JPS6368859A - 電子写真プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真プリンタに係り、特に紙ジヤムの発
生要因を除去することにより信頼性向上を図った電子写
真プリンタに関する。

〔従来の技術〕

従来の電子写真プリンタは、特開昭６０−６３５４９号
公報に記載のように、プリント中の紙ジヤムを処理する
ため、いわゆるクラムシェル構造を採用しており、駆動
源、駆動伝達系が複数の要素に分割して構成されており
、レジスト駆動、感光体駆動、定着器駆動を複雑な歯車
列あるいはチェーン。

ベルト等と歯車列を組合せた構成で行っていた。

また、感光体等の消耗品をクラムシェルを開いて本体側
面部より着脱交換する構成であり、本体゛′使用時の据
付は場所として、本体側面部より消耗品を引き出して着
脱する分だけ本体投影面積分より広い場所を必要とした
。

上記従来技術は−レジスト駆動、感光体駆動。

定着器駆動が複雑な構成であり、回転数の同期化の点で
不十分であるかあるいは高度な部品精度を必要とした。

また、プリント中の紙ジヤムを処理するため、クラムシ
ェル構造を採用しており、そのためレジスト支持軸受、
感光体支持軸受、定着器支持軸受が、上下に分割されて
いる側壁に分散して配置されているので、これら側壁を
含む本体ケーシングの剛性不足のため上記レジスト軸、
感光体軸、定着器支持軸を所定の精度に組立てることが
難しく、軸芯のずれから給送紙糸のスキューおよび紙ジ
ヤムが発生しやすい構造であった。

また、本体ケーシングの剛性不足のため、本体の輸送、
設置場所の移動、クラムシェル開閉操作などにより本体
ケーシングがゆがみ、所定の組立精度が維持できず印写
機能面の劣化が生じやすかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

」１記のように従来の電子写真プリンタは、クラムシェ
ル構造としているため、ケーシングの側壁が上下２分割
され、その剛性が不足し、内蔵機器を所定の組立精度に
保持することが難しく、印字機能が不安定となり、特に
給送紙糸のスキューおよび紙ジヤムが発生しやすかった
。

また、上記側壁が２分割されているため、側壁に軸架さ
れている内蔵機器の駆動機構も分散されており、内蔵機
器間の同期化が十分でなく、また十分な同期化を図るた
めに高度の部品精度を必要とした。

本発明は、本体ケーシングの剛性を大として、該ケーシ
ングにより支持される内蔵機器の組立精度の所定精度に
保持し、これにより給送紙糸のスキューおよび紙ジヤム
の防止ならびに各プロセス系の印字機能の安定化を図り
、本電子プリンタの信頼性を向上させ、さらに前記内蔵
機器の駆動源を含む駆動機構を本体ケーシングの一側壁
外方に集中して該駆動機構をユニット化することにより
、前記内蔵機器間の同期化を容易とし、あわせて本装置
の軽量・ホ形・コンパクト化を図ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

前記問題点を解決するため、感光ドラムを有する感光体
部と、該感光ドラム上の潜像をトナー像とする現像部と
、印刷用紙を一枚毎に分離して給紙する給紙機構部と、
前記感光ドラムの回転に同期して前記給紙機構部より給
紙された印刷用紙を前記トナー像の転写を行う転写部へ
供給するレジスト部と、前記転写部で転写されたトナー
像を前記印刷用紙に定着する定着部とを、底壁を介して
固定したケーシングの一対の対向側壁間に、前記、感光
体部、現像部、給紙機構部、レジスト部および定着部の
それぞれの回転軸を軸架して配置し、前記それぞれの回
転軸の駆動源を含む駆動機構を前記一対の対向側壁の一
方の側壁の外方へ設けるという技術手段を講じている。

〔作用〕

本体ケーシナグの一対の対向側壁をそれぞれ一体構造と
し底壁を介して固定することにより本体ケーシングの剛
性を高めているので、該対向壁間に内蔵機器を軸架する
ことにより、該内蔵機器の組立精度を所定精度に保持す
ることができ、さらに前記内蔵機器の駆動源を含む駆動
機構を本体ケーシングの一側壁外方に集中して配置する
ことにより前記駆動機構のユニット化を可能とする。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１〜５図により説明する。

第４図は電子写真プリンタ］、の外観図で、印刷用紙２
は上面部の給紙トレイ３より給紙され、トナー像を転写
・定着後、前面部のＩｃ紙１〜レイ４より排紙される。

つぎに、電子写真プリンタ１の縦断面図である第３図に
より電子写真プロセスを説明する。電子写真プロセスは
、感光体１０の周囲に、感光体１０を帯電させる帯電器
１１．帯電した感光体１０をレーザ・ビーム、ＬＥＤ等
の露光源１２で露光してできた静電潜像をトナー像とし
て現像する現像器１３．印刷用紙２にトナー像を転写す
る転写器１４．感光体１ｏ上の静電潜像を消去するイレ
ーザ１５．転写板感光体１０上に残留した現像用トナー
を除去するクリーナ１６を配置して行なわれる。印刷用
紙２は、電子写真プリンタ］−の上面部に本体と着脱自
在に配置構成された給紙トレイ３あるいは給紙カセット
に収容され、給紙機構５で一枚ずつ分離・給紙され、レ
ジストローラ６で電子写真プロセスの頭出しと同期して
送紙さく７） れ、感光体１０上のトナー像が転写器１４で転写され、
定着器７で熱定着され、電子写真プリンタ１の前面部で
本体と着脱自在に配置構成された排紙トレイ４へ排紙さ
れる構成である。本構成において、露光源としてレーザ
・ビームを用いており、軽量・コンパクト・低コスト化
のため光学レンズ。

反射鏡のプラスチック化を図っている。プラスチックの
レンズおよび反射鏡は、光学ガラスのレンズおよび反射
鏡に比べて温度膨張係数が１桁大きく寸法安定性に欠け
るため、本体構造の略々中心高さに位置する感光体１０
よりも下方に配置して本体内部の運転時の温度上昇の影
響を受けにくい構成としている。

現像器１３は感光体１０と略々同一高さかこれよりも上
方へ配置し、上面部からのトナー補給をトナーカートリ
ッジ１７を用いて行い、消耗品メンテナンス性を向上さ
せている。

ヒータを内蔵する加熱式の定着器７は略３５０Ｗの発熱
量を持ち、感光体１０と略々同一の高さでこれにより遠
方へ配置して対流伝熱しにくい構成としており、輻射ガ
ード１８により感光体１０への輻射熱伝達を最小化して
いる。また直流電源を含む電源部１９は略７０Ｗの発熱
量を有し、電子写真プロセスのシーケンス動作およびポ
ストとのインターフェイスのための制御基板２０は略６
０Ｗの発熱量を有しており、感光体１０から遠方に配置
することで、感光体１０．現像器１−３に内蔵されるト
ナー等の高温に弱い材料が劣化するのを防止して電子写
真プリンタ１本体の小型化・コンパクト化を実現してい
る。

また、電子写真プリンタ１本体の上面部より給紙し、前
面部より排紙する構成により、送紙通路を短く単純にす
ることで紙ジヤム要因を除去して信頼性向上を図ってい
る。また万−紙シャムが発生した場合でも、電子写真プ
リンタ１本体の上面部前方にあるフロントカバー２１を
一点鎖線の形状位置２１′で示す様に開けるだけで送紙
通路詮メンテナンスできサービス性もよい。さらに、フ
ロントカバー２１を開けると、第１図に示すように感光
体１０の回転軸のクラッチ３６を解放し、感光体１０を
回転中心２２の回りに回動後車面部より着脱でき、感光
体１０の寿命により交換する場合も据付は面積以上の面
積を占有せず、消耗品交換作業性が容易であり、据付面
積も最小にできる。

さらに、本構成により、排紙トレイ４上にプリント面を
下向き（フェイス・ダウン）でプリント類に排紙するの
で、ユーザの印刷用紙２の取扱い性向上も図れる。

また、電子写真プリンタ１本体の上面部で本体と着脱自
在に配置構成された給紙トレイ３あるいは給紙カセット
および前面部で本体と着脱自在に配置構成された排紙ト
レイ４を外すことで、生産輸送時には梱包材の数を減ら
すことができ生産性向上の効果がある。

また、クリーナ１６を感光体１０よりも下部に配置する
ことで、感光体上へ残留した現像用トナーをクリーニン
グする際の本体内部へのトナー飛散を低減している。

つぎに、電子写真プリンタ１の横断面図である第１図、
第２図により本体駆動機構を説明する。

主駆動源であるメインモータ３０は２段の歯車列で減速
され、感光体１０の回転の駆動源３１となり、伝達駆動
要素３６であるクラッチを介して着脱自在な感光体１０
に駆動力を伝達する。また駆動源３１の他端には歯付ベ
ルト車４１が固定され、歯付ベルト４４によって歯付ベ
ルト車４２およびレジストクラッチ４５を介してレジス
トローラ６の駆動源３２に駆動力を伝達する。駆動源３
２には伝達駆動要素３７を経由してレジストローラ６−
が接続されており、ばねクラッチで構成されるし、レス
トクラッチ４５を切・入することにより、歯ノ゛ 付ベルト４４を介して、メインモータ３ｏの動力が伝達
される。歯付ベルト車４３を有する駆動源３３には伝達
駆動要素３８を介して定着器７のヒートローラが接続さ
れており、歯付ベルト４４を介してメインモータ３０の
動力が伝達される構成である。

つぎに、給紙機構５の駆動源３４はピックアップモータ
４６であり、５０．６０Ｈｚ等の商用周波数と同期して
回転し、伝達駆動要素３９を介して給紙機構５へ駆動力
を伝達し、給紙トレイ３上の複数枚の印刷用紙２から１
枚ずつ分離して、レジストローラ６に給紙を行う構成で
ある。

現像器１３の駆動源３５はサブモータ４７の出力軸」二
のピニオンより１段減速されて現像器１３のスリーブ４
Ｂを回転させ、中間歯車を介してスリーブ４８と逆方向
にマグネット軸４９を回転させる構成であり、伝達駆動
要素４０を介してスリーブ４８．マグネット軸４９を分
離できる構成である。また、現像器１３自体はサブモー
タ４７の回転軸を回転中心軸４７ａとして回動し、感光
体ＪＯ上のドラムスペーサ１０　ａによりスリーブ４８
と適正ギャップを得る構成となっている。

以上述べたように、駆動源であるメインモータ３０、ピ
ックアップモータ４６．サブモータ４７を１つの駆動ユ
ニット部５ｏとしてまとめ、駆動ユニット部５０に内蔵
する減速用、逆回転用の歯車列、伝達用の歯付ベルト４
４を介して伝達駆動要素３６，３７，３８，３９，４０
へ駆動力を伝達し、次に感光体１０．レジストローラ６
、定着器７．給紙機構５．現像器１３のスリーブ４８と
マグネット軸４９へ駆動力が伝達される構成であり、駆
動ユニット部５０自体は伝達駆動要素３６゜３７．３８
，３９．４０で駆動系を切り離してユニット化できる構
成となっている。

また、駆動ユニット部５０は、側壁５１と、その側壁５
１の外方に設けた補助側壁５１′を有し、側壁５１の対
向側壁で軸受部を有する側壁５２と底壁６０を介して固
定され本体部を構成しており、この本体部内に感光体１
０．給紙機構５．現像器１３、レジストローラ６、定着
器７を配置している。

感光体１０は着脱自在に配置構成され、感光体の寿命交
換を容易にしている。ここで側壁５２には、感光体１０
を着脱自在に保持するため軸方向へ移動可能なりラッチ
抑圧軸５３ａを内蔵する軸受部５３．レジストローラ６
を保持する軸受部５４、定着器７を保持する軸受部５５
．給紙機構５を保持する軸受部５６．現像器１３の駆動
源であるサブモータ４７の回転中心軸４７ａと同軸で、
現像器１３を保持する軸受部５７が配置構成されており
、駆動ユニット部５０と共に感光体１０゜レジストロー
ラ６、定着器７．給紙機構５．現像器１３の回転中心軸
４７ａを精度よく組立保持する構成となっている。

本楕成により、印刷用紙２の給送紙糸、レジスト系、感
光体１０．定着器７の各々の平行度を高精度で出すこと
ができ、印刷用紙が曲って送行するいわゆるスキュー量
を低減でき、給送紙糸での紙ジヤム要因を除去して信頼
性向上を図ることができる。また、電子写真の各プロセ
ス部品の組立精度を向上でき、印写機能の安定化・各機
器間の作動のバラツキを低減することができる。さらに
駆動機構のユニット化により、組立性・サービス性・生
産性の向上ならびに軽量・小形・コンパクト化を図るこ
とができる。

第５図は、排紙トレイ４を上面部に配置して、排紙方向
を上面部とした実施例を示す。

本実施例の場合本体据付面積を第４図に示す場合よりさ
らに小さくすりことができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、電子写真プリンタ１のケーシングの一
対の対向する側壁を底壁を介して固定してケーシングの
剛性を高めているので、内蔵機器を前記対向する側壁間
に軸架し、かつ前記内蔵機器の駆動部を前記対向する側
壁の一方の側壁の外方側の外方へ集中してユニット化す
ることにより、前記内蔵機器を所定の組立精度に保持で
きるので、印字機能の安定化を図ることができ、特に給
送紙糸では印刷用紙が曲って送行するいわゆるスキュー
量の低減ならびに紙ジヤム要因の低減が可能となり、ま
た、駆動機構のユニット化により軽量・小形・コンパク
ト化を図ることができ、さらに組立性・サービス性・生
産性の向上も可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例を示す横断面図、第
３図は前記実施例の縦断面図、第４図は前記実施例の外
観図、第５図は本発明の他の実施例の外観図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、感光ドラムを有する感光体部と、該感光ドラム上の
   潜像をトナー像とする現像器部と、印刷用紙を一枚毎に
   分離して給紙する給紙機構部と、前記感光ドラムの回転
   と同期して前記給紙機構部より給紙された印刷用紙を前
   記トナー像の転写を行う転写部へ供給するレジスト部と
   、前記転写部で転写されたトナー像を前記印刷用紙に定
   着する定着部とを、底壁を介して固定したケーシングの
   一対の対向側壁間に、前記、感光体部、現像器部、給紙
   機構部、レジスト部および定着部のそれぞれの回転軸を
   軸架して配置し、前記それぞれの回転軸の駆動源を含む
   駆動機構を前記一対の対向側壁の一方の側壁の外方へ設
   けたことを特徴とする電子写真プリンタ。 ２、前記、感光体部、現像器部、給紙機構部、レジスト
   部および定着部のそれぞれの回転軸のうち少なくとも２
   以上を１つの駆動源により駆動することを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の電子写真プリンタ。 ３、前記、感光体部、レジスト部および定着部のそれぞ
   れの回転軸を単一の駆動源で駆動することを特徴とする
   特許請求の範囲第２項記載の電子写真プリンタ。 ４、印刷用紙を電子写真プリンタの上面部後方より供給
   して、該電子写真プリンタ前面より排出し、感光体を前
   記上面部前方より着脱交換可能としたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の電子写真プリンタ。 ５、印刷用紙を電子写真プリンタの上面部後方より供給
   して、該上面部前方より排出し、かつ感光体を該上面部
   前方より着脱交換可能としたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の電子写真プリンタ。