JPS6365911A - 濾過器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水を濾過する濾過器に関するものである。

従来の技術 近年、水中の微細な濁りの成分や一般細菌までも除去可
能な中空糸膜を利用した濾過器が使用されるようになっ
てきた。

以下、この中空糸１漠を用いた従来の濾過器について図
面を参照して説明する。

第３図は従来の濾過器の使用試態での断面図である。第
８図において、３０は濾過器本体（以下本体とする）、
３１は濾材として活性炭を封入した濾過用カートリッジ
である。１は中空糸膜を構成する中空糸である。中空糸
１は内部に空洞が形成されて、その壁面に無数の微孔が
設けられており、Ｕ字状に曲げられて束ねられている。

そして、中空糸１の端部２は合成樹脂により固められ、
中空糸膜容器３の内側に固着されている。中空糸膜容器
３の一端部と蓋４に設けられた環試のリブ５にはねじが
切られており、中空糸１摸容器３は蓋６・１側にねじに
より固定される。

本濾過器による水の濾過は、第３図に示される矢印に沿
って水を通すことにより、行なわれる。

すなわち、給水管３３より給水された原水は活性炭３２
により残留塩素等が除去され、中空糸膜により鉄錆等の
濁りの成分及び一般細菌等が除去されて濾過水吐出管６
より吐出する。

本濾過器を長時間使用すると、活性炭３２及び中空糸膜
のυ８過性能は低下する。活性炭３２の再生は不可能で
あるため破棄することになるが、中空糸ＩＩ々は逆洗す
ることにより再生可能である。

従来は、第４図に示されるよう蓋４と本体３０を切り離
し、更に活性炭３２を封入したカートリッジ３１を中空
糸膜容器３から取り外し、濾過水吐出管６の吐出口６ａ
から中空糸膜に、矢印に示されるよう逆方向に通水する
ことにより行なっていた。そして、中空糸１の外側に付
着した微少な塵等を除去していた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、以上のような構成では逆洗の際に逆方向
に通水する水の中に錆等の微少な塵や一般細菌が含まれ
ていると、これが中空糸膜を構成する中空糸１の濾過水
吐出部１ａに付着したり、あるいは中空糸１の内部に入
り込んで内壁に付着することとなる。特に、中空糸１の
内側に塵等が付着してしまうと、そこは細菌増殖のかっ
こうな場所となり、しかも一旦中空糸１の内側に塵等が
付着してしまうとこれを洗い流すのは困難であった。

また、第３図に示される恭過器では、通常の使用状態に
おいては中空糸膜へは一旦濾適用カートリッジ３１を通
過した水が流れ込むこととなり、ある程度大きな塵はす
でに取り除かれた状態で流れ込む。従って、通常の使用
において中空糸１の外側部に付着したり、外側より中空
糸の微孔に詰まり込む塵はある程度小さな塵ばかりであ
る。ところが、これを第４図に示されるように逆洗する
と、原水中に含まれる大きな塵までも中空糸膜に流れ込
むこととなり、しかも流れ込んだ大きな塵は中空糸１の
内側に進入し、場合によっては中空糸内の空洞部を完全
に塞いでしまうことにもなる。

こうなると、逆洗の際にかえって中空糸膜が詰まってし
まって、逆洗が全く無意味になってしまう。

本発明は、以上の問題点を解決するものであり、たとえ
洗浄用水に塵が含まれていても中空糸の濾過水吐出部及
び中空部に塵の付着及び詰まりを起こすことなく、中空
糸膜を再生することができる濾過器を提供することを目
的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は以上の問題点を解決するため、内部に中空糸の
束を収容した中空糸膜容器の原水流入口部に嵌め込まれ
るキャップを設け、上記キャップに洗浄用水を導いて上
記中空糸に吹き付けるための洗浄用給水管を設け、且つ
上記キャップに洗浄後の水を中空糸膜の外部に排出させ
るための排水管を設けた。

作　　用 以上のように構成したことにより、洗浄用給水管によっ
て洗浄用水が中空糸の束に向けて吹き付けられることと
なり、中空糸表面に付着した塵はその水流によって洗い
流され、排水管より外部へ排出される。

実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図において、１は中空糸膜を構成するための中空糸でそ
の壁面に無数の微孔が設けられている。中空糸１はＵ字
状に曲げられ、ｙｕＩ部２は合成樹脂により固められ、
中空糸膜容器３の内側に固着されている。４は濾過器本
体（図示せず）を塞ぐための蓋であり、蓋４は中空糸膜
容器３を固定する働きも持っている。５は蓋４に突設さ
れた中空糸膜固定部である。環状の中空糸膜固定部５に
はねじが切られており、中空糸膜容器３はこれにねじ込
まれて固定される。また、蓋４は濾過水な吐出させる濾
過水吐出管６を備えている。７は中空糸膜容器３の入口
側にねじ込まれて固定される洗浄用キャップで、水を取
り入れる洗浄用給水管９と洗浄後の水を外部へ排出させ
る排水管１０とを備えている。１１は濾過水吐出管６の
先り、ｖｌに取り付けられ、中空糸膜の洗浄時に濾過水
吐出管６からの水の吐出を塞ぐキャップである。

本実施例における通常の濾過は、第３図に示される従来
例と同様に濾過用カートリッジ３１を取り付け、本体３
０内に収容して第３図に示される矢印に沿って活性炭３
２及び中空糸膜に通水させることにより行なわれる。

次に、中空糸膜を洗浄する手段について説明する。まず
、蓋４を開けて活性炭３２を封入したカートリッジ８１
を取り外す。次に、第１図に示されるように中空糸膜容
器３の入口部８に洗浄用キャップ７を取り付け、更に濾
過水吐出管６の先端をキャップ１１で塞ぐ。この状態で
洗浄用給水管９より原水を給水すると、これが中空糸１
に吹き付けられ、水流により中空糸１の表面に付着した
塵が取り除かれ、排水管１０より排水する。

第２図は本発明の他の実施例であり、第１図に示した実
施例より更に中空糸１の洗浄効果を高めるため、洗浄用
給水管９を中空糸膜容器３の内部まで延長したものであ
る。１２は洗浄用給水管９の先端部であり、その側部及
び端部には噴出孔が複数設けられている。そして、先端
部１２は中空糸１の束の中に挿入されている。この場合
、中空糸１の周囲に強い水流を起こすことができる。

発明の効果 以上のように本発明は、中空糸膜の再生時に洗浄用給水
管と排水管を備えると共に、中空糸膜容器の人口側に接
続可能な洗浄用キャップを取り付けることにより、中空
糸のＪ８過水吐出部及び空洞内壁に塵が付着したり詰ま
りが生じたりすることなく中空糸外側部に付着した塵等
を洗い流すことができ、一旦性能が低下して再生した中
空糸膜であっても新品のものとほぼ同様に衛生的な’Ｊ
ｌｉ過水を十分に供給できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におけるＩＪ３過器の洗
浄時の状態を示す断面図、第２図は本発明の第２の実施
例における濾過器の洗浄時の状態を示す断面図、第３図
は従来の濾過器の通常使用時の断面図、第４図は同濾過
器の逆洗状態を示す断面図である。 １・・・・中空糸　　　３・・・・中空糸ｊ摸容器４・
・・・蓋　　　５・・・・中空糸膜固定部６・・・・濾
過水吐出管　　　７・・・・洗浄用ギヤラフ９・・・・
洗浄用給水管　　　１０・・・・排水管１１・・・・キ
ャップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 側壁に微孔が設けられた中空糸を束ねて容器の中に収容
   することによって構成された中空糸膜フィルタを有し、
   上記中空糸膜フィルタの原水流入口に接続可能なように
   構成され、洗浄用の水を導いて上記中空糸に吹き付ける
   ための洗浄用給水管と、洗浄後の水を上記中空糸膜フィ
   ルタの外部へ排出させる排水管を備えた洗浄用キャップ
   を設けたことを特徴とする濾過器。