JPS636668Y2 - - Google Patents

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JPS636668Y2
JPS636668Y2 JP1569582U JP1569582U JPS636668Y2 JP S636668 Y2 JPS636668 Y2 JP S636668Y2 JP 1569582 U JP1569582 U JP 1569582U JP 1569582 U JP1569582 U JP 1569582U JP S636668 Y2 JPS636668 Y2 JP S636668Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、非分散型赤外線ガス分析計のうち、
測定対象成分が各々所定の分圧で封入された主検
出器と補償検出器とを前方よりこの順に且つ光学
的直列関係に配置し、前記主検出器よりも前方に
は、前記補償検出器によつては補償し得ない一つ
の干渉成分又はそれと同じ吸収を示す成分が封入
されたガスフイルターを設け、試料ガスを透過し
た測定光を受光することによつて出力される前記
両検出器からの信号を合成することにより、測定
対象成分の吸収特性と重複する吸収特性を有する
干渉成分の存在下において試料ガス中の測定対象
成分を測定するようにしたガス分析計に関する。
一般に、主検出器と補償検出器を備えたガス分
析計においては、試料ガス中に含まれる干渉成分
が一成分である場合には、これによる干渉影響を
補償検出器で完全に除去することができるが、干
渉成分が多成分である場合は、補償検出器によつ
て全ての干渉影響を同時に除くことが困難であ
る。
このため、従来より、主検出器の前方に、補償
検出器によつては補償し得ない干渉成分が封入さ
れたガスフイルターを置くことによつて、この干
渉成分による吸収波長の光の強度を低下させると
いつた手法が採られていた。しかし、これによつ
ても、干渉成分が3成分以上である場合には、全
ての干渉影響を除去することはできなかつた。
このため、例えば、自動車の排気ガス中の窒素
酸化物(NOx)を測定する場合のように、主検
出器や補償検出器として高感度のものを用いて、
3成分以上の干渉成分(例えば、H2O,CO2
CO)の存在下において、低濃度の測定対象成分
(例えばNOx)を測定する場合に問題があつた。
即ち、自動車の排気ガス中のNOxを赤外線吸
収法で測定する場合、主な干渉成分としては、
H2O,CO2,COの3成分がある。これらの干渉
成分のうち、H2Oによる影響が最も大きく、こ
のため、従来では、補償検出器にH2Oと同じ吸
収を示すガスを適当な分圧で、封入する一方、主
検出器よりも前方の光路中に、CO2が封入された
ガスフイルターを置いていたが、これによる場合
は、H2OとCO2の干渉を補償できるだけであり、
COによる干渉影響は除去できなかつた。
また、前記光路中に、COの封入されたガスフ
イルターを並置することも考えられるが、これに
よる場合は、CO2とCOの吸収特性が重複してい
るため、CO2のガスフイルターにCO2を余分に封
入したのと同じ結果になり、CO2干渉が増加する
だけでなく両検出器のCO感度を同様に下げるた
め、CO,CO2の両方の干渉影響を同時に補償で
きなかつた。
本考案は、上記の従来欠点に鑑み、簡単な構造
改良によつて、3成分の干渉成分による影響を除
去できるようにした多成分干渉補償機能を有する
ガス分析計を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案を2光路方式の非分散型赤外
線ガス分析計に適用した実施例を示す。図におい
て、1a,1bは光源、2は試料ガスが導入され
るサンプルセル、3は測定波長での吸収がない基
準ガスが封入された比較セル、4は両セル2,3
を通る2光路の光量調節を行なう光量調節バラン
サー、5は2光路の光を交互に断続して変調する
ための光チヨツパーであり、図外のモータにより
回転駆動される。
6は主検出器、7は補償検出器であり、両検出
器6,7は前方からこの順に且つ光学的直列関係
に配置される。
前記主検出器6及び7としては、コンデンサマ
イクロホンを使用したニユーマテイツク型検出器
が用いられている。即ち、前記両セル2,3を透
過した光源1a,1bからの光を受光する隔室
a,b、a′,b′内に、リーク孔8,8′が設けら
れたコンデンサ膜9,9′をコンデンサの一方の
極として張設し、該コンデンサ膜9,9′の対向
位置にコンデンサの他方の極としての固定極1
0,10′を配置し、該固定極10,10′に接続
されたリード線11,11′を増巾器12,1
2′、演算器13及び指示計14に接続してある。
そして、主検出器6の隔室a,bには測定対象成
分が所定の分圧で封入され、補償検出器7の隔室
a′,b′には測定対象成分と干渉成分又はそれと同
じ吸収を示す成分とが各々所定の分圧で封入され
ている。
前記光源1a,1bと前記両セル2,3との間
など、主検出器6よりも前方の光路中の適当な位
置には、前記補償検出器7によつては補償し得な
い一つの干渉成分又はそれと同じ吸収を示す成分
を封入したガスフイルターG1が設置され、主検
出器6と補償検出器7との間の光路中には、前記
補償検出器7及びガスフイルターG1によつては
補償し得ない他の干渉成分又はそれと同じ吸収を
示す成分を封入したガスフイルターG2が設置さ
れている。
例えば、自動車の排気ガス中のNOxを測定す
る場合であれば、主検出器6の隔室a,bに所定
分圧のNOxを封入し、補償検出器7の隔室a′,
b′には所定分圧のNOxと干渉影響が最も大きい
成分であるH2Oと同じ吸収を示す所定分圧の成
分を含むガスを封入する。また、ガスフイルター
G1にはCO2(又はCO)を、ガスフイルターG2
はCO(又はCO2)を夫々封入する。
上記の構成によれば、試料ガスをサンプルセル
2に導入した状態で、光源1a,1bからの光を
両セル2,3に照射すると、試料ガス中の測定対
象成分での吸収により、サンプルセル3を透過す
る測定波長の光の強さが減少し、主検出器6及び
補償検出器7からは、各々が受光した光の強さに
比例した信号が出力され、これらの信号は、増巾
された後、演算器13で合成(減算処理)され、
測定対象成分の濃度として指示計14に表示され
るのである。
この場合、補償検出器7、主検出器6前方のガ
スフイルターG1、主検出器・補償検出器7間の
ガスフイルターG2の3者によつて干渉のバラン
スをとるため、例えば、自動車の排気ガス中の
NOx測定に際し、H2Oによる干渉影響を補償検
出器7で除き、補償検出器7だけでは除去できな
いCO2(又はCO)による干渉影響をガスフイルタ
ーG1で除き、両者7,G1だけでは除去できない
CO(又はCO2)による干渉影響をガスフイルター
G2で除くといつたように、3成分による干渉を
同時に補償でき、3成分の干渉成分の存在下にお
いても、試料ガス中の測定対象成分を精度よく測
定できる。
尚、ガスフイルターG1に封入する干渉成分に
よつては、光源1a,1bにこれを封入して、光
源1a,1bをガスフイルターG1に兼用させる
こともできる。
上記の実施例では、光チヨツパー5によつて変
調する方式のガス分析計を示したが、本考案は、
例えば、特公昭56−48822号公報に記載されてい
る通り、2つのセルに試料ガスと基準ガスとが一
定周期かつ一定量で交互に導入されることによつ
て変調するいわゆるクロスモジユレーシヨン方式
のガス分析計についても同様に実施できる。ま
た、いずれの場合にも、第2図や第3図に示すよ
うに、ガスフイルターG2を主検出器6又は補償
検出器7と一体構造とすることにより、あるい
は、3者6,G2,7を一体構造とすることによ
つて、光路中における余分な空間を可及的に少な
くすることによるコンパクト化と測定精度の向上
とを図り得るものである。
以上の通り、本考案は、冒頭に示した如きガス
分析計において、主検出器と補償検出器との間
に、補償検出器と主検出器前方の干渉成分が封入
されたガスフイルターとによつては補償し得ない
他の干渉成分が封入されたガスフイルターを設け
て、補償検出器、主検出器前方のガスフイルタ
ー、主検出器・補償検出器間のガスフイルターの
3者により干渉のバランスをとるため、3成分に
よる干渉影響を同時に除去でき、3成分の干渉成
分の存在下においても試料ガス中の測定対象成分
を精度よく測定し得るに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は構成説
明図、第2図と第3図は各々別の実施例を示す要
部の構成説明図である。 6……主検出器、7……補償検出器、G1,G2
……ガスフイルター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主検出器と補償検出器とを前方よりこの順に且
    つ光学的直列関係に配置し、前記主検出器よりも
    前方には、前記補償検出器によつては補償し得な
    い一つの干渉成分又はそれと同じ吸収を示す成分
    が封入されたガスフイルターを設け、試料ガスを
    透過した測定光を受光することによつて出力され
    る前記両検出器からの信号を合成することによ
    り、測定対象成分の吸収特性と重複する吸収特性
    を有する干渉成分の存在下において試料ガス中の
    測定対象成分を測定するガス分析計において、前
    記主検出器と前記補償検出器の間に前記補償検出
    器及び前記ガスフイルターによつては補償し得な
    い他の干渉成分又はそれと同じ吸収を示す成分が
    封入されたガスフイルターを設けたことを特徴と
    する多成分干渉補償機能を有するガス分析計。
JP1569582U 1982-02-05 1982-02-05 多成分干渉補償機能を有するガス分析計 Granted JPS58119751U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1569582U JPS58119751U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 多成分干渉補償機能を有するガス分析計

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JP1569582U JPS58119751U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 多成分干渉補償機能を有するガス分析計

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Publication Number Publication Date
JPS58119751U JPS58119751U (ja) 1983-08-15
JPS636668Y2 true JPS636668Y2 (ja) 1988-02-25

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ID=30028098

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JP1569582U Granted JPS58119751U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 多成分干渉補償機能を有するガス分析計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6168172B2 (ja) * 2016-01-29 2017-07-26 株式会社島津製作所 赤外線ガス分析装置

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JPS58119751U (ja) 1983-08-15

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