JPS6377874A - キナゾリン誘導体を含有する強心剤 - Google Patents

キナゾリン誘導体を含有する強心剤

Info

Publication number
JPS6377874A
JPS6377874A JP22004886A JP22004886A JPS6377874A JP S6377874 A JPS6377874 A JP S6377874A JP 22004886 A JP22004886 A JP 22004886A JP 22004886 A JP22004886 A JP 22004886A JP S6377874 A JPS6377874 A JP S6377874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
formula
acid
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22004886A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Takai
春樹 高井
Yuji Nomoto
裕二 野本
Tadashi Hirata
平田 正
Tetsuji Ono
哲司 大野
Kazuhiro Kubo
久保 和博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP22004886A priority Critical patent/JPS6377874A/ja
Publication of JPS6377874A publication Critical patent/JPS6377874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はキナゾリン誘導体またはその薬理的に許容され
る酸付加塩を含有する強心剤に関する。
従来の技術 従来、式 (式中、Ra、 RbおよびReは水素原子、ヒドロキ
シル基又は低級アルコキシ基であ′るか、又はRa、 
RbおよびRcのうち隣接する2個が結合してメチレン
ジオキシ基又はエチレンジオキシ基を形成してもよい。
で表されるキナゾリン誘導体が心臓興奮作用を有するこ
とが知られている(特開昭51−36469号公報)。
又、式 Y 〔式中、Rは低級アルキル基であり、 Yは一般式: %式%) (式中、R1は水素原子または低級アルキル基であり、
mは1又は2であり、ただし、mが2であるときには各
R1は同一でも異なってもよく、Zは   −0CON
R’RS −N (R”)COR’ −N (R2)SO2R3 及び  −N (R”)CONR’R’(式中、R2は
水素原子または低級アルキル基であり、R3は低級アル
キル基、ベンジル基又はフェニル基であり、R4とR5
とは各々相互依存なく水素原子又は上記にR3に対して
定義された通りの基である。)から選択される基である
。)で示される基である。〕で表されるキナゾリン誘導
体が心臓興奮作用を有することが知られている(特開昭
54−98786号公報)。
〔Xは直鎖または分岐鎖のCI〜、アルキレン基であり
、Yは次式の基である。
(R’ はHか01〜4のアルキルであり、R2とR″
は相互依存なくH#XCH3である。)〕で表されるキ
ナゾリン誘導体が心臓興奮作用を有することが知られて
いる(特開昭58−208289号公報)。
しかし、本発明化合物のようなヒダントイン又はチオヒ
ダントイン環をもつキナゾリン誘導体(特願昭6O−5
7474)を含有する強心剤は知られていない。
発明の目的および解決するための手段 常に優れた強心作用を有する化合物を含有する強心剤が
求められている。従って、本発明の目的は、優れた強心
作用およびその持続性を有し、かつ心拍数の上昇の少な
い新規なキナゾリン誘導体を含有する強心剤を提供する
ことにある。
本発明は一般式(I) 〔式中、1111およびR2は水素原子またはアルキル
基を表し、R3はアルキル基又は式 %式%) (式中、Qは水酸基、アルキルチオ基、イミダゾリル基
又は置換もしくは非置換のフェニル基を表し、pは1〜
5の整数を表す。)を表し、又R2とR3が結合して−
CH2C)12 CH2−を表す。R7およびR@はア
ルコキシ基を表し、Zは酸素原子又は硫黄原子を表し、
mは0又は1を表し、nは0又は1〜4の整数を表す。
〕で表されるキナゾリン誘導体く以下、化合物Iと称す
)またはその薬理的に許容される酸付加塩を含有する強
心剤に関する。
一般式(I)におけるR2およびR3の定義中、アルキ
ル基としては、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖のアルキ
ル基であり、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、l−プロピル基、n−ブチル基、5ec−ブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、SeC〜ペンチル
L n−ヘキシルLSeC−ヘキシル基を包含する。
一般式(I)におけるR3の定義中、アルキルチオ基と
しては、炭素数1〜5のアルキルチオ基であり、例えば
、メチルチオ基等を包含する。
R’JよびR8の定義中、アルコキシ基としては炭素数
1〜5のアルコキシ基であり、例えば、メトキシ基、エ
トキシ基を包含する。
置換フェニル基の置換基としては、ヒドロキシ基、メト
キシ基、エトキシ基、ベンジルオキシ基等を包含する。
化合物Iの薬理的に許容される酸付加塩としては種々の
無機酸との塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水
素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、種々の有機酸との
塩、例えばギ酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、マレイン酸塩
、フマル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、シ
ュウ酸塩、クリオキシル酸塩、アスパラギン酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、プロパンスルホ
ン酸塩、メタンジスルホン酸塩、α、β−エタンジスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩があげられる。
次に化合物■の急性毒性および強心作用について説明す
る。
(I)急性毒性 化合物Iは低毒性であり、例えば参考例1の化合物(化
合物1)を経口でマウス゛に投与した場合300mg/
kg迄の投与量で全区生存する。
(I[)強心作用 (I)試験法 体重8〜15kgの雌雄雑種成犬にベンドパルビクール
のナトリウム塩を30■/kgの割合で静脈内投与し、
麻酔をかけた。人工呼吸下で、左総頚動脈よりカテーテ
ル型圧トランスデユーサ−を逆行性に左心室内に挿入し
、左心室内圧を測定した。
また、大腿動脈に挿入したカテーテルを介して圧トラン
スデユーサーにより末梢血圧を測定した。
心筋収縮力は左心室内圧の1次微分の最大値(dp/d
tmax)を指標にし、心拍数はECG波型(第■誘導
)をタコメーターに導入し計測した。測定中の麻酔の維
持は、ハロタンと笑気を用いた吸入麻酔により行った。
同時に筋弛緩薬(臭化パンクロニウム)を0.1mg/
kg/時の割合で左前肢静脈より持続注入した。この方
法により、長時間安定した麻酔状態を得ることができた
試験化合物はPEG−400に溶解して、右前肢静脈よ
り0.3mg/kgの用量を投与した。投与後60分ま
での心筋収縮力、心拍数、末梢平均血圧の投与前値に対
する最大変化率及び心筋収縮力変化の持続時間を求めた
(2)結果 結果を第1表に示す。尚、化合物番号は後述の参考側番
号に相当する。
第   1   表 化合物■もしくはその薬理的に許容される酸付加塩を含
有する強心剤は、たとえば錠剤、カプセル剤、シロップ
剤、注射剤、点滴剤、平列等の通常適用される列形に調
製して経口的に、あるいは筋肉的注射、静脈内注射、動
脈内注射、点滴、平列による直腸内投与の如き非経口的
投与で投与することができる。それらの経口的又は非経
口的に投与する列形の製剤化には、通常知られた方法が
適用され、たとえば、各種の賦形剤、滑沢剤、結合剤、
崩壊剤、懸濁化剤、等張化剤、乳化剤等を含有していて
もよい。
使用する製剤用担体としては、例えば、水、注射用蒸留
水、生理食塩水、グルコース、フラクトース、白糖、マ
ンニット、ラクトース、でん粉、セルロース、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、アルギン酸、タルク、クエン酸ナト
リウム、炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、尿素、シリコーン樹脂、ソルビ
タン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等があ
げられる。
投与量は経口で5〜200mg/ 60kg/daVが
適当であり、点滴の場合は0.1〜5■/kg/min
で1日あたり経口投与量の限度をこえない範囲とする。
次に化合物1117)製造法について説明する。
(I)化合物Iの中、Zが硫黄原子である一般式(式中
、R1,R2+ R3,R1,R@、 mおよびnは前
記と同意義を有する)で表される化合物(以下、化合物
ビと称す。)の製法の代表例として、製法AおよびBを
以下に示す。
製法A R’ (化合物■) R1 (化合物■) (式中、R’、 R”、 R3,R’、 R”、 mお
よびnは前記と同意義を有し、R4はアルキル基を表し
、R5は水素原子又はアルキル基を表し、Xは/%ロゲ
ン原子を表す。)アルキル基とは、炭素数1〜5のアル
キル基であり、メチル基、エチル基等を包含する。
ハロゲン原子とは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等を
包含する。
尚、出発物質の化合物■は特開昭54−98286号公
報に記載されており、公知化合物である。
つぎに各工程について詳細に説明する。
工程1 化合物■を塩基の存在又は不存在下、不活性溶媒中、二
硫化炭素を反応させ、ついでアルキルハライドと反応さ
せることにより化合物■を得る。
使用される不活性溶媒としては低級アルコール、例えば
メタノール、エタノール、インプロパツール、ハロゲン
化炭化水素、例えばクロロホルム、メチレンクロライド
、アミド、例えばジメチルホルムアミド、スルホキシド
、例えばジメチルスルホキシド等が単独又は組み合わせ
て用いられる。
塩基としては第3級アミン、例えばトリエチルアミン、
ピリジン、炭酸アルカリ、例えば炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等が用いられる。
反応は二硫化炭素の添加後、0〜40℃、好ましくは室
温で1〜4時間1.ついでアルキルハライドの添加後、
0〜40℃、好ましくは室温で0.5〜2時間行われる
工程2 化合物■と化合物■を塩基の存在又は不存在下、不活性
溶媒中、反応させて化合物工′を得る。使用される不活
性溶媒としては前記工程lで用いられた溶媒があげられ
る。反応に使用される塩基としては第3級アミン、例え
ばトリエチルアミン、ピリジン、炭酸アルカリ、例えば
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等があげられる。使用す
る塩基の量は化合物■に対して、R5が水素原子の場合
には、1.0〜2.0倍当量、またR5がアルキル基の
場合には0〜1.0倍当量(化合物■の塩酸塩等の酸付
加塩を用いる場合は酸を中和するのに必要な塩基を余分
に要することはもちろんである)である。
反応は通常5〜20時間、60〜100℃、好ましくは
使用する溶媒の沸点において加熱することにより行われ
る。
製法B 化合物■ (化合物Vl) RI              R3(化合物■) ↓ 化合物I′ (式中、R’、 R”、 R3,R’、 R’、 mお
よびnは前記と同意義を有し、R6はベンジルオキシカ
ルボニル基、tert−ブトキ°ジカルボニル基等のア
ミノ基の保護基を表す。) 次に各工程について詳細に説明する。
工程1 化合物■と化合物Vとを縮合させて化合物■を1尋る。
用いられる縮合剤としてはジシクロへキシルカルボジイ
ミド、クロル炭酸アルキルなどのベプチド合成において
用いられる試薬類が挙げられる。
反応は通常0〜−20℃で1〜2時間、ついで室温で1
〜24時間行われる。
工程2 化合物■の保護基R6を脱離することにより化合物■を
得る。
この際用いられる脱離反応はペプチド合成において用い
られている脱離方法を保護基R6の種類に応じて適用す
ればよい。
工程3 化合物■を塩基の存在下に不活性溶媒中で二硫化炭素、
チオホスゲン、チオカルボニルジイミダゾールなどに反
応させることにより化合物1′を得る。
使用される不活性溶媒としては低級アルコール、例えば
メタノール、エタノール、インプロパツール、ハロゲン
化炭化水素、例えばクロロホルム、メチレンクロライド
、アミド、例えばジメチルホルムアミド、スルホキシド
、例えばジメチルスルホキシド等が単独もしくは組み合
わせて用いられる。塩基としては第3級アミン、例えば
トリエチルアミン、ピリジン、炭酸アルカリ、たとえば
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化アルカリ、例え
ば水酸化ナトリウム等が用いられる。使用する塩基の最
は化合物■に対して1.0〜2.0倍当量(化合物■の
塩酸塩等の酸付加塩を用いる場合は酸を中和するのに必
要な塩基を余分に要することはもちろんである。)であ
る。
反応は60〜100℃で30分間〜24時間行われる。
(II)化合物Iの中、Zが酸素原子である一般式(式
中、R’、 R”、 R’、 R’、 R”、 mおよ
びnは前記と同意義である。)で表される化合物(以下
、化合物I′と称す)は化合物■と炭酸ハロゲン化物(
ホスゲン、クロロ炭酸アルキル等)、炭酸ジエステル又
は1,1′−カルボニルジイミダゾールとを反応させる
ことにより得られる。
上記の反応はいずれもそれ自体公知の手法により行うこ
とができるが、−例として、1.1’−カルボニルジイ
ミダゾールを用いる場合について説明する。
反応はハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチレン、ク
ロロホルム、エーテル、例えばエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性
極性溶媒(単独もしくは混合溶媒)中で好ましくは攪拌
下に行われる。
反応の際、出発物質(化合物■)によっては塩基が存在
した方が良い場合がある。使用される塩基としてはジア
サビシクロウンテ′セン、トリエチルアミン等があげら
れる。
反応は溶媒の沸点下、1〜3時間、室温で8〜12時間
行われる。
化合物I(即ち化合物I′およびI’)および上記各中
間体の単離精製は有機合成化学の分野で一般に使用され
ている方法、例えば濃縮、抽出、再結晶、クロマトグラ
フィーにより行うことができる。又、化合物Iの薬理的
に許容できる酸付加塩は、化合物工と適当な酸(塩酸、
臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、ギ酸
、酢酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、
酒石酸、クエン酸、シ二つ酸、グリオキシル酸、アスパ
ラギン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロ
パンスルホン酸、メタンジスルホン酸、α、β−エタン
ジスルホン酸、ベンゼンスルホン酸など)とを適当な溶
媒(エタノールなど)中で反応させることにより得るこ
とができる。
次に化合物Iの代表例およびその物性値を第2表に示す
。尚、化合物番号は後述の参考側番号に相当する。
以下に実施例、参考例を示す。
尚、参考例における式中、Rは 実施例1 vl 剤 化合物15 100g、ステアリン酸マグネシウム4g
および結晶セルロース746gを混合機で5分間混合し
た。この混合粉末を打錠機(菊水製作所:モデルHLI
−37)で、直径6.Ommの隅丸平面の杵を用いて打
錠し、直径6.Omm、厚さ2.5mm、  重量85
mgの錠剤10.000錠を得た。
実施例2 カプセル剤 化合物1 100g、ステアリン酸マグネシウム10g
、結晶セルロース640gおよびコーンスターチ250
gを混合した。得られた混合物を4号便カプセルに10
0mgずつ充填し、1カプセル中に化合物1を10mg
含有する硬カプセル剤10.000個を得た。
実施例3 注射剤 化合物1550mgおよび塩化す) IJウム1201
11Igを、1アンプル当り20m1になるように注射
用蒸留水に溶解し注射剤を調製した。
実施例4 顆粒剤 化合物210mg、乳糖500■、トウモロコシデンプ
ン40mgおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース
100gを混合し、1包当り560mgの顆粒剤を調製
した。
参考例1 l−(6,7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−4
−(5−イソプロピル−4−オキソ−2−チオキソイミ
ダゾリジン−3−イル)メチルピペリジンの製造 6.7−シメトキシー4− C4−(アミノメチルピペ
リジノコキナゾリン(302mg、  1mmol)、
トリエチルアミン(0,14m1)、二硫化炭素(66
威、1mmol)およびエタノール(3ml)の混合物
を室温で2時間攪拌した。ついで、該混合物にヨウ化メ
チル(62ttfl、 1mmol)を加え、更に1時
間攪拌した。この反応液にL−バリン(351mg、 
3mmol)およびトリエチルアミン(0,42mL 
3mmol)を加え、10時間、加熱還流した。反応液
を室温で12時間放置した後、析出した結晶を戸数した
。ついで、該結晶を10%NaHC○3水、水、エタノ
ールで洗浄、乾燥後クロロホルムエタノールから再結晶
して目的物(I88,6mg、41.1%)を得た。
参考例2〜10 参考例1において、L−バリンの代わりに第3表に示す
アミノ酸を用いる以外は参考例1と同様にして目的物を
得た。その結果を第3表に示す。
第3表 参考例11 1−(6,7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−4
−(5−イソプロピル−4−オキソ−2−チオキソイミ
ダゾリジン−3−イル)ピペリジンの製造R N−tert−ブトキシカルボニル−し−バリン(I,
3g)、N、N’−ジシクロへキシルカルボジイミド(
0,7g)およびアセトニトリル(30ml)の混合物
中に、水冷下4−アミノ−1−(6,7−シメトキシキ
ナゾリンー4−イル)ピペリジン(0,9g)を加え、
室温で30分間攪拌した。
不溶物はp過によって除き、p液を濃縮後、酢酸エチル
−飽和NaHCOs水で分配し、有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濃縮した。40gのシリカゲルカラ
ムにより精製し、4−(tert−ブトキシカルボニル
−し−バリン)アミノ−1−(6゜7−シメトキシキナ
ゾリンー4−イル)ピペリジン(Ig、74%)をi等
だ。
得られた生成物(0,8g)をメタノール(5ml)に
溶解し、塩化水素飽和酢酸エチル溶液(Iml)を加え
、12時間攪拌した。析出している結晶を戸数し、酢酸
エチルで洗浄後、乾燥し、4−(L−バリル)アミノ−
1−(6,7−シメトキシキナゾリン=4−イル)ピペ
リジン・28Cj!塩(0,9g。
80%)を得た。
得られた生成物(0,4g)、エタノール(9ml)、
二硫化炭素(0,9m1)およびトリエチルアミン(0
,4m1)の混合物を還流下6時間反応した。冷却後濃
縮し、析出している結晶を水に懸濁後、戸数した。結晶
をクロロホルムに溶解し、40gのシリカゲルカラムに
付し精製することにより目的物(0,1g、16%)を
得た。
参考例12〜14 参考例11において、N−tart−ブトキシカルボニ
ル−し−バリンの代わりに第4表に示す保護アミノ酸を
用いる以外は参考例11と同様にし目的物を得た。その
結果を第4表に示す。
第   4   表 参考例15 1−(6,7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−4
−(5−イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジ
ン−3−イル)メチルピペリジンの製造■ N−tert−ブトキシカルボニル−L−バリン(65
18mg、 3mmol) 、N−メチルモルホリンふ
よびテトラヒドロフラン(20ml)を−10℃でかき
まぜつつ、クロル炭酸イソブチル(0,4ml、 3m
mol)を加えた。10分後、この反応液に6,7−シ
メトキシー4− C4−(アミノメチル)ピペリジノコ
キナシリア (906mg、 3mmol)のDMF(
I0ml)溶液を0℃以下で加えた。更に1時間、−5
℃で攪拌した後、反応液を減圧a縮した。得られた残渣
にクロロホルム(I00ml)を加え、10%NaHC
O3水、水で洗浄後、乾燥し、減圧濃縮して1−(6,
7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−4−[2−(
tert−ブトキシカルボニル−L−バリル)〕アミノ
メチルピペリジンを油状物質として得た。これに1.7
N  HCβ=酢酸エチル溶液(I50ml)を加え、
室温で12時間攪拌した。
析出した不溶物を戸数して、1−(6,7−ジメトキン
キナゾリン〜4−イル)−4−(L−バリル)アミノメ
チルピペリジン・2塩酸塩を得た。これをアセトニl−
IJル(90ml)に懸濁した。該懸濁液にトリエチル
アミン(0,96m1.5.9mmo+)を加えた。
ついで室温で攪拌しながらさらにN、N’−カルボニル
ジイミダゾール(I,5g 、 9.3mmol)を加
えた。
この反応液を6時間室温で攪拌した後、減圧濃縮した。
得られた油状残渣をクロロホルム(90+nl)に溶解
した後、水洗、乾燥して減圧濃縮した。得られた油状残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(CLCR2: M
eOH=40 : 1で溶出)にかけ、目的物(309
mg、24.1%)を得た。
参考例16〜20 参考例15において、N−tert−ブトキシカルボニ
ル−し−バリンの代わりに第5表に示す保護アミノ酸を
用いる以外は参考例15と同様にして目的物を得た。そ
の結果を第5表に示す。
第   5   表 Boc:t−ブトキシカルボニル Bzβ:ベンジル 参考例21 1−(6,7−シメトキシキナゾリンー4−イルニー4
− (5−イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリ
ジン−3−イル)ピペリジンの製造参考例11で得た4
−(L−バリル)アミノ−1−(6,7−シメトキシキ
ナゾリンー4−イル)ピペリジン・28Cj!塩(0,
4g)をアセトニトリル(I0ml)に懸濁した。該懸
濁液にトリエチルアミン(0,4m1)およびN、N’
−カルボニルジイミダゾール(0,3g)を加え、50
℃で2時間攪拌した。
この反応液を濃縮し、残渣をクロロホルム−水で分配し
、クロロホルム履を無水硫酸マグネシウムで乾燥ののち
濃縮した。残渣を40gのシリカゲルカラムに連部する
ことにより精製し、目的物(0,1g。
15%)を得た。
参考例22〜23 参考例21において、出発物質として4− (L−バリ
ル)アミノ−1−(6,7−ジメトキシ手ナシリンー4
−イル)ピペリジンの代わりに第6表に示す出発物質を
用いる以外は参考例21と同様にして目的物を得た。
その結果を第6表に示す。
第   6   表 参考例24 1− (6,7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−
4−(2−(I,3−ジアザビシクロ[:3.3.O)
オクタ−2,4−ジオキソ−3−イル)エチル)ピペリ
ジンの製法 4−(2−アミノエチル)−1−(6,7−シメトキシ
キナゾリンー4−イル)ピペリジン2塩酸塩(I,2g
)、N−tert−ブトキシカルボニル−し−プロリン
(I,1g)、トリエチルアミン(0,72m1)およ
びアセトニトリル(20ml)の混合物にN、N’−ジ
シクロへキシルカルボジイミド(0,53g)を加え室
温で12時間攪拌した。濾過し、p液を減圧下乾固し、
残渣に10% N a HCO3水とクロロホルムを加
えて分配し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
a縮した。40gのシリカゲルカラムにより精製し、4
− (2−(tart−ブトキシカルボニル−L−プロ
リルアミノ)エチル)−1−(6,7−シメトキシキナ
ゾリンー4−イル)ピペリジン(I,23g、93%)
を得た。
得られた生成物(I,2g)をトリフルオロ酢酸(4m
l)に溶解し、30分間かきまぜた。水(50mlンを
加え、飽和NaHCO2水を液性がアルカリになるまで
加えた。クロロホルムを加えて分配し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥したのち濃縮した。100gのシ
リカゲルカラムにより精製し、4− (2−(L−プロ
リルアミノ)エチル)−1−(6,7〜ジメトキシキナ
ゾリン−4−イル)ピペリジン(0,77g、81%)
を得た。得られた生成物(0,3g)とアセトニトリル
(2Qml)、1.8−ジアザビシクロ(5,4,0:
]ウンデカ−7−エン(0,21m1)、N、N′−カ
ルボニルジイミダゾール(0,47g)の混合物を室温
で2時間攪拌した。
濃縮し、20gのシリカゲルカラムによりl’#TMt
、、目的物(0,1g、31%)を得た。
参考例25 1−(6,7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−4
−(i (I,3−ジアザビシクロ(3,3,0〕オク
タ−2,4−ジオキソ−3−イル)エチル)ピペリジン
の製法 参考例24において4−(2−アミノエチル)−1−(
6,7−シメトキシキナゾリンー4−イル)ピペリジン
2塩酸塩を4−(I−アシルエチル)−1−(6,7−
シメトキシキナゾリンー4−イル)ピペリジン2塩酸塩
に代わる以外は参考例24と同様にして目的物(収率3
0.0%)を得た。
参考例26 1−(6,7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−4
−(2−(5−イソプロピル−2−チオ−4−オキソイ
ミダゾリジン−3−イル)エチル)ピペリジンの製法 OCH(CH3)2 4−(2−アミノエチル)−> (6,?−ジメトキシ
ナシリンー4−イル)ピペリジン(0,1g)とN−メ
チルチオカルボニル−し−バリンメチルエステル<0.
8gンをジメチルホルムアミドに溶解し、120℃で6
時間攪拌した。濃縮し、残渣にクロロホルムと水を加え
分配し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち
濃縮した。10gのシリカゲルカラムにより精製し、目
的物(0.1g。
41%)を1等だ。
参考例27 1−(6.7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−4
− (2− (5−イソプロピル−2.4−ジオキソイ
ミダゾリジン−3−イル)エチル)ピペリジンの製法 参考例24において、N−tert−ブトキシカルボニ
ル−し−プロリンをN−tert−ブトキシカルボニル
−L−バリンに代える以外は参考例24と同様にして中
間体である4− (2− (L−バリルアミノ)エチル
)−1(6.7−シメトキシキナゾリンー4−イル)ピ
ペリジンを得た。
該化合物(0、3g)をアセトニトリル(20ml)1
、8−ジアザビシクロ〔5,4.0)ウンデカ−7ーエ
7 (0.2 1ml) 、N, N’−カルボニルジ
イミダゾール(0.5g>とともに室温で30分攪拌し
たのち濃縮した。ジメチルホルムアミド(I0ml)を
加え120℃で1時間攪拌した。濃縮し、20gのシリ
カゲルカラムで精製することにより目的物((I.14
g145%)を得た。
参考例28 1−(6.7−シメトキシキナゾリンー4−イル)−4
− (I(5−イソプロピル−2,4−ジオキシイミダ
ゾリジン−3−イル)エチル)ピペリジンの製法 参考例27において、4−<2−アミノエチル)−1−
(6.7−シメトキシキナゾリンー4−イル)ピペリジ
ン2塩酸塩を4−(I−アミノエチル)−1−(6.7
−シメトキシキナゾリンー4−イル)ピペリジン2塩酸
塩に代える以外は参考例27と同様にして目的物(収率
14.0%)を得た。
参考例29 化合物1の塩酸塩の製法 化合物1(272mg)をメタノール(5ml)に懸濁
した。該懸濁液に5.9規定HCβ/メタノール(4m
l)を加え、加熱溶解した。これを減圧i1mし、残渣
をメタノールから結晶化し、1塩酸塩188mgを得た
融点(t):217.0〜218.5 I R ( K B r )  (cm″’ )  :
 2B00〜2200、1744NMR (CDCβ3
+CD30D):δ 0,96、1、11、4,0、4
.1、4. 7−5. 0、7.2、?.6、8、6。
参考例30 化合物2の塩酸塩 化合物2(I92mg)をメタノール(4ml)に溶解
した。該溶液に5.9規定HCβ/メタノール(4ml
)を加え、減圧濃縮した後、残渣をメタノールから結晶
化し、1塩酸塩(I31mg)を得た。
融点(t):156.0〜159.0 I R ( K B r )  (cr’ )  : 
2800〜2200、1741NMR (CD(I3 
):δ 0.95、1.22、3.4、4、0 、4.
1 、4.6−5.0 、7.2 、8.0 、8.6
発明の効果 本発明により、優れた強心作用を有するキナゾリン誘導
体を含有する強心剤を供給することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1およびR^2は水素原子またはアルキル
    基を表し、R^3はアルキル基又は式 −(CH_2)_l−Q (式中、Qは水酸基、アルキルチオ基、イミダゾリル基
    又は置換もしくは非置換のフェニル基を表し、lは1〜
    5の整数を表す。)を表し、又R^2とR^3が結合し
    て−CH_2CH_2CH_2−を表す。R^7および
    R^8はアルコキシ基を表し、Zは酸素原子又は硫黄原
    子を表し、mは0又は1を表し、nは0又は1〜4の整
    数を表す。〕で表されるキナゾリン誘導体またはその薬
    理的に許容される酸付加塩を含有する強心剤。
JP22004886A 1986-09-18 1986-09-18 キナゾリン誘導体を含有する強心剤 Pending JPS6377874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22004886A JPS6377874A (ja) 1986-09-18 1986-09-18 キナゾリン誘導体を含有する強心剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22004886A JPS6377874A (ja) 1986-09-18 1986-09-18 キナゾリン誘導体を含有する強心剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6377874A true JPS6377874A (ja) 1988-04-08

Family

ID=16745108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22004886A Pending JPS6377874A (ja) 1986-09-18 1986-09-18 キナゾリン誘導体を含有する強心剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6377874A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU757290B2 (en) Imidazolone anorectic agents: II. phenyl derivatives
CA2982811A1 (en) Hepatitis b viral assembly effectors
EP2879683B1 (en) N-alkyl-alkynyladenosine-5-uronamide compounds as agonists of a2a receptor
AU2016246068B2 (en) Xanthine-substituted alkynyl carbamates/reverse carbamates as A2b antagonists
US7985754B2 (en) Selective antagonists of A2A adenosine receptors
JPH0826037B2 (ja) 生理活性物質k−252の誘導体
RU2288918C2 (ru) Производные n-триазолилметилпиперазина, способ их получения, лекарственное средство, производные пиперазина
US5635511A (en) Treatment of heart rhythm disorders by administration of 3-phenylsulfonyl-3,7-diazabicyclo[3.3.1]nonane compounds.
CA3169832A1 (en) Use of jak inhibitors in preparation of drugs for treatment of jak kinase related diseases
EP0195667B1 (en) Cardiotonic quinazoline derivatives
EP0594883A1 (en) Imidazo(1,2-c) quinazoline derivatives as antihypertensives and anti dysurics
JP2004509106A (ja) ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニストとしての(2−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−7−イル)メタノール誘導体
EP4126866A1 (en) 8-substituted diaryl xanthines as dual a2a-a2b antagonists
JPS6377874A (ja) キナゾリン誘導体を含有する強心剤
JP3229693B2 (ja) ピペラジン誘導体
EP0826686A2 (en) Tricyclic compounds, their production and use
JP2837318B2 (ja) アンジオテンシンii拮抗性ピリジン誘導体
WO2001000613A1 (fr) Composes de benzimidazole et medicaments les contenant
JPH0539293A (ja) 免疫調節剤及びチアゾロピリミジン誘導体
HU183013B (en) Process for producing pharmaceutical compositions containing n-phenyl-n-comma above-bracket-2-imidazolidinilidene-bracket closed-urea derivatives as active agents for treating high blood-pressure and irregular intestinal activity
JPS634556B2 (ja)
JPH10298197A (ja) 置換ベンズアミド誘導体
MXPA95000679A (en) New drugs containing compounds of 3-phenilsulfonil-3,7-diazabiciclo (3,3,1) non
JPH0510343B2 (ja)
JPS6267077A (ja) キナゾリン誘導体及び医薬