JPS637617Y2 - - Google Patents

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JPS637617Y2
JPS637617Y2 JP8383680U JP8383680U JPS637617Y2 JP S637617 Y2 JPS637617 Y2 JP S637617Y2 JP 8383680 U JP8383680 U JP 8383680U JP 8383680 U JP8383680 U JP 8383680U JP S637617 Y2 JPS637617 Y2 JP S637617Y2
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JP
Japan
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expanded metal
alc
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thin
expanded
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Expired
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JP8383680U
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JPS578218U (ja
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Publication of JPS578218U publication Critical patent/JPS578218U/ja
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、低層鉄骨構造、木造等の建物にお
いて鉄骨耐火被覆、間仕切り、外壁、壁下地、屋
根野地等を構成する薄肉ALC板に関する。
従来、かゝる分野に使用せられている成型品と
しては石綿、珪藻土、生石灰系の珪カル板、石膏
ボードあるいはラスモルタル等があり、最近では
メタルラスを補強材とした薄肉の軽量気泡コンク
リート板もある。このうち珪カル板、石膏ボード
あるいはラスモルタル等はいずれも板材としての
曲げ強さ、衝撃強さが極めて弱く、また風圧等の
外力に対する耐力がないため、構造材的な使用
は、単味では出来ず、上記分野では他の構造材と
の併用となり、施工費が高価となる欠点がある。
薄肉ALC板としては従来の厚肉ALC板のよう
に直径の太い補強鉄筋を間隔をあけて配置したも
のでは耐衝撃性が不十分なため、実公昭52−
15049号公報に記載のように板厚20〜50mmのALC
に目の大きさ10〜50mm(網の目の最長対角線の長
さを云う)のメタルラスを一層配置したもの、実
開昭54−145913号公報に記載のように、前記目の
大きさのメタルラスを間隔をおいて複数配設した
もの、実開昭54−145912号公報に記載のように同
寸のメタルラスを波形に成形して単層配設したも
のがある。しかしながらこれらのメタルラスのよ
うに目の大きさが小さい場合にはALC原料スラ
リーの発泡段階で金属粉の発泡材がアルカリと反
応して発生した気泡が、メタルラスの切れ目の鋭
角な面と接触すると気泡が乱れラスとコンクリー
トとのなじみが悪くなり、ラスとコンクリートの
界面で剥離破壊を生じ、耐衝撃性が弱い欠点があ
る。
この考案は上記欠点を除き、軽量で曲げ強さ、
衝撃強さにすぐれ、通常のJISA5416「オートクレ
ーブ養生された軽量気泡コンクリート」の製造法
により大量生産が可能で、施工性についても優
れ、且つ安価な薄肉ALC板を提供するものであ
る。以下この考案を図面について説明する。
この薄肉ALC板は、第1図に示すように軽量
気泡コンクリートを主材とし、その補強材として
目の大きさ60〜150mmの2枚のエキスパンドメタ
ル2及び3を板厚方向に所定間隔をおいて一体化
したものを埋設したものである。こゝでエキスパ
ンドメタルの目の大きさとは該エキスパンドメタ
ルの菱形の目の最長対角線を云う。この2枚のエ
キスパンドメタル2及び3は板厚方向から見て
夫々のストランドのボンド6が重ならないように
配置されていることが必要で、一方のエキスパン
ドメタルのストランドのボンド6が他のエキスパ
ンドメタルの菱形の目の実質上中央に位置するよ
うに配置されることが好ましい。このように2枚
のエキスパンドメタルが配置されていると板厚方
向から見た投影図の目の大きさは使用したエキス
パンドメタルの目の大きさの対角線長で1/2、面
積では1/4となつてくる。
第2図はALC板内に配設される板厚方向に所
定間隔をおいて一体化して配設されるエキスパン
ドメタルの斜視図で、ストランドのボンド6が板
厚方向から見て重ならないように配設したエキス
パンドメタル2及び3のストランドの投影上の交
点を適当な間隔をおいて互に相手側に向つて突出
させて(断面は第3図参照)その突出部4及び5
を互に接触させ、突出部4と5を溶接等の方法で
一体化させる。突出させる寸法を一定とすると2
枚のエキスパンドメタル間の間隔は一定寸法を保
つことができる。突出寸法を所望値に定めること
により2枚のエキスパンドメタルの間隔を希望す
る値とすることができる。使用するエキスパンド
メタルのストランドの線径は0.4〜0.3mmが好まし
い。
2枚のエキスパンドメタルを一体化するのに
は、突出部4,5で相互に溶接するのが最も簡単
であるが、その他の方法を用いてもよい。
本考案は前記のような補強材を埋設してなる20
〜75mmのALC板、特に好ましくは20〜50mmの薄
肉ALC板を提供するものである。
本考案では軽量気泡コンクリート1内に埋設さ
れる補強材は、網目が大きいため鉄線の表面に施
こす防錆剤の粘稠な液体によつても、防錆処理が
容易であり、防錆液がエキスパンドメタルのスト
ランドに沿つて流れるため、一体化された2枚の
エキスパンドメタルの間が防錆援によつて架橋さ
れることがない。従つてALC原料スラリーの発
泡段階において抵抗が少なく、スラリーが容易に
流動して、泡が自由に形成されて、発泡むらや断
層を生ずることがないので、製品ALC板のALC
とエキスパンドメタルとの接着性が非常にすぐれ
て耐衝撃性、曲げ強度をより一層高めることが出
来る。
エキスパンドメタルの目の大きさを60〜150mm
としたのは、60mmより小さい2枚のエキスパンド
メタルが比較的せまい間隔で並設されているため
に、原料スラリーの発泡むらや断層を生ずること
があり、エキスパンドメタルとコンクリートの界
面で剥離破壊が生じ耐力不足となることがある。
また150mmより大きいと発泡は妨げられないが衝
撃強さが不足し、局部的な衝撃力が働いた部分で
穴があいたりする。
エキスパンドメタルのストランドの線径は0.4
〜3.0mmが好ましく、0.4mm以下ではALC板の補強
材処理として不可欠である防錆材の均一な膜を形
成させることが困難となり、30mmより大であると
ALC板の特徴である良好な事後成形性、加工性
が損われる。すなわち手鋸、金鋸による切断の作
業性が困難になつてくる。
板厚は20〜50mmが好ましい。20mm以下の場合は
耐火性や耐熱性が不足し、また衝撃強さも悪くな
る。50mm以上75mm程度までは構造的には、本考案
のもので実用的に使用して何等支障はないが、被
覆材としては不適当であり、耐力材として使用す
るのが経済的で、板厚が大となれば使用するエキ
スパンドメタルのストランドの線径も太めのもの
が好ましい。
なおエキスパンドメタルの一体化結合のための
厚さ方向のストランドの投影上の交点の突出部は
2枚のエキスパンドメタルの間隔がせまいときは
片方のみでも可能である。また使用する2枚のエ
キスパンドメタルは目の大きさ、線径は必ずしも
同じものである必要はない。
以上の通り本考案によればALCに使用する補
強材の重量は軽く、且つ2枚のエキスパンドメタ
ルは一体化しているので補強材自体の剛性が増
し、被覆材、間仕切り材等として実用的な薄板
で、耐火性もあり、曲げ強さ衝撃強さを共に有
し、さらには施工時においては作業性がよく安価
な薄肉ALC板を提供しうる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による薄肉ALC板を2枚のエ
キスパンドメタルが露出するように階段状に切欠
いて示した一実施例の斜視図、第2図は第1図の
2枚のエキスパンドメタルの一部拡大図、第3図
は第2図のA部分を拡大して示した説明図であ
る。 1……軽量気泡コンクリート、2,3……エキ
スパンドメタル、4,5……突出部、6……ボン
ド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ALCと、その中に補強材として板厚方向に
    間隔を置いて一体化して埋設した2枚のエキス
    パンドメタルとから成り、該エキスパンドメタ
    ルは目の大きさ60〜150mmで、板厚方向から見
    て2枚のエキスパンドメタルの夫々のストラン
    ドのボンドが重ならないように配置し、且つ板
    厚方向に見た2枚のエキスパンドメタルのスト
    ランドの投影上の交点を適宜間隔毎に片方また
    は両方から相手側に向つて突出させて該突出部
    で互に結合したことを特徴とする薄肉ALC板。 (2) 2枚のエキスパンドメタルの夫々のストラン
    ドのボンドが板厚方向から見て互に他のエキス
    パンドメタルの菱形の目の実質上中央に位置す
    るように配置されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲(1)項記載の薄肉ALC板。 (3) 2枚のエキスパンドメタルの結合は溶接によ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲(1)
    項又は(2)項記載の薄肉ALC板。
JP8383680U 1980-06-16 1980-06-16 Expired JPS637617Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8383680U JPS637617Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8383680U JPS637617Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS578218U JPS578218U (ja) 1982-01-16
JPS637617Y2 true JPS637617Y2 (ja) 1988-03-04

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ID=29446150

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JP8383680U Expired JPS637617Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16

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JP (1) JPS637617Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58213942A (ja) * 1982-06-07 1983-12-13 旭化成工業株式会社 補強軽量気泡コンクリ−トパネル

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Publication number Publication date
JPS578218U (ja) 1982-01-16

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