JPS6367885A - 有料テレビジヨン放送におけるステレオ音声信号の送受信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ＣＡＴＶ等における有料テレビジョン放送
システムに関し、特にこのシステムにおけるステレオ音
声信号の送受信システムの改良に関する。

［従来の技術］ 米国やカナダ等では０ＡＴＶによる有料テレビジョン放
送が盛んであり、このような有料テレビジョン放送にお
いても、通常のテレビジョン放送と同様に、音声信号の
ステレオ化が望まれている。

ところで、有利テレビジョン放送では、料金を支払う特
定の予約者〈以下顧客という）にのみ番組が見れるよう
、テレビジョン信号にはスクランブルがかけられて伝送
される。テレビジョン信号にかけるスクランブルの方式
は種々提案されており、特公昭５’８−５１６７８＠公
報に記載の佐伯義文他の提案による方式、Ｋｅｎｎｅｔ
ｈ　　Ｄ、　５ｔｅｐｈｅｎｓ　％の他による米国特許
第４４７１３７９月に記載の方式、Ｂｅｒｎａｒｄ　　
Ｄ、Ｌｏｕｇｈｌｌｎその他による米国特許第３０８１
３７６号に記載の方式、Ｗｉｌｌｉａｍ　　Ｓ、　Ｈ，
Ｃｈｅｕｎａその他による米国特許第４５２７１９５号
に記載の方式等がある。いずれの方式のスクランブルが
採用されているにしろ、有料テレビジョン放送の信号に
はスクランブルがかかっている関係上、通常のテレビジ
ョン放送と同じ方式を用いて音声信号のステレオ化を図
ることはできない。なぜなら、ビデオ信号とステレオ音
声信号とが多重された通常のステレオ放送テレビジョン
信号にスクランブルをかけると、テレビジョン信号の音
声周波数帯域が拡がり、テレビジョン信号は、予め定め
られた１チヤンネルとして許可された一定の帯域内に収
まらなくなるおそれがあるからである。

よって、現在、ＣＡＴＶ等の有料テレビジョン放送にお
ける音声のステレオ化は、テレビジョン信号（ビデオ信
号子モノラル音声信号）とは別にステレオ音声信号を伝
送するという方式がとられており、その−例としてサイ
マルキャスト方式がある。サイマルキャスト方式とは、
テレビジョン信号の搬送波周波数とは別のＦ　Ｍラジオ
放送帯域の搬送波を用いてＦＭ′ａ調されたステレオ音
声信号を伝送し、それを受信することにより音声のステ
レオ化を実現しようとするものである。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、サイマルキャスを一方式では、テレビジョン
放送の各チャンネルごとに、各テレビジョンチャンネル
を受持つ放送局（Ｊ：１．下オペレータという）側Ｃ、
ステレオ音声信号の伝送のために、ＦＭラジオ放送帯域
の空エリアの中の任意の周波数を搬送波に選ぶことがで
きる。そして、番組数の増減時等において、オペレータ
側が、成るテレビジョンチャンネルに対応するステレオ
音声放送の搬送波周波数を変更する必要があり、ステレ
オ音声放送の搬送波周波数の変更は比較的容易に実現で
きるものである必要がある。このため、次の２つの方式
が検討されている。

まず、第１の方式として、顧客の所に備えられた受信機
に、電気的に書換え可能なＥＡＲＯＭを設け、該ＥＡＲ
ＯＭにテレビジョンチャンネルに対応するステレオ音声
放送が伝送されてくる搬送波周波数を知らせるためのデ
ータ（以下周波数データという）を格納しておき、テレ
ビジョンチャンネルの選局時に、ＥＡＲＯＭの周波数デ
ータに基づいてステレオ音声放送受信機のヂューニング
を行なうというものである。この方式では、ＥＡＲＯＭ
の内容を書換えることによって周波数データの変更に対
処することができる。しかしながら。

この方式を採用したシステムでは、オペレータが成るチ
ャンネルのステレオ音声放送の搬送波周波数を変更した
い場合、全顧客の受信ｑのＥＡＲＯＭの周波数データを
書換えねばならず、顧客の受信機１台、１台をｍぎ直す
という大変に手間のかかる作業が必要であり、非現実的
なシステムになる。

次に、第２の方式として検討されているのは、テレビジ
ョン信号のビデオ信号の垂直帰線期間に、そのチャンネ
ルに対応するステレオ音声放送の周波数データを乗せよ
うというものである。この方式では、周波数データを変
更するにはオペレータ側が送信する周波数データを変更
しさえすればよく、作業的には簡単に行なえる。しかし
ながら、この方式は、テレビジョンビデオ信号の垂直帰
線期間に周波数データを乗せること自体にかなりの装置
とｇ２備を必要とし、オペレータ側に対する負担が大き
いという欠点がある。

そこで、この発明は、サイマルキャスト方式によりステ
レオ音声放送を行なう場合に、オペレータ側の負担が少
なく、しかも、周波数データの変更が簡単なステレオ音
声信号の送受信システムを提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、オペレータ側から、ＦＭラジオ放送帯域中
の予め定める周波数の搬送波を用いて、ステレオ音声信
号を送信する搬送波周波数を知らせるデータチャンネル
を送り、顧客側の受信ｄは、該データデヤンネルに基づ
いて、選局されたテレビジョンチャンネルに対応するス
テレオ音声信号の受信動作をするようにしたシステムで
ある。

［作用］ 顧客側の受信機は、オペレータ側から送られてくるデー
タチャンネルに従って、選局されたテレビジョンチャン
ネルに対応するステレオ音声放送を自助的に受信する。

なお、好ましい実施例では、データデヤンネルもステレ
オ音声放送も、共にＦＭラジオ放送帯域の搬送波を用い
て送られているため、上記各信号の受信は同一の受信機
によって可能である。

［実施例］ 第２図は、この発明の一実施例が適用されるＣＡＴＶ放
送システムの一例の概要図である。第２図を参照して、
セントラルステーション１０からのテレビジョンおよび
ＦＭラジオ放送電波１２は、放送衛星１４で中継され、
各地区に存在するオペレータ１６　（１６Ａ、１６８．
１６Ｃ，・・・）で受信される。オペレータ１６で受信
された放送電波１２は周波数変換され、第３図に示す周
波数フォーマットに収まる信号とされる。第３図に示す
ように、５５ＭＨｚ　〜８８Ｍ！（ｚの周波数帯域は■
２チャンネル〜■６チヤンネルのテレビジョン信号が、
８８ＭＨｚ　〜１２０ＭＨｚの周波数帯域はＦＭラジオ
放送帯域として利用されてＦＭラジオ信号が、１２０Ｍ
Ｈｚ　〜４５０Ｍｌ−１ｚの周波数帯域はＡヂせンネル
〜ＹＹチャンネルのテレビジョン信号が、それぞれ、割
当てられる。このフォーマットに割当てられるプレビジ
ョン信号およびＦＭラジオ信号には、上記セントラルス
テーション１０からの放送電波１２に基づく信号に加え
て、オペレータ１６において作成された、オペレータ１
６独自のテレビジョン番組の信号や、ＦＭラジオ番組の
信号や、模）ホする周波数データ伝送のだめのデータチ
ャンネル等も含まれる。

第３図の周波数フォーマットのテレビジョン信号および
Ｆ〜１ラジオ信号は、第２図に示すように、同軸ケーブ
ル等のＣＡＴＶケーブル１８を介して各視聴者の受信１
２０　（２ＯＡ、２０Ｂ、２０Ｇ。

・・・）へ送られる。

第４図は、オペレータ１６と任意の顧客の受信１２０と
の接続構造を示す図で、図ではケーブル１８に通常備え
られてる分岐装置等は省略されている。ここで、オペレ
ータ１６からケーブル１８を介して受信１２０へ送信さ
れる信号は、すべてステレオ音声の有料テレビジョン放
送というわけではなく、テレビジョンチャンネルごとに
特定の番組だけがステレオ音声の有料番組となっている
わけであるが、この実施例の特徴との関係上、以下の説
明では、原則として、送信信号がステレオ音声の有料テ
レビジョン放送であるとして説明をする。

第４図を参照して、まず、受信機２ｏの概略動作を述べ
る。受信機２０には、ＦＭラジオ放送帯域の信号を受信
するためのＦＭ水ボツクス２と、テレビジョン信号を受
信してスクランブルを解除するためのコンバータ２４と
が含まれている。オベレータ１６からケーブル１８を介
して送られてくる信号には、スクランブルがかけられた
テレビジョン信号と、そのテレビジョン信号に対応する
ステレオ音声信号であってＦＭラジオ放送帯域の任意の
周波数の搬送波を用いて送られてくるステレオ音声信号
と、ＦＭラジオ放送帯域の予め定める周波数の搬送波を
用いて送られてくる第１および第２のデータチャ、ンネ
ルとが含まれている。この第１および第２のデータチャ
ンネルは常時伝送されている。今、顧客が成るテレビジ
ョン番組を受信すべく受信機２０を操作すると、コンバ
ータ２４はそのＴＶチューナ部で選局されたチャンネル
のテレビジョン番組を受信し、かつ、そのコンバータ内
のＦＭ信号受信部で第２のデータチャンネルを受信して
スクランブル解除に関するデータを検出し、受信したテ
レビジョンビデオ信号をディスクランブルし、テレビジ
ョン受像機２６へ与える。なお、この場合テレビジョン
受像！！！１２６はたとえば３チヤンネルに合わされて
おり、その状態のときにコンバータ２４からの出力信号
が表示されるようになっている。

コンバータ２４の動作と平行して、ＦＭ水ボツクス２は
、まず、第１のデークチ１ｒンネルを受信して周波数デ
ータを検出し、該周波数データに基づいてステレオ音声
信号を受信するように選別動作をする。そして受信した
テレビジョン信号に対応するステレオ音声信号をスピー
カ２８から出力する。

以上のように、この発明の一実施例にかかる受信１２０
は、オペレータ１６から送られてくるＦＭラジオ放送帯
域の第１および第２の各データチャンネルのデータに基
づいて、それぞれステレオ音声放送の受信周波数及びデ
ィスクランブル動作を検出するわけである。そこで、第
５図に、オペレータ１６から送られる信号のうちのＦ　
Ｍラジオ放送帯域の周波数フォーマットの一例を示す。

第５図に示すように、Ｆ　Ｍラジオ放送帯域には、通常
のラジオ放送のチャンネル１．チャンネル２゜・・・、
チ１７ンネルｎが含まれている。また、この実施例では
、Ｆ　Ｍラジオ放送Ｗ？域の空エリアの中の、予め定め
る周波数帯域がデータチャンネルとされ、また、任意の
空エリアを用いてステレオ音声信号が送られている。デ
ータチャンネルは、周波数データが含まれる第１のデー
タチャンネルと、加入者識別コードおよびスクランブル
データが含まれる第２のデータチャンネルとからなる。

第６図は、第５図に示す第１のデータチャンネル即ら周
波数データの具体的なフォーマットの一例を示す図であ
る。第６図を）照して、１ビツトで構成されたスタート
ビットＳＴから３ピツ１へで構成されたストップビット
ＳＴＰまでのたとえば４３ビツトによって、１テレビジ
ヨンチヤンネルに必要な周波数データが伝送される。よ
って、第５図に示す周波数データには、第６図に示すた
とえば４３ビツトからなる１テレビジヨンチヤンネルの
データがテレビジョンチャンネル分だけ連続してなる１
サイクルのデータ群が含まれている。

第６図において、スタートピッ１〜ＳＴの次の８ビツト
で構成されたチャンネル番号は、以下に続くデータが何
チャンネルのテレビジョン信号に対応するかを表わすも
のである。その次に続く８ビツトで構成されたフラグバ
イトは、その後に続くデータ１〜データ３のいずれを利
用すべきかということを表わすものである。データ１．
データ２およびデータ３は、それぞれ、８ビツト構成に
なっており、データ１には先のチャンネル番号によって
指定されたテレビジョンチャンネルに対応するステレオ
音声信号がＦＭラジオ放送帯域中の何ＭＨｚの搬送波に
よって伝送されているかというデータ、すなわち周波数
データを示すものである。

データ２は先のチャンネル番号で指定されたチャンネル
のテレビジョン信号がバイリンガル放送である場合に、
バイリンガル放送の副音声が伝送されるＦ　Ｍラジオ放
送帯域の周波数を示すものである。データ３は、この実
施例では、特に必要なものではな（、情報は含まれてい
ない。今、チャンネル番号によって指定されるテレビジ
ョンチャンネルを受信する場合には、そのチャンネルの
現在放送中の番組がステレオ放送番組である場合には、
フラグバイトによってデータ１を利用すべき旨が表わさ
れ、また、現在放送中のそのチャンネルの番組がバイリ
ンガル放送の場合であれば、フラグバイトによってデー
タ２を利用すべき旨が表わされる。

なお、この実施例においては、データ１で表わされるス
テレオ音声信号に関する周波数データは必ず必要である
が、バイリンガル放送その他の場合を考慮しないならば
データ２やデータ３は特に必要はないので、場合によっ
てはこれらを省略してもよい。

第１図は、第４図に示す受信機２０の中のＦＭ水ボツク
ス２の具体的な構成例を示す回路ブロック図である。第
１図を参照して、顧客がリモコン送信機３ｏによって所
望のチャンネルの選局操作をすると、リモコン受信機３
２がその信号を受信し、ＣＰＵ３４内与える。ＣＰＵ３
４は、ＲＡＭを内蔵するユニットで、このＦＭ水ボツク
ス２の制御の中枢である。ＣＰｔＪ３４はリモコン受信
機３２からの信号に基づいてＰＬＬ用ＩＣ３６を制御す
る。応じてＰＬＬ用ＩＣ３６はＦＭチューナ３８が第５
図に示す第１のデータチャンネルすなわら第６図に示す
ような一連のデータを受信可能な状態にチューニングし
、また、切換スイッチ４０を接点Δ側に切換える。よっ
て、ケーブル入力端子４２から分枝器４４を介してＦＭ
チューナ３８へ入力される信号のうち周波数データの信
号だけがＦＭチューナ３８によって受信され、該ＦＭチ
ューナ３８において中間周波数（ＩＦ）信号に変換され
てバンドパスフィルタ４６へ出力される。

バンドパスフィルタ４６は中心周波数が上記中間周波数
、すなわち１０．７ＭＨ２の信号だけを通過させるフィ
ルタで、このフィルタ４６によってＦＭチューナ３８か
らの出力のうち不所望の雑＆成分等が除去される。そし
てその出力は切換スイッチ４０を介してＩＦ増幅および
復調器４８へ与えられる。このとき、ＩＦ増幅および復
調器４８は、ＰＬＬ用ＩＣ３６によって１０．７ＭＨｚ
帯で動作するよう切換えられており、ここで僧幅され復
調された周波数データがインターフェイス５０を介して
ＣＰＵ３４へ与えられる。インターフェイス５０は、Ｉ
Ｆ増幅および復調器４８のアナログ出力をディジタル信
号に変換し、ＣＰＵ３４への入力信号としての整合性を
与えるためのものである。ＣＰｔＪ３４はこの入力され
る信号、すなわち第６図に示すような１チャンネル分の
周波数データがテレビジョンチャンネル分だけ連続して
１サイクルを構成するデータ群の中から、リモコン受信
機３２からのチャンネルデータに基づいて現在選局され
ているヂ１！ンネルのデータを判別する。このデータは
、第６図を参照して説明したようなデータであって、当
該チャンネルがステレオ音声放送番組か否かはフラグバ
イトによって判別され、ステレオ音声放送番組の場合は
データ１にステレオ音声信号が何ＭＨ２の搬送波で送ら
れてきているかが表示されている。よって、ＣＰＵ３４
は上記検出したチャンネルデータに基づいて、ＰＬＬ１
１］ＩＣ３６へ再制御信号を与える。応じてＰＬＬ用Ｉ
Ｃ３６はＦＭチューナ３８をＣＰＵ３４が検出したステ
レオ音声信号を受信可能な周波数にチューニングする。

よって、ケーブル入力端子４２から分枝器４４を介して
伝送されてくるＦＭステレオ音声信号は、Ｆ　Ｍチュー
ナ３８、バンドパスフィルタ４６、切換スイッチ４０な
らびにＩＦ増幅およびｖｌｉ調器４８という上記周波数
データを受信した経路と同じ経路によって受信され復調
さる。　上述の場合において、ＩＦ増幅および復調器４
８からインターフェイス５０を介してＣＰＵ３４内ル 周波数データを、必要に応じて、ＣＰＵ３４内に内蔵さ
れているＲＡＭにストアしてもよい。内蔵のＲＡＭへ周
波数データをストアすることにより、その後リモコン送
信機３０が操作され、他のチャンネルが選局された場合
等に、リモコン受信別３２からの信号を受けてＣＰＵ３
４はｉちにＲＡＭ内の対応チャンネルの周波数データを
読出し、ＰＬ　Ｌ　ｆｆＪ　Ｉ　Ｃ３６を介してＦＭチ
ューナ３８を該選局チャンネルに対応するＦ　Ｍステレ
オ音声信号の受信のためにチューニングすることができ
る。よって、顧客の選局操作に応答してＦＭステレオ音
声信号の選局動作をより迅速に行なわせることができる
。

もつとも、ＣＰＵ３４が周波数データをＲＡＭから読出
すか、インターフェイス５０から入力されるリアルタイ
ムの周波数データから検出するかはいずれかでなければ
ならないというものではなく、任意の方を選ぶように動
作させればよい。また、ＣＰＵ３４内のＲＡＭにストア
する周波数データは、周波数データの全部ででなく、一
部だけとしてもよい。

ＦＭヂューナ３８、バンドパスフィルタ４６、切換スイ
ッチ４０ならびにＴＦ増幅および＊＊器４８の経路によ
って受信され復調されたＦＭステレオ音声信号は、ゲイ
ン切換およびミュート回路５２へ与えられる。このゲイ
ン切換およびミュート回路５２は、ＣＰＵ３４内よって
制御される回路で、入力信号の種類に応じて、入力信号
をテレビジョン信号の音声信号に適するゲイン、ＦＭラ
ジオ信号に適するゲインまたはミュート状態に制御する
回路である。ＩＦｊｔ１幅およびｍ調器４８からＦＭス
テレオ音声信号が与えられる場合は、ゲイン切換および
ミュート回路５２はＣＰＵ３４によってＦＭ信号用ゲイ
ン制御回路として動くように切換えられているので、Ｉ
Ｆ増幅および復調器４８の出力信号はここでＦＭ信号に
適した所定のゲインの信号にされ、マルチプレクサ５４
へ与えられる。マルチプレクサ５４は時分割スイッチン
グにより入力信号をステレオ信号に１ｍして出ノｊする
。マルチプレクサ５４から出力されるステレオ音声信号
は、そのままのレベルで録音用出力端子５６から出力さ
れる。また、マルチプレクサ５４の出力は、ＣＰ３４に
よって制御される音ｍコントロールおよびレベル調整器
５８で任意のレベルに制御されて、アンプ出出り端子６
０から出力される。

なお、ゲイン切換およびミュート回路５２は、ＩＦ増幅
および復調器４８から前記周波数データが出力されてい
る場合には、ＣＰＵ３４内ミュート動作するように切換
えられており、ｅ音用出力端子５６およびアンプ用出力
端子６０からｍ調された周波数データがノイズとして出
力されることのないように制御される。

また、音量コントロールおよびレベル調整器５８は、使
用者がリモコン送信機３０に設けられたｆｉｆｆｉ調整
用のキーを調整することにより、その信号をリモコン受
信機３２が受け、ＣＰＵ３４に与えることにより、ＣＰ
Ｕ３４が音量コンｔ〜ロールおよびレベル調整器５８を
対応のレベルになるように制ｆｆ１ｌするものである。

次に、リモコン送信機３０によって選局されたチャンネ
ルの番組がステレオ放送等ではなく、そのチャンネルに
対応する周波数データがない場合の動作について説明す
る。

この場合、まず、リモコン送信は３０によって選局′さ
れたチ１アンネルデータをリモコン受信ｎ３２が受け、
ＣＰＵ３４内タえる。応じてＣＰｔＪ３４はＰＬＬ用Ｉ
Ｃ３６を制御し、ＦＭチューナ３８によって予め定める
栄送波で送られてくる第１のデークチ１−ンネルの受信
を行なわせる。ＦＭチューナ３８で受信された第１のデ
ータチャンネルの周波数データは、バンドパスフィルタ
４６、切換スイッチ４０．ＩＦ増幅および復調器４８な
らびにインターフェイス５０を介してＣＰＵ３４へ与え
られる。ＣＰｔＪ３４はインターフェイス５゜から入力
される周波数データ中に、選局されたチャンネルに対応
する周波数データがない旨判別すると、ＰＬＬ用ＩＣ３
６へ制御信号を与えて切換スイッチ４０を接点Ｂ側へ切
換え、かつ、ゲイン切換およびミュート回路５２をミュ
ート状態からテレビジョン信号用のゲインに適するよう
に切換える。

このとき、コンバータ信号入力端子６２から入力するテ
レビジョン信号は、テレビジョン３チセンネル用のチュ
ーナ６４でチューニングされる。

これは、第４図を参照して説明したように、テレビジョ
ン受像機２６でコンバータ２４の出力を表示するために
は、テレビシロン受像機２６をたとえば３ヂヤンネルに
合わせればよいようになっており、これに合わせてテレ
ビジョン受ＪａＡｍ２６で表示中の映像の音声をＦ　Ｍ
ボックス２２から出力するためには、Ｆ　Ｍボックス２
２にテレビジョン３チヤンネル用のチューナ６４が必要
なためである。テレビジョン３チヤンネル用のチューナ
６４の出力はテレビジョン音声信号のＩＦ周波数である
４、５ＭＨｚのバンドパスフィルタ６６に与えられ、該
バンドパスフィルタ６６で不所望の雑音成分等が除去さ
れる。ぞしてその出力は接点Ｂ側に切換わった切換スイ
ッチ４０を介してＩＦ増幅および復調器４８で増幅復調
される。このとき、ＩＦ増幅および復調器４８はＰＬＬ
用ＩＣ３６によって／１．．５ＭＨ２帯で動作するよう
切換えられており、その増幅復調された信号が、ゲイン
切換およびミュート回路５２で所定のゲインにｉｊＪ　
ｔｉｔされ、マルチプレクサ５４を介して録音用出力端
子５６から出力される。また、音量コントロールおよび
レベル調整器５８を経てアンプ用出力端子６０から出力
される。つまり、この経路によって、テレビジョン受ｅ
ｍ２６（第４図参照）によって表示されているチ１Ｆン
ネルのテレビジョン信号のモノラル音声が再生出力され
る。このように、この実滴例のＦＭ水ボツクス２によれ
ば、受信中のテレビジョン信号がステレオ音声信号放送
でない場合には、テレビジョン信号のモノラル音声信号
を再生出力することができる。

なお、ＣＰＬＪ３４は、バッファ回路６８をル制御し、
受信中のモード、たとえば受信ヂ１７ンネル、ステレオ
音声放送であるか否か、バイリンガル放送であるか否か
等の内容をＬＥＤ表示器７０に表示させる。

第７図は、第４図で説明したコンバータ２４の回路構成
の一例を示すブロック図である。第７図を参照して、顧
客がリモコン送信１３０によって所望のチャンネルの選
局操作をすると、リモコン受信機７２がその信号を受信
し、ＣＰＵ７４へ選局４８号を与える。応じてＣＰＬＪ
７４はテレビジョンチューナ７６を３！！局されたチャ
ンネルを受信するようにチューニングする。よって入力
端子７８から入力される信号（この信号は、ケーブル１
８（第４図参照）からＦＭ水ボツクス２のケーブル入力
端子４２（第１図参照）から分校器４４、出力端子７つ
を介して与えられる。）、すなわち第３図に示すような
信号のうち、選局されたチャンネルのテレビジョン信号
がテレビジョンチューナ７６で受信され、映像信号抽出
回路８０および音声出力端子８２へ与えられる。映像信
号抽出回路８０は、受信されたチャンネルのテレビジ１
ン信号からビデオ信号だけを取出す回路である。一方、
音声出力端子８２へ与えられた信号は、第４図および第
１図に示すＦＭ水ボツクス２のコンバータ信号入力端子
６２へ与えられる。

入力端子７８から入力される信号は、また、ＦＭ信号受
信回路８４へ与えられる。ＦＭ信号受信回路８４は、予
め定める周波数のＦＭラジオ放送信号を受信するように
設置１された回路で、具体的には、第５図に示すＦ　Ｍ
ラジオ放送帯域のうちの第２のデークチ１？ンネルを受
信可能にしている。

よって、この第２のデータチャンネルによって常時送ら
れてくる加入者識別コードおよびスクランブルデータは
、ＦＭ信号受信回路８４で受信され、ＣＰ　ＬＪ　７４
へ常時与えられていることになる。ＣＰＵ７４はこの加
入者識別コードおよびスクランブルデータに基づいて、
このコンバータ２４を所有する８２聴者が顧客か否か、
すなわち現在受信されている番組を予め予約しているか
否かを判別し、コンバータ２４の所持考が顧客である場
合は、ディスクランブル回路８６を能動状態に制り０す
る。

よって、映像信号抽出回路８０から出力されるスクラン
ブルがかけられた映像信号はディスクランブル回路８６
でスクランブルが解除され、映像信号出力端子８８から
出力される。

なお、コンバータ２４は、第７図に示すような回路以外
に各種の回路が存在するが、この発明の要旨とは特に関
係がないので、コンバータ２４についてのこれ以上の詳
細な説明は省略する。

上記実施例の説明では、第４図、第１図および第７図で
述べたように、受信！１２０は別個に構成したＦＭ水ボ
ツクス２およびコンバータ２４を含む構成としたので、
それぞれ個別にリモコン受信機３２およびリモコン受信
様７２が必要であったが、ＦＭ水ボツクス２とコンバー
タ２４とのうち共通に使える回路を共通にし、両茜を融
合させた回路によって受信機２０を構成してもよい。

［発明の効果］ この発明にかかるステレオ音声信号の送受信システムに
よれば、テレビジョン信号とは別にステレオ音声信号が
伝送されている周波数データを常時伝送するようにした
ので、サイマルキャスト方式によるステレオ音声放送を
行なう場合に、オペレータ側が比較的少ない負担でよい
システムとすることができる。しかも、周波数データは
オペレータ側によって簡単に変更できるシステムである
から、サイマルキャスト方式における周波数データの変
更という初期の目的を十分に達成することができる。

さらに、テレビジョン信号とは別に伝送される周波数デ
ータは、特別の受信機ではなく、ＦＭラジオ放送を受信
するための経路と同一の経路によって受信可能であり、
顧客側の装置も廉価に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例において顧客側に必要な
ＦＭ水ボツクスＦＭステレオ受信機）の構成の一例を示
すブロック図である。 第２図は、この発明の一実施例が適用されるＣＡＴＶ放
送システムの一例の概要図である。 第３図は、第２図に示すＣＡＴＶ放送システムにおいて
伝送される信号の周波数フォーマットの一例を示を図で
ある。 第４図は、オペレータ１６と顧客の受信機２０との接続
構造を示す図である。 第５図は、この実施例においてＦＭラジオ放送帯域を用
いて伝送される信号の内容を示す周波数フォーマットの
図である。 第６図は、周波数データ１チヤンネル分の具体的な一例
を示すフォーマット図である。 第７図は、この発明の一実施例の受信機２０に含まれる
コンバータ２４の一例を示す回路ブロック図である。 図において、１６はオペレータ、１日はケーブル、２０
は受信機、２２はＦＭ水ボツクス２４はコンバータ、３
０はリモコン送信ｆｆｉ、３２＋ｔリモコン受信機、３
４はＣＰＬＪ、３８はＦＭチューナ、４ｏは切換スイッ
チ、４８はＩＦ増幅および復調器を示す。 （ばか２名） 第２図 萬３図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）有料テレビジョン放送におけるステレオ音声信号
   の送受信システムであって、 テレビジョン信号として伝送される映像信号および音声
   信号とは別に、そのテレビジョン信号に対応するステレ
   オ音声信号を、そのテレビジョン信号の搬送波とは異な
   る周波数の搬送波によって送信するステレオ音声信号送
   信手段、 ＦＭラジオ放送帯域中の予め定める周波数の搬送波によ
   ってデータチャンネルを送信するデータチャンネル送信
   手段、前記データチャンネルには、少なくとも前記ステ
   レオ音声信号が送信される搬送波周波数に関する周波数
   データが含まれており、前記データチャンネル送信手段
   から送られてくるデータチャンネルを受信するデータチ
   ャンネル受信手段、 前記データチャンネル受信手段の受信したデータ中から
   、選局されたチャンネルのテレビジョン信号に対応する
   前記周波数データを検出するデータ検出手段、および 前記データ検出手段から出力される前記周波数データに
   基づいて、選局されたテレビジョン信号に対応する前記
   ステレオ音声信号を受信できるように同調動作をするス
   テレオ音声信号受信手段、を含むステレオ音声信号の送
   受信システム。
2. （２）前記ステレオ音声信号は、ＦＭラジオ放送帯域中
   の空きエリアの任意の周波数の搬送波によって送信され
   る、特許請求の範囲第１項に記載のステレオ音声信号の
   送受信システム。
3. （３）前記データチャンネル受信手段と前記ステレオ音
   声信号受信手段とは、共通の信号受信および復調回路を
   含んでいる、特許請求の範囲第２項に記載のステレオ音
   声信号の送受信システム。
4. （４）前記データチャンネル受信手段は、受信したデー
   タの少なくとも一部を記憶可能な記憶手段を含む、特許
   請求の範囲第３項に記載のステレオ音声信号の送受信シ
   ステム。
5. （５）前記データ検出手段は、前記データチャンネル受
   信手段がその都度受信するリアルタイムのデータから前
   記周波数データを検出する、特許請求の範囲第３項に記
   載のステレオ音声信号の送受信システム。