JPS6369502A - 抽出装置 - Google Patents
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- JPS6369502A JPS6369502A JP21246086A JP21246086A JPS6369502A JP S6369502 A JPS6369502 A JP S6369502A JP 21246086 A JP21246086 A JP 21246086A JP 21246086 A JP21246086 A JP 21246086A JP S6369502 A JPS6369502 A JP S6369502A
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は抽出装置に係り、特に固体膜を内装した抽出装
置において、膜破損等により運転停止を余儀なくされる
場合に起こる配管閉塞等の問題を解決する抽出装置に関
する。
置において、膜破損等により運転停止を余儀なくされる
場合に起こる配管閉塞等の問題を解決する抽出装置に関
する。
[従来の技術及び先行技術]
抽出は各種物質の分離、精製等に古くから広く利用され
ている技術であるが、最近においては、固体膜を介して
抽出を行なう方法が検討されている。固体膜を用いる抽
出方法は、固体膜の片側に被抽出物質(抽質)を含む抽
料 (extractionfeed) 、もう一方の
側に抽剤 (solvent)を流入させて抽出を行な
い、その後同様にして片側に逆抽出前(strip 5
olution)、もう一方の側に被抽出物質を抽出1
ノて含有する抽剤を流入させて逆抽出を行ない、目的物
質である被抽出物質を回収するものである。
ている技術であるが、最近においては、固体膜を介して
抽出を行なう方法が検討されている。固体膜を用いる抽
出方法は、固体膜の片側に被抽出物質(抽質)を含む抽
料 (extractionfeed) 、もう一方の
側に抽剤 (solvent)を流入させて抽出を行な
い、その後同様にして片側に逆抽出前(strip 5
olution)、もう一方の側に被抽出物質を抽出1
ノて含有する抽剤を流入させて逆抽出を行ない、目的物
質である被抽出物質を回収するものである。
しかして、逆抽出剤中にある程度の量の被抽出物質が逆
抽出された時点で、逆抽出剤を取り出し・、逆抽出剤が
酸の場合には、アルカリを添加するか希釈するかして弱
酸性ないし中性とした後、電解槽へ送り、電解すること
により、被抽出物質を還元、析出沈殿させて回収してい
る。またpF(調整により金属水酸化物を得、析出沈殿
させて回収する場合もある。
抽出された時点で、逆抽出剤を取り出し・、逆抽出剤が
酸の場合には、アルカリを添加するか希釈するかして弱
酸性ないし中性とした後、電解槽へ送り、電解すること
により、被抽出物質を還元、析出沈殿させて回収してい
る。またpF(調整により金属水酸化物を得、析出沈殿
させて回収する場合もある。
しかしながら、上記従来の方法では、電解装置を必要と
し、設備費、メンテナンス等の面から有利なことではな
い。また、逆抽出剤を再利用することができず、コスト
高となり、経済的に不利であった。しかも、PH調整に
より金属水酸化物を析出沈殿させて回収する場合等には
、その汚泥処理が困難であり、処理費が高くつく等の問
題点もあった。
し、設備費、メンテナンス等の面から有利なことではな
い。また、逆抽出剤を再利用することができず、コスト
高となり、経済的に不利であった。しかも、PH調整に
より金属水酸化物を析出沈殿させて回収する場合等には
、その汚泥処理が困難であり、処理費が高くつく等の問
題点もあった。
このような問題を解決するものとして、本出願人は、第
2図に示す如く、容器内を固体膜52で少なくとも2室
54.56に仕切り、そのうちの第1の室54に抽剤を
充填し、残る抽料、逆抽出剤のうち1液(図においては
抽料)を第2の室56内に、残りの1液(この液は抽剤
と実質的に非混和性である。図においては逆抽出剤。)
を第1の室54内の抽剤中を通過させるように、抽料、
抽剤、逆抽出剤の各液導入手段58.60.62及び同
排出手段64.66.68を設けて構成した抽出手段7
0と、この抽出手段70で被抽出物質を逆抽出して排出
される逆抽出剤を晶析処理して再び抽出手段に返送する
晶析手段80とを設けてなる抽出装置を提案し、先に特
許出願した(特願昭60−66292号。以下「先願」
という。)。
2図に示す如く、容器内を固体膜52で少なくとも2室
54.56に仕切り、そのうちの第1の室54に抽剤を
充填し、残る抽料、逆抽出剤のうち1液(図においては
抽料)を第2の室56内に、残りの1液(この液は抽剤
と実質的に非混和性である。図においては逆抽出剤。)
を第1の室54内の抽剤中を通過させるように、抽料、
抽剤、逆抽出剤の各液導入手段58.60.62及び同
排出手段64.66.68を設けて構成した抽出手段7
0と、この抽出手段70で被抽出物質を逆抽出して排出
される逆抽出剤を晶析処理して再び抽出手段に返送する
晶析手段80とを設けてなる抽出装置を提案し、先に特
許出願した(特願昭60−66292号。以下「先願」
という。)。
なお、第2図中、72は種晶、74は逆抽出剤の導入口
、76は同排出口、78は液循環用配管、82は液伝達
手段、84は逆抽出剤を晶析手段に送給する配管、P
I−P 3はポンプである。
、76は同排出口、78は液循環用配管、82は液伝達
手段、84は逆抽出剤を晶析手段に送給する配管、P
I−P 3はポンプである。
第2図に示す先願の抽出装置は、抽出及び逆抽出を行な
うための抽出手段と抽出手段からの被抽出物質を逆抽出
した逆抽出剤を晶析処理して循環する晶析手段とを備え
ているため、逆抽出速度と晶析速度とを独立して制御す
ることが可能である。このため、装置の運転操作も容易
となる。
うための抽出手段と抽出手段からの被抽出物質を逆抽出
した逆抽出剤を晶析処理して循環する晶析手段とを備え
ているため、逆抽出速度と晶析速度とを独立して制御す
ることが可能である。このため、装置の運転操作も容易
となる。
しかもこのように抽出手段と晶析手段とが別個に設けら
れていることから、各々の条件(例えば温度)を抽出又
は晶析に最適な条件とすることができるので、抽出効率
、晶析効率を向上させることができる。
れていることから、各々の条件(例えば温度)を抽出又
は晶析に最適な条件とすることができるので、抽出効率
、晶析効率を向上させることができる。
[発明が解決しようとする問題点]
ところで、第2図に示すような先願の抽出装置において
、固体膜52が複数本設置されているような場合でも、
複数の固体膜のうちの1本でも破損すると、抽出装置全
体の運転が不可能となる。
、固体膜52が複数本設置されているような場合でも、
複数の固体膜のうちの1本でも破損すると、抽出装置全
体の運転が不可能となる。
しかして、この場合、腹痛れ等をチェックして膜のrI
tZm箇所を確認してこれを修理するには相当の時間を
要するため、抽出装置の再運転を開始するまでには長い
時間、稼動を停止しなくてなならない。また、装置の運
転を長時間行うと固体膜にSS等の異物質が付着、蓄積
し、抽出速度が低下してくる。この場合でも、抽出装置
の運転を停止し、膜の洗浄、交換等の処理を行う必要が
ある。
tZm箇所を確認してこれを修理するには相当の時間を
要するため、抽出装置の再運転を開始するまでには長い
時間、稼動を停止しなくてなならない。また、装置の運
転を長時間行うと固体膜にSS等の異物質が付着、蓄積
し、抽出速度が低下してくる。この場合でも、抽出装置
の運転を停止し、膜の洗浄、交換等の処理を行う必要が
ある。
しかしながら、抽出装置の運転を長時間停止すると、配
管によってはスケールが発生し、液送給効率が悪くなる
という問題が起こる。特に、第2図のような装置におい
て、晶析手段80へ逆抽出剤を導入する配管84は、装
置の運転停止により、高濃度に被抽出物質を含有する逆
抽出剤が停滞することとなり、被抽出物質の析出が起こ
り、一旦、これらのスケールの溶解処理を行わないと、
著しい場合には配管の閉塞が起こる危険性もある。
管によってはスケールが発生し、液送給効率が悪くなる
という問題が起こる。特に、第2図のような装置におい
て、晶析手段80へ逆抽出剤を導入する配管84は、装
置の運転停止により、高濃度に被抽出物質を含有する逆
抽出剤が停滞することとなり、被抽出物質の析出が起こ
り、一旦、これらのスケールの溶解処理を行わないと、
著しい場合には配管の閉塞が起こる危険性もある。
このため、従来の装置においては、膜破損等の事故が発
生する毎に、膜補修以外に多くの処理作業が必要とされ
、効率的な運転ができない3[問題点を解決するための
手段] 本発明の抽出装置は、 装置容器内を仕切部材によって複数の区域に区画し、該
区画された各々の区域内を固体膜で仕切って少なくとも
2つの室を設け、第1の室を抽剤が充填される抽出用の
室とし、 抽料及び逆抽出剤のいずれか一方の導入手段及び排出手
段を第2の室に設け、 抽料及び逆抽出剤のいずれか他方の導入手段及び排出手
段並びに抽剤の導入手段及び排出手段を第1の室に設け
たこをと特徴とするものである。
生する毎に、膜補修以外に多くの処理作業が必要とされ
、効率的な運転ができない3[問題点を解決するための
手段] 本発明の抽出装置は、 装置容器内を仕切部材によって複数の区域に区画し、該
区画された各々の区域内を固体膜で仕切って少なくとも
2つの室を設け、第1の室を抽剤が充填される抽出用の
室とし、 抽料及び逆抽出剤のいずれか一方の導入手段及び排出手
段を第2の室に設け、 抽料及び逆抽出剤のいずれか他方の導入手段及び排出手
段並びに抽剤の導入手段及び排出手段を第1の室に設け
たこをと特徴とするものである。
[作用]
本発明の抽出装置は、区画された複数の区域の各々にお
いて、独立に抽出及び逆抽出が行えるように、抽料、抽
剤及び逆抽出剤の導入手段と排出手段とが設けられてい
るため、これらの区域のうちの1つで膜の破損等により
抽出不可能となった場合には、この区域への抽料、抽剤
、逆抽出剤の導入、排出のみを停止して、修理等の処理
を施すことができ、他の区域についてはそのまま抽出、
逆抽出を継続することができる。従って、本発明の抽出
装置によれば、抽出装置全体のm埋能力は低下するもの
の、装置全体の運転を停止することなく、そのまま各液
の送給を継続することかできるので、配管内は常に液流
通状態に保たれるため、配管内へのスケール付着等の問
題が殆ど起こることがない。
いて、独立に抽出及び逆抽出が行えるように、抽料、抽
剤及び逆抽出剤の導入手段と排出手段とが設けられてい
るため、これらの区域のうちの1つで膜の破損等により
抽出不可能となった場合には、この区域への抽料、抽剤
、逆抽出剤の導入、排出のみを停止して、修理等の処理
を施すことができ、他の区域についてはそのまま抽出、
逆抽出を継続することができる。従って、本発明の抽出
装置によれば、抽出装置全体のm埋能力は低下するもの
の、装置全体の運転を停止することなく、そのまま各液
の送給を継続することかできるので、配管内は常に液流
通状態に保たれるため、配管内へのスケール付着等の問
題が殆ど起こることがない。
[実施例]
以下に本発明を本発明の実施例を示す図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明の実施例に係るチューブラ−或いはホロ
ファイバー型の固体膜を装着した抽出装置を示す断面図
である。
ファイバー型の固体膜を装着した抽出装置を示す断面図
である。
第1図において1は装置ケーシングであって、その内部
は仕切板2によって2つの区域3.4に区画されている
。この区画された区域3.4は左右対象であること以外
は全く同様の構成となっているので、同一部材に同一符
号をもって示し、その構成について以下に説明する。
は仕切板2によって2つの区域3.4に区画されている
。この区画された区域3.4は左右対象であること以外
は全く同様の構成となっているので、同一部材に同一符
号をもって示し、その構成について以下に説明する。
即ち、各区域の上部には2段に設けられた仕切板12.
14によって逆抽出剤導入室16と、語基16の下面側
の抽料導入室18が画成されている。また、装置ケーシ
ング10の下部も、2段に設けられた仕切板20.22
によって抽残液排出室24と、その下側の逆抽出剤排出
室26が画成されている。なお、仕切板14と20との
間には、第1の室が設けられ、抽剤が流通される抽剤室
28とされている。そして、抽料導入室18と抽残液排
出室24とを連通ずるように、バイブ状の固体[30が
設けられ、その内部が第2の室とされている。また、逆
抽出剤導入室16の下部は、滴下管32によって抽剤室
28の上部と連通されている。また、抽剤室28の下部
は連絡管34によって逆抽出剤排出室26と連通されて
いる。
14によって逆抽出剤導入室16と、語基16の下面側
の抽料導入室18が画成されている。また、装置ケーシ
ング10の下部も、2段に設けられた仕切板20.22
によって抽残液排出室24と、その下側の逆抽出剤排出
室26が画成されている。なお、仕切板14と20との
間には、第1の室が設けられ、抽剤が流通される抽剤室
28とされている。そして、抽料導入室18と抽残液排
出室24とを連通ずるように、バイブ状の固体[30が
設けられ、その内部が第2の室とされている。また、逆
抽出剤導入室16の下部は、滴下管32によって抽剤室
28の上部と連通されている。また、抽剤室28の下部
は連絡管34によって逆抽出剤排出室26と連通されて
いる。
′ 36及び38は、それぞれ抽剤の導入口及び排出
口である。
口である。
44及び46はそれぞれ抽料の導入口及び排出口であり
、48及び50はそれぞれ逆抽出剤の導入口及び排出口
である。
、48及び50はそれぞれ逆抽出剤の導入口及び排出口
である。
次に上記抽出装置の作動について説明する。
抽出装置1の区画された各室3.4において、千山文I
I I−に譜’1 ri +3aシ1L笛1^官づ気1
(市文醤f官り口内に導入され、その中を上向きに流れ
て抜出口38に至り、装置ケーシング10外に抜き出さ
れる。抜出口38から抜き出された抽剤は、配管42を
通って導入口36へ戻され、連続して循環される。
I I−に譜’1 ri +3aシ1L笛1^官づ気1
(市文醤f官り口内に導入され、その中を上向きに流れ
て抜出口38に至り、装置ケーシング10外に抜き出さ
れる。抜出口38から抜き出された抽剤は、配管42を
通って導入口36へ戻され、連続して循環される。
抽料は、抽料の供給口44から抽料導入室18内に導入
され、次いで固体膜30の内部の第2の室に導入される
。そして、その中を下向きに流れ抽残液排出室24に入
る。抽料は、このパイプ状固体n130内を通る間に、
抽剤室28内の抽剤と固体膜30の管壁面部を介して接
触する。そして、これにより抽出が行われ、抽料中の目
的物質(抽質)が抽剤中に穆行する。
され、次いで固体膜30の内部の第2の室に導入される
。そして、その中を下向きに流れ抽残液排出室24に入
る。抽料は、このパイプ状固体n130内を通る間に、
抽剤室28内の抽剤と固体膜30の管壁面部を介して接
触する。そして、これにより抽出が行われ、抽料中の目
的物質(抽質)が抽剤中に穆行する。
なお、抽出の行われた抽料(抽残液)は抽残液排出室2
4内に入り、次いで抽残液の排出口46から装置ケーシ
ング10外へ排出される。
4内に入り、次いで抽残液の排出口46から装置ケーシ
ング10外へ排出される。
逆抽出剤は供給口48から逆抽出剤導入室16内に導入
され、次いで滴下管32から抽剤室28内に供給される
。本実施例において、逆抽出剤は抽剤よりも大なる比重
を有すると共に、抽剤と溶け合わない性質を有している
ので、滴下管32の下端から抽剤中に送り出されると、
液滴或いは液柱の形(図示の例では液滴)となって抽剤
室28中の抽剤中を降下し、抽剤と直接接触して逆抽出
を行う。この直接接触により、抽剤中の抽質は逆抽出剤
中に効率よく移行する。
され、次いで滴下管32から抽剤室28内に供給される
。本実施例において、逆抽出剤は抽剤よりも大なる比重
を有すると共に、抽剤と溶け合わない性質を有している
ので、滴下管32の下端から抽剤中に送り出されると、
液滴或いは液柱の形(図示の例では液滴)となって抽剤
室28中の抽剤中を降下し、抽剤と直接接触して逆抽出
を行う。この直接接触により、抽剤中の抽質は逆抽出剤
中に効率よく移行する。
この逆抽出を行った逆抽出剤は、連絡管34を通り逆抽
出剤排出室26内に導入され、次いで逆抽出剤排出口5
0から晶析装置等の被抽出物質の回収手段に供給される
。なお、前述のように、逆抽出剤の比重は抽剤よりも大
きいので、抽剤室28中の抽剤が逆抽出剤排出室26に
入り込むことはない。
出剤排出室26内に導入され、次いで逆抽出剤排出口5
0から晶析装置等の被抽出物質の回収手段に供給される
。なお、前述のように、逆抽出剤の比重は抽剤よりも大
きいので、抽剤室28中の抽剤が逆抽出剤排出室26に
入り込むことはない。
回収手段として、例えば第2図に示す晶析手段80に供
給された逆抽出剤は、その内部を上昇し、種晶72を流
動状態にさせる。そして、含有される被抽出物質(抽質
)が種晶72に触れて晶出する。一方、被抽出物質が晶
出して除去された逆抽出剤は、抜出ロアロより抜き出さ
れ、第1図に示す本発明の抽出装置1の逆抽出剤供給口
48に循環される。
給された逆抽出剤は、その内部を上昇し、種晶72を流
動状態にさせる。そして、含有される被抽出物質(抽質
)が種晶72に触れて晶出する。一方、被抽出物質が晶
出して除去された逆抽出剤は、抜出ロアロより抜き出さ
れ、第1図に示す本発明の抽出装置1の逆抽出剤供給口
48に循環される。
このような本発明の抽出装Uにおいて、抽料、抽剤及び
逆抽出剤の供給あるいは抜出は、複数の弁機構付枝管に
分岐された本管の各々の枝管を各室の各々の液の導入口
あるいは排出口に接続して行う。
逆抽出剤の供給あるいは抜出は、複数の弁機構付枝管に
分岐された本管の各々の枝管を各室の各々の液の導入口
あるいは排出口に接続して行う。
即ち、第3図に示す如く、本管6が複数本(図において
は2本)の枝管6a、6bに分岐され、各々の枝管6a
、6bにバルブ8a、8bを有するもの、あるいは、第
4図に示す如く、本管6を分割してバルブ8a〜8bに
て枝管6a〜6dを接続したものなどを用いることがで
きる。
は2本)の枝管6a、6bに分岐され、各々の枝管6a
、6bにバルブ8a、8bを有するもの、あるいは、第
4図に示す如く、本管6を分割してバルブ8a〜8bに
て枝管6a〜6dを接続したものなどを用いることがで
きる。
このような配管を用いて、8液の供給を行うことにより
、運転を停止する区域への供給管のバルブのみを閉とし
、他は開とすることにより、他の区域への液の供給はそ
のまま1!続して行うことかでき、本管内は常に液が流
通状態となるためスケールの発生等を防止することがで
きる。一方、8液の抜出用の配管としては、バルブ付き
のものを用いなくても良いが、膜の破損等で液が混合し
て排出された場合、これが他の区域の排出液と混合する
のを防ぐ上で、供給側と同様、バルブ付きのものを用い
るのが好ましい。
、運転を停止する区域への供給管のバルブのみを閉とし
、他は開とすることにより、他の区域への液の供給はそ
のまま1!続して行うことかでき、本管内は常に液が流
通状態となるためスケールの発生等を防止することがで
きる。一方、8液の抜出用の配管としては、バルブ付き
のものを用いなくても良いが、膜の破損等で液が混合し
て排出された場合、これが他の区域の排出液と混合する
のを防ぐ上で、供給側と同様、バルブ付きのものを用い
るのが好ましい。
供給用配管、抜出用配管としては、特に第4図に示す如
く、1つの本管をバルブで分配した構成のものが、設備
が簡素で、またバルブ操作のみで液の流通、停止を調整
できるので有利である。
く、1つの本管をバルブで分配した構成のものが、設備
が簡素で、またバルブ操作のみで液の流通、停止を調整
できるので有利である。
なお、第1図の例では、抽出装置内を2つに区画して2
区域を設けた例を示したが、この区画された区域数は、
3区域又は4区域以上としても良い。
区域を設けた例を示したが、この区画された区域数は、
3区域又は4区域以上としても良い。
また、上述の説明では、抽料と抽剤とを固体膜を介して
接触させ、抽剤と逆抽出剤とを直接接触させる場合につ
いて説明したが、本発明の装置においては、逆抽出剤と
抽料とを入れ替えて、供給口44より逆抽出剤を導入す
ると共に供給口48より抽料を導入することにより、逆
抽出剤と抽剤とを固体膜を介して接触させ、抽料と抽剤
とを直接接触させるようにしても良い。また、逆抽出剤
1− 枯桐1 +4− *M t−4−4+l 1
.%−4−+ 4.1”Fl 14’ 賭?−Δ1イ位
触させるようにしても良い。
接触させ、抽剤と逆抽出剤とを直接接触させる場合につ
いて説明したが、本発明の装置においては、逆抽出剤と
抽料とを入れ替えて、供給口44より逆抽出剤を導入す
ると共に供給口48より抽料を導入することにより、逆
抽出剤と抽剤とを固体膜を介して接触させ、抽料と抽剤
とを直接接触させるようにしても良い。また、逆抽出剤
1− 枯桐1 +4− *M t−4−4+l 1
.%−4−+ 4.1”Fl 14’ 賭?−Δ1イ位
触させるようにしても良い。
固体膜を介して接触させれば、エマルジョン化が防止さ
れ、一方、固体膜を介さずに接触させる方が抽出速度が
早く、固体膜への結晶付着の可能性がないという利点が
ある。
れ、一方、固体膜を介さずに接触させる方が抽出速度が
早く、固体膜への結晶付着の可能性がないという利点が
ある。
第1図においては、一つの区域に一木のバイブ状固体膜
30を設置した装置を示したが、固体膜は2本以上であ
っても良い。また、滴下管32についても複数本設ける
ことができる。固体膜あるいは滴下管を複数本設置する
ことにより、処理容量を向上させることができる。
30を設置した装置を示したが、固体膜は2本以上であ
っても良い。また、滴下管32についても複数本設ける
ことができる。固体膜あるいは滴下管を複数本設置する
ことにより、処理容量を向上させることができる。
更に、第1図においては、逆抽出剤を抽剤の上昇域中に
液滴又は、液柱の形で下降させる例を示したが、これを
逆に、逆抽出剤を抽剤の下向流中で上昇させるようにし
ても良い。
液滴又は、液柱の形で下降させる例を示したが、これを
逆に、逆抽出剤を抽剤の下向流中で上昇させるようにし
ても良い。
本発明において、固体膜の形態としては、平膜型、チュ
ーブラ−型、ホローファイバー型等、各種のものが用い
られるが、特に管状膜に有効である。
ーブラ−型、ホローファイバー型等、各種のものが用い
られるが、特に管状膜に有効である。
Ii!;l偉瞠は冬項譬のものであれげ亀〈 化1テl
−3’→ぞリテトラフルオロエチレン(以下rPTFE
Jという)、酢酸セルロース、ポリスルホン、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレン、ポリアミド等の半透膜が挙げ
られるが、特にPTFEが好ましい。
−3’→ぞリテトラフルオロエチレン(以下rPTFE
Jという)、酢酸セルロース、ポリスルホン、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレン、ポリアミド等の半透膜が挙げ
られるが、特にPTFEが好ましい。
一般にPTFEはテフロン(商品名)として市販されて
いる。PTFEは耐薬品性、疎水性に優れ、また抽出速
度も極めて高く、固体膜として採用するに好適な性質を
備える。多孔買PTFE膜は、使用する抽剤等によって
、その膜厚、孔径等を選定する。
いる。PTFEは耐薬品性、疎水性に優れ、また抽出速
度も極めて高く、固体膜として採用するに好適な性質を
備える。多孔買PTFE膜は、使用する抽剤等によって
、その膜厚、孔径等を選定する。
なお、PTFE固体膜の抽出速度が速い理由は明らかで
ないが、その網目状構造や極端な疎水性(親油性)によ
り、抽料又は逆抽出剤と抽剤との接触部が孔だけではな
く、膜面全体にわたることとなり、膜内における拡散も
速いためと推定される。
ないが、その網目状構造や極端な疎水性(親油性)によ
り、抽料又は逆抽出剤と抽剤との接触部が孔だけではな
く、膜面全体にわたることとなり、膜内における拡散も
速いためと推定される。
本発明の装置においては、抽剤中を下降又は上昇する液
滴又は液柱が固体膜と接触することがある。しかるに、
抽料及び逆抽出剤が水溶液の場合には、固体膜として極
めて疎水性の強いPTFEを用いることにより、接触を
より確実に防ぐことができる。抽料及び逆抽出剤が有機
溶剤で、抽剤が水溶液である場合には、固体膜としては
親水性の強いものを用いるのが好ましい。
滴又は液柱が固体膜と接触することがある。しかるに、
抽料及び逆抽出剤が水溶液の場合には、固体膜として極
めて疎水性の強いPTFEを用いることにより、接触を
より確実に防ぐことができる。抽料及び逆抽出剤が有機
溶剤で、抽剤が水溶液である場合には、固体膜としては
親水性の強いものを用いるのが好ましい。
[効果]
以上詳述した通り、本発明の抽出装置によれば、膜破損
等の事故が発生した場合、該当する区域のみの運転を停
止、即ち、多液の供給を停止するのみで良く、装置全体
の運転を停止することなく、抽出処理を継続することが
できる。
等の事故が発生した場合、該当する区域のみの運転を停
止、即ち、多液の供給を停止するのみで良く、装置全体
の運転を停止することなく、抽出処理を継続することが
できる。
このため、配管内に液が長時間停滞することによるスケ
ールの付着、蓄積等が防止され、装置の修理等を良好な
作業性のもとに行うことが可能とされる。
ールの付着、蓄積等が防止され、装置の修理等を良好な
作業性のもとに行うことが可能とされる。
第1図は、本発明の実施例に係る抽出装置の構成を示す
図である。第2図は先願に係る抽出装置の構成を示す図
である。第3図及び第4図は、供給用配管の例を示す構
成図である。 1・・・抽出装置、 2・・・仕切板、3.4・
・・区域、 6・・・本管、6a〜6d・・・
枝管、 8a〜8d・・・バルブ、16・・・逆抽出
側導入室、18・・・抽料導入室、26・・・逆抽出剤
排出室、28・・・抽剤室、30・・・固体膜。 代理人 弁理士 重 野 剛 第2図 第3図 第4図
図である。第2図は先願に係る抽出装置の構成を示す図
である。第3図及び第4図は、供給用配管の例を示す構
成図である。 1・・・抽出装置、 2・・・仕切板、3.4・
・・区域、 6・・・本管、6a〜6d・・・
枝管、 8a〜8d・・・バルブ、16・・・逆抽出
側導入室、18・・・抽料導入室、26・・・逆抽出剤
排出室、28・・・抽剤室、30・・・固体膜。 代理人 弁理士 重 野 剛 第2図 第3図 第4図
Claims (4)
- (1)装置容器内を仕切部材によって複数の区域に区画
し、該区画された各々の区域内を固体膜で仕切って少な
くとも2つの室を設け、第1の室を抽剤が充填される抽
出用の室とし、 抽料及び逆抽出剤のいずれか一方の導入手段及び排出手
段を第2の室に設け、 抽料及び逆抽出剤のいずれか他方の導入手段及び排出手
段並びに抽剤の導入手段及び排出手段を第1の室に設け
たことを特徴とする抽出装置。 - (2)固体膜が管状膜であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の抽出装置。 - (3)各区域の抽料の導入手段、逆抽出剤の導入手段及
び抽剤の導入手段には、各々、複数の弁機構付枝管に分
岐された液供給本管の該枝管が接続されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の抽出
装置。 - (4)各区域の抽料の排出手段、逆抽出剤の排出手段及
び抽剤の排出手段には、各々、複数の弁機構付枝管に分
岐された液抜出本管の該枝管が接続されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
1項に記載の抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21246086A JPS6369502A (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21246086A JPS6369502A (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 抽出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6369502A true JPS6369502A (ja) | 1988-03-29 |
Family
ID=16622998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21246086A Pending JPS6369502A (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6369502A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011021831A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Tlv Co Ltd | 気化冷却装置 |
JP2011021832A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Tlv Co Ltd | 気化冷却装置 |
-
1986
- 1986-09-09 JP JP21246086A patent/JPS6369502A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011021831A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Tlv Co Ltd | 気化冷却装置 |
JP2011021832A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Tlv Co Ltd | 気化冷却装置 |
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