JPS6365331A - トルクセンサ - Google Patents
トルクセンサInfo
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- JPS6365331A JPS6365331A JP21089586A JP21089586A JPS6365331A JP S6365331 A JPS6365331 A JP S6365331A JP 21089586 A JP21089586 A JP 21089586A JP 21089586 A JP21089586 A JP 21089586A JP S6365331 A JPS6365331 A JP S6365331A
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- electrode
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- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims abstract description 6
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、トルクセンサに係り、具体的にはトルクによ
り生ずる軸のねじれをコンデンサの静電容量変化に変換
してトルクを検出するコンデンサ型のトルクセンサに関
する。
り生ずる軸のねじれをコンデンサの静電容量変化に変換
してトルクを検出するコンデンサ型のトルクセンサに関
する。
斯かるコンデンサのトルクセンサとしては、従来、特開
昭59−68633号公報に記載されたものが知られて
いる。
昭59−68633号公報に記載されたものが知られて
いる。
しかしながら、上記従来のものにあっては、複数のコン
デンサの静電容量変化をそれぞれ別々に測定し、その測
定値に基づいてトクルを演算するようになっているため
、コンデンサを形成する電極間の間隙を変化させたり、
誘電率を変化させるような外乱、すなわち温度変化や振
動などの外乱によって測定誤差が生ずるという問題があ
った。
デンサの静電容量変化をそれぞれ別々に測定し、その測
定値に基づいてトクルを演算するようになっているため
、コンデンサを形成する電極間の間隙を変化させたり、
誘電率を変化させるような外乱、すなわち温度変化や振
動などの外乱によって測定誤差が生ずるという問題があ
った。
このような問題は、自動車のエンジンのトルクを測定す
る場合に特に影響が大きい。
る場合に特に影響が大きい。
また、上記従来例のものにあっては、コンデンサと演算
手段とを結ぶリード線はコンデンサの数に対応して必要
となる。リード線が多くなるとその浮遊容量が大きくな
り、測定したい静電容量の変化量に対して相対的に無視
できないものとなり、トクル測定値のS/N比が劣化し
て誤差が発生するという問題があった。しかも、上記浮
遊容量は測定環境の温度によって変化し、その補正をす
ることは困難であることから、補正により誤差を除去す
ることはできないという問題があった。
手段とを結ぶリード線はコンデンサの数に対応して必要
となる。リード線が多くなるとその浮遊容量が大きくな
り、測定したい静電容量の変化量に対して相対的に無視
できないものとなり、トクル測定値のS/N比が劣化し
て誤差が発生するという問題があった。しかも、上記浮
遊容量は測定環境の温度によって変化し、その補正をす
ることは困難であることから、補正により誤差を除去す
ることはできないという問題があった。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決すること、言
い換えれば、温度変化や振動などの外乱やリード線浮遊
容量による外乱を除去することができ、トルクの測定精
度を向上することができるトルクセンサを提供すること
にある。
い換えれば、温度変化や振動などの外乱やリード線浮遊
容量による外乱を除去することができ、トルクの測定精
度を向上することができるトルクセンサを提供すること
にある。
本発明は、上記目的を達成するため、相互に対向された
電極支持面を有する1対の電極支持体を当該電極支持面
が被測定軸のねじれ角に応じて回転変位可能にし、前記
電極支持面に複数の電極を対向配設して少なくとも4個
のコンデンサを形成し、これらのコンデンサを2個1組
として各組のコンデンサの電極対向面積が前記電極支持
面を回転変位したとき相補的に増減されるように形成し
、前記相補的関係にあるコンデンサをそれぞれ対アーム
としてホイートストンブリッジ回路を形成し、このブリ
ッジ回路の出力電圧に基づいて前記被測室軸のトルクを
測定する構成としたことを特徴とする。
電極支持面を有する1対の電極支持体を当該電極支持面
が被測定軸のねじれ角に応じて回転変位可能にし、前記
電極支持面に複数の電極を対向配設して少なくとも4個
のコンデンサを形成し、これらのコンデンサを2個1組
として各組のコンデンサの電極対向面積が前記電極支持
面を回転変位したとき相補的に増減されるように形成し
、前記相補的関係にあるコンデンサをそれぞれ対アーム
としてホイートストンブリッジ回路を形成し、このブリ
ッジ回路の出力電圧に基づいて前記被測室軸のトルクを
測定する構成としたことを特徴とする。
このように構成することにより、トルクに比例した回転
変位が電極支持体に加えられると、各コンデンサの対向
面積が増減され、これによってホイートストンブリッジ
回路のバランスがくずれてトルクに比例した出力電圧が
出力される。これを測定することにより被測定軸に作用
したトルクを求める。温度変化や振動によって電極間隙
が変化したり誘電率が変化しても、各コンデンサはブリ
ッジ回路を構成していることから、出力電圧は電極間隙
や誘電率と無関係になり、それらの外乱は除去される。
変位が電極支持体に加えられると、各コンデンサの対向
面積が増減され、これによってホイートストンブリッジ
回路のバランスがくずれてトルクに比例した出力電圧が
出力される。これを測定することにより被測定軸に作用
したトルクを求める。温度変化や振動によって電極間隙
が変化したり誘電率が変化しても、各コンデンサはブリ
ッジ回路を構成していることから、出力電圧は電極間隙
や誘電率と無関係になり、それらの外乱は除去される。
また、ブリッジ回路を用いたことから、コンデンサの数
が増大してもリード線の数は一定(4本)となり、リー
ド線浮遊容量の影響が低減される。
が増大してもリード線の数は一定(4本)となり、リー
ド線浮遊容量の影響が低減される。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図に本発明の一実施例を一部断面にして示し、第2
図に第1図の矢印■−■からみた電極の配置形状を示す
。
図に第1図の矢印■−■からみた電極の配置形状を示す
。
第1図に示すように、測定対象のトルクが作用する被測
定軸1の外周をとりまいて、1対の電極支持体2,3が
設けられている。各電極支持体2゜3は被測定軸1の外
径よりも大きな内径を有する管体からなる直状部4,5
を被測定軸1に嵌装し、その対向する端部に円環状の電
板支持板6,7を相対させて固定するとともに、これら
の電極支持板6と7が一定の間隙を保持するように、直
状部4.5の他端を被測定軸1に固定してなる基部8゜
9を有して形成されている。
定軸1の外周をとりまいて、1対の電極支持体2,3が
設けられている。各電極支持体2゜3は被測定軸1の外
径よりも大きな内径を有する管体からなる直状部4,5
を被測定軸1に嵌装し、その対向する端部に円環状の電
板支持板6,7を相対させて固定するとともに、これら
の電極支持板6と7が一定の間隙を保持するように、直
状部4.5の他端を被測定軸1に固定してなる基部8゜
9を有して形成されている。
電極支持板6,7の対向面にはそれぞれ絶縁板10.1
1が接着などの方法で取付けられ、これらの絶縁板10
.11の表面にはそれぞれ電極12 (12a、12b
、12c、12d)と電極13 (13a、13b)が
対向させて設けられている。
1が接着などの方法で取付けられ、これらの絶縁板10
.11の表面にはそれぞれ電極12 (12a、12b
、12c、12d)と電極13 (13a、13b)が
対向させて設けられている。
これら電極の形状と配置関係は第2図に示すようになっ
ている。すなわち、電極12aおよび12b、12cお
よび12dはそれぞれ対をなすものであり、被測定軸1
の回転中心0を中心とした扇形の電極となっており、一
定のギャップθgを有して同一円周上に隣接配置されて
いる。なお、電極12aおよび12bと12cおよび1
2dの配置関係は、必らずしも図示例のように中心0に
対して点対称にする必要はない。
ている。すなわち、電極12aおよび12b、12cお
よび12dはそれぞれ対をなすものであり、被測定軸1
の回転中心0を中心とした扇形の電極となっており、一
定のギャップθgを有して同一円周上に隣接配置されて
いる。なお、電極12aおよび12bと12cおよび1
2dの配置関係は、必らずしも図示例のように中心0に
対して点対称にする必要はない。
一方、電極13aと13bは中心Oを中心とする扇形の
電極となっており、その電極中心を電極12aと12b
又は12cと12dの中間に位置させて対向配置されて
いる。
電極となっており、その電極中心を電極12aと12b
又は12cと12dの中間に位置させて対向配置されて
いる。
このように対向配置された電極12と電極13により、
静電容量c、、c、、c、、c4を有するコンデンサが
形成されている。これらのコンデンサは、第3図のホイ
ートストンブリッジ回路を形成するように接続され、そ
れらの端子a、b、Q。
静電容量c、、c、、c、、c4を有するコンデンサが
形成されている。これらのコンデンサは、第3図のホイ
ートストンブリッジ回路を形成するように接続され、そ
れらの端子a、b、Q。
dは電極支持板7の背面に設けられたロータリートラン
ス14を介して電源15と図示していない測定器に接続
される。
ス14を介して電源15と図示していない測定器に接続
される。
ロータリートランス14は、軸1と共に回転する円板状
のコア16aとこれに対向配置された静止コア16bと
、中心0に対して同心円状にコア16aのスロットに埋
込まれたコイル17a。
のコア16aとこれに対向配置された静止コア16bと
、中心0に対して同心円状にコア16aのスロットに埋
込まれたコイル17a。
18aと、これらに対向させて静止コア16bのスロッ
トに埋込まれたコイル17b、18bとから形成されて
いる。そして、コイル17bに電源15から電圧を印加
すると、コイル17aに電圧が誘起され、ブリッジ回路
の端子c、dに印加される。一方、ブリッジ回路の端子
a、bの出力電圧はコイル18aを介してコイル18b
に誘起され、この電圧が測定器に入力されている。
トに埋込まれたコイル17b、18bとから形成されて
いる。そして、コイル17bに電源15から電圧を印加
すると、コイル17aに電圧が誘起され、ブリッジ回路
の端子c、dに印加される。一方、ブリッジ回路の端子
a、bの出力電圧はコイル18aを介してコイル18b
に誘起され、この電圧が測定器に入力されている。
このように構成される実施例の動作について次に説明す
る。
る。
第2図に示した初期状態(トルクがO)のとき、各電極
12a〜12dとこれらに対向する電極13a、13b
の対向面積が、すべて等しい値Aになるように形成され
ているとすると、第3図のブリッジ回路はバランスし、
出力電圧e。はOとなる。
12a〜12dとこれらに対向する電極13a、13b
の対向面積が、すべて等しい値Aになるように形成され
ているとすると、第3図のブリッジ回路はバランスし、
出力電圧e。はOとなる。
次に被測定軸1にトルクが作用して軸にねじれが生ずる
と、電極支持板6と7は相対的に回転変位される。これ
によって、例えば電極13が個別電極12に対し、第2
図において、時計方向に微小角回転されると、電極間の
対向面積が±ΔAだけ変化し、静電容量C1,C,が減
少する一方C2゜C4は増加する。これによってブリッ
ジのバランスがくずれ出力端abにトルクに比例した出
力電圧eIlが得られる。これを測定することによりト
ルクを測定することができる。このことを更に詳しく説
明する。
と、電極支持板6と7は相対的に回転変位される。これ
によって、例えば電極13が個別電極12に対し、第2
図において、時計方向に微小角回転されると、電極間の
対向面積が±ΔAだけ変化し、静電容量C1,C,が減
少する一方C2゜C4は増加する。これによってブリッ
ジのバランスがくずれ出力端abにトルクに比例した出
力電圧eIlが得られる。これを測定することによりト
ルクを測定することができる。このことを更に詳しく説
明する。
まず、トルク二〇のときの対向面積をAとすると、(1
)式が得られる。
)式が得られる。
但し、ε:電極間物質の誘電率
d:電極間のギャップ
トルクが作用して対向面積が±ΔAだけ変化すると、(
2) 、 (3)式が得られる。
2) 、 (3)式が得られる。
ブリッジの端子aの電圧をea、端子すの電圧をebと
すると、(4)、(5)式が得られる。但し、eBはブ
リッジの印加電圧である。
すると、(4)、(5)式が得られる。但し、eBはブ
リッジの印加電圧である。
これらのことから、出力電圧e0は次の(6)式により
表わされる。
表わされる。
さらに、(6)式に(2) 、(3)式を代入すると(
7)式となる。
7)式となる。
すなわち、ブリッジの出力電圧e0は対向面積Aの変化
ΔAに比例するから、被測定軸1に作用したトルクに比
例することが理解される。
ΔAに比例するから、被測定軸1に作用したトルクに比
例することが理解される。
なお、(7)式から判るように、温度変化やその他の原
因により電極12と13間のギャップdが変化しても、
また電極間の誘電率ξが変化しても、それらがすべての
コンデンサに対して一様なものであれば、出力電圧eI
、には無関係となる。
因により電極12と13間のギャップdが変化しても、
また電極間の誘電率ξが変化しても、それらがすべての
コンデンサに対して一様なものであれば、出力電圧eI
、には無関係となる。
また、第2図においてX軸に対して電極間のギャップd
が、例えば上側でせま< (d−Δd)下側で広くなる
(d十Δd)方向に変化したとすると、(8)〜(11
)式が得られる。
が、例えば上側でせま< (d−Δd)下側で広くなる
(d十Δd)方向に変化したとすると、(8)〜(11
)式が得られる。
これらの(8)〜(11)式を(6)式に代入すると、
(12)式を得る。
(12)式を得る。
同様にY軸に対してすきまdが変化してもブリッジの出
力電圧e0は(12)式のようになる。以上のことから
電極は任意の方向に傾いてもブリッジの出力電圧e8に
は無関係となることが理解される。
力電圧e0は(12)式のようになる。以上のことから
電極は任意の方向に傾いてもブリッジの出力電圧e8に
は無関係となることが理解される。
したがって、本実施例によれば、温度変化や振動などに
よる電極間隙変化や誘電率変化の外乱を除去でき、高い
測定精度を得ることができる。
よる電極間隙変化や誘電率変化の外乱を除去でき、高い
測定精度を得ることができる。
ここで、電極寸法の設定について説明する。いま、測定
範囲の最大トルクが作用したときの被測定軸1のねじれ
角が±θn1axであれば、各電極12a〜12dの扇
形中心角θiを2ersaxとし、電極13aは対応す
る電極12aと12bの扇形中心がなす角、すなわち(
θg+2θwax)を中心角とする扇形に設定する。電
極13bについても同様とする。
範囲の最大トルクが作用したときの被測定軸1のねじれ
角が±θn1axであれば、各電極12a〜12dの扇
形中心角θiを2ersaxとし、電極13aは対応す
る電極12aと12bの扇形中心がなす角、すなわち(
θg+2θwax)を中心角とする扇形に設定する。電
極13bについても同様とする。
このような電極寸法とすることにより、±θwaxに対
応するトルクが作用すると、電極13aの角変位はその
左端が電極12aの右端又は左端に一致する範囲となり
、一方、右端が電極12bの右端又は左端に一致する範
囲となる。したがって、これらによって形成されるC1
とC2、C3とC4は差動的に変化するものとなり、前
式(12)における変化率ΔA/Aが最大となって、ト
ルクの検出感度が向上されることになる。
応するトルクが作用すると、電極13aの角変位はその
左端が電極12aの右端又は左端に一致する範囲となり
、一方、右端が電極12bの右端又は左端に一致する範
囲となる。したがって、これらによって形成されるC1
とC2、C3とC4は差動的に変化するものとなり、前
式(12)における変化率ΔA/Aが最大となって、ト
ルクの検出感度が向上されることになる。
上述したように、本実施例によれば、相対的に回転変位
可能に対向配置された1対の円板状の電極支持板を、被
測定軸の軸方向に距離をおいて固定された基部を有する
電極支持体によって被測定軸と同軸に設け、前記電極支
持板の一方に4個の電極を同一円周上に配置し、これら
の電極に対向させて他方の電極支持板に電極を配置して
4個のコンデンサを形成し、これらのコンデンサを2個
1組として各組のコンデンサ容量を前記電極支持体を回
転変化したときに相補的に増減されるように形成し、前
記相補的関係にあるコンデンサをそれぞれ対アームとし
てホイートストンブリッジ回路を形成し、このブリッジ
回路の出力電圧に基づいて前記被測定軸のトルクを測定
するようにしていることから、温度変化や振動などによ
る電極間の隙間変化や、電極支持板の傾き、あるいは誘
電率の変化に拘らず、被測定軸に作用するトルクを高精
度で測定することができるとともに、ブリッジ回路方式
としたことから、入出力のリード線の数を低減して浮遊
容量の外乱を低減することができる。
可能に対向配置された1対の円板状の電極支持板を、被
測定軸の軸方向に距離をおいて固定された基部を有する
電極支持体によって被測定軸と同軸に設け、前記電極支
持板の一方に4個の電極を同一円周上に配置し、これら
の電極に対向させて他方の電極支持板に電極を配置して
4個のコンデンサを形成し、これらのコンデンサを2個
1組として各組のコンデンサ容量を前記電極支持体を回
転変化したときに相補的に増減されるように形成し、前
記相補的関係にあるコンデンサをそれぞれ対アームとし
てホイートストンブリッジ回路を形成し、このブリッジ
回路の出力電圧に基づいて前記被測定軸のトルクを測定
するようにしていることから、温度変化や振動などによ
る電極間の隙間変化や、電極支持板の傾き、あるいは誘
電率の変化に拘らず、被測定軸に作用するトルクを高精
度で測定することができるとともに、ブリッジ回路方式
としたことから、入出力のリード線の数を低減して浮遊
容量の外乱を低減することができる。
また、本実施例によれば、前記各組のコンデンサを、同
一円周上に延在された2の電極と、この電極に対向され
かつそれぞれの電極との対向面積が等しくなるように設
けられた1の電極とから形成していることから、すなわ
ちトルクによる電極の対向面積の変化率が最大となるよ
うな電極形状としていることからトルクの検出感度を大
きくすることができる。
一円周上に延在された2の電極と、この電極に対向され
かつそれぞれの電極との対向面積が等しくなるように設
けられた1の電極とから形成していることから、すなわ
ちトルクによる電極の対向面積の変化率が最大となるよ
うな電極形状としていることからトルクの検出感度を大
きくすることができる。
また、ホイートストンブリッジ回路の入出力リード線を
ロータリートランスを介して非接触で接続していること
から、寿命が延長される。
ロータリートランスを介して非接触で接続していること
から、寿命が延長される。
これらのことから、特に自動車のエンジントルクを検出
する場合のように、広い範囲(−40℃〜150℃)に
亘って温度が変化し、かつ振動の多い環境下でトルクを
検出する場合に最適である。
する場合のように、広い範囲(−40℃〜150℃)に
亘って温度が変化し、かつ振動の多い環境下でトルクを
検出する場合に最適である。
つぎに、リード線の浮遊容量の影響をさらに低減する場
合について説明する。第4図は、ブリッジ回路とその入
出力リード線の浮遊容量を考慮した等価回路である。図
において、Ciはブリッジ入力リード線の浮遊容量、C
0は出力リード線の浮遊容量、Cゎ′は測定器の入力浮
遊容量である。
合について説明する。第4図は、ブリッジ回路とその入
出力リード線の浮遊容量を考慮した等価回路である。図
において、Ciはブリッジ入力リード線の浮遊容量、C
0は出力リード線の浮遊容量、Cゎ′は測定器の入力浮
遊容量である。
いま、電源15の内部インピーダンスをOとすると、ホ
ーテブナンの定理によって、その等価回路は、第5図の
ようになる。但しeoはC0、C0′がOのときのブリ
ッジの出力電圧、 、/はC8゜Co′が存在するとき
の測定器の入力電圧、Cは端子a、bからみたブリッジ
回路の静電容量である。
ーテブナンの定理によって、その等価回路は、第5図の
ようになる。但しeoはC0、C0′がOのときのブリ
ッジの出力電圧、 、/はC8゜Co′が存在するとき
の測定器の入力電圧、Cは端子a、bからみたブリッジ
回路の静電容量である。
第5図の等価回路から、測定器に入力される電圧e。′
は次の(13)式で示すものとなり、浮遊容量C8,C
o’および全体の静電容量Cの影響を受けることが判る
。
は次の(13)式で示すものとなり、浮遊容量C8,C
o’および全体の静電容量Cの影響を受けることが判る
。
つまり、前述したように、ブリッジ回路自体の出力電圧
e。は、温度変化その他外乱の影響を受けない考慮がな
されているが、リード線及び測定器入力回路の浮遊容量
の影響を受けることがある。
e。は、温度変化その他外乱の影響を受けない考慮がな
されているが、リード線及び測定器入力回路の浮遊容量
の影響を受けることがある。
しかし、(13)式において、(14)式が成立する関
係になっていれば、ea”!e0となり、リード線等の
浮遊容量の影響を排除することができる。
係になっていれば、ea”!e0となり、リード線等の
浮遊容量の影響を排除することができる。
c>>c、+ca’ −・−・−・ (1
4)そこで、(14)式を満足させるためには、電極1
2と電極13により形成されるコンデンサの全体容量C
をできるだけ大きくすればよいことになる。
4)そこで、(14)式を満足させるためには、電極1
2と電極13により形成されるコンデンサの全体容量C
をできるだけ大きくすればよいことになる。
第6図に電極12と電極13により形成されるコンデン
サの合計容量Cを増大させてなる実施例を示す。電極1
2a〜12hを同一円周上に配列し、隣り合う電極12
hと12a、12aと12b、12bと12c、・・・
・・・に対向させて電極13a〜13hを配列したもの
であり、これによって静電容量C□〜C1sからなる1
6個のコンデンサが形成される。これらのコンデンサを
第7図に示すように接続してホイートストンブリッジ回
路を形成する。
サの合計容量Cを増大させてなる実施例を示す。電極1
2a〜12hを同一円周上に配列し、隣り合う電極12
hと12a、12aと12b、12bと12c、・・・
・・・に対向させて電極13a〜13hを配列したもの
であり、これによって静電容量C□〜C1sからなる1
6個のコンデンサが形成される。これらのコンデンサを
第7図に示すように接続してホイートストンブリッジ回
路を形成する。
したがって、第6図実施例によれば、対向面積の変化率
ΔA/Aを最大にしたままで合計容量Cを大きくできる
ことから、第1図実施例の効果に加えて、入出力リード
線等の浮遊容量C0,CO′を相対的に無視することが
でき、S/N比が改善されるので、測定精度を向上する
ことができる。
ΔA/Aを最大にしたままで合計容量Cを大きくできる
ことから、第1図実施例の効果に加えて、入出力リード
線等の浮遊容量C0,CO′を相対的に無視することが
でき、S/N比が改善されるので、測定精度を向上する
ことができる。
また、第6図実施例によれば、トルク以外の外乱によっ
て、各コンデンサの静電容量が変化しても、隣り合うコ
ンデンサの静電容量が同じように変化するので、トルク
の測定誤差にはならず、外乱が作用しても常に安定して
トルクを高精度に測定できる。
て、各コンデンサの静電容量が変化しても、隣り合うコ
ンデンサの静電容量が同じように変化するので、トルク
の測定誤差にはならず、外乱が作用しても常に安定して
トルクを高精度に測定できる。
なお、第6図によっても(14)式を十分には満足する
ことができない場合は、電極12と電極13間に高分子
系フィルムなどの高誘電体を挿入することもできる。
ことができない場合は、電極12と電極13間に高分子
系フィルムなどの高誘電体を挿入することもできる。
第8図に本発明の他の実施例の断面図を示す。
本実施例は第1図実施例の円板を対向させてなる電極支
持板6,7に代えて、電極支持体22゜23の直状部2
4,25の一方を異径として二重筒部を形成し、これら
の対向する内外周面に第9図に示すように、プリント基
板からなる電極26゜27を配列したものであり、電極
の寸法、配置の関係については第1図又は第6図実施例
の考え方と同一である。
持板6,7に代えて、電極支持体22゜23の直状部2
4,25の一方を異径として二重筒部を形成し、これら
の対向する内外周面に第9図に示すように、プリント基
板からなる電極26゜27を配列したものであり、電極
の寸法、配置の関係については第1図又は第6図実施例
の考え方と同一である。
したがって1本実施例によれば、第1図実施例の効果に
加えて、装置の外径寸法を小さくできるとともに、電極
の軸方向寸法には制限がないことから、第6図実施例の
効果に加えてコンデンサの合計容量を容易に大きくする
ことができるという効果がある。
加えて、装置の外径寸法を小さくできるとともに、電極
の軸方向寸法には制限がないことから、第6図実施例の
効果に加えてコンデンサの合計容量を容易に大きくする
ことができるという効果がある。
以上説明したように、本発明によれば、温度変化や振動
などによる電極間隙や誘電率変化の外乱、およびリード
線浮遊容量の外乱を受けることなく、トルクを高精度で
測定することができるという効果がある。
などによる電極間隙や誘電率変化の外乱、およびリード
線浮遊容量の外乱を受けることなく、トルクを高精度で
測定することができるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例を一部断面にして示した図、
第2図は第1図n−nにおける矢視図、第3図は第1図
実施例の回路構成図、第4図はリード線の浮遊容量がト
ルクの検出精度におよぼす影響を説明する回路図、第5
図は第4図の等価回路図、第6図は本発明の他の実施例
における電極の配置図、第7図は第6図の回路構成図、
第8図は本発明のさらに他の実施例の断面図、第9図は
第8図実施例の電極配置を示す展開図である。 1・・・被測定軸、2,3・・・電極支持体、6.7・
・・電極支持板、12.13・・・電極。
第2図は第1図n−nにおける矢視図、第3図は第1図
実施例の回路構成図、第4図はリード線の浮遊容量がト
ルクの検出精度におよぼす影響を説明する回路図、第5
図は第4図の等価回路図、第6図は本発明の他の実施例
における電極の配置図、第7図は第6図の回路構成図、
第8図は本発明のさらに他の実施例の断面図、第9図は
第8図実施例の電極配置を示す展開図である。 1・・・被測定軸、2,3・・・電極支持体、6.7・
・・電極支持板、12.13・・・電極。
Claims (4)
- (1) 相互に対向された電極支持面を有する1対の電
極支持体を当該電極支持面が被測定軸のねじれ角に応じ
て回転変位可能にし、前記電極支持面に複数の電極を対
向配設して少なくとも4個のコンデンサを形成し、これ
らのコンデンサを2個1組として各組のコンデンサの電
極対向面積が前記電極支持面を回転変位したとき相補的
に増減されるように形成し、前記相補的関係にあるコン
デンサをそれぞれ対アームとしてホイートストンブリッ
ジ回路を形成し、このブリッジ回路の出力電圧に基づい
て前記被測定軸のトルクを測定することを特徴とするト
ルクセンサ。 - (2) 前記1対の電極支持体は被測定軸と同軸に配設
された円板状の対向する電極支持面と前記被測定軸の軸
方向に相互に距離を有して固定された基部を有するもの
としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のト
ルクセンサ。 - (3) 前記1対の電極支持体は被測定軸と同軸に配設
された同心円筒状の対向する電極支持面と前記被測定軸
の軸方向に相互に距離を有して固定された基部を有する
ものとしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
のトルクセンサ。 - (4) 前記各組のコンデンサは前記電極支持面の同一
円周上に延在された2の電極と、この電極に対向されか
つ対向面積が等しくなるように設けられた1の電極とか
らなり、各組は回転軸に対して対象位置に形成されたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項いずれか
に記載のトルクセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21089586A JPS6365331A (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | トルクセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21089586A JPS6365331A (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | トルクセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6365331A true JPS6365331A (ja) | 1988-03-23 |
Family
ID=16596858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21089586A Pending JPS6365331A (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | トルクセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6365331A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19942661A1 (de) * | 1999-02-08 | 2000-08-17 | Mitsubishi Electric Corp | Drehmomentwandler |
-
1986
- 1986-09-08 JP JP21089586A patent/JPS6365331A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19942661A1 (de) * | 1999-02-08 | 2000-08-17 | Mitsubishi Electric Corp | Drehmomentwandler |
DE19942661C2 (de) * | 1999-02-08 | 2001-02-01 | Mitsubishi Electric Corp | Drehmomentwandler |
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