JPS6365031B2 - - Google Patents

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JPS6365031B2
JPS6365031B2 JP57062628A JP6262882A JPS6365031B2 JP S6365031 B2 JPS6365031 B2 JP S6365031B2 JP 57062628 A JP57062628 A JP 57062628A JP 6262882 A JP6262882 A JP 6262882A JP S6365031 B2 JPS6365031 B2 JP S6365031B2
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JP
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ink
ribbon
roller
inking roller
spool
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JP57062628A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J31/00Ink ribbons; Renovating or testing ink ribbons
    • B41J31/14Renovating or testing ink ribbons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J35/00Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C1/00Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタイプライタ等に用いられる印字用リ
ボンにインクを補給するための装置に関する。
タイプライタリボン等がタイプライタ内で数回
往復して使用されると、リボン表面に塗布された
インクは次第に使い切られ、印字される文字の色
が次第に薄くなつてくる。そうなると、リボンの
ベースとなつているテープ材料自体はまだ傷んで
いなくても、リボン全体をそのまま交換して仕舞
う必要があつた。そこで、リボンにインクの補給
ができるようになることが望まれていた。
タイプライタリボン用のインク補給装置はこれ
までにも幾つか提案されたことはあるが、それら
は一般に複雑且つ高価なものであり、そのためイ
ンク補給のためのコストは新しいリボンのコスト
と同等になつて仕舞い、かといつて、その装置が
簡単な構成のものである場合には、使い勝手が悪
くしかも汚れ易いという欠点があつた。
従つて、本発明は、比較的簡単な構成で且つ安
価でありながら、手軽に且つ汚れることなく使用
できるインク補給装置を提供することを目的とし
てなされたものである。
而して、本発明るかかるタイプライタリボン等
のためのインク補給装置は、 支持板と、 インク出口と、インクを付着させるため円筒面
を有し上記インク出口に回動自在に取付られたイ
ンク付けローラと、蓋体により気密に閉鎖される
インク注入口と、上記インク出口とは反対側に設
けられる空気孔と、上記空気孔を気密に閉鎖し得
る閉鎖部材とを具備するインクタンクと、 上記インクタンクを、常時は上記インク出口が
インク液面より上方に保持され、装置が倒置され
たときはインク液面下に位置するように支承する
装置と、 インク付けすべきリボンを巻き付けたスプール
を回動自在に支承する装置と、インクが付けられ
たリボンを巻き付けるスプールを回動自在に支承
する装置と、上記スプールを回動させ、インク付
けするリボンを一方のスプールから他の一方のス
プールに移動させる過程で、上記インク付けロー
ラに接触させる装置と、 常時は上記インクタンクの閉鎖部材に上記空気
孔を閉鎖させ、装置が倒置されたときはその閉鎖
を解除する空気孔開閉装置とから構成されてい
る。
この装置においては、インクが外気に曝されな
いよう、気密なインクタンクが用いられる。イン
クは、インク付けすべきリボンを装着した後、装
置全体を逆さにするまではタンク外に出てこな
い。従つて、この装置はインクで汚れることがな
く極めて清潔に使用できる。更にまた、タンクが
密閉されているので、長期間に亙つてインクの乾
燥を防止でき、従つて、一度充填したインクは事
務所等における通常の保管状態において時を隔て
て数回に分けて使用できる。
インクは、カーボンブラツクとオイル等との極
めて粘性の高い混合物であり、この高い粘性のた
めに、超微粉末化されたカーボンブラツク若しく
は煤(すす)等の炭素粉末が経時的に分離、沈殿
するようなことは殆どない。しかも、たとえタン
クを逆さにするようなことがあつても、インクの
粘性に加えてタンクの気密性の故に、インクはタ
ンク内に保持され、インク漏出の危険性は極めて
少ない。然しながら、上記空気孔が一旦開かれる
と、リボンの移動による上記インク付けローラの
回転に伴つて上記インク出口からインクが少しづ
つ送り出され、リボンの表面に塗布される。
本発明に係る一実施例装置において、上記イン
クタンクは、インク出口部材及びインク付けロー
ラと共に取り外して交換できるように構成されて
る。これにより、使用者は所望の色のインクを充
填したタンクを幾つか用意しておき、それらのう
ちからリボンに合つた色のものを適宜選択して、
容易に交換使用することができるようになつてい
る。また、例えば、リボンの長手方向に沿つて半
分の幅の領域は赤色、残りの半分の領域は黒色と
ういうよな2色のリボンにインク補給を行いたい
場合に対処するためには、上記インク出口の横幅
が上記インク付けローラの横幅の略半分程度とな
るように作製し、これを、そこから送り出される
インクが上記ローラの一方の端面からその横幅の
半分より僅かに狭い領域にしか塗布されないよう
に取り付けるとよい。そのようにすると、リボン
の半分の幅の領域にインクを塗布する場合に、ロ
ーラでリボンの全幅を支持しながら、しかもイン
クはローラの幅の略半分の領域にしか付着させな
いということが可能となるのであり、これによつ
て、もしインク付けローラ自体の幅をリボンの幅
の略半分程度とした場合に生じるであろうインク
補給作業中のリボンの曲りや片伸びという問題が
容易に解決されるのである。そして、このような
やり方は、タンクに気密性がない場合にはこれに
どのようにインク付けローラ取り付けてみたとこ
ろで所詮不可能なのであり、気密性のタンクを用
いて始めて可能となるのである。
本発明に係る一実施例装置においては、インク
出口の先端は円弧状に切り取られており、この円
弧部分にインク付けローラが取り付けられてイン
クの出口を殆ど塞ぐような構成となつている。タ
ンクを逆さにしたとき、ローラ表面の出口内部に
位置する部分にインクが付着し、ローラの回転に
伴つてこのインクの付着した表面部分が順次外部
に露呈してくる。ローラ表面に付着するインクの
厚さを薄くするために、上記インク出口のインク
の付着したローラ面が出てくる側の側面先端とロ
ーラ表面との間には細いスリツトが形成されるよ
うにすることが望ましい。本発明の望ましい実施
例においては、上記スリツトの長手方向に対して
直角方向に変位し得る調節板を取り付け、これに
よりスリツト間隔を調整可能として、上記インク
付けローラの表面に付着するインクの厚さ即ちイ
ンクの量を調節できるようにする。上記調節板
は、上記スリツトに臨むそのエツジ部分と反対側
の一辺においてピボツト止めされた回動可能なク
ランク板の如く構成され、そのピボツトロツドに
はもう1枚のクランクアームが固着される。上記
クランクアームの自由端はネジ付きロツドに当接
させるようにし、上記ネジ付きロツドを回すこと
により上記ピボツトが少しづつ回転し、これによ
つて上記調節板が回動、変位して上記スリツトの
間隔が調整されるようにする。
インク付けローラ上に付着するインク量を調整
するためのその他の手段としては、上記ローラを
その回転軸方向に対して直角方向に変位させてイ
ンク出口先端に接近或いは開離させ得るよう構成
し、これにより、ローラ表面と出口先端との間の
スリツト間隔を調整するようにしてもよい。
インク付けすべきリボンを装着し、インク補給
のための準備を完了した段階で、自動的に前記空
気孔を開いてタンクの気密性を取り除くため、タ
ンクが逆さまになるように装置全体を所望の台の
上に立てたときに上記台の表面に接触して移動せ
しめられる弾性的に支持された押し棒とこれに連
結される空気孔開閉カバーとが設けられる。この
カバーによつて空気孔は通常は閉じられている
が、上記の如く装置全体を手近の台の上に逆さま
に立てたときにはカバーが空気孔から離れ、空気
孔が開くようになつている。インク出口並びにイ
ンク注入口は、装置を逆さまにしない通常の状態
では、いずれもタンクの上面に位置するよう設け
られる。リボンは、装置を逆さまにしない通常の
状態において、上記インク付けローラの部分を経
由するかたちで本装置のリボン送り機構に装着さ
れる。リボンを装着した後、装置を逆さまにする
と上記カバーが離れて空気孔が開くので、その状
態でリボン送りを行なえば、上記インク付けロー
ラの回転と共にリボンにインクが塗布される。イ
ンク補給作業完了後は、装置を再度ひつくり返し
てインク出口が上を向くような元の状態とした上
で、リボンを取り外す。
なお、説明の便宜上、以下の説明においてはタ
イプライタリボンに対するインク補給について述
べるが、本発明装置は、タイプライタリボンに限
らず、例えばテレツクス装置、計算機その他印字
機構を有する総ての種類の機器に使用される様々
な形式の印字用リボンのインク補給に適用し得る
ものである。
以下、添付図面に示す本発明に係るタイプライ
タリボンのインク補給装置の一実施例を参照しつ
つ本発明の構成の詳細を説明する。
第1図は本発明インク補給装置の組立状態を示
す斜視図; 第2図は本発明インク補給装置の使用状態を示
す斜視図; 第3図は本発明インク補給装置にインクを補給
すべきリボンをセツトした状態を示示す第1図と
同様の斜視図; 第4図はインクの出口部分の拡大説明図; 第5図はインクタンク部分及びインク付けロー
ラの拡大斜視図;である。
而して、図面に示すインク補給装置10は、取
り外し可能なインクタンク12と、これに取り付
けられたインク付けローラ14とを有しており、
インクはこのローラから、2個のスプール18及
び20の間に保持されたリボン16に塗布される
ようになつている。
第5図に最も良く示されている如く、インクタ
ンク12はネジ栓26によつて閉じられるインク
注入口24を有し、ネジ栓をきつく締めると注入
口24が気密にシールされるようになつている。
タンクの上記注入口を設けたのと同じ側面には
インク出口28が設けられる。この出口はタンク
側面から立ち上がるように形成された矩形のチユ
ーブ状の部材であり(第4図参照)、その先端は
円弧状に切り取られた開口部を形成している。こ
の円弧状開口部には上記インク付けローラ14が
設けられる。ローラの直径は開口部寸法より大き
く、またローラの軸方向の長さも開口部寸法より
1〜2mm程度長く、これにより出口開口部がロー
ラで塞がれるようになつている。出口28は注入
口24と同じ側面に取り付けられているので、第
5図に示すような向きに置いた通常の状態ではイ
ンクは出てこない。タンクを逆さまにしたとき、
即ちインク補給装置10全体を第2図に示すよう
に逆さまにセツトしたときはじめてインクがロー
ラの方へ出てくる。
タンクの反対側の側面、即ち第5図において下
側の側面には空気孔32が明けてある。この空気
孔は、その周囲に取り付けたリング状のシール部
材36に、ヒンジ止めされたカバー34が当接す
ることにより、通常は閉塞されている。ヒンジ止
めされたカバー34はスプリング37によつて空
気孔を閉じる方向へ付勢されており、一対のヒン
ジ38(第5図にその1個が示されている。)を
中心に回動可能なよう取り付けられている。カバ
ー34の自由端には押し棒40が取り付けてあ
り、押し棒40の先端には小さな円板42若しく
はボール等が回転可能に取り付けてある。第3図
に最も良く示されている如く、円板42は、装置
の支持板46の上辺44より僅かに突出するよう
になつている。そうすることにより、インク補給
時に第2図に示す如く装置全体を逆さまにし、所
望の台の上に支持板46の上辺44を下にして立
てたときには、円板42がインク補給装置10を
支承している上記台の上面と接触、押圧され、ス
プリング37のスプリング力に抗して押し動かさ
れ、これによつてヒンジ止めされたカバー34が
回動して上記空気孔32が開放されるものであ
る。インク補給作業を終え、補給装置を元どおり
第1図に示すような非作動状態としたときには、
スプリング37が働いてカバー34が空気孔32
を再び閉塞する。
インク付けローラ14は、出口28に設けられ
た一対のラグ50(第1図若しくは第3図参照)
によつて回転自在に支承されており、また、ロー
ラの両端にはリボン16をガイドするための一対
の円板状のガイドフランジ14aが取り付けてあ
る。インク補給期間中、ローラ14は第5図中の
矢符52が示す方向に回転し、そのインクの付着
した面がリボン16と接触する。第4図及び第5
図に最も良好に示されている如く、出口28の図
中左側の側面はローラ表面から僅かに離れた状態
で出口スリツト28aを形成している。これに対
して、出口28の右側の側面はローラの表面に接
触している。従つて、タンク12が逆さにされた
状態においてローラが回転すると、上記円弧状に
切り取られた開口部に設けられたローラの円筒状
表面にインクが薄い膜状になつて付着し、上記ス
リツト28aからローラの回転と共に送り出され
る。
ローラの表面に付着するインクの量を調節し、
従つてまた、リボンに塗布されるインクの量を調
節するために、調節板54がヒンジ止めして取り
付けてある。この調節板の下端には一対のラグ5
6が突出して設けられ、このラグにはピボツト止
め用のロツド58が固着されている。調節板の上
端は内側へ折り曲げられてワイピングエツジ60
を形成し、このワイピングエツジが第4図中矢符
62で示す如くローラの表面に接近したり遠ざか
つたりするようになつている。このようにして、
ローラ14の表面に付着するインクの量がワイピ
ングエツジ60によつて調整される。
而して、上記ピボツトロツド58は、タンク1
2に取り付けられた一対のラグ64により支承さ
れ、且つ、ロツド58の一端にはクランク66が
取り付けられる。クランク66のアームの自由端
はネジ付きロツド68の下端に当接している。ロ
ツド68は、タンクの上面に取り付けたトラニオ
ン70にねじ込まれており、ロツドに取り付けた
ハンドル71を操作することによりトラニオンに
対して相対移動するようになつている。そこで、
ハンドルを回転させると、ネジ付きロツド68が
クランク66のアームに対して上下に相対移動
し、ロツド68の下端がクランク66のアームに
当接しているためピボツトロツド58を中心にク
ランクを回動させ、これにより調節板54が回動
せしめられて、インク付けローラ14の表面のイ
ンク付着量が調整されるものである。クランク6
6のアームは、これに取り付けられている板バネ
67の作用によりロツド68の下端と常に接触状
態を保つよう付勢されている。
更にまた、インク12には、弾力性を有する金
属で作製されたワイパーブレード69が取り付け
てある。その自由端には、インク付けローラ14
の円筒表面に接触するエツジ69aが形成され、
ローラ表面から塵埃や繊維屑を掻き取つてそれら
がタンク内に混入するのを防止するようになつて
いる。また、ワイパーブレード69の上半部に
は、新たにインクを塗布されたリボン面と接触す
る折曲げ部69bが形成され、リボンに塗布され
たインクを均一且つ滑らかにする役目を果してい
る。
ヒンジレバー73の一端には、表面のざらざら
した押えローラ72が取り付けられている(第2
図、第3図参照)。レバー73は、支持板46に
取り付けられたピボツトピン74を軸として回動
し得るようになつており、本装置の作動時には、
第2図及び第3図に示す如く、押えローラ72が
インク付けローラ14に対して押し付けられ、両
ローラの間にインク付けさるべきリボンが挾まれ
るようになつており、また、装置の非作動状態で
は、第1図に示す如く、押えローラ72が上に持
ち上げられてインク付けローラ14から離れ、リ
ボンをセツトしたり外したりできるようになつて
いる。この両位置は、レバー73を2つのスプリ
ングクリツプ76でそれぞれ保持することにより
確保される。
押えローラ72の一方の端面にはギア78が取
り付けられ、インク付けローラ14の一端面に取
り付けられたギア80と噛み合うようになつてい
る。そのため、リボンの裏面が押えローラ72の
ざらざらした面と接触してこの押えローラ72を
回転させると、互いに噛み合つたギア78及び8
0の作用でインク付けローラ14が回転する。従
つて、リボンはインク付けローラ14上を単にス
リツプして通過するようなことがなく、これによ
りローラ14に付着したインクがリボンの表面に
順次連続的に転写されるものである。ローラ14
と72とは同一直径に、またギア78と80は同
一歯数になつていて、両ローラは同一回転率で回
転するようになつている。
レバー73には、一対のガイドラグ82を有す
るガイド板81が取り付けてある(第1図または
第3図参照)。この両ラグの幅及び位置はリボン
の両側辺に適合し得るよう形成、取り付けられて
おり、リボンがローラ14に真直ぐ正確に引き込
まれるようリボンの位置決めを行う作用を果して
いる。レバー73が作動状態に位置しているとき
には、支持板46に取り付けた固定ガイド84と
ガイド板81との間には僅かな間隙しか形成され
ないようになつている。それは、リボンの末尾に
取り付けられているボタンその他の止め具が、ロ
ーラ14と72との間に引き込まれてインク付け
ローラ14の平滑な表面を傷つけるのを防止する
ためである。
インク付けさるべきリボン16は2個のスプー
ル18及び20の間に懸け渡されている(第2
図、第3図参照)。両スプールは、支持板46に
回転自在に取り付けられた2本のシヤフト86に
よつてそれぞれ保持される(第1図)。シヤフト
86は、リボンを一方のスプールから他方のスプ
ールに巻き取るためのハンドル88と一体的に形
成されており、且つ、各シヤフト86には円板状
の裏押えフランジ90がそれぞれ固着されてい
る。それぞれのフランジには小さな突出ピン91
が取り付けられており、これらのピンがこれに対
応して各スプールに明けられた孔(図では省略)
に嵌り込んでスプールの空廻りを防止するように
なつている。
ハンドル88の代りに、電気モータでこの装置
を駆動するようにすることも勿論可能である。そ
の場合には、例えば上記フランジ90の外周に歯
形を形成し、図では省略したモータの出力軸に取
り付けた小さなピニオンギアでフランジを回転さ
せるようにすればよい。
スプールをシヤフト86上に安定に保持するた
めの保持枠92が支持板46にヒンジ止めして取
り付けられる。この保持枠を第1図に示す如く開
くことによりスプール18及び20をシヤフト8
6に挿通、セツトすることができる。そのように
してリボンをセツトした後、保持枠92を第2図
に示す如く閉じてその自由端を弾性力を有するロ
ツク用のラツチ96で係止する。そのとき、シヤ
フト86の先端は保持枠92の窪み98に嵌り込
んで、スプールは安定に保持される。
支持板46には、反転ガイド94が取り付けて
ある。この反転ガイドは、スプール18上にリボ
ンの新たにインクを塗布した面が外側を向いて巻
き取られるように、このガイドを経由させること
によつてリボン面を反転させる役割を果してい
る。また、新たに塗布されたインクの塗布状態の
均一化を一層促進させる。
インク付けローラ14を取り付けたタンク12
は、2個の蝶ネジ100によつて支持板46に容
易に着脱できるように取り付けられる。そうして
おくと、それぞれ色の異なつた幾つかのタンク及
びインク付けローラを必要に応じて適宜使い分け
ることができて便利である。
また、他の実施例においては、出口28の横幅
をローラの横幅の半分より僅かに狭く、即ち0.5
〜1.5mm程度狭くして、これによりローラの横幅
の略半分程度にしかインクが付着しないようにす
ることもできる。そのような実施例装置は、2色
リボンにインクを塗布する場合に有用であり、そ
の場合1回の補給作業でリボンの半分の領域の塗
布作業が行われるものである。このような実施例
装置の利点は、ローラでリボンの全幅を支持しな
がら、しかもインクはローラの幅の半分の領域に
しか塗布されないということが可能となる点にあ
る。
而して、本装置を使用するに当つては、先ず最
初に、注入口24からタンク内にインクを充填し
た上でネジ栓26をしつかり閉じる。この段階で
は、空気孔32は閉じており、タンクが第1図ま
たは第5図に示すような向きに置かれている限り
インクが漏出する虞れは全くない。
然る後、タンクが支持板46にまだ取り付けら
れていない場合にはこれを取り付け、インク付け
すべきリボンを巻き付けたスプール18及び20
をシヤフト86にそれぞれ取り付ける。リボンは
ガイド板81と固定ガイド84との間を通し、ガ
イドラグ82の中を通す。この段階では、リボン
をインク付けローラ14と押えローラ72との間
にセツトするために、レバー73は開いた状態に
してある。その後、リボンを反転ガイド94に巻
き掛けることによりリボンの向きをこれまでとは
反対方向へ引き回してスプール18に巻き付け
る。最後に、レバー73を動かしてローラ72を
インク付けローラ14に押し当て、ギア78と8
0とを噛み合わせる。
以上のセツト作業を完了した後、本装置10全
体を第2図に示す如く逆さまにして、支持板46
の上辺44を下にして立てる。その結果、円板4
2が押されて押し棒40が動かされ、前記の空気
孔32が開かれる。タンク12が逆さにされるこ
とによりインクがインク付けローラ14の表面の
一部に接触する。インクは強い粘性を有している
ため、空気孔32が開かれてタンクの気密性が破
れない限り、インクが前記の出口スリツト28a
から漏れ出ることはない。
スプール18の方のハンドル88を回転させる
と、リボンはインク付けローラ14と押えローラ
72との間に挾まれた状態でスプール20からス
プール18側へと巻き取られる。ローラ14の回
転に伴い出口スリツト28aからインクがローラ
表面に付着して取り出され、これがリボン表面に
転写されて、リボンへのインク補給がなされる。
インク補給の作業を完了したら、装置10を再び
第1図に示すような向きに立て直す。その結果、
空気孔32は自動的に閉じられて、タンクからイ
ンクは漏れなくなる。レバー73を開いた状態に
し、保持枠92を開いて、2つのスプールをイン
ク付けを終えたリボンと共に取り外す。
なお、レバー73を作動状態にセツトするとき
にインク付けローラ14の表面を損傷しないよう
にするために、第3図に示す如く、レバー73の
一端をダツシユポツト(緩衝器)102と連結し
ておくことも推奨される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明インク補給装置の組立状態を示
す斜視図;第2図は本発明インク補給装置の使用
状態を示す斜視図;第3図は本発明インク補給装
置にインクを補給すべきリボンをセツトした状態
を示す第1図と同様の斜視図;第4図はインクの
出口部分の拡大説明図;第5図はインクタンク部
分及びインク供給ローラの拡大斜視図;である。 12……インクタンク、14……インク付けロ
ーラ、16……リボン、18,20……スプー
ル、24……インク注入口、26……ネジ栓、2
8……インク出口、28a……出口スリツト、3
2……空気孔、34……空気孔開閉カバー、37
……スプリング、38……ヒンジ、40……押し
棒、42……円板、46……支持板、54……調
節板、58……ピボツトロツド、60……ワイピ
ングエツジ、68……ネジ付きロツド、69……
ワイパーブレード、70……トラニオン、72…
…押えローラ、78,80……ギア、86……シ
ヤフト、88……ハンドル、90……フランジ、
92……保持枠、94……反転ガイド、100…
…蝶ネジ、102……緩衝器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の(a)項乃至(e)項記載の構成要素から成
    り、インクタンクを天地反転して印字用リボンに
    インクを補充するインク補給装置。 (a) 支持板46。 (b) インク出口28と、インクを付着させるため
    円筒面を有し上記インク出口28に回動自在に
    取付られたインク付けローラ14と、蓋体26
    により気密に閉鎖されるインク注入口24と、
    上記インク出口28とは反対側に設けられる空
    気孔32と、上記空気孔32を気密に閉鎖し得
    る閉鎖部材36とを具備するインクタンク1
    2。 (c) 上記インクタンク12を、常時は上記インク
    出口28がインク液面より上方に保持され、装
    置が倒置されたときはインク液面下に位置する
    ように支承する装置。 (d) インク付けすべきリボンを巻き付けたスプー
    ル18を回動自在に支承する装置と、インクが
    付けられたリボンを巻き付けるスプール20を
    回動自在に支承する装置と、上記スプールを回
    動させ、インク付けするリボンを一方のスプー
    ル18から他の一方のスプール20に移動させ
    る過程で、上記インク付けローラ14に接触さ
    せる装置。 (e) 常時は上記インクタンク12の閉鎖部材36
    に上記空気孔32を閉鎖させ、装置が倒置され
    たときはその閉鎖を解除する空気孔開閉装置。 2 上記インク出口28の先端が円弧状に形成さ
    れ、その円弧部に上記インク出口28を殆ど塞ぐ
    如く上記インク付けローラ14を取り付け、これ
    により、装置を逆さまにしたときに上記インク付
    けローラ14の円筒状表面の上記出口内部に位置
    する部分にインクが接触するよう構成すると共
    に、インク付けローラ14の回転によりインクの
    付着したローラ面が露呈してくる側の上記インク
    出口28を形成するインク出口先端28aと上記
    インク付けローラ14の円筒状表面との間にスリ
    ツトを形成したことを特徴とする特許請求の範囲
    1項記載のインク補給装置。 3 上記スリツトの幅を調整することにより上記
    インク付けローラ14上に付着するインク量を調
    節可能とするため、上記インク付けローラ14と
    平行に、且つ、上記インク付けローラ14との間
    の距離が調節自在に支承された調節板54を設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    インク補給装置。 4 上記調節板54が、上記スリツトに臨むその
    エツジ60部分と反対側の一辺においてピボツト
    止めされた回動可能なクランク板から成り、その
    ピボツトロツド58にはもう1枚のクランクアー
    ム66が固着されると共に、上記クランクアーム
    66の自由端はネジ付きロツド68に当接され、
    上記ネジ付きロツド68を回すことにより上記ピ
    ボツトロツド58が回転するよう構成したことを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載のインク補
    給装置。 5 上記インク付けローラ14の表面と上記イン
    ク出口先端28aとの間の上記スリツト間隔を変
    更することによりインク補給期間中にインクタン
    ク12から送り出されるインク量を調整するた
    め、上記インク付けローラ14をその回転軸方向
    に対して直角方向に変位させてインク出口先端に
    接近或いは開離させるローラ位置調整機構を設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    インク補給装置。 6 上記インクタンク12が逆さまになるように
    装置全体を所望の台の上に逆さに立てたとき、上
    記台の表面に接触して移動せしめられる弾性的に
    支持された空気孔開閉カバー34を設け、装置全
    体を所望の台の上に逆さまに立てたときには上記
    空気孔開閉カバー34が上記空気孔32から離れ
    て空気孔32が開くよう構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第5項のうちのい
    ずれか1に記載のインク補給装置。 7 インク付けすべきリボンを間に挾んで上記イ
    ンク付けローラ14の円筒状表面に押し当て、上
    記リボンの移動に伴い回転せしめられる表面のざ
    らざらした押えローラ72を設けると共に、リボ
    ンの移動に伴つてインク付けローラ14を回転さ
    せるため、上記押えローラ72とインク付けロー
    ラ14間に両者を連動して回転せしめる連動機構
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    ないし第6項のうちのいずれか1に記載のインク
    補給装置。 8 2色リボンのインク補給において1回の補給
    作業でそのうち1色を塗布し得るよう、上記イン
    ク出口28の横幅を上記インク付けローラ14の
    横幅の略半分程度に形成すると共に、このインク
    出口28をそこから送り出されるインクが上記イ
    ンク付けローラ14の一方の端面に近い略半分の
    領域に塗布されるよう取り付けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第7項のうちのい
    ずれか1に記載のインク補給装置。 9 インク付けすべきリボンを相互間に巻き付け
    た2個のスプール18,20を保持するスプール
    保持具と、一方のスプールを回転させることによ
    りリボンを他方のスプールから上記インク付けロ
    ーラ14を経路して巻き取るリボン送り機構と、
    リボン巻取り側スプールにリボンがその新たにイ
    ンクを塗布された面が外側を向いて巻き取られる
    ようリボン面を反転させる反転ガイド94とを設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
    し第8項のうちのいずれか1に記載のインク補給
    装置。
JP57062628A 1981-04-16 1982-04-16 Supply device for ink Granted JPS57201683A (en)

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JPS6365031B2 true JPS6365031B2 (ja) 1988-12-14

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KR (1) KR880000636B1 (ja)
DE (1) DE3214686A1 (ja)
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JPS59194946U (ja) * 1983-05-31 1984-12-25 株式会社精工舎 インクカ−トリツジ
DE3412923A1 (de) * 1984-04-06 1985-10-17 Dereser-Neumann, Gertrud, 8700 Würzburg Einfaerbvorrichtung
DE3609383C2 (de) * 1986-03-20 1995-04-06 Voith Gmbh J M Einrichtung zur Beschichtung von laufenden Warenbahnen

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KR880000636B1 (ko) 1988-04-19
DE3214686A1 (de) 1982-12-02
JPS57201683A (en) 1982-12-10
GB2100149A (en) 1982-12-22
GB2100149B (en) 1984-09-05
SG73187G (en) 1988-04-15
MY8700840A (en) 1987-12-31
KR830009945A (ko) 1983-12-24

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