JPS6363791A - 極圧添加剤の製造方法 - Google Patents

極圧添加剤の製造方法

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JPS6363791A
JPS6363791A JP20390286A JP20390286A JPS6363791A JP S6363791 A JPS6363791 A JP S6363791A JP 20390286 A JP20390286 A JP 20390286A JP 20390286 A JP20390286 A JP 20390286A JP S6363791 A JPS6363791 A JP S6363791A
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JP20390286A
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レジョェー チコーシュ
シャーンドル ボオェルジョニイ
ペーテル エル ファルカシュ
カタリン ベーラフィ ネーエ レーティ
ゾルターン デーチィ
ジョルヂュ バルモシュ
ワルテル スィルマイ
ヤーノシュ モーゲル
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Magyar Asvanyolaj es Foldgaz Kiserleti Intezet
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Magyar Asvanyolaj es Foldgaz Kiserleti Intezet
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、潤滑作動油、潤滑グリース及び金属加工冷却
潤滑用流体に対する補助材料をつくるために使用され、
硫黄を高含有度で含む極圧添加剤を製造する方法に関す
る。
(従来技術とその問題点) 車両、エンジン、工業装置、油圧装置、並びに金属工作
に用いられる機械器具を維持し、摩耗を防止し、さらに
経済的操作を維持するため、従来、潤滑材料は、0.1
乃至20重盆石の極圧(EP)添加剤を用いてつくられ
ている。
一般に、硫黄、塩素、りん、または窒素を含むこれらの
化合物は、金属と化学的に反応し、その結果、表面保護
層を形成し、この層が、相互に移動する金属面間の重荷
重の結果と見られる高温による熱ばりによってもたらさ
れる局部的溶接ミクロ接着層の形成を抑制する。このミ
クロ接着層が分裂すると、表面点蝕または縦じわが生じ
る。
耐摩耗性に加えて考慮しなければならぬのは、潤滑性能
、熱安定性その他潤滑物質に対する酸化防止性、耐食性
のような重要な性質である。これらの性質は、結合効果
を上げる化合物を加えること、あるいは添加組成物を加
えることとにより得られる。
極圧(EP)添加剤に関する特許明細書等の文献には、
EP添加剤の製造方法が多数発表されており、これらの
方法は、次の3種類に分けることが出来る。
(1)アルカノール、エステル、アルキルフェノール誘
導体、オレフィン、異種原子として、硫黄、塩素または
窒素を含む炭化水素の、りんの硫黄化合物、例えばp4
s!。との反応。
この反応方法は、東ドイツ国特許第117,248号、
同第101,695号、同第79,093号、米国特許
第4.058,468号、ハンガリー国特許第180,
272号各明細書に記載されている。
主成分として硫黄と隣を含むこの方法で得られる添加物
のEP効果は弱いが、その添加作用は、好ましい酸化防
止性、耐食性と相まって利点をもたらす。
(2)1つ以上の不飽和結合を有するアルケン、芳香族
またはアルキル芳香族炭化水素、!Agi原子として硫
黄、塩素、窒素、またはりんを含む炭化水素、およびエ
ステルと、硫黄の塩素化合物(例えば、SCI、、S、
C1□、5OCI□、またはR−3−C1)との反応。
いくつかの例では、残留分の塩素を除去するため、反応
生成物を、アルカリ金属水酸化物、メルカプトナトリウ
ム、または硫化ナトリウムを用いて、後処理する。
この反応方法は、米国特許第4,198,305号、同
第4 、097 、387号、同第3,925,414
号、同第3 、844 、964号、同第3,873,
454号、およびフランス国特許第2,404,042
号各明細書に記載されている。
この工程は、中位か若しくは高い含有率の硫黄とともに
、通常他の異種原子含有のEP添加剤の製造に用いる。
(3)1つ以上の不飽和結合を有するオレフィン、エス
テル、異種原子を含む炭化水素の、触媒の存在下か、ま
たは使用しない状態での単体硫黄、または単体硫黄およ
び硫化水素の混合物との反応。
イソブチレンまたは03〜8オレフインの直接硫化が、
もっともよく利用される。この反応方法は、フランス特
許第2,434,864号、米国特許第3.926,8
22号、同第3,899,475号、同第4,119,
550号、同第4,119,545号、および西ドイツ
国特許第2.838,981号各明細書に記載されてい
る。
この工程は、5乃至50%の硫黄を含む高EP効果を備
えた添加物の製造に好適である。この方法の欠点は、比
較的高圧(100バール・・・約100kg/aJ)と
高温(150乃至200℃)、および環境汚染のもとと
なる有害な副産物を多量に発生することである。
(問題点を解決するための手段) HP添加剤の研究途上において、硫黄含盆が多く有効性
が高い、一般式 %式%() (式中、R,RII、Rn1.Rrv、RVハ、同一か
または異種であり、それぞれが、水素原子であるか、C
1〜40の直鎖状若しくは分枝状または環式か、飽和若
しくは不飽和ヒドロカルビル基またはその誘導体、 A
rは、単環若しくは多環芳香族ヒドロカルビル基、また
はその誘導体、bは、0がら5までの数、Cは、2から
10までの数、dは、1から9までの数、Xは、1から
6までの数を表わす、)で示されるEP添加剤を製造す
る場合、一般式 (R’−■ArJ−Xa (式中、R,RIl、R■、RTv、RV、Arおよび
bは、前記と同一であり、Xは、ハロゲン原子を、aは
、1から5までの数を表わす、)で示される有機ハロゲ
ン化合物と、一般式 (式中、Mは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、
nは、1からら2までの数を表わす、)で示される化合
物とを、アルコール、水および弱極性溶剤の混合物中で
反応させ、反応終結後、生成物を含を相を分離してから
溶剤を除去すると同時に、清澄処理して精製することに
よって、上記従来方法より、簡単かつ安価で行なえるこ
とが分かった・ 各利用分野に応じて、出発原料である有機ハロゲン化合
物の組成、および反応に寄与するMnSx金属硫化物中
のn、xを適切に選択すると同時に精製することで、組
成、全活性硫黄含量、溶解度、耐熱性および摩擦特性等
の、得られた生成物の品質を確保できる。
本発明になる方法によると、元素硫黄とともに、有機分
子内に組込まれるSx基を確定するアルカリ金属硫化物
またはアルカリ土類金属硫化物、好適には、硫化ナトリ
ウムを、0乃至100重量部のアルコール、好適には、
50乃至80重量部のエタノール、0乃至50重量部、
好適には、10乃至30重量部の水、および0乃至50
重量部の弱極性溶剤、好適には、0乃至20重量部のト
ルエンまたはキシレンを含有する溶剤混合物に、アルコ
ール沸点以下の温度、好適には、65℃乃至75℃の温
度で溶解させることにより、有益な摩耗緩減効果を有す
る硫化ジアルキル、ビスまたはトリス(アルキルアリー
ル)硫化物、またはポリ硫化物を形成する。
その際、適切には、少なくとも10%のNa+を超過す
る量のハロゲン化アルキルまたはアルキルアリールを、
反応混合物に少し7ずつ添加し、反応完了まで、50℃
乃至60℃で攪拌する。続いて、混合物を冷却水の温度
(15℃乃至25℃)まで冷却し、2つの液相および一
つの固相に分離する。
硫化ナトリウムを溶解する溶剤混合物の組成を確定する
際、次の3要件を考慮する必要がある。
−硫化ナトリウムを溶剤混合物に溶は易くする。
−適宜速度で反応させる。
一反応終結後、生成物を個別相で得ることにより、アル
コール相および溶解不純物から容易に分離できるように
する。
次の要領で、上記3要件を満たす。
−適宜量の水を入れることにより、硫化ナトリウムの溶
解度を高める。
一水、アルコールおよび弱極性溶剤の割合を適切に選択
することにより、相限定に立ち至る所望反応速度を達成
する。
一弱極性溶剤を加えることにより、反応後、生成物を個
別相に分離し易くする。
上記弱極性溶剤は、上記の最後の理由により加えるべき
ものであるため、硫化ナトリウム溶解用溶剤混合物に加
えるべきものではないが、これら化合物中に溶解するも
のと思われるハロゲン化アルキルまたはアルキルアリー
ルと同時に、または反応終結後に加えることができる。
反応終結後、弱極性溶剤に溶けた生成物は、一般に、下
方相に見られるが、上方の水性アルコール相には1分解
および重合によって生じた少量の有害な暗色副産物およ
び不反応MnSxが含まれる。
生成物は、後続の精製および溶剤除去処理時の温度12
0℃乃至140℃で、上記物質と反応して黒変し、質が
低下するため、生成物の品質を保つには、上記相を分離
させることが肝要である。
上方相から回収した水性アルコールについては、ロス分
を補充すれば、溶剤混合物として、次の製造に再利用で
きる。
このように、水性アルコール相から生成物含有相を分離
することは、精製の必須工程であるが、これは、適切量
の弱極性溶剤を選択するとともに、冷却することにより
、より効果的に実施できる。
次に、反応で形成された固体塩化ナトリウムを濾別する
と、少量のアルコール相が出現するため、これを繰り返
し、かつ慎重に分離する。
精製の最終段階として、蒸留により生成物を溶剤からt
i離し、少量の透明化助剤(好適には、漂白土類または
濾過パーライト)を加えて清澄化した後、濾過して、沈
降物から遊離する。
こうして形成された有機ポリ硫化物の油溶性、熱安定性
、腐食性およびEP効果等の特性は、生成物組成のヒド
ロカルビル基の構造、およびヒドロカルビル基に結合し
たSx基中のX平均値によって限定される。
添加剤の溶解度および熱安定性は、ヒドロカルビル基の
分子量の増加と平行して向上する。
芳香族基を含む有機ポリ硫化物の油温度は、一般に低い
が、芳香族環に結着したアルキル置換基の数および分子
量を増すごとにより、高めることができる。
大気圧下の誘導図式化(derivatographi
cexamination)検査で定量したアルキル芳
香族基を含む有機ポリ硫化物の熱安定性は、アルキルポ
リ硫化物より高いことが分かっているが、この熱安定性
は、ヒドロカルビル基の分子量の増加とともに向上する
生成物の組成が均質化する程、またその純度が高い程、
本発明による添加剤の熱安定性は高くなる。
上記有機ポリ硫化物の製造方法の研究途上で、生成物の
分子に導入されるSx基において、全硫黄含量中の活性
硫黄含量の割合は、X値の増加とともに増加することが
分かった。活性硫黄含量とは、銅金属と反応し得る硫黄
の量を指すが、その値については、ASTM規格D−1
662に従って定量できる。
活性硫黄含量が多いポリ硫化物は、主として、銅に対す
る耐食性が優れているため、生成物の腐食特性の点から
、EP添加剤の活性硫黄含量は重要である。銅の腐食度
合については、ASTM規格D−130に従って定性す
る。
特に、金属加工冷却潤滑流体補助材料のBP添加剤等の
生成物の場合には、摩耗緩減効果の点から、活性硫黄台
1を多くする方が良いが、使用の性質上、腐食特性は余
り重要ではない。
MnSx金属ポリ硫化物の組成を選択することにより、
所望に応じて、生成物中のSx基のX値を変えられるた
め、生成物中の活性硫黄含量を任意に変えることもでき
る。
腐食およびEP効果に関する調査がら、活性硫黄含量が
、全硫黄含量の50%以下であるこの種の有機ポリ硫化
物は、潤滑油および油圧油の製造にしか使用できないと
言われてきた。
この条件を満たすには、X値を1乃至4にすればよいが
、一方、金属加工冷却潤滑流体補助材料のEP添加剤の
場合は、活性硫黄含量を、全硫黄含量の少なくとも40
%にする必要がある。この条件を満たすには、X値を少
なくとも3にする。
添加剤のEP効果の定性に有益な方法としては、多くが
知られているが、その例は、DIN規格51,350、
ASTM規格D2Z6ロー67および同D2783−6
9T等に記載されている。
有機ポリ硫化物の定性試験から、好適なEP効果は、潤
滑剤に導入する硫黄の量によって得られるだけでなく、
硫黄に結合される有機物基も重要な役割を果たしている
ことが分かった。したがって、芳香族ヒドロカルビル基
を含むポリ硫化物のEP効果は、概して高いと言える。
また、EP効果の調査から、生成物の有効性は、有機ポ
リ硫化物の製造技術に左右されることが分かった。
4ボール(four−ball)およびFZG試験結果
によると、本発明になる方法によって高純度に形成され
た高均質生成物の有効性は、例えば、イソブチレンの直
接硫化によって得られた生成物よりも高い。
(実施例) 次に、実施例を参照して、本発明の詳細な説明する。な
おこれら実施例は、本発明を限定するものではない。
ス】011 エタノール1476.2g (65重量部)、水492
.1g (22重量部)、およびキシレン300g (
13重量部)を、攪拌器、温度計、および還流冷却器を
備える丸底形態熱冷却自在フラスコに導入する。攪拌を
開始して、反応系を均質化することにより、溶剤混合物
を形成する。
次に、該混合物を75℃まで加熱し、70.5%純度の
工業用硫化ナトリウム340gを反応系に小分は添加し
、1時間攪拌して溶解させる。
こうして得られた濃度約10.7%の硫化ナトリウム溶
液を50℃に冷却し、冷却によって放出熱を消散させな
がら、塩化ジメチルベンジル900gを数回に分け、1
時間かけて、供給漏斗から加圧添加する。
その後、混合物を2時間攪拌してがら、冷水温度(18
℃)まで冷却し攪拌を停止する。
次に、1時間放置して、混合物を2つの液相に分ける。
上方のアルコール相を排出し、下方の生成物含有相を固
体塩化ナトリウムがら濾別する。
生成物のキシレン溶液を減圧蒸留して除去してから、漂
白土類4gを残分に加えて清澄化する。
次に、濾紙に生成物を通して精製することにより、硫黄
含Ji11.6%の生成物(収量は746g)を得た。
分子中の硫黄原子の数、すなわちX値は、約1であった
ス】1九1 実施例1と同じ要領で行なった。ただし、硫化ナトリウ
ム10.7%を含有するエタノール、水およびキシレン
の混合物を60℃まで冷却し、粉末元素硫黄98.5 
gを加えてから、完全に溶Mするまで攪拌した(約1時
間)。
次に、塩化ジメチルベンジル900gを小分は添加して
から、実施例1と同じ要領で実行し、硫黄21.0%を
含有する生成物(収量は、835.6 g )を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、約2であっ
た。
大ム透ユ 実施例2と同じ要領で行なった。ただし、硫黄粉剤29
5.4gを添加し、硫黄34.5%を含有する生成物(
収量は、1010l2を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、約4であっ
た。
去】01髪 実施例2と同じ要領で行なった。ただし、硫黄粉剤49
2.4gを添加し、硫黄42.3%を含有する生成物(
収量は113.2g)を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、5.7gで
あった。
大】口11 実施例3と同じ要領で行なった。ただし、塩化ジメチル
ベンジルの代わりに、等偏量の塩化エチルベンジルをN
a2S4溶液に加え、硫黄34.9%を含有する生成物
(収量は、1010O8を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、約4であっ
た。
スm庄 実施例3と同じ要領で行なった。ただし、塩化ジメチル
ベンジルの代わりに、塩化ジメチルベンジルと塩化エチ
ルベンジルとの異性体混合物900gをNa2S4溶液
に加え、硫黄34.1%を含有する生成物(収量は、1
010O2を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、約4であっ
た。
ス】11L 実施例6と同じ要領で行なった。ただし、硫化ナトリウ
ムの溶解に使用される溶剤には、キシレンを加えなかっ
た。一方、反応混合物には、キシレン300g、および
塩化ジメチルベンジルと塩化エチルベンジルとを900
g含有する溶液を加え、硫黄34.8%を含有する生成
物(収量は、1010O3を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、約4であっ
た。
大】11j 実施例6と同じ要領で行なった。ただし、硫化ナトリウ
ムの溶解に使用される溶剤には、キシレンを入れず、一
方反応混合物には、反応完了後、キシレン300gを加
え、硫黄34.2%を含有する生成物(収量は、101
04Oを得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、約4であっ
た。
大JLL色 実施例7と同じ要領で行なった。ただしハロゲン化アル
キルアリールとして、塩化ドデシルベンジル1720.
8 gを使用し、その後の処理は、実施例7に従った。
硫黄19.3%を含有する生成物(収量は、1870g
)を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、約4であっ
た。
犬a刈 実施例7と同じ要領で行なった。ただしハロゲン化アル
キルアリールとして、キシレンのクロロメチル化によっ
て得られ、キシレン32重量部、塩化エチルベンジルと
塩化ジメチルベンジルとの混合物63重量部、ジメチル
−ビス(クロロメチル)ベンゼン5重量部を含有する混
合物1267gを使用した。出発原料にはキシレンが含
まれているため、弱極性溶剤を添加しなかった。さらに
、実施例7とは異なり、井素硫黄197gを入れたが、
その後は、実施例7の要領に従った。硫黄28.2%を
含有する生成物(収量は、907g)を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、3であり、
生成物の色は黄色であった。
大適匠U 実施例10と同じ要領で行なった。ただし元素硫黄39
3gを使用したが、その他は、実施例10の要領に従っ
た。硫黄40.3%を含有する生成物(収量は、105
6g)を得た。
分子中の平均硫黄原子数、すなわちX値は、5であり、
生成物の色は黄色であった。
m(実施例1と比較のため) 実施例11と同じ要領で行なった。ただし、反応終結後
、分相する代わりに、蒸留によって混合物を溶剤から遊
離し、残分を、漂白土類5gで清澄化してから濾過した
。硫黄41.7%、および塩素0.8%を含有する生成
物(収量は、1083g)を得た。
生成物の色は、黒であり、不快かつ強烈な刺激臭があっ
た。
寒産旌U 実施例2と同じ要領で行なった。ただし、弱極性溶剤と
して、キシレンの代わりに、ベンゼンを使用するととも
に、ハロゲン化合物として、塩化第三ブチル538.5
gを加えた。その他は、実施例2の要領に従った。
硫黄37%を含有する生成物(収量は、170.2g)
を得た。
ス】11v 実施例13と同じ要領で行なった。ただし、臭化アリー
ル700gを使用して反応させ、硫黄44%を含有する
生成物(収量は4zog)を得た。
失五涯U 実施例13と同じ要領で行なった。ただし、ハロゲン化
合物として、臭化オクチル1122.9gをNa2S4
溶液に加えた。
硫黄22.8%を含有する生成物(収量は、400g)
を得た。
大庭且基 実施例3と同じ要領で行なった。ただし、硫化ナトリウ
ムの代わりに、分析純度の硫化カリウム338.7gを
溶剤混合物に加えた。その他は、実施例3の要領に従っ
た。
硫黄34.7%を含有する生成物(収量は、1010l
7を得た。
実施例17(実施例2と比較のため) 比較のため、西ドイツ国特許第2,838,981号明
細書の記載に基づき、硫黄粉剤526g、冷却しだ液体
イソブチレン920g、および冷却した液体硫化水素2
69gを、攪拌器、加熱ジャケットおよびコンデンサコ
イルを備える高圧反応器に入れ、閉止後、混合物を攪拌
しながら、170℃まで加熱する。圧力を92バール(
約92kg/cd)まで上げ、徐々上20バール(約2
0kg10J)以下に減圧しながら、約10時間、反応
混合物を攪拌した0次に、反応器を室温まで冷却し、得
られた暗赤茶色の液体を蒸溜フラスコに注入した。
不反応物質を蒸留して除去するとともに、清澄化および
その他の精製処理を行うことにより、硫黄42.5%を
含有する生成物(収量は、760g)を得た。
上記実施例の記載に基づきg製したEP添加物サンプル
の品質および有効性検査で得たデータを、次に示す。
(A)4ボールテスタ(four−ball test
er)を用いて、粘度が5AE−80V−90になるよ
うに、濃度6.5%で、駆動基油に混合する等して、サ
ンプルのEP効果を定性した。大気圧下で、誘導図式法
(derivatography)を用いることにより
、化合物の熱安定性を調査した。
シェーニゲル(Schoniger’ s)法によって
得られた種本の全硫黄含量(ST)を定量し、また基準
^STMo−1662の規定に従って、活性硫黄含jl
:(S^)を測定すると同時に、基準ASTM D−1
30の規定に従って。
銅腐食試験を行なった。
(B)実施例10の方法を用いて得られたEP添加剤と
、酸化防止剤、清浄剤、分散剤および耐食添加剤から成
る混合物とを、1対1の割合で混合することにより、E
P添加剤組成物を得た。
この組成物を、0乃至6.5%の割合で駆動基油に加え
て、粘度を5AE−801−90にするとともに、基m
DIN51,350に従って、4ボール試験をすること
により、溶接負荷値を定量した。
試験結果を、添付図面の曲線Iで示す0図面の横軸には
、添加剤の濃度を%で示し、縦軸には、全溶接負荷をN
で示した。3重量%程度の少量の添加物を加えることに
より、国際規格に定められた品質レベルAPI−GL−
5を達成できた。この場合、溶接負荷値は400ONで
あった。
(C)比較のため実施例17の要領で調製したEP添加
剤を用いて、上記(B)の要領で、EP添加剤組成物を
a131製した。この組成物を用いて、種々の量の該諸
組成物を含有する駆動油を形成した。
同一要領で実施した4ボール試験の結果を、図面の曲線
■に示す、この場合前記組成物を6.5%だけ含有させ
ることで、400ONの溶接負荷値を達成できた。
(D)上記(B)の要領で調製した上記EP添加剤組成
物を、6.5%だけ含有する駆動油に対し、DIN規格
51,354ニ基づ< FZG試験(タイプ) : A
/16.6/90/10)を行なった。劣化度は12以
上であり、比重量変化は、0.032mg/MJであっ
た。
(E)上記(C)の要領でm製したEP添加剤組成物を
、上記CD)の要領で検査した。該組成物を6.5重量
%だけ含む場合の劣化度は、12であり、比重量変化は
、0.122mg/MJであった。
(F)実施例の要領で調製したEP添加剤3%と、摩耗
緩減効果、および耐食効果がある添加剤を含有する冷却
潤滑流体とを混合したところ、全溶接負荷値が、160
ONから500ONに上昇した。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明によるEP添加剤の効果を、4ボールテス
トにより行なった結果を示すグラフである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 (R^ I ^〜^V−Ar_b)−X_a (式中、R^ I 、R^II、R^III、R^IVおよびR^
    Vは、同一かまたは異なり、かつそれぞれが、水素原子
    、C_1_〜_4_0の直鎖状または分枝状、もしくは
    環状である飽和または不飽和のヒドロカルビル基または
    その誘導体、Arは、単環または多環芳香族ヒドロカル
    ビル基、またはその誘導体、aは、1から5までの数、
    bは0から5までの数、およびxは、ハロゲン原子を表
    わす。)で示される有機ハロゲン化合物を、 M_nS (式中、Mは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、
    nは、1からら2までの数を表わす。)で示される金属
    硫化物、および元素硫黄と反応させて得られる一般式 (R^ I ^〜^V−Ar_b)_c(S_x)_d(
    式中、R^ I 、R^II、R^III、R^IVおよびR^V
    は、同一かまたは異なり、かつそれぞれが、水素原子、
    C_1_〜_4_0の直鎖状または分枝状、もしくは環
    状である飽和もしくは不飽和のヒドロカルビル基または
    その誘導体、Arは、単環または多環芳香族ヒドロカル
    ビル基、またはその誘導体、bは、0から5までの数、
    cは2から10までの数、dは、1から9までの数、お
    よびxは、1から6までの数を表わす。)で示される極
    圧(EP)添加剤の製造方法であって、 前記一般式M_nSで示される化合物と、元素硫黄とを
    、水0乃至50重量部、アルコール0乃至10重量部、
    および多硫化物を形成する反応の前または後に、反応混
    合物に導入される弱極性溶剤0乃至50重量部から成る
    混合物中で反応させる段階と、M_nS_x溶液を、前
    記一般式(R^ I ^〜^V−Ar_b)−X_aで示
    される有機ハロゲン化合物と反応させるとともに、M_
    nS_xの組成を変えて、S_x基のx値を1から4ま
    で調整することにより、活性硫黄含量を50重量%以下
    に調整する段階と、 得られた生成物を、不反応M_nS_xと、副反応から
    生じ反応後分離相に存在する不純物とから分離する段階
    と、 得られた生成物を、沈降物から遊離する段階と、得られ
    た生成物を、溶剤から適宜に遊離するとともに精製する
    段階 とから成ることを特徴とする極圧添加剤の製造方法。
  2. (2)硫化ナトリウムを、エタノール50乃至80重量
    部、水10乃至30重量部、およびキシレン、トルエン
    および/またはベンゼン0乃至20重量部から成る溶剤
    混合物に溶解させる段階から成ることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項に記載の極圧添加剤の製造方法。
  3. (3)弱極性溶剤を、一般式(R^ I ^〜^V−Ar
    _b)−X_aで示される有機ハロゲン化合物とともに
    、もしくは反応終結後、反応混合物に添加する段階から
    成ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項または
    第(2)項に記載の極圧添加剤の製造方法。
  4. (4)一般式(R^ I ^〜^V−Ar_b)−X_a
    で示される化合物として、塩化ベンジル、塩化o−、m
    −若しくはp−メチルベンジル、塩化o−、m−若しく
    はp−エチルベンジル、またはキシレンのメチル化によ
    りつくられ、かつキシレン、塩化ジメチルベンジルおよ
    び塩化ジメチル−ビス(クロロメチル)−ベンゼンまた
    はドデシルベンジル、塩化第三ブチル、臭化アリル若し
    くは臭化オクチルを含有する異性体混合物を使用するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項または第(3
    )項のいずれかに記載の極圧添加剤の製造方法。
  5. (5)反応終結後、混合物を冷却する段階と、放置後に
    得られる2相を分離する段階と、生成物を含む共通の下
    方相から塩化ナトリウムを濾別する段階と、少量だけ見
    られるアルコール相を繰り返し分離する段階を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項乃至第(4)
    項のいずれかに記載の極圧添加剤の製造方法。
  6. (6)65℃乃至75℃の温度で硫化ナトリウムを溶解
    させてから、硫黄を溶解させる段階と、50℃乃至60
    ℃の温度で反応させる段階と、25℃以下の温度で分相
    する段階を有することを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の極圧添加剤の
    製造方法。
  7. (7)潤滑油圧油用の極圧(EP)添加剤を製造する際
    に、硫化ナトリウムおよび元素硫黄反応物を多硫化物形
    成反応に適した割合で導入して、Na_2S_x化合物
    のx値を2乃至4に調整することにより、生成物中の活
    性硫黄含量を、全硫黄含量の50重量%以下に調整する
    段階を有することを特徴とする特許請求の範囲第(1)
    項乃至第(6)項のいずれかに記載の極圧添加剤の製造
    方法。
  8. (8)金属加工用冷却潤滑流体の補助材料を製造する際
    に、硫化ナトリウムおよび元素硫黄反応物を多硫化物形
    成反応に適した割合で導入して、Na_2S_x化合物
    のx値を少なくとも3に調整することにより、生成物中
    の活性硫黄含量を、全硫黄含量の少なくとも40重量%
    に調整する段階を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載の極圧添
    加剤の製造方法。
  9. (9)弱極性溶剤を蒸留により除去する段階と、漂白土
    類0.2乃至1%で清澄化させるとともに、濾過するこ
    とにより、前記溶剤から遊離した粗生成物を精製する段
    階とを有することを特徴とする特許請求の範囲第(1)
    項乃至第(8)項のいずれかに記載の極圧添加剤の製造
    方法。
  10. (10)減量分の補充後において、反応終結後の分相時
    に上方相で通常得られる水性アルコール相を再利用して
    反応混合物を冷却することにより、次の製造工程で、硫
    化ナトリウムを溶解できるようにすることを特徴とする
    特許請求の範囲第(2)項乃至第(8)項のいずれかに
    記載の極圧添加剤の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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