JPS6363221B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポツトタイプの電気掃除機に係り、特
にコードリールを収納するケースの組立が簡単
で、該コードリールを保持するのに好適な電気掃
除機に関する。

〔従来の技術〕

従来のポツトタイプの電気掃除機においては、
電動送風機を内蔵するモータケースとフイルタを
有する集塵ケースとから成る掃除機本体と、コー
ドリールを内蔵するリールケースとを別体に形成
したものにあつては、前記掃除機本体と、前記リ
ールケースとを固定するために前後ともねじを使
用するものであつた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、掃除機本体とリールケースとを
固定するに際し、前後ともねじを使用して締結す
ると、組立時に円周方向の位置決めが困難であ
り、作業効率の低下を招くという問題点があつ
た。

本発明の目的は、掃除機本体にリールケースを
取り付ける方式として、互いに位置決めする手段
を設けることにより、組立を簡単にした電気掃除
機を提供するにある。

〔発明が解決するための手段〕

本発明は、電動送風機を内蔵するモータケース
とフイルタを有する集塵ケースとから成る掃除機
本体と、コードリールを内蔵するリールケースと
を別体に形成したポツトタイプの電気掃除機にお
いて、前記掃除機本体と前記リールケースとの一
端に互いに係合する引掛機構を設け、対向端に係
止部を備えると共に、前記送風機本体の上面外縁
に前記リールケースが嵌合するリブをモータケー
スと一体に設け、前記モータケースの上面中央部
にスリツプリングを設けてリールケース側と電気
的に接続したものである。

〔作用〕

上記のように構成された電気掃除機のモータケ
ース２とリールケース７との取り付けに際して
は、係合穴１７に引掛爪１６を挿入して引掛け、
リールケース７の内周がリブ１４に嵌合するよう
に該リールケース７を徐々に後方に倒し、完全に
嵌合したところで、ねじ１５と穴１８とをねじ１
９によつて共締めすると、モータ１とリールケー
ス７との軸心が一致し、接点２２と接点台１３と
が接触する。また、逆にモータケース２からリー
ルケース７を取り外す場合には、ねじ１９を外す
だけでリールケース７の取り外しができると共
に、接点２２が上記接点台１３から離れるため、
電気掃除機が万一電源に接続されていても安全で
ある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図乃至第４図の
図面に基づいて説明する。なお、各図中、同一ま
たは同等の部位には同一の符号を付ける。

まず構成を説明すると、本発明の電気掃除機
は、モータ（電動送風機）１を内蔵するモータケ
ース２とフイルタ３を有する集塵ケース４から成
る掃除機本体５と、コードリール６を内蔵するリ
ールケース７および図示していないホース、延長
管、吸口によつて構成されている。上記モータケ
ース２の前部には、電源スイツチ８、電動ブラシ
付吸口（図示せず）の使用時に用いるコンセント
９、上記集塵ケース４を着脱自在に取り付けるた
めのクランプ１０およびクランプばね１１等を上
記モータケース２に取付けるためのフロントカバ
ー１２を設け、かつ前記モータケース２の上面中
央付近に接点台１３を設置し、かつ該上面外縁に
は上記リールケース７の内周と嵌合するリブ１４
を上記モータケース２と一体に設けると共に、該
上面の後部にねじ穴１５を設ける。また、上記フ
ロントカバー１２で覆われる上記モータケース２
の上縁部に、上記リールケース７の前面下部に設
けた２本の引掛爪１６を係合する係合穴１７を設
ける。なお、１８は、上記リールケース７に上記
ねじ穴１５と対応する位置に開けた穴、また１９
は、ねじを示す。また、上記リールケース７の内
部にねじ止めした上記コードリール６のコード巻
き取り作動、停止操作は、リールボタン２０に連
係した作動・停止機構２１によつて行う構成であ
つて、上記コードリール６の下面の、上記接点台
１３と接触する位置に接点２２を設ける。

上記の構成において、モータケース２と上記リ
ールケース７との取り付けに際しては、上記係合
穴１７に上記引掛爪１６を挿入して引掛け、上記
リールケース７の内周が上記リブ１４に嵌合する
ように該リールケース７を徐々に後方に倒し、完
全に嵌合したところで、上記ねじ穴１５と穴１８
とを上記ねじ１９によつて共締めすると、上記モ
ータ１と上記リールケース７との軸心が一致し、
上記接点２２と上記接点台１３とが接触する。ま
た、逆に上記モータケース２から上記リールケー
ス７を取り外す場合には、上記ねじ１９を外すだ
けで上記リールケース７の取り外しができると共
に、上記接点２２が上記接点台１３から離れるた
め、電気掃除機が万一電源に接続されていても安
全である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、電気掃
除機の掃除機本体とリールケースの取り付け、取
り外しと両者の軸心合わせが簡単にでき、取り扱
いが便利であるという効果がある。

すなわち、夫々別体に形成された掃除機本体と
リールケースとの一端に互に係合する引掛機構を
設け、対向端に係止部を備えてあり、掃除機本体
の上面外縁にリールケースが嵌合するリブを設け
たので、掃除機本体とリールケースはリブにより
嵌合が簡単であり、スリツプリングによりモータ
ケースとリールケースとは電気的にワンタツチで
接続、分離をすることができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の外観を示す斜視
図、第２図は、上記第１図のＡ−Ａ断面拡大図、
第３図はａは、リールケースの斜視図、同図ｂ
は、フロントカバーを取り除いた掃除機本体の斜
視図、第４図は、引掛爪と係合穴とが係合した状
態を示す部分斜視図である。 ２……モータケース、５……掃除機本体、６…
…コードリール、７……リールケース、１３……
接点台、１４……リブ、１５……ねじ穴、１６…
…引掛爪、１７……係合穴、１８……穴、１９…
…ねじ、２０……接点。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 電動送風機を内蔵するモータケースとフイル
   タを有する集塵ケースとから成る掃除機本体と、
   コードリールを内蔵するリールケースとを別体に
   形成したポツトタイプの電気掃除機において、前
   記掃除機本体と前記リールケースとの一端に互い
   に係合する引掛機構を設け、対向端に係止部を備
   えると共に、前記送風機本体の上面外縁に前記リ
   ールケースが嵌合するリブをモータケースと一体
   に設け、前記モータケースの上面中央部にスリツ
   プリングを設けてリールケース側と電気的に接続
   したことを特徴とする電気掃除機。