JPS637795A - 7α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−3,17−ジオンの製造方法 - Google Patents

7α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−3,17−ジオンの製造方法

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JPS637795A
JPS637795A JP15205686A JP15205686A JPS637795A JP S637795 A JPS637795 A JP S637795A JP 15205686 A JP15205686 A JP 15205686A JP 15205686 A JP15205686 A JP 15205686A JP S637795 A JPS637795 A JP S637795A
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ene
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好博 市原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は7α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−3
,17−ジオンの製造方法に関し、詳しくは3α、7α
−ジヒドロキン−5β−コラン酸(以下、CDCAと称
す)及び/又はその塩に微生物を作用させることKよっ
て7α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−3,17
−ジオン(以下、 Te1−ヒドロキシ4ADと称す)
を製造する方法に関する。
本発明の方法により製造される7α−ヒドロキシ4AD
は、抗アルドステロン性利尿剤として知られている17
β−ヒドロキシ−7α−メルカプト−3−オキソ−17
α−プレグナ−4−エン−21−カルボン酸−γ−ラク
トン−m7α−アセテート(以下、スピロノラクトンと
称す)の合成中間体である17β−ヒドロキシ−17α
−(3−ヒドロキシプロピル)アンドロスタ−4,6−
シエンー3−オンを製造するための原料化合物として有
用である。
〔従来の技術〕
従来、CDCAIC微生物を作用させて7α−ヒドロキ
シ4ADが得られた例がいくつか報告されて’/”) 
O側光t?、テネ7 :y (M、 E、Tennes
on ) G)は、CDCAを含む無機塩培地でシュー
ドモナス・エスピーNCIB 10590 (Pseu
dornonas  sp、NClB10590 )菌
株を好気的に培養して7α−ヒドロキシアンドロスタ−
1,4−ジエン−3,17−ジオン(以下、7α−ヒド
ロキシADDと称す)、7α−ヒドロキシプレグナ−1
,4−ジエン−3−オン−20−カルボン酸、7α−ヒ
ドロキシプレグナ−4−エン−3−オン−20−カルボ
ン酸、アンドロスタ−1,4,6−)ジエン−3,1フ
ージオンなどを得たこと、またその生成物のうちの7α
−ヒドロキシADD及びアンドロスタ−1,4,6−)
ジエン−3,1フージオンは代謝中間体として7α−ヒ
ドロキシ4ADを経由して生成されたと予想されること
を報告している〔ジャーナル・オン・ステロイド・バイ
オケミストリー(Journal of Steroi
dBiochemlstry )、第10巻、第311
〜316頁(1979年)参照〕。オーウエン(RoW
、Owen )らは、上記のシュードモナス・エスピー
NCIB 105908株をCDCAを含む無機塩培地
で嫌気的に培養し、コラ−4,6−レニン−3−オン−
24−散とアンドロスタ−4,6−ジニンー3.17−
 シオントヲ主生成物として得、他に7α−ヒドロキシ
4ADなどの種々の副生物を得たことを報告している〔
ジャーナル・オン・リビド・リサーチ(Journal
 of LipidResearch )、第24巻、
第1109〜1118頁(1983年)参照〕。なお、
テネンンらの方法及びオーウエンらの方法で使用されて
いるシュードモナス・エスピーNCIB 10590菌
株については、この菌株が動物糞便から採取されたシュ
ードモナス(Pseudomonas )属に属する細
菌テあること以外には全く報告されていない〔ジャーナ
ル・オン・ザ・ケミカル・ソサエティー、ケミカル・コ
ミュニケーショ7ズ(Journal of the 
Chemical 5ociety。
Chemical Communications )
、1974年、第311〜316頁参照〕。
また特表昭57−500226号公報には、シュードモ
ナス*xy、ビーATCC31752(Pseudom
onasgp、 ATCC317・52)菌株を胆汁濃
縮物を含む培地で好気的に培養し、この培養液から7α
−ヒドロキシ4ADなどの数多くのステロイド生成物が
得られたことが記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の従来法はいずれも7α−ヒドロキン4ADを工業
的に有利に製造するに適した方法とは言い難い。
しかして、本発明の目的は、CDCAに微生物を作用さ
せることによって7α−ヒドロキシ4人りを高選択率で
かつ収率よ<裏道する工業的に有利な方法を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、CDCA及び/又はそ
の塩を基質として7α−ヒドロキシ4ADを生産する能
力を有するシュードモナス属プチダ種又はシュードモナ
ス属スツチェリ種に属する細菌をCDCA及び/又はそ
の塩を含む培地に培養して7α−ヒドロキシ4ADを生
成せしめ、これを採取することを特命とする7α−ヒド
ロキシ4ADの製造方法を提供するととKよって達成さ
れる。
本発明の方法において便用するCDCA及び/又はその
塩を基質として7α−ヒドロキシ4ADを生産する能力
を有するシュードモナス属プチダ種に属する細菌として
は、例えばシュードモナス・プチダD 4014− A
l 615 (Pseudomonas putida
D4014−A1615)菌株(微工研菌寄第6572
号)があり、またCDCA及び/又はその塩を基質とし
て7α−ヒドロキシ4ADを生産する能力を有するシュ
ードモナス属スツチェリ種に4属する細菌としては、例
えばシュードモナス・スッチェリM−1492(Pse
udomonag 5tutzeri M −1492
)菌株(微工研菌寄第8771号)がある。シュードモ
ナス・プチダD4014−A1615菌株は土壌中よシ
採取したシュードモナス伊プfF D 4014 (P
seudomonagputida D4014 )菌
株(微工研条寄第、2QS号)に突然変異処理を施して
得られた変異株であシ、これらの菌株の菌学的性買は特
開昭58−149698号公報又は特開昭59−392
98号公報に記載されているとおりである。また、シュ
ードモナス・スツチェリM−14・92菌株は土壌中よ
り採取したシュードモナス・スツチェリC−37−2(
Pseudomonasgtutzeri C−37−
2)菌株(微工研薗寄第8770号)に突然変異処理を
施して得られた変異株であり、これらの菌株の菌学的性
質を次表に示す。
(注1):生理学的性質において、+、士及び−は次の
ことを意味する。
+・・・・・・その性質又はその生成あシ士・・・・・
・その性質又はその生成の有無が判定し難い−・・・・
・・その性質又はその生成なしく注2)、ヒユー・アン
ド・ライフノン培地の炭素源をそれぞれ糖類1〜15と
代えた培地での菌による糖類からの酸の生成及びガスの
発生を観察したものであるっ+・・・・・・酸の生成又
はガスの発生あシ士・・・・・・酸の生成又はガスの発
生の有無が判定し難い−・・・・・・酸の生成又はガス
の発生なし上記の表に示した菌学的性質に基づき、シュ
ードモナス・スツチェ+jC−37−2菌a及びシュー
ドモナス・スツチェリM−1492菌株の同定を行ナツ
タ。7ユードモナス命スツチェIJC−37−2菌株は
桿菌であること、極単鞭毛を有していること、ダラム染
色が陰性であることなどの顕微鏡的所見、並びにオキシ
ダーゼ反応及びカメラーゼ反応がともに陽性であること
、好気性であること、0−Fテストの結果が酸化的(o
xidative )であることなどの生理学的性質か
らパージエイズ・マニュアル・オン・デイターミネイテ
ィブ・バクテリオロジー(Bergey’s Manu
al of Determinative Bacte
riology )第8版に基づき、シュードモナス属
に属する細菌であると同定した。さらにシュードモナス
・スツチェリC−37−2菌株は可溶性色素を生産しな
い点、脱窒反応を行なう点、ゼラチンを分解しない点、
デンプンを分解する点などからシュードモナス属のスツ
チェリ穏に属する細菌であると同定した。また、−般に
突然変異株はその親株と同じ種に属するものと考えられ
ており、シュードモナス・スツチェリM−1492菌株
はシュードモナス属のスツチェリ種に属する細菌である
と判定した。
本発明の方法による7α−ヒドロキシ4ADの生産は、
CDCA及び/又はその塩を!5質として7α−ヒドロ
キシ4人りを生産する能力を有するシュードモナス属プ
チダ種又はシュードモナス属スツチェリ種に属する細菌
を、CDCA及び/又はその塩を含む培地で培養するこ
とによシ行なわれる。
CDCAの塩としては具体的にはCDCAのナトリウム
、カリウムなどのアルカリ金属の塩又はカルシウム、マ
グネシウムなどのアルカリ土類金属の塩が挙げられる。
000人及び/又はその塩の培地中の濃度は通常的1〜
100.p/Jの範囲でよいが、7α−ヒドロキシ4A
Dを穏和な条件下で容品Kかつ高収量で得る観点からは
約10〜501/Jの範囲が好ましい。培養方法は原則
的には一般微生物の好気培養で採用される方法と同じで
あるが、通常は液体培地による振とり培養法又は通気攪
拌培養法が用いられる。培地としては上記のCDCA及
び/又はその塩を基質として7α−ヒドロキシ4ADを
生産する能力を有するシュードモナス属プチダ種又はシ
ュードモナス属スツチェリ種に属する細菌が資化利用で
きる栄養源を含有するものであればよい。炭素源として
はCDCA及び/又拡その塩を単一炭素源としてもよく
、或いはCDCA及び/又はその塩にアラビノースなど
のペン) −ス類;グルコース、マンノース、7ラクト
ース、ガラクトースなどのヘキソース類;シュークロー
ス、マルトースなどの二糖類;デンプン分解物;糖アル
コール類、グリセリンなどの多価アルコール類;又はポ
リペプトン、ペプトン、肉エキス、麦芽エキス、コーン
ステイープリカー、酵母エキス、各種アミノ酸、有機酸
などを併用してもよい。
また窒素源としては、例えば硝酸アンモニウム、硝酸ナ
トリウム、硝酸カリウムなどの無機窒素源、又はポリベ
グトン、ペプトン、肉エキスなどの有機窒素源が用いら
れる。また、この他に燐酸水素2カリウム、燐酸2水素
カリウム、硫酸マグネシウムなどの無機塩類が添加され
る。培養条件に特徴はないが、通常25〜35℃で10
時間〜7日間振とり培養又は通気攪拌培養を行なう。
とのよ5Kして培養液中に蓄積された7α−ヒドロキシ
4人りは通常その大部分が沈殿物として得られる。蓄積
された7α−ヒドロキシ4ADを分離、採取するには、
7α−ヒドロキシ4ADを溶解しかつ水と相分離する有
機溶媒、例えば酢酸エチル、クロロホルム、クロロホル
ムとメタノールの混合液などを用いて抽出する方法が採
られる。
有機溶媒による抽出は、沈殿物及び菌体を含んだ状態の
培養物について行なってもよいし、培養物から濾過又は
遠心分離によシ分離された不溶成分について行なっても
よい。前者の抽出方法を採る場合には、培養液をこれに
水酸化ナトリウムの水溶液などのアルカリ水溶液を加え
てアルカリ性にしたのち上記の有機溶媒による抽出操作
を行なうのが好ましい。後者の抽出方法を採る場合には
、必要に応じて濾過又は遠心分離などによって分離除去
される培養濾液又は上澄みに1好ましくは水酸化ナトリ
ウムの水溶液などのアルカリ水溶液を加えて該培養濾液
又は上澄みをアルカリ性にしたのち、上記の有機溶媒に
よる抽出操作を施すことによシ、培養液中に溶解してい
る7α−ヒドロキシ4ADを回収することができる0こ
のようkして得られた抽出液を集め、これよシ溶媒を留
去することにより目的とする7α−ヒドロキシ4ADを
ほぼ全量回収することができる。回収された7α−ヒト
c1:?シ4ADO精製は例えばメタノール、メタノー
ル水溶液などから再結晶することによシ行なわれる。
本発明の方法によって製造される7α−ヒドロキシ4A
Dは、例えば次の方法によシェフβ−ヒドロキシ−17
α−(3−ヒトaキシグロピル)アンドロスタ−4,6
−レニン−3−オンを経由しく財)         
 (■ 、すなわち、式(1)で示される7α−ヒドロキシ4A
Dは、これを7マル酸の存在下にエチレングリコールと
反応させ、得られる式(II)で示される3゜3−工f
レンジオキシアンドロスタ−4,6−レニン−1フーオ
ンを1−エトキシエチル=3− リfオプロビル=エー
テルと反応させ、その生成物を酸性条件下で加水分解す
ることによって式(III)で示される17β−ヒドロ
キシ−17α−(3−ヒドロキシプロピル)アンドロス
タ−4s−ジエン−3−オンを得、かかる17β−ヒド
ロキシ−17α−(3−ヒドロキシプロピル)アンドロ
スタ−4,6−レニン−3−オンをジョーンズ(Jon
es )試薬と反応させることによって式(IV)で示
されるカンレノン(17β−ヒドロキシ−3−オキノー
17α−プレグナ−4,6−レニン−21−カルボン酸
=γ−ラクトン)とし、次いでカンレノンを例えば特公
昭54−17733号公報に記載されている方法に従っ
てチオ酢酸と反応させることKよって式(V)で示され
る不ピロノラクトンを得ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例によシ本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例により限定されるものではない0 参考例1 培地1(組成:ペプトン0.5%、肉エキス0.5チ、
食塩0.5チ及び寒天1.5チ;F4(ニア、8)のス
ラントに生育させたシュードモナス・スツチェリC−3
7−2菌株の一白金耳を、予め試験管(内径! 211
11;長さ:200■)内に準備した培地2(組成: 
CDCA3チ、硝酸アンモニウム0.2%、燐酸2水素
カリウムO,1%、燐酸水素2カリウム0.6チ、硫酸
マグネシウム・7水和物0.02チ、酵母エキス0.0
2%、グルコース0.05%、ペプトンO,OS*及び
水酸化ナトリウム0.3%;田ニア、5)のlQdに植
菌し、30’Cで24時間振とり培養した。この培養液
の0.4dを予め試験管(内径=21■;長さ: 20
0 m ’)内に準備した培地3(組成:CDCAo、
5%、硝酸アンモニウム0.2%、燐酸2水素カリウム
0.1%、燐酸水素2カリウム0.611硫酸マグネシ
ウム・7水和物0.02%、酵母エキス0.02%及び
グA/ :I−ス0.1チ;PH:8.5)の1011
4に加え、30℃で6時間振とり培養した。次いで、こ
の対数増殖期にある菌体を孔径0.45μのメンブレン
フィルターで無菌的に濾過集菌し、Q、1M燐酸塩緩衝
液(州ニア、0)20mで洗滌後、同じ緩衝液2511
17に懸濁させた。
この菌懸濁液4dを試験管(内径721 W ;長さ:
200M)に入れ、これに終濃度が50μf/dKなる
ようにN−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニ
ジンを添加し、10分後にその0.1 Mlを培地4〔
組成ニアα−ヒドロキシ4AD0.1チ、硝酸アンモニ
ウム0.2%、燐酸2水素カリウムキシエチレン(20
)ソルビタンモノオレエート(ツイーン80 ) 0.
05% ;pH: 7.5 )に加え、゛さらにペニシ
リンGを濃度がIQQU/wlになるように加えたのち
、30℃で18時間振とり培養した。得られた培養液を
、培地1のプレート上に約100〜500個のコロニー
が出現するように、稀釈して該プレートに塗布したのち
、30℃で一夜培養を行なった。出現したコロニーを培
地1のスラントに単離したのち、各分離株を培地2の1
0d中で2日間振とう培養した。得られたそれぞれの培
養液中の生産物を薄層クロマトグラフィーで検定し、目
的とする7α−ヒドロキシ4ADを選択的に蓄積してい
るl菌株を見出し、これをシュードモナス・スツチェリ
M−1492菌株と命名した。
実施例1 シュードモナス・プチダD4014−A1615菌株を
次に示す方法で培養した。CDCAI(1’、硝酸アン
モニウム2.Of、燐酸2水素カリウム1.0f1燐酸
水素2カリウム6、Of、硫酸マグネシウム・7水和物
0.2t、酵母エキス0.2f1グルコース0.5f、
ペプトン0.5f及び水酸化ナトリウム1.0?の混合
物に水道水を加えて容量をllK調整しCFll:8.
5)これを培地とした。この培地を21容発酵槽に入れ
、120℃で15分間蒸気滅菌を行なった。予め上記の
培地と同じ培地で試験管振とり機にて20時間増殖させ
た種菌59g+/を上記の培地に添加し、攪拌速度30
0 rPnl %通気i o、 s vvm及び30°
Cの条件下で48時間通気攪拌培養を行なった。培養後
、培養液を充分に混和し、その−部を薄層クロマトグラ
フィーにより分析した結果、CDCAは残存していない
ことが確認された。培養液に1規定の水酸化ナトリウム
水溶液を加えることによって田を10に調整したのち、
培養液をクロロホルム/エタ/−ル混合m媒(容量比=
4/1)の51で抽出した。抽出液から菌体変性物など
の不溶物を濾別し、濾液がら溶媒を減圧下に留去するこ
とにょb7.0?の乾固物を得た。この乾固物を高速液
体クロートゲラフイーによって分析した結果、乾固物は
純度86%の7α−ヒドロキシ4ADであることが判明
した。
この7α−ヒドロキシ4ADを80容量チのメタノール
水溶液を傅用して再結晶することにょシ、4.02の精
製物を得た。
7α−ヒドロキシ4ADの精製物の分析結果を以下に示
す。
融点:245〜247°C マススペクトルm/e:302〔M)+284 (M−
H2O)” またm/e=124よ)3−ケト−4−エンの存在が確
認された。
NMR(CDα3.g□MHz)δ: 0.92(s 、 3H,18−CHJ ) 、 1.
22(s 、 3H,19−CH5)。
4.09(m、 LH,7β−H)、5゜79(s、I
H,4−H)ppm実施例2 実施例1におけると同様の方法により培養を行ない、培
養液を得た。培養液の一部を薄層クロマトグラフィーに
よシ分析した結果、この培%液中にはCDCAが残存し
ていないことが確認された。
培養液を遠心分離し、取得された沈殿物及び菌体をクロ
ロホルム/エタノール混合溶媒(容量比:4/l ) 
1000atと混合し、この混合物を濾過した。
この′aliを減圧下に濃縮することによ、? 5. 
Ofの乾固物を得た。この乾固物を高速液体クロマトグ
ラフィーによって分析した結果、乾固物は純度92多の
7α−ヒドロキシ4ADであることが判明した。
実施例3 実施例1においてシュードモナス・プチダD4014−
A1615菌株に代えてシュードモナス・スツチェリM
−1492菌株を用い、かつ培地中のCDCAの使用量
をl(lから302に変更し、また培地中の水酸化ナト
リウムの使用量を1601から3.02に変更した以外
は同様の操作を行なうことによシ、乾固物を21.9f
得た。なお、得られた培養液の一部を薄層クロマトグラ
フィーによシ分析した結果、培養液中てはCDCAが残
存していないことが確認された。乾固物を高速液体クロ
マトグラフィーによって分析した結果、該乾固物は純度
85袋の7α−ヒドロキシ4ADであることが判明した
。この7α−ヒドロキシ4ADをメタノールを使用して
再結晶することによ、6、lo、srの精製物を得た。
参考例2 7α−ヒドロキシ4 A D 5.Of 、エチレ7 
f IJコール5IllI11フマル酸o、5f及Q:
 ヘア ” 7400dの混合物をディーン・スターク
(Dean −S Lark )の水分離管を備えた反
応器中で攪拌下に加熱還流した。加熱還流開始よ91日
後にエチレングリコール15M1を追加し、その1日後
にエチレングリコール5#I/及びフマルr110.1
Fを追加して、さらに1日加熱還流を行なった。な訃、
加熱還流中、生成する水はディーン・スタークの水分離
管を用いて反応系から除去した。得られた反応混合液を
氷冷した飽和重曹水に注ぎ、ベンゼン層を分離し、水層
をベンゼンで抽出した。先に分離したベンゼン層とベン
ゼン抽出液とを合わせ、飽和食塩水で洗滌し、無水炭酸
カリウムで乾燥した。乾燥液を減圧下に濃縮することに
よシ粗結晶を6.21f得喪。この粗結晶を16dのメ
タノールと数滴のピリジンとの混合溶媒を用いて再結晶
することによF)s3.3−xチvンジオキシアンドロ
スタ−4,6−レニン−1フーオンを3.92得た(収
率ニア2チ)。得られた3、3−エチレンジオキシアン
ドロスタ−4,6−レニン−1フーオンの分析結果を以
下に示す。
融点:153〜159°C 比旋光度:〔α]F+ 149゛(c=1.lo、C几
13)リチウム・ワイヤー1.38Fを細かく切ってフ
ラスコに入れ、アルゴン雰囲気下にn−ペンタンで2回
洗滌したのち、無水ジエチルエーテル40dを加えた。
この混合物に攪拌下、室温で3−ブロモプロピルミ1−
エトキシエチル=エーテル3tを加え、溶液の温度が上
昇して30 ’Cを越えた時点で氷−食塩浴を用いて冷
却した。溶液の温度を約5℃に維持しながら、3−ブロ
モプロピルミ1−エトキシエチル=エーテル16 ? 
全無水ジエチルエーテル20114に溶解して得られた
溶液を約40分を要して滴下し、滴下終了後、0°Cで
さらに50分間攪拌を続けた。得られた混合物に3,3
−エチレンジオキシアンドロスタ−4,6−レニン−1
フーオン1.72を無水テトラヒドロフラン10111
7に溶解して得られた溶液を0〜5°Cで滴下し、その
後0〜5°Cで1時間、室温でさらに4時間攪拌を続け
た。得られた反応混合物中の溶液を固体が混入しないよ
うにして氷冷した飽和食塩水に注いだ。これよシ有機層
を分離し、水層をテトラヒトミフラン50M1で抽出し
た。先に得られた有機層と抽出液とを合わせ、約30m
の容量になるまで減圧下に濃縮した。
得られた濃r!I液に2規定の塩酸20I1gを加え、
室温下で2時間攪拌を行なった。得られた反応混合液を
飽和重曹水に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液
を合わせ、飽和重曹水及び飽和食塩水で頴欠洗滌したの
ち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥液を減圧下
に濃縮して4.11の濃縮物を得た。このものは下記の
分析結果よ)17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒド
ロキシプロピル)アンドロスタ−4,6−レニン−3−
オンを含有していることが判明した。
IR(フィルム) ’max : 3350(1,水酸基)、1665(vs、共役カルボ
ニル基)。
1620(m、二重結合’)s 1585(w、’:二
重結合ffi−1NMR(CDαs 、 5 QMHz
 )δ:5.6(s、IH,4−H)、6.04(s、
2H,6−Hンよび7−H)99m 上記(b)で得られた17β−ヒドロキシ−17α−(
3〜ヒドロキシグロビル)アンドロスタ−4゜6−レニ
ン−3−オンを含む粗生成物4.12をアセトン50舅
l及びtart−ブチルアルコール60weの混合溶媒
に加熱下に溶解させた。この溶液に水冷下でジョーンズ
(Jones)試薬IQt/を滴下した。
滴下終了後、水冷下に20分間攪拌をαけたのち、さら
にジョーンズ試薬5dを追加し、室温下で20分間攪拌
した。得られた反応混合物にイソプロピルアルコール1
Qeuを加えたのち、減圧下に濃縮した。得られた濃縮
物を水で稀釈したのち、酢酸エチルで抽出し、抽出液を
飽和重曹水で洗滌したのち、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。乾燥液を減圧下に濃縮することによ、9.2.
Orの濃縮物を得た。
得られた濃縮物をアセトン10ffi/に溶解し、ジョ
ーンズ試薬2dを加えたのち、室温下で20分間攪拌し
た。得られた反応混合物にイソプロピルアルコールl 
weを加えたのち減圧下に濃縮し、その濃縮物に上記と
同様な処理操作を施すことによシ、2.0?の油状物質
を得た。
得られた油状物質をカラムクロマトグラフィー〔充填剤
ニジリカゲル(20f);溶出液:n−ヘキサン/酢酸
エチル混合溶媒(容址比;2/1〜1/1)〕を用いて
精製することによシ、カンレノンを含有する油状物質0
.98Fを得た。この油状物質をn−ヘキサン1.5 
jl+7とア七トン1117との混合溶媒を用いて再結
晶することによ)、カンレノンを0.562得た。カン
レノンの収率は前記(b)で使用した3、3−エチレン
ジオキシア/ドロスター4.6−レニン−1フーオン基
準で32チであった。
得られたカンレノンの分析結果を以下に示す。
融点:163〜168℃ 比旋光度: (αaff +22’(C=:1.Q 5
、CITjJs )(dl  スピロノラクトンの製造 カンレノン0.40C1をメタノール°1.1IjlC
溶解し、この溶液にチオ酢酸0.24鳳lを加熱還流下
に加え、さらに30分間加熱還流を継続した。得られた
反応混合液に60℃の水1.6dを加え、室温まで冷却
したのち、酢酸エチル20dで稀釈した。
得られた溶液を飽和型゛「水及び飽和食塩水で順次洗滌
したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
乾燥液を減圧下に濃縮することによfio、607fの
粗結晶を得た。この粗結晶をメタノールを用いて再結晶
することによシスピロノラクトンを0.4082得た(
収率:83%)。得られたスピロノラクトンの分析結果
を以下に示す。
融点=130〜135℃ 比旋光度: (α)F−36,60((!=1.13、
CHα3)〔発明の効果〕 本発明によれば、上記の実施例から明らかなとお〕、7
α−ヒトミキシ4ADを高選択率でがり収率よく製造す
ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 3α,7α−ジヒドロキシ−5β−コラン酸及び/又は
    その塩を基質として7α−ヒドロキシアンドロスタ−4
    −エン−3,17−ジオンを生産する能力を有するシュ
    ードモナス(¥Pseudomonas¥)属プチダ(
    ¥putida¥)種又はシュードモナス(¥Pseu
    domonas¥)属スツチエリ(¥stutzeri
    ¥)種に属する細菌を、3α,7α−ジヒドロキシ−5
    β−コラン酸及び/又はその塩を含む培地に培養して7
    α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−3,17−ジ
    オンを生成せしめ、これを採取することを特徴とする7
    α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−3,17−ジ
    オンの製造方法。
JP15205686A 1986-06-27 1986-06-27 7α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−3,17−ジオンの製造方法 Granted JPS637795A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0375316A (ja) * 1989-08-18 1991-03-29 Tokyo Gas Denro Kk 熱処理炉

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JPH0375316A (ja) * 1989-08-18 1991-03-29 Tokyo Gas Denro Kk 熱処理炉

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