JPS6363127A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS6363127A
JPS6363127A JP20731486A JP20731486A JPS6363127A JP S6363127 A JPS6363127 A JP S6363127A JP 20731486 A JP20731486 A JP 20731486A JP 20731486 A JP20731486 A JP 20731486A JP S6363127 A JPS6363127 A JP S6363127A
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JP
Japan
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magnetic
phenoxy resin
polymer
binder
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP20731486A
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English (en)
Inventor
Kazunori Sasano
笹野 和則
Seiichi Ikuyama
生山 清一
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS6363127A publication Critical patent/JPS6363127A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープ等の磁気記録媒体に関するもので
あり、さらに詳細には非磁性支持体上に形成される磁性
層に含まれる結合剤の改良に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主
体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において
、 上記磁性層が分子中に電子線感応二重結合及びカルボン
酸金属塩基を含有するフェノキシ樹脂を結合剤として含
有することにより、 塗料固形分の凝固性やポットライフの向上、製造工程の
簡略化等を図るとともに、磁性粉末の分散性や磁性層の
表面性の改善を図り、得られる磁気記録媒体の耐久性、
磁気特性、電磁変換特性等の向上を図ろうとするもので
ある。
〔従来の技術〕
近年、磁気記録媒体、特にVTR(ビデオテープレコー
ダ)用の磁気記録媒体においては、短波長記録を行った
場合にも高再生出力を得るために、磁気特性、電磁変換
特性の向上が要望されている。
そして、その方策として、磁性粉末の微粒子化。
高磁力化が図られるとともに、磁性層中における磁性粉
末の充填密度、いわゆるパフキングデンシティを増大さ
せる傾向が強くなっている。
一方、従来から使用されている磁気記録媒体用の結合剤
としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−プロピオン酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−
ビニルアルコール共重合体等の塩化ビニル系の結合剤が
挙げられ、なかでもビニルアルコールの水酸基が磁性粉
末の分散性に寄与すること、及び水酸基の活性水素がイ
ソシアネート化合物等と反応して架橋構造を形成し塗膜
の機械的強度が増すこと等から塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体が広く利用されている。
しかしながら、上述のバッキングデンシティの増大、さ
らには耐久性の向上環の要請に伴って、これら塩化ビニ
ルを主体とする結合剤では様々な問題が発生しており、
充分な対処が難しいのが現状である。
例えば、磁性粉末の微粒子化による比表面積の増大や高
磁化力による凝集力の増大に伴い、前述の結合剤では満
足のいく分散性や表面積が得られず、磁性粉末のバッキ
ングデンシティを増大させることも困難なものとなって
いる。したがって、耐久性、磁気特性、電磁変換特性に
ついても不充分であった。特に、高記録密度化に対応し
た超微粒子化された磁性粉末や高い磁化量を有する磁性
粉末に対しての性能は不充分なものであった。この場合
、例えば界面活性剤を分散剤として使用する等の方法が
考えられるが、界面活性剤が低分子であるために、粉落
ちや経時変化によるブルーミング等が発生し、機械的強
度や耐久性等に問題が生じている。
また、上記の磁性粉末に対する分散性の向上。
耐久性向上のための塗膜物性の改良の他、製造上の見地
から、工程の簡略化も要請されている。−最に、上記結
合剤を塗布後硬化するには、熱を加えたり、硬化剤を加
えて重合を促進するという方法が採用されているが、塗
料固形分の凝集性やポットライフ等の点で制約が多く、
作業性を悪化している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来広く用いられている塩化ビニル系共重
合体では、磁性エヨに対する分散性や塗膜物性、さらに
は製造上の取り扱い等の点で解決すべき点が多く、所定
の耐久性、磁気特性、電磁変換特性を確保することが難
しかった。
そこで本発明は、当該技術分野の前記欠点を解消するた
めに提案されたものであって、磁性粉末に対する分散性
、磁性層として形成した際の塗膜性 の半質、塗膜形成の際の作業性等の点で優れた特性を有
する結合剤を提供し、表面性や耐久性に優れ磁気特性や
電磁変換特性の良好な磁気記録媒体を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、極性基として側鎖にカルボン酸金属塩基
を導入することにより磁性粉末に対して高い親和性を示
すこと、電子性感応二重結合の導入が作業性を向上する
上で有効であること、等に着目し本発明を完成するに至
ったものであって、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合
剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体
において、上記磁性層が分子中に電子線感応二重結合及
びカルボン酸金属塩基を含有するフェノキシ樹脂を結合
剤として含有することを特徴とするものである。
本発明において使用されるフェノキシ樹脂は、優れた塗
膜強度を有するもので、例えばビスフェノールAとエピ
クロルヒドリンとから製造される。
その基本構造は下記の構造式(1)で示される。
(但し、式中nは20〜200の整数を示す。)前述の
フェノキシ樹脂に親水性極性基として3級アミン塩を導
入するには、上記フェノキシ樹脂の側鎖の水酸基を利用
して活性水素と反応可能な基及び3級アミン塩を分子内
に持つ化合物により変性すればよい。
A、親水性極性基としてのカルボン酸金属塩基を導入す
る方法。
(A−1)ジイソシアナートを関して導入する方法。
2官能基(−NGO)を有するジイソシアナート化合物
にカルボン酸金属塩基を有し、かつ上記ジイソシアナー
ト化合物の一方の官e=6 (−NGO)に対して反応
し得る活性水素を有する化合物を反応させ、1分子中に
−NGO基とカルボン酸金属塩基を有する化合物を得た
後、上記化合物中の−NCO基とフェノキシ樹脂中に存
在する水酸基とを反応させることによって導入すること
ができる。
ここで上記カルボン酸金属塩基を有しかつ上記ジイソシ
アナート化合物の−NGO基に対して反応し得る活性水
素を有する化合物としては、例えば次に示す化合物が挙
げられる。
、OH ■110− (CL) 1−COONa■HO−fjl
z−COONa ■C83CH(OH)COONa ■ C,It、CH(Oll)COONa■ l100
C−COOK ■ HOOC−(C11□)、−COOK■ CH3−
CH(OH)−COOK 一方、ジイソシアナート化合物としては、メチルフェニ
ルジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート
、テトラエチレンジイソシアナート、イソホロンジイソ
シアナート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート
、メチルンクロへ牛サンジイソシアナート、m−フェニ
レンジイソシアナート、p−フェニレンジイソシアナー
ト、2゜4−トリレンジイソシアナート、2.6−トリ
レンジイソシアナート、1.3−キシレンジイソシアナ
ート、1,5−ナフタレンジイソシアナート、4.4°
−ジフェニルメタンジイソシアナート、3゜3−ジメチ
ル−4,4゛−ジフェニルメタンジイソシアナート、4
.4.−ジフェニルメタンジイソシアナート、3,3−
ジメチル−4,4−ジフェニルメタンジイソシアナート
、3.3−ジメチルビフェニレンジイソシアナート、ジ
トリレンジイソシアナート、ジアニシジンジイソシアナ
ート等が挙げられる。
上述のカルボン酸金属塩基を有しかつ上記ジイソシアナ
ート化合物の−NCOIに対して反応し得る活性水素を
有する化合物と上記ジイソシアナート化合物との反応を
具体的に示すと次のようになる。
例えば、4−ヒドロキシ酪酸ナトリウムとトリレンジイ
ソシアナートとの反応は次のようになる。
これら活性水素と反応可能な基及びカルボン酸金属塩基
を分子内に持つ化合物とフェノキシ樹脂とを反応させる
と、前者に残留している一NGO,lとフェノキシ樹脂
中の一〇H基とが反応し、親水性極性基であるカルボン
酸金属塩基が導入されたフェノキシ樹脂が得られる。
具体的に反応式を示せば、次のようになる。
(A−2)脱塩素反応により親水性極性基を導入する方
法。
即ち、分子中に親水性極性基と塩素を含有する化合物と
、多官能の013を有するフェノキシ樹脂とを両成分が
溶解性のあるジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド等の溶剤に溶解し、ピリジン、ピコリン、トリエチ
ルアミン等のアミン類:エチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド等のエポキシ化合物等の脱塩酸剤の存在下
での一〇H基と塩素との脱塩素反応により親水性極性基
を導入する方法がある。反応式を示せば次のようになる
+  C1−(CHt)s−COONa上述のように合
成した親水性極性基を側鎖に導入したフェノキシ樹脂に
おいて、極性基の導入当量としては、1000〜100
000の範囲内であることが好ましい。導入光1100
0以下の場合には磁性粉末の分散性が悪くなってしまい
、10oooo以上の場合にはン容剤への熔解性が悪化
するとともに塗膜の耐湿性が劣化してしまう。
また、上記フェノキシ樹脂の分子量は、磁性塗料を調製
する際に1000〜100000の範囲内であることが
好ましい。この分子量が1000以下であると耐久性が
悪く、100000以上であると溶剤への溶解性が劣化
してしまう。
次に、電子線感応二重結合をフェノキシ樹脂に4人する
方法を示す。電子線感応二重結合を導入するには、下記
の方法によればよい。
B、カルボン酸金属塩基が導入されたフェノキシ樹脂に
残存する一〇H基を変性して電子線二重結合を導入する
方法。
この方法において、上記−〇H基を変性するには、この
−〇H基の活性水素と反応し得る官能基と電子線感応二
重結合を有する化合物を直接作用させるか、あるいは活
性水素及び電子線感応二重結合を有する化合物とジイソ
シアナート化合物とを等モル反応させてジイソシアナー
ト化合物の一方の−NGO基と上記活性水素との反応に
よる反応生成物を得て、次にフェノール樹脂の一〇H基
と上記反応生成物のもう一方の残存しているーNCO基
とを反応させればよい。
(B−1)−0H基の活性水素と反応し得る感応基と電
子線感応二重結合を有する化合物を直接作用させる方法
上記フェノキシ樹脂の一〇H基に直接作用させることの
できる化合物としては、エポキシ基、あるいはアジリジ
ニル基と電子線感応二重結合とを有する化合物が挙げら
れ、例えば以下に示す化合物(a) 、 (b) 、 
(c)が挙げられる。
(但し、式中Rは水素原子またはメチル基を表し、nは
1〜8の整数を表す。) このうち、2−(1−アジリジニル)エチルメタクリレ
ート、アリル−2−アジリジニルプロピオネート、グリ
シジルメタクリレート等を使用するのが好ましい。
これらの化合物をフェノキシ樹脂の一〇H基に直接作用
させれば電子vA怒応二重結合が導入される。
(B−2)ジイソシアナート化合物と活性水素との反応
生成物をフェノキシ樹脂に反応させる方法。
一方、前述のジイソシアナート化合物を介して電子線感
応二重結合を4人する際に用いられる活性水素及び電子
線感応二重結合を有する化合物としては、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリル酸または、メタクリル酸のヒド
ロキシメチルエステル、2−ヒドロキシエチルエステル
、3−ヒドロキシプロピルエステル、4−ヒドロキシブ
チルエステル、8−ヒドロキシオクチルエステル等のヒ
ドロキシアルキルエステル類、アクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メ千ロールアクリルアミド、N−メチ
ロールメタクリルアミド、等が挙げられる。
これら活性水素及び電子線感応二重結合を有する化合物
と反応するジイソシアナート化合物は、前述したものが
使用できろ。
上記活性水素及び電子線感応二重結合を有する化合物と
ジイソシアナート化合物との反応及びこれらの反応生成
物をフェノキシ樹脂の一〇H基に変性させ導入する方法
を例えばヒドロキシエチルアクリレートとトリレンジイ
ソシアナートを用いて示すと次のようになる。
次に、上記反応生成物をフェノキシ樹脂の−01(基る
変性させて導入する反応を示す。
上述のように合成した電子線感応二重結合を側鎖に導入
したフェノキシ樹脂において、電子線感応二重結合を有
する化合物の導入当量としては、500〜50000で
あることが好ましい、導入当量が500以下の場合には
磁性粉末の分散性が悪くなってしまい、50000以上
の場合には溶剤への溶解性が悪化するとともに塗膜の耐
湿性が劣化してしまう。
上記電子線感応二重結合及びカルボン酸金属塩基が導入
されたフェノキシ樹脂は、他の結合剤と混合して用いて
もよい。かかる結合剤としては、磁気記録媒体の結合剤
として従来から使用されているものが使用可能であって
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリ
デン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体
、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、ア
クリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリ
ル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸
エステル−スチレン共重合体、熱可塑性ポリウレタン樹
脂、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジェン−メタクリル酸共重合体
、ポリビニルブチラール1セルロースv:’J体。
スチレン−ブタジェン共重合体、ポリエステル樹脂、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化性ポリウレタン樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂またはこれらの混合物等が挙げられ
る。なかでも、柔軟性を付与するとされているポリウレ
タン樹脂、ボリュステル樹脂、アクリロニトリルブタジ
ェン共重合体等が好ましい。
本発明の磁気記録媒体において、磁性層は、例えば強磁
性粉末を上述の結合剤中に分散し有R99剤に熔かして
調製される磁性塗料を非磁性支持体の表面に塗布して形
成される。
ここで、上記非磁性支持体の素材としては、通常この種
の磁気記録媒体に使用されるものであれば如何なるもの
であってもよく、例えばポリエチレンテレフタレート等
のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、セルローストリアセテート セルロ
ースダイアセテート、セルロース、アセテートブチレー
ト等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリイ
ミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等のプラスチック
、紙、アルミニウム、銅等の金属、アルミニウム合金、
チタン合金等の軽合金、セラミックス、単結晶シリコン
等が挙げられる。この非磁性支持体の形態としては、フ
ィルム、テープ。
シートディスク、カード、ドラム等のいずれでも良い。
また、上記磁性層に用いられる強磁性粉末には通常のも
のであればいずれも使用することができる。したがって
、使用できる強磁性粉末としては、強磁性酸化鉄粒子、
強磁性二酸化クロム、強磁性合金粉末、六方晶系バリウ
ムフェライト微粒子、窒化鉄等が挙げられる。
上記強磁性酸化鉄粒子としては、一般式FeOxで表し
た場合、Xの値が1.33≦X≦1.50の範囲にある
もの、即ちマグネタイト(γ−FezOz 。
X=1.50)、マグネタイト(FesOa 、  X
 = 1.33)及びこれらの固溶体(FeOx、1.
33<X<1.50)である、さらに、これら強磁性酸
化鉄には、抗磁力をあげる目的でコバルトを添加しても
よい、コバルト含有酸化鉄には、大別してドープ型と被
着型の2a類がある。
上記強磁性二酸化クロムとしては、CrOあるいはこれ
らに抗磁力を向上させる目的でR’u、Sn。
Te、Sb+  Fe、Ti、V、Mn等の少なくとも
一種類を添加したものを使用できる。
強磁性合金粉末としては、Fe、(o、Ni。
Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Co−Ni、C。
−Nt、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr−B。
Mn−B1.Mn−Aj!、Fe−Co−V等が使用で
き、またこれらに種々の特性を改善する目的でAj!、
Si、Ti、Cr、Mn、Cu、Zn等の金属成分を添
加してもよい。
さらに上記磁性層には、前記の結合剤、強磁性粉末の他
に添加剤として分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、
防錆剤等が加えられてもよい。
上述の磁性層の構成材料は、有機溶剤に溶かして磁性塗
料として調製され、非磁性支持体上に塗布されるが、そ
の磁性塗料の溶剤としては、7セトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン系、酢酸メチル9酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸
エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステ
ル系、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエ
チルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘ
キサン、ヘプタノ等の脂肪族炭化水素、メチレンクロラ
イド、エチレンクロライド。
四m化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、
ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素等が挙げられる。
〔作用〕
フェノキシ樹脂に導入されろカルボン酸金属塩基は、磁
性粉末に対して優れた親和性を発揮する。
したがって、このカルボン酸金属塩基を導入したフェノ
キシ樹脂を結合剤とすることにより、磁性粉末に対する
親和性が大幅に向上し、超微粒子化された磁性粉末や磁
化量の大きい磁性粉末であっても良好に分散される。
また、上記フェノキシ樹脂に導入される電子線−感応二
重結合は、電子線等の照射により容易に開裂し、これに
伴う重合反応により=iが硬化され〔実施例〕 以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本
発明がこれら実施例に限定されるものではない。
先ず、分子中に電子線感応二重結合及びカルボン酸金属
塩基を含有するフェノキシ樹脂を合成した。
合成例1 4−ヒドロキシ酪酸ナトリウムとトリレンジイソシアナ
ートを反応させ、−NGO基とカルボン酸金属塩基をそ
れぞれ1個ずつ持っモノマーaを得た。このモノマーa
を分子110000のフェノキシ樹脂100重量部に対
して3重量部反応させ、ポリマーAを合成した。
次に、ヒドロキシエチルアクリレートとトリレンジイソ
シアナートを反応させ、−NCO5とアクリル基をそれ
ぞれ1個ずつ持つ七ツマ−bを得た。このモノマーbを
上記ポリマーA100重量部に対して3重量部反応させ
ポリマーBを合成した。
合成例2 合成例1と同様にして得た七ツマ−aを分子量1000
0のフェノキシ樹脂100重量部に対して155重量部
反応せ、ポリマーCを合成した。
次に、合成例1ど同様にして得たモノマーbを上記ポリ
マー0100重量部に対して3重量部反応させポリマー
Dを合成した。
合成例3 合成例1と同様にして得たモノマーaを分子量200(
toのフェノキシ樹脂100]i1部に対して155重
量部反応せ、ポリマーEを合成した。
次に、合成例1と同様にして得たモノマーbを上記ポリ
マー8100重量部に対して155重量部反応せポリマ
ーFを合成した。
合成例4 合成例1と同様にして得たモノマーaを分子量5ooo
oのフェノキシ樹脂100重量部に対して0.6重量部
反応させ、ポリマーGを合成した。
次に、合成例1と同様にして得た七ツマ−bを上記ポリ
マ−G100ffi1部に対して0.6重量部反応させ
ポリマーHを合成した。
合成例5 合成例1と同様にして得たモノマーaを分子量1000
0のフェノキシ樹脂100重量部に対して3重量部反応
させ、ポリマーAを合成した。
次に、合成例1と同様にして得た七ツマ−bを上記ポリ
マーA100重量部に対して6重量部反応させポリマー
Iを合成した。
合成例6 合成例工と同様にして得た七ツマ−aを分子量1000
0のフェノキシ樹脂100重量部に対して300重量部
反応せ、ポリマーKを合成した。
次に、合成例1と同様にして得たモノマーbを上記ポリ
マーに100重量部に対して3重量部反応させ、ポリマ
ーLを合成した。
合成例7 合成例1と同様にして得たモノマーaを分子量5000
0のフェノキシ樹脂100重量部に対して0.3重量部
反応させ、ポリマーMを合成した。
次に、合成例1と同様にして得たモノマーbを上記ポリ
マーM1001iffi部に対して0.6重量部反応さ
せ、ポリマーNを合成した。
合成例8 合成例1と同様にして得たモノマーaを分子■5000
0のフェノキシ樹脂100重量部に対して0.6重量部
反応させ、ポリマーGを合成した。
次に、合成例1と同様にして得たモノマーbを上記ポリ
マーG100重量部に対して0.3重量部反応させ、ポ
リマー○を合成した。
次に以上の合成例で得られたポリマーB、D。
F、H,I、L、N、Oを用いて磁気記録媒体を作製し
た。
実施例1 ポリマー8            12重量部潤滑剤
(ジメチルシリコンオイル)   1重量部潤滑剤(ヘ
キシルラウレート)     1重量部分散剤(レシチ
ン)          1重量部研磨剤(CrzOs
)          3重回部帯電防止剤(カーボン
)        2重世部メチルエチルケトン   
      100重量部メチルイソブチルケトン  
     501iHISトルエン         
     50重量部上記組成物をボールミルにて48
時間混合し、フィルタで濾過した後、硬化剤を添加し、
さらに30分間混合し、これを16μm厚のポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上に乾燥後の膜厚が6μmと
なるように塗布した0次いで、磁場配向処理を行った後
、乾燥して巻取った。これをカレンダー処理した後、1
/2インチ幅に裁断してサンプルテープとした。
実施例2 実施例1においてポリマーBの代わりにポリマーDを用
い、他は実施例1と同様の方法によりサンプルテープを
作製した。
実施例3 実施例1においてポリマーBの代わりにポリマーFを用
い、他は実施例1と同様の方法によりサンプルテープを
作製した。
実施例4 実施例1においてポリマーBの代わりにポリマーHを用
い、他は実施例1と同様の方法によりサンプルテープを
作製した。
実施例5 実施例1においてポリマーBの代わりにポリマー1を用
い、他は実施例1と同様の方法によりサンプルテープを
作製した。
実施例6 実施例1においてポリマーBの代わりにポリマーLを用
い、他は実施例1と同様の方法によりサンプルテープを
作製した。
実施例7 実施例1においてポリマーBの代わりにポリマーNを用
い、他は実施例1と同様の方法によりサンプルテープを
作製した。
実施例8 実施例1においてポリマーBの代わりにポリマー0を用
い、他は実施例1と同様の方法によりサンプルテープを
作製した。
比較例 ヒドロキシエチルアクリレートとトリレンジイソシアナ
ートを反応させ、−NGO基とアクリル基をそれぞれ1
個ずつ持つ七ツマ−bを得た。このモノマーbを分子1
10000のフェノキシ樹脂100重量部に対して3重
量部反応させ、ポリマーPを合成した。
実施例1においてポリマーBの代わりに上記ポリマーP
を用い、他は実施例1と同様の方法によりサンプルテー
プを作製した。
得られた各サンプルテープについて、それぞれ表面光沢
、粉落ち、スチル特性を測定した。
なお、上記表面光沢は、光沢針(GLO5S METE
I?)を用いて、入射角75°3反射角75°の条件で
測定した。また、粉落ちは、60分シャトル100回走
行後のヘッドドラム、ガイド等への粉落ち量を目視にて
観察し、減点法(−5〜0)で評価した。スチル特性は
、サンプルテープに4.2 Mllzの映像信号を記録
し、再生出力が50%に減衰するまでの時間とした。結
果を次の表に示す。
表 この表からも、本発明に係る各サンプルテープにあって
は、表面光沢、粉落ちに優れるばかりでなく、スチル特
性が大幅に向上したことがわかる。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明においては、
分子中にカルボン酸金属塩基を含存するフェノキシ樹脂
を磁性層の結合剤としているので、磁性粉末に対して高
い親和性を示し、たとえ超微粒子化した磁性粉末や磁化
量の大きい磁性粉末であっても分散性が良好あものとな
る。したがって、得られる磁気記録媒体の耐久性9表面
性が向上し、電磁変換特性も極めて優れたものとなる。
また、上記結合剤は、分子中に電子線感応二重結合を有
するので、磁性塗料を電子線の照射により容易に硬化す
ることができ、製造工程が極めて筒略化するとともに、
塗料のポットライフや凝固性が向上する等、工程上のメ
リットも大きい。
特許出願人   ソニー株式会社 代理人  弁理士  小泡  晃 同   円相 条− 手続ネ甫正りI(自発) 昭和61年11月4日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁
    性層が形成されてなる磁気記録媒体において、 上記磁性層が分子中に電子線感応二重結合及びカルボン
    酸金属塩基を含有するフェノキシ樹脂を結合剤として含
    有することを特徴とする磁気記録媒体。
JP20731486A 1986-09-03 1986-09-03 磁気記録媒体 Pending JPS6363127A (ja)

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