JPS6360709B2 - - Google Patents

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JPS6360709B2
JPS6360709B2 JP57067843A JP6784382A JPS6360709B2 JP S6360709 B2 JPS6360709 B2 JP S6360709B2 JP 57067843 A JP57067843 A JP 57067843A JP 6784382 A JP6784382 A JP 6784382A JP S6360709 B2 JPS6360709 B2 JP S6360709B2
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JP
Japan
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mold
elastic cylinder
molding
curved
elastic
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JP57067843A
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JPS58183219A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は強化樹脂曲管の成形方法及びその成形
用型に関するものである。
ポリエステル、エポキシ樹脂等の硬化性樹脂を
ガラス繊維等の補強材で強化した所謂強化樹脂製
の曲管の成形方法は、どのような成形用型を用い
て成形するかが大きなポイントとなつている。例
えば特開昭51−17986号公報には、ゴム状弾性体
からなる芯型にエポキシ樹脂を含浸させたガラス
繊維を巻き付け、曲げた状態で加熱硬化させたの
ち芯型を引抜いてプラスチツクパイプエルボを成
形する方法が記載されている。
しかしながら、このような成形方法においては
管の口径が大きくなつてくると曲率半径の小さい
曲管、例えば管口径150φ以上のもので曲率半径
5mR以下のものについては曲げ加工は困難にな
つてくる。即ち、材料力学の公式によると、所定
の断面形状を有する棒状体の曲げに要する外力は
棒状体の弾性係数及び断面二次モーメントに比例
する。そして、棒状体の断面形状が円形状の場合
は前記断面二次モーメントは棒状体の径の4乗に
比例する。つまり、曲げに要する外力は棒状体の
径の4乗に比例して増加し、棒状体の径が2倍に
なると曲げに要する外力は16倍にも増加する。
本発明は叙上の事情に鑑み、管口径の大小にか
かわらず任意の所定曲率半径を有する曲管を成形
する方法及びその成形用型を提供することを目的
としてなされたものであり、その要旨は、弾性筒
体の内面に剛性を有する芯棒が嵌挿され、且つ前
記弾性筒体の外面に複数の環状片が連接して外嵌
されてなるか若しくは帯状体が螺旋状に巻き付け
られてなる成形用型の外面に、硬化性樹脂と補強
材とからなる管壁層を形成したのち、前記芯棒を
抜き取り、管壁層が未硬化の状態で曲げ加工を施
して硬化せしめて曲管を成形する強化樹脂曲管の
成形方法及びその成形用型に存する。
本発明において使用する硬化性樹脂としては、
例えば不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
フエノール樹脂等が挙げられる。尚、必要に応じ
て砂利、珪砂等の粒状充填剤、炭酸カルシウム、
タルク等の粉末状充填材を添加してもよい。又、
補強材としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、
合成樹脂繊維等の長尺状又は短尺状のもの、マツ
ト状又は織物状のものが挙げられ、就中ガラスロ
ービング等の長尺状のものが好適に使用される。
上記硬化性樹脂と補強材とから管壁層を形成す
る手段としてはハンドレイアツプ法、スプレーア
ツプ法、フイラメントワインデイング法の何れの
方法であつてもよし、あるいはこれらを組合せた
方法であつてもよい。
以下本発明を図面に基いて説明する。
まず、強化樹脂曲管の成形用型について説明す
る。第1図は成形用型の一例を示す一部切欠き縦
断面図である。
1は弾性筒体であり、その内面に芯棒2が嵌挿
されている。弾性筒体1としては、弾性を有する
天然ゴム、合成ゴム又は軟質合成樹脂等の弾性材
料より構成された筒体であり、特にシリコンゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、ウレタンゴム等
の弾性材料よりなる真直ぐな筒体が好ましく用い
られる。
芯棒2は剛性を有し弾性変形を生じにくく、弾
性筒体1の内面形状にほぼ等しい外面形状を有す
るもので、弾性筒体1の内面に嵌挿できるように
なされている。
3は環状片であり、その中心には通孔31が設
けられている。通孔31は弾性円筒体1の外面形
状にほぼ等しい内面形状を有するもので、環状片
3が弾性筒体1の外面に外嵌できるようになされ
ている。環状片3はアルミ、鉄、FRP、エンジ
ニアリングプラスチツク等の軽くて強度のすぐれ
た硬質材料の他、弾性筒体1と同様に弾性を有す
る上記弾性材料よりなるものであつてもよい。環
状片3が弾性材料よりなる場合、内面の平滑性及
び曲率半径精度のよりすぐれた曲管を得ることが
できる。
又、環状片3の形状は曲管の口径、肉厚及び曲
率半径、材料の加工性等に応じて決めればよい。
複数の環状片3,3,…が前記弾性筒体1の外面
に連接して外嵌されて成形用型4が構成される。
又、第2図は成形用型の他の一例を示す一部切穴
き縦断面図であり、内面に剛性を有する芯棒2が
嵌挿された弾性筒体1の外面に帯状体5がその耳
部を互いに突き合わせるように螺旋状に巻き付け
られて成型用型4′が構成されている。帯状体5
の材質は特に限定されないが、内面の平滑性及び
曲率半径精度のよりすぐれた曲管を得るには、上
記環状片3と同様に合成ゴム又は軟質合成樹脂等
の弾性材料が好ましい。帯状体5の幅や肉厚は曲
管の口径、肉厚及び曲率半径等に応じて決めれば
よい。
尚、弾性筒体1として、第3図に示すように弾
性筒体1の筒壁の一部を屈曲可能な板状のスペー
サー6で置換したものを用いれば、曲管を成形後
の成形用型4″の脱型がより容易になる。
同様に、環状片3として、第4図に示すように
環状片3及び弾性筒体1の環壁の一部を屈曲可能
な板状のスペーサー6′で置換したものを用いれ
ば、曲管を成形後の成形用型4の脱型がより容
易になる。
又、第1図に示す成形用型の場合、端部の環状
片3の形状が第5図に示すようなものを用いるこ
とにより受口付曲管を成形することも可能であ
る。
次に、このように成した成形用型を用いて行う
強化樹脂曲管の成形方法について説明する。
第1図に示す成形用型4の芯棒2の突出端部を
成形装置(図示せず)に回転可能に架設する。成
形用型4を回転させながら第6図に示す様にその
外面にポリエステルフイルム等の離型フイルム7
を巻き付ける。次いでこの上にガラスロービング
等に不飽和ポリエステル樹脂液等を含浸させた成
形材料8を巻回して管壁層9を形成した後、この
管壁層9が硬化しないうちに芯棒2を引き抜い
て、第7図で示すように所定の曲率半径を有する
曲げ型10に押しつけて未硬化の曲管に成形す
る。曲管への曲げ加工は、第8図で示すように、
管壁層9が硬化しないうちに芯棒2を引き抜き、
代わりに所定の曲率半径を有する湾曲した長尺状
治具11を弾性筒体1の両端より突出するように
挿入し、その両端を固定支柱12,12で支持
し、長尺状治具11に沿わせて曲管に成形しても
よい。
長尺状治具11は、その外形は弾性筒体1の内
径よりも細く、長さは弾性筒体1の長さよりも長
くなされ、又、所定の曲率半径を有する曲管が得
られるように湾曲せしめられている。この長尺状
治具11は、ある程度までの荷重に対しては弾性
変形を生じないものが使用される。又、前記長尺
状治具11は、成形用型4と管壁層9の自重で所
定の曲率半径に曲がるようなものであつてもよ
い。
次いで、加熱硬化させたのち、成形用型4を曲
げ型10より取り出し、弾性筒体1、環状片3,
3…の順で成形用型4の脱型を行い強化樹脂曲管
を得る。
尚、曲管の外観が特に必要な場合、弾性筒体1
に成形材料8を巻き付けて管壁層9を形成したの
ち、その周りにポリエステルフイルム等の離型フ
イルムを巻きつけるとよい。
更に、本発明成形方法及びその成形用型は、上
記実施例の様に硬化性樹脂と補強材とからなる曲
管のみならず、二層以上の積層構造を有する複合
曲管例えば内外層が上述の強化樹脂管壁層からな
り、中間層が砂利、珪砂等の粒状充填材、炭酸カ
ルシウム、タルク等の粉末状充填材と硬化性樹脂
等との結合剤との混合物からなる三層構造の複合
曲管を成形する場合にも適用できる。
本発明強化樹脂曲管の成形方法及びその成形用
型は叙上の通り構成されているので、直管状で材
料形成を行い、次いで芯棒を抜き取つて曲げ加工
を施すことにより弾性筒体の外面に連接して外嵌
された環状片若しくは螺旋状に巻き付けられた帯
状体が曲げ外力の作用で変形を生ずると共に曲管
の曲率半径の大なる側で弾性筒体との間でずれて
間〓を生じながら容易に変形するので、従来法で
用いられる成形用型では困難であつた曲率半径の
小さい(特に管口径が大きい)曲管の成形が容易
にしかも比較的小さな曲げ外力で行える。又、簡
単な構造で且つ軽量であるため脱型も作業性よく
容易に行える。
又、直管状の成形用型に成形部材を巻きつけて
管体を形成するので従来の直管成形装置をそのま
ま用いることができ、大量生産に適している。更
に、成形用型を含んだまま曲げ加工を行うので、
内表面での樹脂ダレ、偏平等が生じず、内表面が
平滑で内径精度のすぐれた曲管が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の成形用型の一例を示す一部切
欠き縦断面図、第2図は成形用型の他の一例を示
す一部切欠き縦断面図、第3図及び第4図は成形
用型の変形例を示す側面図、第5図は環状片の変
形例を一部省略して示す正面図、第6図は成形状
態を示す説明図、第7図及び第8図は曲げ加工状
態を示す説明図である。 1……弾性筒体、芯棒、3……環状片、4,
4′,4″,4……成形用型、5……帯状体、8
……成形材料、9……管壁層、10……曲げ型、
11……長尺状治具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弾性筒体の内面に剛性を有する芯棒が嵌挿さ
    れ、且つ前記弾性筒体の外面に複数の環状片が連
    接して外嵌されてなるか若しくは帯状体が螺旋状
    に巻き付けられてなる成形用型の外面に、硬化性
    樹脂と補強材とからなる管壁層を形成したのち、
    前記芯棒を抜き取り、管壁層が末硬化の状態で曲
    げ加工を施して硬化せしめて曲管を成形する強化
    樹脂曲管の成形方法。 2 弾性筒体の内面に剛性を有する芯棒が嵌挿さ
    れ、且つ前記弾性筒体の外面に複数の環状片が連
    接して外嵌されてなるか若しくは帯状体が螺旋状
    に巻き付けられてなる強化樹脂曲管成形用型。
JP57067843A 1982-04-22 1982-04-22 強化樹脂曲管の成形方法及びその成形用型 Granted JPS58183219A (ja)

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JP57067843A JPS58183219A (ja) 1982-04-22 1982-04-22 強化樹脂曲管の成形方法及びその成形用型

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JPS58183219A JPS58183219A (ja) 1983-10-26
JPS6360709B2 true JPS6360709B2 (ja) 1988-11-25

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JP57067843A Granted JPS58183219A (ja) 1982-04-22 1982-04-22 強化樹脂曲管の成形方法及びその成形用型

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63218057A (ja) * 1987-02-20 1988-09-12 株式会社 佐藤アンプル製作所 滴下スポイトを有する薬液容器と滴下スポイトのノズル曲げ加工法

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JPS58183219A (ja) 1983-10-26

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