JPS6374789A - 自転車用変速装置 - Google Patents

自転車用変速装置

Info

Publication number
JPS6374789A
JPS6374789A JP21822886A JP21822886A JPS6374789A JP S6374789 A JPS6374789 A JP S6374789A JP 21822886 A JP21822886 A JP 21822886A JP 21822886 A JP21822886 A JP 21822886A JP S6374789 A JPS6374789 A JP S6374789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
gears
fitted
arrow
pawl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21822886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0346355B2 (ja
Inventor
高宮 喜久三
馬渕 貞雄
和博 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Cycle Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Cycle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Cycle Co Ltd filed Critical Bridgestone Cycle Co Ltd
Priority to JP21822886A priority Critical patent/JPS6374789A/ja
Priority to US07/095,851 priority patent/US4838122A/en
Priority to DE8787308253T priority patent/DE3772693D1/de
Priority to EP87308253A priority patent/EP0262841B1/en
Publication of JPS6374789A publication Critical patent/JPS6374789A/ja
Publication of JPH0346355B2 publication Critical patent/JPH0346355B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自転車のクランク軸部に設ける変速装置に関
するものである。
(従来の技術) 自転車用変速装置として現在多用されているものは、多
段のスプロケット間にかけ渡したチェノをディレーラ−
を介してかけ変える所謂外装変速機である。
この外、後輪のハブ内に変速機構を内蔵した所謂内装変
速機もあるが、多用されてはいない。
さらにクランク軸部に遊星歯車機構を組み込んだ変速装
置としては、例えば実公昭28−19号公報に開示され
たものがある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記実公昭28〜19号の変速装置と同様にク
ランク軸部に遊星歯車機構を組み込む変速装置に関する
ものであり、前記従来装置の問題点を解決してよりすぐ
れた変速装置を提供することを目的とするものである。
すなわち実公昭28−19号の従来装置は、遊星歯車の
配設状態から見て、三段変速が限界である上に、構造が
複雑であるため、製品化に困難を伴うという問題点があ
った。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、クラン
クアームと一体のキャリヤの同一円周上に複数個の軸を
配設し、これら各軸にそれぞれ歯数の異なる複数列の歯
車を一体に形成した遊星歯車を回転自在に嵌合し、これ
ら各遊星歯車のうちの一つの歯車と噛合する内歯歯車の
外周にスプロケットを形成して従動回転体を形成し、こ
の従動回転体を前記キャリヤと一方向クラッチを介して
嵌合し、前記各遊星歯車とそれぞれ噛合する複数個の太
陽歯車をクランク軸を中心として設け、前記クランク軸
を外包する固定軸受部の外周にセレーションを介して爪
胴を嵌合し、この爪胴と前記各太陽歯車との間にそれぞ
れ一方向クラッチを設けると共に、これらの一方向クラ
ッチを制御する変速円筒を設け、この変速円筒の一端に
シフトアームを係合すると共に、止め輪によって一体的
に結合するようにし、このシフトアームを操作すること
によって前記各一方向クラッチの一つを選択的に接続で
きるようにして自転車用変速装置を構成する。
(作 用) 本発明装置は上述のように構成するため、三段以上の多
段変速が可能であり、しかも構造上変速装置全体を実用
上支障のない薄型にできる。したがって本発明によれば
、チェノをかけかえる必要のない、三段以上の変速段を
有する自転車用変速装置を容易に実用化することができ
る。
特に本発明においては、クランク軸を外包する固定軸受
部の外周にセレーションを介して爪胴を嵌合し、この爪
胴と各太陽歯車との間にそれぞれ、一方向クラッチを設
けると共に、これらの一方向クラッチを制御する変速円
筒を設け、この変速円筒の一端にシフトアームを係合す
ると共に、止め輪によって一体的に結合するようにした
から、変速円筒に前もって爪胴および複数個の太陽歯車
、ならびにそれらによって形成される複数組の一方向ク
ラッチを組み立てた後、このテラセンブリ−をシフトア
ームと嵌合して止め輪によって簡単に結合することがで
きる。したがって製造上およびメインテナンス上の作業
が容易になる上に製品の品質も向上する。
(実施例) 以下、図面について本発明の一実施例を説明する。図中
1 (第2図参照)は自転車フレームのメインパイプ、
2は立パイプ、3はチェノステー、4 (第1図参照)
はハンガパイプ、5はハンガパイプ4にねじ込んでフレ
ームと一体的に固定した軸受ワン兼用の固定軸受部、6
は固定軸受部5を貫通して回転自在に設けたクランク軸
、7はそのボールヘアリング、8はクランク軸6に嵌着
したクランクアーム、9はナツト、10はハンガパイプ
4にねじ込んだ固定軸受部5を固定するための止め輪で
ある。
本実施例においては、第1図に示すように中心部をクラ
ンクアーム8のボス部に嵌合すると共に、外周部にギヤ
カバー用の突部11aを形成した円盤状のキャリヤ11
をクランクアーム8のフランジ部8aにポル)12a 
 (第2図参照)を介して固着し、キャリヤ11の同一
円周上に複数個(本実施例では4個)の軸13を円周等
分位置においてクランク軸6と平行に配設する。すなわ
ち本実施例では、キャリヤ11の内側面の4個所にそれ
ぞれ突部11b(第2図参照)を適当な高さに突設し、
これらの突部11bに円環状のリングプレート14をあ
てがってポル)12b  (第3図参照)により固定し
、このリングプレート14とキャリヤ11との間に前記
軸13をかけ渡して設ける。
またそれぞれ歯数の異なる複数個(本実施例では3個)
の遊星歯車15a、 15b、 15cを一体に形成し
、この遊星歯車15をそれぞれ軸13に回転自在に嵌合
し、これら各遊星歯車15a、 15b、 15cのう
ちの一つの歯車15bと噛合する内歯歯車16aとその
両側に配置したローラ受段部16b、 16Cを一体に
形成すると共に、その外周にスプロケット16dと段付
円筒部とを設けて従動回転体16を一体的に形成する。
なお本実施例においては、製造を容易にするため第1図
に示すように、スプロケット16dは内歯歯車16a等
とは別体に形成した後、両者を一体的に結合しである。
また前記キャリヤ11の外周部の内側面に設けた内側段
部と、これと対向する従動回転体16の段付円筒部との
間に一方向クラッチ17を介挿して従動回転体16をキ
ャリヤ11に対して一方向にのみ回転自在に取り付ける
すなわち第2.4図に示すように、17aは従動回転体
1Gの段付円筒部に形成した一方向クラッチ17のラチ
ェット、17bはキャリヤ11側に起伏自在に枢支した
爪、17cはこの爪17bをラチェット17bと噛合す
る方向に附勢するばねである。この一方向クラッチ17
は他の形式のものでも勿論差し支えない。
また従動回転体16の内側を支承するために、キャリヤ
11とリングプレート14の同一円周上の複数個所(本
実施例では4個所)においてクランク軸6と平行な軸1
3aをキャリヤ11とリングプレート14との間にかけ
渡して設け、これらの軸13aにそれぞれ小径ローラ1
8aと大径ローラ18bを回転自在に設け、これらのロ
ーラ18a、 18bを従動回転体16のローラ受段部
16b、 16cにそれぞれ接合させて従動回転体16
を支承するようにする。
またクランク軸6を外包する固定軸受部5の外周に中空
円筒形状の爪胴19をインボリュートセレーション20
 (第5図参照)を介して嵌合し、この爪胴19の外周
に変速円筒21を嵌合し、さらにこの変速円筒21の外
周に、前記遊星歯車15の各歯車15a。
15b、 15cとそれぞれ噛合する太陽歯車22.2
3.24を嵌合し、これら太陽歯車22.23.24の
内周部と爪胴19の外周部との間にそれぞれ一方向クラ
ッチ25、26.27を設け、これら各一方向フランチ
25゜26、27の一つを選択的に接続できるように構
成する。
すなわち25a、 26a、 27a  (第6図参照
)は各一方向クラッチ25.26.27の爪で、この爪
25a、 26a。
27aはそれぞれ2個一組で、180°の位相差をもっ
て爪胴19の外周に設けた凹欠部に起伏自在に枢支され
ている。第6図(b)は太陽歯車22に対する一方向ク
ラッチ25を示すものであり、第6図(C1は太陽歯車
23に対する一方向りランチ26を示すものであり、第
6図(d)は太陽歯車24に対する一方向クラッチ27
を示すものである。25b、 26b、 27bは冬瓜
を常に起こすように附勢するリング状のばねであり、2
5c、 26c、 27cは太陽歯車22.23.24
の内周部に形成したラチェットである。
そして爪25a、 26a、 27aは第6図(bl、
 fc)、 (d)に示すようにそれぞれ60°位相差
をもって爪胴19の外周部に枢支されている。また21
a、 21b、 21cはそれぞれ変速円筒21の胴部
に設けた開口で、開口21aは爪25aに対応し、開口
21bは爪26aに対応し、開口21cは爪27aに対
応している。そしてこれらの開口21a、 21b、 
21cは第7図(alに示すように変速円筒21の胴部
に各開口の基$端縁(第7図(a)においては時計回り
方向の端縁a、b、c)が60°位相差をもって配置さ
れており、かつその間口21a+ 21t++ 21c
の長さは21a < 21b < 21cのように順に
長くなっている。本実施例においては、その開口長を角
度で表わせば、21aが28°、21bが41” 、2
1cが51゛である。
また第7図中の21dは変速円筒21の片側(クランク
アーム8側)に設けたフランジ、21eはその反対側に
設けた環状溝、21fはこの環状?s21 e側の端縁
の2個所(180°位相)に設けた切欠凹陥部である。
また第8図は変速円筒21と一体的に結合して変速操作
をするためのシフトアーム28の詳細を示すもので、2
8aは変速円筒21の胴部に嵌合するリング部、28b
はリング部28aの内側に突設した舌片で、この2個の
舌片28bが変速円筒21の切欠凹陥部21fにそれぞ
れ嵌入するようになっている。28cはリング部28a
の外側縁から側方へ向けて突設したアーム部であり、2
8dはアーム部28cと連続してフランジ状に突設した
ワイヤガイド部である。
28eはアーム部28cに設けたばね係止孔、28fは
同じくアーム部28cに設けたワイヤ係止孔である。
このシフトアーム28は、第1.3図および第6図(a
)に示すように、変速円筒21の胴部に舌片28bが切
欠凹陥部21fに嵌入するようにして嵌合すると共に、
環状溝21e内に止め輸29を嵌着して変速円筒21と
シフトアーム28とを一体的に結合する。
そして第3図に示すように、変速操作ワイヤ30の端部
を孔28f、係止金具31、止めねじ32によりシフト
アーム28に固定すると共に、孔28eとチェノステ−
3に突設したブラケット33との間に戻しばね34を張
設する。
なお第1図に示す35は各種回転部材の側面に介挿した
ワッシャ、36はキャリヤ11と太陽歯車22との間に
介挿したカラーである。
また本実施例においては、装置の各回転部材間の隙間を
塞ぐために軟質塩化ビニル樹脂等の弾性体を素材とする
各種防塵用シールを設ける。
すなわち37は従動回転体16の外周部に嵌着すると共
に、キャリヤ11の内側面に形成した環状溝11c内に
端縁37aを嵌入させたリング状のシール、38はリン
グプレート14の外周部と従動回転体16との隙間を塞
ぐリング状のシール、39はリングプレート14の内周
部とシフトアーム28のリング部28aの外周部との隙
間を塞ぐリング状のシール、40は固定軸受部5の外周
部とシフトアーム28のリング部28aの内周部との間
を塞ぐリングプレート状のシールである。なお41はス
プロケット16dと噛合するチェノである。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用を説明す
る。変速操作装置(図示せず)を操作して、操作ワイヤ
30を第2.3.6図の矢印Aの方向に引張ることによ
り、シフトアーム28を介して変速円筒21を戻しばね
34に抗して第6図(bl、 (C1゜(d)において
反時計方向に最大限まで回動させると、変速円筒21の
胴部に設けた開口21a、 21b、 21cと、固定
軸受部5に嵌合した爪胴19に設けた3組6個の爪25
a、 26a、 27aとの関係は第9図(a)の状態
になる。すなわちこの場合、爪25a、 26a、 2
7aはすべて変速円筒21内にあるため、ラチェット2
5c。
25c+ 27cと係合する爪は一つもない。したがっ
てこの場合太陽歯車22.23.24はすべて自由に回
転することができる。
この状態で、クランクペダル(図示せず)を介してクラ
ンクアーム8を第2図の矢印Bの方向に回動させると、
クランクアーム8に固着したキャリヤ11およびキャリ
ヤ11と一体的に結合したリングプレート14が第2.
4.5図の矢印Cの方向に回転する。したがって一方向
クラッチ17の爪17bとラチェット17aとの保合に
よって、従動回転体16が同じく矢印Cの方向に回転す
る。このため従動回転体16およびスプロケット16d
も矢印Cの方向にクランクアーム8と一体的に回転する
から、チェノ41が第2図の矢印りの方向に移動して後
輪(図示せず)を駆動することにより自転車が走行する
。この場合のクランク軸6とスプロケット16dとの変
速比は1:1である。
なおこの時キャリヤ11と従動回転体16とは一体的に
回転するため、Ml歯車15もそれと噛合している内歯
歯車16aと一体的に公転するから、この遊星歯車15
の各歯車15a、 15b、 15cとそれぞれ噛合し
ている太陽歯車22.23.24はそれぞれの歯数比に
よって個々に回転するが、この回転はすべて一方向クラ
ッチ25.26.27がいずれも断の状態にあるため何
等支障なく許容される。
また太陽歯車22.23.24は変速円筒21の外周部
に対して遊嵌されているが、本実施例においては4個の
遊星歯車に各太陽歯車が内接して噛合しているため、太
陽歯車は中心軸によって枢支する必要はない。
つぎに前記した第9図(a)の状態から操作ワイヤ30
を第2図の矢印Eの方向に一段ゆるめると、変速円筒2
1が戻しばね34の作用によって第2.9図において時
計方向に回動する結果、変速円筒21の各開口が第9図
(a)の状態から、同図(1))の位置に移動する。こ
のため開口21c内に一対の爪27aの先端部が露出す
る結果、この爪27aがばね27bの作用によって対応
するラチェット27Cと第6図(dlに示すように係合
する。したがって太陽歯車24と固定軸受部5との間の
一方向クラ・7チ27が接続する。
この状態でクランクアーム8を第2図の矢印Bの方向に
回動させると、キャリヤ11、軸13を介して遊星歯車
15が第5図の矢印Fの方向に公転する。
しかしながらこの場合太陽歯車24のみが一方向クラッ
チ27によって矢印F方向の回転を阻止されているため
、この太陽歯車24と噛合している大径歯車15cを介
して遊星歯車15が第5図の矢印Gの方向に自転する。
したがって遊星歯車15の中径歯車15bと噛合する内
歯歯車16aが矢印Fの方向の公転と、矢印G方向の自
転によって第5図の矢印Hで示す方向に増速されて回転
する。この回転によって従動回転体16およびスプロケ
ッ) 16dが共に回転するから、前述したように自転
車が走行する。
この場合のクランクアーム8に対する従動回転体16の
増速比は本実施例の場合約1:1.4である。
なおこの場合他の太陽歯車22.23も遊星歯車15の
歯車15a、 15bとそれぞれ噛合しているため、そ
れぞれ回転するが、これらの太陽歯車22.23はそれ
ぞれの一方向クラッチ25.26がフリー状態にあるた
め、何等支障は生じない。
またこの場合は、第5図においてキャリヤ11の矢印C
方向の回転より、従動回転体16の矢印H方向の回転の
方が早くなるが、この回転速度差は一方向クラッチ17
(第2.4図参照)によって許容される。
つぎに前記した第9図(b)の状態から操作ワイヤ30
を第2図の矢印Eの方向にもう一段ゆるめると、変速円
筒21がさらに回動して各開口が第9図(blの状態か
ら同図(C)の位置に移動する。このため開口21bか
らも二番目の爪26aが露出するため、この爪26aに
よる一方向クラッチ26も接続する。
この状態でクランクアーム8を第2図の矢印Bの方向に
回動させると、この場合は太陽歯車23も一方向クラッ
チ26によって第5図の矢印F方向の回転を阻止されて
いるから、遊星歯車I5が第5図における矢印F方向に
公転すると共に、矢印G方向に自転し、その結果内歯歯
車16aが矢印Hの方向に回転する。しかしてこの場合
の遊星歯車15の矢印G方向の自転速度は、前記した場
合の自転速度よりも、その歯数差分だけ早くなるから、
結局この場合の増速比は前回の増速比より大きくなる。
本実施例におけるこの場合の増速比は約1:1.6であ
る。
なおこの場合、開口21c内の爪27aもラチェット2
7cと係合する状態にあるが、この場合は太陽歯車24
のラチェット27cが爪27aを乗り越える方向に回動
するため支障は生じない。
つぎに前記した第9図(C)の状態から操作ワイヤ30
をさらにもう一段ゆるめると、開口21aが第9図(d
iまたは第6図の(blの状態になって、開口21aか
らも三番目の爪25aが露出して第6図(b)に示すよ
うに太陽歯車22のラチェット25cと係合する。
その結果クランクアーム8が矢印Bの方向に回動すると
、この場合は遊星歯車15の第5図における矢印F方向
の公転と、矢印G方向の自転によって内歯歯車16aが
矢印Hの方向に回転する。そしてこの場合の遊星歯車1
5の矢印G方向の自転速度は、前記した遊星歯車15の
自転速度よりも、その歯数差分だけ早くなるから、結局
この場合の増速比は前回の増速比よりもさらに大きくな
る。本実施例におけるこの場合の増速比は約1:1.9
である。
また減速する場合には、上述した増速操作とは逆に、操
作ワイヤ30を第2図の矢印Aの方向に引張って、変速
円筒21を第9図(dlの状態から順次第9図(cl、
 (b)、 (a)の状態にすることによって変速段を
4→3→2−1と移行させることができる。
本実施例のような開口21a、 21b、 21cを有
する変速円筒21による変速作用は、増速時には3組の
爪25a、 26a、 27aが1組づつ開口より外方
へ突出してそれぞれ対応するラチェットと順次噛合する
ことによって行われ、減速時には開口より外方へ突出し
ている3組の爪が1組づつ開口の内方へ引き込むことに
よって行われる。
すなわち増減速共に、1組の爪を出し入れするだけで増
減速が行われ、従来のように1個のクラッチを作動させ
る時に、もう一つのクラッチを同期して反対作動させる
必要がないため、変速時において空転や同時噛合が生じ
ることなく、変速の移行がなめらかに行われる。しかも
操作が容易で、作動が確実に行われるという利点がある
また本発明装置は第10図に示すように、太陽歯車22
および一方向クラッチ25を除去すると共に、太陽歯車
22の代わりにカラー42を変速円筒21に嵌合すれば
、前記した変速段の内の4段目の変速機能がなくなって
、1:1.1:1.4.1:1.6の三段変速装置に容
易にすることができる。
さらに第11図に示すように、太陽歯車24および一方
向クラッチ27も除去して、太陽歯車24の代わりにカ
ラー43を変速円筒21に嵌合すれば、前記した変速段
の内の2段目と4段目の変速機能がな(なって、1:1
と1:1.6の二段変速装置に容易にすることもできる
(発明の効果) 上述のように本発明装置は、従動回転体16の内側に1
個の内歯歯車16aのみを設けたから、従動回転体16
の製造が容易になると共に、従動回転体16の支持もロ
ーラ18a、 18b等によって確実にできる。また遊
星歯車15は複数列の歯車15a、 15b、 15c
を一体に形成すると共に軸13によって枢支し、これら
の歯車15a、 15b、 15cと噛合する複数列の
太陽歯車22.23.24をクランク軸6を中心に配置
した構造であるから、遊星歯車15の軸13が共通であ
るので構造が簡単になる上に、円周上に多くの(本実施
例では4本の)軸13を配設できるため、それだけ各遊
星歯車の荷重分担が少なくなって装置全体を薄型にでき
ると共に、チェノ41をかけかえることなく、変速段数
を三段以上(本実施例では四段)にすることができると
いうすぐれた効果が得られる。
また本発明装置の各変速段の伝動系は、一段目がキャリ
ヤ11から一方向クラッチ17を介して従動回転体16
に伝えられ、二段目は太陽歯車24、遊星歯車15c、
内歯歯車16aを介して従動回転体16に伝えられ、三
段目は太陽歯車23、遊星歯車15b、内歯歯車16a
を介して従動回転体16に伝えられ、四段目は太陽歯車
22、遊星歯車15a 、内歯歯車16aを介して従動
回転体16に伝えられる。すなわちいずれの変速段にお
いてもクランク軸6と直交する直線状の伝達径路によっ
て伝動が行われ、しがも各歯車軸は両持構造であるから
、各歯車の伝達効率がすぐれている上に、強度的にも無
理のない構造であるから、製造が容易で耐久性にもすぐ
れているという効果が得られる。
特に本発明においては、クランク軸6を外包する固定軸
受部5の外周にセレーシシン20を介して爪胴19を嵌
合し、この爪胴19と各太陽歯車22.23゜24との
間にそれぞれ一方向クラッチ25.26.27を設ける
と共に、これらの一方向クラ・ノチを制御する変速円筒
21を設け、この変速円筒21の一端にシフトアーム2
8を係合すると共に、止め輪29によって一体的に結合
するようにしたから、変速円筒21に前もって爪胴19
および複数個の太陽歯車22.23゜24、ならびにそ
れらによって形成される複数組の一方向クラッチ25.
26.27を組み立てた後、このアッセンブリーをシフ
トアーム28と嵌合して止め輪29によって節単に結合
することができる。したがって本発明によれば、製造上
およびメインテナンス上の作業が容易になる上に製品の
品質も向上するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の縦断面図、 第2図は一部を第1図のI−Iおよびu−n断面で示す
側面図、 第3図は一部を切欠して示す第2図の背面図、第4図は
第1図のI−I線による部分断面図、第5図は第1図の
n−n断面図、 第6図(a)は第1図の要部の部分断面図、同図(b)
はそのm−m′IJfr面図、同図(C)はIV−IV
断面図、同図(d)はV−V断面図、 第7図(a)は変速円筒の正面図、同図(b)はその左
側面図、同図(C)は右側面図、 第8図(alはシフトアームの正面図、同図(blはそ
の側面図、 第9図(a)、 fb)、 [C)、 (d)は変速円
筒と爪の作動説明図、 第10図および第11図は本発明装置の変形例図である
。 4・・・ハンガパイプ   5・・・固定軸受部6・・
・クランク軸    8・・・クランクアーム11・・
・キャリヤ     13・・・軸14・・・リングプ
レート 15、15a、 15b、 15c −遊星歯車16a
・・・内歯歯車    16d・・・スプロケット16
・・・従動回転体    17・・・一方向クラッチ1
8a・・・小径ローラ   18b・・・大径ローラ1
9・・・爪胴20・・・セレーション21・・・変速円
筒     22.23.24・・・太陽歯車25、2
6.27・・・一方向クラッチ28・・・シフトアーム
   29・・・止め輸30・・・操作ワイヤ    
34・・・戻しばね37、38.39.40・・・シー
ル 41・・・チェノ 第1図 第4図 第8図 (a)        (b) 28(シフ)?−4) 第9図 (a )        (b> (C)td ) 1oα 第1θ図 第1I図 手  続  補  正  書 昭和62年1月17日 特許庁長官  黒  1) 明  雄  殿1、事件の
表示 昭和61年特許願第218228号 2、発明の名称 自転車用変速装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 ブリデストンサイクル株式会社 1、明細書第7頁第18行中の「ラチェット17b」を
「ラチェット17a」に訂正する。 2、同第12頁第13行中の「第2. 3. 6図」本
「第2,3図」に訂正する。 3、同第13頁第1〜2行中の「ラチェット25C12
5c、27cJを「ラチェット25c、26c、27c
に訂正する。 4、添付図面中の「第6図(C)」を別紙訂正図0通り
訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、クランクアームと一体のキャリヤの同一円周上に複
    数個の軸を配設し、これら各軸にそれぞれ歯数の異なる
    複数列の歯車を一体に形成した遊星歯車を回転自在に嵌
    合し、これら各遊星歯車のうちの一つの歯車と噛合する
    内歯歯車の外周にスプロケットを形成して従動回転体を
    形成し、この従動回転体を前記キャリヤと一方向クラッ
    チを介して嵌合し、前記各遊星歯車とそれぞれ噛合する
    複数個の太陽歯車をクランク軸を中心として設け、前記
    クランク軸を外包する固定軸受部の外周にセレーション
    を介して爪胴を嵌合し、この爪胴と前記各太陽歯車との
    間にそれぞれ一方向クラッチを設けると共に、これらの
    一方向クラッチを制御する変速円筒を設け、この変速円
    筒の一端にシフトアームを係合すると共に、止め輪によ
    って一体的に結合するようにし、このシフトアームを操
    作することによって前記各一方向クラッチの一つを選択
    的に接続できるようにしたことを特徴とする自転車用変
    速装置。
JP21822886A 1986-09-18 1986-09-18 自転車用変速装置 Granted JPS6374789A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21822886A JPS6374789A (ja) 1986-09-18 1986-09-18 自転車用変速装置
US07/095,851 US4838122A (en) 1986-09-18 1987-09-14 Speed change device for bicycle
DE8787308253T DE3772693D1 (de) 1986-09-18 1987-09-17 Vorrichtung fuer fahrradgangschaltung.
EP87308253A EP0262841B1 (en) 1986-09-18 1987-09-17 Speed change device for bicycle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21822886A JPS6374789A (ja) 1986-09-18 1986-09-18 自転車用変速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6374789A true JPS6374789A (ja) 1988-04-05
JPH0346355B2 JPH0346355B2 (ja) 1991-07-15

Family

ID=16716615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21822886A Granted JPS6374789A (ja) 1986-09-18 1986-09-18 自転車用変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6374789A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0872778A (ja) * 1994-09-05 1996-03-19 Hisashi Ozaki 自転車駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0872778A (ja) * 1994-09-05 1996-03-19 Hisashi Ozaki 自転車駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0346355B2 (ja) 1991-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0679570B2 (en) An internally mounted bicycle transmission using roller clutches
KR100436697B1 (ko) 자전거의 속도변환장치
JPH06263080A (ja) 自転車用変速装置
JPS6299293A (ja) 自転車用変速装置
JPS6374789A (ja) 自転車用変速装置
JPS6374787A (ja) 自転車用変速装置
JPS6374786A (ja) 自転車用変速装置
JPS6374791A (ja) 自転車用変速装置
JPS6374788A (ja) 自転車用変速装置
JPS6374790A (ja) 自転車用変速装置
KR100546751B1 (ko) 자전거의 속도변환장치
KR101889751B1 (ko) 회전력을 증가시키기 위한 기어장치
KR19990066025A (ko) 자전거의 동력 변환장치
JPH06227477A (ja) 自転車用変速機の変速切換装置
JPS62103286A (ja) 自転車用変速装置の変速切換装置
JPH06298153A (ja) 自転車用変速装置
JPH06263081A (ja) 自転車用変速装置
JPS6313883A (ja) 二輪車用無段変速装置
JPH0150783B2 (ja)
JPH06239285A (ja) 自転車用変速装置
JPS61115789A (ja) 自転車用無段変速装置
JPH0159952B2 (ja)
JPH06234388A (ja) 自転車用変速装置
JPS61115792A (ja) 無段変速装置の逆入力許容装置
JPH05238468A (ja) 自転車用変速装置