JPS6360335A - 人体局部洗浄装置の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、人体局部洗浄装置における電気回路の安全装
置に関するものである。

（従来の技術） 従来の人体局部洗浄装置における電気回路は、第５図に
示す如く構成されていた。

即ち、図中１１はホットライン、１２はコモンライン、
１３は前記ホットライン１１とコモンライン１２間の絶
縁距離が短い絶縁部である。そして、１４ａ　〜１４ｃ
は夫々負荷（例えば、１４Ａは便座ヒータ、１４Ｂは温
水ヒータ、１４Ｃは温風モータ）であり、１４ａ〜１４
ｃはそれらの各スイッチを示す。この電気回路において
は、絶縁部１３に何らかの原因で異物（洗剤、薬品等の
導体）が付着すると、前記ホットライン１１とコモンラ
イン１２の間に絶縁不良がおこり、両者間がある抵抗値
を持ち、絶縁部１３の表面上に電流が流れる。そして、
異物のたび重なる付着が発生すると、前記絶縁部１３が
発熱して炭化が生じ、絶縁部１３自体の抵抗値が低下し
た。

（発明が解決しようとする問題点） 人体局部洗浄装置はトイレ室内に設置されるため、アン
モニア、尿素、異物の付着に対して条件が悪い。この悪
条件が重なった場合、絶縁部１３を流れる電流値は１．
５〜２アンペアにも遠し、その結果発火が生じる（トラ
ッキング現象）という恐れがあった。しかるに、従来装
置においては、この現象を考慮しての安全対策は施され
ていなかった。本発明では、かかる上記危険性を排除し
、回路、装置の安全等の向上を計ったものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上記課題を解決するため、本発明では次の様な手段を講
じた。

即ち、人体局部洗浄装置を流れる電流をセンサにて監視
し、その電流値をマイコンでモニタして、トラッキング
現象発生を認知した場合は人体局部洗浄装置をＯＦＦに
して、発火を未然に防止し、安全を保つようにした。

（作用） 電流センサが洗浄装置を流れる電流を監視し、この電流
値をモニタするマイコンが、トラッキングを認識すると
、マイコン出力回路のスイッチがＯＮされる。これによ
りキープリレー（コイル部）に電流が流れると、装置の
供給電源元部のキープリレーの接点部が０ＦＦＬ、装置
がＯＦＦとなる。

（実施例） 本発明の実施例について、第１−１及び１−２図を参照
し説明する。

第１−１図において、１は交流電源（ＡＣ，１００Ｖ）
で、２は低電圧り、　Ｃ電源回路、３Ａ〜Ｃは夫々負荷
（例えば、Ａは便座ヒータ、Ｂは温水ヒータ、Ｃは温風
モータ）を示す。４は電流センサで、該センサ４は人体
局部洗浄装置を流れる総電流値を監視し、この電流はマ
イコン５にてモニタされる。而して、該マイコン５はそ
れを解析し、トラッキングを認識した場合は、その出力
回路６のスイッチをＯＮする。これによりキープリレー
（コイル部）７に電流が流れると、キープリレー（接点
部）８がＯＦＦする。従って人体局部洗浄装置はＯＦＦ
され、所期目的たる発火防止を未然に達成し得る。第１
−２図は、電流センサ１の好適な取付は位置を示したも
のである。

尚、参考までに第２図として上記実施例のフローチャー
トを揚げる。図について概説すると、マイコンｌがリセ
ットＥされ異常検出フラグＦが設定値（例えば１）にセ
ットされる。標示Ｇにおいて、装置の負荷３Ａ〜３Ｃの
組合せによる電流値の記憶と、所要に応する補正がなさ
れる。

Ｈにおいては、システムに流れる電流値が入力される。

ＪではＧにおける各負荷組合せ電流値Ｈが正常（ＹＥＳ
）の場合であれば・実線方向Ｋに゛流れ、この流れが繰
り返される。

しかし、３点で異常（ＮＯ）が認識された場合は、流れ
は点線で示す如く図示右折し、して異常フラグ設定値（
１）を認知すれば、Ｍ（異常フラグ−〇）、Ｎ（異常タ
イマセット）を通じ、実線で示す元の正常ラインに復帰
する。

但し、これは３点で認識が正常から異常へ変化した初回
の場合のみである。２回目以降にＬで認知する設定値が
（０）の場合は、１点鎖線示の如（Ｐにて異常タイマを
カウントする。Ｑにて異常タイマがタイムアツプかどう
かチェックされ、ここで（Ｎｏ）であれば２点鎖線示の
如く、正常系統側へ戻される。

しかし、ここで（ＹＥＳ）の場合には、電源用キープリ
レー７．８がＯＦＦされ、洗浄装置がＯＦＦとなり所期
の目的を果たす事になる。

〔発明の効果〕

トラッキング現象の防止手段として第３図に示す方法も
考えられる。即ち、電源部に電流ヒユーズ１０を設け、
過電流が流れると人体局部洗浄装置の電源をＯＦＦする
ものである。しかし、この方法では、負荷が２ケ以上有
する場合には、下表の如く全ての負荷がＯＮ状態時のみ
にしか安全装置が働かないという欠点がある。

本発明では、電流値の変化状況を解析して認識をさせる
ため、複数個の負荷の状態が、全てのパターンにおいて
安全装置としての効果を持つ。

因に、第４図を参照して述べる。本図は負荷が２ケ（負
荷Ａが４００Ｗ、負荷Ｂが７００Ｗ時）ある場合の電流
値の認識値例である。

即ち、図をみて分かるように、トラッキング認知は各負
荷セクションに対し、１．５〜２アンペアの余裕が見込
まれている。

【図面の簡単な説明】

第１−１図は本発明装置の説明ブロック図で、１−２図
はセンサの取付は位置参考図、第２図は本発明のフロー
チャート図、第３図は本発明と同一目的の他の手段の説
明図、第４図は本発明の電流認識値例示説明図、第５図
は従来技術の電気回路説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電流センサと制御回路と自動停止装置を設けた機器、前
   記機器に流れる電流値を常時監視して、トラッキング現
   象発生の恐れある電流が流れるパターンを認識した時の
   み、前記機器を停止するシステムに構成した人体局部洗
   浄装置の安全装置。