JPS6370529A - 加速度測定装置の製造方法 - Google Patents
加速度測定装置の製造方法Info
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- JPS6370529A JPS6370529A JP21569386A JP21569386A JPS6370529A JP S6370529 A JPS6370529 A JP S6370529A JP 21569386 A JP21569386 A JP 21569386A JP 21569386 A JP21569386 A JP 21569386A JP S6370529 A JPS6370529 A JP S6370529A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は加速度を測定するための加速度測定装置の製造
方法に関する。
方法に関する。
(従来の技術)
車両の加速度や各種機械装置の機械的振動などを測定す
るためには、かかる加速度(機械的振動による加速度を
含む。)による可動部材の機械的変位を電気信号に変換
することと、この電気信号を処理して加速度を測定する
ことが必要である。
るためには、かかる加速度(機械的振動による加速度を
含む。)による可動部材の機械的変位を電気信号に変換
することと、この電気信号を処理して加速度を測定する
ことが必要である。
このような目的に沿った従来装置として、いわゆるカン
チレバー(Cant i l ever )あるいはダ
イヤフラム(Diaphram)を用いた加速度等の測
定装置が知られている。ここで、可動部材の機械的変位
を電気信号に変換する方式としては、可動部材とそれに
対向する固定部材の間の静電容量の変化を検出する方式
と、可動部材に抵抗を配設してピエゾ効果による抵抗変
化を検出する方式とがある。
チレバー(Cant i l ever )あるいはダ
イヤフラム(Diaphram)を用いた加速度等の測
定装置が知られている。ここで、可動部材の機械的変位
を電気信号に変換する方式としては、可動部材とそれに
対向する固定部材の間の静電容量の変化を検出する方式
と、可動部材に抵抗を配設してピエゾ効果による抵抗変
化を検出する方式とがある。
後者のピエゾ効果による方式では、例えば可動部材をシ
リコン(Si)で形成したときはその可動部材上に半導
体拡散抵抗を形成し、この抵抗変化を検出する。なあ、
この技術は例えば「電子技術」第25巻第5号等に詳し
く説明されている。ピエゾ抵抗効果を利用する加速度測
定装置を実現するに当って必要になる3iカンチレバー
の製造方法は、例えば特開昭59−38621号公報に
示されているが、従来から一般に採用されている製造工
程を説明すると次のようになる。
リコン(Si)で形成したときはその可動部材上に半導
体拡散抵抗を形成し、この抵抗変化を検出する。なあ、
この技術は例えば「電子技術」第25巻第5号等に詳し
く説明されている。ピエゾ抵抗効果を利用する加速度測
定装置を実現するに当って必要になる3iカンチレバー
の製造方法は、例えば特開昭59−38621号公報に
示されているが、従来から一般に採用されている製造工
程を説明すると次のようになる。
第7図は3iを用いた従来のカンチレバーの製造方法を
示す工程別断面図である。まず、第7図(a>に示すよ
うに3i基板1にマスク材2の開口を介して例えばボロ
ン(B)をイオン注入し、P型の不純物注入3i層3を
形成する。次に、第7図(b)に示す如く、マスク材2
を除去した後に3i基板1および不純物注入3i層3上
に3iをエピタキシャル成長させ、3i成長層4とする
。
示す工程別断面図である。まず、第7図(a>に示すよ
うに3i基板1にマスク材2の開口を介して例えばボロ
ン(B)をイオン注入し、P型の不純物注入3i層3を
形成する。次に、第7図(b)に示す如く、マスク材2
を除去した後に3i基板1および不純物注入3i層3上
に3iをエピタキシャル成長させ、3i成長層4とする
。
次に、S1成長層4上にマスク材5を塗付し、カンチレ
バーすなわち可動片の形成領域を囲むように一方向に開
いた略矩形状の開口を形成する。
バーすなわち可動片の形成領域を囲むように一方向に開
いた略矩形状の開口を形成する。
そしてこのような素子をエツチング処理すると、まず開
口を介して3i成長層4が除去され、次にエツチングレ
ートの高い不純物注入Si層3が遍択的に除去されて(
第7図(C)、(d)図示)片待ち可動片(カンチレバ
ー)6が形成される。
口を介して3i成長層4が除去され、次にエツチングレ
ートの高い不純物注入Si層3が遍択的に除去されて(
第7図(C)、(d)図示)片待ち可動片(カンチレバ
ー)6が形成される。
その後、3i成長層4上のマスク材5を除去し、可動片
6の先端に金属蒸着おるいは金属めっき等の技術で所定
重量のあもり7を形成すると、第7図(e)に示すカン
チレバー構造が得られる。なお、ピエゾ抵抗効果を測定
するための半導体抵抗は、可動片6の上面に例えば不純
物をイオン注入することにより形成する。
6の先端に金属蒸着おるいは金属めっき等の技術で所定
重量のあもり7を形成すると、第7図(e)に示すカン
チレバー構造が得られる。なお、ピエゾ抵抗効果を測定
するための半導体抵抗は、可動片6の上面に例えば不純
物をイオン注入することにより形成する。
このように3iを用いた従来装置の製造工程では、不純
物を注入した3i層が不純物を注入しないSi基板、3
i層よりエツチングレートが高いという特性を利用する
ことにより、片待ちの可動片を形成している。
物を注入した3i層が不純物を注入しないSi基板、3
i層よりエツチングレートが高いという特性を利用する
ことにより、片待ちの可動片を形成している。
一方、ピエゾ抵抗効果において3iの感度はGaAs、
Ga P、In P等の■−v族化合物半導体の感度に
比べてかなり低く、従って高感度の加速度測定装置を1
qるためにはQa AS等の■−V族化合物半導体を用
いることが望ましい。なあ、Ge、3i と比べたとき
の(3a Asの感度を次表に示す。
Ga P、In P等の■−v族化合物半導体の感度に
比べてかなり低く、従って高感度の加速度測定装置を1
qるためにはQa AS等の■−V族化合物半導体を用
いることが望ましい。なあ、Ge、3i と比べたとき
の(3a Asの感度を次表に示す。
但し、dlogσn /clp
= (−1/2kT)(dEg/dp)σn:伝導率、
P:圧力、 Eg:バンドギャップ 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、(3a As等の■−v族化合物半導体
を用いた高感度の加速度測定装置を製造するに当っては
、第7図に示す製造工程は採用することができない。な
ぜなら、可動片の下側の空胴は可動片が上下に変位する
ため一定の深さを有していなければならないのに反して
、Qa As等の基板にある程度の深さ以上に不純物を
イオン注入することが難しいからでおる。具体的には、
第7図の例ではイオン注入とその拡散により容易に数1
0ミクロンの深さの不純物注入層を形成できるが、Ga
AS基板では200keV程度の加速電圧でイオンを
注入しても1ミクロン程度の深さにしか注入層が形成さ
れない。このため上記製造工程によって(3a ASの
可動片を形成しても、可動片がわずかに変位しただけで
空胴の底に可動片の先端が衝突し、加速度の検出、測定
が行えない。
P:圧力、 Eg:バンドギャップ 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、(3a As等の■−v族化合物半導体
を用いた高感度の加速度測定装置を製造するに当っては
、第7図に示す製造工程は採用することができない。な
ぜなら、可動片の下側の空胴は可動片が上下に変位する
ため一定の深さを有していなければならないのに反して
、Qa As等の基板にある程度の深さ以上に不純物を
イオン注入することが難しいからでおる。具体的には、
第7図の例ではイオン注入とその拡散により容易に数1
0ミクロンの深さの不純物注入層を形成できるが、Ga
AS基板では200keV程度の加速電圧でイオンを
注入しても1ミクロン程度の深さにしか注入層が形成さ
れない。このため上記製造工程によって(3a ASの
可動片を形成しても、可動片がわずかに変位しただけで
空胴の底に可動片の先端が衝突し、加速度の検出、測定
が行えない。
そこで本発明は、(3a AS等の■−v族化合物半導
体を用いて可動片を形成した際にも、可動片に十分な変
位の余裕を与えて高感度かつ高精度に加速度を測定でき
る加速度測定装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
体を用いて可動片を形成した際にも、可動片に十分な変
位の余裕を与えて高感度かつ高精度に加速度を測定でき
る加速度測定装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
本発明に係る加速度測定装置の製造方法は、所定のエツ
チング条件下でエツチングレートの低い■−v族化合物
半導体(例えばGa AS )等からなる基板上にエツ
チングレートの高い■−v族化合物半導体(例えばGa
ANAs、Ga InAs )の第1の結晶層を成長さ
せる工程と、第1の結晶層上にエツチングレートの低い
■−v族化合物半導体(例えばGa As )の第2の
結晶層を成長させる工程と、第2の結晶層上にマスク材
を塗付しこれを一方向に開いた略矩形状に開口する工程
と、略矩形状の開口を介して第2の結晶層および第1の
結晶層をエツチングし、略矩形の開口に挟まれた第2の
結晶層を片待ちの可動片とする工程と、マスク材を除去
する工程と、可動片の先端部に所定の重量を有するおも
りを形成する工程と、可動片上に例えばイオン注入によ
りピエゾ抵抗となる半導体抵抗を形成する工程とを備え
ることを特徴とする。
チング条件下でエツチングレートの低い■−v族化合物
半導体(例えばGa AS )等からなる基板上にエツ
チングレートの高い■−v族化合物半導体(例えばGa
ANAs、Ga InAs )の第1の結晶層を成長さ
せる工程と、第1の結晶層上にエツチングレートの低い
■−v族化合物半導体(例えばGa As )の第2の
結晶層を成長させる工程と、第2の結晶層上にマスク材
を塗付しこれを一方向に開いた略矩形状に開口する工程
と、略矩形状の開口を介して第2の結晶層および第1の
結晶層をエツチングし、略矩形の開口に挟まれた第2の
結晶層を片待ちの可動片とする工程と、マスク材を除去
する工程と、可動片の先端部に所定の重量を有するおも
りを形成する工程と、可動片上に例えばイオン注入によ
りピエゾ抵抗となる半導体抵抗を形成する工程とを備え
ることを特徴とする。
本発明による製造方法は以上のように構成されるので、
マスク材の一方向に開いた略矩形状の開口による第2の
結晶層のエツチングは片待ちの可動片を形成するように
働き、基板上の第1の結晶層は速いエツチングによって
可動片の下に一定以上の深さの空胴を形成するように動
き、従って可動片に十分な変位の余裕が与えられる。
マスク材の一方向に開いた略矩形状の開口による第2の
結晶層のエツチングは片待ちの可動片を形成するように
働き、基板上の第1の結晶層は速いエツチングによって
可動片の下に一定以上の深さの空胴を形成するように動
き、従って可動片に十分な変位の余裕が与えられる。
以下、添付図面を参照して本発明方法の実施例を説明す
る。
る。
第1図および第2図はカンチレバー(片待ち可動片)方
式に係る本発明方法の一例を示す製造工程別素子断面図
でおり、第3図はこの製造工程により得られる加速度測
定装置の斜視図でおる。そして、第1図は第3図のA−
A線断面を示し、第2図はB−B線断面を示しており、
第1図の(a)〜(e)は第2図の(a)〜(e)にそ
れぞれ対応している。
式に係る本発明方法の一例を示す製造工程別素子断面図
でおり、第3図はこの製造工程により得られる加速度測
定装置の斜視図でおる。そして、第1図は第3図のA−
A線断面を示し、第2図はB−B線断面を示しており、
第1図の(a)〜(e)は第2図の(a)〜(e)にそ
れぞれ対応している。
まず、Ga As W板11上にエツチングレートの高
いGaAρAs又はGaInAsからなる第1の結晶層
12を、例えば数10ミクロンの厚さに成長させる。す
なわち、エツチングのための化学薬品、温度等によって
定まる所定のエツチング条件下で、エツチングレートの
低い材料により基板11を構成し、エツチングレートの
高い材料により第1の結晶層12を構成する。この結晶
成長法としては、LEP、VEP法等の種々のものを用
いることができる。
いGaAρAs又はGaInAsからなる第1の結晶層
12を、例えば数10ミクロンの厚さに成長させる。す
なわち、エツチングのための化学薬品、温度等によって
定まる所定のエツチング条件下で、エツチングレートの
低い材料により基板11を構成し、エツチングレートの
高い材料により第1の結晶層12を構成する。この結晶
成長法としては、LEP、VEP法等の種々のものを用
いることができる。
次に、第1の結晶@12上にGa ASからなる第2の
結晶層13を同様の結晶成長法により薄く成長させるこ
とにより、第1図(a)および第2図(a)に示す構造
とする。なお、この第2の結晶層13の厚さは形成され
る可動片の剛性等に応じて定める。
結晶層13を同様の結晶成長法により薄く成長させるこ
とにより、第1図(a)および第2図(a)に示す構造
とする。なお、この第2の結晶層13の厚さは形成され
る可動片の剛性等に応じて定める。
次に、第2の結晶層13上の全面にマスク材14を塗付
し、公知のフォトリソグラフィ技術等により一方向すな
わち後述のインテリジェント処理部の形成領域方向に開
いた略矩形状の開口を設け、第1図(b)および第2図
(b)に示す構造とする。なあ、この開口は第3図に示
すような角部に丸味がない矩形状でおってもよく、角部
にわずかの丸味を持たせたU字状に近い略矩形状でおっ
てもよい。また、略矩形状の開口の開く方向は一方向で
あればよく、いずれを向いていてもよい。
し、公知のフォトリソグラフィ技術等により一方向すな
わち後述のインテリジェント処理部の形成領域方向に開
いた略矩形状の開口を設け、第1図(b)および第2図
(b)に示す構造とする。なあ、この開口は第3図に示
すような角部に丸味がない矩形状でおってもよく、角部
にわずかの丸味を持たせたU字状に近い略矩形状でおっ
てもよい。また、略矩形状の開口の開く方向は一方向で
あればよく、いずれを向いていてもよい。
次に、第1図(b)および第2図(b>のものを液相必
るいは気相でエツチングすると、まず開口部の第2の結
晶層13がエツチングにより除去されて第1図(C)お
よび第2図(C)に示す構造となる。更にエツチングを
継続すると、第1の結晶層12にエツチングが進行する
。このとき、第1の結晶層12のエツチングレートは基
板11および第2の結晶層13のエツチングレートより
高くなっているので、以下のエツチングは第1の結晶層
12について選択的に進行し、可動片15となる第2の
結晶層13の下側に徐々に空胴が形成されていく。そこ
で、可動片15が完全に片待ちとなった状態すなわち第
1図(d)および第2図(d)に示す状態となったとき
に、エツチングを終了する。なあ、上記第1および第2
の結晶層12.13のエツチングは、同一のエツチング
液等によってもよく、結晶層に応じて異なるエツチング
液等を用いてもよい。
るいは気相でエツチングすると、まず開口部の第2の結
晶層13がエツチングにより除去されて第1図(C)お
よび第2図(C)に示す構造となる。更にエツチングを
継続すると、第1の結晶層12にエツチングが進行する
。このとき、第1の結晶層12のエツチングレートは基
板11および第2の結晶層13のエツチングレートより
高くなっているので、以下のエツチングは第1の結晶層
12について選択的に進行し、可動片15となる第2の
結晶層13の下側に徐々に空胴が形成されていく。そこ
で、可動片15が完全に片待ちとなった状態すなわち第
1図(d)および第2図(d)に示す状態となったとき
に、エツチングを終了する。なあ、上記第1および第2
の結晶層12.13のエツチングは、同一のエツチング
液等によってもよく、結晶層に応じて異なるエツチング
液等を用いてもよい。
次に、第2の結晶層13上のマスク材14を除去し、所
定の重量を有するおもり16を片待ちの可動片15の先
端に設ける(第1図(e)、第2図(e)図示)。この
おもり16は金属蒸着によって形成してもよく、金属め
っきにより形成してもよい。
定の重量を有するおもり16を片待ちの可動片15の先
端に設ける(第1図(e)、第2図(e)図示)。この
おもり16は金属蒸着によって形成してもよく、金属め
っきにより形成してもよい。
次に、可動片15の上にイオン注入により半導体抵抗1
7を形成すると共に、第2の結晶層13に増幅回路等か
らなるインテリジェント処理部18を形成すると、第3
図に示す加速度測定装置を得ることができる。
7を形成すると共に、第2の結晶層13に増幅回路等か
らなるインテリジェント処理部18を形成すると、第3
図に示す加速度測定装置を得ることができる。
第4図は上記実施例の方法により得られた加速度測定装
置の、センサ部とインテリジェント処理部の関係を示す
図である。図示の如く、センシング用の半導体抵抗17
の両端は電源に接続された基準抵抗R1とアースを介し
て増幅回路(AMP)21に接続される。AMP21は
例えば内部雑音が10 V以下、利得が106以上で
あって、ここで増幅された半導体抵抗17の抵抗変化に
対応する信号は温度補償回路22からインタフェース回
路23を介して外部回路に出力される。なあ、インタフ
ェース回路23は例えばA/D変換回路、V/F変挽変
格回路ッファ回路等により構成される。
置の、センサ部とインテリジェント処理部の関係を示す
図である。図示の如く、センシング用の半導体抵抗17
の両端は電源に接続された基準抵抗R1とアースを介し
て増幅回路(AMP)21に接続される。AMP21は
例えば内部雑音が10 V以下、利得が106以上で
あって、ここで増幅された半導体抵抗17の抵抗変化に
対応する信号は温度補償回路22からインタフェース回
路23を介して外部回路に出力される。なあ、インタフ
ェース回路23は例えばA/D変換回路、V/F変挽変
格回路ッファ回路等により構成される。
上記実施例の方法によれば、下記の如き格別の効果を奏
することができる。第1に、可動片の下の空胴の深さす
なわち可動片の変位の余裕はエツチングレートの高い第
1の結晶層の厚さにより定まり、この厚さは結晶成長時
間等により制御できるので、空胴の深さを最適の値にす
ることが容易である。第2に、インテリジェント処理部
を同一チップ上に設けるようにしているので、装置の小
型軽量化が図れる。第3に、半導体抵抗はピエゾ効果の
感度が高い(3a Asにより形成されるので、高感度
、高精度の加速度測定が可能になる。
することができる。第1に、可動片の下の空胴の深さす
なわち可動片の変位の余裕はエツチングレートの高い第
1の結晶層の厚さにより定まり、この厚さは結晶成長時
間等により制御できるので、空胴の深さを最適の値にす
ることが容易である。第2に、インテリジェント処理部
を同一チップ上に設けるようにしているので、装置の小
型軽量化が図れる。第3に、半導体抵抗はピエゾ効果の
感度が高い(3a Asにより形成されるので、高感度
、高精度の加速度測定が可能になる。
上記実施例については種々の変形が可能である。
例えば基板、第2の結晶層はGa Asに限られず、G
aP、InP等であってもよい。また、基板は3a A
s等の■−v族化合物半導体であることが望ましいが、
これ以外の基板であってもよい。さらに、インテリジェ
ント処理部は別途用意したチップ上に形成してもよく、
インテリジェント処理部の一部のみを同一チップ上に設
け、伯の部分を別途用意したチップ上に設けてもよい。
aP、InP等であってもよい。また、基板は3a A
s等の■−v族化合物半導体であることが望ましいが、
これ以外の基板であってもよい。さらに、インテリジェ
ント処理部は別途用意したチップ上に形成してもよく、
インテリジェント処理部の一部のみを同一チップ上に設
け、伯の部分を別途用意したチップ上に設けてもよい。
次に、上記のものと同様の技術を用いてダイヤフラム方
式の加速度、撮動、圧力等の測定装置を製造する例を、
第5図および第6図を参照して説明する。
式の加速度、撮動、圧力等の測定装置を製造する例を、
第5図および第6図を参照して説明する。
第5図はこのような測定装置の一部を断面で示した斜視
図であり、第6図はその製造工程別断面図である。まず
、第6図(a)に示すように例えばGa AlAs又は
GaInAsからなるエツチングレートの高い基板31
の上面に、所定の厚さで例えば(3a Asからなるエ
ツチングレートの低い結晶層32を成長させる。この結
晶成長には、LEP法、VEP法等の種々の成長法を用
いることができる。また、この結晶層32の厚さはダイ
ヤフラムに加わる圧力等と結晶層の剛性に応じて定める
。
図であり、第6図はその製造工程別断面図である。まず
、第6図(a)に示すように例えばGa AlAs又は
GaInAsからなるエツチングレートの高い基板31
の上面に、所定の厚さで例えば(3a Asからなるエ
ツチングレートの低い結晶層32を成長させる。この結
晶成長には、LEP法、VEP法等の種々の成長法を用
いることができる。また、この結晶層32の厚さはダイ
ヤフラムに加わる圧力等と結晶層の剛性に応じて定める
。
次に、第6図(b)に示すように基板31の下面の全面
にマスク材33を塗付し、フォトリングラフィ等により
開口を設ける。そして、この開口を通して基板31を液
相又は気相でエツチングすると、第6図(C)に示すよ
うな空胴34が形成される。このとき、結晶層32には
エラチングレー1〜の低い材料を選んであるので、基板
31のみが選択的にエツチングされて結晶層32は空胴
34上にダイヤフラム35として残存する。
にマスク材33を塗付し、フォトリングラフィ等により
開口を設ける。そして、この開口を通して基板31を液
相又は気相でエツチングすると、第6図(C)に示すよ
うな空胴34が形成される。このとき、結晶層32には
エラチングレー1〜の低い材料を選んであるので、基板
31のみが選択的にエツチングされて結晶層32は空胴
34上にダイヤフラム35として残存する。
次に、基板31の下面に残存しているマスク材33を除
去し、ダイヤフラム35の中央部分に金属蒸着、金属め
っき等によりおもり36を形成すると、第6図(d)の
構造とすることができる。
去し、ダイヤフラム35の中央部分に金属蒸着、金属め
っき等によりおもり36を形成すると、第6図(d)の
構造とすることができる。
更に、ダイヤフラム35上に半導体抵抗37をイオン注
入等により形成し、ダイヤフラム35の周囲にインテリ
ジェント処理部38を形成すると、第5図に示す測定装
置を得ることができる。
入等により形成し、ダイヤフラム35の周囲にインテリ
ジェント処理部38を形成すると、第5図に示す測定装
置を得ることができる。
この第5図および第6図に示す例によれば、ピエゾ抵抗
効果はGa Asによる半導体抵抗において現れるので
、ダイヤフラムの変位を高感度および高精度に測定でき
る。また、結晶層はエツチングレートの低い材料(例え
ばGa As )で形成ざ゛れるので、ダイヤフラムの
厚さを精度よく制御できる。
効果はGa Asによる半導体抵抗において現れるので
、ダイヤフラムの変位を高感度および高精度に測定でき
る。また、結晶層はエツチングレートの低い材料(例え
ばGa As )で形成ざ゛れるので、ダイヤフラムの
厚さを精度よく制御できる。
第5図および第6図に示す例の製造工程については、種
々の変形が可能である。例えばダイヤフラムとなる結晶
層の材料としては、(3a ASのみならずGaP、I
nP等も用いることができる。
々の変形が可能である。例えばダイヤフラムとなる結晶
層の材料としては、(3a ASのみならずGaP、I
nP等も用いることができる。
また、ダイヤフラムの形状は矩形に限らず、円形等であ
ってもよい。
ってもよい。
(発明の効果)
以上、詳細に説明したように本発明では、マスク材の一
方向に開いた略矩形状の開口により第2の結晶層をエツ
チングして片待ちの可動片を形成し、次いで可動片の下
側部分の第1の結晶層を高いレートのエツチングにより
除去して空胴を形成するようにしたので、Ga As等
の■−v族化合物半導体を用いたときにも可動片に十分
な変位の余裕を与えることができ、従って高感度かつ高
精度に加速度を測定できる加速度測定装置を製造するこ
とができる。
方向に開いた略矩形状の開口により第2の結晶層をエツ
チングして片待ちの可動片を形成し、次いで可動片の下
側部分の第1の結晶層を高いレートのエツチングにより
除去して空胴を形成するようにしたので、Ga As等
の■−v族化合物半導体を用いたときにも可動片に十分
な変位の余裕を与えることができ、従って高感度かつ高
精度に加速度を測定できる加速度測定装置を製造するこ
とができる。
第1図および第2図はそれぞれ本発明方法の一例を示す
製造工程別素子断面図、第3図は第1図および第2図に
示す製造工程により得られる加速度測定装置の斜視図、
第4図は第3図に示す装置のセンサ部とインテリジェン
ト処理部の関係図、第5図はダイヤフラム方式による測
定装置の斜視断面図、第6図は第5図の装置の製造工程
別素子断面図、第7図は従来方法を示す製造工程別素子
断面図である。 11・・・基板、12・・・第1の結晶層、13・・・
第2の結晶層、14・・・マスク材、15・・・可動片
、16・・・おもり、17・・・半導体抵抗、18・・
・インテリジェント処理部。 特許出願人 本田技研工業株式会社 代理人弁理士 長谷用 芳 樹第3図 工程別F!fri図 第 1 図 第 2 区 第4図 ダイヤプラム式測定装置の斜視断面間 第 5 区 第5図■装置0裂造工程別断面図 第 6 こ
製造工程別素子断面図、第3図は第1図および第2図に
示す製造工程により得られる加速度測定装置の斜視図、
第4図は第3図に示す装置のセンサ部とインテリジェン
ト処理部の関係図、第5図はダイヤフラム方式による測
定装置の斜視断面図、第6図は第5図の装置の製造工程
別素子断面図、第7図は従来方法を示す製造工程別素子
断面図である。 11・・・基板、12・・・第1の結晶層、13・・・
第2の結晶層、14・・・マスク材、15・・・可動片
、16・・・おもり、17・・・半導体抵抗、18・・
・インテリジェント処理部。 特許出願人 本田技研工業株式会社 代理人弁理士 長谷用 芳 樹第3図 工程別F!fri図 第 1 図 第 2 区 第4図 ダイヤプラム式測定装置の斜視断面間 第 5 区 第5図■装置0裂造工程別断面図 第 6 こ
Claims (4)
- 1.所定のエッチング条件下でエツチングレートの低い
基板上に、前記所定のエツチング条件下でエツチングレ
ートの高いIII−V族化合物半導体の第1の結晶層を成
長させる第1の工程と、前記第1の結晶層上に前記所定
のエツチング条件下でエッチングレートの低いIII−V
族化合物半導体の第2の結晶層を成長させる第2の工程
と、前記第2の結晶層上にマスク材を塗付しこれを一方
向に開いた略矩形状に開口する第3の工程と、前記マス
ク材の略矩形状の開口を介して前記第2の結晶層および
第1の結晶層を前記所定のエツチング条件下で順次エッ
チングし、前記略矩形状の開口に挟まれた前記第2の結
晶層を片待ちの可動片とする第4の工程と、 前記マスク材を除去する第5の工程と、 前記可動片の先端部に所定の重量を有するおもりを形成
する第6の工程と、 前記可動片上に半導体抵抗を形成する第7の工程と を備える加速度測定装置の製造方法。 - 2.前記基板および第2の結晶層はGaAsからなる特
許請求の範囲第1項記載の加速度測定装置の製造方法。 - 3.前記第1の結晶層はGaAlAsまたはGaInA
sからなる特許請求の範囲第1項記載の加速度測定装置
の製造方法。 - 4.前記第7の工程において前記半導体抵抗は不純物の
イオン注入により形成する特許請求の範囲第1項記載の
加速度測定装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21569386A JPH0680834B2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 加速度測定装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21569386A JPH0680834B2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 加速度測定装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6370529A true JPS6370529A (ja) | 1988-03-30 |
JPH0680834B2 JPH0680834B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=16676590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21569386A Expired - Lifetime JPH0680834B2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 加速度測定装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680834B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0440370A (ja) * | 1990-06-05 | 1992-02-10 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体加速度センサー |
JP2005300493A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-10-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体変位検出素子および検出器 |
-
1986
- 1986-09-12 JP JP21569386A patent/JPH0680834B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0440370A (ja) * | 1990-06-05 | 1992-02-10 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体加速度センサー |
JP2005300493A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-10-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体変位検出素子および検出器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0680834B2 (ja) | 1994-10-12 |
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