JPS6378876A - 操舵トルク検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はハンドルが連結された操舵軸に作用する操舵ト
ルクを検出する操舵トルク検出装置に関する。

〈従来の技術〉 操舵トルクを磁気的に検出する従来の操舵トルク検出装
置としては、特公昭５５−２９３７７号に示されたもの
がある。このものでは、駆動軸の一部に可撓部を形成し
１、この可撓部より車輪操向機構側に駆動軸を包囲する
筒体を取付け、駆動軸の可撓部よりハンドルに近い部分
には、筒体と対向するように検出コイルを設け、駆動軸
のねじれ変位に基づく、筒体とハンドル側駆動軸の相対
回動によって、変化する磁気抵抗を検出コイルによって
検出している。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上述のような装置では、磁気抵抗を検出する検
出コイルがハンドル操作に伴って回転する駆動軸に装着
されているため、検出コイルからのリード線を駆動軸に
巻き付かないように固定部に引出すための特殊な機構が
必要となり、この特殊な機構でもリード線が駆動軸の回
動とともに動くために断線が発生する恐れがあるという
問題がある。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、車輪操向機構に連係された駆動軸と前記操舵
軸とを弾性軸を介して連結するとともに、前記操舵軸を
包囲するように磁性体で形成したハウジングを固設し、
このハウジングには前記操舵軸の外周面と一定間隔で操
向する部分を形成し、前記駆動軸の前記操舵軸側端部に
は外周面が前記ハウジングの内周面と一定間隔を持って
対向する回動部材を取り付け、この回動部材と前記操舵
軸の互いに対向する部分には前記操舵軸と駆動軸との間
の相対回転によって前記回動部材と操舵軸との間の磁気
抵抗を変化させる磁気抵抗変更部を形成し、前記ハウジ
ング内に前記回動部材と操舵軸との間の磁気抵抗の変化
を検出する検出コイルを前記操舵軸を包囲するように固
設したものである。

〈作用〉 ハンドルを操作すると弾性軸にねじれ変位が発生し、操
舵軸と駆動軸に回転差が生じることより、磁気抵抗変更
部が磁気抵抗を変化させ、この変化を検出コイルにより
検出する。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を第１図、第２図に基づいて説明
する。１はハンドルであり、このハンドル１は操舵軸２
の先端に連結されている。操舵軸２は弾性軸３を介して
、駆動軸４に連結され、駆動軸４は回路の車輪操向機構
に連係されている。

操舵軸２の周りには操舵軸２を包囲するように磁性体で
形成されたハウジング５が固設されており、ハウジング
５のハンドル１側端部には半径方向に延在する側壁５ａ
が形成され、その内周面は操舵軸２の外周面と微少隙間
Ａで対向している。

駆動軸４の操舵軸２側の端部には非磁性体円形部材６が
装着されており、この非磁性体円形部材６の外周には磁
性体円形部材７が装着されている。

磁性体円形部材７の操舵軸２側の側面には、弾性軸３の
軸線と平行な方向に突出する突出部７ａが形成され、操
舵軸２の駆動軸４側の端部外周から半径方向に突設され
た突起部８と微少隙間Ｃで対向している。そして、突出
部７ａとで磁気抵抗変更部を構成する。ハウジング５の
側壁５ａの内側には、筒状の検出コイル９が操舵軸２と
同心状態で固設されており、検出コイル９の内部には磁
束を供給するための一次コイル９ｂ、この−次コイル９
ｂの上に磁気抵抗の変化により、変化する磁力を電気信
号に変換する二次コイル９ａが巻かれた状態になってい
る。１０は、−次コイル９ｂに励磁電圧を供給するとと
もに二次コイル９ａより外部に電気信号を取り出すため
のリード線である。

次に上述した構成に基づいて作用を説明する。

−次コイル９ｂに励磁電圧が供給されると操舵軸２、ハ
ウジング５、磁性体円形部材７によって形成される磁気
通路１）に磁束が流れ、二次コイル９ａには微少隙間Ｃ
に応じた誘起電圧が発生する。

この状態でハンドルｌを操作すると操舵軸２、弾性軸３
、駆動軸４を介して回路の車輪操向機構に力が伝達され
る。この伝達が行われる過程において、弾性軸３には、
ねじれ変位が発生する。ねじれ変位が弾性軸３に発生す
ることによって、突起部８は、磁性体円形部７の突出部
７ａと相対変位して微少隙間Ｃは変化する。これにより
操舵軸２と磁性円形部材７との間の磁気抵抗が変化し、
二次コイル９ａに発生する誘起電圧が変化する。この誘
起電圧の変化に基づいて操舵トルクの大きさと操舵方向
が検出される。

なお、第１図の実施例以外に変形例として第３図、第４
図に示すように突出部７ａの弾性軸３の軸線と平行な方
向には非磁性体の挿入部材２０を介して磁性体の先端部
材７ｂが突起部８と微少隙間Ｃで対向するように装着さ
れている。操舵軸２の駆動軸裏側の端面には弾性軸３の
側面に沿うように非磁性体の円筒支持体２１が装着され
ており、この円筒支持体２１の外周面には、挿入部材２
０を間にはさむように突出部７ａと先端部材７ｂに−〇
− 微少隙間Ｃで対向するようなコの字状の磁性体から成る
中間部材２１を装着することによって、磁性抵抗を変化
させる部分を多段にして、変化幅を大きくしてやっても
よい。また、第５図に示すように微少隙間Ａ１微少隙間
Ｂに０リング３２を設けて、磁性流体３１を充填し、微
少隙間Ａ、微少隙間Ｂが大きくても磁束が流れるように
してやってもよい。

〈発明の効果〉 以上述べたように本発明は、車輪操向機構に連係された
駆動軸と操舵軸とを弾性軸を介して連結するとともに操
舵軸を包囲するように磁性体で形成したハウジングを固
設し、操舵軸と駆動軸との間には両者の間の相対回動に
よって操舵軸を含む磁気通路の磁気抵抗を変化させる磁
気抵抗変更部を形成し、この磁気通路の磁気抵抗の変化
を検出する検出コイルをハウジングに固設したので、検
出コイルを固定部に設けることができる。

したがってリード線の取出しが容易に行えるだけでなく
、リード線が断線する恐れもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面図、第２図は第１図
のｎ−ｍ矢視断面図、第３図は本発明の変形例を示す断
面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ矢視図、第５図は別
の変形例を示す断面図。 １・・・ハンドル、２・・・操舵軸、３・・・弾性軸、
４・・・駆動軸、５・・・ハウジング、６・・・非磁性
体円形部材、７・・・磁性体円形部材、８・・・突起部
、９・・・検出コイル、１０・・・リード線、３１・・
・磁性流体、３２・・・０リング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハンドルが連結された磁性体から成る操舵軸に作
   用する操舵トルクを検出する操舵トルク検出装置であっ
   て、車輪操向機構に連係された駆動軸と前記操舵軸とを
   弾性軸を介して連結するとともに、前記操舵軸を包囲す
   るように磁性体で形成したハウジングを固設し、このハ
   ウジングには前記操舵軸の外周面と一定間隔で対向する
   部分を形成し、前記駆動軸の前記操舵軸側端部には外周
   面が前記ハウジングの内周面と一定間隔を持って対向す
   る回動部材を取り付け、この回動部材と前記操舵軸の互
   いに対向する部分には前記操舵軸と駆動軸との間の相対
   回転によって前記回動部材と操舵軸との間の磁気抵抗を
   変化させる磁気抵抗変更部を形成し、前記ハウジング内
   に前記回動部材と操舵軸との間の磁気抵抗の変化を検出
   する検出コイルを前記操舵軸を包囲するように固設した
   ことを特徴とする操舵トルク検出装置。