JPS6379159A - 携帯用電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示機構を有する携帯用電子機器に適用
して特に有効な技術に関するもので、たとえば、携帯用
電卓に利用して有効な技術に関するものである。

〔従来の技術〕

液晶表示素子については、たとえば電波新聞社、昭和５
５年７月３０日発行、「総合電子部品ハンドブックＪ　
Ｐ６２６〜Ｐ６３０があり、ここでは液晶表示素子の種
類・原理等が説明されている。

本発明者は、このような液晶表示素子を用いた携帯用電
子機器の構造について検討した。以下は、本発明者によ
って検討された技術であり、その（概要は次の通りであ
る。

すなわち、携帯用電子機器、たとえばカード形状の電卓
（以下、単に「カード電卓」という）では、その表面に
キー操作部、表示部および太陽電池等を配設した構造の
ものが知られている。

ところで、上記構造のカード電卓では、その電力供給源
を太陽電池の起電力に依存しており、当該太陽電池によ
り所定の起電力を発生させるためには、その光吸収面を
所定の広さでカード電卓の表面に露出させる必要がある
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上記技術では、太陽電池の面積占有のために
、カード電卓自体の小形化が制約されてしまうことが本
発明者によって胡らかにされた。

本発明は、上記問題点に着目してなされたものであり、
その目的は携帯用電子機器の小形化を促進する技術を提
供することにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、次の通りである。

すなわち、液晶表示部の裏面に太陽電池を取付けた構造
の液晶表示部付携帯用電子機器とするものである。

〔作用〕

上記した手段によれば、太陽電池が液晶表示部に重合わ
されているため、電子機器の表面において必要占有面積
を少なくでき、電子機器の小形化を促進することができ
る。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例であるカード型電卓に適用さ
れる表示モジニールを示す部分斜視図、第２図はこのカ
ード型電卓を示す平面図である。

本実施例のカード型電卓１は、第２図に示すように、合
成樹脂からなるカード本体２０表面に数値キー３ａおよ
び演算子キー３ｂ等の配設されたキー操作部３と、計算
結果を液晶表示する表示部４とを有している。

キー操作部３は、たとえばプラスチックの弾性シートか
らなり、この弾性シートの内側面側には図示しない所定
の電気接点機構が設けられているものである。

表示部４を構成する表示モジュール５は第１図に示すよ
うに、平板状の液晶表示素子６と太陽電池素子７とをフ
ィルター８を介して接合した構造を有している。

液晶表示素子６は、たとえば反射形の液晶表示素子であ
り、詳細は図示しないが、液晶部を挟持する透明電極へ
の所定の電圧の印加により液晶の配列状態を変化させ、
このときの液晶セルの光学的性質の変化を用いて光を変
調し所定の数字等を表示するものである。

上記液晶表示素子６の裏面、すなわちカード本体２の表
面に露出している面とは反対側の面には、上記のように
板状のフィルター８が接合されている。このフィルター
８は、少なくとも可視光の波長範囲の光を反射して、可
視外光を自身の内部に透過させる性質を有するものであ
る。

したがって、可視光に関する限り、このフィルター８は
実質的に液晶表示素子６０反射板として搬能する。すな
わち、表面外方より表示部４を目視した場合、表示され
た数字等とそれ以外の部分とのコントラストを維持でき
、数字あるいは記号等の認識が容易な構造となっている
。

太陽電池素子７はたとえばシリコン半導体からなるＰＮ
接合型の太陽電池素子であり、光吸収面をフィルター８
側に当接した状態で接合されている。すなわち、フィル
ター８を透過してきた光が太陽電池の光吸収面に受光さ
れることによって太陽電池素子７内において所定の起電
力が発生する構造となっている。この起電力はカード型
電卓１内の図示しない半導体ペレットに供給されて、こ
れにより液晶表示素子６において所定の演算結果の表示
等が行われる。

ところで、本実施例では、上記太陽電池素子７の光−電
気変換効率のピーク波長は可視外光、たとえば９００ｎ
ｍ〜１ｌ１００ｎ程度となるように設定されており、こ
れは上記フィルターの透過波長の範囲に含まれる゛波長
である。

すなわち、このようにフィルター８が可視光のみを反射
して、太陽電池素子７の光−電気変換に必要な波長光を
透過させる構造であるため、液晶表示素子６を通過して
きた光のうち、可視光はフィルター８より反射されて表
示部のコントラストを向上させるように作用し、一方可
視外光はフィルター８をｆ１通して太陽電池素子７の起
電力の発生に寄与する。

以上のように、液晶表示素子６と太陽電池素子７とを積
層状にしてカード型電卓１内に配設することにより、カ
ード型電卓１の表面には液晶表示素子６の一面のみを露
出させればよい構造となるため、カード電卓自体の小形
化を促進できる。

このように、本実施例によれば以下の効果を得ることが
できる。

（１）、液晶表示素子７の裏面側に太陽電池素子７を取
付けることにより、太陽電池素子７の受光面を直接カー
ド型電卓１の表面に露出させる必要が無くなるため１、
カード型電卓１０表面の各素子の面積占有率を低下させ
ることができ、これによりカード型電卓１の小形化を促
進することができる。

（２）、液晶表示素子６と太陽電池素子７との間に可視
光のみを反射するフィルター８を介装することにより、
液晶表示のコントラストを低下させることなく、しかも
太陽電池素子７への光供給量を確保できる。

（３）、上記（１）〜（２）により、小形でかつ作動信
頼性の高いカード型電卓１を提供できる。

以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。たとえば、太陽電池とし
てはＰＮ接合型のシリコン半導体からなるものについて
説明したが、ショットキバリヤ型のもの、あるいはガリ
ウムーヒ素半導体、さらにはアモルファスンリコン半導
体等からなるものであってもよい。

以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその利用分野である、いわゆるカード型電卓に適用し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、たとえばその他の液晶表示部を有する太陽電池駆
動型腕時計あるいは携帯用コンビニ−ター等に適用でき
る。

〔発明の効果〕

本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである
。

すなわち、所定の作動用起電力を発生する太陽電池が液
晶表示部の裏面に取付けられた携帯用電子機器構造とす
ることによって、太陽電池が液晶表示部に重ね合わされ
ているため、電子機器の表面において必要占有面積を少
なくすることが可能となり、電子機器の小形化を促進す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるカード型電卓に適用さ
れる表示モジュールを示す部分斜視図、第２図は本実施
例のカード型電卓を示す平面図である。 １・・・カード型電卓、２・・・カード本体、３・・・
キー操作部、３ａ・・・数値キー、３ｂ・・・演算子キ
ー、４・・・表示部、５・・・表示モジュール、６・・
・液晶表示素子、７・・・太陽電池素子、８・・・フィ
ルター。 第　　１　　　図 第　　２　　図 グー７４ルメ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、液晶表示部と、この液晶表示部の外部露出面とは反
   対側の面に取付けられ液晶表示部内を透過してきた所定
   光により作動起電力を生じる太陽電池とを有する携帯用
   電子機器。 ２、上記太陽電池が液晶表示部の裏面にフィルターを介
   して取付けられており、このフィルターが液晶表示部を
   透過してきた可視光を液晶表示部を介して外部に反射さ
   せるとともに太陽電池のエネルギー変換ピーク値近傍の
   波長の光を透過し太陽電池に伝えるものであることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の携帯用電子機器。 ３、上記太陽電池が液晶表示部の裏面にハーフミラーを
   介して取付けられていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の携帯用電子機器。