JPS6375443A - 蓄熱装置 - Google Patents
蓄熱装置Info
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- JPS6375443A JPS6375443A JP21969186A JP21969186A JPS6375443A JP S6375443 A JPS6375443 A JP S6375443A JP 21969186 A JP21969186 A JP 21969186A JP 21969186 A JP21969186 A JP 21969186A JP S6375443 A JPS6375443 A JP S6375443A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、採暖や加熱等に使用される蓄熱装置に関する
。
。
(背景技術)
従来、この種の蓄熱装置としては、第8図に示すように
アルミラミネートフィルムまたはポリエチレンフィルム
等の可撓性のある袋状の包囲部材11を形成し、この包
囲部材11の内部に無機水利塩またはパラフィン等の潜
熱型蓄熱材12(融解時に吸熱し、凝固時に放熱する)
を封入すると共に、かかる蓄熱材12加熱用のヒータ線
13をシート14の上面に配設して包囲部材11の下面
に密着させ、これらの上下を断熱部材にて被覆したもの
が提供されている。
アルミラミネートフィルムまたはポリエチレンフィルム
等の可撓性のある袋状の包囲部材11を形成し、この包
囲部材11の内部に無機水利塩またはパラフィン等の潜
熱型蓄熱材12(融解時に吸熱し、凝固時に放熱する)
を封入すると共に、かかる蓄熱材12加熱用のヒータ線
13をシート14の上面に配設して包囲部材11の下面
に密着させ、これらの上下を断熱部材にて被覆したもの
が提供されている。
この蓄熱装置においては、ヒータ線13に通電すること
によって生じた熱を蓄熱材12が吸収し、相変化(凝固
→融解)することで蓄熱が行なわれるが、蓄熱時にはヒ
ータ線13の熱が奪われるため、ヒータ腺13自体の温
度は蓄熱時に低く、相変化後は高くなる。ここで、ヒー
タ線13やシート14と包囲部材11との密着性が悪い
とヒータ線13の発熱量が効率よく蓄熱材12に伝達さ
れずにロスを生じるため、蓄熱に要する時間が長くなり
、ヒータ線13が部分的に高熱になってヒータ線13や
シート14の劣化や焼損を招いたり、包囲部材■1を損
傷する欠点があった・ 特に、潜熱型蓄熱材として最近開発された粒状の蓄熱材
(パラフィン等を粒状のカプセルに封入したりプラスチ
ックの粒状材に含浸させたもの)は、相変化が粒状材の
内部で進行するため相変化に伴う外形の変化がなく、蓄
熱装置としての容積変化がないことから使用上の利点が
大きい反面、粒状材の相互間に空気が介在するため熱の
伝わり方が遅く、蓄熱時間が長期化して前述のような種
々の欠点が一層顕著になっていた。
によって生じた熱を蓄熱材12が吸収し、相変化(凝固
→融解)することで蓄熱が行なわれるが、蓄熱時にはヒ
ータ線13の熱が奪われるため、ヒータ腺13自体の温
度は蓄熱時に低く、相変化後は高くなる。ここで、ヒー
タ線13やシート14と包囲部材11との密着性が悪い
とヒータ線13の発熱量が効率よく蓄熱材12に伝達さ
れずにロスを生じるため、蓄熱に要する時間が長くなり
、ヒータ線13が部分的に高熱になってヒータ線13や
シート14の劣化や焼損を招いたり、包囲部材■1を損
傷する欠点があった・ 特に、潜熱型蓄熱材として最近開発された粒状の蓄熱材
(パラフィン等を粒状のカプセルに封入したりプラスチ
ックの粒状材に含浸させたもの)は、相変化が粒状材の
内部で進行するため相変化に伴う外形の変化がなく、蓄
熱装置としての容積変化がないことから使用上の利点が
大きい反面、粒状材の相互間に空気が介在するため熱の
伝わり方が遅く、蓄熱時間が長期化して前述のような種
々の欠点が一層顕著になっていた。
(発明の目的)
本発明は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的と
するところは、ヒータ素子からの熱を効率よく蓄熱材に
伝達させ、蓄熱時間を短縮してヒータ素子や包囲部材等
の劣化、損傷を防止すると共に、安全性の向上を可能に
した蓄熱装置を提供することにある。
するところは、ヒータ素子からの熱を効率よく蓄熱材に
伝達させ、蓄熱時間を短縮してヒータ素子や包囲部材等
の劣化、損傷を防止すると共に、安全性の向上を可能に
した蓄熱装置を提供することにある。
(発明の開示)
上記目的を達成するため、本発明は、蓄熱材を包囲する
包囲部材の少なくとも一部にヒータ素子を設けたことを
特徴とするものである。
包囲部材の少なくとも一部にヒータ素子を設けたことを
特徴とするものである。
以下、図に沿って本発明の詳細な説明する。
まず、第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示す
もので、第1図および第2図において1は平板状の第1
の包囲部材であり、この包囲部材1のほぼ全面にはアル
ミ箔等からなるヒータ素子1aが形成されている。この
ヒータ素子1aの形成工程としては、第3図に示す如く
プラスチックフィルム等の底面材1bにアルミ箔やアル
ミシートを接着した後、エツチング等によって発熱に必
要な抵抗値の回路を形成してヒータ素子1aが構成され
る。
もので、第1図および第2図において1は平板状の第1
の包囲部材であり、この包囲部材1のほぼ全面にはアル
ミ箔等からなるヒータ素子1aが形成されている。この
ヒータ素子1aの形成工程としては、第3図に示す如く
プラスチックフィルム等の底面材1bにアルミ箔やアル
ミシートを接着した後、エツチング等によって発熱に必
要な抵抗値の回路を形成してヒータ素子1aが構成され
る。
そして、電気的な絶縁と機械的な保護、および酸化や腐
食からの保護を目的としてヒータ素子1aの上からプラ
スチックフィルム1cがラミネートにて重合され、包囲
部材1が完成するものである。
食からの保護を目的としてヒータ素子1aの上からプラ
スチックフィルム1cがラミネートにて重合され、包囲
部材1が完成するものである。
すなわち、この実施例における第1の包囲部材1はアル
ミ箔等を用いた一種の面状発熱体を構成しており、ヒー
タ素子1aとしてはこの他にカーボンヒータを用いたも
のやチュービングヒータをアルミシートに取り付けてラ
ミネートしたものであってもよい。
ミ箔等を用いた一種の面状発熱体を構成しており、ヒー
タ素子1aとしてはこの他にカーボンヒータを用いたも
のやチュービングヒータをアルミシートに取り付けてラ
ミネートしたものであってもよい。
こうして形成された包囲部材1の上方には、ヒータ素子
1aを覆うように蓋状の第2の包囲部材2が配設される
。そして、これらの包囲部材1,2にて包囲される内部
空間には1粒状の蓄熱材3が充填される。この蓄熱材3
としては、パラフィン等の潜熱型蓄熱材をカプセルに封
入して粒状に形成したものや、プラスチックの粒状材に
含浸させたものが効果的であるが1通常の無機水和塩や
パラフィン、油脂等を使用することも可能である。
1aを覆うように蓋状の第2の包囲部材2が配設される
。そして、これらの包囲部材1,2にて包囲される内部
空間には1粒状の蓄熱材3が充填される。この蓄熱材3
としては、パラフィン等の潜熱型蓄熱材をカプセルに封
入して粒状に形成したものや、プラスチックの粒状材に
含浸させたものが効果的であるが1通常の無機水和塩や
パラフィン、油脂等を使用することも可能である。
しかして、ヒータ素子1aの端部にはリード線4が接続
され、このリード線4を電源に接続することによって発
熱による蓄熱が開始される。この際、蓄熱材3はヒータ
素子1aにほぼ直接接触しているため、ヒータ素子1a
からの熱は速やかに蓄熱材3に伝達されることとなり、
粒状の蓄熱材3相互間に形成される空間を考慮に入れた
としても熱量のロスは比較的少なくて済み、蓄熱時間も
短くなる。
され、このリード線4を電源に接続することによって発
熱による蓄熱が開始される。この際、蓄熱材3はヒータ
素子1aにほぼ直接接触しているため、ヒータ素子1a
からの熱は速やかに蓄熱材3に伝達されることとなり、
粒状の蓄熱材3相互間に形成される空間を考慮に入れた
としても熱量のロスは比較的少なくて済み、蓄熱時間も
短くなる。
同時に、ヒータ素子1aが広面積にわたって蓄熱材3を
加熱するから、比較的低温であっても十分で均一な熱量
を得ることができ、ヒータ素子1aを含む包囲部材1,
2の部分的な過熱や損傷を招くおそれもないものである
。
加熱するから、比較的低温であっても十分で均一な熱量
を得ることができ、ヒータ素子1aを含む包囲部材1,
2の部分的な過熱や損傷を招くおそれもないものである
。
次に、第4図は本発明の第2実施例を示しており、この
実施例では第1実施例と同様に形成された蓄熱装置を単
一かつ広面積の第1の包囲部材IA上に複数形成したも
のである。すなわち、面状発熱体としての包囲部材IA
には複数にブロック分けしてヒータ素子を形成し、これ
ら相互を電気的に接続して端部のヒータ素子からリード
線4を引き出したもので、この実施例によれば広面積に
わたってそれぞれの蓄熱材が均一かつ短時間で過熱され
、蓄熱時間にムラがない等の利点がある。
実施例では第1実施例と同様に形成された蓄熱装置を単
一かつ広面積の第1の包囲部材IA上に複数形成したも
のである。すなわち、面状発熱体としての包囲部材IA
には複数にブロック分けしてヒータ素子を形成し、これ
ら相互を電気的に接続して端部のヒータ素子からリード
線4を引き出したもので、この実施例によれば広面積に
わたってそれぞれの蓄熱材が均一かつ短時間で過熱され
、蓄熱時間にムラがない等の利点がある。
更に、第5図および第6図は本発明の第3実施例を示し
ている。これらの図において、第1実施例と同様に形成
された第1の包囲部材1の外側には、その表裏を覆うよ
うに筒状の第2の包囲部材2Aが配設されており、かか
る第2の包囲部材2Aと第1の包囲部材1との間の内部
空間、すなわち包囲部材1の表裏の空間には蓄熱材3が
充填されている。
ている。これらの図において、第1実施例と同様に形成
された第1の包囲部材1の外側には、その表裏を覆うよ
うに筒状の第2の包囲部材2Aが配設されており、かか
る第2の包囲部材2Aと第1の包囲部材1との間の内部
空間、すなわち包囲部材1の表裏の空間には蓄熱材3が
充填されている。
このように構成すれば、第1の包囲部材1の表裏におい
て蓄熱材3が均一かつ効率よく加熱されるため、蓄熱時
間の短縮に一層の効果がある。
て蓄熱材3が均一かつ効率よく加熱されるため、蓄熱時
間の短縮に一層の効果がある。
また、第7図は本発明の第4実施例を示しており、第3
実施例を更に改良したものである。すなわち、この実施
例では第1の包囲部材IBが側面から見てほぼ波状に形
成されていてその表面積が大きいため、ヒータ素子の占
める面積も大きくなり、温度をそれほど高くすることな
く発熱量を大きくすることができる。従って、蓄熱材3
が吸収できる単位時間あたりの熱量も大きくなり、蓄熱
時間の一層の短縮が可能となる。
実施例を更に改良したものである。すなわち、この実施
例では第1の包囲部材IBが側面から見てほぼ波状に形
成されていてその表面積が大きいため、ヒータ素子の占
める面積も大きくなり、温度をそれほど高くすることな
く発熱量を大きくすることができる。従って、蓄熱材3
が吸収できる単位時間あたりの熱量も大きくなり、蓄熱
時間の一層の短縮が可能となる。
なお、以上の各実施例において、ヒータ素子1aを第1
の包囲部材1.IA、IBに形成するだけでは熱量が不
足する場合には、第2の包囲部材2,2Aにもヒータ素
子1aを形成すればよく、また、第3および第4実施例
では第1の包囲部材1.IBを複数段に形成することも
勿論可能である。
の包囲部材1.IA、IBに形成するだけでは熱量が不
足する場合には、第2の包囲部材2,2Aにもヒータ素
子1aを形成すればよく、また、第3および第4実施例
では第1の包囲部材1.IBを複数段に形成することも
勿論可能である。
(発明の効果)
以上のように本発明によれば、ヒータ素子を備えた包囲
部材が蓄熱材に接触しているため、ヒータ素子からの熱
が蓄熱材に効率よく伝達され、蓄熱時間の短縮によって
ヒータ素子や包囲部材等の劣化、損傷を防止できるとい
う効果がある。同時にヒータ素子の熱が均一に吸収され
てヒータ素子の部分的な過熱を防止することができ、安
全性の向上を図ることができる。
部材が蓄熱材に接触しているため、ヒータ素子からの熱
が蓄熱材に効率よく伝達され、蓄熱時間の短縮によって
ヒータ素子や包囲部材等の劣化、損傷を防止できるとい
う効果がある。同時にヒータ素子の熱が均一に吸収され
てヒータ素子の部分的な過熱を防止することができ、安
全性の向上を図ることができる。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示すもので
、第1図は一部を切り欠いた斜視図、第2図は同じく側
面図、第3図は第1の包囲部材の断面図、第4図は本発
明の第2実施例を示す斜視図、第5図および第6図は本
発明の第3実施例を示すもので、第5図は一部を切り欠
いた斜視図。 第6図は同じく側面図、第7図は本発明の第4実施例を
示す一部を切り欠いた側面図、第8図は従来例を示す断
面図である。 1、LA、IB・・・第1の包囲部材 1a・・・ヒ
ータ素子2.2A・・・第2の包囲部材 3・・・
蓄熱材イで。 二 第2図 第3図
、第1図は一部を切り欠いた斜視図、第2図は同じく側
面図、第3図は第1の包囲部材の断面図、第4図は本発
明の第2実施例を示す斜視図、第5図および第6図は本
発明の第3実施例を示すもので、第5図は一部を切り欠
いた斜視図。 第6図は同じく側面図、第7図は本発明の第4実施例を
示す一部を切り欠いた側面図、第8図は従来例を示す断
面図である。 1、LA、IB・・・第1の包囲部材 1a・・・ヒ
ータ素子2.2A・・・第2の包囲部材 3・・・
蓄熱材イで。 二 第2図 第3図
Claims (6)
- (1)蓄熱材を包囲する包囲部材の少なくとも一部にヒ
ータ素子を設けたことを特徴とする蓄熱装置。 - (2)ヒータ素子を備えた包囲部材が面状発熱体にて構
成されてなる特許請求の範囲第1項記載の蓄熱装置。 - (3)ヒータ素子が金属箔または金属シートにて構成さ
れてなる特許請求の範囲第2項記載の蓄熱装置。 - (4)蓄熱材が粒状に成形された潜熱型蓄熱材である特
許請求の範囲第1項記載の蓄熱装置。 - (5)ヒータ素子を備えた第1の包囲部材の表裏を覆う
ように第2の包囲部材を配設し、これらの第1および第
2の包囲部材にて包囲される内部空間に蓄熱材を充填し
てなる特許請求の範囲第1項記載の蓄熱装置。 - (6)第1の包囲部材が側面から見てほぼ波状に形成さ
れてなる特許請求の範囲第5項記載の蓄熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21969186A JPS6375443A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 蓄熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21969186A JPS6375443A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 蓄熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6375443A true JPS6375443A (ja) | 1988-04-05 |
Family
ID=16739448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21969186A Pending JPS6375443A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 蓄熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6375443A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6164249A (ja) * | 1984-09-06 | 1986-04-02 | 松下電器産業株式会社 | 蓄熱ユニツト |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP21969186A patent/JPS6375443A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6164249A (ja) * | 1984-09-06 | 1986-04-02 | 松下電器産業株式会社 | 蓄熱ユニツト |
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