JPS6366084B2 - - Google Patents

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JPS6366084B2
JPS6366084B2 JP59242212A JP24221284A JPS6366084B2 JP S6366084 B2 JPS6366084 B2 JP S6366084B2 JP 59242212 A JP59242212 A JP 59242212A JP 24221284 A JP24221284 A JP 24221284A JP S6366084 B2 JPS6366084 B2 JP S6366084B2
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JP
Japan
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digital
output line
capacitors
control switches
binary
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JP59242212A
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JPS60120622A (ja
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Esu Katozensutain Henrii
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Brooktree Corp
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Application filed by Brooktree Corp filed Critical Brooktree Corp
Publication of JPS60120622A publication Critical patent/JPS60120622A/ja
Publication of JPS6366084B2 publication Critical patent/JPS6366084B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0617Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence
    • H03M1/0634Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale
    • H03M1/0643Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale in the spatial domain
    • H03M1/0651Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale in the spatial domain by selecting the quantisation value generators in a non-sequential order, e.g. symmetrical
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/74Simultaneous conversion
    • H03M1/76Simultaneous conversion using switching tree

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデジタル形式の信号をアナログ形式の
信号に変換するための装置に関する。より詳細に
述べれば、本発明はこのような変換を瞬時に実行
し、かつ単調な方式に基づき簡単かつ信頼性のあ
る方式で変換を実行する装置に関する。本発明に
よる変換器は集積回路チツプ上に配置するのに特
に適しており、したがつて、最小寸法のチツプ上
で最適数の数字をデジタル値からアナログ値へ変
換することができる。
〔従来の技術〕
アナログ形式の情報を受取る装置にはいろいろ
の形式のものがある。このような装置は、プロセ
ス制御装置、測定装置、通信装置およびその他の
多くの種類の装置を含んでいる。デジタル・コン
ピユータおよびデータ処理装置は、しばしばこの
ような装置からアナログ形式の入力パラメータを
受取り、これらのパラメータをデジタル形式に変
換してコンピユータまたはデータ処理装置の中で
処理を実行する。アナログ情報がデジタル情報に
変換されかつ処理された後、デジタル・コンピユ
ータまたはデータ処理装置からの出力情報は、し
ばしばアナログ形式に変換される。デジタル情報
をアナログ情報に変換することにより、情報がデ
ジタル形式のままであつたならばユーザが適合さ
せることが困難である情報を適合可能にする。
上記の変換のよい例は、音楽の記憶と再生とで
ある。音楽はアナログ形式で形成される。その音
楽は、最近開発されたデータ処理技術によつてデ
ジタル形式に変換され、そしてテープまたはデイ
スクのような媒体に記録される。音楽を再生する
時には、それは再びアナログ形式に変換される。
これは、このアナログ形式が音響変換器を動作さ
せるために必要な形式であり、かつ聴取者が意味
をもつて聞くことができるからである。
デジタル・コンピユータやデータ処理装置は産
業界や事務所で広く用いられるようになつてきて
おり、また家庭にも普及してきているので、アナ
ログ形式とデジタル形式との間で情報を変換する
廉価で簡単でありかつ信頼性の高い装置の必要性
に対する要求がますます高まつている。このよう
な簡単で廉価でありかつ信頼性の高い変換装置を
つくるための努力が、ここ数十年の間かなり熱心
に行なわれてきた。そのような努力にもかかわら
ず、そのような基準に適合する変換装置はまだ現
われていない。
現在用いられている変換装置は、長年にわたり
懸案となつている他の問題点を含んでいる。例え
ば、現在用いられている装置は、もしそれが高価
で複雑でないときは、単調的になりえない。この
「単調的」という用語の意味は、逐次に値が増加
するデジタル情報が逐次に値が増加するアナログ
情報に変換されることであり、デジタル値が逐次
に増加する時変換されたアナログ値が減少するこ
とはないことである。現在用いられている装置
は、また、その装置が高価で複雑でないときは、
比較的大きな微分非線形性と積分非線形性とを持
つている。積分非線形性は、アナログ値とデジタ
ル値の間の変換を広い範囲の値にわたつて行なう
ときに生じるエラーから生まれる。微分非線形性
は、アナログ値とデジタル値の間の変換を比較的
狭い範囲の値にわたつて行なうときに生じるエラ
ーから生まれる。
現在一般に用いられている変換装置はまた大き
な問題点を有する。その問題点は、特定のデジタ
ル値が1デジツトずつ逐次に増加する時に起き
る。例えば、「511」の2進表示が「512」の2進
表示に変換される時、現在用いられている変換器
では問題が生じる。それは、「511」2進表示が
0111111111であり、「512」の2進表示が
1000000000であつて、このように最小桁の数字が
右にあるときに起きる。このように、10進値が
「511」から「512」へ変わる時、おのおのの2進
数字の値が変わる。2進値が0111111111から
1000000000へ変わる時、各数字位置において
「0」の2進値と「1」の2進値との間の変化が
あるので、不連続が起こりうる。これらの不連続
は、変換器を真に単調的ではなくしてしまう。こ
の問題点を解決するために非常に複雑にされた変
換器においても、この問題点はなお存在する。
「Apparatus for Providing a Conversion
Between Digital and Analog Values」の名称
で1982年6月1日に出願され、本発明の譲渡人に
譲渡された係属中の米国特許出願第383544号に
は、アナログ値とデジタル値との間の変換を単調
的に行なう装置が開示されかつクレームされてい
る。この装置は簡単で廉価でありかつ信頼性が高
い。この装置は高い出力レベルで高い精度で動作
することができる。したがつて、この変換装置
は、先行技術による変器は適用できなかつた領域
において、使用することができる。例えば、この
装置はアナログ形式の音声情報をデジタル形式の
情報に変換することができ、また、デジタル形式
情報をアナログ形式の音声情報に戻す変換を行な
うことができる。そして、そのいずれにおいて
も、その装置は変換器および増幅器として働く。
前記の米国特許出願第383544号に開示されかつ
クレームされている装置は、また、ある程度重要
な他の利点を有する。例えば、この装置は、変換
されるべきデジタル値が増大する時、逐次に増大
するアナログ値を供給する。この装置の微分非線
形性と積分非線形性は小さい。この装置は、ま
た、経年変化および温度変化の影響を受けない。
この装置によりまた、アナログ値とデジタル値と
の間の変換を、高い周波数で最小のエラーで、正
確にかつ高い信頼性をもつて行なうことができ
る。この変換器は、また、アナログ値とデジタル
値との間の変換を瞬間的に行なうことができ、ま
たその動作は単調的であり、しかも積分非線形性
と微分非線形性とは小さい。また、この変換器の
構造は非常に簡単であり、かつその動作の信頼性
が高い。
米国特許出願第583544号に開示されかつクレー
ムされている変換器は、アナログ値とデジタル値
との間の変換を行なうための装置を備えている。
この装置は、デジタル値を表わす複数個の信号を
供給する装置を有する。その装置は、また、部分
群あるいは部分集合(sub−set)に分かれた制御
スイツチを備えている。それぞれの部分群内の制
御スイツチの個数は、その部分群内の制御スイツ
チのデジタル桁(有効数字)に直接に関連してい
る。それぞれの部分群内の制御スイツチは対にな
つていて、それぞれの対の中の1つのスイツチが
導電状態にある。個個のデジタル値を表わす信号
が関連した制御スイツチの部分群に供給され、そ
の信号によつて表わされるデジタル値に従つて、
おのおのの対の中の1つの制御スイツチが導通状
態になる。
米国特許出願第583544号に開示されかつクレー
ムされた変換器は、また、複数個の出力装置を備
えているこの出力装置はトランジスタであること
が好ましい。前記制御スイツチは、基本ブロツク
の繰返しによつて形成される繰返しの形態で出力
装置に接続されている。次に、基本ブロツクのお
のおのは、1対の基本部分ブロツクにより形成さ
れている。制御スイツチの部分群は繰返しの形態
で接続され、導電状態の制御スイツチを通る経路
を与える特定のマトリツクスを画定する。出力装
置は導電状態にあるので、制御スイツチは、出力
装置を通り2つの出力線路のうちの1つに電流を
供給するように動作する。デジタル値が逐次に増
加すると、増加する個数の出力装置が出力線路の
うちの特定の1つの接続される。そして、この特
定の出力線路に以前から接続されていた出力装置
は、デジタル値が上記のように逐次増加すると
き、その出力線路に接続されたままに保たれる。
その特定の出力線路に接続された出力装置を通る
電流の累計はアナログ値を指示する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
米国特許出願第583544号の変換器がデジタル形
式のオーデイオ(可聴周波数)情報をアナログ形
式のオーデイオ情報に変換するために用いられる
場合は、通常少なくとも14ビツトの情報、好まし
くは16ビツトの情報が供給されなければならな
い。さらに、この情報は比較的小形の集積回路チ
ツプに供給されることが好ましい。しかしなが
ら、本発明による変換器が得られるまでは、前記
の特性を有する変換器を得ることは、不可能では
ないにしても、困難であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を達成するために、米国
特許出願第583544号の変換器に対する改良を提案
する。本発明による改良された変換器は、マトリ
ツクスを画定するように、米国特許出願第583544
号の変換器の場合と同一の繰返しの形態で接続さ
れた制御スイツチを含む。しかしながら、本発明
による変換器においては、コンデンサが出力装置
として接続されている。
本発明による変換器において、コンデンサを出
力装置として用いることにより、変換器の応答時
間は、米国特許出願第583544号の変換器と比較し
てかなり長くなつている。このことは本発明によ
る変換器がオーデイオ関係の用途に適用された場
合において欠点とはならない。それは、本発明の
変換器の応答時間はオーデイオ情報が毎秒約44キ
ロサイクルの速さでサンプリングされる時のサン
プリング時間間隔よりもなおかなり速いからであ
る。
コンデンサを出力装置として用いることは他の
利点を有する。それは、コンデンサは、集積回路
チツプ上に容易に形成することができるからであ
り、またチツプ上の個々のコンデンサの間におけ
る電気容量値の誤差が最小となるようにコンデン
サを製作することができるからである。例えば、
コンデンサは、0.1%のように低い静電容量値の
偏差でチツプ上に形成することができる。コンデ
ンサがチツプの端部に配置される場合でもこのこ
とは言える。コンデンサを出力装置として用いる
ことは、また、演算増幅器や比較増幅器のような
付加的な段への要求が除去されるので有利であ
る。
コンデンサを出力装置として用いることは、ま
た、他の重要な利点を与える。例えば、コンデン
サは温度に対して安定なことである。さらに、も
し温度が変動した場合でも、すべてのコンデンサ
は実質的に同様な影響を受け、したがつて、変換
器の全体的動作には変化は生じない。コンデンサ
は、また、その中のエネルギ損失が零か、またあ
つたとしても極めて少ないという点で有利であ
る。
〔実施例〕
第1図に示された本発明の実施例は10で全体
的に示されたデジタル・アナログ変換器を有す
る。変換器10は複数個の入力線路12,14お
よび15からデジタル信号を受取る。これらの線
路上の信号は2進形式の情報を表すことが好まし
い。例えば、線路12上の信号は2進値「1」を
表し、そして線路14および線路15上の信号は
それぞれ2進値「21」および「22」を表すことが
できる。例示的な場合として、2進値「1」は高
レベル振幅の信号を表し、そして2進値「0」は
低レベル振幅の信号を表すことができる。3桁の
場合だけが示されているが、任意の桁数を取扱う
ようにすることができる。
第1図の実施例では、線路12はトランジスタ
16,18,20および22のゲートに接続され
る。トランジスタ16,18,20および22は
電界効果トランジスタ、特にMOS電界効果トラ
ンジスタ、で構成することができる、または他の
適当な形の制御トランジスタで構成することがで
きる。具体的に、トランジスタ16および20は
Nチヤンネル電界効果トランジスタで構成される
ことができ、そしてトランジスタ18および22
はPチヤンネル電界効果トランジスタで構成され
ることができる。
同じ様に、線路14はトランジスタ30,3
2,34,36,38,40,42および44の
ゲートに接続される。トランジスタ16,18,
20および22の場合のように、30から44ま
での(偶数番号だけの)トランジスタは電界効果
トランジスタ、または他の適当な形のトランジス
タで構成されることができる。電界効果トランジ
スタが用いられる場合、トランジスタ30,3
4,38および42はNチヤンネル電界効果トラ
ンジスタで構成され、そしてトランジスタ32,
36,40および44はPチヤンネル電界効果ト
ランジスタで構成されることができる。
Nチヤンネル・トランジスタ16,30および
38のドレインは出力線路51に接続され、そし
てPチヤンネル・トランジスタ22,36および
44のドレンは出力線路52に接続される。Pチ
ヤンネル電界効果トランジスタ18のドレインと
Nチヤンネル電界効果トランジスタ20のドレイ
ンは補間線路54に接続される。トランジスタ1
6のソースとトランジスタ18のソースとの共通
接続点と、トランジスタ32のドレインとトラン
ジスタ34のドレインとの共通接続点とが接続さ
れる。同様に、トランジスタ20のソースとトラ
ンジスタ22のソースとの共通接続点と、トラン
ジスタ40のドレインとトランジスタ42のドレ
インとの共通接続点が接続される。
トランジスタ50,53,55,56,58,
60,62,64,66,68,70,72,7
4,76,78および80のゲートは線路15上
の信号を受取る。トランジスタ30および32の
ソース、トランジスタ34および36のソース、
トランジスタ38および40のソース、ならびに
トランジスタ42および44のソースは、それぞ
れ、トランジスタ53および55のドレイン、ト
ランジスタ60および62のドレイン、トランジ
スタ68および70のドレイン、ならびにトラン
ジスタ76および78のドレインに接続される。
トランジスタ50,55,58,62,66,7
0,74および78はNチヤンネル電界効果がト
ランジスタであることができ、そしてトランジス
タ53,56,60,64,68,72,76お
よび80はPチヤンネル電界効果トランジスタで
あることができる。
トランジスタ50および53のソース、トラン
ジスタ55および56のソース、トランジスタ5
8および60のソース、トランジスタ62および
64のソース、トランジスタ66および68のソ
ース、トランジスタ70および72のソース、ト
ランジスタ74および76のソース、ならびに、
トランジスタ78および80のソースは、それぞ
れ、コンデンサ82,86,90,94,98,
102,106および110の第1極板に接続さ
れる。これらのコンデンサの第2極板は、電流源
114に接続される。この定電流源114は一定
の電流を供給するように構成されていることが好
ましい。
コンデンサ82,86,90,94,98,1
02,106および110の静電容量値は、事実
上同じで、比較的小さな値を有する。例えば、こ
れらのコンデンサは、5ピコフアラド程度の静電
容量値を有することができる。
トランジスタ50,58,66および74のド
レインは共通接続され、そしてこの共通接続点は
第1出力線路51に接続される。トランジスタ5
6,64,72および80のソースは共通に接続
され、そしてこの共通接続点は出力線路52に接
続される。
トランジスタ16のようなNチヤンネル電界効
果トランジスタは、相対的に低レベルの電圧を有
しそしてデジタル値「0」を表す信号がそのトラ
ンジスタのベースに入つてきた時、非導電状態に
なる。トランジスタ16のようなNチヤンネル電
界効果トランジスタは、デジタル値「1」を表す
正電圧がそのトランジスタのベースに入つてきた
時、導電状態になる。この場合とは異つて、トラ
ンジスタ18のようなPチヤンネル電界効果トラ
ンジスタは、デジタル値「1」を表す正電圧がそ
のトランジスタのベースに加えられた時、非導電
状態になる。Pチヤンネル電界効果トランジスタ
は、デジタル値「0」を表す負荷電圧がそのトラ
ンジスタのベースに加えられた時、導電状態にな
る。
第1図に示されたそれぞれのトランジスタは対
をつくつていると考えることができる。例えば、
第1図のトランジスタ16および18は対をつく
つていると考えることができる。これらトランジ
スタのうちの1つだけが任意のある時刻において
導電状態にあり、そして他のトランジスタはその
時刻において非導電状態にある。同様に、トラン
ジスタ30および32と、トランジスタ50およ
び53は対をつくつていると考えることができ
る。
スイツチ16,18,20および22は1つの
部分群(サブセツト)を形成するスイツチである
と考えることができ、30から44まで(偶数番
号だけ)のスイツチは第2部分群(サブセツト)
を形成するスイツチであると考えることができ、
そして50から80まで(偶数番号だけ)のスイ
ツチは第3部分群スイツチであると考えることが
できる。これらのスイツチの全体は複合体を構成
すると考えられる。これらの制御用スイツチによ
つて画定されるマトリツクス配列は、各部分群
(サブセツト)内のスイツチの個数は漸次増加す
る重みの数字に従つて増加するので、ピラミツド
の形に配置されると考えることができる。
これらの制御用スイツチは反復形配列により接
続される。このことは、これらのスイツチが基本
ブロツクの繰返しにより接続されていることによ
る。この基本ブロツクはスイツチ16および18
と、スイツチ30,32,34および36とで構
成されると考えることができる。これらのスイツ
チによつて画定される反復形配列は2つの反復形
部分ブロツクに分けられると考えられる。1つの
反復形部分ブロツクはスイツチ16,30および
32によつて与えられ他の1つの反復形部分ブロ
ツクはスイツチ18,34および36によつて与
えられる。制御スイツチによつて画定されるマト
リツクス配列はブロツクと部分ブロツクとの繰返
しにより形成されると考えられるから、制御スイ
ツチは反復形配列により接続されていると考える
ことができる。
第1図からわかるように、制御スイツチ16,
18,20,22および30から44まで(偶数
番号だけ)の制御スイツチ、および50,53,
55及び56から80まで(偶数番号だけ)の制
御スイツチは、互いにかつコンデンサ82,8
6,90,94,98,102,106および1
10に対し、これらの制御スイツチおよびこれら
のコンデンサを接続する導線の交差をできるだけ
少なくするように、マトリツクス配列により接続
される。このことはこのマトリツクス配列の中の
浮遊容量効果をできるだけ小さくするために重要
である。このような浮遊容量の効果は好ましくな
い。それは、このような浮遊容量があると第1図
の装置が動作できる最大周波数に限界が生じる傾
向があるためであり、また、このような浮遊容量
を予測することは全く不可能なためである。
第1図の回路の動作は、具体的な例を考えると
理解できる。例えば、線路12上のデジタル値
「1」と線路14および15上のデジタル値「0」
によつて表されるアナログ値「1」に対し、トラ
ンジスタ16および20は導電状態になり、ま
た、トランジスタ32,36,40および44
と、トランジスタ53,56,60,64,6
8,72,76および80は導電状態になる。こ
のために、コンデンサの放電電流が、電流源11
4と、コンデンサ82と、制御トランジスタ53
と、制御トランジスタ32と、トランジスタ16
とから成る回路を通つて、出力線路51に流れ、
「1」のアナログ値を指示する。同時に、コンデ
ンサの放電電流は、電流源114と、コンデンサ
98と、トランジスタ68と、トランジスタ40
と、トランジスタ20と補間線路54とから成る
回路を通つて流れる。他のすべてのコンデンサを
流れる放電電流は線路52に流入する。出力線路
51上のコンデンサ放電電流だけがデジタル信号
によつて表されるアナログ値を指示するのに有効
であるから、「1」のアナログ値は出力線路51
上の電流によつて指示される。「1」デジタル値
に対する前記のような回路内のコンデンサの放電
が電流を供給すると考えられるので、この電流は
「容量性放電」電流と云われる。
トランジスタ30,34,38および42と、
トランジスタ18および22と、トランジスタ5
3,56,60,64,68,72,76および
80は「2」のアナログ値に対して導電状態にな
る。このときは、コンデンサ82の放電電流は、
トランジスタ53および30を通つて出力線路5
1に流れ、またコンデンサ98の放電電流は、ト
ランジスタ68および38を通つて出力線路51
に流れる。コンデンサ90の放電電流は、電流源
114より、コンデンサ90と、トランジスタ6
0および34と、トランジスタ18とから成る回
路を通つて、補間線路54に流れる。他のすべて
のコンデンサの放電電流は線路52へ流れる。こ
のように、出力線路51は2つの出力素子からコ
ンデンサ放電電流を受取り、それは「2」のアナ
ログ値に対応する。
第1図はまた、電界効果トランジスタ132で
構成されるゲート・スイツチを有する。このトラ
ンジスタの1つの端子、例えば、ソースは、基準
電圧、例えば、アースに接続される。トランジス
タ132の第2端子、例えば、ゲートは、周期的
信号を受取る。例えば、オーデイオ情報が変換さ
れる時、ゲート信号は約44kHzのようなサンプリ
ング速度で供給される。トランジスタ132の第
3電極、例えば、ドレインは、電流源114と、
コンデンサ82,86,90,94,98,10
2,106および110に接続されている。
トランジスタ132は通常は非導電状態にあ
る。トランジスタ132が非導電状態にある時間
内において、第1図の線路12,14および15
上のデジタル信号は、第1図のマトリツクス配列
において、コンデンサ82,86,90,94,
98,102,106および110が充電される
という動作パターンを形成する。これは第1図の
134で示される。これらのコンデンサは静電容
量値が比較的小さいので、これらのコンデンサの
充電は比較的短時間で完了する。このような充電
の完了は第1図の136で示される。
137に示されているようなゲート信号がトラ
ンジスタ132のゲートに周期的に加えられる
時、このトランジスタは導電状態になり、このト
ランジスタのドレインとソースとの間のインピー
ダンスは小さくなり、したがつてこのトランジス
タのドレインとソースとは実効的にアースされ
る。それによりコンデンサ82,86,90,9
4,98,102,106および110は、出力
線路51および52′を通して放電する。この放
電回路のインピーダンスは低いので、この放電は
瞬時に起こる。これらのコンデンサの放電は第1
図の138に示されている。出力線路51を通る
コンデンサ放電電流はこの線路に接続されたコン
デンサの個数を直接に表す値を有する。この放電
の電流の大きさは、線路12,14および15に
加えられた信号のデジタル値をアナログ形式で表
わす。
コンデンサ82,86,90,94,98,1
02,106および110のそれぞれを流れる電
流は比較的低いレベルの値を有する。例えば、電
源114からの電圧が5ボルトで、各コンデンサ
の静電容量値が約5ピコフアラドのとき、各コン
デンサを流れる電流は、数マイクロアンペア程度
の値を有するであろう。例えば、それぞれのコン
デンサを流れる電流は、約5マイクロアンペアと
なるであろう。
第2図は、線路12,14および15上の信号
によつて表わされる異なつたデジタル値の動作の
状態を示す表である。この表に示された最初の3
列は、線路12,14および15上の信号の2進
値をそれぞれ表す。これらの2進値は順番に
「0」と「7」との間のアナログ値に対応する。
例えば、第3行目の「010」はアナログ値「2」
を示し、そして第6行目のデジタル表示「101」
はアナログ値「5」を表す。次の7つの列はコン
デンサの接続の状態を表す。これらの導電状態は
「A」から「H」までの文字で表される。第2図
の「A」から「H」までの文字は、それぞれ、第
1図のコンデンサ110,106,102,9
8,94,90,86および82に対応する。
「A」から「H」までの文字は、それぞれ、第1
図のこれらのコンデンサの傍にも記入されてい
る。
第2図には、対角線140および142が示さ
れている。これらの対角線は「0」から「7」ま
での異なつた値に対し出力線路51に接続される
コンデンサと、このような値に対し出力線路52
に接続されるコンデンサとを表す。対角線140
の左に示されたものは出力線路51に接続される
コンデンサを表し、また、対角線142の右に示
されたものは出力線路52に接続されるコンデン
サを表す。更に、対角線140と対角線142の
間のコンデンサは補間線路54に接続される。
任意のデジタル値に対する対角線140の左側
のコンデンサの数は、最初の3列に示されたデジ
タル値に対応する。例えば、アナログ値「2」に
対応するデジタル値「010」に対しては、コンデ
ンサ「H」および「D」が出力線路51に接続さ
れることにより、出力線路51はアナログ値
「2」を指示する。同様に、アナログ値「5」に
対応するデジタル値「101」に対しては、コンデ
ンサ「H」、「D」、「F」、「B」および「G」が出
力線路51に接続されることにより、出力線路5
1はアナログ値「5」を指示する。
第2図からさらにわかるように、任意のデジタ
ル値に対しそれ以前から出力線路51に接続され
ていたコンデンサは、デジタル値が増加する時、
出力線路51に接続されたままにとどまる。この
ように、デジタル値の出力表示は、カウントの任
意の値に対して単調的である。さらに、異なつた
コンデンサ82,86,90,94,98,10
2,106および110の特性を実質的に一定に
保つことにより、第1図に示された回路は低い微
分非線形特性および低い積分非線形特性をもつ。
同様に、ある値に対しそのときまで出力線路51
に接続されていたコンデンサは、上記の値が増す
とき、この出力線路に接続されたままにとどま
る。
第1図に実際に示された回路では2つの異なる
形のトランジスタが用いられているが、第4図
は、第1図に対応する回路においてただ1つの特
定の形の制御トランジスタだけを用いた配列を示
している。第4図に示された実施例においては、
トランジスタ16および18、またはトランジス
タ20および22のようなトランジスタ対のおの
おのは、トランジスタ150および152のよう
なNチヤンネル電界効果トランジスタによつて与
えられる。トランジスタ150のゲートは、線路
12のような入力線に直接に接続されている。入
力線路12はまた、増幅器154の入力端子に接
続されている。増幅器154の出力端子は反転器
156に接続されている。反転器156の出力は
トランジスタ152のゲートと接続されている。
増幅器154と反転器156とは1つの反転増幅
器であつてもよく、かつそれは単一のパツケージ
の中に配置することができる。
第4図に示された装置において、デジタル値
「1」を表す信号が線路12に加えられた時は、
第1図のトランジスタ16について説明したのと
同様に、トランジスタ150が導電状態になる。
この時、線路12上のデジタル値「1」を表わす
信号は増幅器154および反転器156によつて
反転されてデジタル値「0」になるので、トラン
ジスタ152は非導電状態のままである。デジタ
ル値「0」が線路12に加えられる時は、第1図
のトランジスタ16について説明したのと同様
に、トランジスタ150は非導電状態になる。同
時に、デジタル値「0」は増幅器154および反
転器156によつて反転され、トランジスタ15
2のベースにはデジタル値「1」を表わす信号が
加えられ、したがつて、トランジスタ152は導
電状態になる。
第4図に示された反転器はいくつかの重要な利
点を有する。特に、この反転器が集積回路チツプ
上に形成されるときに利点がある。1つの利点
は、16個の2進ビツトのように多くのビツトに応
答する反転器を、2.5ミリメートル(0.1インチ)
平方のような小さい集積回路チツプの上に容易に
形成することができることである。その理由の1
つは、コンデンサ82,86,90,94,9
8,102,106および110が小さく形成で
きることからきている。さらに、これらのコンデ
ンサは小さいけれども、それらを0.1%の精度で
形成することができる。このさいの誤差は非常に
小さいため、「0」および「1」の2進入力値を
表わす信号に対する各のコンデンサの反応には影
響を与えない。このために、この変換器では、最
低位桁の2進ビツトに対しても正しい表示が確実
にえられる。
第3図は、比較的簡単な方法で、かなり多数の
ビツトのデジタル情報を対応するアナログ信号に
変換するための装置を示す。第3図に示された実
施例においては、第1図のコンデンサ82,8
6,90,94,98,102,106および1
10に対応するコンデンサは、ブロツク200で
示されている。これらの出力素子は、第3図で
は、第1図に示されたマトリツクス配列に対応す
るブロツク202に接続される。このブロツク2
02は、最上位の桁の2進数字を表わす信号を受
取ることができる。図示のように、これらの信号
は第3図に204で示された入力線路に導かれ
る。6本の入力線路が第3図に示されている。こ
れらの入力線路は、第1図の入力線路12,14
および15のような線路に対応する。
第3図のマトリツクス配列202から出力線路
206が出ている。出力線路206は、第1図の
出力線路51に対応する。第3図のマトリツクス
配列202から、また、補間線路208も出てい
る。この補間線路208は、第1図の線路54に
対応する。第3図の補間線路208は、第3図の
中のブロツク200に対応するブロツク210に
接続されている。ブロツク210は、ブロツク2
00が有するような複数個のコンデンサを有す
る。これらのコンデンサは、第3図のマトリツク
ス配列202に対応するマトリツクス配列212
に接続されている。マトリツクス配列212は、
入力線路204に加えられた信号と比べてより低
位の桁の信号を入力線路211より受取る。
マトリツクス配列212から出力線路214が
出ている。この出力線路214は、マトリツクス
配列202からの出力線路206と一緒になる。
出力線路206および214は、図示されていな
い増幅器216に接続される。その増幅器216
からの出力信号は、第3図において、入力線路2
04を通してマトリツクス配列202に加えられ
たデジタル信号と入力線路211を通してマトリ
ツクス配列212に加えられたデジタル信号との
アナログ値を指示する。なお、上記の増幅器21
6のような増幅器は、第3図に示された実施例に
おいて必ず用いなければならないものではない。
マトリツクス配列212から補間線路220が
出ている。この補間線路220は、マトリツクス
配列202から出ている補間線路208に対応す
る。この補間線路220は、ブロツク200およ
び210に対応する別のブロツク(図示されてい
ない)に接続することができる。このように、第
3図に示された連鎖状の構成は、利用者が要求す
る任意の数の順次の段まで拡張することができ
る。そして、デジタル情報がアナログ情報に変換
される精度は、この連鎖の拡張とともに高められ
ることは理解できるであろう。
第3図において、ブロツク200および202
を有する変換器は、前記の第1図の実施例で説明
したのと同じように動作する。さらに、第1図の
補間線路54上をコンデンサ放電電流が流れるの
と同じように、補間線路208上をコンデンサ放
電電流が流れる。このコンデンサ放電電流の大き
さは、第3図のブロツク200内のコンデンサの
個数に比例する。例えば、第1図の線路12,1
4および15のような3個の入力線路上の信号に
ブロツク200および202が応答する時、電圧
源からブロツク200を通つて流れるコンデンサ
放電電流の8分の1(1/8)が第3図の補間線路2
08に導かれる。それから、このコンデンサ放電
電流は、ブロツク200中のコンデンサの中でコ
ンデンサ放電電流が分割されたのと同じようにし
て、ブロツク210の中のコンデンサに分割され
る。
このように、第3図に示された実施例の装置
は、比較的簡単に構成されているにも拘わらず、
多数の桁の変換を行なうことが可能である。その
理由は、第3図におけるように、6個の2進ビツ
トの変換のための3×3の配列の2個のマトリツ
クス配列は、6個の2進ビツトの変換のための単
一のマトリツクス配列によるよりもずつと簡単で
あるためである。
第5図は、第3図に示した装置の変更実施例を
示したものである。第5図に示した実施例におい
ては、250で全体的に示されたコンデンサは、
マトリツクス配列202内の漏洩電流を補償する
ために、ブロツク200とブロツク210との間
に接続されている。この補償は、ブロツク202
内の浮遊容量を通り漏洩電流が流れることによる
ブロツク202に生ずる電流損失をブロツク21
0の中で補充するように、電流源114からコン
デンサ250を通つてブロツク210に電流を流
すことにより行なわれる。
第1図、第3図、第4図および第5図に示され
た実施例において、コンデンサを用いることによ
り、いくつかの重要な利点がえられる。特に、こ
れらの実施例の装置が集積回路チツプ上に形成さ
れる時に上記の利点がえられる。コンデンサがチ
ツプ上に出力素子として形成されるとき、それら
の静電容量値の目標値からの最大偏差は、0.1%
のように小さくすることができる。このことは、
コンデンサがチツプ上の異なつた位置に形成され
る場合でも真である。目標値からの偏差がこのよ
うに小さいため、本発明による変換器は、最小桁
の数字に対しても単調的である。本発明による変
換器はまた最小の微分非線形性と最小の積分非線
形性とを有する。
第1図、第3図、第4図および第5図に示され
た実施例において、出力素子としてコンデンサを
用いることにより、また他の重要な利点がえられ
る。例えば、これらのコンデンサは温度の観点か
らみて、最小のずれを与える。その理由は、温度
が変化した場合はすべてのコンデンサが同じよう
な影響を受けるからである。これらのコンデンサ
はまた、これらのコンデンサを電流が流れるに際
しエネルギの散逸が最小である。このことは、こ
れらのコンデンサを流れる電流が非常に小さいこ
とから特に真である。その結果、コンデンサを出
力素子として用いることにより、本発明の変換器
は全く安定に動作する。
さらに、コンデンサは、トランジスタのような
他の出力素子よりゆつくり応答する傾向があるけ
れども、デジタル・オーデイオ信号を対応するア
ナログ信号に変換するための変換器の中でコンデ
ンサが出力素子として用いられるときは、このこ
とは最優先的に重要なことではない。それは、デ
ジタル・オーデイオ信号に対するサンプリング速
度が約44kHzのように比較的遅いことによる。こ
のようなサンプリング速度では、第3図に示され
かつ説明されたように、コンデンサはそれぞれの
時間間隔内をおいて容易に充電されかつ放電する
ことができる。
第1図、第3図、第4図および第5図に示され
た変換器は、前記の利点に加えて他の利点を有す
る。例えば、マトリツクス配列は、線路12,1
4および15のような入力線路上のデジタル信号
を直接に受取り、更にそれらの信号を処理し、出
力線路51のような出力線路上に、デジタル信号
によつて表されるアナログ値に直接関係した振幅
の電流を生じるように構成される。このように、
この変換器は、簡明な構成を有しながら、なおか
つデジタル値の正確なアナログ表示を与える。
すべての出力素子が容量性であるような構成を
用い、かつデジタル値が逐次に増加するとき第1
図の線路51のような出力線路にコンデンサを逐
次接続することにより、第1図、第3図、第4図
および第5図に示された変換器は確実に単調的動
作を行なう。さらに、これらのコンデンサが高い
精度で製作される時、およびかなりの数のコンデ
ンサが第1図に示されたマトリツクス配列の動作
に応答するとき、この変換器は最小の微分非線形
性と最小の積分非線形性とを与えるように動作す
る。第1図のスイツチ132が導電状態になると
き、コンデンサが第1図の線路51および52の
ような出力線路のいずれか1つに接続されるまで
は、すべてのコンデンサは連続的に充電された状
態にとどまるので、変換器の単調的な動作は一層
確実にされる。
線路51のような出力線路に以前から接続され
ていたコンデンサは、第1図のスイツチ132の
逐次の閉路により表わされる逐次のスイツチング
の時間間隔の間、出力線路に接続されたままにと
どまり、かつデジタル値が逐次増加するとき、追
加のコンデンサが出力線路51に接続されるの
で、「511」のような10進値から「512」のような
10進値へ、または「1023」のような10進値から
「1024」のような10進値へと、変換される数値が
変わるときに不連続性は生じない。このことは、
第1図、第3図、第4図および第5図の変換器が
単調的な動作をすることをさらに確実にする。
第1図、第3図、第4図および第5図に示され
た変換器は、第6図において300で全体的に示
された集積回路チツプ上に取込むことができる。
このことは、第3図に示したマトリツクス配列2
02のような特定のマトリツクスの配列の簡明な
構成を考えるとき特に真である。
チツプ上にこのように変換器を組込むことは、
大規模集積回路(LSI)または超大規模集積回路
(VLSI)の技術によつて実行することができる。
このように、本発明の装置はそれ自身で完備して
いる。さらに、すべてのトランジスタやコンデン
サが同時に形成され、かつチツプは非常に小さい
ので、トランジスタやコンデンサは、それぞれ実
質的に同じ特性を有する。このことは、チツプは
約2.5ミリメートル平方(0.1インチ平方)以下の
表面積を有するので、特に真である。このように
小さいチツプの上に出力素子を同時に形成するこ
とにより、第1図の出力線路51のような出力線
路上の電流は、第1図の線路12,14および1
5のような入力線路上の信号によつて表わされる
デジタル信号をアナログ形式で正確に表示するこ
とを保証する。
実際には、第7図において302で全体的に示
されているように、複数個のモジユールが単一の
チツプ上につくられる。第7図において、これら
のモジユールは304,306、308および3
10で概略的に示されている。これらのモジユー
ルはいずれも、第1図に示された装置と同様なや
り方で構成することができる。このようにして、
モジユール304と306とを組合わせてそれら
2つのモジユールから単一の出力をうることによ
り、より多くの桁数がえられる。例えば、モジユ
ール304からの補間線路がモジユール306に
接続され、したがつて、モジユール304は第3
図の電流分割器200およびスイツチング回路網
202に対応し、そしてモジユール306は第3
図の電流分割器210およびスイツチング回路網
212に対応する。同じような接続をモジユール
308および310についても行なうことがで
き、それにより、アナログ値に変換される桁の数
が増加する。
1つのチツプの上に複数個のモジユールをつく
ることにより、また他の利点がえられる。例え
ば、もし検査の結果、モジユール308に欠陥が
あることがわかつた場合でも、なお、モジユール
304,306および310を組合わせて用いる
ことにより増大した有効桁がえられる。このモジ
ユールは、4モジユールよりはむしろ3モジユー
ルによつて得られる精度のみに関心のある利用者
に販売することができる。この場合には、1つの
モジユールに欠陥があるとき、それは必ずしもチ
ツプ全体が不良品となることを意味せず、デジタ
ル情報をアナログ情報に変換する精度が劣化せざ
るを得ないことのみを示す。
異なるトランジスタを第8図に示されたように
配置することにより、出力線路51上の出力電流
の精度を高めることができる。例えば、トランジ
スタ16,18,20および22は入力線路12
上の2進信号のアナログ値を示すものと考えるこ
とができる。したがつて、これらのトランジスタ
は、チツプ上で間隔をおいた位置に配置される。
同様に、30から44まで(偶数番号だけ)のト
ランジスタは、線路14上の信号の値をアナログ
形式で示すものと考えることができる。したがつ
て、これらのトランジスタは、チツプの上で、互
いにかつトランジスタ16,18,20および2
2に対して間隔をおいた位置に配置される。
各2進ビツトを表わすトランジスタを間隔をお
いた位置に配置することにより、チツプ上の分離
した位置におけるチツプの特性のどのような偏差
も、おのおののトランジスタ群について平均化さ
れ、したがつて、線路51上の出力電流の精度は
増大する。第8図に示された配置はただの1つの
例であり、適当な間隔の配置をもつてトランジス
タを配置することにより、所望の平均化効果をう
ることができる。
上述の第1図、第3図、第4図および第5図に
示された変換器は、デジタル信号をアナログ表示
に変換する。これらの変換器は、アナログ情報を
そのアナログ情報を表わす複数個のデジタル信号
に変換するために、第11図に示されたような装
置において用いることもできる。
第11図に示された実施例においては、アナロ
グ信号が線路340に供給される。このアナログ
信号がデジタル形式に変換されるべき信号であ
る。このアナログ信号は、比較器342により線
路344上のアナログ信号と比較される。線路3
44は、第1図に示された変換器の出力線路51
に対応する。比較器342で比較された結果は、
線路346を通して、マイクロプロセツサ348
のようなデータ処理装置に導かれる。マイクロプ
ロセツサ348は、線路346上の信号によつて
表わされる情報を処理し、第1図に示された変換
器に対応するデジタル・アナログ変換器350の
入力端子に信号を送る。デジタル・アナログ変換
器350に送られた信号により、このデジタル・
アナログ変換器350は、線路344上に、線路
340上のアナログ信号に対応した特性を有する
アナログ信号を出力する。線路344上のアナロ
グ信号の特性が線路340上のアナログ信号の特
性に対応するとき、マイクロプロセツサ348か
ら出る線路358の上の出力信号は、対応するア
ナログ信号への変換を行なうために第1図、第3
図または第4図のアナログ変換器に加えられるデ
ジタル信号を構成する。
第1図のコンデンサ82,86,90,94,
98,102,106および110のようなコン
デンサは、第9図に示されたように形成すること
ができる。第9図に示した実施例では、第1導電
層400が形成され、それが基準板になる。この
基準板は、第1図において電圧源114に接続さ
れたコンデンサ極板と考えることができる。コン
デンサのおのおのの第2極板は、表面400上に
従来の方法でつくられ、また、この表面400内
にはすべてのトランジスタも形成される。このコ
ンデンサのおのおのの第2極板は、第9図に40
4で概略的に示されている。
時には、異なつた静電容量値のコンデンサを得
たい場合がある。それは、第10図に示したよう
なやり方で達成できる。第9図に示した実施例に
おいて、第1の静電容量値のコンデンサが、表面
404の上に406で示した領域を設けることに
よつて形成される。もし2倍の静電容量値を有す
るコンデンサを形成したいときは、第10図に示
すように、おのおのが領域406に対応する面積
を有する2つの領域408および410を設け
る。これらの2つの領域は412に示したように
連結される。このようにして、コンデンサの個個
の静電容量値は、チツプの設計およびレイアウト
に際し集積回路チツプの上で変えることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明の装置によれば、変換器の出力素子とし
てコンデンサを使用することにより、多くのすぐ
れた効果の得られることは、以上詳細に説明した
通りである。上記の既述の本発明装置の利点に加
えて、本発明の装置はいくつかの重要な利点を有
する。本発明の装置は出力素子としてコンデンサ
を使用しているけれども、デジタル値とアナログ
値との間の変換が比較的高い速度で実行される。
それは、おのおのが単純な電流源であるコンデン
サを出力線路に接続することによつて、変換が行
なわれるからである。この変換はまた正確であ
る。それは、出力信号の制御が複数個の制御スイ
ツチの動作によつて行なわれ、これらの制御スイ
ツチは、特定のマトリツクス配列に接続され、こ
のマトリツクス配列に加えられたデジタル信号に
瞬時に応答するからである。この変換は正確でか
つ信頼性が高い。特に、この変換器が集積回路チ
ツプ上に配置されている場合はそうである。それ
は、この場合にはチツプは非常に小さく、そして
チツプはその全表面領域にわたつて事実上均一な
特性を有するからである。例えば、16個の2進ビ
ツトの正確な変換を行なうために、チツプは2.5
ミリミートル平方(0.1インチ平方)以下の表面
積を有することができる。さらに、この変換の精
度は、それぞれの群の中の制御スイツチをチツプ
の全表面領域にわたつて間隔をもつて配置するこ
とにより、高めることができる。
本発明の変換器は、他の重要な利点を有する。
例えば、この変換器は単調的である。この単調的
であることは、逐次に増大する値のデジタル信号
のアナログ形式への変換を、逐次に増加する個数
のコンデンサのような出力装置を特定の線路に接
続することと、同時に、この特定の出力線路にそ
れ以前から接続されていたコンデンサの接続はそ
のまま保持して行なうこととによる。さらに、デ
ジタル情報をアナログ形式に変換するために、コ
ンデンサのような出力素子を特定の出力線路に接
続することにより、微分非線形性および積分非線
形性から生ずるエラーは最小になる。このこと
は、出力素子が精密級コンデンサであるとき、か
つこの変換器の中にかなりの数のコンデンサがあ
るときに真である。
本発明の変換器はまた、他の重要な利点を有す
る。例えば、先行技術におけるようにデジタル信
号を符号化器によつて変更することは必要ではな
く、デジタル信号は直接特定のマトリツクス配列
に供給される。さらに、このマトリツクス配列は
比較的簡明であり、デジタル信号によつて表わさ
れたアナログ値に直接に関係した大きさの電流を
出力線路に導くように働く。この特定のマトリツ
クス配列のさらに利点とされる点は、そのマトリ
ツクス配列の中のスイツチが対として配置されて
いるため、変換されるべきデジタル値のいかんに
拘わらず、マトリツクス配列の中の実質的に同じ
数のスイツチが閉じていることである。実質的に
同じ数のスイツチが閉じたままに維持されるの
で、このマトリツクス配列の動作は平衡してお
り、それは本発明の変換器の単調性と積分線形性
および微分線形性とに寄与している。出力素子が
第1図の線路51または線路52のような出力線
路のいずれの1つに接続されていても、それらの
出力素子はすべて第1図のスイツチ132が閉じ
ている間連続的に導電状態にあるので、上記の平
衡した動作は確実にされる。
本発明の変換器は、さらに他の重要な利点を有
する。例えば、本発明の変換器は非常に小形であ
る。本発明の変換器を従来技術による同程度の精
度と信頼性とをもつた変換器と比べると特に真で
ある。本発明の変換器はまた非常に廉価である。
この廉価であることの理由の1つは、この変換器
は1つのチツプ上につくられることによる。
本発明の変換器は、制御可能な出力電流を有す
るという利点をもつている。この利点は、第1図
の出力線路51のような出力線路に出力される電
力の大きさは、マトリツクス配列の中の各段階に
おける制御スイツチの数の大きさとを変えること
により調整可能であることにより得られる。例え
ば、各段階におけるスイツチの数と、出力素子を
制御するコンデンサの大きさとをそれぞれ2倍に
することにより出力電流を2倍にすることができ
る。本発明の変換器は、制御可能な電流を供給す
る性能を有することにより、変換を行なうと同時
に電流増幅を行なうと考えることができる。この
ことは、音のような可聴情報の変換への応用にお
いて重要である。したがつて、本発明は音のデジ
タル記録および再生に関する最近開発された技術
において特に有用である。
本発明の装置は、精度を高めるために桁を追加
することが容易にできる。その理由の一つは、第
3図に示されたように、本発明装置のモジユール
構成とマトリツクス配列の反復性とによる。第6
図または第7図に示されているように、本発明装
置がチツプ上に配置されるとき特に真である。本
発明装置は、チツプの構成が本質的に均一である
ため、年月を経てもその精度を維持する。かくし
て、チツプ上のすべてのスイツチとコンデンサと
は、実質的に同一の経年変化をする。チツプ上に
いろいろなスイツチを間隔をおいて配置する構成
により、年月を経てもその精度の維持が容易にな
る。
本発明の変換器は、また経年変化に関する前記
の理由と実質的に同じ理由により、温度の影響を
ほとんど受けない。このことは、出力素子がコン
デンサで構成されているときは特にそうである。
このようにチツプに対する温度変化の影響を避け
ることができるのは、チツプの全表面にわたり各
スイツチ群内のスイツチが分布していることによ
り、チツプの温度が局部的に過度に高くなること
を防止するという事実による。
本発明の変換器はまた、ある程度重要な別の利
点を有する。第1図に示された特定のマトリツク
ス配列において、おのおのの数字に対するスイツ
チの幅をその数字の重みに逆比例して変えること
ができる。例えば、第1図のスイツチ16および
18は、スイツチ30,32,34および36よ
り大きい幅を有するようにすることができる。そ
れによりデジタル値とアナログ値との間の変換の
精度を高くすることができる。
本発明は特定の実施例について説明されかつ例
示されたけれども、当業者には明らかなように、
本発明の原理はその他の多くの場合に応用でき
る。したがつて、本発明の技術的範囲は特許請求
の範囲の記載のみによつて定められるべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1つの実施例の変換器の概
略回路図である。この実施例の装置は、電流源と
してのコンデンサを含んでおり、それはデジタ
ル・オーデイオ装置に適用することが好ましい。
第2図は、第1図に示した装置の動作を示す真理
値表である。第3図は、本発明の他の実施例のブ
ロツク線図である。この実施例では、第1図に示
した実施例の装置の複数個が相互接続されてい
る。第4図は、第1図の実施例において用いるこ
とができる他のトランジスタ配置を図解した簡略
化された回路図である。第5図は、本発明の別の
実施例のブロツク線図であり、この実施例は、第
3図に示した実施例を改良した実施例である。第
6図は、第1図に示した変換器をその上に配置す
ることができる集積回路チツプの概略図である。
第7図は、第1図に示したような変換器の複数個
をその上にモジユール形式に配置することができ
る集積回路チツプの概略図である。第8図は、第
1図に示したいろいろなトランジスタを、集積回
路チツプ上に間隔をおいて配置した状態を示す概
略図である。第9図は、電流源として用いられる
コンデンサの、集積回路チツプ上における構造を
図解した概略図である。第10図は、集積回路上
における、異なつた静電容量値を有するコンデン
サの構造を図解した概略図である。第11図は、
第1図に図示の装置を組込んだアナログ・デジタ
ル変換器を示すブロツク線図である。 〔符号の説明〕、12,14,15……入力線
路、16,18,20,22,30,32,3
4,36,38,40,42,44,50,5
3,55,56,58,60,62,64,6
6,68,70,72,74,76,78,80
……制御スイツチ、82,86,90,94,9
8,102,106,110……コンデンサ、5
1,52……出力線路、54……補間線路、13
2……トランジスタ、114……電流源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電流供給手段と、各々が前記電流供給手段に
    接続した第1極板を具備すると共に第2極板を具
    備する複数個のコンデンサと、出力線と、前記複
    数個のコンデンサの前記第2極板及び前記出力線
    の間に配設されており且つ複数個の二進入力信号
    を受け取る複数個の制御スイツチと、を有してお
    り、前記複数個の制御スイツチは各々が異なつた
    数の複数個の組に群別されており、各組に属する
    制御スイツチの全てはその組に対応する桁位置に
    おける単独の二進入力信号によつて表される二進
    数の値に従つて第1動作状態又は第1動作状態と
    は異なる第2動作状態を同時的に取る様に構成さ
    れており、各組における制御スイツチの全てがそ
    の組に対応する単独の二進入力信号のみに応答す
    るものであり、各組における各制御スイツチは共
    通端子と前記共通端子に対し選択的に接続されて
    前記第1動作状態又は第2動作状態を確立する一
    対の第1及び第2端子を有しており、前記複数個
    の組の内の1つの組における各制御スイツチの共
    通端子は前記複数個のコンデンサの前記第2極板
    に夫々接続されており一方その他の組における各
    制御スイツチの共通端子は次の二進桁位置の組に
    おける制御スイツチの第1端子へ接続されると共
    に前記次の二進桁位置の組における別の制御スイ
    ツチの第2端子へも接続されており、各組におけ
    る制御スイツチの第1又は第2端子であつて別の
    組における制御スイツチの共通端子へ接続されて
    いるもの以外は前記出力線へ接続されていること
    を特徴とするデジタル・アナログ変換装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記電流供
    給手段と前記複数個のコンデンサとの接続部へリ
    セツトスイツチが接続されていることを特徴とす
    るデジタル・アナログ変換装置。 3 特許請求の範囲第1項において、前記複数個
    の組は第1組を有しており、前記第1組は前記複
    数個のコンデンサと同数の制御スイツチを有して
    おり、前記第1組の制御スイツチの各々は前記複
    数個のコンデンサの個別の1つに接続されてお
    り、その場合に前記二進入力信号が順次増加又は
    減少する場合に、前記出力線に接続される前記複
    数個のコンデンサの数がそれに応じて順次増加又
    は減少することを特徴とするデジタル・アナログ
    変換装置。 4 特許請求の範囲第2項又は第3項において、
    前記二進入力信号によつてコード化されている二
    進値が順次増加する場合に、前記出力線へそれ迄
    接続されていたコンデンサの前記出力線への接続
    を維持すると共に付加的なコンデンサを前記出力
    線へ接続させる様に前記複数個の制御スイツチが
    前記出力線及び前記複数個のコンデンサへ接続さ
    れることを特徴とするデジタル・アナログ変換装
    置。 5 特許請求の範囲第1項乃至第4項の内のいず
    れか1項において、前記複数個の組の組数は前記
    二進入力信号の数と同じであり、且つ各組は前記
    二進入力信号のデジタル値によつて決定される数
    の制御スイツチを有していることを特徴とするデ
    ジタル・アナログ変換装置。 6 特許請求の範囲第1項乃至第4項の内のいず
    れか1項において、前記第1組は前記二進入力信
    号の最大桁ビツトに対応しており、且つ各組内に
    設けられる制御スイツチの数は前記第1組から前
    記二進入力信号の最小桁ビツトに対応する最後の
    組へかけて減少することを特徴とするデジタル・
    アナログ変換装置。 7 特許請求の範囲第1項乃至第6項の内のいず
    れか1項において、各組内に設けられるべき制御
    スイツチの数は前記第1組から前記最後の組へか
    けて2n(尚、nは正整数で前記二進入力信号にお
    けるビツト位置に対応)に従つて減少することを
    特徴とするデジタル・アナログ変換装置。 8 特許請求の範囲第1項乃至第7項の内のいず
    れか1項において、前記複数個の組の制御スイツ
    チの各々の組は少なくとも1個の第2制御スイツ
    チを有しており、前記第2制御スイツチは、その
    組の制御スイツチの各々が前記第1又は第2状態
    の他方の状態にある場合に、それを介して別の出
    力線への接続を確立することを特徴とするデジタ
    ル・アナログ変換装置。 9 特許請求の範囲第1項乃至第8項の内のいず
    れか1項において、最小数の制御スイツチを有す
    る最後の組を除いて、前記複数個の組の各組の前
    記少なくとも1個の第1制御スイツチの各々は、
    前記組の制御スイツチが前記他方の状態にある場
    合に、隣接する組内の対応する制御スイツチへの
    接続を確立することを特徴とするデジタル・アナ
    ログ変換装置。 10 特許請求の範囲第8項又は第9項におい
    て、前記最後の組を除いて、前記複数個の組の
    各々の前記少なくとも1個の第2制御スイツチの
    各々は、前記一方の状態とされた場合に、隣接す
    る組内の対応する制御スイツチへの接続を確立す
    ることを特徴とするデジタル・アナログ変換装
    置。 11 特許請求の範囲第1項乃至第10項の内の
    いずれか1項において、前記最後の組は、前記一
    方の状態に設定された場合に前記出力線への接続
    を確立し且つ前記他方の状態に設定された場合に
    補間出力線への接続を確立する制御スイツチを有
    することを特徴とするデジタル・アナログ変換装
    置。 12 特許請求の範囲第8項乃至第11項の内の
    いずれか1項において、前記最後の組は2個の制
    御スイツチを有しており、その一方は前記一方の
    状態に設定された場合に前記出力線への接続を確
    立すると共に前記他方の状態に設定された場合に
    補間出力線への接続を確立し、又その他方は前記
    一方の状態に設定された場合に前記補間出力線へ
    の接続を確立すると共に前記他方の状態に設定さ
    れた場合に前記別の出力線への接続を確立するこ
    とを特徴とするデジタル・アナログ変換装置。 13 特許請求の範囲第1項乃至第12項の内の
    いずれか1項において、前記制御スイツチの各々
    は一対のトランジスタから形成されていることを
    特徴とするデジタル・アナログ変換装置。 14 特許請求の範囲第13項において、前記対
    のトランジスタは互いに導電型が反対であること
    を特徴とするデジタル・アナログ変換装置。 15 特許請求の範囲第12項又は第13項にお
    いて、前記対のトランジスタは導電型が同一であ
    り、前記対のトランジスタの一方へは対応する桁
    位置における前記二進入力信号の二進数がそのま
    ま印加され、一方前記対のトランジスタの他方へ
    は前記二進数を反転して印加させることを特徴と
    するデジタル・アナログ変換装置。 16 特許請求の範囲第12項乃至第15項の内
    のいずれか1項において、前記第1状態は前記対
    のトランジスタの一方がオンで他方がオフの状態
    であり、且つ前記第2状態は前記対のトランジス
    タの一方がオフで他方がオンの状態であることを
    特徴とするデジタル・アナログ変換装置。 17 特許請求の範囲第1項乃至第16項の内の
    いずれか1項において、前記制御スイツチの各々
    は前記第1状態に動作すると前記複数個のコンデ
    ンサの個別的な1つのみを介しての電流経路を提
    供することを特徴とするデジタル・アナログ変換
    装置。 18 特許請求の範囲第1項乃至第17項の内の
    いずれか1項において、前記第1状態にある制御
    スイツチの動作パターンに関係無く前記第1状態
    にある制御スイツチの各々を介して実質的に同一
    の電流が流れることを特徴とするデジタル・アナ
    ログ変換装置。 19 特許請求の範囲第11項乃至第18項の内
    のいずれか1項において、最小二進桁の二進信号
    を電流へ変換する為に二進コード化変換器が前記
    補間出力線へ接続されており、且つこの電流は前
    記出力線へ導入されることを特徴とするデジタ
    ル・アナログ変換装置。 20 特許請求の範囲第19項において、最小二
    進桁の二進信号を変換する前記二進コード化変換
    器は特許請求の範囲第1項乃至第18項のいずれ
    か1項に記載される如くに構成されていることを
    特徴とするデジタル・アナログ変換装置。
JP24221284A 1983-11-18 1984-11-16 デジタル・アナログ変換装置 Granted JPS60120622A (ja)

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EP0145335A2 (en) 1985-06-19
EP0145335A3 (en) 1988-01-07
EP0145335B1 (en) 1991-03-27
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