JPH0539293A - 免疫調節剤及びチアゾロピリミジン誘導体 - Google Patents

免疫調節剤及びチアゾロピリミジン誘導体

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JPH0539293A
JPH0539293A JP4009883A JP988392A JPH0539293A JP H0539293 A JPH0539293 A JP H0539293A JP 4009883 A JP4009883 A JP 4009883A JP 988392 A JP988392 A JP 988392A JP H0539293 A JPH0539293 A JP H0539293A
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JP
Japan
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compound
formula
melting point
hydroxy
oxo
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Application number
JP4009883A
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English (en)
Inventor
Fumio Suzuki
文夫 鈴木
Nobusuke Nakazato
宜資 中里
Takemori Oomori
健守 大森
Tadashi Tamura
忠史 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、式(I) (式中、Xはエチレンまたはo−フェニレンを表わし、
Yは、−O−又は−NH−を表わし、Zは水素、低級アル
キル、アラルキル、アリール他を表わす)で表わされる
免疫調節剤及び新規チアゾロピリミジン誘導体に関す
る。 【効果】 新規免疫調節剤が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、免疫調節剤及び免疫調
節剤として有用なチアゾロピリミジン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】式(A)
【0003】
【化5】
【0004】(式中、RA はシクロアルキル、フェニ
ル、ベンジル、フェネチル等を表わす)で示される化合
物が、免疫調節作用あるいは消炎作用を有することが開
示されている(特公昭61−54032 号公報;特開昭55−62
093 号公報;特開昭55−62094 号公報)。また、有害生
物防除剤として式(B)
【0005】
【化6】
【0006】(式中、RB はアルキル、アリール等を表
わす)で示される化合物が開示されている(特開平2 −
48581 号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、3位
がカルボン酸エステルあるいはアミドで置換されたピリ
ミド〔 2,1−b〕ベンゾチアゾール又は 2,3−ジヒドロ
チアゾロ〔 3,2−a〕ピリミジン誘導体及び該化合物を
含有してなる免疫調節剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、式(I)
【0009】
【化7】
【0010】〔式中、−X−は、エチレン又はo−フェ
ニレンを表わし、Yは、−O−又は−NH−を表わし、
Zは、水素、低級アルキル、置換もしくは非置換のアラ
ルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは
非置換の複素環基又は−( CH2 )nNR1 R 2 (式中、R1
及びR2 は同一又は異なって、水素又は低級アルキルを
表わし、nは1〜4の整数を示す)を表わす〕で表わさ
れるチアゾロピリミジン誘導体又はその薬理上許容され
る塩を有効成分として含有する免疫調節剤を提供するこ
とができる。さらに本発明は、式(I−1)
【0011】
【化8】
【0012】(式中、Y及びZは前記と同義である)で
表わされるチアゾロピリミジン誘導体又はその薬理上許
容される塩並びに式(I−2a)
【0013】
【化9】
【0014】(式中、Zは請求項1記載の定義と同じで
ある)で表わされるチアゾロピリミジン誘導体又はその
薬理上許容される塩及び式(I−2b)
【0015】
【化10】
【0016】〔式中、Zo は、水素、置換もしくは非置
換のアラルキル、置換もしくは非置換の複素環基又は−
( CH2 )nNR1 R 2 (式中、R1 及びR2 は同一又は異な
って、水素又は低級アルキルを表わし、nは1〜4の整
数を示す)を表わす〕で表わされるチアゾロピリミジン
誘導体〔以下、化合物(I−2b) という。他の式番号の
化合物についても同様である〕又はその薬理上許容され
る塩に関する。
【0017】上記式中の各基の定義において、低級アル
キルは、直鎖又は分岐状の炭素数1〜6の、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec −ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペ
ンチル、ヘキシル等が、アラルキルは、炭素数7〜20
のベンジル、フェネチル、ベンズヒドリル、フェニルプ
ロピル等が、アリールは、フェニル、ナフチル等が、複
素環基としては、ピリジル、チアゾリニル、ベンゾチア
ゾリル等があげられる。
【0018】置換アリール、置換アラルキルのアリール
部分及び複素環基における置換基は、同一又は異なって
置換数1〜3の低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
ン、フェニル、フェノキシ等を表わし、低級アルキル、
低級アルコキシのアルキル部分は、前記アルキルの定義
と同じであり、ハロゲンは、フツ素、塩素、臭素、ヨウ
素の各原子を表わす。
【0019】化合物(I) の薬理上許容される塩として
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシ
ウム、カルシウム等のアルカリ土類金属及びアルミニウ
ム、亜鉛等とで形成される金属塩、並びにトリエチルア
ミン、N−メチルモルホリン等とで形成される有機アミ
ン塩があげられる。
【0020】次に、化合物(I) の製造法について説明す
る。化合物(I) において、Yが−O−である化合物(Ia)
は、次の反応工程に従い製造される。
【0021】
【化11】
【0022】(式中、X及びZは前記と同義である)化
合物(Ia)は、化合物(II)と1〜5当量の化合物(III) と
を、トルエン、キシレン、メシチレン等の反応に不活性
な溶媒中、 100〜160 ℃で3〜48時間反応させることに
よって得ることができる。なお、原料化合物(II)は、市
販品として容易に入手可能である。
【0023】化合物(I) において、Yが−NH−である化
合物(Ib)は次の反応工程に従い製造される。
【0024】
【化12】
【0025】(式中、Za はZの定義中の低級アルキル
を意味し、X及びZは前記と同義である)化合物(Ib)
は、化合物(IV)と1〜5当量の化合物(V) とを1〜5当
量の塩基の存在下に、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド等の反応に不活性
な溶媒中、室温〜 100℃で、30分〜12時間反応させるこ
とにより得ることができる。塩基としては、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、トリエチ
ルアミン等の有機アミン類があげられる。原料化合物(I
V)は、公知の方法〔J.Am.Chem.Soc., 64,2709(1942)
〕もしくはそれに準じて得られる。
【0026】化合物(Ib)は、また、化合物(Ia)において
Zが低級アルキルである化合物(Iaa) と1〜5当量の化
合物(VI)とを、トルエン、キシレン、メシチレン等の反
応に不活性な溶媒中、 100〜160 ℃で、1〜12時間反応
させることにより得ることもできる。
【0027】上述した製造法における中間体および目的
化合物は、例えば濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結
晶、各種クロマトグラフィー等を適宜使用することによ
って単離精製できる。また中間体においては、特に精製
することなく次の反応に供することも可能である。
【0028】化合物(I) の塩を取得したいとき、化合物
(I) が塩の形で得られる場合には、そのまま精製すれば
よく、また、遊離の形で得られる場合は、適当な溶媒に
溶解もしくは懸濁させ、塩基を加えて塩を形成させれば
よい。また、化合物(I) およびその薬理上許容される塩
は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で存在すること
もあるが、これらの付加物も本発明に包含される。各製
造法によって得られる化合物(I) の具体例を第1表およ
び第2表に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】なお、表中の参1、参2及び参3は、それ
ぞれ参考例1、2及び3に対応している。
【0033】次に、代表的な化合物(I)の薬理作用に
ついて試験例で説明する。 試験例1 遅延型過敏症(DTH) 7週令BALB/C 系マウスを1群6匹とし、羊めん赤血球
細胞(sheep red bloodcells ; SRBC)108 cells /
0.1 ml(日本バイオテスト社)を皮下注射することによ
り感作し、4日後にSRBC 108 cells /0.025 mlを右後
肢足蹠に、生理食塩水0.025 mlを左後肢足蹠に皮内注射
した。24時間後に左右の足蹠の腫脹をDIAL THICKNESS G
AUGE (PEACOCK 社) で測定し、SRBC注射足と生理食塩水
注射足との差を浮腫(mm)とした。試験化合物は5%アラビ
アゴム溶液に懸濁し、感作3日前から感作2日後までの
6日間、1日1回経口投与した。また、コントロール群
は5%アラビアゴム溶液を経口投与した。抑制率は下記式
に従い求めた。その結果を第3表に示す。
【0034】
【数1】
【0035】
【表4】
【0036】試験例2 急性毒性試験 体重20±1gのdd系雄マウス一群3匹を用い、試験
化合物を経口で投与した。投与して7日後の死亡状況を
観察し、最少致死量(MLD)値を求めた。その結果を
第4表に示す。
【0037】
【表5】
【0038】化合物(I) 又はその薬理上許容される塩
は、そのままあるいは各種の製薬形態で使用することが
できる。本発明の製薬組成物は、活性成分として有効な
量の化合物(I) またはその薬理上許容される塩を薬理上
許容される担体と均一に混合して製造できる。これらの
製薬組成物は、経口投与に対して適する単位服用形態に
あることが望ましい。
【0039】経口服用形態にある組成物の調製において
は、何らかの有用な薬理的に許容しうる担体が使用でき
る。たとえば、懸濁剤およびシロップ剤のような経口液
体調製物は、水、シュークロース、ソルビトール、フラ
クトースなどの糖類、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコールなどのグリコール類、ゴマ油、オリーブ
油、大豆油などの油類、p−ヒドロキシ安息香酸エステ
ル類などの防腐剤、ストロベリーフレーバー、ペパーミ
ントなどのフレーバー類などを使用して製造できる。粉
剤、丸剤、カプセル剤および錠剤は、ラクトース、グル
コース、シュークロース、マンニトールなどの賦形剤、
でん粉、アルギン酸ソーダなどの崩壊剤、ステアリン酸
マグネシウム、タルクなどの滑沢剤、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチンなどの
結合剤、脂肪酸エステルなどの表面活性剤、グリセリン
などの可塑剤などを用いて製造できる。錠剤およびカプ
セル剤は投与が容易であるという理由で、最も有用な単
位経口投与剤である。錠剤やカプセル剤を製造する際に
は固体の製薬担体が用いられる。
【0040】化合物(I) もしくはその薬理的に許容され
る塩の有効容量および投与回数は、投与形態、患者の年
齢、体重、症状などにより異なるが、通常1日当り、1
〜50mg/kgを3〜4回に分けて経口的に投与するのが好
ましい。次に、本発明の態様を実施例及び参考例により
説明する。
【0041】
【実施例】
実施例1 エチル 2−ヒドロキシ−4−オキソ−4H−ピリミド
〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−3−カルボキシレート
(化合物1)及びN−(2−ベンゾチアゾリル)−2−
ヒドロキシ−4−オキソ−4H−ピリミド〔2,1 −b 〕ベ
ンゾチアゾール−3−カルボキサミド(化合物11) 2−アミノベンゾチアゾール15.0g(0.1モル) 及びトリ
エチルメタントリカルボキシレート25.0g (0.11モル)
をキシレン900ml 中、48時間加熱還流した。冷却後、析
出した結晶を濾過し、熱クロロホルムで3回洗浄した。
濾液及び洗液は一緒にして濃縮し、得られた結晶をクロ
ロホルムから再結晶することにより、化合物1を無色結
晶として13.3g(46%) 得た。
【0042】融点: 216〜218 ℃ 元素分析(%) : C13H10N2O4S 計算値:C 53.79 ; H 3.47 ; N 9.65 実測値:C 54.02 ; H 3.18 ; N 9.51 IR(KBr) cm-1: 1519, 1431 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) : 13.25(1H,brs), 8.90 〜8.86
(1H,m), 8.08〜8.04(1H,m),7.62 〜7.52(2H,m), 4.31(2
H,q,J=7Hz), 1.31(3H,t,J=7Hz) MS(m/e) : 290(M+ ), 176
【0043】化合物1の1.30g(4.5ミリモル) 及び28%
ナトリウムメトキサイド溶液1.04g(4.5ミリモル) とを
水及びメタノールの混合溶液に溶解した後、減圧下に溶
媒を留去した。得られた固体をイソプロパノールで洗浄
することにより、化合物1のナトリウム塩1.25g(89%)
を得た。 融点: 262〜267 ℃
【0044】また、濾取後クロロホルムで洗浄し得られ
た結晶は、ジメチルスルホキシド及びメタノールから再
結晶することにより、化合物11を無色結晶として 9.4g
(48%) 得た。 融点:>300℃ 元素分析(%) : C18H10N4O3S2 計算値:C 54.81 ; H 2.56 ; N 14.20 実測値:C 54.86 ; H 2.24 ; N 14.44 IR(KBr) cm-1 : 1660, 1511 NMR(CF3CO2D)δ(ppm):9.10〜9.07(1H,m), 8.08〜7.72(7
H,m) MS(m/e) : 394(M+ ), 245
【0045】化合物1と同様に処理することにより、化
合物11のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0046】実施例2 2−ヒドロキシ−4−オキソ−N−フェニル−4H−ピリ
ミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−3−カルボキサミ
ド(化合物2) 2−ヒドロキシ−4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチア
ゾール−4−オン1.20g(5.5ミリモル) をジメチルスル
ホキシド30mlに溶解し、トリエチルアミン0.80ml(5.7ミ
リモル) 及びフェニルイソシアネート0.72ml(6.6ミリモ
ル)を加え、室温で3時間攪拌した。反応終了後、2N塩
酸 100mlを加え、析出した結晶を濾取し、メタノールで
洗浄、乾燥した。ジメチルホルムアミド及びメタノール
から再結晶することにより、化合物2を無色結晶として
1.30g(70%) 得た。
【0047】融点 : 213〜215 ℃ 元素分析 : C17H11N3O3S 計算値(%) : C 60.53 ; H 3.29 ; N 12.46 実測値(%) : C 60.63 ; H 3.06 ; N 12.68 IR(KBr) cm-1 : 1516, 1450 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) : 16.00(1H,brs), 11.61(1H,
s), 8.95〜8.92(1H,m), 8.14〜8.11(1H,m), 7.69〜7.58
(4H,m), 7.46〜7.40(2H,m), 7.24〜7.18(1H,m) MS(m/e) : 337(M+ ), 245
【0048】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物2のナトリウム塩を得た。 融点:>300℃
【0049】実施例3 N−(4−フルオロフェニル) −2−ヒドロキシ−4−オ
キソ−4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−3
−カルボキサミド (化合物3) フェニルイソシアネートに代えて4−フルオロフェニル
イソシアネートを用い、実施例2の方法に準じて製造
し、ジメチルホルムアミド及びメタノールから再結晶す
ることにより収率88% で化合物3を得た。
【0050】融点:277 〜278 ℃ 元素分析(%) : C17H10FN3O3S 計算値 : C 57.46 ; H 2.84 ; N 11.83 実測値 : C 57.45 ; H 2.61 ; N 12.06 IR(KBr) cm-1 : 1668, 1528 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.17〜9.14(1H,m), 8.07〜8.03
(1H,m), 7.94〜7.81(2H,m), 7.64〜7.59(2H,m), 7.27〜
7.20(2H,m) MS(m/e) : 355(M+ ), 245
【0051】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物3のナトリウム塩を得た。 融点:>300℃
【0052】実施例4 2−ヒドロキシ−N−(2−メトキシフェニル) −4−オ
キソ−4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−3
−カルボキサミド(化合物4) フェニルイソシアネートに代えて2−メトキシフェニル
イソシアネートを用い、実施例2の方法に準じて製造
し、ジメチルホルムアミド及びメタノールから再結晶す
ることにより、収率94% で化合物4を得た。
【0053】融点:278 〜282 ℃ 元素分析(%) : C18H13N3O4S 計算値 : C 58.85 ; H 3.57 ; N 11.44 実測値 : C 58.85 ; H 3.30 ; N 11.66 IR(KBr) cm-1 : 1659, 1514 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.20〜9.16(1H,m), 8.12〜8.04
(2H,m), 7.95〜7.81(2H,m), 7.44〜7.37(1H,m), 7.17〜
7.11(2H,m), 4.10(3H,s) MS(m/e) : 367(M+ ), 245
【0054】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物4のナトリウム塩を得た。 融点:>300℃
【0055】実施例5 2−ヒドロキシ−4−オキソ−N−(2−ピリジル) −4H
−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−3−カルボ
キサミド (化合物5) 実施例1で得られる化合物1の1.50g(5.2ミリモル) 及
び2−アミノピリジン1.50g(15.9 ミリモル) をキシレ
ン 100ml中、2時間加熱還流した。冷却後、析出した結
晶を濾取し、メタノールで洗浄後、ジメチルホルムアミ
ド及びメタノールから再結晶することにより化合物5を
無色結晶として1.58g(90%) 得た。
【0056】融点:>300℃ 元素分析(%) : C16H10N4O3S 計算値 : C 56.80 ; H 2.98 ; N 16.56 実測値 : C 56.73 ; H 2.64 ; N 16.22 IR(KBr) cm-1 : 1512, 1434 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.12−9.09(1H,m), 8.63−8.54
(2H,m), 7.96−7.52(5H,m) MS(m/e): 338(M+ ), 245
【0057】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物5のナトリウム塩を得た。 融点:>300℃
【0058】実施例6 2−ヒドロキシ−4−オキソ−N−(3−ピリジル)−
4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−3−カル
ボキサミド(化合物6) 2−アミノピリジンに代えて3−アミノピリジンを用
い、実施例5の方法に準じて製造し、ジメチルホルムア
ミド及びメタノールから再結晶することにより、収率82
% で化合物6を得た。
【0059】融点:281 〜285 ℃ 元素分析(%) : C16H10N4O3S 計算値 : C 56.80 ; H 2.98 ; N 16.56 実測値 : C 56.67 ; H 2.64 ; N 16.54 IR(KBr) cm-1 : 1659, 1513 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.69(1H,d,J =2Hz), 9.13−9.
10(1H,m), 8.90−8.86(1H,m), 8.72−8.70(1H,m), 8.24
−8.19(1H,m), 7.99−7.97(1H,m), 7.87−7.75(2H,m) MS(m/e) : 338(M+ ), 245
【0060】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物6のナトリウム塩を得た。 融点:>300℃
【0061】実施例7 2−ヒドロキシ−N−メチル−4−オキソ−4H−ピリミ
ド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−3−カルボキサミド
(化合物7) 2−アミノピリジンに代えてメチルアミンを用い、実施
例5の方法に準じて製造し、ジメチルホルムアミド及び
メタノールから再結晶することにより、収率84% で化合
物7を得た。
【0062】融点:278 〜279 ℃ 元素分析(%) : C12H9N3O3S 計算値 : C 52.36 ; H 3.30 ; N 15.26 実測値 : C 52.56 ; H 2.95 ; N 15.22 IR(KBr) cm-1 : 1662, 1520 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.12−9.09(1H,m), 8.04−8.01
(1H,m), 7.91−7.81(2H,m), 3.33(3H,s) MS(m/e) : 275(M+ ), 245
【0063】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物7のナトリウム塩を得た。 融点>300℃
【0064】実施例8 N−ベンジル−2−ヒドロキシ−4−オキソ−4H−ピリ
ミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−3−カルボキサミ
ド(化合物8) 2−アミノピリジンに代えてベンジルアミンを用い、実
施例5の方法に準じて製造し、ジメチルホルムアミド及
びメタノールから再結晶することにより、収率76% で化
合物8を得た。
【0065】融点:204 〜205 ℃ 元素分析(%) : C18H13N3O3S 計算値 : C 61.53 ; H 3.73 ; N 11.96 実測値 : C 61.43 ; H 3.58 ; N 11.68 IR(KBr) cm-1 : 1668, 1514 NMR(CF3CO2D) δ(ppm) : 9.11−9.08(1H,m), 8.04−8.
01(1H,m), 7.91−7.78(2H,m), 7.44(5H,brs), 4.89(2H,
s) MS(m/e) : 351(M+ ), 245
【0066】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物8のナトリウム塩を得た。 融点:>300℃
【0067】実施例9 2−ヒドロキシ−4−オキソ−N−フェネチル−4H−ピ
リミド〔2,1−b〕ベンゾチアゾール−3−カルボキサ
ミド(化合物9) 2−アミノピリジンに代えてフェネチルアミンを用い、
実施例5の方法に準じて製造し、ジメチルホルムアミド
及びメタノールから再結晶することにより、収率65% で
化合物9を得た。
【0068】融点:211 〜213 ℃ 元素分析(%) : C19H15N3O3S 計算値 : C 62.45 ; H 4.14 ; N 11.50 実測値 : C 62.38 ; H 4.16 ; N 11.52 IR(KBr) cm-1 : 1675, 1515 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.09−9.06(1H,m), 8.04−8.01
(1H,m), 7.91−7.78(2H,m), 7.42−7.30(5H,m), 4.02(2
H,t,J =7Hz), 3.13(2H,t,J =6Hz) MS(m/e) : 365(M+ ), 245
【0069】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物9のナトリウム塩を得た。 融点:288 ℃(分解)
【0070】実施例10 N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−ヒドロキシ−
4−オキソ−4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾー
ル−3−カルボキサミド(化合物10) 2−アミノピリジンに代えてジメチルアミノエチルアミ
ンを用い、実施例5の方法に準じて製造し、ジメチルホ
ルムアミド及びメタノールから再結晶することにより、
収率78% で化合物10を得た。
【0071】融点: 168〜171 ℃ 元素分析(%) : C15H16N4O3S 計算値 : C 54.21 ; H 4.85 ; N 16.86 実測値 : C 54.17 ; H 4.78 ; N 16.62 IR(KBr) cm-1 : 1669, 1518 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.07−9.04(1H,m), 8.04−8.01
(1H,m), 7.92−7.82(2H,m), 4.26(2H,t,J =6Hz), 3.78
(2H,t,J =6Hz), 3.22(6H,s) MS(m/e) : 332(M+ ), 245
【0072】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物10のナトリウム塩を得た。 融点 : 290℃から分解
【0073】実施例11 エチル 2,3 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソ
−5H−チアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−6−カルボキ
シレート (化合物12)及び2,3 −ジヒドロ−7−ヒド
ロキシ−5−オキソ−N−〔2−(2−チアゾリニ
ル)〕−5H−チアゾロ〔3,2 −a〕ピリミジン−6−カ
ルボキサミド(化合物19) 2−アミノ−2−チアゾリン10.2g(0.10 モル) 及びト
リエチルメタントリカルボキシレート25.0g(0.11 モ
ル) を、キシレン 600ml中5時間加熱還流した。冷却後
濾過し、トルエンで3回洗浄後、濾液を濃縮し結晶を得
た。クロロホルムから再結晶することにより、化合物12
を無色の結晶として13.4g(55%) 得た。
【0074】融点 : 131〜132 ℃ 元素分析(%) : C9H10N2O4S 計算値 : C 44.62 ; H 4.16 ; N 11.56 実測値 : C 44.92 ; H 4.06 ; N 11.48 IR(KBr) cm-1 : 1673, 1513 NMR(DMSO−d6) δ(ppm) : 13.05(1H,brs), 4.32(2H,t,J
=8Hz), 4.23(2H,q,J =7Hz), 3.55(2H,t,J =8Hz), 1.
25(3H,t,J =7Hz) MS(m/e) : 242(M+ ), 197, 170
【0075】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物12のナトリウム塩を得た。 融点 : 230〜238 ℃
【0076】また、濾取後トルエンで洗浄し得られた結
晶は、ジメチルホルムアミド及びメタノールから再結晶
することにより、化合物19を無色結晶として4.8 g(40
%) 得た。 融点 : 268〜269 ℃ 元素分析(%) : C10H10N4O3S2 計算値 : C 40.26 ; H 3.38 ; N 18.78 実測値 : C 40.19 ; H 2.99 ; N 19.18 IR(KBr) cm-1 ; 1561, 1413 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 4.73(2H,t,J =8Hz), 4.37(2H,
t,J =8Hz), 3.83(2H,t,J =8Hz), 3.76(2H,t,J=8Hz) MS(m/e) : 298(M+ ), 197
【0077】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物19のナトリウム塩を得た。 融点 : 233℃から分解
【0078】実施例12 2,3 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソ−N−
(2−ピリジル)−5H−チアゾロ〔3,2 −a〕ピリミジ
ン−6−カルボキサミド(化合物16) 化合物1に代えて化合物12を用い、実施例5の方法に
準じて製造し、ジメチルホルムアミド及びメタノールか
ら再結晶することにより、収率70% で化合物16を得た。
【0079】融点 : 187〜192 ℃ 元素分析(%) : C12H10N4O3S 計算値 : C 49.65 , H 3.47 ; N 19.30 実測値 : C 49.72 , H 3.22 ; N 19.65 IR(KBr) cm-1 : 1656, 1511 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 8.58 −8.49(2H,m), 7.86−7.
71(2H,m), 4.77(2H,t,J=8Hz), 3.84(2H,t,J =8Hz) MS(m/e) : 290(M+ ), 197
【0080】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物16のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0081】実施例13 2,3 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソ−N−
(3−ピリジル)−5H−チアゾロ〔3,2 −a〕ピリミジ
ン−6−カルボキサミド(化合物17) 2−アミノピリジンに代えて3−アミノピリジンを用
い、実施例12の方法に準じて製造し、ジメチルホルム
アミド及びメタノールから再結晶することにより、収率
85% で化合物17を得た。
【0082】融点 : 223 〜227 ℃ 元素分析(%) : C12H10N4O3S 計算値 : C 49.65 ; H 3.47 ; N 19.30 実測値 : C 49.74 ; H 3.36 ; N 19.63 IR(KBr) cm-1 : 1667, 1511 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.58(1H,d,J =2Hz), 8.88−8.
84(1H,m), 8.72(1H,d,J=6Hz), 8.20(1H,dd,J=6Hz,9H
z), 4.83(2H,t,J =8Hz), 3.93(2H,t,J =8Hz) MS(m/e) : 290(M+ ), 197
【0083】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物17のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0084】実施例14 N−ベンジル−2,3 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−
オキソ−5H−チアゾロ〔3,2 −a〕ピリミジン−6−カ
ルボキサミド(化合物18) 2−アミノピリジンに代えてベンジルアミンを用い、実
施例12の方法に準じて製造し、ジメチルホルムアミド
及びメタノールから再結晶することにより、収率66% で
化合物18を得た。
【0085】融点 : 164〜166 ℃ 元素分析(%) : C14H13N3O3S 計算値 : C 55.44 ; H 4.32 ; N 13.85 実測値 : C 55.42 ; H 4.22 ; N 13.94 IR(KBr) cm-1 : 1567, 1511 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 7.51−7.36(5H,m), 4.81(2H,
s), 4.80(2H,t,J =8Hz),3.95(2H,t,J=8Hz) MS(m/e) : 303(M+ ), 197
【0086】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物18のナトリウム塩を得た。 融点 : 261〜265 ℃
【0087】実施例15 2−ヒドロキシ−4−オキソ−N−〔2−(2’−フル
オロフェニル)エチル〕−4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベ
ンゾチアゾール−3−カルボキサミド(化合物20) 2−アミノピリジンに代えて2−(2’−フルオロフェ
ニル)エチルアミンを用い、実施例5の方法に準じて製
造し、ジメチルホルムアミド及び水から再結晶すること
により、収率67% で化合物20を得た。
【0088】融点:215 〜215.5 ℃ 元素分析(%) : C19H14FN3O3S 計算値 : C 59.52 ; H 3.68 ; N 10.96 実測値 : C 59.29 ; H 3.28 ; N 10.87 IR(KBr) cm-1 : 1664,1560,1509 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.04−9.01(1H,m), 7.98−7.73
(3H,m), 7.26−6.99(4H,m), 3.97(2H,t,J =7Hz), 3.15
(2H,t,J =7Hz) MS(m/e) : 383(M+ ), 245
【0089】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物20のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0090】実施例16 2−ヒドロキシ−4−オキソ−N−(3−フェニルプロ
ピル)−4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−
3−カルボキサミド(化合物21) 2−アミノピリジンに代えて3−フェニルプロピルアミ
ンを用い、実施例5の方法に準じて製造し、ジメチルホ
ルムアミド及び水から再結晶することにより、収率77%
で化合物21を得た。
【0091】融点:180.5 〜181.5 ℃ 元素分析(%) : C20H17N3O3S 計算値 : C 63.31 ; H 4.52 ; N 11.07 実測値 : C 63.50 ; H 4.20 ; N 10.95 IR(KBr) cm-1 : 1660,1554,1446 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.06−9.03(1H,m), 7.98−7.75
(3H,m), 7.25−7.12(5H,m), 3.70(2H,t,J =7Hz), 2.80
(2H,t,J =7Hz), 2.17−2.12(2H,m) MS(m/e) : 379(M+ ), 245
【0092】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物21 のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0093】実施例17 2−ヒドロキシ−4−オキソ−N−(1,1’−ビフェ
ニル)−4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール−
3−カルボキサミド(化合物22) 2−アミノピリジンに代えて4−アミノビフェニルを用
い、実施例5の方法に準じて製造し、ジメチルホルムア
ミド及び水から再結晶することにより、収率80% で化合
物22 を得た。
【0094】融点:274.5 〜276 ℃ 元素分析(%) : C23H15N3O3S 計算値 : C 66.82 ; H 3.66 ; N 10.16 実測値 : C 66.57 ; H 3.44 ; N 10.15 IR(KBr) cm-1 : 1657,1542,1477 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.01−8.99(1H,m), 7.97−7.07
(12H,m) MS(m/e) : 413(M+ ), 245
【0095】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物22のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0096】実施例18 2−ヒドロキシ−4−オキソ−N−(1−フェノキシフ
ェニル)−4H−ピリミド〔2,1 −b〕ベンゾチアゾール
−3−カルボキサミド(化合物23) 2−アミノピリジンに代えて4−フェノキシアニリンを
用い、実施例5の方法に準じて製造し、ジメチルホルム
アミド及び水から再結晶することにより、収率76% で化
合物23 を得た。
【0097】融点:202.5 〜204.5 ℃ 元素分析(%) : C23H15N3O4S 計算値 : C 64.33 ; H 3.52 ; N 9.78 実測値 : C 64.05 ; H 3.26 ; N 9.62 IR(KBr) cm-1 : 1657,1497,1221 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 9.11−9.09(1H,m), 8.01−7.04
(12H,m) MS(m/e) : 429(M+ ), 245
【0098】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物23のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0099】実施例19 錠 剤 常法により、次の組成からなる錠剤を作成する。 化合物1 50mg ラクトース 113mg 馬れい薯でんぷん 30mg ヒドロキシプロピルセルロース 6mg ステアリン酸マグネシウム 0.6mg
【0100】実施例20 カプセル剤 常法により、次の組成からなるカプセル剤を作成する。 化合物1 50mg アビセル 69.5mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg これを混合しゼラチンカプセルに充填する。
【0101】参考例1 2,3 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソ−N−フ
ェニル−5H−チアゾロ〔3,2 −a〕ピリミジン−6−カ
ルボキサミド(化合物13) 2−ヒドロキシ−4H−ピリミド〔2,1 −b 〕ベンゾチア
ゾール−4−オンに代えて、2,3 −ジヒドロ−7−ヒド
ロキシ−5−オキソ−5H−チアゾロ〔3,2 −a〕ピリミ
ジンを用い、実施例2の方法に準じて製造し、ジメチル
ホルムアミド及びメタノールから再結晶することによ
り、収率63% で化合物13を得た。
【0102】融点 : 186〜188 ℃ 元素分析(%) : C13H11N3O3S 計算値 : C 53.97 ; H 3.83 ; N 14.52 実測値 : C 53.93 ; H 3.76 ; N 14.72 IR(KBr) cm-1 : 1602, 1514 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 7.57−7.42(5H,m), 4.87(2H,t,
J =8Hz), 3.99(2H,t,J=8Hz) MS(m/e) : 289(M+ ), 197
【0103】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物13のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0104】参考例2 2,3 −ジヒドロ−N−(4−フルオロフェニル)−7−
ヒドロキシ−5−オキソ−5H−チアゾロ〔3,2 −a〕ピ
リミジン−6−カルボキサミド (化合物14) フェニルイソシアネートに代えて4−フルオロフェニル
イソシアネートを用い、参考例1の方法に準じて製造
し、ジメチルホルムアミド及びメタノールから再結晶す
ることにより、収率54% で化合物14を得た。
【0105】融点 : 258〜262 ℃ 元素分析(%) : C13H10FN3O3S 計算値 : C 50.81 ; H 3.28 ; N 13.67 実測値 : C 50.83 ; H 3.00 ; N 13.93 IR(KBr) cm-1 : 1503, 1214 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 7.54(2H,dd,J=5Hz,9Hz), 7.20
(2H,dd,J=5Hz,5Hz), 4.86(2H,t,J =8Hz), 3.99(2H,t,
J =8Hz) MS(m/e) : 307(M+ ), 197
【0106】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物14のナトリウム塩を得た。 融点:>300℃
【0107】参考例3 2,3 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−N−(2−メトキシ
フェニル)−5−オキソ−5H−チアゾロ〔3,2 −a〕ピ
リミジン−6−カルボキサミド(化合物15) フェニルイソシアネートに代えて2−メトキシフェニル
イソシアネートを用い、参考例1の方法に準じて製造
し、ジメチルホルムアミド及びメタノールから再結晶す
ることにより、収率59% で化合物15を得た。
【0108】融点:251 〜254 ℃ 元素分析(%) : C14H13N3O4S 計算値 : C 52.66 ; H 4.10 ; N 13.16 実測値 : C 52.49 ; H 3.90 ; N 13.55 IR(KBr) cm-1 : 1562, 1515 NMR(CF3CO2D)δ(ppm) : 8.06〜8.03(1H,m), 7.42〜7.35
(1H,m), 7.15〜7.11(2H,m), 4.90(2H,t,J =8Hz), 4.06
(3H,s), 4.00(2H,t,J =8Hz) MS(m/e) : 319(M+ ), 197
【0109】また、実施例1と同様に処理することによ
り、化合物15のナトリウム塩を得た。 融点 : >300 ℃
【0110】
【発明の効果】本発明により、チアゾロピリミジン誘導
体及び該化合物を含有してなる免疫調節剤が提供され
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 〔式中、−X−は、エチレン又はo−フェニレンを表わ
    し、Yは、−O−又は−NH−を表わし、Zは、水素、
    低級アルキル、置換もしくは非置換のアラルキル、置換
    もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の複素
    環基又は−( CH2 )nNR1 R 2 (式中、R1 及びR2 は同
    一又は異なって、水素又は低級アルキルを表わし、nは
    1〜4の整数を示す)を表わす〕で表わされるチアゾロ
    ピリミジン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成
    分として含有する免疫調節剤。
  2. 【請求項2】 式(I−1) 【化2】 (式中、Y及びZは請求項1記載の定義と同じである)
    で表わされるチアゾロピリミジン誘導体又はその薬理上
    許容される塩。
  3. 【請求項3】 式(I−2a) 【化3】 (式中、Zは請求項1記載の定義と同じである)で表わ
    されるチアゾロピリミジン誘導体又はその薬理上許容さ
    れる塩。
  4. 【請求項4】 式(I−2b) 【化4】 〔式中、Zo は、水素、置換もしくは非置換のアラルキ
    ル、置換もしくは非置換の複素環基又は−( CH2 )nNR1
    R 2 (式中、R1 及びR2 は同一又は異なって、水素又
    は低級アルキルを表わし、nは1〜4の整数を示す)を
    表わす〕で表わされるチアゾロピリミジン誘導体又はそ
    の薬理上許容される塩。
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Cited By (3)

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