JPS6365825A

JPS6365825A - 香水ボトル，宝石類等の陳列ケ−ス

Info

Publication number: JPS6365825A
Application number: JP62146171A
Authority: JP
Inventors: フィリップ　シムキンズ
Original assignee: SUTEIIBUN HIYUUITSUTO
Current assignee: SUTEIIBUN HIYUUITSUTO
Priority date: 1986-06-10
Filing date: 1987-06-10
Publication date: 1988-03-24
Also published as: AU7406687A; AU589095B2; CA1272699A; EP0249217A2; US4684016A; EP0249217A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、香水ボトル、宝石類等を陳列するために用い
る新規な陳列ケースに関するものである。より詳しく説
明すれば、本発明は、互いに枢支された４つの部材を備
え、その４つの部材が互いに相俟って内部にキャビティ
を区画形成するようになっている外枠と、その外枠に回
転自在に取り付けられたトレーとを備えた陳列ケースで
あって、その陳列ケースが閉成された時にトレーが外枠
のキャビティ内に内蔵され、逆に陳列ケースが開成され
た時にトレーが露呈するよう構成されいる陳列ケースに
関するものである。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点香水ボト
ル、宝石類等を収納するための陳列ケースとしては、サ
イズ及び大きさの点で種々様々なものがある（アメリカ
特許第２，１９９，００８号、第２，９３０，１６１号
、第３，４０２゜８０６号、第３，７５０，１９２号、
第３，７８４．０４６号及び第４，３２３．１５３号）
。然しながら、互いに枢支された４つの部材を備え、そ
の４つの部材が互いに相俟って内部にキャビティを区画
形成するようになっている外枠と、その外枠に回転自在
に取り付けられたトレーとを備えた陳列ケースで、その
陳列ケースが閉成された時にトレーが外枠のキャビティ
内に内蔵され、逆に陳列ケースが開成された時にトレー
が露呈するよう構成した如き陳列ケースは、上述の従来
技術においては同等開示されていない。

従って、前記の従来技術は、本発明に係る陳列ケースの
新規な特徴点を何ら開示するものではない。

問題点を解決するための手段本発明は、香水ボトル、宝石類等の陳列ケースに関する
ものである。

本発明の陳列ケースは、この陳列ケースが閉成された時
に、内部に球状のキャビティを区画形成するようになっ
ているタト枠を備えている。その外枠は、枢支された４
つの部材より構成されていて、この各部材が外枠によっ
て区画形成されるキャビティの四分の一を夫々区画する
ようになっている。

外枠の第１及び第２の部材が、陳列ケースカバ一部を構
成し、そのカバ一部を上部に頂いた第３及び第４の部材
が、陳列ケースの基台部を構成している。第１及び第２
の部材は、夫々四分球状の外郭形状を有している。陳列
ケースが閉成して第１の部材と第２の部材とが対接位置
した時に、それら第１の部材及び第２の部材が相俟って
下向き半球状を呈するようになる。上部に第１及び第２
の部材を頂いた第３及び第４の部材は、互いに対称形を
した直方体の外郭形状を有している。陳列ケースが閉成
して第３の部材と第４の部材とが互いに対接位置した時
に、それら第３及び第４の部材が相俟って箱型状基台を
構成するようになっている。従って、閉成された状態で
の陳列ケースは、下向き半球状カバ一部を頂いた箱型状
の外郭形状を呈するようになる。また、陳列ケースが閉
成された時に、第１及び第２の部材と第３及び第４の部
材は、外枠内のキャビティの半分を夫々区画するもので
あることが好ましい。

第１の部材と第２の部材は、二つのヒンジポイント（ｈ
ｉｎｇｅ　ｐｏｉｎｔ）で枢支されている。第１の部材
と第２の部材は、各々四分球状の外郭形状を有している
ので、これら第１の部材と第２の部材は、陳列ケースの
開成位置乃至閉成位置との間で、これらのヒンジポイン
トを支点として９０゛回転できるようになっている。第
３の部材と第４の部材とは、二つのヒンジポイントで枢
支されている。第３の部材と第４の部材は、直方体の外
郭形状を有しているので、同様にこれら第３の部材及び
第４の部材も、陳列ケースの開成位置乃至閉成位置との
間で、これらのヒンジポイントを支点として９０”回転
できるようになフている。

第１の部材は、それが載置されている第４の部材に対し
、第２の部材との接続ヒンジポイントから流れた位置で
枢支されている。このヒンジポイントは、第１の部材と
第２の部材とを接続している各ヒンジポイントから第１
の部材の基部周りの９０゛地点に位置している。同様に
、第２の部材は、それが載置されている第３の部材に対
して、第１の部材との接続ヒンジポイントから離れた位
置で枢支されている。このヒンジポイントは、第１の部
材と第２の部材とを接続している各ヒンジポイントから
第２の部材の基部回りの９０゛地点に位置している。

トレーは、半球形の外郭形状を有し、かつ香水ボトル、
宝石類等を収納するための上向き開口したキャビティを
備えている。このトレーは、第１の部材と第２の部材と
のヒンジポイントに回転自在に取り付けられている。

上述の如く構成した陳列ケースは、閉成された時には、
半球を冠した箱型状の如き外郭形状を呈し、その内側の
球状キャビティ内には、第１の部材と第２の部材との間
のヒンジポイントに回転自在に取り付けられた上向き半
球状トレーが収容乃至隠蔽されている。また、陳列ケー
スが閉成された時には、半球状のトレーは陳列ケースの
基台を構成する第３及び第４の部材によって区画形成さ
れた半球状キャビティの側に位置している。陳列ケース
の４つの部材間を枢支したので、陳列ケースが開成され
た時に、４つの部材の全てが閉成時の位置から９０゛回
転するようになる。そのように回転された時には、第３
及び第４の部材により構成されている基台は、依然とし
て箱型状の外郭形状を呈しているが、これら第３及び第
４の部材によって区画形成された半球状キャビティの部
分は上向き状態から下向き状態へと変化している。

第１の部材と第２の部材とが互いに９０゛回転すると、
これらによって上向き碗状のキャビティが区画形成され
る。上述した如くトレーはヒンジポイントに回転自在に
取り付けられているので、陳列ケースが開成されても、
トレーは第１及び第２の部材によって区画形成された碗
状キャビティ内に依然として位置し、しかもこのトレー
のキャビティは依然として上向きに状態となっている。

本発明は、香水ボトル、宝石類等の陳列ケースを提供す
ることを目的とし、この陳列ケースは、それが閉成され
た時に内部にキャビティを区画形成するところの４つの
外枠部材と、その外枠部材に回転自在に取り付けられて
、陳列ケースが閉成されたときには前記キャビティ内に
隠蔽され、開成されたときには露呈されるようになって
いるトレーとを備えている。

本発明の別の目的は、次の如き構成の香水ボトル、宝石
類等の陳列ケースを提供することにある。この陳列ケー
スは、枢支された４つの部材を有し、かつその４つの部
材が相俟って内部に球状キャビティを区画形成する外枠
と、上向き開口キャビティを備え、しかも前記４つの部
月中の２つを接続しているヒンジポイントの少なくとも
いずれか一方に回転自在に取り付けられた半球状トレー
とを備え、それによって、陳列ケースが閉成された時に
前記トレーが前記キャビティ内でしかも前記外枠の基台
構成部材によって区画形成されたキャビティ部分内に収
容配置され、そして逆に陳列ケースが開成された時に外
枠のカバ一部構成部材がそれらのヒンジポイントを支点
として閉成位１より９０°回転することによってカバ一
部才３成部打て区画形成されたキャビティ内にトレーが
位置するよう構成されている。

本発明のこれらの目的及び他の目的について以下に詳述
する。

発明を実施するだめの最良の形態本発明は、香水ボトル、宝石類等の陳列ケースに関する
ものである。

第１〜４図を参照して、本発明に係る陳列ケースの各構
成要素について説明する。陳列ケース１００は第１図示
の如く、内部に球形のキャビティ１５０を区画形成する
よう構成した外枠１０１を備えている。この外枠１０１
は、枢支された４つの部材１０２，１０４，１０６，１
０８により構成されていて、陳列ケース１００が閉成さ
れた時に、これら各部材１０２，１０４，１０６，１０
８が夫々球状キャビティ１５０の四分の一を区画するよ
うになっている。陳列ケース１００のカバ一部を構成し
ている部材１０２，１０４は、好ましくは夫々四分球状
の外郭形状を有し、しかも互いに対称形となっている。

そして陳列ケース１００が閉成された時に、これらカバ
ー構成部材１０２．１０４が互いに近接して下向と半球
形状を呈するようになる。陳列ケース１００の基台部を
構成している部材１０６，１０８は、好ましくは夫々直
方体の外郭形状を有し、しかも互いに対称形となってい
る。そして、陳列ケース１００が閉成された時に、これ
ら基台構成部材１０６，１０８が互いに近接して箱型状
基台を構成するようになっている。

陳列ケース１００の基台構成部材１０６．１０８上に載
置されているカバー構成部材１０２，１０４は、ヒンジ
ポイント１１２，２００で枢支されている。これらのヒ
ンジポイントで枢支したこと、後述する別のヒンジを取
り付けをしたこと及びカバー構成部材１０２．１０４が
夫々四分球形をしていることから、これらカバー構成部
材１０２．１０４は、陳列ケース１００の開成乃至閉成
位置の間で、互いに対して９０°回転することができる
ようになっている。この目的を達成するために用いられ
るヒンジとしては、各ヒンジポイントの所でカバー構成
部材に対して取り付けられる脚部を備えた熱可塑性帯状
ヒンジを用いるのが好ましい。そのようなヒンジはＲｙ
ｘで薄くしかも耐久性に富んでいて、確実にかなりの程
度まで撓み変形可能なものであるので、ヒンジポイント
１１２．２００の所の各ヒンジは、熱可塑性材料で構成
するのが望ましい。然しながら、ヒンジポイン１−１１
２，２００を支点としたカバー構成部材１０２．１０４
の上述の如ぎ回転運動、かなりの程度の撓み変形あるい
はヒンジ運動を確実に許すものである限り、他のタイプ
のヒンジを用いることもできる。

陳列ケース１００の基台部を構成する部材１０６．１０
８は、ヒンジポイント１１４，２０２の所で互いに枢支
されている。これらのヒンジポイントで枢支したこと、
後述する別のヒンジ取り付けをしたこと及び基台構成部
材１０６，１０８が直方体をしていることから、これら
基台構成部材１０６．１０８は、陳列ケース１００の開
成乃至開成位置の間で、互いに対して９０°回転するこ
とができるようになっている。この目的を達成するため
に用いられるヒンジとしては、上述したのと同様に熱可
塑性帯状ヒンジを用いるのが好ましい。このヒンジは、
ヒンジポイントの所で各基台構成部材に対して取り付け
られる脚部を備えている。そのようなヒンジは軽量で薄
くしかも耐久性に富んでいて、確実にかなりの程度まで
撓み変形可能なものであるので、カバー構成部材１０２
゜１０４に取り付けたものと同様に、ヒンジポイン）−
１１４，２０２の所に配置する各ヒンジは、熱可塑性材
料で構成するのが望ましい。然しながら、基台構成部材
１０６，１０８の互いに対する所望の回転運動、かなり
の程度の撓み変形あるいはヒンジ運動を確実に許すもの
である限り、他のタイプのヒンジな用いることもできる
。

カバー構成部材の一方１０２は、更に基台構成部材の一
方１０８に対しヒンジ１１６を介して枢支され、カバー
構成部材の他方１０４は基台構成部材の他方１０６に対
しヒンジ１５４を介して枢支されている。ヒンジ１１６
，１５４は、カバー構成部材１０２と１０４とを枢支し
ているヒンジポイント１１２．或いは２００からカバー
構成部材１０２，１０４の基部周り１３４，１３２の９
０°地点に夫々配置されている。また、このヒンジ１１
６，１５４は、基台構成部材１０６，１０８を枢支して
いるヒンジポイント１１４，２０２からだれた位置に配
置されている。ヒンジ１１６は、カバー構成部材１０２
に取り付けられる部分と基台構成部材１０８に取り付け
られる部分とを備え、ヒンジ１５４は、カバー構成部材
１０４に取り付けられる部分と基台構成部材１０６に取
り付けられる部分とを夫々備えている。これらヒンジ１
１６，１５４によって枢支された各部材は、それらヒン
ジ１１６，１５４によって、陳列ケース１００の開成乃
至閉成位置の間で、互いに対して９０゛回転することが
できるようになっている。これらヒンジは、平らな熱可
菫性材料で構成するのが好ましい。すなわち、そのよう
なヒンジは軽量で薄くしかも耐久性に富んでいて、確実
にかなりの程度まで撓み変形可能なものであるので、熱
可望性材料でヒンジ１１６，１５４を構成するのが望ま
しい。然しなから、所望のヒンジ機能を発揮することが
できるものである限り他のタイプのヒンジを用いること
もできる。

参照符号１５２は、半球形の外郭形状を持ったトレーを
示し、このトレー１５２には上側が開口したキャビティ
１５３が形成されている。トレー１５２は、外枠１０１
のキャビティ１５０内に配置され、そのキャビティ空間
をトレー１５２のために最大限に利用することができる
ようにするべく、このトレー１５２は半球状の外郭形状
を持っていることが望ましく、このトレー１５２のキャ
ビティ１５３内に香水ボトル、宝石類等が収容配置され
るようになっている。トレー１５２をヒンジポイント１
１２，２００に回転自在に連結した回転ポイント（ｒｏ
ｔａｔｉｏｎ　ｐｏｉｎｔ）部より下側のトレー１５２
の半球状部の大きさは、陳列ケースが開成された時にカ
バー構成部材１０２，１０４の対接によって区画形成さ
れる半球状キャビティよりも小さく、また陳列ケースが
閉成された時に基台構成部材１０６，１０８の対接によ
って区画形成される半球状キャビティよりも小さくなる
よう構成されている。

トレー１５２は、カバー構成部材１０２，１０４を枢支
しているヒンジポイント１１２，２００の所で、夫々回
転軸２５２．２５０によって外枠１０１に対して回転自
在に取り付けられている。

トレー１５２を回転＄ｔｈ２５２，２５０によってヒン
ジポイント１１２，２００に回転自在に取り付けること
によって、トレー１５２はその回転軸を中心にして自由
に回転することができ、トレー１５２のキャビティ１５
３は、陳列ケース１００の開閉成状態において、常に上
向き状態となっている。この回転軸２５２，２５０は、
トレー１５２の上部縁より外側方向に延ばして、ヒンジ
ポイン）−１１２，２００の個所でのヒンジに対して夫
々回転自在に位置させるよう構成することができ、或い
はヒンジポイント１１２，２００の個所でのヒンジより
内側方間に延ばして、トレー１５２の上部縁に回転自在
に位置させるよう構成することもできる。トレー１５２
を回転自在に取り付ける方法として、二つの方法につい
て説明したが、別の方法でトレー１５２を外枠１０１に
対して回転自在に取り付けたとしても、本発明の技術的
範囲を同等逸脱するものでないことは明らかである。

本発明に係る陳列ケース１００の第１〜４図示の好まし
い具体例においては、カバー構成部材１０２．１０４に
ついて夫々四分球形の外郭形状を有し、互いに枢支され
て、半球状のカバ一部を構成するものとして説明した。

他方、基台構成部材１０６．１０８については、夫々直
方体の外郭形状を有し、互いに枢支されて、箱型状基台
部を構成するものとして説明した。従って、陳列ケース
１００が閉成された時に、枢支された各部材１０２．１
０４，１０６，１０８によって、ドーム状のカバ一部を
頂いた箱型状基台としての陳列ケース１００の好ましい
外郭形状が形成されるようになっている。また、陳列ケ
ース１００が閉成されたときに、各部材１０２，１０４
，１０６，１０８が相俟って、外枠１０１の球状キャビ
ティ１５０を区画形成し、しかもカバー構成部材１０２
゜１０４のヒンジポイント１１２，２００に回転自在に
取り付けた半球形のトレー１５２が、上述した如く区画
形成された外枠１０１の球状キャビティ１５０内に配置
されるようになっている。陳列ケース１００．外枠１０
１を構成する各部材１０２．１０４，１０６，１０８は
、上述したのと異なった形状を有するものに形成するこ
とができ、そうしたとしても本発明の技術的範囲を何等
逸脱するものでないことは明らかである。また、陳列ケ
ース１００の閉成時に、外枠１０１内に区画形成される
キャビティ１５０についても、上述したのと異なった形
状を呈するよう構成することもでき、そうしたとしても
本発明の技術的範囲を何等逸脱するものでないことば此
亦明らかなところである。例えば、立法体、楕円形ある
いは管状等のキャビティ１５０を区画形成するよう構成
することもできる。然し、これらの形状は、本発明の技
術的範囲内にあるキャビティ１５０の形状として可能な
限り考えられるもののほん）一部にすぎない。同様に、
トレー１５２についても、上述したのと異なった外郭形
状を有するものとして構成することができ、そうしたと
しても本発明の技術的範囲を何等逸脱するものではない
。この点で、トレー１５２に唯一の限定を付けるとする
ならば、トレー１５２は陳列ケース１００が閉成された
時に陳列ケース１００の外枠１０１内にうまく収容され
るもの、更に陳列ケース１００が開成された時に（第５
．６図参照）カバ一部材１０２．１０４によって区画形
成されるキャビティ内にもうまく収容されるものでなけ
ればならないことである。このことは、トレー１５２の
外郭形状をキャビティ１５０の如何なる形状とも全く異
なるものとして形成することができることを息味してい
る。従って、陳列ケース１００が閉成された時に、カバ
ー構成部材１０２．１０４と基台構成部材１０６，１０
８とが相俟って区画形成されるところのキャビティ１５
０における回転軸２５０゜２５２より上方及び下方の大
きさと比較して、トレー１５２は小さめに形成され、ま
た、陳列ケース１００が開成された時に、カバー構成部
材１０２．１０４によって区画形成されるキャビティの
犬ぎさと比較しても、回転軸２５０，２５２より下方の
トレー１５２は小さめに形成されている。

第１．４．５及び６図を参照して、陳列ケース１００の
開閉成動作について説明する。

陳列ケース１００が第１図示の閉成状態から第４図示の
部分的に開かれた状態へと変動する時に、基台構成部材
１０６，１０８がヒンジポイント１１４，２０２を支点
として内側方向へ回動し、従って基台構成部材１０６，
１０８の各上面部１２８，１３０が互いに対向する方向
へ回動するようになる。基台構成部材１０８が、カバー
構成部材１０２の基部周り１３４におけるヒンジポイン
ト１１２，２００からの９０°地点において、ヒンジ１
１６でカバー構成部材１０２に対し接続されていて、基
台構成部材１０６が、カバー構成部材１０４の基部周り
１３２におけるヒンジポイント１１２，２００からの９
０’地点において、ヒンジ１５４でカバー構成部材１０
４に対し接続されているので、基台構成部材１０６，１
０８が内側方向に回転すると、カバー構成部材１０２．
１０４がヒンジポイント１１２，２００を支点として回
転するようになる。基台構成部材１０６．１０８の内側
方向への回転によってカバー構成部材１０２，１０４が
ヒンジポイント１１２゜２００を支点として回動するの
で、カバー構成部材１０２の基部１３４とカバー構成部
材１０４の基部１３２がそれぞれ対向する方向に回動し
、これによって外枠１０１のキャビティ１５０が開かれ
てトレー１５２が露呈されるようになる。トレー１５２
はカバー構成部材１０２，１０４のヒンジポイント１１
２，２００に回転自在に取り付けらでいるので、陳列ケ
ース１０ｏが開成劾する最中においても、第４図に破線
で示した如く、トレー１５２のキャビティ１５３は上向
き状、態のままとなる。基台構成部材１０６．ｉ０８が
それらのヒンジポイント１１４，２０２を支点として更
に内側方向に回転すると、第５図示の如く陳列ケース１
００は完全に開成されるようになる。

陳列ケース１００が全開された時には、基台構成部材１
０６，１０８の上面１２８，１３０が互いに対接し、ま
たカバー構成部材１０２，１０４の基部１３４，１３２
も互いに対接するようになる。また、陳列ケース１００
が全開された時には、カバー構成部材１０２，１０４、
基台構成部材１０６，１０８は、陳列ケースの閉成時に
おける夫々の位置から９０°回転した状態になる。従っ
て、カバー構成部材１０２，１０４によって区画形成さ
れるキャビティは、陳列ケース１００の閉成時には下向
きとなっているが、陳列ケース１００の開成時には上向
き状態となる。同様に、基台構成部材１０６，１０８に
よって区画形成されるキャビティも、陳列ケース１００
の閉成時には上向きとなっているが、陳列ケース１００
の開成時には下向き状態となる。また、陳列ケース１０
０の全開時においては、カバー構成部材１０２と１０４
との間のヒンジポイント１１２，２００が、基台構成部
材１０６と１０８との間のヒンジポイント１１４．２０
２から離れたところに位置し、一方、カバー構成部材１
０２と基台構成部材１０８とを接続しているフラット状
ヒンジ１１６とカバー構成部材１０４と基台構成部材１
０６とを接続しているフラット状ヒンジ１５４とは互い
に対接した状態となる。更に、陳列ケース１００の全開
時においては、フラット状ヒンジ１１６゜１５４を介し
て上方にトレー１５２及びカバー構成部材１０２，１０
４が位置し、下方に基台構成部材１０６，１０８が位置
するようになる。

上述した好ましい具体例においては、各カバー構成部材
１０２，１０４が、基台構成部材１０６．１０８と相俟
って区画形成するところの球状キャビティ１５０の四分
の一を夫々区画するものであるので、陳列ケース１００
の開成時にカバー構成部材１０２，１０４によって区画
形成されて上向き状態となっているキャビティは、キャ
ビティ１５０の一部と同一サイズで同一形状となってい
る。然しながら、陳列ケース１００の閉成時にカバー構
成部材１０２と１０４とによって区画形成されるキャビ
ティの形状と、陳列ケース１００の開成時にカバー構成
部材１０２と１０４とによって区画形成されるキャビテ
ィの形状とを互いに相違させるよう構成することもでき
、そのように構成したとしても本発明の技術的範囲を回
答逸脱するものではない。基台構成部材１０６と１０８
とによって区画形成されるキャビティに関しても、上述
したのと同様のことが言える。

第５図示の如く、陳列ケース１００が全開すると、カバ
ー構成部材１０２，１０４が陳列ケース１００の閉成時
における位置から夫々９０°回転して区画形成するとこ
ろの上向き碗状のキャビティ内に、回転自在なトレー１
５２が位置するようになる。

陳列ケース１００の閉成は、上述したのと逆の動作で行
なわれる。すなわち、基台構成部材１０６．１０８の上
面１２８，１３０が、ヒンジポイント１１４，２０２を
支点として夫々外方に回動される。カバー構成部材１０
２と基台構成部材１０８、カバー構成部材１０４と基台
構成部材１゜６、及びカバー構成部材１０２と１０４と
は、それぞれ枢支されているので、基台構成部材１０６
．１０８が上述の如く回転すると、カバー構成部材１０
２，１０４の基部面１３４，１３２も互いに離れる方向
に回転するようになる。基台構成部材１０６，１０８が
外方への回転を完了すると、陳列ケース１００は再び閉
じて、陳列ケース１゜Ｏの外枠１０１によって区画形成
されるキャビティ１５０内にトレー１５２とそのトレー
１５２のキャビティ１５３内に配置した香水ボトル、宝
石類等の収納物が被包されるようになる。陳列ケース１
００が完全に閉成された時には、カバー構成部材１０２
と１０４を枢支しているヒンジポイン１−１１２，２０
０と基台構成部材１０６と１０８とを枢支しているヒン
ジボンイト１１４，２０２とが互いに近接し、一方、カ
バー構成部材１０２と基台構成部材ＩＯ８とを枢支して
いるフラット状ヒンジ１１６とカバー構成部材１０４と
基台構成部材１０６とを枢支しているフラット状ヒンジ
１５４とは互いに煎れたところに位置するようになる。

また、陳列ケース１００の閉成時においては、フラット
状ヒンジ１１６，１５４より下方にはトレー１５２及び
基台構成部材１０６，１０８が位置し、上方にはカバー
構成部材１０２，１０４が位置するようになる。

本発明に係る上述の具体例においては、陳列ケースにつ
いて説明したが、本発明はそれに限定されることなく、
トレーに収納配置した商品を取り出し自在に露呈し或い
は被包するべく開閉成することのできるコンテナー、そ
の他のハウジング。

カバーリング、パッケージングのケースとして具体化す
ることもできる。

上述の記載において用いられた用語及び表現は、車なる
言いまわしにすぎず、それの如何によって本発明の技術
的範囲が制限されるものではない。また、そのような用
語及び表現によって、上述した本発明の特徴部分と均等
なものが除外されるというものではなく、更に本発明の
技術的範囲を逸脱しない限り、種々の設計変更を加える
ことができることも明らかである。

発明の効果上述した如く、本発明に依れば、極めて簡単な構成でス
ムーズな開閉成を可能にすることのできる陳列ケースを
提供することができ、更にそのことに関連して、香水ボ
トル、宝石類等の収納物の陳列配置乃至取り出しを簡単
に行うことのできる陳列ケースを提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は閉成時における本発明の陳列ケースの具体例を
示した俯角斜視図、第２図は第１図示の陳列ケースの２
−２線断面図、第３図は第１図示の陳列ケースの３−３
線断面図、第４図は部分的に開成された状態の陳列ケー
スの俯角斜視図、第５図は全開された状態の陳列ケース
の斜視図、第６図は第４図示の陳列ケースの６−６線断
面図である。１００：陳列ケース、１０１：外枠、１０２゜１０４二
カバー構成部材、１０６．１０８：基台構成部材、１１
２，１１４：ヒンジポイント、１１６：フラット状ヒン
ジ、１５０：外枠内キャビティ、１５２：トレー、１５
３：トレー内キャビティ、１５４：フラット状ヒンジ、
２００，２０２：ヒンジポイント、２５０，２５２：）
−レーの回転軸。特　許　出　願人　フィリップ　シムキンズ同　　　　
　ステイーブン　ヒューイット１００　陳列ケース１０１　外枠１０２．１０４・カバー構成部材１０６．１０８・基台構成部材１１２．１１４　　ヒンジポイント１１６、フラット状ヒンジ１５０：外枠内キャビティ１５２＋　トレー１５３・トレー内キャビティ１５４：フラット状ヒンジ２００．２０２：ヒンジポイント２５０．２５２：トレーの回申三軸口面の浄書（内容に変更なし）手　続　ネ甫　正　書（方式）％式％２、発明の名称香水ボトル、宝石類等の陳列ケース３、補正をする者事件との関係　特許出願人氏　名　フィリップ　シムキンズ　　　他１名別紙の通
り、正式図面を提出する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）第１の部材、第２の部材、第３の部材及び第４の
部材を有する外枠と、トレーとを備えた開成動乃至閉成
動可能な容器であって、前記第１の部材と前記第２の部
材とが第１の一組のヒンジポイントで枢支され、前記第
３の部材と前記第４の部材とが第２の一組のヒンジポイ
ントで枢支され、更に前記第１の部材と前記第４の部材
とが前記第１及び第２の一組のヒンジポイントとから離
れた位置で枢支され、かつ前記第２の部材と前記第３の
部材とが前記第１及び第２の一組のヒンジポイントから
離れた位置で枢支されており、これら第１、２、３、４
の各部材は互いに開成乃至閉成位置に動くことができ、
しかも閉成状態においては第１、２、３、４の各部材が
相俟ってキャビティを区画形成し、前記トレーが前記キ
ャビティ内に配置され、しかも前記第１の一組のヒンジ
ポイントに回転自在に接続されており、これによって前
記第１、２、３、４の各部材が開成位置に動いた時に、
前記トレーが露呈されるよう構成されているところの容
器。
（２）前記第１の部材と前記第４の部材とが互いに単一
の第１のヒンジポイントで接続され、前記第２の部材と
前記第３の部材とが互いに単一の第２のヒンジポイント
で接続されているところの特許請求の範囲第１項記載の
容器。
（３）開成された時に、前記第１の一組のヒンジポイン
トと前記第２の一組のヒンジポイントとが、互いに離れ
て位置し、前記第１の単一のヒンジポイントと前記第２
の単一のヒンジポイントとが互いに近接位置していると
ころの特許請求の範囲第２項記載の容器。
（４）閉成された時に、前記第１の一組のヒンジポイン
トと前記第２の一組のヒンジポイントとが互いに近接し
、前記第１の単一のヒンジポイントと前記第２の単一の
ヒンジポイントとが互いに離れて位置しているところの
特許請求の範囲第２項記載の容器。
（５）閉成された時に、前記第１の単一のヒンジポイン
トと前記第２の単一のヒンジポイントよりもほぼ下方に
前記トレーが、ほぼ上方に前記第１及び第２の部材が各
々位置し、開成された時には、前記トレー、前記第１及
び第２の部材の全てが前記第１の単一のヒンジポイント
と前記第２の単一のヒンジポイントよりもほぼ上方に位
置しているところの特許請求の範囲第２項記載の容器。
（６）前記外枠内のキャビティが球状をしているところ
の特許請求の範囲第１項記載の容器。
（７）前記外枠の第１、２、３、４の各部材が、それぞ
れ外枠内の球状キャビティの四分の一を区画していると
ころの特許請求の範囲第６項記載の容器。
（８）開成及び閉成の状態において、前記第１の部材と
前記第２の部材とが近接位置して、前記キャビティの半
球部分を区画形成するところの特許請求の範囲第６項記
載の容器。
（９）前記トレーが、商品収納用のキャビティを備えて
いるところの特許請求の範囲第１項記載の容器。