JPS6363844A - 建築用窓ガラス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築用窓ガラスに係り、詳しくは建物外壁の
開口部に窓ガラスを取り付けるに際し、金属製サツシュ
枠で仕切ることなくシーリング材にて複数の仮ガラスを
連設する取付構造に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、建築用窓ガラスは、板ガラスを金属製サツシュを
用いて取り付けられていた。この窓ガラスは、風、地震
、雨水に対して、最も信頼の於けるものである。

然し、この金属製サツシュを用いる場合には、板ガラス
が金属製サンシュに呑み込まれるため、ガラスは外観上
、１枚ずつ仕切られたものとなり、見栄えが悪いばかり
か、視界が妨げられる。特に、ガラスが可視光反射膜を
有する場合、この小さく仕切られたガラスは、意匠上見
栄えが悪くなり、より広い鏡面外壁が望まれている。

そこで、金属製サツシュを用いないで、複数の仮ガラス
をウェザシールを介して接合すると共に、この接合部の
裏面にマリオンを配して窓ガラスを形成する方式が提案
されている。

第１０図は金属製マリオンを用いた一例を示すものであ
る。

図に於て、１は板ガラス連続壁で、複数の仮ガラス２を
横方向にウェザシール３を介して接合することによって
連設されている。４はこの板ガラス連続壁１に於けるウ
ェザシール３による接合部の裏面に設けた金属製マリオ
ンで、ストラクチュラルシール５．５を介して板ガラス
２．２の裏面に接着されている。

このように構成された板ガラス連続壁ｌは、各板ガラス
２．２がウェザシール３による交付はジヨイントとなる
ため、意匠的には満足されるものとなる。そして、各板
ガラス２．２はウェザシール３によって接合されるため
、水密性能が付与される。又、仮ガラス２と金属製マリ
オン４との間には、ストラクチュラルシール５．５が施
されであるから、耐風性能が付与される。

然し、金属製マリオン４は、ストラクチュラルシール５
との接着耐久性が確保されず、長期安定性に欠ける虞が
あるため、ガラスは上下２辺支持として計算されること
になり、ガラスが厚くなり、不経済設計となるばかりで
なく、Ｎ量増により作業性が低下することになる。

そこで、第１１図に示すようにマリオンをガラス製にし
たものが提案されている。

図に於て、６はガラス製マリオンで、ストラクチュラル
シール７を介して仮ガラス２，２と共に一体的に接合さ
れている。

このように構成された板ガラスの連続壁１は、金属製マ
リオンを用いた場合に較べ、ストラクチュラルシール７
がガラス面への接着となるため、ある程度接着耐久性が
期待できるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

然し、この場合には、シールが板ガラス２同士とガラス
製マリオン６との３面接着となるため、板ガラス２同士
の変位を吸収する際にガラス製マリオン６が妨げとなり
、ストラクチュラルシール７に亀裂が入る虞がある。又
、ストラクチュラルシール７によるシールが現場施工と
なるため、品質安定性に欠け、手間暇を要する。従って
、この方式を採用した場合には、定期的な点検が不可欠
な条件となる。

〔発明の目的〕

本発明は斯る従来の問題点を解決するために為されたも
ので、その目的は、板ガラスの接合を簡便にすると共に
、耐久性を付与することができるようにした建築用窓ガ
ラスを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る建築用窓ガラスは、接合部側の内壁面に複
数の板ガラスを接着して予めリブを形成した複数の板ガ
ラスを、夫々ウェザシールを介して横方向に連設すると
共に、各板ガラスに設けたリブ間にもウェザシールを介
挿したものである。

〔発明の作用〕

本発明に於て、板ガラスに予めガラス製のリブか設けで
あるから、現場では接合しようとする仮ガラス間とこれ
らのリブ間にウェザシールを介挿するだけで組付作業が
完了する。そして、各接合部に於けるウェザシールは、
２面接着になっているから、変位に追従し、亀裂を生じ
る戊がなくなる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本実施例に係る窓ガラスを示す要部拡大横断面
図、第２図はその窓ガラスを適用した建物の施工後の様
子を示す斜視図である。

図に於て、１０は板ガラス連続壁で、複数の板ガラス１
１が外部用ウェザシール１２を介しテ接合されている。

１３は仮ガラス１１の内壁面に設けたガラス製のリブで
、複数の板ガラス１４を合成樹脂製フィルム１５を介し
て接合することによって構成されている。このリブ１３
は予め工場で板ガラス１１に取り付けである。１６は各
リブ間に介挿される内部用ウェザシールである。

次に、斯くして構成された本実施例の作用を説明する。

先ず、第２図に示すように、建物の開口部２゜にガラス
支持枠２１を取り付け、このガラス支持枠２１に所望枚
数の板ガラス１１を装着する。次いで、各板ガラス１１
間に各々外部用ウェザシール１２を介挿することによっ
て板ガラス連続壁１０を形成する。更に、各外部用ウェ
ザシール１２０部位の裏面に於て、各板ガラス１１．１
１の裏面に一体に設けたガラス製リブ１３，１３の間に
内部用ウェザシール１６を介挿して接着する。

このように本実施例によれば、マリオンに相当するガラ
ス製リブ１３を予め取り付けた仮ガラス１１を建設現場
に搬入することによって、従来の仮ガラス同士の接合と
殆ど同様の作業を行なうだけで、窓ガラスをセットでき
る。そして、ガラス製リブ１３は、合成樹脂製フィルム
１５で強固に接着され、数層に重ね合わせた形態で、■
ガラス面と同様に合成樹脂製フィルム１５で強固に接着
され、板ガラス１１とリブ１３とが力学的にも。

材質的にも略一体と見做せる構成となっている場合と、
■リブ１３が、仮ガラス１４面と薄いストラクチュラル
シールで互いに接着され、リブ１３と仮ガラス１１が力
学的に分離された構成となっている場合とが考えられる
。又、リブ１３を一体に設けた仮ガラス１１は、十分な
耐風性能を長期的に確保できると共に、連続したガラス
面を提供し、意匠性を増すことが可能となる。更に、水
密性能は、仮ガラス１１同士の外部用ウェザシール１２
と、リブ同士の内部用ウェザシール１６とによって付与
される。

第３図は第１図に於けるリブ１３と仮ガラス１１との接
着面に３Ｎストラクチユラルシール１７を設けたもので
ある。

本例によれば、板ガラス１１とリブ１３との接着強度が
向上し、より強固な結合状態が確保される。

第４図は第１図に於けるリブ１３を略台形状にしたもの
で、第１図の実施例と同様の作用効果を奏することがで
きる。

第５図及び第６図は第１図に於けるリブ１３の各仮ガラ
ス１４の向きを、板ガラス１１に対して直角にしたもの
で、第１図に示す実施例と同様の作用効果を奏するもの
である。

第７図は第５図に於けるリブ１３と仮ガラス１１との接
着面に薄層ストラクチュラルシール１７を設けたもので
ある。

リブ１３が縦積みブロックとなっている場合には、ガラ
ス面に接する部分の平滑度の錯保に工数を要するため、
この構造であれば、平滑工程を省くことができる。

第８図は第５図に於けるリブ１３の室内側端部に、線状
照明ランプ１８と光散乱透明カバー１９を設けたもので
ある。

リブ１３には、窓ガラスの強度上に余裕がある場合は上
記のような活用又は装飾性を持たせるための施しを為す
ことができる。

第９図はリブ１３を板ガラス１１の縁部全周に設けたも
のである。

尚、上記実施例では、合成樹脂製フィルム１５によって
仮ガラス１４を接着する場合について説明したが、その
他の樹脂系接着剤によって接合しても良い。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、マリオンに相当するリブ
が予め工場にて設けられるため、品質が安定する。仮ガ
ラス同士の接着とリブ同士の接着によって取り付けられ
るため、取付作業が簡便になる。水密性能も二次排水が
容易となり、従来構造より室内漏水の危険性が減少する
。リブ部分を変形、加工することによって、デザイン性
が豊かになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る窓ガラスを示す要部拡大
横断面図、第２図はその窓ガラスを適用した建物の施工
後の様子を示す斜視図、第３図及び第４図は第１図の変
形例を示す要部拡大横断面図、第５図は本発明の別の実
施例に係る窓ガラスを示す要部拡大横断面図、第６図は
その窓ガラスを適用した建物の施工後の様子を示す斜視
図、第７図及び第８図は第５図の変形例を示す要部拡大
°　横断面図、第９図は本発明に用いるリブ付き仮ガラ
スの平面図、第１０図及び第１１図は従来に於ける仮ガ
ラスとマリオンとの接合状態を示す要部拡大横断面図で
ある。 １０・・・仮ガラス連続璧、１１・・・仮ガラス、１２
・・・外部用ウェザシール、１３・・・ガラス製リブ、
１４・・・仮ガラス、１５・・パ合成樹脂製フィルム、
１６・・・内部用ウェザシール、１７・・・３層ストラ
クチュラルシール。 第１図 １、：ｌ　　　　　　ｌｂ　　　　　１５第４図 第１Ｏ図 第１１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）接合部側の内壁面に複数の板ガラスを接着して予
   めリブを形成した複数の板ガラスを、夫々ウェザシール
   を介して連設すると共に、各板ガラスに設けたリブ間に
   もウェザシールを介挿したことを特徴とする建築用窓ガ
   ラス。
2. （２）リブは、板ガラスが合成樹脂製フィルムを介して
   接着されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の建築用窓ガラス。
3. （３）リブは、板ガラスの周縁部に設けてあることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の建築用窓ガラス。