。
乱X線減衰率とに基づいて被写体X線像のS/N比が最
大となる敵影条件を求めるものでおる。例えばこのS/
N演算シミュレータ1oは、第2図にその詳細を示すよ
うに、X線管1の管電圧、管電流等の管球条件を発生す
る管球条件発生手段13と、FDD (X線管とI−1
との間の距離)の値を発生するFDD発生手段14と、
PID(被写体とI−Iとの間の距離)の値r@発生す
るPID発生手段15と、管球条件、FDD及び等価氷
厚値でに応じたフォトン数n、Δnをシミュレーション
により求めるフォトン演算手段16と、このフォトン数
n、△n、PIDの1直r。
al 、a2及びGl 、G2に基づいて、グリッドを
付加した状態と外した状態それぞれについてのS/N比
を所定のアルゴリズムに従って演算するS/N演算手段
17と、その演算結果より最大S/N比を与えるi影条
件を選択する最大S/N比選択手段18とを有して成る
。
付加した状態と外した状態それぞれについてのS/N比
を所定のアルゴリズムに従って演算するS/N演算手段
17と、その演算結果より最大S/N比を与えるi影条
件を選択する最大S/N比選択手段18とを有して成る
。
次に、第3図のフローヂャートに従って上記構成の作用
について説明する。
について説明する。
X線コントローラ6の制御下でX線管1よりX線が曝射
され、透視のための被写体透過X線情報の収集が行われ
る。被写体透過X線情報は■・I2により光学情報に変
換され、テレビカメラ3により電気信号に変換され、A
/D変換器4によりディジタル信号に変換された後に2
次元メモリ5に書き込まれる。
され、透視のための被写体透過X線情報の収集が行われ
る。被写体透過X線情報は■・I2により光学情報に変
換され、テレビカメラ3により電気信号に変換され、A
/D変換器4によりディジタル信号に変換された後に2
次元メモリ5に書き込まれる。
そして、2次元メモリ5内の透視像情報と、透視条件(
X線条件)とが等価氷厚推定手段7に送出され、被写体
Pの等価氷厚lの推定に供されろくステップS1)。求
められた等価氷厚lは散乱X線含有率推定手段8及びS
/N演算シミュレータ10に送出される。
X線条件)とが等価氷厚推定手段7に送出され、被写体
Pの等価氷厚lの推定に供されろくステップS1)。求
められた等価氷厚lは散乱X線含有率推定手段8及びS
/N演算シミュレータ10に送出される。
S/N演算シミュレータ10は、先ずグリッドを外した
状態を想定しくステップS2)、管電圧KVの初期値K
Voを設定しくステップ33)、このKVoを散乱X線
含有率推定手段8に送出する。管電圧KVの初期値KV
oと等価氷厚lとの入力により散乱X線含有率推定手段
8はa2 (散乱X線含有率、ここでは、グリッドが無
い場合)を出力する(ステップS4>。次にS / N
2g 算シミュレータ10は、PIDの値r@Ocm
<初期値)としくステップS5)、これを散乱X線減衰
率推定手段9に送出する。すると、散乱X線減衰率推定
手段9よりG2 (グレーデル効果によるイ百対散乱
X線減衰率)が出力され(ステップS6)、これがS/
N演算シミュレータ10に取り込まれる。
状態を想定しくステップS2)、管電圧KVの初期値K
Voを設定しくステップ33)、このKVoを散乱X線
含有率推定手段8に送出する。管電圧KVの初期値KV
oと等価氷厚lとの入力により散乱X線含有率推定手段
8はa2 (散乱X線含有率、ここでは、グリッドが無
い場合)を出力する(ステップS4>。次にS / N
2g 算シミュレータ10は、PIDの値r@Ocm
<初期値)としくステップS5)、これを散乱X線減衰
率推定手段9に送出する。すると、散乱X線減衰率推定
手段9よりG2 (グレーデル効果によるイ百対散乱
X線減衰率)が出力され(ステップS6)、これがS/
N演算シミュレータ10に取り込まれる。
S/N演算シミュレータ10は、取り込まれた散乱X線
含有率及び減衰率から、氷厚中の物体を識別するときの
S/N比を計算し、その計算結果を、グリッド条件、管
電圧値、PIDの値rに対応させて記憶する(ステップ
S7)。そして、r=rendが成立するか否か、すな
わち、rの変化範囲における最終値rendに達したか
否かの判別を行い(ステップS8)、この判別において
“n○″と判断された場合には、そのときのrの値に1
を加え(ステップ313)、前記ステップS6の実行に
戻りステップS6.S7の実行を繰り返し行うことにな
る。このようにしてrの所定変化範囲の全てについてS
/N比が求められると、ステップS8の判別において”
y e s ”と判断され、次にK V = K V
endが成立するか否か、すなわち、管電圧KVの所
定変化範囲における最終値KVendに達したか否かの
判別が行われる(ステップS9)。この判別において“
’ n o ”と判断された場合には、そのときのKV
の値に1を加え(ステップS1/l)、前記ステップS
4乃至$8の実行及び判別を繰り返し行うことになる。
含有率及び減衰率から、氷厚中の物体を識別するときの
S/N比を計算し、その計算結果を、グリッド条件、管
電圧値、PIDの値rに対応させて記憶する(ステップ
S7)。そして、r=rendが成立するか否か、すな
わち、rの変化範囲における最終値rendに達したか
否かの判別を行い(ステップS8)、この判別において
“n○″と判断された場合には、そのときのrの値に1
を加え(ステップ313)、前記ステップS6の実行に
戻りステップS6.S7の実行を繰り返し行うことにな
る。このようにしてrの所定変化範囲の全てについてS
/N比が求められると、ステップS8の判別において”
y e s ”と判断され、次にK V = K V
endが成立するか否か、すなわち、管電圧KVの所
定変化範囲における最終値KVendに達したか否かの
判別が行われる(ステップS9)。この判別において“
’ n o ”と判断された場合には、そのときのKV
の値に1を加え(ステップS1/l)、前記ステップS
4乃至$8の実行及び判別を繰り返し行うことになる。
そしてこのステップS9の判別において“’ y e
s ”と判断された場合には、グリッドを付けた状態か
否かの判別が行われる(ステップ510)。この判別に
おいて“nO″と判断された場合には、すなわらグリッ
ドを付けていない状態であると判断された場合には、グ
リッドを付けた状態を想定しくステップ515)、前記
ステップS3の実行に戻り、” y e s ”と判断
された場合、すなわち、グリッドを外した場合と付けた
場合とのそれぞれにおいて、PIDの値r及び管電圧K
Vの所定変化範囲の全ての組み合せについてのS/N比
が算出された場合には、その中で最大S/N比を与える
敵影条件を求める(ステップ511)。そして求められ
た敵影条件(ここでは、グリッドの有無、PIDの値、
管電圧及び必要に応じてFDD)は、表示部11に所定
のフォーマットで表示される(ステップ512)。
s ”と判断された場合には、グリッドを付けた状態か
否かの判別が行われる(ステップ510)。この判別に
おいて“nO″と判断された場合には、すなわらグリッ
ドを付けていない状態であると判断された場合には、グ
リッドを付けた状態を想定しくステップ515)、前記
ステップS3の実行に戻り、” y e s ”と判断
された場合、すなわち、グリッドを外した場合と付けた
場合とのそれぞれにおいて、PIDの値r及び管電圧K
Vの所定変化範囲の全ての組み合せについてのS/N比
が算出された場合には、その中で最大S/N比を与える
敵影条件を求める(ステップ511)。そして求められ
た敵影条件(ここでは、グリッドの有無、PIDの値、
管電圧及び必要に応じてFDD)は、表示部11に所定
のフォーマットで表示される(ステップ512)。
以上のようにして最大S/N比を与える敵影条件が表示
部11に表示されるため、オペレータはこの表示内容を
基に本敵影時の適切な敵影条件を設定することができる
。
部11に表示されるため、オペレータはこの表示内容を
基に本敵影時の適切な敵影条件を設定することができる
。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施を包含するのはいうまでもない。例えば上
記実施例ではS/N演算シミュレータ10によって得ら
れた倣形条件を表示部11に送出し、ここで表示するも
のについて説明したが、得られた敵影条件に基づいて装
置の自動設定を行うようにしてもよい。
々の変形実施を包含するのはいうまでもない。例えば上
記実施例ではS/N演算シミュレータ10によって得ら
れた倣形条件を表示部11に送出し、ここで表示するも
のについて説明したが、得られた敵影条件に基づいて装
置の自動設定を行うようにしてもよい。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明によれば、本倣形を行う前の
準備段階で適切な敵影条件を合理的に設定することがで
きるX線診断装置を提供することができる。
準備段階で適切な敵影条件を合理的に設定することがで
きるX線診断装置を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本実施例装置におけるS/N演算シミュレータの詳細な
ブロック図、第3図は本実施例装置の作用を説明するた
めのフローチャート、第4図及び第5図はそれぞれ散乱
X線含有率及び散乱X線減衰率の値の一例を示す説明図
、第6図及び第7図は本発明の原理説明図である。 1・・・X線管、2・・・I・I(X線検出器)、7・
・・等価氷厚推定手段、 8・・・散乱X線含有率推定手段、 9・・・散乱X線減衰率推定手段、 10・・・S/N演算シミュレータ、P・・・被写体。 代理人 弁理士 則 近 憲 缶周
大 胡 典 夫第5図 l9 第7図
本実施例装置におけるS/N演算シミュレータの詳細な
ブロック図、第3図は本実施例装置の作用を説明するた
めのフローチャート、第4図及び第5図はそれぞれ散乱
X線含有率及び散乱X線減衰率の値の一例を示す説明図
、第6図及び第7図は本発明の原理説明図である。 1・・・X線管、2・・・I・I(X線検出器)、7・
・・等価氷厚推定手段、 8・・・散乱X線含有率推定手段、 9・・・散乱X線減衰率推定手段、 10・・・S/N演算シミュレータ、P・・・被写体。 代理人 弁理士 則 近 憲 缶周
大 胡 典 夫第5図 l9 第7図
Claims (1)
- 所定管電圧の印加によりX線を発生するX線管と、該X
線の被写体透過量を検出するX線検出器とを有し、該被
写体のX線像を形成して診断に供するX線診断装置にお
いて、本撮影に移行する前の準備段階撮影時に得られた
画像データに基づいて該被写体の等価水厚を推定する等
価水厚推定手段と、得られた等価水厚と該撮影時におけ
る管電圧値とから散乱X線含有率を推定する散乱X線含
有率推定手段と、該被写体と該X線検出器との間の距離
からグレーデル効果による散乱X線減衰率を推定する散
乱X線減衰率推定手段と、散乱X線含有率と散乱X線減
衰率とに基づいて該被写体のX線像のS/N比が最大と
なる撮影条件を求めるS/N演算シミュレータとを具備
することを特徴とするX線診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61228234A JPS6382627A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | X線診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61228234A JPS6382627A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | X線診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6382627A true JPS6382627A (ja) | 1988-04-13 |
Family
ID=16873267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61228234A Pending JPS6382627A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | X線診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6382627A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009297078A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Canon Inc | 放射線撮影制御装置および方法 |
JP2017537748A (ja) * | 2014-10-04 | 2017-12-21 | アイベックス イノベーションズ リミテッド | X線装置における散乱に関する改善及び該x線装置を使用する方法 |
-
1986
- 1986-09-29 JP JP61228234A patent/JPS6382627A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009297078A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Canon Inc | 放射線撮影制御装置および方法 |
US8737569B2 (en) | 2008-06-10 | 2014-05-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiography control apparatus and radiography control method |
JP2017537748A (ja) * | 2014-10-04 | 2017-12-21 | アイベックス イノベーションズ リミテッド | X線装置における散乱に関する改善及び該x線装置を使用する方法 |
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