JPS6363309B2 - - Google Patents

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JPS6363309B2
JPS6363309B2 JP54037419A JP3741979A JPS6363309B2 JP S6363309 B2 JPS6363309 B2 JP S6363309B2 JP 54037419 A JP54037419 A JP 54037419A JP 3741979 A JP3741979 A JP 3741979A JP S6363309 B2 JPS6363309 B2 JP S6363309B2
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JP
Japan
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pipe
thin
reinforcing member
walled
welding
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JP54037419A
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JPS55128389A (en
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  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、薄肉パイプ材と他の部品との接合法
に係るものであり、とくに薄肉長尺パイプまたは
薄肉屈曲パイプを高強度で他の部品に接合する方
法に関する。
従来、かなりの接合強度をもつ接合法として最
も一般的に用いられているものは、アーク溶接法
である。この方法によれば、ワークの剛性や形状
にあまり左右されることなく、薄肉ものも、異形
ものも溶接が可能である。しかし、一般的にアー
ク溶接は、接合強度が不安定で、材質の組合せに
よつては摩擦溶接より弱く、かつ歪も大きく、品
質のばらつきが大きい。しかも、溶接性の面か
ら、材質上の制約も多く、たとえば、高炭素鋼は
アーク溶接条件の管理がきびしく行なわれなけれ
ばならないという難点がある。
ところで、接合強度が要求されるものの代表例
に動力伝達軸がある。車両に用いられる動力伝達
軸には、軽量性の点を考慮して屡々パイプ軸が用
いられる。たとえば、フロントエンジン、フロン
トドライブの車両におけるドライブシヤフトにお
いては、等速ジヨイントの中間軸に、ねじり剛
性、ねじり強度、曲げ強度が高くてかつ軽量でな
ければらないという条件を満足するために、パイ
プが用いられる場合が多い。一般に排気量1000c.c.
ないし1500c.c.の乗用車では、中間軸として外径40
mm、肉厚2mmないし3mmの継目なし鋼管が用いら
れる。この中間軸と中間軸の両端の入、出力軸部
材との接合は、前述のような難点があるにも拘ら
ず、アーク溶接法によつていることが多い。
一方、摩擦溶接法は、信頼性と生産性の高い溶
接法として知られているが、車両の中間軸と入、
出力部材との溶接のような、薄肉パイプと相手部
品との溶接接合に、アーク溶接に代えて用いられ
るということは、従来余りされていない。薄肉パ
イプの接合に摩擦溶接が余り広まつていない原因
は、第1にチヤツクの把握力だけでは摩擦溶接最
終時のアプセツト圧(一般に数ton以上)に耐え
られずすべつてしまい、パイプ材ではスラスト力
を受ける好都合な手段がないのでこのすべりを防
止できないことにある。しいて実施する場合は、
接合面と反対側の端面でスラストを受けさせる
が、長尺もの薄肉ものではパイプが座掘してしま
うので、パイプ材全長にわたつてパイプ外周部を
拘束する工夫が必要となり、設備治具構造上、ま
た作業性上不都合が多い。ストレートパイプに座
掘や永久的曲げ変形が生ずると不良品となるが、
屈曲パイプの場合には、スラスト力を受けること
は更に困難になるので、上記の不都合は更に問題
となる。
第2の難点として、薄肉パイプ材は熱容量の差
で、相手側の熱容量の大きい部材に熱が吸収され
るため、温度上昇が早く、一方相手部品はそれよ
り格段に熱の逃げが早く温度上昇は遅いので、相
手部品のとけ具合を溶接品質上最適にとると、ど
うしても薄肉パイプ材のとけ代が多くなり、たと
えば10mm以上もとけて種々の不都合を生じる。従
来、このアンバランスを避けるために、相手部品
の摩擦溶接面を薄肉パイプと類似形状の円筒状に
形成するなどの工夫を行なつているが、これにも
限度がある。たとえば、双方を薄肉した場合に
は、2部品の心ずれの影響が大きく出てきても摩
擦溶接部の強度低下のおそれがある。また、パイ
プ本体はドライブシヤフトの場合には強度上の理
由から継目なし鋼管が用いられているが、これは
非常に高価であるので、パイプ材の摩擦溶接代が
長いことは、経済的にも不利である。
本発明は、前記のような種々な不具合を解消で
きる、薄肉パイプ材と相手部品との強力な接合法
を提供することを目的とするものである。
以下に、本発明のパイプ材接合法の一実施例を
図に従つて説明する。
まず、第1図に示すように、真直または屈曲の
薄肉パイプ1の端部の外周に、環状の補強部材2
を固着する。補強部材2は、相手部品と溶接する
側のパイプ1端部に設ければよく、相手部品がパ
イプ1の両端に溶接される場合は、薄肉パイプ1
の両端に設けられることとなる。
環状の補強部材2は、短パイプであつてもよい
し、板をまるめて作製した環状板であつてもよ
い。また、補強部材2は円周方向に完全に連続し
たものでなくともよい。補強部材2の薄肉パイプ
1外周への嵌装は、遊嵌または軽い圧入によるこ
とが望ましい。補強部材2を薄肉パイプ1に嵌装
した後、スポツト溶接などにより補強部材2を薄
肉パイプ1に固着する。3はスポツト溶接を適用
した場合の溶接部を示している。固着はスポツト
溶接に限るものではなく、嵌合部のロー付などに
よつてもよく、薄肉パイプ1と補強部材2間のス
ラスト荷重に耐えかつ補強部材2端部と薄肉パイ
プ1外周面との交わり部に段差部4が形成できる
ものであればよい。
次に、端部に補強部材2が固着された薄肉パイ
プ1を、第2図に示すように、摩擦溶接機5の一
方のチヤツク5aにて、チヤツク5aの端面に補
強部材2の奥側の端面2aを当接した状態で、チ
ヤツクする。すなわち、段差部4でスラスト荷重
を受けることのできる状態で薄肉パイプ1の外周
面をチヤツクする。一方、相手部品6を摩擦溶接
機5の他方のチヤツク5bにて把握し、ストツパ
5cを相手部品の肩部6aにあててスラストを受
けることができる状態にセツトする。次にチヤツ
ク5a、チヤツク5bの何れか一方を回転させな
がらチヤツク5a,5b間の距離を近接させるこ
とにより、補強部材2が固着された薄肉パイプ1
と相手部品6との対向面同志を回転、圧接させて
摩擦溶接を行なう。(第3図参照)。この場合薄肉
パイプ1側のスラストは段差部4で受けられるの
で、摩擦溶接部には十分な圧接力が得られる。ま
た、この圧接力により薄肉パイプ1に軸方向の圧
縮力がかかつても、薄肉パイプ1端部は補強部材
2により補強されているので、座掘をおこすこと
はない。上記の摩擦溶接により、圧接面は順次溶
けて第3図の状態となつて接合されるのである
が、この場合補強部材2の固着により圧接面の摩
擦面積が、補強部材2の断面積増加分だけ増えた
ことにより、後方への熱の逃げが早くなつて、熱
伝達のアンバランスが改善されるので、とり代は
相当短かくなる。即ち、摩擦溶接前の薄肉パイプ
1の全長をこのとり代の減少分だけ短かく設定す
ればよい。
次に、摩擦溶接された薄肉パイプ1、補強部材
2、相手部品6との接合品を摩擦溶接機5から外
し、製品機能上必要であれば摩擦溶接部7の外面
を切削加工等により滑らかに仕上げる。この仕上
げ加工は旋盤などによつて容易に行なうことがで
きる。第4図に仕上後の状態を示してある。
本発明のパイプ材接合法によるときは、薄肉パ
イプの端部外周に環状の補強部材を固着し、アプ
セツト加圧時のスラスト力を薄肉部材と補強部材
との段差部で受けつつ摩擦溶接を行なうこととし
たので、従来のパイプ材溶接では不可能だつた摩
擦溶接部近くでのスラスト力受けが可能となり、
パイプを滑りなく保持でき、十分なるアプセツト
(圧接力)を得ることができる。
また、薄肉パイプ端部は補強部材で補強されて
いるので、チヤツクの把握力によるパイプの変形
が、従来の補強部材で補強しないパイプ単体品に
比し相当に少なくなる。したがつて従来より強い
力で薄肉パイプをチヤツクすることができるた
め、摩擦溶接法でしばしば問題になる円周方向の
チヤツクの滑りの危険性を飛躍的に改善できる。
また、薄肉パイプ端部に補強部材を固着した状
態で摩擦溶接を行なうために、溶接時にパイプに
大きなスラスト力がかかつても座掘が生ずること
を防止することができる。また、補強部材の固着
により、後方への熱の逃げを早くすることがで
き、相手部品との熱分配、熱伝達のアンバランス
を改善することができる。これによつてパイプの
溶接とけ代が相手短かくなり、高価な継目なし鋼
管の材料節約を図ることができる他、完成品の長
さのばらつきも抑止することができる。さらに薄
肉パイプを補強部材と共に相手部品に圧接するよ
うにしたので、必要十分にバリを発生させること
ができ、溶接部の健全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法において薄肉パイプの端
部に補強部材を固着した状態の断面図、第2図
は、補強部材を固着した薄肉パイプと相手部品を
摩擦溶接機に装着した状態の要部の断面図、第3
図は、補強部材を固着した薄肉パイプと相手部品
とを摩擦溶接した後の接合品の要部の断面図、第
4図は、第3図の接合品の摩擦溶接部を仕上げた
状態の要部の外観の斜視図、である。 1…薄肉パイプ、2…補強部材、4…段差部、
5…摩擦溶接機、6…相手部品、7…摩擦溶接
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 薄肉パイプの端部外周に端面を揃えて環状の
    補強部材を固着し、アプセツト加圧時のスラスト
    力を薄肉パイプと補強部材との段差部で受けつ
    つ、補強部材が固着された薄肉パイプと相手部品
    とを相対回転させて、該薄肉パイプを補強部材と
    共に相手部品に圧接することを特徴とするパイプ
    材接合法。 2 特許請求の範囲第1項記載のパイプ材接合法
    において、前記補強部材に短パイプを用いた方
    法。 3 特許請求の範囲第1項記載のパイプ材接合法
    において、前記補強部材に板材をまるめて作製し
    た環状板を用いた方法。 4 特許請求の範囲第1項記載のパイプ材接合法
    において、前記補強部材の前記薄肉パイプの端部
    外周への固着をスポツト溶接にて行なつた方法。
JP3741979A 1979-03-29 1979-03-29 Pipe material bonding method Granted JPS55128389A (en)

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JP3741979A JPS55128389A (en) 1979-03-29 1979-03-29 Pipe material bonding method

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JPS55128389A JPS55128389A (en) 1980-10-04
JPS6363309B2 true JPS6363309B2 (ja) 1988-12-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144887A (ja) * 1985-12-20 1987-06-29 Matsushita Refrig Co 摩刷圧接によるアルミパイプの接合方法
US11084131B2 (en) * 2019-03-27 2021-08-10 General Electric Company Systems and methods for reducing stress and distortion during friction welding

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425250A (en) * 1977-07-27 1979-02-26 Tomiji Umemura Pressure welding of pipe

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