JPS6364103A - 仕上げ精度を考慮した自由曲面の加工情報生成方法 - Google Patents

仕上げ精度を考慮した自由曲面の加工情報生成方法

Info

Publication number
JPS6364103A
JPS6364103A JP20854986A JP20854986A JPS6364103A JP S6364103 A JPS6364103 A JP S6364103A JP 20854986 A JP20854986 A JP 20854986A JP 20854986 A JP20854986 A JP 20854986A JP S6364103 A JPS6364103 A JP S6364103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
data
tool path
cutting
accuracy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20854986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2531149B2 (ja
Inventor
Tetsuzo Kuragano
哲造 倉賀野
Nobuo Sasaki
伸夫 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP61208549A priority Critical patent/JP2531149B2/ja
Publication of JPS6364103A publication Critical patent/JPS6364103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531149B2 publication Critical patent/JP2531149B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は3次元自由曲面をNCマシニングセンタ等で自
動切削加工するための加工情報(工具径〔発明の概要〕 3次元自由曲面のデータから数値制御工作!aThi用
の工具径路データを生成する際に、加工形状の寸法精度
(公差)を考慮した多面体近似を行い、多面体上に工具
経路を生成して、設計寸法精度を満足する加工データを
高能率で高速に生成させたものである。
〔従来の技術〕
計算機内部で3次元自由曲面のデータを扱い、これらの
データから最終的な製品又は金型をNC工作機械等で自
動加工するためのNCデータ(工具径路データ)を生成
するCAD/CAMシステムが実用化されつつある。
工具径路生成の一手法として従来から知れているものに
A P T (Automatically Prog
rammed Tools)がある。APTの主体は英
語に類似した記述様式を持つ多軸輪郭制御■用の汎用自
動プログラミング言語である。この言語は、工作物と工
具の幾何学的形状、工作物に対する工具の運動の外、工
作機械の機能、許容誤差、算術計算などに関する命令、
定義を含む。この言語で記述したプログラムを大型コン
ピュータにかけると、NCテープを出力することができ
る。
一方、計算機内で製品外径等の曲面を扱う場合、形状の
制御性が良い(変形や修正が容易)とか計算が容易であ
ると云った設計に好ましい性質を持つB5z ier式
とかB−Spline式を用いたパラメトリックな表現
形式が良く使われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
工具径路生成に内在する最も根本的な問題は、加工精度
を考慮したデータ生成の効率の問題及び工具干渉判定の
問題である。
上述のAPTは、ユーザが工具往路を指示(プログラム
)し、その結果自由曲面の切削データが生成されるもの
であって、計算機内で生成された幾何モデルから自動的
に工具径路を生成するものではない。本来CAD/CA
Mシステムは、設計時の形状情報を加工へ伝達するから
全体として効率が良くなるのであって、APTのように
設計は別に行われ、要求形状を意識しながら加工用の工
具径路をプログラムするのでは効率向上が望めない。
一方、パラメトリックに表現された曲面は、座標系に依
存しないため形状定義には都合が良い。
しかし曲面を切削する工作機械は座標系が決まっている
ため、計算機内で生成した曲面データから加工データ(
工具径路データ)に精度良く変換することができない。
このため加工精度が低下する。
またパラメトリック表現に基いて直接切削加工すると、
工具又は工具ホルダと仕上形状との干渉(衝突)をチェ
ックすることが技術的に困難で、必要部分を切削してし
まう不都合が生じる。
他に知られている多面体近似による曲面表現では、処理
能力を越えるような膨大なデータを汲わないと十分な加
工精度が得られない。従って実用に耐える程の実短時間
での加工データの生成は到底望めない。高速処理を行う
ために曲面表現のデータ数を少なくすると、加工精度が
粗くなり、設計された曲面の公差を満足することができ
なくなる。
本発明は上述の問題にかんがみ、必要な加工精度を満足
する工具径路データを高速で生成させることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は3次元自由曲面を表現したデータを加工してN
Cミーリングマシンのような少なくとも3軸制御の数値
制御工作機械用の工具径路データを生成するシステムで
ある。
設計図面上の公差指示のような与えられた寸法精度情報
に基いて、自由曲面の各部の曲率半径とその曲率中心か
ら切削用近似平面までの距離との誤差が所定以下、つま
り指定公差以内となるように、上記切削用近似平面の個
々の大きさを定める手段(精度決定プリプロセッサ21
)を備える。
自由曲面の全面にわたる上記切削用近似平面の集合体か
ら成り、且つボールエンドミルのような工具の形状に応
じて自由曲面からオフセットさせたオフセット多面体を
生成する手段を備える。
更に、上記オフセット多面体の表面をサンプリングして
得られる座標データを基に工具経路データを生成する手
段を具備する。
〔作用〕
最終仕上げ品の寸法精度を考慮して工具径路データを生
成するので、扱うデータ量及び演算量が最適となり、よ
り小規模の計算機で高速処理が可能となる。
〔実施例〕
くG、ニジステム全体の構成〉 第1図に実施例のCAD/CAMシステムの全体構成を
示す。第1図において自由曲面生成処理システム1は、
CADに相当する部分で、目的物の3次元自由曲面を表
現する幾何モデルの形状データをオペレータの入力操作
に基いて生成し、ファイルに蓄積する。目的物は機械加
工部品やモールド金型である。
作成された形状データは、自由曲面切削用工具径路生成
システム2において加工データ、即ち切削工具の移動径
路を決定するデータに変換される。
加工データは20ノビ−ディスクに落とされ、NCミー
リングマシン3  (NCフライス盤又はマシニングセ
ンタ)にフロッピーディスクを装着することにより、自
動加工が行われる。
自由曲面生成処理システム1及び自由曲面切削用工具径
路システム2の実体はコンピュータであり、ユーザイン
ターフェイスのために、キーボードやディジタイザ等の
入力装置4及びCRT等のディスプレイ装置5が付属し
ている。
工具径路生成システム2は、 (1)、自由曲面の形状精度 (2)、自由曲面の表面粗度(表面あらさ)(3)、工
具干渉チェック を考慮し且つ高速に加工データを作成するように工夫さ
れたアルゴリズムで動作する。
〈G2 :工具径路生成システムの構成〉第2図に示す
ように、工具径路生成システムは順次又は平行して起動
される複数のプログラムモジュールを含む。各プログラ
ムモジュールは専用のデータプロセッサと考えることが
できるので、以下プロセッサと称する。
まず予備処理段階で起動されるのが、精度決定プリプロ
セッサ21及び面粗度決定プリプロセッサ22である。
精度決定プリプロセッサ21は、目的加工物に対して指
定された公差に基いて、CAD段階で生成された幾何モ
デルの曲面を多数の四辺形(又は三角形)に分割してす
るための分割細度を決定する。この多面体分割により、
公差内で近似された切削形状(切削モデル)を生成する
ことができる。公差を考慮した多面体近似により、必要
以上に高精度でなくしかも設計仕様を満足する切削加工
を実行するための最適工具径路を決定することができる
工具径路は生成された多面体上に設定される。
つまり工具は空間内の点から点へ微細に直線運動しなが
ら曲面を切削する。このような切削加工は通常の3軸制
御NCミーリングマシンで実現できる。
なお実際の工具径路は、加工面に対して工具の刃先から
工具中心(工具移動の指令位置)までオフセットした仮
想のオフセット多面体上に設定される。
次に面粗度決定プリプロセッサ22は、目的加工物に対
して指定された表面あらさに基いて、工具の送り巾(送
りピンチ)を決定する。一般に工具送り巾が狭ければ、
表面はよりなめらかに切削される。しかし工具送り巾を
1/2にすれば、工具径路を規定するデータ量は2倍に
なる。従って最小の工具径路データで所要の仕上げ表面
あらさを得るために、工具送り巾は最適に設定されなけ
ればならない。面粗度決定プリプロセッサ22では、与
えられた表面あらさを満足する工具送り中を算出するた
めのアルゴリズムを含む。
これらの精度決定プリプロセッサ21及び面粗度決定プ
リプロセッサ22によって得られたオフセット多面体の
分割細度及び工具送りピンチのデータは、荒削り用プロ
セッサ23及び仕上削り用プロセッサ24から成る工具
径路生成プロセッサに渡され、これらに基いて幾何モデ
ルの曲面データが順次処理されて、工具径路データが最
終的に生成される。なお荒削りと仕上げ削りとは、工具
の大きさと送り巾及び仕上代の有無が夫々異なるのみで
、データ処理アルゴリズムは同一と考えてよい。また荒
削りプロセスにおいては、公差及び面粗度について考慮
しなくてよい。
これらの工具径路生成のプロセッサ23.24の最も重
要な機能は工具干渉を回避した工具径路を決定すること
である。工具干渉は工具外径が大きい荒削りプロセスで
最も生じ易い、更に、工具径路生成アルゴリズムを工夫
することにより、これらのプロセッサ23.24におい
て高速に工具径路を生成することができるようになって
いる。
生成された工具径路データは、荒削り及び仕上げ削りの
順にフロッピーディスク等を媒体として第1図のNCミ
ーリングマシン3に渡され、ブロック素材に対してミー
リング(フライス)切削加工が実行される。
なお第2図に示す工具径路生成システムには、パラメー
タ切削用プロセッサ25が付属していて、パラメータ表
現の原曲面形状データに基いて直接に切削加工すること
も可能になっている。このプロセッサ25では工具干渉
チェックを行わないが、干渉が生じないと予測できる曲
面については、曲面形状に応じてパラメータ切削を選択
することができる。
更に工具径路生成システムは、工具径路表示プロセッサ
26及び干渉箇所表示プロセッサ27を含む。これらの
プロセッサによる3次元画像表示により、工具径路や工
具干渉を視覚で認識することができる。
工具径路生成システムの各プロセッサ又はプリプロセッ
サは、ユーザインターフェイスモジュール28を通じて
入出力機器とデータの出し入れを行うことができる。キ
ーボードやディスプレイ、XYプロッタ等の入出力機器
を使用して、オペレータは各プロセッサを動作させ、処
理結果を得ることができる。
第3図に第2図の工具径路生成システムの処理フローチ
ャートを示す。まず曲面データを計算機ファイルから読
込む(入力PI)。次に曲面データを表示してデータを
確認する(表示P2)。次に荒削り用プロセスに進み、
荒削り用工具径路を生成させる。荒削りプロセスではま
ず仕上代と工具径を指定する(操作P3)。これらの指
定値と曲面データとに基いて、工具干渉を回避した工具
径路を荒削り用プロセッサ23(ルーチンP4)で生成
する。これにより生成されたデータにより、荒削り用工
具径路、切削開始点、切削終了点を表示する(表示P5
)。このとき不可避の工具干渉箇所があったならばこれ
を表示する(表示P6)。
工具干渉が生じた場合(判断P7)、工具径を変更する
ために操作P3に戻り、再度工具径路の生成を実行する
判断P7で工具干渉が無いと判定されると、次の仕上げ
削りプロセスに進む。このプロセスでは、まず仕上げ工
具径を指定する(操作P8)。更に登録されている一般
公差テーブルの公差等級(許容公差)を指定する(操作
P9)。次に仕上げ精度決定のプリプロセッサ21 (
ルーチンPIO)を起動し、指定された公差テーブルと
切削寸法との照合により、仕上げ精度(オフセット多面
体への分割細度)を決定する。更に設計図面に指定され
た面粗度値を入力する(操作P11)。この面粗度指定
値により、工具送り巾が仕上げ面粗度決定プリプロセッ
サ22(ルーチンP12)によって決定される。
次に許容公差及び指定面粗度により決定された多面体の
分割細度及び工具送り巾のデータに基いて、仕上削り用
プロセッサ24(ルーチンP13)を起動させ、仕上削
り用工具径路を生成させる。
生成された工具径路データにより、仕上削り用工具径路
を表示させると共に、工具干渉箇所を表示させる(表示
P14、PI3)。工具干渉が生じていたならば、判断
P16から操作P8に戻り、部分的に仕上げ工具径路を
変更し、再度工具径路を生成させる。この工具変更によ
り干渉が除去されれば、生成した工具径路データをファ
イルに書込んで一連の処理が終了する。
くG3 :精度決定プリプロセッサの詳細〉第4図に幾
何モデルと生成された工具径路との誤差を示す。X−Y
−Zの3軸制御により加工する場合、工具は径路Gに示
すように空間内の点から点に直線運動する。従って曲面
を切削する場合、曲面(幾何モデルS)と切削した形状
(切削モデル)との間に差が生じる。この差を小さくす
るには、幾何モデルから多数点をサンプリングして取出
さなければならない。しかしサンプリング点が多過ぎる
と、膨大な工具径路データが生成され、工作機械の記憶
容量を越えてしまう。逆にデータの数を減らすと、曲面
部が直線で切削されてしまうため曲面部が薄れてしまう
このため設計時に設定された一触公差(特別指定がない
部分の寸法の許容誤差)を満足するようにサンプリング
数を決定する必要がある。
一般公差はJIS又は各製造者において規定されていて
、例えば出願人において使用している一般公差等級の5
TS−1は表1のとおりである。
表1.一般公差等級5TS−1(単位n)L≦ 4  
    ±0.1 4<L≦16      ±0.15 16くL≦63      ±0.2 63くL≦250     ±0.3 250<L          ±0.5この表より、
第4図の曲率半径360 **の部分の公差は±0.5
Bとなる。従って幾何曲面Sと工具径路Gとの誤差がQ
、5mm以下となるように、多面体への分割細度を決定
すればよい。
第5図に分割細度を決定する原理を示す。距離2の工具
径路P+ 、Pgを設定した場合、その中間点P、はP
+ 、Piと同一平面上にあり、各点における曲率半径
ρも変化しないと考えられる。
最大誤差δは上記中間点P、においで生し、δ−ρ−ρ
cos θ −・−・・・・−−一−−−・−・・(1
)□=  ρsinθ 〜・・−・−・・・・・・・・
・・−(2)である。式(1)より、 ρ で、式(2)より、 ! で、sin”θ+cos”θ=1であるから、・・・・
・・・−・−・・・・−(5)よって、 1” +4 (ρ−6)2=4ρ2 β2 =4δ (2ρ−δ)〜・−・・−−m−−・・
・・−・−・−(6)δ〉0.2ρ−δ〉0であるから p=  25下5τて・・−・−・・・・・・・−・−
・(7)となる。
この式(7)により、誤差δが公差内となるように工具
径路P+””Pgの長さ!、即ち幾何モデル曲面上のサ
ンプリングの巾を定めるのが仕上精度プリプロセッサ2
1である。
第6図に仕上精度決定プリプロセスの処理フローを示す
。まず計算機ファイルから曲面データを読込む(入力P
1)、更に公差等級(ランク)を指定する(操作P2)
。公差等級は曲面が有している諸機能や素材の性状によ
り定める。なお計算機内部には、既述の表1のように公
差等級ごとに寸法に対応する許容差のテーブルが予め登
録されている。
次に処理P3で曲面の曲率半径を計算し、許容差テーブ
ルに基いて処理P4で各曲率半径の許容差を決定する。
この許容差をδとして式(7)に当てはめ、サンプリン
グ間隔lを決定する。!の値により幾何モデル曲面を構
成する各面素をいくつの4辺形に分割するのかが決定さ
れ、曲面上のサンプリング点が定まる。この結果は工具
径路生成プロセス(ルーチンP6)に引渡される。この
ルーチンでは、後述するように、(7)式に基いて設定
された格子状サンプリング点に関してオフセフ)多面体
を生成し、この多面体に基いて公差を満足した切削状(
切削モデル)が得られる工具径路を生成する。
くG4 =工具径路生成プロセスの具体例〉工具径路生
成プロセスは、基本的に次のステップより成る。
第1ステップ:自由曲面からオフセット多面体を生成す
る。
第2ステップ:XY平面上の点におけるオフセット曲面
の最高位置を求める。
第2ステツプのアルゴリズムとして、XY平面上の魚群
を格子点で指定してZ軸の計算を行う「格子点高さ法」
を以下に詳述する。
第7図に格子点高さ法のアルゴリズムの特徴を示す。オ
フセット曲面は多面体で近似する。対象となる幾何モデ
ルの曲面上に格子状に魚群を配置し、各点でのオフセッ
トベクトル(ボールエンドミルの場合は法線ベクトル)
を計算し、オフセット曲面上の格子点を求める。格子(
四辺形)の一つ一つを二つの三角形に分割すると、オフ
セット多面体が得られる。工具干渉がある部分では、第
7図に示すようにZ軸方向にオフセット多面体どうしの
重なりがある。
次にNCミーリングマシンの工具軸をZ軸とするような
直交座標系をとる。XY平面は水平面になる。XY平面
上に格子点群(xl、y、)を与え、各点に対応したオ
フセット多面体の高さを求める。この問題はXY平面上
の格子点を通るZ軸に平行直線と、オフセット多面体の
一つの三角形との解(交点)を求める問題として容易に
解くことができる。求めたオフセット多面体の高さ24
.2□の高い方を選ぶことにより、工具干渉を避けるこ
とができる。工具径路はオフセット多面体上に設定する
第8図に格子点高さ法の処理手順を示す。
ステップ1 (9ズ) 幾何モデル曲面上の格子点での法線ベクトルnを求める
。各格子点(サンプル点)は、既述の精度決定プリプロ
セッサ21の結果(サンプリング間隔1)を基に、要求
公差を満足するように曲面上に格子状に配置することに
よって得られる。格子間隔、即ち多面体への分割細度は
、その曲面ごとの曲率及び指定された公差等級で定まる
なお第9図は幾何モデルを構成する面素の一枚(パッチ
)を示し、これは16個の制御点によりパラメトリック
に表現されている。このバッチを格子状に細分する際に
精度決定プリプロセッサ21による結果を用いて、最終
仕上げ形状が公差内に入るような分割を行っている。
ステップ2 (10図) 各点での法線ベクトルnからオフセットベクトルFを求
める。関数F (n)は工具形状により決定する。
ステップ3 (第11図) オフセットベクトルの終点で定まるオフセット曲面上の
各四辺形を二つに分割し、三角形を面素とするオフセッ
ト多面体を得る。
ステップ4(12−) オフセット多面体を構成する一つの三角形を取出し、そ
の3頂点を通る平面の方程式を求める。
2 =C+  X”C2)’ ”Cz ステップ5 (第13図) XY平面上に格子点(i、j)を考え、その点の座標(
x、J、yl、)を、 X1j=i・Δ+xc yt==j・Δ+yc で定める。(X。、yc)は定点の座標で、Δは格子間
隔である。
Δは既述の面粗度決定プリプロセッサ22で、設計時に
与えられた表面あらさ指定から算出した工具送り巾に等
しいか又はそれ以下の値に設定する。
ここでz  (i、j)という配列のメモリを用意し、
点(i、j)における三角形のZ軸方向の高さを記憶す
る場所に割当てる。
ステップ6 (14ス) 三角形のXY平面への正射影を考え、三角形に対応した
XY平面の格子点群を限定する。この魚群は、三角形の
頂点を通るX軸及びY軸に平行な直線X@LR、Xaa
x % Y@LI% 、y+a+ax  (第14図の
点線)で区切られた矩形の内部に限定することができる
ステップ7 (第15文) ステップ6で限定した魚群(i、j)が三角形の正射影
の内部に含まれるか否かを判定する。それには、例えば
点(Xijs yi−が三角形の一辺の直線(x+ 、
)’+ )〜(Xz 、yz )に関して、点(X3 
、ys )と同じ側にあるか否かを判別し、三角形の他
の二辺についても同じことを行えばよい。
三角形の一辺と一敗する方程式は、 ()’  )’l )  (X2  XI )−(Yt
  XI )  (x−XI ) −〇となる。左辺を
F (x、y)とし、で、F (X+4、y、4)とF
(x)、y3)とが同じ符号であれば、点(X44、y
4、)と点(X3 、y3)とが同じ側にあると判定で
きる。同じ処理を直&5(xz、yz)〜(x3、y3
)、直線(x3、y、)〜(xl、y+)について行い
、点(x、4、y4、)が夫々点(x、 、)’+ )
、(xt 、)’z )と同じ側にあれば、点(x、4
、y3、)は三角形の内部にあると判定できる。
ステップ8 ステップ4で求めた三角形の三頂点を通る方程式により
、点(X14、y、4)における三角形の面上の高さ2
ij求める。
2 r=” C+  X、=十Cz  )’ rJ+C
3ステップ9 メモリ配列z (1% j)内の以前の値とステップ8
で求めた新らしいZijとを比較し、z 、3 > z
  (i %  3 )であれば、メモリ値をZijで
置き換える。置き換えが生じた部分は工具千)歩が生じ
ていると考えられる。この処理によりZ軸に関し、高位
のオフセット多面体が残り、工具干渉が取除かれる。
ステップ10(第16図) このようにして得られたメモリ内のz  (i、  j
)に対応する魚群は、オフセット多面体上にあり、且つ
その正射影がXY千画面上格子点と合致するから、メモ
リ配列から容易に工具径路を生成することができる。例
えば第16図に示すようにi方向に連続スキャンし、j
方向にステップ送りすることにより、工具径路を生成す
る。
実際には、三軸ミーリングマシンの工具をX軸方向に連
続移動(スキャン)させながら、メモリのアドレスポイ
ンタiを増加させる。一区間のスキャンが終了するごと
に、Y軸方向に工具をピッチΔだけ移動させ、アドレス
ポインタjを1つ増加させる。Z軸方向の工具制御はア
ドレス(i、j)によってメモリから読出された値z(
i、」)で行う。加工時間を短縮するために、X軸の工
具移動は第16図に示すように往復で行うのがよい。
なおスキャンラインに沿った工具径路だけでなく、等直
線に沿った工具径路を生成することも可能である。
(発明の効果) 本発明は上述の如く、最終仕上げ品の寸法精度に関し設
計仕様を満足するように最適な工具径路データ生成した
ので、扱うデータ量に過不足が無く、従ってデータ生成
効率を高くしてより高速の処理を行うことができ、極め
て実用性の高い自動加ニジステムが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工具径路生成システムの実施例を示す
CAD/CAMシステムの全体構成のブロック図、第2
図は工具径路生成システムのブロック図、第3図は工具
径路生成システムのデータ処理手順のフローチャートで
ある。 第4図は幾何モデルと設定された工具径路との誤差を示
す線図、第5図は精度決定プロセスの原理を示すvA図
、第6図は仕上げ精度決定ブリプロセスの処理フローチ
ャートである。 第7図は「格子点高さ法」のアルゴリズムの特徴を示す
オフセット多面体の線図、第8図は格子点高さ法の処理
手順を示すフローチャートである。 第9図は第8図のフローチャートのステップ1に対応し
た幾何曲面の線図、第10図はステップ2に対応したオ
フセットベクトルの線図、第11図はステップ3に対応
したオフセット多面体の線図、第12図はステップ4に
対応した三角形(面素)の線図、第13図はステップ5
に対応したXYY面上の格子点配列の線図、第14図は
ステップ6に対応した三角形面素と格子点との関係を示
す線図、第15図はステップ7に対応した三角形内部の
格子点の特定法を示す線図、第16回はステップ10に
対応した工具径路の線図である。 なお、図面に用いた符号において、 1−・・・・−・−一−−−−−−−・・・自由曲面生
成処理システム2−・・〜・・・・・−・−・−自由曲
面切削用工具径路生成システム 3−・−一−−−−・−・−・−・・NCミーリングマ
シン4−・−・−・−・・−・−・入力装置5・・・−
・・−・・−・・−・−・ディスプレイ21・・・・・
・・−・−・・・精度決定プリプロセッサ22−・・・
・・・−・−・−・・−面粗度決定プリプロセッサ23
・−・−・−・・・−荒削り用プロセッサ24・−・−
・・−・−・・・・仕上げ削り用プロセッサである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 3次元自由曲面を表現したデータを加工して少なくとも
    3軸制御の数値制御工作機械用の工具径路データを生成
    するシステムであって、 与えられた寸法精度情報に基いて、自由曲面の各部の曲
    率半径とその曲率中心から切削用近似平面までの距離と
    の誤差が所定以下となるように、上記切削用近似平面の
    個々の大きさを定める手段と、 自由曲面の全面にわたる上記切削用近似平面の集合体か
    ら成り、且つ工具の形状に応じて自由曲面からオフセッ
    トさせたオフセット多面体を生成する手段と、 上記オフセット多面体の表面をサンプリングして得られ
    る座標データを基に工具経路データを生成する手段とを
    具備する仕上げ精度を考慮した自由曲面の加工情報生成
    システム。
JP61208549A 1986-09-04 1986-09-04 仕上げ精度を考慮した自由曲面の加工情報生成方法 Expired - Fee Related JP2531149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61208549A JP2531149B2 (ja) 1986-09-04 1986-09-04 仕上げ精度を考慮した自由曲面の加工情報生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61208549A JP2531149B2 (ja) 1986-09-04 1986-09-04 仕上げ精度を考慮した自由曲面の加工情報生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6364103A true JPS6364103A (ja) 1988-03-22
JP2531149B2 JP2531149B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=16558021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61208549A Expired - Fee Related JP2531149B2 (ja) 1986-09-04 1986-09-04 仕上げ精度を考慮した自由曲面の加工情報生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2531149B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115993804A (zh) * 2023-03-24 2023-04-21 中科航迈数控软件(深圳)有限公司 一种基于数控机床的刀具参数调整方法及相关设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60105013A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 円弧近似方法
JPS60107106A (ja) * 1983-11-15 1985-06-12 Mitsubishi Electric Corp 曲線補間装置
JPS6175904A (ja) * 1984-09-21 1986-04-18 Nec Corp 自由曲面の断面曲線生成法
JPS6177904A (ja) * 1984-09-25 1986-04-21 Fanuc Ltd ならい動作による数値情報作成方法
JPS61125754A (ja) * 1984-06-29 1986-06-13 Hitachi Seiki Co Ltd 金型加工用ncデ−タ作成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60105013A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 円弧近似方法
JPS60107106A (ja) * 1983-11-15 1985-06-12 Mitsubishi Electric Corp 曲線補間装置
JPS61125754A (ja) * 1984-06-29 1986-06-13 Hitachi Seiki Co Ltd 金型加工用ncデ−タ作成装置
JPS6175904A (ja) * 1984-09-21 1986-04-18 Nec Corp 自由曲面の断面曲線生成法
JPS6177904A (ja) * 1984-09-25 1986-04-21 Fanuc Ltd ならい動作による数値情報作成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115993804A (zh) * 2023-03-24 2023-04-21 中科航迈数控软件(深圳)有限公司 一种基于数控机床的刀具参数调整方法及相关设备
CN115993804B (zh) * 2023-03-24 2023-06-20 中科航迈数控软件(深圳)有限公司 一种基于数控机床的刀具参数调整方法及相关设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2531149B2 (ja) 1996-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2531148B2 (ja) 自由曲面の加工情報生成方法
US10108178B2 (en) Workpiece machining surface display method showing dimples to be formed on mashing surface, workpiece machining surface display device showing the dimples, and tool path generation device having the display
JPH03250267A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
Warkentin et al. Computer aided 5-axis machining
JP2800861B2 (ja) 三次元加工方法
Makhanov et al. Advanced numerical methods to optimize cutting operations of five axis milling machines
JP3121878B2 (ja) 工作物の加工のための数値制御された方法
Inui et al. Cutter engagement feature extraction using triple-dexel representation workpiece model and GPU parallel processing function
JP2647650B2 (ja) 工具干渉を除去した自由曲面の加工情報生成方法
Duvedi et al. The edge–torus tangency problem in multipoint machining of triangulated surface models
JPH08263124A (ja) 加工プログラム作成方法及びその装置
JPS6362641A (ja) 仕上げ表面あらさを考慮した自由曲面の加工情報生成システム
JP3148108B2 (ja) 5軸ncデータのチェック方法
JPS6364103A (ja) 仕上げ精度を考慮した自由曲面の加工情報生成方法
JP2652848B2 (ja) 工具干渉を回避した自由曲面の加工情報生成方法
JPH08229770A (ja) 5軸ncデータの作成方法
EP0365001A2 (en) Method and apparatus for the three-dimensional processing
EP4075216A1 (en) Tool path generation method, tool path generation device, and machine tool control device
JPS6364110A (ja) 工具干渉を回避した自由曲面の加工情報生成システム
US6542785B1 (en) Method for determining whether solutions of three-dimensional machining functions can be figured out by an algebraic method or an analytic method
EP1116078B1 (en) Process and system for working a workpiece through numerically controlled machine tools
KR950007105B1 (ko) 자유곡면의 가공정보생성 시스템
CN112100823B (zh) 刀具纳米级精度设计制造方法
JPH07100278B2 (ja) 形状加工用工具経路データ作成方法
JPH05346814A (ja) 三次元加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees