JPS6365278B2 - - Google Patents

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JPS6365278B2
JPS6365278B2 JP57150799A JP15079982A JPS6365278B2 JP S6365278 B2 JPS6365278 B2 JP S6365278B2 JP 57150799 A JP57150799 A JP 57150799A JP 15079982 A JP15079982 A JP 15079982A JP S6365278 B2 JPS6365278 B2 JP S6365278B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q3/00Selecting arrangements
    • H04Q3/64Distributing or queueing
    • H04Q3/68Grouping or interlacing selector groups or stages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q2213/00Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
    • H04Q2213/1334Configuration within the switch

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は交換網において閉塞状態にあるパスを
メークするためのパス再配置方法に係る。 〔背景技術〕 通信交換の分野においては、交換網の分け方と
して閉塞交換網及び非閉塞交換網がある。非閉塞
交換網は、網内におけるトラヒツク・パターンと
は無関係に常時任意の入口(inlet)を任意の出
口(outlet)に接続し得る交換棒として定義され
る。従つて、これもよく知られていることである
が、固定された数の入口及び出口を有する非閉塞
交換網を実現させるためには多数のクロスポイン
トを必要とする。交換網で必要なクロスポイント
の数は当該交換網のコストに反映されるから、入
口及び出口の数を減らすことなくクロスポイント
の数だけを減らす試みがなされてきた。しかしな
がら、入口及び出口の数をそのままにしてクロス
ポイントだけを減らすと、交換網はもはや非閉塞
ではなく、閉塞交換網になる。即ちこのような交
換網においては、接続ができない入口及び出口の
組が存在し得る。 交換網を簡略化する(クロスポイントの数を減
らす)ための技法として、交換動作を3以上の階
てい(stage)にわたつて行わせるものが知られ
ている。各階ていは複数の同一交換マトリツクス
で構成され得る。例えば、1次階てい、2次(中
間)階てい及び3次階ていから成る3階てい交換
網がある。1024個の入口を同数の出口に接続する
交換網を考えてみると、これが非閉塞交換網の場
合には、各々16個の入口及び31個の出口を有する
128個の1次マトリツクス及び3次マトリツクス
と、各々64個の入口及び64個の出口を有する31個
の2次マトリツクスとを必要とする。各2次マト
リツクスは実際には、各々32個の入口及び32個の
出口を有する4個のマトリツクスで構成され得
る。市販の集積回路を用いると、この交換網は
252個のチツプ(マトリツクス当り1個のチツプ)
で構成されることになる。これに対して、同じく
1024個の入口及び同数の出口を有する閉塞交換網
は、例えば、各々32個の入口及び32個の出口を有
する1次マトリツクス、2次マトリツクス及び3
次マトリツクスを各々32個ずつ用いて構成でき
る。その場合、チツプの総数は96個に過ぎず、非
閉塞交換網に比べて約40%の節約になる。 ただし、上述のように節約が何の犠性もなしに
達成されるわけではなく、その当然の結果として
交換網において接続ができない入口及び出口がで
てくる。このような接続不可状態即ち閉塞状態
は、例えば接続元の入口を有する1次マトリツク
ス及び接続先の出口を有する3次マトリツクスに
接続可能な自由リンクを持つた2次マトリツクス
がない場合に生じる。これは交換網中に十分な数
の自由リンクがないことを意味するものではな
い。閉塞状態は、このような自由リンクが同じ2
次マトリツクスに接続されない場合に生じる。1
次マトリツクス及び3次マトリツクスは同数の入
口及び出口を有しているから、交換網容量の上限
に達しない限り、任意の1次マトリツクス又は3
次マトリツクスへの自由リンクを持つた2次マト
リツクスが少くとも1つある。従つて、或る2次
マトリツクスが所望の1次マトリツクス及び3次
マトリツクスへの自由リンクを持つように接続路
乃至はパスを再配置することができれば、閉塞状
態の問題を解決できよう。 米国特許第3358269号明細書、同第3638193号明
細書及び同第4075608号明細書では、交換網にお
ける接続再配置の問題が議論されているが、機械
で実施可能な再配置方法に関する記載は見当たら
ない。更に米国特許第3638193号明細書の開示は、
逆転スイツチ(ベータ)素子を用いた交換網に限
定されている。 〔本発明の目的〕 本発明の目的は、少なくとも3つの階ていを含
む閉塞交換網において、閉塞状態にあるパスをメ
ークするために新規なパス再配置方法を提供する
ことにある。 〔本発明の要約〕 本発明のパス再配置方法は少なくとも3つの階
てい、即ち1次階てい、2次階てい及び3次階て
いを含む閉塞交換網に適用される。2次階てい
は、少なくとも2つの2次マトリツクスで構成さ
れ、各2次マトリツクスの入口及び出口の数は1
次階ていの全入口数又は3次階ていの全出口数よ
りも少ない。1次階ていは複数の1次出口を有
し、3次階ていは複数の3次入口を有する。これ
らの1次出口及び3次入口はマトリツクスの形で
実現され得る。 上述のような閉塞交換網において、閉塞状態に
あるパスをメークするための本発明のパス再配置
方法は下記のステツプ1〜ステツプ7から成つて
いる。 ステツプ1−閉塞状態にあるパスの接続要求が検
出される。 ステツプ2−要求されたパスに関連する1次出口
への自由な1次リンクを有する第1の2次マト
リツクス、及び要求されたパスに関連する3次
入口への自由な3次リンクを有する第2の2次
マトリツクスが識別される。識別された第1及
び第2の2次マトリツクスには、既にメークさ
れている1以上のパスが存在しており、以下の
ステツプではこれらのパスを順に指名しそれに
従つて再配置することによつて、閉塞状態にあ
るパスがメークされる。 ステツプ3−要求されたパスに関連する1次出口
又は3次入口のところから始めて、上述の既に
メークされているパスが順次に追跡され識別さ
れる。これは再配置されるべきパスを順に指名
するためのもので、パスの追跡ができなくなる
まで、即ち自由リンクが見つかるまで続けられ
る。メークされているパスの追跡が例えば関連
する1次出口のところから開始される場合、ま
ずこの1次出口から第2の2次マトリツクスを
介して特定の3次入口に至るパスが追跡され、
これが第1のパスとして指名される。次に、こ
の特定の3次入口から第1の2次マトリツクス
を介して特定の1次出口に至るパスが追跡さ
れ、これが第2のパスとして指名される。次の
追跡はこの特定の1次出口から第2の2次マト
リツクスの方向に行われる。以下同様にして、
特定の1次出口と第2の2次マトリツクスとの
間のリンク又は特定の3次入口と第1の2次マ
トリツクスとの間のリンクが自由リンクである
ことがわかるまでパスの追跡が続けられる。 ステツプ4−ステツプ3での追跡及び識別によつ
て順に指名されたパスのうちの選択された1つ
のパスがブレークされ、次いでこのブレークに
よつて解放された第1又は第2の2次マトリツ
クスを用いて上述の閉塞状態にあつたパスがメ
ークされる。 ステツプ5−指名されたパスのうちの選択された
別のパスがブレークされ、次いでこの別のパス
よりも先に指名されていたパスが他方の2次マ
トリツクスの方へ切替えられる。例えば、先に
指名されていたパスが第1の2次マトリツクス
を使用していた場合には、第2の2次マトリツ
クスへの切替えが行われる。 ステツプ6−ステツプ4又は5でブレークされた
パスがメークされる。 ステツプ7−指名された最後のパスに達するまで
ステツプ5及び6が繰返される。 本発明のパス再配置方法を使用する閉塞交換網
が電話器などの音声端末だけでなく、デイジタ
ル・データ端末をも収容している場合には、特別
の考慮が必要になる。デイジタル化された形で伝
送される音声は最終的には人間によつて理解され
るべきものであるから、交換動作において例えば
ミリ秒の範囲の短い乱れがあつても許される。こ
の程度の乱れを人間が知覚することは殆んどでき
ないからである。従つて、デイジタル化された音
声のためのパス再配置方法はミリ秒程度のパス・
ブレークを許容し得るものでよい。 しかしながら他のデイジタル・データの場合
は、上述のようなブレークは許されない。例え
ば、1メガビツトのパルス・レートにおいて1ミ
リ秒のブレークが生じると、1000ビツトの情報が
失なわれてしまう。従つて、デイジタル・データ
のためのパス再配置においては、ブレークされる
べきパスに代る代替パスを見つけると共に、ブレ
ーク時点よりも前にこの代替パスを使用可能にす
る必要がある。このため、後述の良好な実施例に
おいては、代替パスを与える呼再配置母線が1次
階ていと3次階ていとの間に設けられ、前述のス
テツプ4又は5でのブレークに先立つて、選択さ
れたパスのための代替パスがこの呼再配置母線を
介してメークされる。 上述とは別の問題として、ステツプ3で指名さ
れたパスの数が多くなり過ぎることがある。パス
再配置に要する時間は、指名されたパス即ち再配
置されるべきパスの数が多くなるほど長くなるか
ら、この数が予め決められた値に達してもなお自
由リンクが見つからなかつた場合には、その時点
でパスの指名を打切り、別のシーケンスに切替え
るのが望ましい。例えば、前述のステツプ3が1
次出口のところから開始されていた場合には、そ
れに代つて3次入口のところからステツプ3が再
び実行される。 〔実施例の説明〕 1次階てい、2次階てい及び3次階ていから成
る簡単な閉塞交換網の例を第1a図に示す。以下
特にことわらない限り、交換網といえば閉塞交換
網を意味するものとする。図示の交換網の1次階
ていは4個の1次マトリツクスP1〜P4(これ
らへの入口は図示していない)で構成され、各1
次マトリツクスの出口は各々異なつた2次マトリ
ツクスに関連している。従つて2次階ていも複数
の2次マトリツクスで構成されるが、第1a図に
はそのうちの2個M1,M2が示されている。各
1次マトリツクスに関連する入口を有する各2次
マトリツクスの入口及び出口の数は等しい。3次
階ていは1次マトリツクスと同数の3次マトリツ
クスT1〜T4で構成される。従つて各2次マト
リツクスの出口は各々異なつた3次マトリツクス
に関連している(3次マトリツクスの出口は図示
していない)。各マトリツクスは行列状に配列さ
れた複数のクロスポイント・スイツチを含むが、
このような構成は周知であるから、ここでは触れ
ないことにする。 第1a図に2次マトリツクスが2個しか示され
ていない理由は、所望の接続を完成させるための
即ち所望のパスをメークするための各再配置手順
が、交換網のサイズとは無関係に、2個の2次マ
トリツクスを用いて遂行され得るからである。以
下の説明から明らかになるように、本発明は3個
以上の2次マトリツクスを含む交換網にも同様に
適用され得る。 交換網でメークされるべき各パスは固定された
端点、即ち選択された1次マトリツクス及び選択
された3次マトリツクスを含む。各2次マトリツ
クスは、各1次マトリツクス及び各3次マトリツ
クスへのリンクを1つしか持たない。交換網の容
量を越えない限り、所望の1次マトリツクスへの
自由なリンク(1次リンク)を持つた2次マトリ
ツクス、及び所望の3次マトリツクスへの自由な
リンク(3次リンク)を持つた2次マトリツクス
が必らず存在するが、これらの2次マトリツクス
が異なつていると閉塞状態が生じる。再配置の目
的は、これら2個の2次マトリツクスのうちの1
個が自由な1次リンク及び3次リンクを両方共持
つようになるまで、これら2個の2次マトリツク
スの間でパスを移すことである。このように、再
配置手順で監視される2次マトリツクスは2個だ
けであるから、以下の説明(及び図面)で2次マ
トリツクスの数を2に限定しても一般性を失うこ
とはない。 各々の1次マトリツクスP1〜P4及び3次マ
トリツクスT1〜T4は同数の入口及び出口を有
し、従つて1次階てい又は3次階ていで閉塞状態
が生じることはない。閉塞状態は、要求されたパ
スのための使用可能な入口及び出口のうちの一方
しか持たない特定の2次マトリツクスのところで
生じる。本明細書において「パス」とは、交換網
の最初の1次階ていから最後のn次階ていまで延
びる接続路を意味し、各階てい間のパス部分を
「リンク」と呼ぶ。第1a図の場合、各パスは1
次から3次まで延び、1次−2次間及び2次−3
次間の2つのリンクを含む。本発明はnが4以上
であつても同様に適用され得るものである。 第1a図の交換網は、1次マトリツクスP1〜
P4及び3次マトリツクスT1〜T4を選択的に
相互接続するための一対の呼再配置母線CR1及
びCR2を含む。呼再配置母線と1次マトリツク
ス及び3次マトリツクスとの間の選択的相互接続
は各々の呼再配置スイツチCR1P1〜CR2T4
によつて実現される。CR1XXは1次(又は3
次)マトリツクスXXを呼再配置母線CR1に接
続するスイツチを表わし、CR2XXはそれを呼
再配置母線CR2に接続するスイツチを表わす。
従つて、例えば1次マトリツクスP1から3次マ
トリツクスT4に至る迂回パスをメークする場合
には、CR1P1及びCR1T4(又はCR2P1
及びCR2T4)が閉じられる。 第1a図の交換網はデイジタル音声以外のデイ
ジタル・データを伝送するものとし、且つ既に6
個のパス(パス1〜パス6)がメークされている
ものとする。この状態でP4からT1への第7の
パスが要求された場合を考えてみる。第1a図の
例では、2次マトリツクスM1は1次マトリツク
スP4への自由リンクを有しているが、3次マト
リツクスT1へのリンクはパス1で使用中であ
り、また2次マトリツクスM2はT1への自由リ
ンクを有しているが、P4へのリンクはパス6で
使用中である。従つて第1a図の交換網において
は、P4からT1へのパスは閉塞状態にある。パ
ス7をメークするためには、2次マトリツクスM
1及びM2の一方を解放してそれがM4及びT1
への自由リンクを持つように、パス1〜パス6の
幾つかを再配置する必要がある。M1及びM2の
何れが解放されるかは重要ではない。P4への自
由リンクを持つM1及びT1への自由リンクを持
つM2以外の2次マトリツクス(図示せず)は再
配置に関与しない。 再配置には複数のパスのブレーク及びメークが
必要であるが、仮定されているデイジタル・デー
タ伝送はパスのブレークによつて大きな影響を受
ける。従つて、或るパスが実際にブレークされる
前に代替パスをメークして使用可能にするため呼
再配置母線CR1及びCR2が使用される。 次に、上述のパス7をメークするための再配置
手順を順を追つて説明する。 まず交換網の状態が第1b図のように変えられ
る。即ち、2次マトリツクスM1を使用していた
パス1が呼再配置母線CR1の方へ切替えられる。
具体的に説明すると、パス1がM1を使用してい
る状態でスイツチCR1P1及びCR1T1が閉じ
られる。この結果、パス1はM1及びCR1の両
方に存在する。然る後、P1,M1及びT1内の
クロスポイント・スイツチを制御することによつ
てパス1がM1から切離される。この切離しの結
果、3次マトリツクスT1に関連するM1の出口
が解放されるので、P4からM1を介してT1に
至るパス7をメークできるようになる。 次のステツプでは、第1c図に示されているよ
うに、2次マトリツクスM1を使用していたパス
3が呼再配置母線CR2の方へ切替えられる。こ
の切替えは上述のパス1の切替えと同様にして行
われる。 パス3の切替えが終ると、2次マトリツクスM
2を使用していたパス4が同様にして2次マトリ
ツクスM1の方へ切替えられる。即ち、M2を介
するパス4がブレークされる前に、M1を介する
代替パスがメークされる。かくして、第1d図に
示されているように、M2からM1へのパス4の
切替えが完了する。 パス4の切替えが終つた時点においては、2次
マトリツクスM2がP1及びT1への自由リンク
を持つている。従つて、呼再配置母線CR1の方
へ切替えられていたパス1を再びM2の方へ切替
えることができる。これはP1,M2及びT1を
適切に制御することによつてM2を介する代替パ
スをメークした後、スイツチCR1P1及びCR1
T1を開放することによつて達成される。かくし
て、第1e図に示されているように、呼再配置母
線CR1が再び使用可能になる。 次のステツプは第1f図の実現である。即ち、
パス5が2次マトリツクスM2から2次マトリツ
クスM1の方へ切替えられる。M1はこの切替え
に必要な自由リンクを既に持つているから、パス
5の切替えは、関連するマトリツクスを適切に制
御することによつてまずM1を介する代替パスを
メークし、続いてM2を介する元のパス5をブレ
ークすることによつて達成される。 第1f図から明らかなように、パス5の切替え
が終ると、1次マトリツクスP3から呼再配置母
線CR2を介して3次マトリツクスT4へ至るパ
ス3を再び2次マトリツクスM2の方へ切替える
ことができる。従つて再配置手順の最後のステツ
プでは、まずパス3のためのM2を介する代替パ
スがメークされ、続いてスイツチCR2P3及び
CR2T4(第1f図で丸印が付されているとこ
ろ)が解放される。かくして、第1g図に示され
ているように、再配置されたパス1〜パス7は何
れも2次マトリツクスM1又はM2を介するもの
になり、呼再配置母線CR1及びCR2は再び自由
になる。 上述の再配置手順のキーは複数のパスの切換え
順序乃至は再配置順序にある。従つて、再配置さ
れるべき各パスを適切に識別するための表が作成
される。第1a図に示されている交換網の初期状
態を表の形で表わすと下記の表のようになる。
【表】 表の縦方向の列は1次マトリツクスP1〜P
4及び3次マトリツクスT1〜T4を示し、横方
向の行は2次マトリツクスM1及びM2を示して
いる。これらの行及び列の交点が特定のパス(パ
ス1〜パス6)を識別する。交点がハイフンにな
つているところは自由リンクである。例えば、P
1及びT1の列とM1の行との交点は各々パス1
を識別しているが、これはパス1がP1からM1
を介してT1に至るものであることを表わしてい
る。再配置されるべきパスは、閉塞されたパスに
含まれる1次出口又は3次入口のところから順に
指名される。上述の例では、P4からT1に至る
開塞されたパス7の3次入口であるT1のところ
から各パスが順に指名される。従つて、P1〜T
1間のパス1が最初に#1として指名される。次
いで、最初に指名されたパスの他端(今の場合は
1次入口であるP1)に接続されている別のパス
即ちP1−T4間のパス4が#2として指名され
る。指名されたパス4の他端はT4であるから、
次に#3として指名されるのはT4に接続されて
いるパス3である。同様にして、パス3の他端で
あるP3に接続されているパス5が#4として指
名される。パス5の他端であるT2へのもう一方
のリンクは自由リンクであるから(表参照)、
パスの指名はこの時点で終了する。指名後の状態
を下記の表に示す。
【表】 表において再配置されるパスは#1〜#4だ
けであり、パス2及びパス6は使用されない。表
は交換網の接続状態から直接作成できるから、
本発明の実施にあたつては前記の表は不要であ
る。 パスの氏名が終ると再配置を遂行することがで
きる。最初のステツプでは、#1が呼再配置母線
CR1の方へ切替えられる。この結果、閉塞され
ていたT1へのリンクが自由になるから、P4−
T1間の所望のパス7をメークすることができ
る。第1b図はパス7のメーク後の状態を示して
いる。 次いで、第1c図に示されているように、#3
が呼再配置母線CR2の方へ切替えられる。この
結果、M1−T4間のリングが自由リンクになる
ので、第1d図に示されているように、#2がM
2からM1の方へ切替えられる。この切替えはP
1−M2間のリンクを自由にするので、第1e図
に示されているように、#1をCR1からM2の
へ切替えることができる。以下同様にして、パス
を一方の2次マトリツクスから他方の2次マトリ
ツクスへ順次に切替えることにより、最終的には
第1g図の状態になる。一般的に言うと、ステツ
プn(nは0から始まる)においては、#(2n+
1)が使用可能な呼再配置母線の方へ切替えら
れ、(サブステツプ0)、次いで#(2n)が一方
の2次マトリツクスから他方の2次マトリツクス
の方へ切替えられる(サブステツプ1)。かくし
て、#(2n−1)を呼再配置母線の一方から使
用可能になつた2次マトリツクスの方へ切替える
ことができる(サブステツプ2)。最後のステツ
プにおいては、最後のパスが偶数番号であればサ
ブステツプ1及び2だけが遂行され、奇数番号で
あればサブステツプ2だけが遂行される。最後の
ステツプが終了したときには、呼再配置母線CR
1及びCR2は共に自由になつている。 上述の例では、P4−T1間の閉塞されていた
パス(パス7)がM1を介してメークされたが、
パスの指名を1次入口であるP4のところから始
めると、パス7はM2を介してメークされること
になる。あとで詳述するが、パス再配置手順は後
者の方が短い。 更に、パスの再配置を#1から始める代りに、
#2から始めてもよい。その場合、まず#2が使
用可能な呼再配置母線の一方(例えばCR1)へ
切替えられ、M2を介する元の#2がブレークさ
れる(第2b図)。然る後、#1がM1からM2
の方へ切替えられる。この結果、M1−T1間の
リンクが自由になるので、M1を介するP4−T
1間の所望のパス7をメークすることができる
(第2c図)。 以下のステツプを一般的に説明すると、n番目
のステツプにおいては、最初のサブステツプで
#(n+1)が自由な即ち使用可能な呼再配置母
線の方へ切替えられる。このサブステツプは、最
後のパスがnの場合(再配置が完了している)に
は不要である。次のサブステツプでは、#(n)
が一方の呼再配置母線からM1(nが偶数)又は
M2(nが奇数)の方へ切替えられる。 しかしながら、上述のシーケンスにおいては、
P1−T4間の#2がCR1の方へ切替えられ、
更にP3−T4間の#3がCR2の方へ切替えら
れるので(第2d図参照)不都合が生じる。即
ち、CR1及びCR2を同時に同じ3次マトリツク
ス(今の場合はT4)へ接続するためには、各3
次マトリツクスに余分の入口を設けておかなけれ
ばならない。同様に、1次マトリツクスP1〜P
4については余分の出口が必要である。これらの
余分の入口及び出口は、第1a図乃至第1g図の
再配置手順では不要のものである。 本発明においては、再配置されるべきパスの数
に上限があり、自由リンクの数に応じて、パス再
配置ステツプの数が最小の最適再配置手順が存在
する。これを証明するため、選択された1次マト
リツクスへの自由リンクを有する第1の2次マト
リツクス及び選択された3次マトリツクスへの自
由リンクを有する第2の2次マトリツクスが識別
されたとする。各2次マトリツクスの1次リンク
(1次マトリツクスへのリンク)及び3次リンク
(3次マトリツクスへのリンク)は対になつてい
るから、上述の自由1次リンクを有する第1の2
次マトリツクスは少なくとも1つの自由3次リン
クを有し、上述の自由3次リンクを有する第2の
2次マトリツクスは少なくとも1つの自由1次リ
ンクを有する(第1a図参照)。前と同じく第1
及び第2の2次マトリツクスを各々M1及びM2
で表わし、それらの1次リンク及び3次リンクを
次の文字で表わす。 a(i)=M1の1次リンク b(i)=M1の3次リンク c(i)=M2の1次リンク d(i)=M2の3次リンク M1及びM2が各々異なつた1次マトリツクス
及び3次マトリツクスへのリンクを1つずつ含ん
でいるものとすると、上記のa、b、c及びdは
リンク番号を表わす。例えばM1及びM2の1次
リンク及び3次リンクの数が各々16であれば、a
〜dは1から16までの範囲にある。インデツクス
iは、以下で説明するリンク・シーケンスにおけ
るリンクの位置を表わし、同じインデツクスiを
有する2つのリンクが1つのパスを構成してい
る。M1及びM2の自由1次リンク及び自由3次
リンクを大文字のA、B、C及びDで各々表わす
ことにすると、前述のパス指名に相当するリン
ク・シーケンスには、所望の1次マトリツクスP
4に接続された自由1次リンクAから始まつて
B、C又はDで終る第1シーケンスと、所望の3
次マトリツクスT1に接続された自由3次リンク
Dから始まつてA、B又はCで終る第2シーケン
スとがある。前記の表は第2シーケンスに従つ
て作成されている。これらのリンク・シーケンス
の一意性は次の2つの定義によつて保証される。 (1) a(i)−b(i)間及びc(i)−d(i)間には各々1つ
のパスがある。 (2) c(i+1)=a(i)、b(i+1)=d(i)上記

(1)は、a(i)及びb(i)に各々対応するM1の入口
及び出口、並びにc(i)及びd(i)に各々対応する
M2の入口及び出口が接続されることを示し、
(2)はa(i)又はd(i)を含むパスの次に指名される
べきパスのリンクがc(i+1)又はb(i+
1)であることを示している。 上述の第1シーケンス及び第2シーケンスを(1)
及び(2)に従つて作成すると次のようになる。 第1シーケンス:A、c(1)、d(1)、b(2)、a(2)、
c(3)、d(3)、………c(n)、d(n)、b(n+
1)、a(n+1)、……… 第2シーケンス:D、b(1)、a(1)、c(2)、d(2)、
b(3)、a(3)、………b(n)、a(n)、c(n+
1)、d(n+1)、……… 第1シーケンスcはc(n)、d(n)又はb(n
+1)が自由リンクであることがわかつたときに
終了し、第2シーケンスはb(n)、a(n)又は
c(n+1)が自由リンクであることがわかつた
ときに終了する。シーケンス中の各要素(リン
ク)の隣接関係は上記の(1)及び(2)によつて一意的
に定められているから、各シーケンスに同じ要素
が2度現われることはない。言い換えれば、xを
aからdまでの任意のリンクとした場合、x(j)=
x(i)が成立することはない。これを背理法で証明
するため、この関係の最初の生起をx(n)=x(k)
と仮定する。シーケンス中の各要素は一意的な直
前要素を持つているから、x(n)=x(k)が正しけ
れば、直前要素についての関係x(n−1)=x
(k−1)も正しくなければならない。これは、
x(n)=x(k)が最初の生起であるという仮定と矛
盾する。従つて、x(j)≠x(i)である。更に、第1
シーケンス及び第2シーケンスの途中に同じ要素
が共通に現われることもない。それらの開始要素
である自由リンクが各々異なつているからであ
る。 2次マトリツクス当りの総リンク数をNとする
と、M1及びM2は全部で2N個のリンクを持つ
ているから、第1シーケンス及び第2シーケンス
の組合わされた長さの最大値は2Nである。これ
は、各シーケンスの長さの最大値がNであること
を意味しない。例えば、第1シーケンスが最短の
シーケンスであれば、最初及び最後の自由リンク
とその間の1つのパスだけを含む。各パスは2つ
のリンクから成つているから、最短シーケンスの
長さは4である。従つて、もう一方の第2シーケ
ンスの長さの最大値は2N−4になる。実際の2
次マトリツクスにおけるNの値はかなり大きいか
ら、シーケンスが長くなり過ぎると、シーケンス
の作成に時間がかかるだけでなく、作成されたシ
ーケンスに基づくパス再配置にも時間がかかる。
従つて、シーケンスの長さの上限をNに決めてお
き、第1シーケンスの作成中にその長さがNに達
してもまだ自由リンクが見つからなかつた場合に
はそこで打切つて、第2シーケンスの作成に切替
えることにすれば、第2シーケンスの長さはN以
下であるから、最適のシーケンスが得られる。最
適シーケンスに含まれる使用中リンクの数はN−
2以下である。従つて、再配置されるべきパスの
最大数は(N−2)/2になる。 シーケンスの作成前には、何れのシーケンスの
方が短いかはわからないから、以下の説明では、
まず第1シーケンスが作成され、その長さがNに
達してもまだ自由リンクが見つからなかつたとき
に第2シーケンスの作成に切替えられるものとす
る。 シーケンスの作成は、交換網を制御する網制御
装置又は専用のパス再配置装置で行われる。本発
明が既存の交換網に適用されるのであれば、後者
のパス再配置装置が必要である。その場合、網制
御装置は要求されたパスが閉塞状態にあることが
わかると、パス再配置装置を起動して上述の第1
シーケンス又は第2シーケンスを作成させ、それ
に基づいてパスの再配置を実行する。交換網がこ
れから新しく設計されるのであればパス再配置に
必要な機能をすべて網制御装置に組込んでおけば
よい。網制御装置としては、例えばZ80のような
マイクロプロセツサを使用できる。 網制御装置は接続要求があつた場合、まず接続
の可否即ち対応するパスが閉塞状態にあるか否か
を調べる。これは、要求されたパスの入口端であ
る1次マトリツクス及び出口端である3次マトリ
ツクスに接続されている自由リンクを調べればわ
かる。それらの自由リンクが同じ2次マトリツク
スに接続されていれば要求されたパスをメークす
ることでき、別々の2次マトリツクスに接続され
ていれば、パスは閉塞状態にある。本発明は閉塞
状態にあるパスをメークするためのパス再配置に
係るものであるから、説明の都合上、要求された
パスは閉塞状態にあるものとする。網制御装置は
1次マトリツクスへの自由1次リンクAを持つた
第1の2次マトリツクス、及び3次マトリツクス
への自由3次リンクDを持つた第2の2次マトリ
ツクスを各々M1及びM2として識別する。かく
して、前述の第1シーケンス又は第2シーケンス
の作成及びそれに基づくパスの再配置を行うこと
ができる。 第1a図から明らかなように、前記の表は第
2シーケンスに従つて作成されている。その場合
の第2シーケンスの内容は次のとおりである。 D=M2−T1 B(1)=T1−M1 a(1)=M1−P1パス1(#1) c(2)=P1−M2 d(2)=M2−T4パス4(#2) b(3)=T4−M1 a(3)=M1−P3パス3(#3) c(4)=P3−M2 d(4)=M2−T2パス5(#4) B=T2−M1 これに対して、表を第1シーケンスに従つて
作成すると次のようになる。 A=M1−P4 c(1)=P4−M2 d(1)=M2−T3パス6(#1) b(2)=T3−M1 a(2)=M1−P2パス2(#2) C=P2−M2 パス再配置を第1シーケンスに基づいて行う場
合、まずP4−T3間のパス6がCR1の方へ切
替えられる。この結果、P4−M2間のリンクが
自由リンクになるので、P4からM2を介してT
1に至る所望のパス7をメークすることができ
る。最後のパス2は偶数番号であるから、最後の
ステツプでは前述のサブステツプ1及び2が遂行
される。即ち、パス2がM1からM2の方へ切替
えられ、次いでパス6がCR1からM1の方へ切
替えられる。再配置手順としては、これらの方が
簡単である。 M1及びM2の識別を逆にしても同様なシーケ
ンス作成及びパス再配置を行える。その場合、所
望の3次マトリツクスへの自由3次リンクを有す
る2次マトリツクスがM1として識別され、所望
の1次マトリツクスへの自由1次リンクを有する
2次マトリツクスがM2として識別される。第1
シーケンスはM1の自由3次リンクから始まり、
第2シーケンスはM2の自由1次リンクから始ま
る。M1及びM2の識別を逆にした場合には、a
(i)とb(i)及びc(i)とd(i)も逆にしておくと、前述
の定義(1)及び(2)をそのまま使える。 M1及びM2の識別を第1a図とは逆にした例
につき、第3a図、第3b図及び第3c図を参照
しながら説明する。 第3a図は複数の1次マトリツクスP1〜Pn,
M1及びM2を含む複数の2次マトリツクス(M
1,M2以外は図示せず)、並びに複数の3次マ
トリツクスT1〜Tnから成る3階てい交換網を
示しており、この交換網においてPn−T2間の
接続が要求されたとする。説明の便宜上、要求さ
れた接続は閉塞状態にあるものとする。Pn−M
2間のリンク及びT2−M1間のリンクは自由リ
ンクであるから、網制御装置(図示せず)はまず
3以上の2次マトリツクスの中から再配置に使用
される2次マトリツクスとしてこれらの自由リン
クを有するものを選択する。第3a図において、
自由リンクは実線で表わされており、使用中のリ
ンクは破線で表わされている。2次マトリツクス
の入力アドレス(入口)及び出力アドレス(出
口)は各々Mn(m)で識別される。nは1又は
2であり、mは入力アドレスの場合はx、y、z
などであり、出力アドレスの場合はa、b、cな
どである。 網制御装置は、所望の1次マトリツクスPn及
び3次マトリツクスT2への自由リンクを識別す
ることによつて、Pn−T2間のパスが閉塞され
ているか否かを調べる。第3a図の例では、Pn
の自由リンクはM2に、T2の自由リンクはM1
に各々接続されているから、Pn−T2間のパス
が閉塞されていることがわかる。網制御装置は更
に、再配置されるべきパスを含む2つの2次マト
リツクスをこれらの自由リンクによつてM1及び
M2として識別する。然る後、網制御装置はまず
第1シーケンスに従うパス再配置表(以下テーブ
ルと言う)を作成するために第3b図のルーチン
を実行する。 第3b図は機能別にブロツク化されており、全
部で12の機能F1〜F12を含む。第3b図のルーテ
ンは、テーブルの作成を第1シーケンスに従つて
M1のところから始めるときに実行される。 最初の機能F1は、使用される2次マトリツク
スM1及びM2のアドレスを記憶させる。 機能F2は、ポインタIXをテーブルの開始アド
レス(バイト・アドレス)PRTABLにセツトす
る。 機能F3は、M1からの自由リンクのアドレス
を得る。第3a図の交換網においては、各マトリ
ツクスはN個の入口及び出口を有し、各1次マト
リツクスのi番目の出口は2次マトリツクスに接
続され、各2次マトリツクスのj番目の出口はj
番目の3次マトリツクスに接続されている。従つ
て、M1からの自由リンクが識別されると、該リ
ンクが接続されている3次マトリツクスT2も自
動的に識別される。 機能F4は、ポインタIXを用いて、最初はF3で
得られた自由リンクのアドレスを最初のエントリ
としてテーブルにロードする。 機能F5は、このリンクが自由であり且つ最初
のエントリでないか否かを調べる。最初のエント
リは常に自由リンクであるから、機能F5は実際
には、テーブル中の2番目以降のエントリが自由
リンクか否かを調べるものである。機能F4〜F11
は繰返しループを構成しており、2番目の自由リ
ンクが見つかるまで繰返し実行される。従つて、
最初は機能F5からF6に進む。 機能F6は、F3で識別された3次マトリツクス
からM2の方向にリンクを追跡する。追跡が可能
であれば、M2に接続された特定の1次マトリツ
クスも自動的に識別される。 機能F7は、このリンクのアドレスをテーブル
の2番目のエントリ位置にロードする。その際、
テーブルのバイト・アドレスを示すポインタIX
の値に3が加算される。第3b図のルーチンによ
つてテーブルの作成が部分的に完了すると、その
各エントリが1つのパスを表わすようにするた
め、このパスをメークする1次マトリツクス及び
3次マトリツクス中の適切なクロスポイント・ス
イツチに対応するアドレスが各エントリにロード
される。これらのアドレスは再配置プロセスを速
めるためのものであるが、ここでは無視すること
ができる。何れにしても本実施例では各パスを表
わすのに3バイトを必要とするから、テーブルの
各エントリは3バイド長である。従つて、機能
F7においてテーブルの2番目のエントリの最初
のバイトをアドレス指定するためには、F4で使
用されたポインタIXの値に3を加算する必要が
ある。 機能F8は、F7でロードされたエントリに対応
するリンクが自由リンクか否かを調べる。このリ
ンクは、機能F6でのリンク追跡が可能であつた
場合には自由リンクではなく、リンク追跡が不成
功に終つていた場合には自由リンクとして識別さ
れる。ここでは、自由リンクではなく、従つて
F8からF9へ進むものとする。 機能F9は、F6での追跡によつて識別された1
次マトリツクスからM1の方向へリンクを追跡す
ることによつてM1リンク及びそれに接続された
3次マトリツクスを識別する。 機能F10は、ポインタIXを6だけ増分する。ポ
インタIXは機能F2でテーブル開始アドレス
PRTABLにセツトされていたから、これを6だ
け増分すると、テーブルの3番目のエントリの最
初のバイトをアドレス指定できる。 機能F11は、増分度のポインタIXが一定値Nを
越えたか否かを調べる。もしIXNであれば、
最適のパス再配置シーケンスを決定できない程度
までテーブルが大きくなつてしまつているので、
メイン・プログラムへの復帰が行われる。IX<
Nであれば、F11からF4に房り、F9で得られた
アドレスがテーブル中のポインタIXによつて指
定される記憶位置にロードされる。以下同様にし
て、機能F5又はF8で自由リンクが見つかるか、
又は機能F11でオーバーフローが検出されるま
で、機能F4〜F11のループが繰返し実行される。 機能F5又はF8は自由リンクが見つかると機能
F12へ分岐し、標識をセツトした後メイン・プロ
グラムへ復帰する。機能F11からメイン・プログ
ラムへの復帰の場合には、この標識はセツトされ
ない。 復帰後、メイン・プログラムは機能F12でセツ
トされているはずの標識を検査する。もしセツト
されていれば、テーブルの作成が完了している。
セツトされていなければ、テーブルの作成が不成
功に終つており、従つてメイン・プログラムは第
2シーケンスに対応する第3c図の機能F14へ分
岐する。 機能F14は第3b図の機能F1と同じで、M1及
びM2のアドレスを記憶させる。 機能F15は、M2からの自由リンクのアドレス
を得、更にそれによつて特定の1次マトリツクス
を識別する。 機能F16はポインタIXをテーブルの開始アドレ
スPRTABLより3バイト分小さい値にセツトす
る。これが終ると、第3b図の機能F7への分岐
が行われる。 機能F7は、第3c図の機能F15で得られた
アドレスをテーブルの最初のエントリ位置にロー
ドする。あとは前述のループが繰返し実行され
る。 テーブルの各エントリの最初のバイト位置(バ
イト1)にロードされるリンク・アドレスが前述
のMn(m)によつて表わされるものとすると、
第3a図の例では、テーブルのバイト1の内容は
次のようになる。
【表】 前述のように、各エントリの2番目及び3番目
のバイト位置には、各パスを完全に指定するのに
必要な情報、例えば関連する1次マトリツクス及
び3次マトリツクスの入口及び出口のアドレスが
あとでロードされる。 テーブルが一旦作成されてしまうと、再配置の
ための実際のスイツチングは比較的簡単に行え
る。第3a図及び表の例で説明すると、まずテ
ーブルのエントリ1によつて指定されたパス(P
2からM2を介してT2に至るもの)がブレーク
され、次いで既に識別されているPn−M2間の
自由リンク及びブレークによつて自由になつたM
2−T2間のリンクを用いて所望のパスがメーク
される。勿論、指定されたパスをブレークする前
に、呼再配置スイツチをセツトすることによつて
代替パスをメークしておく必要がある。テーブル
にはセツトされるべき呼再配置スイツチを識別し
得る情報が書き込まれているから、代替パスのメ
ークも比較的簡単に行える。 指定された最初のパスが一方の呼再配置母線の
方へ切替えられ、PnからM2を介してT2に至
る所望のパスがメークされると、テーブルによつ
て指定される次のパスが他方の呼再配置母線の方
へ切替えられ、次いで一方の呼再配置母線の方へ
切替えられていた最初のパスが元の2次マトリツ
クスM2とは異なる2次マトリツクスM1の方へ
切替えられる。このようにして、テーブルで2番
目の自由リンクが識別されるまで、指定されたパ
スが順次に一方の2次マトリツクスから他方の2
次マトリツクスの方へ切替えられる。最後に2番
目の自由リンクが識別されると、そのとき呼再配
置母線の方へ切替えられていたパスがこの自由リ
ンクに関連する2次マトリツクスの方へ切替えら
れる。 Z80マイクロプロセツサで実行されるパス再配
置プログラムの一例を下記の表に示す。表の
最初の欄はプログラム・ステートメントのライン
番号を示し、2番目の欄はプログラムの特定のセ
グメント乃至はサブルーチンを示し、3番目の欄
は命令のタイプを示し、4番号の欄は同じライン
にある命令で使用されるアドレスその他のパラメ
ータを示す。
【表】
【表】
【表】 メイン・プログラムはライン0〜9から成り、
残りのラインはメイン・プログラムから呼出され
るサブルーチンを構成している。メイン・プログ
ラム自体の呼出しは、閉塞状態にあるパスの接続
が要求されたときに行われる。 プログラムの最初の命令(ライン0)は、ライ
ン10〜27にあるサブルーチンPPARMを呼出す。
プログラムが実行されるとき、Z80マイクロプロ
セツサのHレジスタに入口アドレスがロードさ
れ、Lレジスタに出口アドレスがロードされ、B
レジスタにチツプ・アドレスがロードされる。表
のプログラムは、マトリツクスを構成するチツ
プが2枚のボード上に配置されているシステムを
想定して書かれている。従つて、両ボード上のチ
ツプが使用される場合、或る程度のアドレス変換
が必要である。 3次マトリツクスへの自由リンクを有する2次
マトリツクスのアドレス(TSEC)はDレジスタ
に保持され、1次マトリツクスへの自由リンクを
有する2次マトリツクスのアドレス(PSEC)は
Eレジスタに保持される。新しいパスはHLレジ
スタにある3次アドレス(TRMADDR)及び
BCレジスタにある1次アドレス(PRTADDR)
によつて識別される。パラメータNBRDはボー
ドの枚数を表わす。即ち、ボードが1枚のときは
NBRD=1であり、2枚のときはNBRD=2で
ある。 サブルーチンPPARMは上述のTSEC及び
PSECが同じボードにあるか異なつたボードにあ
るかを調べる。もし異なつたボードにあれば、
NBRDが2にセツトされ、さもなければライン
13のジヤンプ命令によつて次の3つのライン14〜
16がスキツプされる。 ライン17〜25は、選択された2つの2次マトリ
ツクスに接続されている1次リンク及び3次リン
クのアドレスを決定する。これらのリンク・アド
レスを実際に導出するのは、ライン19及び22で呼
出されるサブルーチンLKADDR(ライン28〜31)
である。このサブルーチンは、TSEC及びPSEC
からライン30のマスク操作を用いてリンク・アド
レスを導出する。 リンク・アドレスが導出されると、メイン・プ
ログラムはライン32以下のサブルーチンPSEQ1
を呼び出す。このサブルーチンは第3b図に対応
している。判断機能のF5はライン40で実行され、
F8はライン47で実行され、F11はライン54及び55
で実行される。ライン54からメイン・プログラム
への復帰が行われた場合には、ライン2にあるジ
ヤンプ命令の条件に満たされていないので次のラ
イン3へ進み、第3c図に対応するサブルーチン
PSEQ2(ライン58〜65)が呼出される。ライン57
からメイン・プログラムへの復帰が行われた場合
には、ジヤンプ条件が満たされているのでライン
5へ進み、かくしてテーブルを用いたパス再配置
が実行される。 本発明を組込んだ交換網を実際に設計し、コン
ピユータの端末とコントローラのポートとの接続
を行つた。端末及びポート間のデータ伝送は両方
向であるから、各々の端末及びポートを1次マト
リツクスの入口及び3次マトリツクスの出口の両
方に接続した。端末からポートへの順方向パスと
ポートから端末への逆方向パスとを鏡像関係にし
たので、順方向パスについて作成したテーブル
(パス再配置表)を逆方向パスの再配置にも使用
することができた。
【図面の簡単な説明】
第1a図乃至第1g図は本発明の第1実施例を
示す交換網のブロツク図、第2b図乃至第2d図
は第1b図乃至第1d図に代る第2実施例を示す
交換網のブロツク図、第3a図はテーブル作成を
説明するための交換網のブロツク図、第3b図及
び第3c図はテーブルを作成するルーチンのフロ
ーチヤートである。 P1〜P4……1次マトリツクス、M1,M2
……2次マトリツクス、T1〜T4……3次マト
リツクス、CR1,CR2……パス再配置母線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の1次出口を有する1次階ていと複数の
    3次入口を有する3次階ていとの間に少なくとも
    2つの2次マトリツクスで構成された2次階てい
    が配置されており、かつ前記2次階ていを迂回し
    て前記1次階てい及び前記3次階ていを選択的に
    相互接続するための再配置母線を設けた閉塞交換
    網において、閉塞状態にあるパスをメークするた
    めに、 (イ) 前記パスの接続要求を検出するステツプ (ロ) 前記パスに関連する1次出口への自由1次リ
    ンクを有する第1の2次マトリツクス、及び前
    記パスに関連する3次入口への自由3次リンク
    を有する第2の2次マトリツクスを識別するス
    テツプ (ハ) 前記関連する1次出口又は前記関連する3次
    入口のところから始めて自由リンクが見つかる
    まで、前記第1及び第2の2次マトリツクスを
    介して既にメークされているパスを順次に追跡
    して識別するステツプ (ニ) 前記(ハ)のステツプで識別されたパスのうち選
    択された1つのパスをブレークし、該ブレーク
    によつて解放された前記第1又は第2の2次マ
    トリツクスを介して前記閉塞状態にあるパスを
    メークするステツプ (ホ) 前記(ハ)のステツプで識別されたパスのうちの
    選択された別のパスをブレークし、前記(ハ)のス
    テツプで該別のパスよりも先に識別されていた
    パスを、前に使用していた第1又は第2の2次
    マトリツクスとは異なる第2又は第1の2次マ
    トリツクスの方へ切替えるステツプ (ヘ) 前記(ニ)又は(ホ)のステツプでブレークされたパ
    スを前記第1又は第2の2次マトリツクスを介
    してメークするステツプ (ト) 前記(ハ)のステツプで識別された最後のパスに
    達するまで前記(ホ)及び(ヘ)のステツプを繰返すス
    テツプ を実行するとともに、 前記(ニ)又は(ホ)のステツプでブレークされるべき
    パスを該ブレークに先立つて前記再配置母線の方
    へ切替える ことを特徴とするパス再配置方法。 2 前記(ハ)のステツプで識別されたパスの数が予
    め決められた値に達してもなお前記自由リンクが
    見つからなかつた場合には、開始点を変えて前記
    (ハ)のステツプを最初から実行し直す特許請求の範
    囲1項に記載のパス再配置方法。
JP57150799A 1981-09-01 1982-09-01 閉塞交換網におけるパス再配置方法 Granted JPS5847397A (ja)

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US06/298,398 US4417244A (en) 1981-09-01 1981-09-01 Automatic path rearrangement for blocking switching matrix
US298398 1994-08-30

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JPS5847397A JPS5847397A (ja) 1983-03-19
JPS6365278B2 true JPS6365278B2 (ja) 1988-12-15

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57150799A Granted JPS5847397A (ja) 1981-09-01 1982-09-01 閉塞交換網におけるパス再配置方法

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