JPS6375422A - 調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的１ （産業上の利用分野） この発明は、ヒータの発熱によるオーブン調理様能を備
えた調理器に関する。

（従来の技術） 調理器たとえば電子レンジにあっては、加熱室内に電気
ヒータを設け、その電気ヒータの発熱によるオーブン調
理を可能とするものがある。

このような電子レンジにおいては、オーブン調理のメニ
ューとしてクツキー作りやパン作りがあり、実際の調理
に際しては加熱室の容ｄの関係から食品を少量ずつに分
け、調理を二回、三回と繰返して行なうのが普通となっ
ている。このような繰返し調理の一例を第５図に示す。

すなわち、加熱苗内温度２００℃１時間２５分の一回目
の調理が行なわれた後、食品の入換えがなされ、すぐに
同じ内容（加熱室内温度２００℃１時間２５分）の二回
目の調理がなされている。

ところで、この繰返し調理においては、−回目の調理と
二回目の調理の間の食品の入換えに要する時間が短い場
合、加熱室の残熱を十分に放散することができず、この
ため加熱空白温度が常温（約２０℃）に戻りきらないま
ま二回目の調理が開始されることになり、残熱ｆｆ１Ａ
だけ加熱過剰となり、食品が焼は焦げてしまう。

そこで、二回目の調理に際しては調理時間を短くするこ
とが考えられるが、食品の入換えに要する時間の長短に
よって加熱室の放熱ωが異なるため、使用者にとっては
調理時間をどの位まで短くすればよいかの判面が非常に
難しく、適正な調理が困難である。

また、冬季のように室内温度が低い場合には、熱ｆｆ１
Ｂだけ加熱不足を生じてしまう。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、繰返し調理や室内温度の変動
に影響を受けることなく、加熱過剰や加熱不足のない良
好な出来具合のオーブン調理を可能とする調理器を提供
することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） ヒータの発熱により加熱室内の食品を加熱する調理器に
おいて、前記加熱室内の温度を検知する温度センサと、
調理時、前記温度センサの検知温度と設定温度との比較
により前記ヒータに対する通電を制御する手段と、調理
時、設定時間が経過すると前記ヒータに対する通電を停
止する手段と、調理開始時、前記温度センサの検知温度
に応じて前記設定時間を補正する手段とを設ける。

（作用） 調理開始時の加熱室内温度初期値が高ければ、設定時間
が短縮される。加熱室内温度初期値が低ければ、設定時
間が延長される。

（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第１図において、１は電子レンジの本体で、前面にドア
２が開閉自在に枢支されるとともに、操作パネル１０が
設けられる。ドア２に対応する本体１内には加熱室３が
配設され、その加熱室３内の上部および下部にはそれぞ
れ上ヒータ（Ｎ気ヒータ）４および下ヒータ（電気ヒー
タ）５が配設される。さらに、加熱室３の両側壁に複数
段の天板受け６が形成され、これら天板受け６に天板７
が！ａｌＩＩ２自在にセットされる。また、加熱室３の
側壁上部に温度センサ８が取付けられる。そして、加熱
室３の側壁実測にマグネトロン９が配設され、そのマグ
ネトロン９から発せられる高周波電波は加熱室３内に供
−給されるようになっている。

一方、操作パネル１０には、ディジタル表示器１１、時
間設定つまみ１２、温度設定つまみ１３、オーブン調理
設定キー１４、グリル調理設定キー１５、レンジ調理設
定キー１６、および調理開始キー１７が上部から下部に
かけて設けられる。なお、表示９１１は、上段に時間表
示用の発光ダイオード、下段に温度表示用の発光ダイオ
ードを備えている。

第２図は制御回路である。

２０は主制御部であるところのマイクロコンピュータで
、外部に温度検知回路２１、モード設定キー＠２２、Ｉ
ＪＬ／−２３、ＩＪＬ／−２４、ＩＪＬ／−２５、ｐ示
器１１、時間設定器１２ａ、および温度設定器１３ａが
接続される。温度検知回路２１は、上記温度センサ８の
出力に基づく加熱室内温度情報をマイクロコンピュータ
２０に供給するものである。モード設定キー郡２２は、
上記オーブン調理設定キー１４．グリル調理設定キー１
５．レンジ調理開始キー１６．および調理開始キー１７
をまとめて称したものである。時＆Ｉ設定器１２ａは、
上記時間設定っまみ１２の操作に基づく設定時間情報を
マイクロコンピュータ２０に供給するものである。温度
設定器１３ａは、上記温度設定つまみ１３の操作に基づ
く設定温度情報をマイクロコンピュータ２０に供給する
ものである。

３０は商用交流Ｎ源で、このＴｉｍ３ｏにリレー２３の
接点を介して上ヒータ４が接続される。さらに、電源３
０にリレー２４の接点を介して下ヒータ５が接続される
。また、電源３０にリレー２５の接点および高圧トラン
ス３１などを介してマグネトロン９が接続される。

つぎに、上記のような構成において第３図および第４図
を参照しながら作用を説明する。

加熱室３内に天板７をセットし、その天板７に食品を載
置する。そして、ドア２を閉成し、操作パネル１０のオ
ーブン調理設定キー１４を押圧する。

さらに、操作パネル１０の温度設定っまみ１３で所望の
加熱室内温度たとえば２００℃を設定するとともに、時
間設定つまみ１２で所望の調理時間たとえば２５分を設
定する。このとき、設定温度２００℃および設定時間２
５分が表示器１１で表示される。

こうして、オーブン調理の準備が完了したところで調理
開始キー１７を押圧すると、マイクロコンピュータ２０
がリレー２３．２４を付勢する。リレー２３２４が付勢
されると、上ヒータ４および下ヒータ５に対する通電が
なされ、上ヒータ４および下ヒータ５が発熱する。つま
り、上ヒータ４および下ヒータ５の発熱によって加熱室
３内の温度が上昇しオーブン調理の開始となる。

このオーブン調理時、マイクロコンピュータ２０は設定
湿度（２００℃）と温度センサ８の検知濃度（加熱室内
温度）とを比較し、その比較結果に応じてリレー２３の
付勢をオン、オフする。これにより、加熱室３内は設定
温度一定に維持されることになる。

また、オーブン調理時、マイクロコンピュータ２０は時
間経過をカウントしており、調理の残り時間を表示器１
１で逐次表示する。そして、調理開始から設定時間（２
５分）が経過すると、そこでリレー２３を消勢する。リ
レー２３が消勢されると、上ヒータ４に対する通電が停
止し、オーブン５調理の終了となる。

調理の終了を察知した使用者は、ドアーくを即成、　　
して天板７上の食品を取出し、別の未調理の食品を天板
７に載置する。このとき、食品の入換えに伴い、加熱室
３内の熱が外に放散される。しかして、ドア２を閉成し
て上記−回目の調理と同様に、　加熱室内温度２５０℃
、調理時間２５分を設定し、かつ調理開始キー１７を押
圧する。すると、上記−回目の調理と同様の調理が再び
行なわれる。

ところで、−回目、二回目に限らず、オーブン調理の開
始に際してはマイクロコンピュータ２０が温度センサ８
によって加熱室内温度初期値を検知し、その加熱室内温
度初期値と予め定められている時間補正条件（第３図）
とに応じて設定時間の補正を行なう。すなわち、二回目
の調理の開始時、−回目の調理の残熱ｍＡによって加熱
室内温度初期値が１５０℃となっている場合、補正時間
Δｔ２−−４分を取込み、本来の設定時間２５分よりも
４分短い２１分を正規の設定時間とする。なお、この補
正設定時間２１分については表示器１１で表示する。

したがって、二回目の調理は２１分で終了することにな
り、加熱過剰を防ぎ、食品の焼は焦げを防ぐことができ
る。

また、−回目の調理のように加熱室内温度初期値が０℃
も、熱量Ｂが不足している場合、補正時間Δｔ１−＋１
分を取込み、本来の設定時間２５分よりも１分長い２６
分を正規の設定時間とする。したがって、−回目の調理
・は２６分で終了することになり、加熱不足を防ぐこと
ができる。

このように、調理開始時の加熱室内温度初期値に応じて
設定時間を補正するようにしたので、繰返し調理や室内
温度の変動に影響を受けることな′　　　く、加熱過剰
や加熱不足のない良好な出来具合のオーブン調理を行な
うことができる。特に、近年、調理メニューに対応する
単独のキー（゛クツキーパキー、パバターロール″キー
など）を設けて予め固定の温度１時間を選択設定する電
子レンジが登場しており、このようなタイプの電子レン
ジにおいては温度１時間の手動調整ができないため、本
発明のように時間の自動補正を行なうことのメリットは
大きい。

なお、上記実施例では、ヒータが加熱室内にある場合を
例に上げて説明したが、ヒータが加熱室外にあってその
ヒータの発熱による熱風を加熱室内に循環させる場合に
ついても同様に実施可能である。その他、この発明は上
記実施例に限定されるものではなく、要旨を変えない範
囲で種々変形実施可能である。

［発明の効果］　　　　゛ 以上述べたようにこの発明によれば、加熱室内の温度を
検知する温度センサと、調理時、前記温度センサの検知
温度と設定温度との比較によりヒータに対する通電を制
御する手段と、調理時、設定時間が経過するとヒータに
対、する通電を停止する手段と、調理開始時、前記温度
センサの検知温度に応じて前記設定時間を補正する手段
とを設けたので、繰返し調理や室内温度の変動に影響を
受けることなく、加熱過剰や加熱不足のない良好な出来
具合のオーブン調理を可能とする調理器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を示す斜視図、第２
図は同実施例における制御回路の構成を示す図、第３図
は同実施例における時間補正条件を示す図、第４図は同
実施例の作用を説明するための図、第５図は従来の電子
レンジの作用を説明するための図である。 １・・・本体、３・・・加熱空、４・・・上ヒータ、５
・・・下ヒータ、１２・・・時間設定つまみ、１３・・
・温度設定つまみ、２０・・・マイクロコンピュータ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 カＤ　ｆ”ｔＦＩ’＆／Ｊ７）ＪＦＩ　４１（’Ｃ）　
　　　　　゛第３図 第４凶

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヒータの発熱により加熱室内の食品を加熱する調理器に
   おいて、前記加熱室内の温度を検知する温度センサと、
   調理時、前記温度センサの検知温度と設定温度との比較
   により前記ヒータに対する通電を制御する手段と、調理
   時、設定時間が経過すると前記ヒータに対する通電を停
   止する手段と、調理開始時、前記温度センサの検知温度
   に応じて前記設定時間を補正する手段とを具備したこと
   を特徴とする調理器。