JPS6376974A - ガス遮断弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はガス燃料を供給する配管システムの安全装置と
して使用するガス遮断弁に関するものである。

従来の技術 近年、都市ガス供給会社およびＬＰガス供給業界は行政
指導のもとてガスを使用する上での安全性・保安の確保
のための一手段として、ガス使用量を計測するガスメー
ターの中に、異常時にはガス通路を閉状態にするガス遮
断弁を装着することを検討している。

以下図面を参照しながら、上述した従来のガス第３図に
おいて、コ字状の磁性体のヨーク１の底部に永久磁石２
を置き、その上にコアピース３を吸着させ、この永久磁
石及びコアピースの外に非磁性体金属のガイドパイプ４
を嵌め込み、さらにそのガイドパイプ４の外周にコイル
ボビン６に巻かれた電磁コイル６を嵌め込み、さらにコ
イルボビン５のうえに継鉄７ｂが嵌め込まれている。上
記ヨーク１の両側に切り起こし部１ａを設け、この切り
起こし部にサポート８をビスで締結して固定している。

一方、ガス遮断弁の可動部はプランジャ９の先端部に弁
ゴム１０を嵌め込み装着した形で、ガイドバイブ４の中
にプランジャ９を挿入した構造である。秒、ガイドバイ
ブ４の内にオーリング１１、外にオーリング１２を用ｂ
、弁ゴム１ｏのあるガス通路Ａ側とコイル６及びヨーク
１のある大気側との間を気密に隔離しである。１３はサ
ポート８と弁ゴム１ｏの受け１０ａの間に張設したスプ
リングで、永久磁石２よりも反力が弱い。１４は弁ゴム
１ｏが当接してガス通路Ａを閉じる弁座、１５はスプリ
ング１３に抗して弁ゴム１ｏを押し、ガス通路Ａを開く
セット用ロッドである。

以上のように構成されたガス遮断弁について、以下その
動作について説明する。

まず、プランジャ９を非復帰用の操作棒であるセット用
ロッド１６で押込むと、スプリング１３の反力よシも大
きい永久磁石２の吸着力がプランジャ９とコアピース３
の間の吸着面に生じ、そのまま吸着保持される。この状
態で弁ゴム１０は弁座１４を開いた状態、つまり弁開状
態である。

弁閉止時は、永久磁石２とは逆向きの磁力線が発生する
方向に電磁コイル６に瞬時に通電すると、コアピース３
とプランジャ９間の吸着力が減少し、スプリング１３の
反力が相対的に大となシ、プランジャ９がコアピース３
から離脱し、弁ゴム１゜が弁座１４に弾接して閉じる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、第２図の作動電流
値と吸着力の関係を示す図において電磁コイル６の電流
０の場合の永久磁石２の吸着力Ｆと、電磁コイルに流れ
る電流値を増加してプランジャ９がコアピース３から離
脱する場合の動作点における吸着力ｆとの差、即ちＥ−
ｆが小さいため、外部からの衝撃等により、コアピース
３からプランジャ９が離れスプリング１３の力で弁座１
４を弁ゴム１ｏが閉じる誤動作をしていた。また、コア
ピース３はプランジャ９との吸着面と永久磁石との吸着
面との平行度及び粗面度を非常に精密にワンチャックで
加工することが出来る構造になっていることが経済的で
ある。しかし、第３図に示す構造ではコアピース３の両
側の吸着面を別々に仕上げ加工しなければならないので
コストが高く不経済であった。

本発明は上記問題点に鑑み、電流０の場合の吸着力Ｆと
上記動作点における吸着力ｆの差が大きく取れるように
し、外部からの衝撃等により誤動作をしない信頼性のあ
るじかもコアピースの加工がワンチャックで可能な安価
なガス遮断弁を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のガス遮断弁は、弁
ゴム等の弁体を一端に持つプランジャを常時吸着して、
ガス通路を開状態にする永久磁石と、異常時には永久磁
石の磁界と逆向きの磁界を励起して前記プランジャをコ
アピースから離脱させガス通路を閉状態にさせる電磁コ
イルと、前記プランジャ、コアピースおよび永久磁石を
設け、かつ電磁コイルの巻かれているコイルボビンと、
シール用オーリングと、コイルボビンの両側に設けた継
鉄とを備え、前記継鉄の永久磁石側の継鉄は永久磁石と
コアピースの間にあシ且つその中心に穴のある構造を有
するものである。

作　　用 本考案は上記した構成によって、電磁コイルに瞬時に電
流が流れてプランジャとコアピースの永久磁石の磁力に
よる吸着を離脱させる場合に、コイルに流れる電流によ
ってできる磁束がプランジャ、コアピース、継鉄、ヨー
ク、継鉄中を流れる。

従って継鉄の磁路の分だけコイル側からみれば磁気抵抗
が小さくなっている。その結果、継鉄がない場合に比べ
て、電磁コイルにより発生した磁束がプランジャとコア
ピースの吸着面を多く通るようになるため電流値０の場
合の吸着力と動作点における吸着力の差が大きく取れる
ようになる。また、継鉄の中心に穴があるためコアピー
スがワンチャックで加工できる。

実施例 以下本発明の一実施例のガス遮断弁について、図面を参
照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例におけるガス遮断弁の縦断面
図を示すものである。第１図において、コ字状の磁性体
のヨーク１の底部に永久磁石２を置き、その上に継鉄７
ａを置き、さらにその上にコアピース３を置き、前記永
久磁石、継鉄及びコアピースの外に非磁性体の電磁コイ
ル６の巻いであるコイルボビン５を嵌め込み、さらにコ
イルボビン５の上に継鉄７ｂが嵌め込まれてｂる。また
上記ヨーク１の両側に切シ起こし部１ａを設け、この切
り起こし部にサポート８をビスで締結して固定しである
。また、上記コアピース３には、永久磁石側に、旋盤で
ワンチャック加工し走時の挽残しの突起部３ａがある。

この突起部３ａは継鉄７ａの中央部に形成した穴１６に
逃げさせ、かつ直接、永久磁石２の吸着面に接触しなり
ようになっている。

一方、ガス遮断弁の可動部はプランジャ９の先端部に弁
体である弁ゴム１ｏを嵌め込み装着した形で、コイルボ
ビン５の中にプランジャ９を挿入した構造である。なお
、コイルボビン６とコアピース３の間にシール用のオー
リング１１．そしてサポート８とコイルボビン６の間に
シール用のオーリング１２を用い、弁ゴム１０のあるガ
ス通路Ａ側と電磁コイル６及びヨーク１のある大気側と
の間を気密に隔離しである。

以上のように構成されたガス遮断弁について、以下第１
図を用いてその動作を説明する。

第１図は正常時にガス遮断弁の弁ゴム１０が開きガス通
路Ａが開状態になっている場合の縦断面図を示すもので
ある。１ず、プランジャ９をセット用ロッド１５で押込
むと、移動してプランジャ９がコアピース３に接触し、
スプリング１３の反力よりも大きい吸着力がプランジャ
９．コアピース３．継鉄７ａ、ヨーク１及び継鉄７ｂ中
を流れる永久磁石２の磁束により、プランジャ９とコア
ピース３間の吸着面に生じ、そのまま吸着保持される。

この状態で弁ゴム１ｏは弁座１４から離れ、弁開状態と
なり、ガスが矢印方向に流れるようになる。

異常時には、永久磁石２とは逆向きの磁界が発生するよ
うに電磁コイル６に瞬時に通電すると、コアピース３と
プランジャ９間の吸着力を減少するように、電磁コイル
６により磁力が発生する。

この場合の磁束はプランジャ９、コアピース３、継鉄７
ａ、ヨーク１及び継鉄７ｂ中を流れる。従って、コイル
側からみれば継鉄７ａの分だけ磁気抵抗が少なくなって
いる。したがって、継鉄７ａがない従来例に比べて電磁
コイル６により発生した磁束がプランジャ９とコアピー
スの吸着面を多く通るようになるため第２図における電
磁コイル６の作動電流値０の場合の吸着力Ｆと動作点に
おける吸着力ｆの差が大きく取れるようになる。まだ、
また、継鉄７ａの中心に穴１６があるので、ワンチャッ
クで加工した結果コアピース３に突起部３ａが生じ、こ
れを残したままでも穴１６に逃げて組立上、支障がない
。

発明の効果 以上のように本発明はコアピースの永久磁石側の吸着面
と永久磁石との間に継鉄を設けることにより、異常時に
電磁コイルに瞬時に通電することにより発生する磁束の
通路抵抗が小さくなる。従って、電磁コイルの電流値０
の場合の永久磁石による吸着力と動作点における吸着力
の差が大きく取れるので、外部からの衝撃力等により離
脱することなく安定した俗信性のおけるガス遮断弁を作
ることができる。

また、コアピースと永久磁石間の継鉄は穴がおいている
ため、旋盤でワンチャック加工した挽残しの突起がコア
ピースにあっても、コアピースとして使用できるためコ
アピースの加工が非常に安価になり経済的である。コア
ピースはワンチャックで加工されているため両面の平行
度及び表面粗度が精密に仕上げられているので遮断弁の
作動特性のバラツキが小さくなる。

なお、実施例では従来例の構造にあるガイドバイブのな
い場合について例示したがガイドバイブの有る構造の場
合でも同様の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるガス遮断弁の縦断面
図、第２図はコイル電流値とプランジャとコアピースの
吸着力の関係を示す図、第３図は従来のガス遮断弁の縦
断面図である。 １・・・・・・ヨーク、２・・・・・・永久磁石、３．
・・・・、コアピース、５・・・・・・コイルボビン、
６・・曲・電磁コイル、７ａ　、７ｂ・・・・・・継鉄
、８・・・・・・サポート、９・・・・・・プランジャ
、１ｏ・・・・・・弁ゴム（弁体）、１６・・・両穴。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｌ−
ヨーク ２−永久磁石 ３−コアピース Ｓ−コイルボビン ６−９．ｇコイル ９−ブラシジＶ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 弁体を一端に持つプランジャを常時吸着して、ガス通路
   を開状態にする永久磁石と、異常時には永久磁石の磁界
   と逆向きの磁界を励起してプランジャをコアピースから
   離脱させガス通路を閉状態にさせる電磁コイルと、前記
   プランジャ、コアピースおよび永久磁石を設け、電磁コ
   イルの巻かれているコイルボビンと、シール用オーリン
   グと、コイルボビンの両側に継鉄とを備え、前記継鉄の
   永久磁石側の継鉄は永久磁石とコアピースの間にあり、
   且つその中心に穴を有するガス遮断弁。