JPS637297Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は砂利の再洗機に使用する分割式撹拌翼
に係るものである。

(ロ) 従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点 従来、砂利の再洗機に使用されていた撹拌翼は
基板の上周縁に刃部を一体に形成したり硬質の金
属を埋込んだものを使用していたが、この種のも
のは基板の摩耗が殆んどなくても刃部の摩耗が大
きい為、新しい撹拌翼と取替えなければならない
ので不経済であつた。

(ハ) 問題を解決する為の手段 本考案は斯る問題に鑑み、撹拌翼の刃部を基板
に螺子止めして撹拌翼を構成したから、刃部が著
しく摩耗すると基板からその摩耗の著しい部分を
取外して新しいものに取替えて使用出来る様にし
て、その経済性を助長したものである。

(ニ) 実施例及びその作用 今本考案の一実施例を図面に付き説明すれば下
記の通りである。

図中１は扇形状の基板で、胴部ａに砂利の再洗
機に於ける回転主軸（図面に示してない）へ取付
けるに使用する孔２，２，２を設けその上周縁に
は段部ｂを設けこの段部ｂに螺子孔３，３，３を
穿設して互に重ね合せる様にしてある。

４と５は二分割した前後一対の刃部で、基板１
の上周面ｃと段部ｂとに重なる様に断面形状を
「型に形成し段部ｂに穿設してある螺子孔３，３，
３とに連通する様に螺子取付孔６，６，６が設け
てある。７…７及び８は胴部ａに突設した突駒、
９は止螺子、１０はそのナツトである。

本考案は上記の様に構成されているから、砂利
再洗機の回転主軸へ本考案に係る撹拌翼を取付け
る時は基板１の上周縁ｃと段部ｂに刃部４，５を
重ね合せ止螺子９，９，９を螺子取付孔６，６，
６から螺子孔３，３，３を貫通させ、その基板１
の突出端にナツト１０，１０，１０を螺合して締
付け基板１と刃部４及び５を一体的に固定してか
ら、回転主軸の取付板（図面に示していない）に
基板１の胴部ａを重ね合せて螺止して使用するも
ので、刃部４及び５の摩耗度合に応じ止螺子９…
…を取外して刃部４或いは５を取外し、新しい刃
部４及び５と取替えて基板１へ螺子止めして再び
使用するものである。

(ホ) 考案の効果 本考案に係る撹拌翼は刃部を基板１に螺子止め
する様にしたものであるから、刃の摩耗に応じて
刃部だけを交換し、摩耗度の極めて少ない基板１
は継続して利用するものであり又、刃部も回転方
向の先部に取付けるものと後部に取付けるもので
は摩耗の度合が異なるから先部の刃部が取替時期
にあつても、後部はまだその取替え時期でない場
合も考えられるので刃部を二分割して摩耗の激し
い先部の刃部だけ取替え後部の刃部は継続して利
用出来る様にしたから撹拌翼を経済的に使用する
面に於て大きな効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案品の分解斜面図。第２図は本考
案品の正面図。第３図は第２図に示すＡ−Ａ線の
断面図である。 図中、１は基板、２は孔、３は螺子孔、４，５
は刃部、６は螺子取付孔、７，８は突駒、９は止
螺子、１０はナツト、ａは胴部、ｂは段部、ｃは
上周縁。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 胴部に取付用の孔を設け上周縁に段部を設け
   ると共に螺子孔を複数個穿設した扇形状基板と
   基板の段部に合せて断面形状を「型に成型し且
   段部の螺子孔と一致する螺子取付孔を設けた扇
   形状の刃部とを組合せてなる分割式撹拌翼。 (2) 刃部を二分割してなる実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の分割式撹拌翼。