JPS6376742A - 金属薄帯製造用ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は金属薄帯製造用スリットノズルに関するもので
ある。

（従来の技術） 金属薄４：？　、例えば非晶質金属薄帯製造用ノズルは
第８図に示すように、上部中央に溶湯流人口２、この流
入口に連続しノズル１長手方向に末広かりの湯道３、ノ
ズルチウプ４て形成されたスリット状の吐出口５からな
っており、溶湯流入口２から入った溶湯は、湯道３内を
経てスリット状の吐出口５に至り、ここから回転ロール
面に流出し、冷却され薄帯となる。

このようなスリット状の吐出口を有するノズルにおいて
は、溶湯かスリット状吐出口から流出する場合の速度は
、一般的にいって第９図に示すように、スリット長手方
向で中央部か大きく両端部で小さい。

したがって、このようなノズルを使用してＭｎされた薄
帯の厚みは、第１０図に示すように中央部で厚く両端部
て薄い、所謂クラウン状態になっている。このようなり
ラウン状態の発生を防１１ずろために、例えば第８図の
ようなノズルにおいて溶湯流人口２とスリット状吐出口
５間の湯道３内にセラミックフィルターを配設し、中央
部分の動圧を緩衝し、最終的にスリット長手方向におい
て均一な吐出流を得る試みもなされている（特開［に１
６０−１７４２３９号参照）。

しかしながら、この場合、セラミックフィルターの性能
の変動や溶湯中介春物の付着等による波長特性の変動に
より、薄（；？の形状不安定、ノズル詰り等の現象か生
し、高品質の薄帯の安定製造が難しいという問題を残し
ている。

（発明か解決しようとする問題点） 本発明は前記従来のスリット状吐出口を有する金Ｉｉｌ
！薄（１′を製造用ノズルの問題を解消するためになさ
れたものである。

（問題点を解決するための具体的手段）本発明は、溶湯
流入口とスリ・ント状吐出口を有するノズルにおいて、
該流入口とスリット状吐出口間に、該流入口からの溶湯
の落下流に対して交差する方向から複数の邪魔板を、そ
の先端側が上下に間隔をおいて重なるように交互に対設
したことを特徴とする金属薄帯製造用ノズルである。

以下に本発明を第１図〜第７図に基づいて、その実施例
と共に説明する。なお、この実施例は非晶質金属薄帯製
造用ノズルに適用した例を示すものである。

第１図および第２図において、１はノズル、２は溶湯流
入口、３は湯道、４はノズルチップで、久リット状吐出
口５を形成している。

そして、溶湯流人口２とスリット状吐出口５間の湯道３
内のスリット長手方向に形成される側壁Ｗ　＋　、　Ｗ
　ｚに、溶湯流を調整するための３枚の邪魔板６　ａ、
６　ｂ、６　ｃを配設する。これらの邪魔板のうち６ａ
および６Ｃは、第３図に示すように湯道３の一方の側壁
Ｗｌ側に上下に間隔Ｃを置いて配設されており、その先
端と対向する他方の側壁Ｗ２との間に空間（溶湯通路）
ｄ、ｆか形成されている。

一方邪魔板６ｂは側壁Ｗ２側から邪魔板６ａと６０との
中間に夫々間隔ａを形成するように対設されており、そ
の先端側は邪魔板６ａと６０との重なり部すを有し、そ
の先端と対向する側壁ＷＩとの間には空間（溶湯通路）
ｅか形成されている。

このように湯道３内に邪魔板６８〜６Ｃを形成する場合
は、例えば、第２Ｕ２に示すように予め邪魔板嵌入孔８
　ａ、８　ｂ、８　ｃを有する一対の部材？ａ。

７ｂに邪魔板６　ａ、６　ｂ、６　ｃを嵌入して邪魔板
組立部材を構成し、これをノズルチップ４によるスリッ
ト状吐出口５を形成する過程てノズルｌの湯道３内に装
着する。

この邪１延板組立部材は耐熱衝撃性、１ＶｉｌＩ熱強度
にすぐれた低膨張率のセラミックス材料により形成する
のか好ましい。

（作用） つぎに、本発明の金属ｌ；ｉ帯製造用ノズルの作用につ
いて説明する。

ｍ１図〜第３図において、金属薄く１′１製造のスター
トと共に副タンディウシュ（図示省略）からの溶湯は、
ノズルｌの溶湯注入口２から湯道３を経て邪魔板６ａ上
に落下し、周囲に拡がりながら該邪魔板の先端と対向す
る側壁Ｗ２との間の空間ｄから邪魔板６ｂ上に落下し、
更に周囲に拡がりながら該邪魔板の先端と対向する側壁
Ｗｌとの間の空間ｅから邪魔板６Ｃ上に落下し、スリッ
ト長手方向に均一な流れを形成しながら、該邪魔板の先
端と対向する側壁Ｗ２との間の空間ｆから落下し、ノズ
ルチップにより形成される通路９の壁面に沿ってスリッ
ト状吐出口５に流入する。

このように溶湯流人口２からの溶湯流は、邪魔板６　ａ
、６　ｂ、６　ｃを経てスリット状吐出口５に至る過程
で、スリット長手方向に均一に整流され、スリット長手
方向の溶湯流出速度は均一化されてスリット状吐出口５
に波入する。その結果、該スリウド状吐出口５から回転
ロールＲに供給され、冷却されて得られる薄帯りの幅方
向の厚み分′ｌＨ５は、第７図に示すように、第１０図
に示す前記従来のノズルによる場合のｔ’ｊ　ｉｉ？の
幅方向の厚み分布に比し、格段に均一化される。

本発明において特に重要な要素となるのは、邪魔板と邪
魔板間の間隔ａと対設された邪魔板と邪魔板の重なり部
分のｂの寸法である。

本実施例においては３枚の邪魔板６　ａ、６　ｂ、６　
ｃを用いており、この場合の薄帯の幅方向の板厚偏差は
、第５図のようになり、邪魔板６ａと６ｂ問および６ｂ
と６Ｃ間の間隔ａの値か小さくなる程小さくなり、薄帯
形状の安定性か良好である。

たたし、ａの値かスリット幅ａ１の値より小さくなると
薄帯の厚み制御性か悪くなる。また、ａの値か３ａ＋よ
り大きくなると薄帯の厚みを均一化する効果は悪くなる
。したかって、ａの値はａ、＜ａ＜３ａ＋の範囲て設定
することが好ましい。

なお、対設される各邪魔板間の間隔ａは全て同じにする
必要はない。

また、対設される邪魔板と邪魔板の重なり部分すの寸法
については、第６図に示すようにノズルの湯道３の幅す
、に対して、その値か大きい程薄帯の板厚偏差か小さく
、薄帯形状の安定性か良好である。

たたし、ｂ、に近づけ過ぎると溶湯の流量か確保てきな
くなるのて、スリット幅ａ、を考慮して設定される必要
かある。また、ｂ／ｂ、か０．５以下になると均一化効
果か急激に、′！ｇ化するのて、０．５以上になるよう
に設定することか好ましい。

なお、対設される６邪１に板間の重なりｂの寸法も全て
回しにする必要はない。

また、本実施例ては邪魔板は３枚設けたか２枚あるいは
４〜５枚にしても良い。

さらに、邪ｊζ板は長方形の上板状のものにしたか１例
えば第４図に示すように異形にしたつ、あるいは溶湯流
下面を曲面、凹凸面、波形面等にすることも考慮し、異
なる形状の邪魔板をＭ１合せて配設することも可能であ
る。

なお、便宜的に邪魔板と表現しているか、ここていう邪
魔板とは邪魔板と同様の機能を果たすものという意味て
あり、例えば一体重に形成され板として独立して存在す
るものでなくても良い。

また、本実施例は１５０ｍ＋ｓ幅の非晶質全屈薄帯製造
用ノズルに適用した場合のものであるか、他の金１ｉ１
薄帯製造用ノズルとしても適用することもてきる。

（発明の効果） 本発明は簡易構造て安価な邪魔板構造を有ずろ金Ｊ！　
ＦＭ帯製造用ノズルてあり、スリット長手方向の溶湯流
出速度を容易に均一化し、スリット状吐出口からの溶湯
流出を均一化することによって、製造される金属Ｆｇ帯
の幅方向の厚み分布を安定的に均一化することかできる
のて、高品質の金属薄帯を安価にｔＡ造することかてき
る。

４、ＵＡ面の１）イ弔な説明 第１図〜第７図は本発明に関する説明図てあり、第１図
（ａ）は本発明のノズルの構造例を示す断面説明図、第
１図（ｂ）は第１図（ａ）Ｉ−Ｔ矢視断面説明図、第２
図は第１　Ｍ／Ｉにおける邪魔板構造例を示す一部切欠
立体説明図、第３図は第１図（ｂ）図の拡大説明図、第
４図は邪魔板の形状例を示す立体説明［Ａ、第５図は対
設する邪魔板間の間隔とスリット幅との関係における薄
帯板厚偏差を示す説明図、第６図は対設する邪魔板間の
重なりと湯道幅との関係における薄帯板厚偏差を示す説
明図、第７図は実施例における薄（１″ｆ幅方向の厚み
分布を示す説ＩＩ図である。第８図（ａ）は従来の金属
薄帯製造用ノズルの構造例を示すＦＩｉ而説面図、第８
［７Ｉ（ｂ）は第８図（ａ）　ＩＩ　−１ｒ矢視断面説
明図、第８（Ｚ（ｒ、）は第８図（ａ）ｍ−ｍ矢視断面
説明図である。第９図は第８［２１のノズルにおけるス
リット長手方向の溶湯の流出速度分布を示す説明図、第
１０図は製造された薄々１″１の幅方向厚み分布を示す
説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溶湯流入口とスリット状吐出口を有するノズルにおいて
   、該流入口とスリット状吐出口間に、該流入口からの溶
   湯の落下流に対して交差する方向から複数の邪魔板を、
   その先端側が上下に間隔をおいて重なるように交互に対
   設したことを特徴とする金属薄帯製造用ノズル。