JPS6360865B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6360865B2 JPS6360865B2 JP57001866A JP186682A JPS6360865B2 JP S6360865 B2 JPS6360865 B2 JP S6360865B2 JP 57001866 A JP57001866 A JP 57001866A JP 186682 A JP186682 A JP 186682A JP S6360865 B2 JPS6360865 B2 JP S6360865B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- state
- sample
- reset
- logic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 10
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 25
- 230000004044 response Effects 0.000 description 12
- 230000008859 change Effects 0.000 description 11
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R11/00—Electromechanical arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. of consumption
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R21/00—Arrangements for measuring electric power or power factor
- G01R21/133—Arrangements for measuring electric power or power factor by using digital technique
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R21/00—Arrangements for measuring electric power or power factor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
技術分野
本発明は、電力利用系統のための電力量計測装
置に関し、特に、デジタル処理を行なつた固体型
(ソリツドステート)装置に関するものである。 背景技術 電気計測の分野において使用され続けてきてい
る装置は、専ら電気機械式回転円板型の積算電力
計である。しかし、遠隔計測(計器読取り)、全
日計測及び負荷制御等の業務を行なう要請に対
し、標準の積算電力計に代わり得るものを開発す
るのにかなりの時間が費やされている。このよう
な開発による1つのものが、固体マイクロプロセ
ツサを基礎とした電力量計測装置である。 マイクロプロセツサ、プログラマブル読出し専
用メモリ(PROM)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)等の廉価な固体回路の出現により、固
体型電力量計測装置が徐々に一般的になつてきて
いる。にも拘らず、固体回路を電力量計測装置に
応用するには、多くの解消しなければならない問
題がある。その1つの問題点は、計測装置の測定
点に入力されてくる信号が線路(線間)電圧及び
線路(線)電流であるのに対して固体回路が低い
電圧入力信号で動作するという点である。線路電
圧及び線路電流から必要な低いレベルの入力信号
を作り出すのに大きな問題がある。もう一つの問
題は、線路電流が約1/2アンペアから200アンペア
まで変化することである。更に別の問題は、マイ
クロプロセツサ等の装置がデジタル的に動作する
ものであるということである。このことは、線路
電圧及び電流又はそれらを表わす信号がデジタル
化されねばならず、それに伴つて、サンプリング
速度及びサンプル解像度の問題が出てくることを
意味している。また、マイクロプロセツサは、固
体計測装置を正しく作動させるために、命令リス
ト又はプログラムを必要とする。過度現象・雑音
又は予期しないじよう乱によりマイクロプロセツ
サがこわれてしまうことがしばしばあり、計測装
置が誤動作してしまうことがある。これら及びそ
の他の問題は、ある程度までは、市販の固体電力
量計測装置でも解決されている。 この種の計測装置の一例は、米国特許第
4077061号に開示されている。この米国特許明細
書には、所定のプログラムに従つて計測装置の動
作を制御するためのシーケンス制御器及び計算機
補助装置を備えたデジタル処理・計算用交流電力
量計測装置が示されている。そこでは、アナログ
入力回路が、計測装置によつて測定されるべき交
流電力量の電圧信号成分及び電流信号成分を受け
る。サンプルタイマ回路は、それぞれ無作為化さ
れたサンプリング間隔を開始させるサンプル間隔
タイマパルスを発生するためのシーケンス制御
器・計算機補助装置クロツクを利用している。こ
のようにして、電圧信号及び電流信号の瞬時サン
プル値が、サンプルタイマ間隔パルスに応答して
無作為化されたサンプリング時に得られる。これ
らの瞬時信号値は、アナログ―デジタル変換器に
よつて順次デジタル化される。このような生のデ
ータから、計測されるべき電力量の複数のパラメ
ータが、デジタル化された瞬時信号値に関して作
用する普通の計算プログラムサブルーチンで算出
される。これらの算出された値の各々を合計する
ことにより、計測された電力量パラメータの時間
積分値が得られる。出力読取(表示)装置によ
り、計測装置で算出された複数の電力量パラメー
タを表わす数値指示がなされる。算出されたパラ
メータを表わす複数の出力パルスデータ信号は、
遠隔計測テレメータ装置を通してデータパルスを
伝送できるパルス受信装置へ入力されるか又は記
録型受信装置で記録される。 前述した装置並びにその他のいくつかの型の電
力量計測装置は、固体技術を計測分野に適用する
場合の基本的な問題を解決しているものではある
が、特に測定精度及び信頼性の点ではまだまだ改
善すべき余地が残されているものである。従つ
て、本発明の目的は、精度及び信頼性を改善した
交流電力量計測装置を提供することにある。 発明の開示 本発明は、負荷へ分配される交流電力量の複数
の指示値を計算し得る高精度の交流電力量計測装
置である。それらの指示値としては、有効電力
(KW)、無効電力(VAR)並びにこれらの量の
時間積分値等がある。本発明は、三相配電系統に
おける電圧及び電流を表わす6つのアナログ入力
信号を発生する入力モジユールを使用している。
これらの6つのアナログ入力信号は、これら6つ
の入力信号の各々の瞬時値を表わすサンプル値を
発生するサンプルホールド回路へ入力される。3
つの相電圧の瞬時値を表わすサンプル値は、マル
チプレクサへ直接入力される。3つの相電流の瞬
時値を表わすサンプル値は、マルチプレクサへ直
接入力され且つレンジ増幅器を介してマルチプレ
クサへ入力される。レンジ増幅器は、3つの相電
流のサンプル値を増幅するのに使用される。この
増幅により、電力量計測装置の精度が大幅に改善
され、このような増幅は、本発明の重要な特徴の
1つとなつている。 3つの相電圧及び相電流のサンプル値は、順
次、アナログ―デジタル変換器へ入力される。デ
ジタル化されたサンプルは、制御回路へ入力さ
れ、そこで、所望量が計算される。その計算結果
は、適当な可視指示値を発生する出力モジユール
へ入力される。その出力モジユールは、記録装置
又は遠隔計測装置のためのインターフエイスとし
ても作用することができる。 サンプリング間隔をタイムアウトするのにタイ
ミング回路が使用される。各サンプリング間隔の
終りで、制御回路は、サンプル・ホールド回路が
新しいサンプル値を発生するように命令する。そ
れから、制御回路は、そのタイミング回路をリセ
ツトする。制御回路がタイミング回路をリセツト
すべき適当な時間を決定するタイミング窓がタイ
ミング回路内で作られる。もし、制御回路がその
タイミング窓外でタイミング回路をリセツトしよ
うとするならば、制御回路が故障していると仮定
され、タイミング回路はその制御回路をリセツト
する。制御回路の別の故障モードは、その制御回
路がタイミング回路をリセツトするのに失敗する
ことにより又は制御回路が不適当な持続時間のリ
セツト信号を発生することにより、検知される。
どちらの場合にも、タイミング回路は、制御回路
のリセツトを行なわせる。本発明のタイミング回
路は、本電力量計測装置の信頼性を大幅に改善す
るものであり、本発明の重要な特徴の1つであ
る。 発明を実施するための最良の形態 第1図において、本発明の原理によつて構成さ
れた固体交流電力量計測装置10が示されてい
る。第1図に示した計測装置10は、1970年2月
28日にジヨンストン(johnston)等へ付与され本
出願人の米国特許第4077061号に示された計測装
置とその構成及び動作が類似している。従つて、
本発明の重要な特徴とは考えられない要素の回路
の詳細及び部品符号並びに計測装置10の動作の
詳細については、上述の米国特許明細書の内容を
参照されたい。 第1図において、入力モジユール12は、電線
7,8及び9から成る配電系統によつて負荷(図
示していない)への分配される3相交流電力量を
表わす電圧成分信号VA、VB及びVC及び電流成分
信号IA,IB及びICを発生する。電圧成分信号VA、
VB及びVCは、通常の計器用変圧器(図示してい
ない)によつて発生され、それぞれ3相電圧A、
B及びCを表わしている。同様に、電流成分信号
IA、IB及びICは、通常の変流器(図示していない)
によつて発生され、それぞれ、3相電流A、B及
びCを表わしている。 電圧成分信号及び電流成分信号は、サンプル・
ホールド回路14へ入力される。サンプル・ホー
ルド回路14は、電圧及び電流成分信号の瞬時値
を表わすサンプル値を発生する。電圧成分信号
VA、VB及びVCの瞬時値を表わすサンプル値は、
それぞれ信号線16,17及び18を通つてマル
チプレクサ31へ入力される。電流成分信号IA、
IB及びICの瞬時値を表わすサンプル値は、それぞ
れ信号線像20,21及び22を通つてマルチプ
レクサ31へ入力される。また、電流成分信号
IA、IB及びICの瞬時値を表わすサンプル値は、信
号線23,24及び25を通つてレンジ増幅器3
0へ入力される。レンジ増幅器30は、電流成分
信号の瞬時値を表わすサンプル値を増幅する。電
流成分信号IA、IB及びICの増幅されたサンプル値
は、それぞれ信号線26,27及び28を通つて
マルチプレクサ31へ入力される。レンジ増幅器
30は、本発明の重要な特徴であり、第4図に関
して詳述する。 マルチプレクサ31は、サンプル値の各々を順
次、信号線34を介してアナログ―デジタル変換
器(A/D)33へ入力する。アナログ―デジタ
ル変換器33は、サンプル値の各々をデジタル化
する。そして、そのデジタル化されたサンプル値
は、並列信号線37を通つて制御回路36へ入力
される。こうして、制御回路36は、負荷へ分配
された3相電圧及び電流の瞬時値を表わすデジタ
ル化されたサンプル値を使用できるようになる。
この生のデータから、制御回路36は、負荷へ与
えられる交流電力量の複数の指示値を算出する。
このような指示値としては、有効電力(KW)、
無効電力(VAR)、V2、及びこれらの値を時間
積分したものがある。制御回路36はかなり複雑
なものであるが、本発明の重要な特徴ではない。
この制御回路36の構成及び動作のより詳細な説
明については、前述の米国特許を参照されたい。 制御回路36は、信号線40を介してタイミン
グ回路39へ入力されるリセツト間隔信号を発生
する。制御回路36は、更に、信号線41を介し
てタイミング回路39へ入力される複数のパルス
からなるクロツク信号C1を発生する。タイミン
グ回路39は、それぞれ信号線42及び43を通
つて制御回路36へ入力されるサンプル信号及び
リセツト信号を発生する。タイミング回路39
は、クロツク信号C1のパルスの累積に応答して
サンプル信号を発生する。サンプル信号は、所定
期間の終りを示している。各期間の終りで、制御
回路36は、新しいサンプル値を発生し、信号線
40で送られるリセツト間隔信号でタイミング回
路39をリセツトさせる。またタイミング回路3
9は、制御回路36の複数の故障モードを認識
し、これらの故障モードを認識することによつて
信号線43で送られるリセツト信号で制御回路3
6をリセツトさせる。タイミング回路39は、本
発明の重要な特徴であり、第2図及び第3図に関
して詳述する。 第1図の説明の最後として、出力モジユール4
5は、制御回路36からの、交流電力量の計算さ
れた指示値を表わす信号を並列信号線46を介し
て受けとる。出力モジユール45は、デイスプレ
イ又はリレー等の複数の出力装置(図示していな
い)を駆動する。出力モジユール45は、計測装
置10と、レコーダ又は遠隔計測装置等の外部装
置と、のインターフエイスとしても作動する。 第2図は、タイミング回路39の詳細を示して
いる。前述したように、タイミング回路39は、
複数の機能を果たす。通常の動作中、タイミング
回路39は、信号線41から送られるクロツク信
号C1のパルスを計数する。その計数値が所定数
に達した時、タイミング回路39は、信号線42
におけるサンプル信号の状態を変える。そのサン
プル信号が状態を変えた後、タイミング回路39
は、信号線40からのリセツト間隔信号で制御回
路36によつてリセツトされる。タイミング回路
39がリセツトされる時、サンプル信号はその初
期状態に戻る。このようにして、タイミング回路
39は、所定の期間を終える。 タイミング回路39の第2の機能は、制御回路
36がシーケンス外の命令を実行し不適切な時間
に命令を実行し始めたり、又はその他の故障とな
るとき、信号線43からのリセツト信号で制御回
路36をリセツトすることである。タイミング回
路39は、制御回路36が故障していることを指
示する制御回路36の複数の故障モードを認識す
るように構成されている。これらの故障モードと
しては、(1)タイミング回路39をリセツトする制
御回路36の故障、(2)タイミング回路39をリセ
ツトするための適当な時間中の不適当な持続時間
のリセツト間隔信号、及び(3)タイミング回路39
をリセツトするための不適切な時間中の任意の持
続時間のリセツト間隔信号、がある。これらの事
象のうちのいずれかが起きるとき、制御回路36
は故障しておりリセツトされねばならないものと
する。タイミング回路39は、更に、計測装置1
0のための電源が正常状態から外れるときを検出
する。タイミング回路39は、供給電圧が許容値
に戻されるまで、制御回路36をリセツト状態に
保持する。後述する第2図に示したハードウエア
の説明は、前述した機能に関連している。第2図
に示した回路の詳細な動作説明は、第3図に関し
て後述する。 第2図に戻つて、ナンド(NAND)ゲート4
8は、信号線40からのリセツト間隔信号を一対
の入力端子に受ける。ナンドゲート48の出力端
子49は、ナンドゲート51の入力端子に接続さ
れている。ナンドゲート51の別の入力端子は、
信号線43からのリセツト信号を受ける。ナンド
ゲート51の出力端子52は、カウンタ54の第
1のリセツト端子R1へ接続される。第1のリセ
ツト端子R1は、カウンタ54の第2のリセツト
端子R2へ接続されている。クロツク入力端子
CLKは、信号線41からクロツク信号C1を受
ける。第2のリセツト端子R2は、カウンタ56
のリセツト端子Rへ接続される。カウンタ54の
出力端子Qは、カウンタ56のクロツク入力端子
CLKに接続されている。カウンタ56の一対の
出力端子Q9及びQ10は、ナンドゲート58へ
接続される。ナンドゲート58の出力端子59
は、信号線42へ接続されている。カウンタ54
及び56は、ナンドゲート58とともに、信号線
41から送られるクロツク信号C1のパルスに応
答してサンプル信号を発生するように作動する。
ナンドゲート48及び51は、カウンタ54及び
56の通常のリセツトを行なうように協働する。 カウンタ56の出力端子Q11は、ノア
(NOR)ゲート61の入力端子に接続されてい
る。ノアゲート61の別の入力端子は、抵抗器6
2及びコンデンサ63の直列回路を介して正電源
端子に接続されている。電力故障信号PFは、抵
抗器62を介してノアゲート61へ入力される。
電力故障信号PFは、計測装置10への入力電圧
が許容限界内にあるかどうかを指示する。ノアゲ
ート61の出力端子64は、ナンドゲート66の
入力端子に接続されている。ナンドゲート66の
出力端子67は、ダイオード70及び抵抗器71
の直列回路を介してナンドゲート69の一対の入
力端子に接続されている。ダイオード70及び抵
抗器71の接続点は、コンデンサ73を介して正
電源端子に接続されており、且つ、抵抗器74を
介して接地されている。ナンドゲート69の出力
端子75は、信号線43に接続されている。リセ
ツト信号は、出力端子75から得られる。カウン
タ56の出力端子Q11は、制御回路36がタイ
ミング回路39をリセツトし得ないときはいつで
も、制御回路36のリセツトを行なうためゲート
61,66及び69を介して信号を発生する。電
力故障信号PFは、ゲート61,66及び69を
介して送られ、計測装置10への電圧入力が許容
限界内にない限り、制御回路36をリセツト状態
に保持する。 ナンドゲート77は、信号線40から第1の入
力端子にリセツト間隔信号を受け、信号線43か
ら第2の入力端子にリセツト信号を受ける。ナン
ドゲートの出力端子78は、抵抗器81及び抵抗
器82の直列回路を介してナンドゲート80の一
対の入力端子に接続されている。抵抗器81と8
2との接続点は、コンデンサ83を介して接地さ
れている。ナンドゲート77の出力端子78は、
更に、ダイオード84を介してナンドゲート80
の一対の入力端子に接続されている。ナンドゲー
ト80の出力端子85は、ダイオード70と抵抗
器71との接続点に、ダイオード87を介して接
続されている。ゲート77及び80は、制御回路
36がタイミング回路39をリセツトするための
適当な時間中に不適当な持続時間のリセツト間隔
信号を発生するときにはいつでも、制御回路36
のリセツトを行なうためゲート69を介して信号
を発生する。 そのリセツト間隔信号は、ノアゲート89の一
対の入力端子へ入力される。ノアゲート89の出
力端子90は、ノアゲート92へ入力されてい
る。リセツト間隔信号は、抵抗器93及び94の
直列回路を介してノアゲート92へ入力される。
抵抗器93と94との接続点は、コンデンサ95
を介して接地されている。ノアゲート92の出力
端子96は、ナンドゲート98の入力端子に接続
されている。ナンドゲート98の別の入力端子
は、抵抗器100を介して正電源端子に接続され
ており、コンデンサ101を介して接地されてお
り、且つ、ダイオード99を介してサンプル信号
を入力する。ナンドゲート98の出力端子102
は、ナンドゲート66の入力端子に接続されてい
る。サンプル信号は、ゲート98と一緒になつ
て、制御回路36がタイミング回路39をリセツ
トすべき適当な時間を決定する。ゲート89及び
92は、制御回路36が不適当な時間中にタイミ
ング回路39をリセツトするときはいつでも、制
御回路36のリセツトを行なうためゲート98,
66及び69を介して送られる信号を発生するよ
うに協働する。 第2図に示したタイミング回路39の動作の詳
細については、第3A図及び第3B図に示したタ
イミング図に関して説明する。ナンド及びノア論
理ゲートの動作は、表1及び2に要約されてい
る。 表 1 ナンドゲート論理状態 第1入力 第2入力 出 力 0 0 1 0 1 1 1 0 1 1 1 0 表 2 ノアゲート論理状態 第1入力 第2入力 出 力 0 0 1 0 1 0 1 0 0 1 1 0 表1及び2は、入力信号に対する論理状態の、
それぞれ起り得る組合せについての出力信号の論
理状態を要約して示している。 第3A図及び第3B図を参照するに、時間の関
数としてタイミング信号の論理状態がグラフで示
されている。タイミング回路39によつて発生さ
れるタイミング信号の論理状態は、低状態すなわ
ち論理0から高状態すなわち論理1へ変化する。
時刻T0からT1まで、タイミング信号の通常すな
わち定常状態が示されている。曲線105は、ゲ
ート48へ入力されるリセツト間隔信号を表わし
ている。ゲート48は、インバータとして作用す
る。出力端子49から得られる信号は、曲線10
7によつて表わされ、曲線105を反転したもの
である。リセツト信号は、曲線109によつて表
わされる、ゲート51へ入力される。リセツト信
号109は、通常論理1であり、論理0状態に変
化することによつて制御回路36のリセツトを行
なう。ゲート51の出力端子52から得られる信
号は、曲線111によつて表わされ、曲線107
及び109の組合せとなつている。 タイミング回路39の定常状態の説明を続ける
と、ゲート58の出力端子から得られる信号は、
サンプル信号であり、曲線113によつて表わさ
れる。ゲート58は、カウンタ56の端子Q9及
びQ10に応答する。出力端子Q9は、29すなわ
ち512を表わしており、一方、出力端子Q10
は、210すなわち1024を表わしている。これらの
出力端子から得られる信号は、カウンタ56が
1536のカウントに達するまでは、共に論理0状態
であるか、互いに異なる状態にあるかである。こ
の時間まで、サンプル信号は、曲線113によつ
て示されるように通常論理1状態にある。カウン
タ56が1536のカウント値に達するとき、出力端
子Q9及びQ10から得られる信号は共に論理1
であり、サンプル信号は、第3A図において時刻
T1で示されるように論理1状態から論理0状態
へ変化する。選定されるカウンタ56の計数速度
及び出力端子は、所定期間の長さを決定する。サ
ンプル信号が論理0状態にある状態で、制御回路
は、新しいサンプル値を発生し、カウンタ56が
2058のカウントに達する前に、後述する如く、タ
イミング回路39の通常のリセツトを行なう。こ
のカウント値に達するとき、出力端子Q9及びQ
10から得られる信号は共に論理0となり、出力
端子Q11か得られる信号は通常論理0状態から
論理1状態へ変化する。 出力端子Q11から得られる信号は、カウンタ
54及び56がリセツトされずカウンタ56が連
続計数によりあふれてしまうときにだけ論理1状
態となる。出力端子Q11から得られる信号は、
ノアゲート61へ入力される。ノアゲート61
は、更に、通常論理0状態にある電力故障信号
PFを受ける。ノアゲート61の出力端子64か
ら得られる出力信号は、通常、論理1状態にあ
る。この信号は、ナンドゲート66へ入力され
る。 ゲート89の出力端子90から得られる信号
は、ゲート89がインバータとして作動するの
で、第3B図における曲線115によつて示され
るように通常論理1状態にある。コンデンサ95
の両端の電圧は、曲線117によつて示されて
い。コンデンサ95の両端間電圧は、通常理0状
態にあるリセツト間隔信号に対応して通常論理0
状態にある。ゲート92の出力端子96から得ら
れる信号は、曲線119によつて表わされ、曲線
115と曲線117とを組合せたものとなつてい
る。出力端子96から得られる信号は、通常論理
0状態にある。ゲート98は、曲線119によつ
て表わされる信号及び曲線113によつて表わさ
れるサンプル信号を受ける。ゲート98の出力端
子102から得られる信号は、これらの入力信号
に応答して通常論理1状態にある。ゲート66の
出力端子67から得られる信号は、ゲート66へ
の両入力が通常論理1状態にあるので、通常論理
0状態にある。リセツト信号は、ゲート69の出
力端子75に発生し、ゲート66の出力端子67
に得られる信号の論理0状態に応答して曲線10
9に関して前述したように論理1状態にある。 ゲート77の出力端子78から得られる信号
は、曲線105によつて表わされるリセツト間隔
信号及び曲線109によつて表わされるリセツト
信号に応答して曲線121によつて表わされるよ
うに通常論理1状態にある。コンデンサ83の両
端電圧は、出力端子78から得られる信号の論理
1状態に応答して曲線123によつて表わされる
ように通常論理1状態にある。曲線125は、ゲ
ート80の出力端子85から得れる信号を表わし
ている。出力端子85から得られる信号は、ゲー
ト80がインバータとして作用するので、通常論
理0状態にある。これで、時刻T0から時刻T1ま
での第3A図及び第3B図に示した定常状態の説
明を終わる。 タイミング回路39の通常リセツトは、曲線1
13によつて表わされるサンプル信号が時刻T1
で論理1状態から論理0状態へ変化することで始
まる。サンプル信号が論理0状態にある間、リセ
ツト間隔信号は、第3A図に示す如く、時刻T2
から時刻T3まで瞬間的に論理1状態にある。出
力端子49から得られる信号は、曲線107で示
されるようなリセツト電圧の反転したものであ
る。出力端子49から得られる信号とリセツト信
号との組合せにより、出力端子52に発生する信
号は、第3A図における曲線111によつて示さ
れるように時刻T2からT3まで瞬間的に論理1状
態となつている。ゲート51の出力端子52の信
号が論理1であるとき、カウンタ54及び56は
リセツトされる。カウンタ54及び56のリセツ
トの場合、サンプル信号は、曲線113で示され
るように時刻T3で論理1状態に戻る。要するに、
カウンタ54及び56は、リセツト間隔信号が論
理0状態から論理1状態へ変化するときに、通
常、リセツトされる。 タイミング回路39を、通常、リセツトする
間、曲線113によつて表わされるサンプル信号
は論理0状態にある。論理0信号がゲート98に
入力される状態では、出力端子102から得られ
る信号は、ゲート98の他の入力信号の状態に無
関係に論理1状態にある。従つて、通常のリセツ
ト中、ゲート89及び92は、タイミング回路3
9に影響を与えない。しかしながら、解析するた
め、これらのゲートから発生される信号について
説明する。第3B図における時刻T2で、出力端
子90に得られる信号は、曲線115によつて示
されるように、論理1状態から論理0状態へ変化
する。同時に、コンデンサ95は、論理1状態に
あるリセツト間隔信号に応答して充電され始め
る。ゲート92は、コンデンサ95の両端間電圧
と出力端子90から得られる信号との組合せに応
答してコンデンサ95の値に依存して、パルス又
はスパイクを発生する。曲線119によつて示さ
れたこのパルスは、出力端子102から得られる
信号がサンプル信号によつて論理1状態に保持さ
れているので、ゲート98,66及び69を介し
て送られないようにされる。このようにして、ゲ
ート89及び92は、通常リセツト動作中、タイ
ミング回路39に影響を与えない。 同様に、ゲート77及び80も、通常リセツト
動作中、タイミング回路39に影響を与えない。
第3B図において曲線121によつて示されるよ
うに、出力端子78から得られる信号は、時刻
T2で論理1状態から論理0状態へ変化する。出
力端子78から得られる信号が論理0状態にある
状態で、コンデンサ83は、曲線123によつて
示されるように放電し始める。コンデンサ123
の放電速度は、出力端子78から得られる信号が
論理0状態に変化したとしても、ゲート80が論
理1状態を入力し続けるようなものとなつてい
る。出力端子78から得られる電圧は、時刻T3
で論理1状態に戻り、コンデンサ83が放電し得
るようになる。従つて、ゲート80の出力端子8
5に発生する信号は、タイミング回路39の通常
リセツト動作中ずつと不変のまゝである。 タイミング回路39が検出する1つの故障モー
ドは、タイミング回路39をリセツトするための
制御回路36の故障である。制御回路36がタイ
ミング回路39をリセツトするのに失敗すると
き、タイミング回路39及び制御回路36の両方
をリセツトするのが望ましい。これは、通常の論
理0状態から論理1状態へ変化するカウンタ56
の出力端子Q11から得られる信号によつて達成
される。この変化は、前述したようにカウンタ5
6の連続計数のために生ずる。出力端子Q11の
信号が論理1状態にある状態で、ゲート61の出
力端子64から得られる信号は、論理1状態から
論理0状態へ変化する。ゲート61の出力端子6
4から得られる論理0状態がナンドゲート66へ
入力されている状態で、出力端子67から得られ
る信号は、ナンドゲート66への他の入力に無関
係に通常、論理0状態から論理1状態へ変化す
る。出力端子67から得られる信号の論理1状態
は、ゲート69によつて反転され、リセツト信号
が通常、論理1状態から論理0状態へと変化させ
られる。サンプル信号が論理0状態の場合、制御
回路36はリセツトされる。更に、ゲート51の
出力端子52から得られる信号は、ゲート51へ
の他の入力信号の状態と無関係に論理1状態へ変
化する。出力端子52から得られる信号が論理1
状態にある場合、カウンタがリセツトされ、Q1
1信号は通常の論理0状態へ戻る。これにより、
リセツト回路39によつて発生されるタイミング
信号のすべてがそれらの定常状態に戻される。要
するに、制御回路36及びタイミング回路39
は、タイミング回路39をリセツトする制御回路
36の故障に応答してカウンタ56の出力端子Q
11から得られる信号によつてリセツトされる。 また、タイミング回路39は、供給電圧が正常
範囲から外れているときを認識し、その供給電圧
がその所定限界内に戻るまで、制御回路36をリ
セツト状態に保持する。これは、電力故障信号
PFが通常の論理0状態から論理1状態へ変化す
ることによつて行なわれる。この状態変化は、カ
ウンタ56の出力端子Q11から得られる信号の
状態変化と同じようにしてゲート61,66及び
69を介して伝えられる。リセツト信号は、電力
故障信号PFが論理1状態にある限り、論理0状
態に保持される。 タイミング回路39が認識する制御回路36の
別の故障モードは、不適当な時間中にタイミング
回路39をリセツトす制御回路36の動作であ
る。前述したように、制御回路36がタイミング
回路39をリセツトさせるのに適当な時間は、サ
ンプル信号及びナンドゲート98の協働によつて
決定される。タイミング回路39がリセツトされ
る適当な時間は、「タイミング窓」と称されるよ
うなサンプル信号が論理0状態にあるときであ
る。タイミング回路39がリセツトされる不適当
な時間は、「タイミング窓外」と称されるような
サンプル信号が論理1状態にあるときである。第
3B図に戻つて、ゲート89及び92は、時刻
T2で協働して、リセツト間隔信号の論理0状態
から論理1状態への状態変化に応答して1つのパ
ルスを発生する。このパルスは、サンプル信号が
論理0状態にあるので、通常のリセツト動作中、
ゲートを通られないようにされることは前述した
通りである。しかしながら、制御回路36がタイ
ミング窓外でタイミング回路39をリセツトしよ
うとするとき、サンプル信号は論理1状態にあ
る。サンプル信号が論理1状態にあるので、出力
端子96から発生されるパルスは、ゲート98,
66及び69を通るようにされ、そのリセツト信
号をそのパルスの持続期間(パルス幅)中論理0
状態となようにせしめる。リセツト信号が論理0
状態にあるるとき、制御回路36はリセツトされ
る。パルスの持続時間後、リセツト信号は、その
通常の論理1状態に戻り、タイミング回路39の
タイミング信号は、それらの定常状態に戻る。要
するに、ゲート89及び92は、制御回路36が
タイミング窓以外でタイミング回路39をリセツ
トしようとするとき、制御回路36をリセツトす
る。 タイミング回路39が認識する制御回路36の
別の故障モードは、タイミング窓内の不適当な持
続時間のリセツトパルスである。これは、第3A
図及び第3B図に示されるように、時刻T5で始
まつている。第3A図において、時刻T5で、リ
セツト間隔信号は、通常のリセツトの場合のよう
に、論理0状態から論理1状態へ変化する。しか
しながら、リセツト間隔信号は、不適当な期間論
理1状態のまゝである。曲線113によつて示さ
れるサンプル信号は、ゲート89及び92の協働
によつて発生されパルス及びゲート98が、通常
のリセツト動作におけるように、その回路に影響
を与えないように論理0状態にある。第3B図に
おいて、時刻T5で、ゲート77の出力端子78
から得られる信号は、論理1状態から論理0状態
へ変化する。リセツト間隔信号が不適当な持続時
間中、論理1状態のまゝであるので、ゲート78
から得られる信号は、不適当な持続時間中、論理
0状態のまゝであり、コンデンサ83を放電させ
る。コンデンサ83の両端電圧は、曲線123に
よつて表わされ、時刻T6で、ゲー80の出力端
子85から得られる出力信号が通常の論理0状態
から論理1状態へ変化し得るようにするのに十分
放電されていることがわかる。このような状態変
化により、リセツト信号は状態が変化し、以て制
御回路36がリセツトされる。制御回路36がリ
セツトされた状態で、リセツト間隔信号は、時刻
T6の後すぐに零に戻る。リセツト間隔信号がそ
の定常状態へ戻された状態で、出力端子78から
得られ信号は、論理1状態へ戻り、コンデンサ8
3を充電する。時刻T7では、コンデンサ83は、
出力端子85から得られ信号が定常状態に戻るよ
うに十分に充電されている。信号85がその定常
状態へ戻ると、タイミング回路39の他のタイミ
ング信号はそれらの定常状態へ戻る。コンデンサ
83の値は、許容し得るリセツト間隔信号パルス
の持続時間を制限するように選定でき得る。要す
るに、ゲート77と80は、制御回路36がタイ
ミング窓内の不適当な持続時間のリセツト間隔信
号パルスを発生するときはいつでも、制御回路3
6をリセツトするパルスを発生するよう協働す
る。これでタイミング回路39の説明を終わる。 第4図において、レンジ増幅器30の詳細な回
路が示されている。信号線16,17及び18
は、それぞれ電圧成分信号VA、VB及びVCの瞬時
値を表わすサンプル値をマルチプレクサ31へ入
力される。信号線20は、抵抗器130を通して
演算増幅器128の非反転入力端子及びマルチプ
レクサ31の両方に入力される電流成分信号IAの
瞬時値を表わすサンプル値を伝送する。その非反
転入力端子は、コンデンサ131を介して接地さ
れている。演算増幅器128の反転入力端子は、
抵抗器132を介して接地されている。演算増幅
器128の反転入力端子は、抵抗器134,13
5及び136の直列回路に並列に接続されたコン
デンサ133を介してその出力端子に接続されて
いる。演算増幅器128の出力端子は、抵抗器1
38を通してマルチプレクサの入力端子に接続さ
れている。その入力端子は、ダイオード139を
介して正電源端子に、且つダイオード140を介
して負電源端子に接続されている。 信号線21は、抵抗器143を介して演算増幅
器141の非反転入力端子及びマルチプレクサ3
1の両方へ入力される電流成分信号IBの瞬時値を
表わすサンプル値を伝送する。その非反転入力端
子は、コンデンサ144を介して接地されてい
る。演算増幅器141の反転入力端子は、抵抗器
146を介して接地されている。演算増幅器14
1の反転入力端子は、抵抗器148,149及び
150の直列回路と並列に接続されたコンデンサ
147を介してその出力端子に接続されている。
演算増幅器141の出力端子は、抵抗器152を
介してマルチプレクサの入力端子に接続されてい
る。その入力端子は、ダイオード153を介して
正電源端子に接続され、且つ、ダイオード154
を介して負電源端子に接続されている。 最後に、信号線22は、抵抗器157を介して
演算増幅器155の非反転入力端子及びマルチプ
レクサ31の両方に入力される電流成分信号ICの
瞬時値を表わすサンプル値を伝送する。その非反
転入力端子は、コンデンサ158を介して接地さ
れている。演算増幅器155の反転入力端子は、
抵抗器160を介して接地されている。演算増幅
器155の反転入力端子は、抵抗器162,16
3及び164の直列回路路と並列に接続されたコ
ンデンサ161を介してその出力端子に接続され
ている。演算増幅器155の出力端子は、抵抗1
66を介してマルチプレクサ31の入力端子に接
続されている。その入力端子は、ダイオード16
7を介して正電源端子に接続され、且つ、ダイオ
ード168を介して負電源端子に接続されてい
る。 演算増幅器128,141及び155は、それ
らと組み合わされた素子と一緒になつて、3つの
精密な増幅器を構成している。電流成分のサンプ
ル値が所定レベル以下に降下するとき、その増幅
されたサンプル値がデジタル化され、制御回路3
6へ入力される。これら精密増幅器の各々は、2
の累乗の利得を有している。これにより、制御回
路36は、複数の電力量の計算中に電流成分IA、
IB及びICの瞬時値を表わすサンプル信号の増幅度
を容易に補償することができる。演算増幅器12
8によつて構成された精密増幅器の利得は、抵抗
器132,134,135及び136によつて決
定される。同様に、抵抗器146,148,14
9及び150;160,162,163及び16
4は、それぞれ演算増幅器141及び155によ
つて構成された精密増幅器の利得を決定する。そ
れらの抵抗器の各々は、同じ値を有しており、従
つて製造が容易となり、抵抗値を非常に厳密に整
合させることができる。ダイオード対139−1
40、153−154及び167−168は、そ
れぞれ抵抗器138,152及び166と一緒に
なつて、過電圧保護を行ない、マルチプレクサ3
1を損傷させ得る電圧を許容値にクランプする働
きをする。 第4図に示した各要素の代表的な値は次の通り
である。
置に関し、特に、デジタル処理を行なつた固体型
(ソリツドステート)装置に関するものである。 背景技術 電気計測の分野において使用され続けてきてい
る装置は、専ら電気機械式回転円板型の積算電力
計である。しかし、遠隔計測(計器読取り)、全
日計測及び負荷制御等の業務を行なう要請に対
し、標準の積算電力計に代わり得るものを開発す
るのにかなりの時間が費やされている。このよう
な開発による1つのものが、固体マイクロプロセ
ツサを基礎とした電力量計測装置である。 マイクロプロセツサ、プログラマブル読出し専
用メモリ(PROM)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)等の廉価な固体回路の出現により、固
体型電力量計測装置が徐々に一般的になつてきて
いる。にも拘らず、固体回路を電力量計測装置に
応用するには、多くの解消しなければならない問
題がある。その1つの問題点は、計測装置の測定
点に入力されてくる信号が線路(線間)電圧及び
線路(線)電流であるのに対して固体回路が低い
電圧入力信号で動作するという点である。線路電
圧及び線路電流から必要な低いレベルの入力信号
を作り出すのに大きな問題がある。もう一つの問
題は、線路電流が約1/2アンペアから200アンペア
まで変化することである。更に別の問題は、マイ
クロプロセツサ等の装置がデジタル的に動作する
ものであるということである。このことは、線路
電圧及び電流又はそれらを表わす信号がデジタル
化されねばならず、それに伴つて、サンプリング
速度及びサンプル解像度の問題が出てくることを
意味している。また、マイクロプロセツサは、固
体計測装置を正しく作動させるために、命令リス
ト又はプログラムを必要とする。過度現象・雑音
又は予期しないじよう乱によりマイクロプロセツ
サがこわれてしまうことがしばしばあり、計測装
置が誤動作してしまうことがある。これら及びそ
の他の問題は、ある程度までは、市販の固体電力
量計測装置でも解決されている。 この種の計測装置の一例は、米国特許第
4077061号に開示されている。この米国特許明細
書には、所定のプログラムに従つて計測装置の動
作を制御するためのシーケンス制御器及び計算機
補助装置を備えたデジタル処理・計算用交流電力
量計測装置が示されている。そこでは、アナログ
入力回路が、計測装置によつて測定されるべき交
流電力量の電圧信号成分及び電流信号成分を受け
る。サンプルタイマ回路は、それぞれ無作為化さ
れたサンプリング間隔を開始させるサンプル間隔
タイマパルスを発生するためのシーケンス制御
器・計算機補助装置クロツクを利用している。こ
のようにして、電圧信号及び電流信号の瞬時サン
プル値が、サンプルタイマ間隔パルスに応答して
無作為化されたサンプリング時に得られる。これ
らの瞬時信号値は、アナログ―デジタル変換器に
よつて順次デジタル化される。このような生のデ
ータから、計測されるべき電力量の複数のパラメ
ータが、デジタル化された瞬時信号値に関して作
用する普通の計算プログラムサブルーチンで算出
される。これらの算出された値の各々を合計する
ことにより、計測された電力量パラメータの時間
積分値が得られる。出力読取(表示)装置によ
り、計測装置で算出された複数の電力量パラメー
タを表わす数値指示がなされる。算出されたパラ
メータを表わす複数の出力パルスデータ信号は、
遠隔計測テレメータ装置を通してデータパルスを
伝送できるパルス受信装置へ入力されるか又は記
録型受信装置で記録される。 前述した装置並びにその他のいくつかの型の電
力量計測装置は、固体技術を計測分野に適用する
場合の基本的な問題を解決しているものではある
が、特に測定精度及び信頼性の点ではまだまだ改
善すべき余地が残されているものである。従つ
て、本発明の目的は、精度及び信頼性を改善した
交流電力量計測装置を提供することにある。 発明の開示 本発明は、負荷へ分配される交流電力量の複数
の指示値を計算し得る高精度の交流電力量計測装
置である。それらの指示値としては、有効電力
(KW)、無効電力(VAR)並びにこれらの量の
時間積分値等がある。本発明は、三相配電系統に
おける電圧及び電流を表わす6つのアナログ入力
信号を発生する入力モジユールを使用している。
これらの6つのアナログ入力信号は、これら6つ
の入力信号の各々の瞬時値を表わすサンプル値を
発生するサンプルホールド回路へ入力される。3
つの相電圧の瞬時値を表わすサンプル値は、マル
チプレクサへ直接入力される。3つの相電流の瞬
時値を表わすサンプル値は、マルチプレクサへ直
接入力され且つレンジ増幅器を介してマルチプレ
クサへ入力される。レンジ増幅器は、3つの相電
流のサンプル値を増幅するのに使用される。この
増幅により、電力量計測装置の精度が大幅に改善
され、このような増幅は、本発明の重要な特徴の
1つとなつている。 3つの相電圧及び相電流のサンプル値は、順
次、アナログ―デジタル変換器へ入力される。デ
ジタル化されたサンプルは、制御回路へ入力さ
れ、そこで、所望量が計算される。その計算結果
は、適当な可視指示値を発生する出力モジユール
へ入力される。その出力モジユールは、記録装置
又は遠隔計測装置のためのインターフエイスとし
ても作用することができる。 サンプリング間隔をタイムアウトするのにタイ
ミング回路が使用される。各サンプリング間隔の
終りで、制御回路は、サンプル・ホールド回路が
新しいサンプル値を発生するように命令する。そ
れから、制御回路は、そのタイミング回路をリセ
ツトする。制御回路がタイミング回路をリセツト
すべき適当な時間を決定するタイミング窓がタイ
ミング回路内で作られる。もし、制御回路がその
タイミング窓外でタイミング回路をリセツトしよ
うとするならば、制御回路が故障していると仮定
され、タイミング回路はその制御回路をリセツト
する。制御回路の別の故障モードは、その制御回
路がタイミング回路をリセツトするのに失敗する
ことにより又は制御回路が不適当な持続時間のリ
セツト信号を発生することにより、検知される。
どちらの場合にも、タイミング回路は、制御回路
のリセツトを行なわせる。本発明のタイミング回
路は、本電力量計測装置の信頼性を大幅に改善す
るものであり、本発明の重要な特徴の1つであ
る。 発明を実施するための最良の形態 第1図において、本発明の原理によつて構成さ
れた固体交流電力量計測装置10が示されてい
る。第1図に示した計測装置10は、1970年2月
28日にジヨンストン(johnston)等へ付与され本
出願人の米国特許第4077061号に示された計測装
置とその構成及び動作が類似している。従つて、
本発明の重要な特徴とは考えられない要素の回路
の詳細及び部品符号並びに計測装置10の動作の
詳細については、上述の米国特許明細書の内容を
参照されたい。 第1図において、入力モジユール12は、電線
7,8及び9から成る配電系統によつて負荷(図
示していない)への分配される3相交流電力量を
表わす電圧成分信号VA、VB及びVC及び電流成分
信号IA,IB及びICを発生する。電圧成分信号VA、
VB及びVCは、通常の計器用変圧器(図示してい
ない)によつて発生され、それぞれ3相電圧A、
B及びCを表わしている。同様に、電流成分信号
IA、IB及びICは、通常の変流器(図示していない)
によつて発生され、それぞれ、3相電流A、B及
びCを表わしている。 電圧成分信号及び電流成分信号は、サンプル・
ホールド回路14へ入力される。サンプル・ホー
ルド回路14は、電圧及び電流成分信号の瞬時値
を表わすサンプル値を発生する。電圧成分信号
VA、VB及びVCの瞬時値を表わすサンプル値は、
それぞれ信号線16,17及び18を通つてマル
チプレクサ31へ入力される。電流成分信号IA、
IB及びICの瞬時値を表わすサンプル値は、それぞ
れ信号線像20,21及び22を通つてマルチプ
レクサ31へ入力される。また、電流成分信号
IA、IB及びICの瞬時値を表わすサンプル値は、信
号線23,24及び25を通つてレンジ増幅器3
0へ入力される。レンジ増幅器30は、電流成分
信号の瞬時値を表わすサンプル値を増幅する。電
流成分信号IA、IB及びICの増幅されたサンプル値
は、それぞれ信号線26,27及び28を通つて
マルチプレクサ31へ入力される。レンジ増幅器
30は、本発明の重要な特徴であり、第4図に関
して詳述する。 マルチプレクサ31は、サンプル値の各々を順
次、信号線34を介してアナログ―デジタル変換
器(A/D)33へ入力する。アナログ―デジタ
ル変換器33は、サンプル値の各々をデジタル化
する。そして、そのデジタル化されたサンプル値
は、並列信号線37を通つて制御回路36へ入力
される。こうして、制御回路36は、負荷へ分配
された3相電圧及び電流の瞬時値を表わすデジタ
ル化されたサンプル値を使用できるようになる。
この生のデータから、制御回路36は、負荷へ与
えられる交流電力量の複数の指示値を算出する。
このような指示値としては、有効電力(KW)、
無効電力(VAR)、V2、及びこれらの値を時間
積分したものがある。制御回路36はかなり複雑
なものであるが、本発明の重要な特徴ではない。
この制御回路36の構成及び動作のより詳細な説
明については、前述の米国特許を参照されたい。 制御回路36は、信号線40を介してタイミン
グ回路39へ入力されるリセツト間隔信号を発生
する。制御回路36は、更に、信号線41を介し
てタイミング回路39へ入力される複数のパルス
からなるクロツク信号C1を発生する。タイミン
グ回路39は、それぞれ信号線42及び43を通
つて制御回路36へ入力されるサンプル信号及び
リセツト信号を発生する。タイミング回路39
は、クロツク信号C1のパルスの累積に応答して
サンプル信号を発生する。サンプル信号は、所定
期間の終りを示している。各期間の終りで、制御
回路36は、新しいサンプル値を発生し、信号線
40で送られるリセツト間隔信号でタイミング回
路39をリセツトさせる。またタイミング回路3
9は、制御回路36の複数の故障モードを認識
し、これらの故障モードを認識することによつて
信号線43で送られるリセツト信号で制御回路3
6をリセツトさせる。タイミング回路39は、本
発明の重要な特徴であり、第2図及び第3図に関
して詳述する。 第1図の説明の最後として、出力モジユール4
5は、制御回路36からの、交流電力量の計算さ
れた指示値を表わす信号を並列信号線46を介し
て受けとる。出力モジユール45は、デイスプレ
イ又はリレー等の複数の出力装置(図示していな
い)を駆動する。出力モジユール45は、計測装
置10と、レコーダ又は遠隔計測装置等の外部装
置と、のインターフエイスとしても作動する。 第2図は、タイミング回路39の詳細を示して
いる。前述したように、タイミング回路39は、
複数の機能を果たす。通常の動作中、タイミング
回路39は、信号線41から送られるクロツク信
号C1のパルスを計数する。その計数値が所定数
に達した時、タイミング回路39は、信号線42
におけるサンプル信号の状態を変える。そのサン
プル信号が状態を変えた後、タイミング回路39
は、信号線40からのリセツト間隔信号で制御回
路36によつてリセツトされる。タイミング回路
39がリセツトされる時、サンプル信号はその初
期状態に戻る。このようにして、タイミング回路
39は、所定の期間を終える。 タイミング回路39の第2の機能は、制御回路
36がシーケンス外の命令を実行し不適切な時間
に命令を実行し始めたり、又はその他の故障とな
るとき、信号線43からのリセツト信号で制御回
路36をリセツトすることである。タイミング回
路39は、制御回路36が故障していることを指
示する制御回路36の複数の故障モードを認識す
るように構成されている。これらの故障モードと
しては、(1)タイミング回路39をリセツトする制
御回路36の故障、(2)タイミング回路39をリセ
ツトするための適当な時間中の不適当な持続時間
のリセツト間隔信号、及び(3)タイミング回路39
をリセツトするための不適切な時間中の任意の持
続時間のリセツト間隔信号、がある。これらの事
象のうちのいずれかが起きるとき、制御回路36
は故障しておりリセツトされねばならないものと
する。タイミング回路39は、更に、計測装置1
0のための電源が正常状態から外れるときを検出
する。タイミング回路39は、供給電圧が許容値
に戻されるまで、制御回路36をリセツト状態に
保持する。後述する第2図に示したハードウエア
の説明は、前述した機能に関連している。第2図
に示した回路の詳細な動作説明は、第3図に関し
て後述する。 第2図に戻つて、ナンド(NAND)ゲート4
8は、信号線40からのリセツト間隔信号を一対
の入力端子に受ける。ナンドゲート48の出力端
子49は、ナンドゲート51の入力端子に接続さ
れている。ナンドゲート51の別の入力端子は、
信号線43からのリセツト信号を受ける。ナンド
ゲート51の出力端子52は、カウンタ54の第
1のリセツト端子R1へ接続される。第1のリセ
ツト端子R1は、カウンタ54の第2のリセツト
端子R2へ接続されている。クロツク入力端子
CLKは、信号線41からクロツク信号C1を受
ける。第2のリセツト端子R2は、カウンタ56
のリセツト端子Rへ接続される。カウンタ54の
出力端子Qは、カウンタ56のクロツク入力端子
CLKに接続されている。カウンタ56の一対の
出力端子Q9及びQ10は、ナンドゲート58へ
接続される。ナンドゲート58の出力端子59
は、信号線42へ接続されている。カウンタ54
及び56は、ナンドゲート58とともに、信号線
41から送られるクロツク信号C1のパルスに応
答してサンプル信号を発生するように作動する。
ナンドゲート48及び51は、カウンタ54及び
56の通常のリセツトを行なうように協働する。 カウンタ56の出力端子Q11は、ノア
(NOR)ゲート61の入力端子に接続されてい
る。ノアゲート61の別の入力端子は、抵抗器6
2及びコンデンサ63の直列回路を介して正電源
端子に接続されている。電力故障信号PFは、抵
抗器62を介してノアゲート61へ入力される。
電力故障信号PFは、計測装置10への入力電圧
が許容限界内にあるかどうかを指示する。ノアゲ
ート61の出力端子64は、ナンドゲート66の
入力端子に接続されている。ナンドゲート66の
出力端子67は、ダイオード70及び抵抗器71
の直列回路を介してナンドゲート69の一対の入
力端子に接続されている。ダイオード70及び抵
抗器71の接続点は、コンデンサ73を介して正
電源端子に接続されており、且つ、抵抗器74を
介して接地されている。ナンドゲート69の出力
端子75は、信号線43に接続されている。リセ
ツト信号は、出力端子75から得られる。カウン
タ56の出力端子Q11は、制御回路36がタイ
ミング回路39をリセツトし得ないときはいつで
も、制御回路36のリセツトを行なうためゲート
61,66及び69を介して信号を発生する。電
力故障信号PFは、ゲート61,66及び69を
介して送られ、計測装置10への電圧入力が許容
限界内にない限り、制御回路36をリセツト状態
に保持する。 ナンドゲート77は、信号線40から第1の入
力端子にリセツト間隔信号を受け、信号線43か
ら第2の入力端子にリセツト信号を受ける。ナン
ドゲートの出力端子78は、抵抗器81及び抵抗
器82の直列回路を介してナンドゲート80の一
対の入力端子に接続されている。抵抗器81と8
2との接続点は、コンデンサ83を介して接地さ
れている。ナンドゲート77の出力端子78は、
更に、ダイオード84を介してナンドゲート80
の一対の入力端子に接続されている。ナンドゲー
ト80の出力端子85は、ダイオード70と抵抗
器71との接続点に、ダイオード87を介して接
続されている。ゲート77及び80は、制御回路
36がタイミング回路39をリセツトするための
適当な時間中に不適当な持続時間のリセツト間隔
信号を発生するときにはいつでも、制御回路36
のリセツトを行なうためゲート69を介して信号
を発生する。 そのリセツト間隔信号は、ノアゲート89の一
対の入力端子へ入力される。ノアゲート89の出
力端子90は、ノアゲート92へ入力されてい
る。リセツト間隔信号は、抵抗器93及び94の
直列回路を介してノアゲート92へ入力される。
抵抗器93と94との接続点は、コンデンサ95
を介して接地されている。ノアゲート92の出力
端子96は、ナンドゲート98の入力端子に接続
されている。ナンドゲート98の別の入力端子
は、抵抗器100を介して正電源端子に接続され
ており、コンデンサ101を介して接地されてお
り、且つ、ダイオード99を介してサンプル信号
を入力する。ナンドゲート98の出力端子102
は、ナンドゲート66の入力端子に接続されてい
る。サンプル信号は、ゲート98と一緒になつ
て、制御回路36がタイミング回路39をリセツ
トすべき適当な時間を決定する。ゲート89及び
92は、制御回路36が不適当な時間中にタイミ
ング回路39をリセツトするときはいつでも、制
御回路36のリセツトを行なうためゲート98,
66及び69を介して送られる信号を発生するよ
うに協働する。 第2図に示したタイミング回路39の動作の詳
細については、第3A図及び第3B図に示したタ
イミング図に関して説明する。ナンド及びノア論
理ゲートの動作は、表1及び2に要約されてい
る。 表 1 ナンドゲート論理状態 第1入力 第2入力 出 力 0 0 1 0 1 1 1 0 1 1 1 0 表 2 ノアゲート論理状態 第1入力 第2入力 出 力 0 0 1 0 1 0 1 0 0 1 1 0 表1及び2は、入力信号に対する論理状態の、
それぞれ起り得る組合せについての出力信号の論
理状態を要約して示している。 第3A図及び第3B図を参照するに、時間の関
数としてタイミング信号の論理状態がグラフで示
されている。タイミング回路39によつて発生さ
れるタイミング信号の論理状態は、低状態すなわ
ち論理0から高状態すなわち論理1へ変化する。
時刻T0からT1まで、タイミング信号の通常すな
わち定常状態が示されている。曲線105は、ゲ
ート48へ入力されるリセツト間隔信号を表わし
ている。ゲート48は、インバータとして作用す
る。出力端子49から得られる信号は、曲線10
7によつて表わされ、曲線105を反転したもの
である。リセツト信号は、曲線109によつて表
わされる、ゲート51へ入力される。リセツト信
号109は、通常論理1であり、論理0状態に変
化することによつて制御回路36のリセツトを行
なう。ゲート51の出力端子52から得られる信
号は、曲線111によつて表わされ、曲線107
及び109の組合せとなつている。 タイミング回路39の定常状態の説明を続ける
と、ゲート58の出力端子から得られる信号は、
サンプル信号であり、曲線113によつて表わさ
れる。ゲート58は、カウンタ56の端子Q9及
びQ10に応答する。出力端子Q9は、29すなわ
ち512を表わしており、一方、出力端子Q10
は、210すなわち1024を表わしている。これらの
出力端子から得られる信号は、カウンタ56が
1536のカウントに達するまでは、共に論理0状態
であるか、互いに異なる状態にあるかである。こ
の時間まで、サンプル信号は、曲線113によつ
て示されるように通常論理1状態にある。カウン
タ56が1536のカウント値に達するとき、出力端
子Q9及びQ10から得られる信号は共に論理1
であり、サンプル信号は、第3A図において時刻
T1で示されるように論理1状態から論理0状態
へ変化する。選定されるカウンタ56の計数速度
及び出力端子は、所定期間の長さを決定する。サ
ンプル信号が論理0状態にある状態で、制御回路
は、新しいサンプル値を発生し、カウンタ56が
2058のカウントに達する前に、後述する如く、タ
イミング回路39の通常のリセツトを行なう。こ
のカウント値に達するとき、出力端子Q9及びQ
10から得られる信号は共に論理0となり、出力
端子Q11か得られる信号は通常論理0状態から
論理1状態へ変化する。 出力端子Q11から得られる信号は、カウンタ
54及び56がリセツトされずカウンタ56が連
続計数によりあふれてしまうときにだけ論理1状
態となる。出力端子Q11から得られる信号は、
ノアゲート61へ入力される。ノアゲート61
は、更に、通常論理0状態にある電力故障信号
PFを受ける。ノアゲート61の出力端子64か
ら得られる出力信号は、通常、論理1状態にあ
る。この信号は、ナンドゲート66へ入力され
る。 ゲート89の出力端子90から得られる信号
は、ゲート89がインバータとして作動するの
で、第3B図における曲線115によつて示され
るように通常論理1状態にある。コンデンサ95
の両端の電圧は、曲線117によつて示されて
い。コンデンサ95の両端間電圧は、通常理0状
態にあるリセツト間隔信号に対応して通常論理0
状態にある。ゲート92の出力端子96から得ら
れる信号は、曲線119によつて表わされ、曲線
115と曲線117とを組合せたものとなつてい
る。出力端子96から得られる信号は、通常論理
0状態にある。ゲート98は、曲線119によつ
て表わされる信号及び曲線113によつて表わさ
れるサンプル信号を受ける。ゲート98の出力端
子102から得られる信号は、これらの入力信号
に応答して通常論理1状態にある。ゲート66の
出力端子67から得られる信号は、ゲート66へ
の両入力が通常論理1状態にあるので、通常論理
0状態にある。リセツト信号は、ゲート69の出
力端子75に発生し、ゲート66の出力端子67
に得られる信号の論理0状態に応答して曲線10
9に関して前述したように論理1状態にある。 ゲート77の出力端子78から得られる信号
は、曲線105によつて表わされるリセツト間隔
信号及び曲線109によつて表わされるリセツト
信号に応答して曲線121によつて表わされるよ
うに通常論理1状態にある。コンデンサ83の両
端電圧は、出力端子78から得られる信号の論理
1状態に応答して曲線123によつて表わされる
ように通常論理1状態にある。曲線125は、ゲ
ート80の出力端子85から得れる信号を表わし
ている。出力端子85から得られる信号は、ゲー
ト80がインバータとして作用するので、通常論
理0状態にある。これで、時刻T0から時刻T1ま
での第3A図及び第3B図に示した定常状態の説
明を終わる。 タイミング回路39の通常リセツトは、曲線1
13によつて表わされるサンプル信号が時刻T1
で論理1状態から論理0状態へ変化することで始
まる。サンプル信号が論理0状態にある間、リセ
ツト間隔信号は、第3A図に示す如く、時刻T2
から時刻T3まで瞬間的に論理1状態にある。出
力端子49から得られる信号は、曲線107で示
されるようなリセツト電圧の反転したものであ
る。出力端子49から得られる信号とリセツト信
号との組合せにより、出力端子52に発生する信
号は、第3A図における曲線111によつて示さ
れるように時刻T2からT3まで瞬間的に論理1状
態となつている。ゲート51の出力端子52の信
号が論理1であるとき、カウンタ54及び56は
リセツトされる。カウンタ54及び56のリセツ
トの場合、サンプル信号は、曲線113で示され
るように時刻T3で論理1状態に戻る。要するに、
カウンタ54及び56は、リセツト間隔信号が論
理0状態から論理1状態へ変化するときに、通
常、リセツトされる。 タイミング回路39を、通常、リセツトする
間、曲線113によつて表わされるサンプル信号
は論理0状態にある。論理0信号がゲート98に
入力される状態では、出力端子102から得られ
る信号は、ゲート98の他の入力信号の状態に無
関係に論理1状態にある。従つて、通常のリセツ
ト中、ゲート89及び92は、タイミング回路3
9に影響を与えない。しかしながら、解析するた
め、これらのゲートから発生される信号について
説明する。第3B図における時刻T2で、出力端
子90に得られる信号は、曲線115によつて示
されるように、論理1状態から論理0状態へ変化
する。同時に、コンデンサ95は、論理1状態に
あるリセツト間隔信号に応答して充電され始め
る。ゲート92は、コンデンサ95の両端間電圧
と出力端子90から得られる信号との組合せに応
答してコンデンサ95の値に依存して、パルス又
はスパイクを発生する。曲線119によつて示さ
れたこのパルスは、出力端子102から得られる
信号がサンプル信号によつて論理1状態に保持さ
れているので、ゲート98,66及び69を介し
て送られないようにされる。このようにして、ゲ
ート89及び92は、通常リセツト動作中、タイ
ミング回路39に影響を与えない。 同様に、ゲート77及び80も、通常リセツト
動作中、タイミング回路39に影響を与えない。
第3B図において曲線121によつて示されるよ
うに、出力端子78から得られる信号は、時刻
T2で論理1状態から論理0状態へ変化する。出
力端子78から得られる信号が論理0状態にある
状態で、コンデンサ83は、曲線123によつて
示されるように放電し始める。コンデンサ123
の放電速度は、出力端子78から得られる信号が
論理0状態に変化したとしても、ゲート80が論
理1状態を入力し続けるようなものとなつてい
る。出力端子78から得られる電圧は、時刻T3
で論理1状態に戻り、コンデンサ83が放電し得
るようになる。従つて、ゲート80の出力端子8
5に発生する信号は、タイミング回路39の通常
リセツト動作中ずつと不変のまゝである。 タイミング回路39が検出する1つの故障モー
ドは、タイミング回路39をリセツトするための
制御回路36の故障である。制御回路36がタイ
ミング回路39をリセツトするのに失敗すると
き、タイミング回路39及び制御回路36の両方
をリセツトするのが望ましい。これは、通常の論
理0状態から論理1状態へ変化するカウンタ56
の出力端子Q11から得られる信号によつて達成
される。この変化は、前述したようにカウンタ5
6の連続計数のために生ずる。出力端子Q11の
信号が論理1状態にある状態で、ゲート61の出
力端子64から得られる信号は、論理1状態から
論理0状態へ変化する。ゲート61の出力端子6
4から得られる論理0状態がナンドゲート66へ
入力されている状態で、出力端子67から得られ
る信号は、ナンドゲート66への他の入力に無関
係に通常、論理0状態から論理1状態へ変化す
る。出力端子67から得られる信号の論理1状態
は、ゲート69によつて反転され、リセツト信号
が通常、論理1状態から論理0状態へと変化させ
られる。サンプル信号が論理0状態の場合、制御
回路36はリセツトされる。更に、ゲート51の
出力端子52から得られる信号は、ゲート51へ
の他の入力信号の状態と無関係に論理1状態へ変
化する。出力端子52から得られる信号が論理1
状態にある場合、カウンタがリセツトされ、Q1
1信号は通常の論理0状態へ戻る。これにより、
リセツト回路39によつて発生されるタイミング
信号のすべてがそれらの定常状態に戻される。要
するに、制御回路36及びタイミング回路39
は、タイミング回路39をリセツトする制御回路
36の故障に応答してカウンタ56の出力端子Q
11から得られる信号によつてリセツトされる。 また、タイミング回路39は、供給電圧が正常
範囲から外れているときを認識し、その供給電圧
がその所定限界内に戻るまで、制御回路36をリ
セツト状態に保持する。これは、電力故障信号
PFが通常の論理0状態から論理1状態へ変化す
ることによつて行なわれる。この状態変化は、カ
ウンタ56の出力端子Q11から得られる信号の
状態変化と同じようにしてゲート61,66及び
69を介して伝えられる。リセツト信号は、電力
故障信号PFが論理1状態にある限り、論理0状
態に保持される。 タイミング回路39が認識する制御回路36の
別の故障モードは、不適当な時間中にタイミング
回路39をリセツトす制御回路36の動作であ
る。前述したように、制御回路36がタイミング
回路39をリセツトさせるのに適当な時間は、サ
ンプル信号及びナンドゲート98の協働によつて
決定される。タイミング回路39がリセツトされ
る適当な時間は、「タイミング窓」と称されるよ
うなサンプル信号が論理0状態にあるときであ
る。タイミング回路39がリセツトされる不適当
な時間は、「タイミング窓外」と称されるような
サンプル信号が論理1状態にあるときである。第
3B図に戻つて、ゲート89及び92は、時刻
T2で協働して、リセツト間隔信号の論理0状態
から論理1状態への状態変化に応答して1つのパ
ルスを発生する。このパルスは、サンプル信号が
論理0状態にあるので、通常のリセツト動作中、
ゲートを通られないようにされることは前述した
通りである。しかしながら、制御回路36がタイ
ミング窓外でタイミング回路39をリセツトしよ
うとするとき、サンプル信号は論理1状態にあ
る。サンプル信号が論理1状態にあるので、出力
端子96から発生されるパルスは、ゲート98,
66及び69を通るようにされ、そのリセツト信
号をそのパルスの持続期間(パルス幅)中論理0
状態となようにせしめる。リセツト信号が論理0
状態にあるるとき、制御回路36はリセツトされ
る。パルスの持続時間後、リセツト信号は、その
通常の論理1状態に戻り、タイミング回路39の
タイミング信号は、それらの定常状態に戻る。要
するに、ゲート89及び92は、制御回路36が
タイミング窓以外でタイミング回路39をリセツ
トしようとするとき、制御回路36をリセツトす
る。 タイミング回路39が認識する制御回路36の
別の故障モードは、タイミング窓内の不適当な持
続時間のリセツトパルスである。これは、第3A
図及び第3B図に示されるように、時刻T5で始
まつている。第3A図において、時刻T5で、リ
セツト間隔信号は、通常のリセツトの場合のよう
に、論理0状態から論理1状態へ変化する。しか
しながら、リセツト間隔信号は、不適当な期間論
理1状態のまゝである。曲線113によつて示さ
れるサンプル信号は、ゲート89及び92の協働
によつて発生されパルス及びゲート98が、通常
のリセツト動作におけるように、その回路に影響
を与えないように論理0状態にある。第3B図に
おいて、時刻T5で、ゲート77の出力端子78
から得られる信号は、論理1状態から論理0状態
へ変化する。リセツト間隔信号が不適当な持続時
間中、論理1状態のまゝであるので、ゲート78
から得られる信号は、不適当な持続時間中、論理
0状態のまゝであり、コンデンサ83を放電させ
る。コンデンサ83の両端電圧は、曲線123に
よつて表わされ、時刻T6で、ゲー80の出力端
子85から得られる出力信号が通常の論理0状態
から論理1状態へ変化し得るようにするのに十分
放電されていることがわかる。このような状態変
化により、リセツト信号は状態が変化し、以て制
御回路36がリセツトされる。制御回路36がリ
セツトされた状態で、リセツト間隔信号は、時刻
T6の後すぐに零に戻る。リセツト間隔信号がそ
の定常状態へ戻された状態で、出力端子78から
得られ信号は、論理1状態へ戻り、コンデンサ8
3を充電する。時刻T7では、コンデンサ83は、
出力端子85から得られ信号が定常状態に戻るよ
うに十分に充電されている。信号85がその定常
状態へ戻ると、タイミング回路39の他のタイミ
ング信号はそれらの定常状態へ戻る。コンデンサ
83の値は、許容し得るリセツト間隔信号パルス
の持続時間を制限するように選定でき得る。要す
るに、ゲート77と80は、制御回路36がタイ
ミング窓内の不適当な持続時間のリセツト間隔信
号パルスを発生するときはいつでも、制御回路3
6をリセツトするパルスを発生するよう協働す
る。これでタイミング回路39の説明を終わる。 第4図において、レンジ増幅器30の詳細な回
路が示されている。信号線16,17及び18
は、それぞれ電圧成分信号VA、VB及びVCの瞬時
値を表わすサンプル値をマルチプレクサ31へ入
力される。信号線20は、抵抗器130を通して
演算増幅器128の非反転入力端子及びマルチプ
レクサ31の両方に入力される電流成分信号IAの
瞬時値を表わすサンプル値を伝送する。その非反
転入力端子は、コンデンサ131を介して接地さ
れている。演算増幅器128の反転入力端子は、
抵抗器132を介して接地されている。演算増幅
器128の反転入力端子は、抵抗器134,13
5及び136の直列回路に並列に接続されたコン
デンサ133を介してその出力端子に接続されて
いる。演算増幅器128の出力端子は、抵抗器1
38を通してマルチプレクサの入力端子に接続さ
れている。その入力端子は、ダイオード139を
介して正電源端子に、且つダイオード140を介
して負電源端子に接続されている。 信号線21は、抵抗器143を介して演算増幅
器141の非反転入力端子及びマルチプレクサ3
1の両方へ入力される電流成分信号IBの瞬時値を
表わすサンプル値を伝送する。その非反転入力端
子は、コンデンサ144を介して接地されてい
る。演算増幅器141の反転入力端子は、抵抗器
146を介して接地されている。演算増幅器14
1の反転入力端子は、抵抗器148,149及び
150の直列回路と並列に接続されたコンデンサ
147を介してその出力端子に接続されている。
演算増幅器141の出力端子は、抵抗器152を
介してマルチプレクサの入力端子に接続されてい
る。その入力端子は、ダイオード153を介して
正電源端子に接続され、且つ、ダイオード154
を介して負電源端子に接続されている。 最後に、信号線22は、抵抗器157を介して
演算増幅器155の非反転入力端子及びマルチプ
レクサ31の両方に入力される電流成分信号ICの
瞬時値を表わすサンプル値を伝送する。その非反
転入力端子は、コンデンサ158を介して接地さ
れている。演算増幅器155の反転入力端子は、
抵抗器160を介して接地されている。演算増幅
器155の反転入力端子は、抵抗器162,16
3及び164の直列回路路と並列に接続されたコ
ンデンサ161を介してその出力端子に接続され
ている。演算増幅器155の出力端子は、抵抗1
66を介してマルチプレクサ31の入力端子に接
続されている。その入力端子は、ダイオード16
7を介して正電源端子に接続され、且つ、ダイオ
ード168を介して負電源端子に接続されてい
る。 演算増幅器128,141及び155は、それ
らと組み合わされた素子と一緒になつて、3つの
精密な増幅器を構成している。電流成分のサンプ
ル値が所定レベル以下に降下するとき、その増幅
されたサンプル値がデジタル化され、制御回路3
6へ入力される。これら精密増幅器の各々は、2
の累乗の利得を有している。これにより、制御回
路36は、複数の電力量の計算中に電流成分IA、
IB及びICの瞬時値を表わすサンプル信号の増幅度
を容易に補償することができる。演算増幅器12
8によつて構成された精密増幅器の利得は、抵抗
器132,134,135及び136によつて決
定される。同様に、抵抗器146,148,14
9及び150;160,162,163及び16
4は、それぞれ演算増幅器141及び155によ
つて構成された精密増幅器の利得を決定する。そ
れらの抵抗器の各々は、同じ値を有しており、従
つて製造が容易となり、抵抗値を非常に厳密に整
合させることができる。ダイオード対139−1
40、153−154及び167−168は、そ
れぞれ抵抗器138,152及び166と一緒に
なつて、過電圧保護を行ない、マルチプレクサ3
1を損傷させ得る電圧を許容値にクランプする働
きをする。 第4図に示した各要素の代表的な値は次の通り
である。
【表】
他の2つの精密増幅器の対応する各素子も前記
したのと同じ値を有している。レンジ増幅器30
により、計測装置10の総合精度が大幅に向上す
ることわかつた。
したのと同じ値を有している。レンジ増幅器30
により、計測装置10の総合精度が大幅に向上す
ることわかつた。
第1図は本発明の原理によつて構成された交流
電力量計測装置を示すブロツク線図、第2図は第
1図に示したタイミング回路の詳細を示す回路
図、第3A図及び第3B図は共に定常状態、通常
リセツト状態及び制御回路の故障モードのための
リセツト状態中の第2図のタイミング回路の各信
号の論理状態を示すタイミング波形図、第4図は
第1図に示したレンジ増幅器の詳細を示す回路図
である。 10……交流電力量計測装置、12……入力モ
ジユール、14……サンプルホールド回路、30
……レンジ増幅器、31……マルチプレクサ、3
3……アナログ―デジタル変換器、36……制御
回路、39……タイミング回路、45……出力モ
ジユール。尚、図中、同一符号は、同一又は相当
部分を示す。
電力量計測装置を示すブロツク線図、第2図は第
1図に示したタイミング回路の詳細を示す回路
図、第3A図及び第3B図は共に定常状態、通常
リセツト状態及び制御回路の故障モードのための
リセツト状態中の第2図のタイミング回路の各信
号の論理状態を示すタイミング波形図、第4図は
第1図に示したレンジ増幅器の詳細を示す回路図
である。 10……交流電力量計測装置、12……入力モ
ジユール、14……サンプルホールド回路、30
……レンジ増幅器、31……マルチプレクサ、3
3……アナログ―デジタル変換器、36……制御
回路、39……タイミング回路、45……出力モ
ジユール。尚、図中、同一符号は、同一又は相当
部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電力利用系統によつて分配される交流電力量
の複数の指示値を計算するための交流電力量計測
装置において、 入力端子及び出力端子を含む信号サンプル手段
であつて前記入力端子は交流電力量の値を決定す
る線路電圧及び電流を入力し前記出力端子は前記
信号サンプル手段がサンプリング状態になつたと
き前記線路電圧及び電流の瞬時値を表わすサンプ
ル値を発生するものと;第1の状態及び第2の状
態を有するサンプル信号を発生するサンプルタイ
マ手段であつて前記第1の状態は無作為に変化す
る間隔で生じて前記信号サンプル手段を無作為に
生ずるサンプリング時に前記サンプリング状態に
させるものと;前記サンプル値の各々の2進信号
指示値を発生するアナログ―デジタル変換手段
と;前記サンプル値の各々の前記2進信号指示値
から前記交流電力量の複数の指示値を計算し且つ
前記サンプルタイマ手段をリセツトするパルスか
ら成るリセツト間隔信号を発生する制御手段と;
前記サンプル信号が前記第2の状態にある間、前
記リセツト間隔信号のパルスが前記サンプルタイ
マ手段に入力されるとき前記制御手段をリセツト
するリセツト手段と;前記交流電力量の前記複数
の指示値を表わすデータ出力信号を発生する出力
手段と;を備え、前記サンプルタイマ手段が前記
リセツト手段を含んでいることを特徴とした交流
電力量計測装置。 2 前記制御手段はクロツクパルス源を含み、前
記サンプルタイマ手段は、前記クロツクパルスに
応答するカウンタを含んでいる特許請求の範囲第
1項記載の交流電力量計測装置。 3 前記制御手段が前記サンプルタイマ手段をリ
セツトするのに失敗したとき、前記サンプルタイ
マ手段及び制御手段の両方をリセツトするための
手段を前記サンプルタイマ手段が含んでいる特許
請求の範囲第1項記載の交流電力量計測装置。 4 前記サンプル信号が前記第1の状態にある
間、不適当な持続時間のリセツト間隔信号の1つ
のパルスが前記サンプルタイマ手段へ入力された
とき前記制御手段をリセツトするための手段を前
記サンプルタイマ手段が含んでいる特許請求の範
囲第1項記載の交流電力量計測装置。 5 供給電圧が調整範囲から外れているとき前記
制御手段をリセツトする手段を前記サンプルタイ
マ手段が含んでいる特許請求の範囲第1項記載の
交流電力量計測装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/224,871 US4365302A (en) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | High accuracy AC electric energy metering system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57137863A JPS57137863A (en) | 1982-08-25 |
JPS6360865B2 true JPS6360865B2 (ja) | 1988-11-25 |
Family
ID=22842575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57001866A Granted JPS57137863A (en) | 1981-01-14 | 1982-01-11 | Ac electric energy measuring apparatus |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4365302A (ja) |
EP (1) | EP0057978A1 (ja) |
JP (1) | JPS57137863A (ja) |
KR (1) | KR830009489A (ja) |
AU (1) | AU7916182A (ja) |
BR (1) | BR8200153A (ja) |
CA (1) | CA1180760A (ja) |
MX (1) | MX150583A (ja) |
ZA (1) | ZA8271B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06190029A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-12 | Shin Nippon Giken Kogyo Kk | 浄化室のオゾンによる空気浄化装置及び空気浄化方法 |
Families Citing this family (53)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854825A (ja) * | 1981-09-29 | 1983-03-31 | 株式会社東芝 | 保護継電装置 |
US4445183A (en) * | 1981-12-23 | 1984-04-24 | Rockwell International Corporation | Electrical switch |
JPS5948659A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-19 | Ohkura Electric Co Ltd | 電路の多重化測定装置 |
US4581705A (en) * | 1983-01-28 | 1986-04-08 | Cooper Industries, Inc. | Method and machine for metering electric parameters |
US4615009A (en) * | 1983-02-16 | 1986-09-30 | Transdata, Inc. | Electronic energy and power monitoring apparatus |
FR2543302B1 (fr) * | 1983-03-24 | 1986-02-14 | Electricite De France | Appareil de comptage a commande et lecture par ligne telephonique |
JPS6085371A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-14 | Mitsubishi Electric Corp | 交流計測装置 |
US4783748A (en) * | 1983-12-09 | 1988-11-08 | Quadlogic Controls Corporation | Method and apparatus for remote measurement |
JPS61221676A (ja) * | 1984-01-27 | 1986-10-02 | Mitsubishi Electric Corp | 電気諸量検出処理装置 |
JPH0723899B2 (ja) * | 1984-04-05 | 1995-03-15 | 三菱電機株式会社 | 電気諸量検出処理装置 |
DE3414520A1 (de) * | 1984-04-17 | 1985-10-24 | Fr. Sauter AG, Fabrik elektr. Apparate, Basel | Elektronischer energieverbrauchszaehler und verfahren zur messung der elektrischen energie mit einem energieverbrauchszaehler |
US4672555A (en) * | 1984-10-18 | 1987-06-09 | Massachusetts Institute Of Technology | Digital ac monitor |
US4641090A (en) * | 1984-10-22 | 1987-02-03 | Refac Electronics Corporation | Polyphase electrical signal measuring apparatus |
FR2578091B1 (fr) * | 1985-02-25 | 1988-08-05 | Merlin Gerin | Disjoncteur a declencheur statique numerique dote d'un circuit de calibrage |
US4626769A (en) * | 1985-03-13 | 1986-12-02 | Analog Devices, Inc. | Voltage/current source |
CH673714A5 (ja) * | 1985-05-02 | 1990-03-30 | Zellweger Uster Ag | |
JPH07117560B2 (ja) * | 1985-10-31 | 1995-12-18 | 三菱電機株式会社 | 電力変換器 |
DE3611680A1 (de) * | 1986-04-08 | 1987-10-15 | Bbc Brown Boveri & Cie | Verfahren zur messumformung |
US4884021A (en) * | 1987-04-24 | 1989-11-28 | Transdata, Inc. | Digital power metering |
CA1290400C (en) * | 1987-04-24 | 1991-10-08 | Scott H. Hammond | Digital power metering |
FR2617310A1 (fr) * | 1987-06-26 | 1988-12-30 | Kalfon Rene | Dispositif centralise de comptage notamment de consommations d'energie electrique |
US4979122A (en) * | 1989-02-01 | 1990-12-18 | Ge Fanuc Automation North America Inc. | Apparatus and method for monitoring power |
US4933676A (en) * | 1989-06-12 | 1990-06-12 | Technology 80, Inc. | Programmable multi-input A/D converter |
EP0644433A1 (en) * | 1989-09-25 | 1995-03-22 | General Electric Company | Electronic watthour meter |
US5258704A (en) * | 1989-09-25 | 1993-11-02 | General Electric Company | Electronic watthour meter |
CA2021078A1 (en) * | 1989-09-25 | 1991-03-26 | Warren Ralph Germer | Electronic watthour meter |
US5245275A (en) * | 1989-09-25 | 1993-09-14 | General Electric Company | Electronic watthour meter |
US5151866A (en) * | 1990-03-30 | 1992-09-29 | The Dow Chemical Company | High speed power analyzer |
US5650936A (en) * | 1994-12-30 | 1997-07-22 | Cd Power Measurement Limited | Power monitor apparatus and method with object oriented structure |
US5736847A (en) * | 1994-12-30 | 1998-04-07 | Cd Power Measurement Limited | Power meter for determining parameters of muliphase power lines |
US5994892A (en) * | 1996-07-31 | 1999-11-30 | Sacramento Municipal Utility District | Integrated circuit design automatic utility meter: apparatus & method |
US6798191B1 (en) | 1999-08-09 | 2004-09-28 | Power Measurement Ltd. | Revenue meter with a graphic user interface being operative to display scalable objects |
US6825776B2 (en) * | 1999-08-09 | 2004-11-30 | Power Measurement Ltd. | External I/O and communications interface for a revenue meter |
US6611922B2 (en) | 1999-08-09 | 2003-08-26 | Power Measurement, Ltd. | Power system time synchronization device and method for sequence of event recording |
US6186842B1 (en) | 1999-08-09 | 2001-02-13 | Power Measurement Ltd. | Revenue meter bayonet assembly and method of attachment |
US6493644B1 (en) | 1999-08-09 | 2002-12-10 | Power Measurement Ltd. | A-base revenue meter with power quality features |
US6615147B1 (en) | 1999-08-09 | 2003-09-02 | Power Measurement Ltd. | Revenue meter with power quality features |
US6397155B1 (en) | 1999-08-09 | 2002-05-28 | Power Measurement Ltd. | Method and apparatus for automatically controlled gain switching of monitors |
US7126515B1 (en) * | 2005-09-27 | 2006-10-24 | Microchip Technology Inc. | Selectable real time sample triggering for a plurality of inputs of an analog-to-digital converter |
US7623043B2 (en) * | 2005-12-19 | 2009-11-24 | General Electric Company | Method and system for metering consumption of energy |
KR101353005B1 (ko) | 2009-05-07 | 2014-01-21 | 버지니아 일렉트릭 앤드 파워 컴퍼니 | 개선된 미터링 인프라구조 및 변전소 중앙 전압 제어를 이용한 전압 보존 |
US8975787B2 (en) | 2009-05-08 | 2015-03-10 | Computer Performance, Inc. | Reduced parts count isolated AC current switching and sensing |
US8324885B2 (en) * | 2009-09-17 | 2012-12-04 | Tektronix, Inc. | Mixed signal acquisition system for a measurement instrument |
TWI423549B (zh) | 2010-07-02 | 2014-01-11 | Univ Nat Chiao Tung | 辨識電器狀態的電力監測裝置及其電力監測方法 |
CN104049141B (zh) * | 2012-02-27 | 2017-01-04 | 华立科技股份有限公司 | 智能一体式多功能电能表对负载的控制方法 |
CN102590610B (zh) * | 2012-02-27 | 2014-11-19 | 华立仪表集团股份有限公司 | 智能一体式多功能电能表及其对负载的控制方法 |
US9553453B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-01-24 | Dominion Resources, Inc. | Management of energy demand and energy efficiency savings from voltage optimization on electric power systems using AMI-based data analysis |
US9847639B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-12-19 | Dominion Energy, Inc. | Electric power system control with measurement of energy demand and energy efficiency |
US9582020B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-02-28 | Dominion Resources, Inc. | Maximizing of energy delivery system compatibility with voltage optimization using AMI-based data control and analysis |
US9678520B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-06-13 | Dominion Resources, Inc. | Electric power system control with planning of energy demand and energy efficiency using AMI-based data analysis |
US9563218B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-02-07 | Dominion Resources, Inc. | Electric power system control with measurement of energy demand and energy efficiency using t-distributions |
US20160294500A1 (en) * | 2015-04-03 | 2016-10-06 | John Mezzalingua Associates, LLC | Packet energy transfer powered telecommunications system for macro antenna systems and power distribution system therefor |
US10732656B2 (en) | 2015-08-24 | 2020-08-04 | Dominion Energy, Inc. | Systems and methods for stabilizer control |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4077061A (en) * | 1977-03-25 | 1978-02-28 | Westinghouse Electric Corporation | Digital processing and calculating AC electric energy metering system |
DE2831407C3 (de) * | 1978-07-17 | 1986-06-19 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Elektronische Meßeinrichtung für analoge elektrische Signale |
CH632847A5 (de) * | 1978-11-13 | 1982-10-29 | Landis & Gyr Ag | Einrichtung zur messung elektrischer leistung in einem wechselstromnetz. |
US4217651A (en) * | 1978-12-12 | 1980-08-12 | Datron Electronics Limited | Electrical measurements |
US4335445A (en) * | 1979-02-26 | 1982-06-15 | Kepco, Inc. | System for interfacing computers with programmable power supplies |
US4301508A (en) * | 1979-03-28 | 1981-11-17 | Eaton Corp. | Digital processing system for time-of-day and demand meter display |
US4261037A (en) * | 1979-04-03 | 1981-04-07 | Dupont Energy Management Corporation | System for monitoring utility usage |
US4291376A (en) * | 1979-08-08 | 1981-09-22 | Three Rivers Enterprises, Inc. | Digital energy monitor |
-
1981
- 1981-01-14 US US06/224,871 patent/US4365302A/en not_active Expired - Fee Related
-
1982
- 1982-01-04 AU AU79161/82A patent/AU7916182A/en not_active Abandoned
- 1982-01-06 ZA ZA8271A patent/ZA8271B/xx unknown
- 1982-01-07 CA CA000393714A patent/CA1180760A/en not_active Expired
- 1982-01-11 JP JP57001866A patent/JPS57137863A/ja active Granted
- 1982-01-13 MX MX190963A patent/MX150583A/es unknown
- 1982-01-13 BR BR8200153A patent/BR8200153A/pt unknown
- 1982-01-14 KR KR1019820000131A patent/KR830009489A/ko unknown
- 1982-01-14 EP EP82300195A patent/EP0057978A1/en not_active Ceased
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06190029A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-12 | Shin Nippon Giken Kogyo Kk | 浄化室のオゾンによる空気浄化装置及び空気浄化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0057978A1 (en) | 1982-08-18 |
JPS57137863A (en) | 1982-08-25 |
AU7916182A (en) | 1982-07-22 |
BR8200153A (pt) | 1982-11-03 |
KR830009489A (ko) | 1983-12-21 |
CA1180760A (en) | 1985-01-08 |
US4365302A (en) | 1982-12-21 |
MX150583A (es) | 1984-05-30 |
ZA8271B (en) | 1983-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6360865B2 (ja) | ||
US5391983A (en) | Solid state electric power usage meter and method for determining power usage | |
US6501257B1 (en) | High speed multifunction testing and calibration of electronic electricity meters | |
US3566265A (en) | Compensated step ramp digital voltmeter | |
US4291377A (en) | Apparatus for measuring electrical power | |
EP0240102A2 (en) | Power meter having self-test function | |
KR900005156A (ko) | 여분 펄스를 모니터하는 전기 에너지 계측 시스템 | |
CA1224879A (en) | Voltage-to-frequency and analog-to-digital converter circuit | |
JPS6183967A (ja) | 微小電流測定装置 | |
US4288744A (en) | Summing watt-hour transducer | |
CN102033158B (zh) | 一种预期短路电流测量方法与装置 | |
JP2643119B2 (ja) | 流量測定装置 | |
JPS6317018Y2 (ja) | ||
KR900000983B1 (ko) | 전자식 전력량계 | |
JPS6154474A (ja) | 電力量計の試験装置 | |
RU2080607C1 (ru) | Устройство для оценки коэффициента пульсаций постоянного напряжения | |
JPS6236099Y2 (ja) | ||
JPS61147724A (ja) | 自動監視方式 | |
JPS62108178A (ja) | デイジタルレ−トメ−タ | |
JPS58182574A (ja) | 放射線測定装置 | |
JPH0519954B2 (ja) | ||
JP2000230943A (ja) | 電子式電力量計 | |
JPH0245418B2 (ja) | ||
JPH0247187B2 (ja) | ||
Nir et al. | Neutron flux monitoring system |