JPS637084Y2 - - Google Patents

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JPS637084Y2
JPS637084Y2 JP1984018828U JP1882884U JPS637084Y2 JP S637084 Y2 JPS637084 Y2 JP S637084Y2 JP 1984018828 U JP1984018828 U JP 1984018828U JP 1882884 U JP1882884 U JP 1882884U JP S637084 Y2 JPS637084 Y2 JP S637084Y2
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JP
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slide
fitting
rail
convex
sliding guide
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JP1984018828U
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JPS60130745U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、複写機の原稿移動台や机の抽出な
どに用いる伸縮自在なスライドレールに関し、ボ
ールリテイナーの如き転がり手段を用いず、複数
のスライドの面と面との滑り摺動により長手方向
への伸縮を得るようにした滑り摺動式スライドレ
ールに関する。
従来、この種の滑り摺動式スライドレールは、
第1図に示すように、金属製の細長条板から成り
その両側縁板部を短手方向へU字曲げした外側滑
りガイド2を長手方向に亘つて形成した第1スラ
イド1と、同じく細長条板から成りその両側縁板
部を短手方向へU字曲げして上記第1スライド1
の外側滑りガイド2内に滑り摺動自在に滑合する
内側滑りガイド4を長手方向に亘つて形成した第
2スライド3と、同じく細長条板から成りその両
側縁板部から成る滑りガイド6を上記第2スライ
ド3の内側滑りガイド4内に滑り摺動自在に滑合
する第3スライド5とから成り、各滑りガイド
2,4,6を案内として上記各スライド1,3,
5の伸縮を得るようにしている。
而して、上記従来の滑り摺動式スライドレール
においては、第2スライド3の内側滑りガイド4
に第3スライド5の縁板部から成る滑りガイド6
を滑合し、該内側滑りガイド4のU字曲げ底部4
aと上記滑りガイド6の端部6aの上下のエツヂ
6b,6bとの線接触にて巾方向への移動を規制
しつつ、滑り摺動を行なう構造であるため、上記
エツヂ6bの接触抵抗が高く同エツヂ6bが上記
U字曲げ底部4aの壁面に喰い込んだりして第2
スライド3と第3スライド5との走行がスムーズ
に行なわれず、又耳障りな摩擦音が発生する原因
ともなつている。又、上記第3スライド5の短手
方向の巾寸法は、その中央部に凸部11を形成す
る曲げ加工時の材料の伸び率の不安定(素材板厚
の相違、加工治具の摩耗度、加工油の有無などに
よる不安定)により一定しないため、曲げ加工後
にその巾寸法を正確なものとするためのトリミン
グ加工などが必要となり、製造工程が複雑なもの
となつている。又はこのようなトリミング加工な
どの工程を省くため、上記U字曲げ底部4aと上
記縁板部の端部6aとの隙間を大き目にして第
2、第3の滑りガイド4,6の巾方向の遊びを大
きくすることも行なわれているが、これは製品と
しての機能を無視することになり、上記走行が
益々スムーズに行なわれないばかりでなく、前記
摩擦音ばかりかガタツキ音も発生することにな
る。
この考案は、以上述べた従来品の上記機構上の
問題点を解消し、且つ製品としての機能を充分に
発揮し、更に製造工程の簡略化なども併せ達成す
るようにしたものである。
以下、この考案の具体的実施例を第2図以降の
図面に基いて詳細に説明する。
尚、この考案における上記第1図と同一の構成
部品は同一の付号を以つて示す。
金属製の細長条板からなる第1スライド1は、
上記と同様、その両側縁板部を長手方向に亘つて
U字曲げして形成した外側滑りガイド2を備え、
又その中央部に長手方向に複数のボルト孔8を備
えている。
同じく細長条板からなる第2スライド3は、上
記と同様、その両側縁板部をU字曲げして上記第
1スライド1の外側滑りガイド2内に滑り摺動自
在に滑合する内側滑りガイド4を長手方向に亘つ
て形成している。
而して、上記第2スライド3の中央部を長手方
向に亘り上記第1スライド1の上面1aから離間
する方向へ凸曲げして第3スライド嵌合用凸軌条
12を形成し、第1スライド上面1aとの間に間
隔17を形成する。
又細長条板から成る第3スライド5は、その両
側縁板部6を上記第2スライド3の内側滑りガイ
ド4内に滑り摺動自在に係入して成り、第3スラ
イド嵌合用凸軌条12と同方向に凸曲げして第2
スライド嵌合用凸軌条13を形成し、該凸軌条1
3にボルト7の取付孔10を形成する。
斯くして第2スライド嵌合用凸軌条13内に上
記第3スライド嵌合用凸軌条12を嵌合させ、該
第2スライド嵌合用凸軌条13の両内側面13a
と上記第3スライド嵌合用凸軌条12の両外側面
12aとの接触面を上記第2スライド3と第3ス
ライド5の滑り摺動を得るための滑りガイド面1
4とし、該滑りガイド面14にて上記第2スライ
ド3と第3スライド5との相互の短手方向(上記
走行方向と直交する方向)への移動を規制し、該
滑りガイド面14による巾方向への移動が規制さ
れた状態で滑り摺動がなされる構成とする。
又凸軌条12,13の嵌まり合いによる上記滑
りガイド面14の形成にて第3スライド5の縁板
部6の端部6aと第2スライド3のU字曲げ底部
4aとの間に定間隙15を形成して非接触状態に
し、エツヂ6bが上記内側滑りガイド4のU字曲
げ底部4aの壁面と接触しないようにする。
更に、上記第2スライド嵌合用凸軌条13の内
側頂面13bと上記第3スライド嵌合用凸軌条1
2の中央部上面12bとの間には、上記第3スラ
イド5を構造物にボルト7により固着して上記第
2スライド3と第3スライド5とを走行させる
際、該ボルト頭部7aと上記第2スライド嵌合用
凸軌条12とが干渉しないようにするために適宜
な間隔18を形成する。
尚、図示は省略しているが、上記滑り摺動式ス
ライドレールは第1、第2、第3スライド1,
3,5の最大伸長ストロークを設定する抜け止め
用の適宜なストツパーが夫々設けられていること
は勿論である。
上記のようにこの考案に係る滑り摺動式スライ
ドレールは、上記内側滑りガイド4を上記外側滑
りガイド2内に滑合して上記第1スライド1と上
記第2スライド3とを滑り摺動自在とし、又上記
縁板部6を上記内側滑りガイド4内に係入すると
共に、上記第3スライド嵌合用凸軌条12と上記
第2スライド嵌合用凸軌条13とを嵌合させ滑り
ガイド面14を形成して上記第2スライド3と上
記第3スライド5とを滑り摺動自在とし、上記3
者1,3,5の伸縮を得るようになつている。
第4図は、この考案に係る滑り摺動式スライド
レールの他の実施例を示しており、滑りガイド面
14に負荷される横荷重に対する第2スライド3
の巾方向の強度を具備させるために、第3スライ
ド嵌合用凸軌条12の中央部を下方へ凹曲げして
凹部16を長手方向に亘つて形成したものであ
る。これは、第1スライド1及び第3スライド5
は夫々ボルト7で固着されているため、これらの
長手及び巾方向の強度は確保することができる
が、第2スライド3は第1スライド1と第3スラ
イド5との所謂滑り媒体としてフリーな状態にあ
り、特に第1スライド1又は第3スライド5が取
付けられた被摺動体たる構造物の全重量が上記滑
りガイド面14、即ち凸軌条12に側圧として負
荷される使用例が多く、これに対する強度付加を
意図したものである。
上記のように、この考案によれば、第2スライ
ド3と第3スライド5との長手方向の伸縮作動
は、上記第3スライド嵌合用凸軌条12と第2ス
ライド嵌合用凸軌条13との嵌合により滑りガイ
ド面14の形成にて巾方向の移動を規制した状態
で両者3,5が面接触にて滑り摺動させることが
でき、しかも上記両凸軌条12,13の嵌合をガ
イドとしつつ縁板部6のエツヂ6bと上記内側滑
りガイド4のU字曲げ底部4aとの間に定間隙1
5を保有させ非接触状態としているので、上記エ
ツヂ6bが上記U字曲げ底部4aの壁面を損傷し
たり、これに喰い込んだりすることが全くなく、
両者の滑り摺動がスムーズに行なわれ、耳障りな
摩擦音やガタツキ音を発生することもなく、製品
としての機能を充分に発揮する。又第3スライド
5の凸軌条13の折曲形成において、曲げ加工時
の材料の伸び率の不安定がたとえあつたとして
も、第2スライド嵌合用凸軌条13の巾方向に大
きな狂いがない限り縁板部6のトリミング加工な
どが不要であり、製造工程を簡略化することがで
きる。
即ち、従来の如き第3スライド5の滑り摺動を
エツヂ6bに依存しないため、縁板部6は内側滑
りガイド4のU字曲げ部に単に係入していればよ
く、縁板部6を充分に短かくして間隙15を可及
的に大きくする設計が可能となり、滑りガイド面
14の設計誤差(曲げ加工精度誤差)に拘束され
ない製造が可能である。
以上のように、この考案は従来の滑り摺動式ス
ライドレールの構造上の問題点を全て解消し、ス
ライド機構部品としての機能を充分に発揮し、更
に製造工程を簡略化するなどの特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の滑り摺動式スライドレールの
拡大横断面図である。第2図及び第3図は、この
考案に係る滑り摺動式スライドレールの第1実施
例を示し、第2図は同スライドレールの分解斜視
図、第3図は同スライドレールが収縮した状態の
拡大横断面図、第4図は、この考案に係る滑り摺
動式スライドレールの第2実施例を示す同拡大横
断面図である。 1……第1スライド、2……外側滑りガイド、
3……第2スライド、4……内側滑りガイド、4
a……U字曲げ底部、5……第3スライド、6…
…縁板部、6b……エツヂ、12……第3スライ
ド嵌合用凸軌条、12a……第3スライド嵌合用
凸軌条の外側面、13……第2スライド嵌合用凸
軌条、13a……第2スライド嵌合用凸軌条の内
側面、14……滑りガイド面、15……間隙、1
7,18……間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細長条板から成りその両側縁板部を短手方向へ
    U字曲げした外側滑りガイドを長手方向に亘つて
    形成した第1スライドと、細長条板から成りその
    両側縁板部を短手方向へU字曲げして上記第1ス
    ライドの外側滑りガイド内に滑走自在に滑合する
    内側滑りガイドを長手方向に亘つて形成した第2
    スライドと、細長条板から成りその両側縁板部を
    上記第2スライドの内側滑りガイド内に走行可能
    に係入する第3スライドとから成り、上記3者の
    長手方向への伸縮を得るようにした滑り摺動式ス
    ライドレーレであつて、上記第2スライドの中央
    部を長手方向に亘り上記第1スライドの上面から
    離間する方向へ凸曲げして第3スライド嵌合用凸
    軌条を形成し、又上記第3スライドの中央部を長
    手方向に亘り上記第2スライドの凸曲げと同方向
    に凸曲げして第2スライド嵌合用凸軌条を形成
    し、該第2スライド嵌合用凸軌条内に上記第3ス
    ライド嵌合用凸軌条を嵌合させ、該嵌合に伴なう
    第2スライド嵌合用凸軌条の両内側面と上記第3
    スライド嵌合用凸軌条の両外側面との接触面を上
    記伸縮を得るための滑りガイド面とし、該滑りガ
    イド面にて上記第2スライドと第3スライド相互
    の巾方向への移動を規制する構成とすると共に、
    上記第2スライドの内側滑りガイドのU字曲げ底
    部と上記第3スライドの両側縁板部の端部との間
    に夫々間隙を設けて上記U字曲げ底部と上記縁板
    部の端部とを非接触状態にし、更に上記第2スラ
    イド嵌合用凸軌条の内側頂面と上記第3スライド
    嵌合用凸軌条の上面との間に適宜間隔を保持させ
    たことを特徴とする滑り摺動式スライドレール。
JP1984018828U 1984-02-13 1984-02-13 滑り摺動式スライドレ−ル Granted JPS60130745U (ja)

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JPS60130745U JPS60130745U (ja) 1985-09-02
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