JPS6359925B2 - - Google Patents

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JPS6359925B2
JPS6359925B2 JP59242759A JP24275984A JPS6359925B2 JP S6359925 B2 JPS6359925 B2 JP S6359925B2 JP 59242759 A JP59242759 A JP 59242759A JP 24275984 A JP24275984 A JP 24275984A JP S6359925 B2 JPS6359925 B2 JP S6359925B2
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JP
Japan
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tile
sagger
saggers
trolley
groups
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JP59242759A
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Publication of JPS6359925B2 publication Critical patent/JPS6359925B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G65/00Loading or unloading

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本願発明は次に述べる問題点の解決を目的とす
る。
(産業上の利用分野) この発明は、夫々は複数個の匣鉢を多階状に積
重ねて構成される匣鉢群を、焼成用の台車上に縦
横共に複数となる並列状態に載置しておき、それ
らの匣鉢群の各匣鉢に油圧プレス等で成形された
タイル生素地を詰込む場合に利用できるタイル詰
込装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、油圧プレス等で成形されたタイル生素地
は、焼成用の台車上から積み下ろされた個々の空
の匣鉢内に自動機械又は人手によつて詰込み、そ
の後上記タイル生素地入りの匣鉢を積重ねて多階
状の匣鉢群とし、その匣鉢群を台車上に載置さ
せ、然る後台車をトンネルキルン等に入れて各タ
イル生素地を焼成し、その後上記焼成後のタイル
を各匣鉢内から取出している。この場合、陶器質
又は磁器質等のタイル生素地は高温で焼成される
為、複数個の匣鉢を多階状に積上げて成る匣鉢群
の各匣鉢は上下の接合面で若干のくつつきが生
じ、焼成後タイルの取出しやタイル生素地の詰込
みの為に匣鉢群の各匣鉢を個々に分離するとき匣
鉢が破損することがあつた。
そこで上記欠点を解決する為に、台車上に空の
匣鉢を積重ねて成る匣鉢群を多数並列載置してお
き、それらの匣鉢群の各匣鉢にタイル生素地を詰
込む場合には、先ず並列している複数の匣鉢群の
内の横一列を匣鉢搬送装置によつて把持して匣鉢
詰位置に一緒に搬送し、その匣鉢詰位置で複数の
匣鉢群の各匣鉢にコンベアによつて点在的に次々
と送られてくるタイル生素地を順次待ちながら一
ケ宛詰込み、然る後上記匣鉢搬送装置で把持して
再び台車上の元の載置場所に載置させる方法を試
みたが、詰込みに多大な時間を要し、能率が悪く
なる欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は上記従来の問題点を除き、台車上に
おける複数本の匣鉢群の各匣鉢にタイル生素地を
各匣鉢を個々に分離させることなく能率良く詰込
むことができ、一方、コンベア上に点在する状態
で次々と送り込まれるタイル生素地とのタイミン
グも良好に、タイル生素地の匣鉢詰込作業の迅速
化を図り得るようにしたタイル詰込装置を提供し
ようとするものである。
本発明の構成は次の通りである。
(問題点を解決する為の手段) 本願発明は前記請求の範囲記載の通りの手段を
講じたものであつてその作用は次の通りである。
(作用) 台車上に空の匣鉢を多数積重ねで成る匣鉢群を
複数群並列載置しておき、それらの匣鉢群の各匣
鉢にタイル生素地を詰込む場合には、先ず並列し
ている内の一つの列の匣鉢群を匣鉢搬送装置によ
つて把持して匣鉢詰位置に一諸に搬送し、その匣
鉢詰位置で複数の匣鉢群の各匣鉢に対しては、他
方において予めコンベアで点在的に送られてくる
タイル生素地を昇降枠に集合させておき、その集
合させたタイル生素地を各匣鉢の開口部から一斉
に詰込み、然る後その匣鉢詰位置の複数本の匣鉢
群を上記匣鉢搬送装置で把持して再び台車上の元
の載置場所に搬送す。勿論、他方ではこの搬送中
の間において、コンベアで送られてくるタイル生
素地を順次昇降枠の棚に集合している。
(実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図〜第8図において、1は床面上に並設
された2本の台車レール、2は台車レール1上に
車輪3を介して走行自在に載置された焼成用の台
車で、焼成用のトンネルキルン等(図示省略)内
へ出し入れし得るようになつている。4は上記台
車2上に載置された匣鉢で、第8図に示すように
四角形状の底壁5とその底壁5の両側縁に一体に
設けられた側壁6とで構成されている。上記底壁
5の上面にはタイル生素地aを載置し得るように
したタイル受面5aが形成され、そのタイル受面
5a上の空間の両側方は上記側壁6で塞がれ、そ
のタイル受面5a上の空間の他の両側方には開口
部7が設けられている。8………8の夫々は、上
記台車2上に夫々樹立状に載置された匣鉢群で、
これらの各匣鉢群8は、第1,2図から明白なよ
うに上記匣鉢4を複数個それらの開口部7どうし
が台車走行方向と同方向、即ち縦方向に向くよう
にして多階状に積重ねて構成され、各匣鉢4のタ
イル受面5aが上下に間隔をあけて棚状に位置さ
れている。また複数の匣鉢群8………8は第3図
に示すように台車走行方向からみて横に4個、縦
に5個夫々間隔をあけて整列されている。9は台
車2上の横一列分の匣鉢群8を把持して台車2上
の取出位置10aから側方の匣鉢詰位置10bに
一斉に搬送する匣鉢搬送装置である。この匣鉢搬
送装置9において、11は台車2上方に台車走行
方向に対して直角な横方向に配設された搬送レー
ルで、一対の支柱12によつて支持されている。
13は搬送レール11上に車輪14を介して走行
自在に載置された搬送体で、第2図に示すように
形成されている。15は搬送体13の下面に昇降
自在に取付けられた昇降体で、上面に一対の案内
ロツド15aが固着され、これらの案内ロツド1
5aが搬送体13の案内孔13aに嵌挿されてい
る。この昇降体15は第1図に示すように台車2
の上方に位置されたと台車2上の匣鉢群8の上方
に横たわる横枠15bと、各匣鉢群8の走行軌跡
の両外側に位置するように横枠15bから下向き
にくし状に延出された複数の挟持枠15cとで構
成され、各挟持枠15c間には匣鉢群8を位置さ
せ得る空間15dが形成されている。16は昇降
用の流体シリンダーで、シリンダー本体16aが
上記搬送体13に固着され、ピストンロツド16
bの先端が昇降体15に連結され、昇降体15を
第1図の実線位置から僅かに上昇させ得るように
なつている。17は匣鉢群8の両側面を挟持し得
るように昇降体15に取付けられた挟持装置で、
図面では空間15dを形成する一対の把持枠15
cに夫々取付けられた一対のエアーバツク17a
によつて構成されている。これらのエアーバツク
17aは図示しないエアー供給装置によつてエア
ーが供給されると膨張して匣鉢群8を把持し、エ
アーを抜き取ると匣鉢群8の把持を解放するよう
になつている。18は搬送用の流体シリンダー
で、シリンダー本体18aが搬送レール11に固
着され、ピストンロツド18bの先端が搬送体1
3に連結され、搬送体13を第1図の実線位置か
ら仮想線位置に移動させ得るようになつている。
次に、19は油圧プレス等で成形されたタイル
生素地aを載置して矢印方向へ搬送するコンベア
で、第9図に示すように駆動モータ20によつて
矢印方向に回転される駆動プーリ21と従動プー
リ22に懸回されたベルト23とで構成されてい
る。このコンベア19は第4図、第6図に示すよ
うに台車2上の匣鉢群8の縦列数(図面では4
列)に対応する数だけ台車2上の匣鉢群8の縦列
と平行に配設されている。またコンベア19は、
第4図に示すように平面的にみて匣鉢詰位置10
bに搬送された各匣鉢群8に対応する位置で、か
つ第7図、第9図に示すようにそれらの匣鉢群8
よりも僅かに低い位置に夫々位置されている。上
記ベルト23の幅はタイル生素地aの横幅よりも
小さく設定され、ベルト21上にタイル生素地a
を載せたときタイル生素地aの両縁部がベルト2
3上からはみ出すようになつている。24は上記
各コンベア19の搬送途中に配設された整列スト
ツパーで、第5図、第9図に示すように機枠25
に回動自在に枢着され、図示しないシリンダー等
で回動されることによつてその先端部がベルト2
1上のタイル生素地aの搬送軌跡内に出し入れさ
れるように構成されている。上記整列ストツパー
24は総ての整列ストツパー24が各ベルト23
上のタイル生素地aを受止めて横一列に整列させ
たとき図示しない検知器の検出指令によつて上方
へ一斉に回動され、夫々一枚のタイル生素地aを
釈放するようになつている。26は各コンベア1
9の搬送終端近くにおいて機枠25に固着された
タイルストツパーで、第4図、第5図に示すよう
に上記匣鉢群8の匣鉢詰位置10bよりも僅かに
コンベア19の上流側に位置され、ベルト21上
のタイル生素地aを後述の昇降枠による掬い上げ
位置に停止させるようになつている。
次に、27は上記匣鉢詰位置10bにおける匣
鉢群の開口部7側に近接して配設されたタイル整
列装置で、第5図〜第7図に示すように構成され
ている。このタイル整列装置27において、28
は床面上に設置された支持体で、複数列のコンベ
ア19の両外側において立上げられた一対の支柱
29とこれらの支柱29上端に連結された支持枠
30とで構成されている。31は上記支柱29に
固着された案内レール、32は案内レール31に
沿つて昇降自在に取付けられた昇降枠で、下降状
態においては略下半分が床面に形成された収納凹
部33内に収納されるようになつている。上記昇
降枠32において、34はコンベア19の上方に
おいて横向きに配設された上枠で、両端に形成さ
れた案内溝34aが上記案内レール31に嵌合さ
れている。35,35はコンベア19によるタイ
ル生素地aの搬送軌跡の両外側に位置するように
上記上枠34から下向きに延出された一対の支枠
で、各コンベア19毎に設けられている。これら
の支枠34の下端はベルト23の下方に位置され
る下枠36によつて一体的に連結され、第6図に
示すように枠組みされている。上記一対の支枠は
両者間にタイル生素地aの幅よりも大きい幅の空
間37を形成し、これらの空間37内に対応する
コンベア19のベルト23が貫通されている。3
8は上記一対の支枠35の対向面に夫々突設され
た棚板で、第6図に示すように互いに対向する位
置に匣鉢群8のタイル受面5a数と同じ数(図面
では15個)だけ配設されている。これらの棚板3
8の上下間隔(ピツチ)は匣鉢群8のタイル受面
5aの上下間隔(ピツチ)に一致され、昇降枠3
2が第7図に示すようにタイル受渡位置に上昇さ
れると各棚板38が匣鉢群8の各タイル受面5a
に対応されるようになつている。上記棚板38相
互の間隔はベルト23の幅より小さく、タイル生
素地aの横軸より大きくなるように設定されてい
る。39は昇降枠昇降用のねじ軸で、下端部は上
記上枠34に固着され、上端部は支持枠30に取
付けられた箱体40内の歯車(図示省略)のねじ
孔に螺合されている。41は箱体40に取付けら
れた駆動モータで、上記歯車を正転、逆転させ得
るように構成されている。なお、上記昇降枠32
の昇降は流体シリンダーによつて行うようにして
も良い。次に、42はタイル受渡位置に上昇され
た昇降枠32内のタイル生素地aを匣鉢詰位置1
0bの匣鉢群8内へ押込む為のタイル押込装置
で、第9図〜第15図に示すように構成されてい
る。このタイル押込装置42において、43は複
数のコンベア19の両外側に夫々設置された支持
フレームで、上端面にはコンベア19と平行な案
内レール44が固着されている。45は上記案内
レール44上にベアリング46を介して走行自在
に支持されたタイル受板進退用の第1進退フレー
ムで、第10図に示すように上枠47と、その上
枠47から下方に延出された複数対の竪枠48
と、それらの竪枠48の下端を一体的に連結して
いる下枠49とで構成されている。上記一対の竪
枠48は匣鉢詰位置10bの匣鉢群8と対向する
位置に夫々設けられている。50は一対の竪枠4
8によつて回動自在に支持された支点軸で、第1
1図、第12図に示すように匣鉢詰位置10aに
おける匣鉢群8の各匣鉢4に対応する位置に夫々
設けられている。51は上記支点軸50に固着さ
れたアームで、先端部には揺動軸52の中間部が
回動自在に取付けられている。53は揺動軸52
の両端部に固着された薄鋼板製のタイル受板で、
基部上面にはタイル受板53の水平状態において
上方へ立上がるレバー54が固着されている。5
5は上記レバー54の上端部に設けられた連結ピ
ン、56は竪枠48に設けられた固定ピン、57
は連結ピン55と固定ピン56を連結している連
結腕で、2つの連結片57a,57bとねじ杆5
7cとで構成され、ねじ杆57cを回動させるこ
とによつて連結ピン55と固定ピン56間の距離
を調節し得るようになつている。上記支点軸50
と固定ピン56間、揺動軸52と連結ピン55間
を同一寸法とし、支点軸50と揺動軸52間を同
一寸法としてアーム51、レバー54、連結腕5
7によつて4節平行リンク機構を構成し、タイル
受板53が常に水平状態を維持するようになつて
いる。58は上記支点軸50の一端部に固着され
たストツプレバーで、先端部には透孔59が形成
されている。60は透孔59に貫通された上下方
向のねじ軸で、上、下端部は第1進退フレーム4
5に取付けられた軸受によつて回動かつ昇降可能
に支承されている。61はねじ軸60に螺合され
た受止ナツトで、各ストツプレバー58の上方に
位置され、ストツプレバー58の回動を受止めて
タイル受板53が自重で下降するのを阻止するよ
うになつている。62はロツクナツトである。6
3はねじ軸60昇降用の流体シリンダーで、シリ
ンダー本体63aが第1進退フレーム45に固着
され、ピストンロツド63bがねじ軸60の上端
に連結されている。上記流体シリンダー63は通
常はねじ軸60を下降させてタイル受板53を僅
かに上昇させた状態に保持し、この状態では第1
5図Fに示すようにタイル受板53が対応する匣
鉢4がタイル受面5aより僅かに高くなるように
上記受止ナツト61の高さが調整されている。
64は上記第1進退フレーム45を進退させる
進退装置で、第9図、第10図に示すように構成
されている。この進退装置64において、65は
支持フレーム43に夫々取付けられた支持部材、
66は一対の支持部材65によつて回動自在に支
持された上支点軸、67は上支点軸66の両端部
に夫々固着された上揺動リンクで、上記第1進退
フレーム45の上端部に上連結ロツド68を介し
て夫々連結されている。69は一方の上揺動リン
ク67と一体的に設けられたカムレバーで、先端
にはカムフオロアー70が取付けられている。7
1は上揺動リンク67と一体に設けられた上連結
リンク、72は支持フレーム43によつて回動自
在に支持された下支点軸、73は下支点軸72の
両端部に夫々固定的に取付けられた下連結リンク
で、上記上連結リンク71に両リンク73,71
が平行となるように縦連結ロツド74を介して連
結されている。75は上記下連結リンク73と一
体に設けられた下揺動リンクで、第1進退フレー
ム45の下端部に下連結ロツド76を介して連結
されている。77は上記支持部材65に取付けら
れた減速機付モータ(図示省略)の出力軸78に
固着された確動カムで、両側面に夫々カム溝7
9,80が形成されている。この一方のカム溝7
9には上記カムフオロアー70が嵌合されてい
る。上記確動カム77は通常所定位置で停止され
ており、タイル生素地a押込み時に1回転される
ように構成されている。またカム溝79は確動カ
ム77の1回転によつてタイル受板53を第22
図に示すように前進、後退させるように形成され
ている。
81は上記案内レール44上にベアリング82
を介して走行自在に支持されたプツシヤー進退用
の第2進退フレームで、第10図に示すように第
1進退フレーム45と略同様に形成されている。
83は第2進退フレーム81の一対の竪枠84に
支持された支点ピンで、上記タイル受板53と対
応する位置に夫々設けられている。85は基部が
支点ピン83に回動自在に取付けられたプツシヤ
ーアームで、先端部には第11図、第12図に示
すようにプツシヤー86が固着されている。この
プツシヤー86はタイル受板53上に摺動自在に
載置されている。87は上記第2進退フレーム8
1を進退させる為の進退装置で、第10図に示す
ように上揺動リンク88が、上支点軸66に回動
自在に嵌合された筒体89の両端部に取付けられ
ていること、及びカムフオロアー90が確動カム
77の他方のカム溝80に嵌合されていることの
外は上記進退装置64と略同様に構成されてお
り、ここでの重複説明を省略する。上記カム溝8
0は確動カム77の一回転によつてプツシヤー8
6を第22図に示すように前進、後退させるよう
に構成されている。
上記構成のものにあつては、台車2上に載置さ
れている複数本の匣鉢群8の各匣鉢4にタイル生
素地aを詰込む場合には、まず匣鉢搬送装置9の
搬送体13が第1図に示すように台車2の走行軌
跡の上方に位置され、また昇降体15が昇降位置
に位置されると共に、エアーバツグ17a内のエ
アーが抜き取られて挟持装置17が開放状態にさ
れる。この状態で、多数本の空の匣鉢群8が乗載
されている台車2が上記昇降体15の存置場所に
走行され、第1番目の横一列分の匣鉢群8が昇降
体15の空間15dに位置されると台車2の走行
が停止される。第2図、第3図は第2番目の横一
列分の匣鉢群8が空間15dに位置された場合を
示している。次に、各エアーバツグ17aにエア
ーが供給され、これにより各一対のエアーバツグ
17aはそれらの間に位置される匣鉢群8の各匣
鉢4の両側面を静かに、各匣鉢4に大きな衝撃を
与えることなく把持する。その後流体シリンダー
16が昇降体15を僅かに上昇させ、これにより
各一対のエアーバツグ17aは横一列分の匣鉢群
8を台車2上から一緒に持上げ、然る後流体シリ
ンダー18が搬送体13を各コンベア19の上方
へ移動させ、これにより各エアーバツグ17aに
よつて把持されている各匣鉢群8は第4図に示す
ようにコンベア19上方に搬送され、その位置で
流体シリンダー16が昇降体15を僅かに下降さ
せることによつて上記各匣鉢群8が第5図に示す
ようにタイル押込装置42と対向する匣鉢詰位置
に搬送され、その位置に上記挟持装置17によつ
て把持されたまま保持される。
一方、油圧プレス等で成形されたタイル生素地
aは複数列のコンベア19のベルト23上に載置
されて順次搬送される。これらのベルト23によ
つて搬送されて来たタイル生素地aは整列ストツ
パー24によつて一旦停止され、総ての整列スト
ツパー24がタイル生素地aを受止めると、その
確認信号によつて各整列ストツパー24が一斉に
上方へ回動されてタイル生素地aの受止を釈放
し、これにより各ベルト23上のタイル生素地a
はコンベア19の終端に向けて搬送され、その終
端でタイルストツパー26によつて停止される。
このタイルストツパー26によるタイル生素地a
の停止の確認信号によつて、タイル整列装置27
の駆動モータ41が所定量回動され、その結果そ
れ迄第5図、第6図に示す最下降位置に位置され
ていた昇降枠32が棚板38の1ピツチ分だけ上
昇される。これにより、それ迄ベルト23上面よ
り下方に位置されていた最上段の棚板38がベル
ト23上面より上方の位置に上昇され、これらの
最上段の棚板38がベルト23上のタイル生素地
aの両縁部を掬い上げる。その後、次のタイル生
素地aがタイルストツパー26に受止められる
と、再び昇降枠32が1ピツチ上昇されて今度は
上から2段目の棚板38がベルト23上のタイル
生素地aを持上げる。以後上記作動が繰り返され
ることによつて総ての棚板38がタイル生素地a
を持上げ、昇降枠32が第7図に示す最上昇位置
に上昇されると、第22図に示すようにタイル押
込装置42の確動カム77が矢印方向へ回転され
る。なお、上記のように昇降枠32が最上昇位置
に上昇された状態では、各棚板38が匣鉢詰位置
10bにおける匣鉢群8の対応するタイル受面5
aより僅かに高く位置されている。
次に、上記確動カム77の回転によつて、先ず
第1進退フレーム45が第15図A,B、第16
図、第17図に示すように前進されて各タイル受
板53が上記昇降枠32における各棚板38上の
タイル生素地aの下方を通つて前進され、それら
の先端部が各匣鉢4内に少し入つた所で確動カム
77の回転が一時的に停止される。次に、上記一
時停止の信号によつて匣鉢搬送位置9の流体シリ
ンダー16が作動されて昇降体15が僅かに上昇
され、これにより匣鉢詰位置10bの各匣鉢群8
は僅かに上昇される。また、上記一時停止の信号
によつて、タイル押込装置42の流体シリンダー
63が作動されてねじ軸60を上昇させる。この
ねじ軸60の上昇によつて、タイル受板53は上
下位置の拘束を溶かれ、自重で下降される。上記
匣鉢群8の上昇とタイル受板53の下降によつ
て、タイル受板53はその先端部が第15図C、
第18図、第19図に示すように各匣鉢4のタイ
ル受面5a上に支えられる。上記のように匣鉢群
8が僅かに上昇されると、その確認信号によつて
第22図に示すように駆動モータ41が僅かに逆
転され、昇降枠32が僅かに下降される。この昇
降枠32の下降によつて、各棚板38上のタイル
生素地aは第15図C、第20図に示すようにタ
イル受板53に支承され、棚板38はタイル生素
地aから離れる。上記のように昇降枠32が僅か
に下降されると、その確認信号によつて再び確動
カム77が矢印方向へ回転され、これによりタイ
ル受板53が第15図D、第21図に示すように
タイル生素地aを載置したまま再び前進され、ま
た第2進退フレーム81が前進されてプツシヤー
86も前進される。この場合、タイル受板53の
前進よりもプツシヤー86の前進の方が速い速度
で行われ、プツシヤー86はタイル受板53上の
タイル生素地aを前方へ押し出しながら前進され
る。そして、上記タイル生素地aが第11図、第
12図に示すように匣鉢内に完全に押込まれる
と、タイル受板53とプツシヤー86の前進が停
止される。その後、プツシヤー86が停止された
状態でタイル受板53が後退され、タイル生素地
aは匣鉢4内に取り残される。然る後、タイル受
板53が第15図Eに示すようにタイル生素地a
の下から抜け出されたとき、プツシヤー86も共
に後退される。上記タイル受板53とプツシヤー
86が第15図Fに示すように元位置に戻された
とき、確動カム77が丁度1回転を完了し、その
確動カム77の回転が停止される。以上により匣
鉢詰位置10bの各匣鉢4内にタイル生素地aが
一斉に詰込まれる。また上記のようにして各匣鉢
4内にタイル生素地aを詰込む場合、タイル受板
53の先端部をタイル受面5a上に受止めさせる
ようにしたので、タイル受板56とタイル受面5
aとの段差を小さくすることができ、タイル生素
地aを匣鉢4内にスムーズに詰込むことができ、
タイル生素地aの損傷を少なくできる。上記のよ
うにタイル受板53が元位置に戻されると、その
確認信号によつて空になつた昇降枠32は急速下
降されて再び最上段の棚板38上にタイル生素地
aを整列し始める。また匣鉢搬送装置9の流体シ
リンダー18が作動されて搬送体13が台車2上
方に移動され、その後昇降体15が下降されて各
匣鉢群8を台車2上の元の載置場所に載せ、その
後挟持装置17による把持が開放される。その
後、台車2が移送されて次の列の匣鉢群8が昇降
体15の位置まで送られると、再び台車2が停止
され、2列目の空の匣鉢群8が匣鉢詰位置に搬送
される。以上の操作が繰り返されることによつて
各匣鉢4を個々に扱うことなく大量のタイル生素
地aを機械的に匣鉢詰することができる。
上記実施例では匣鉢群を匣鉢搬送装置で把持し
たままでタイル生素地を詰込み、その後把持し直
すことなく元の台車上に戻すようにしているの
で、匣鉢群を元位置に正確に復帰させることがで
きる。また、タイル生素地を薄綱板製のタイル受
板上を滑らせて押込み、匣鉢の底壁を滑らせない
ようにしたので、タイル生素地の傷みを少なくで
きる。また匣鉢のタイル受面上に載せたタイル受
板上にタイル生素地を載せて押込むようにしたの
で、匣鉢群の底壁相互の上下空間に対し、タイル
受板の厚さとタイル生素地上の若干の隙間を除い
ただけの厚さのタイル生素地を匣鉢詰することが
できる。また匣鉢は一般に耐火材で成形、焼成さ
れたもので、寸法精度があまり良くないので、高
さ1m程も積重ねたときには上記における各匣鉢
の高さにはかなりのばらつきを生ずるが、上記実
施例ではタイル受板の高さを個々に調整すること
ができ、しかもタイル受板が個々に自由に動き得
るようにしたので、タイル受板を匣鉢のタイル受
面上に確実に載せることができ、匣鉢詰を確実に
行うことができる。
(発明の効果) 以上のように本発明にあつては、台車2上にお
いて、夫々複数の匣鉢を多階状に積重ねて成る匣
鉢群8の複数群における各匣鉢4にタイル生素地
aを夫々詰込む場合、それらの横一列分の複数の
匣鉢群8を匣鉢搬送装置9によつて把持して匣鉢
詰位置10bへ一斉に搬送し、匣鉢詰位置10b
で複数の匣鉢群8の各匣鉢4に夫々タイル生素地
aを詰込んだ後、再びそれらの複数の匣鉢群8を
上記匣鉢搬送装置9によつて把持して台車上の元
の載置場所へ一斉に搬送するようにしたので、台
車2上における複数の匣鉢群8の夫々にあつては
各匣鉢4を個々に分離することなくタイル生素地
aを能率良く詰込むことができ、匣鉢群8の各匣
鉢4へのタイル生素地詰込作業を短時間に行うこ
とのできる効果がある。
また上記のように台車2上の多階状の匣鉢群8
をそのまま匣鉢詰位置10bに搬送し、その匣鉢
詰位置10bにおいて、タイル生素地aの詰込み
のために多階状の匣鉢群8の各匣鉢4を個々に分
離する必要性をないようにしたので、匣鉢4の破
損を減少できて匣鉢4の補充費用を少なくし得る
効果がある。
また上記のように台車2上に並列状に載置され
ている複数の匣鉢群8の一列分の複数の匣鉢群8
を匣鉢搬送装置9によつて匣鉢詰位置10bに一
斉に搬送し、その匣鉢詰位置10bで匣鉢群8の
各匣鉢4にタイル生素地aを詰込む場合、開口部
7は同方向に開口しているから、タイル整列装置
を利用してタイル生素地aを、全匣鉢に対し同時
に詰込み得る効果もある。
その上本発明にあつては、一方ではコンベアに
よつて点在的に送られてくるタイル生素地を昇降
枠32に備えさせた棚板38(台車上の横一列の
匣鉢群の全数に対応する数の棚板)に順次集合さ
せ、他方では台車上の匣鉢群の往復移動をさせ得
るものであるから、両者を同じ時間内で夫々作業
させ得る時間の節約効果があり、この時間節約効
果があることにより、台車上の多数の匣鉢群に対
するタイル詰に当つて、上記のような匣鉢を傷め
ない為の特徴ある作業形態を可能ならしめるとい
う本願発明はこの種の台車上の匣鉢群にたいする
タイル詰込装置としては画期的に有用性の高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は一
部を省略して示すタイル生素地詰込装置の正面
図、第2図は矢印方向から見た矢視図、第3図
は−線断面図、第4図は作動状態を示す断面
図、第5図は矢印方向から見た矢視図、第6図
は一部を省略して示す−線断面図、第7図は
−線断面図、第8図は匣鉢を示す斜視図、第
9図はタイル生素地押込装置を示す側面図、第1
0図は一部を断面にして示す矢印方向から見た
矢視図、第11図はタイル生素地押込装置の作動
状態を示す要部拡大側面図、第12図はXII−XII線
断面図、第13図はタイル受板の支持構造を示す
拡大側面図、第14図は−線断面図、第
15図はタイル生素地押込装置の作動状態を示す
説明図、第16図は矢印方向から見た縮小矢
視図、第17図は矢印方向から見た縮小矢視
図、第18図は矢印方向から見た縮小矢視
図、第19図は矢印方向から見た縮小矢視
図、第20図は矢印方向から見た縮小矢視
図、第21図は矢印方向から見た縮小矢視
図、第22図は作動状態を示すタクトグラフ。 a……タイル生素地、2……台車、4……匣
鉢、5a……タイル受面、6……側壁、7……開
口部、8……匣鉢群、9……匣鉢搬送装置、10
b……匣鉢詰位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タイル受面を有し、そのタイル受面上の空間
    の両側方には夫々側壁を有し、かつタイル受面上
    の空間の他の両側方には夫々開口部を有する匣鉢
    多数を、上記開口部どうしが同方向に向く状態で
    多階状に積重ねて一つの匣鉢群を構成し、上記匣
    鉢群は縦横共に複数群となる状態で焼成用の台車
    上に並列載置してあつてかつ上記各匣鉢の開口部
    は全て台車進行方向から見て縦に向けてあり、一
    方、台車の進行軌跡に並行する移送軌跡を有し、
    かつ台車上の匣鉢群の横列数と同数となる数のタ
    イル搬送用のコンベアを備え、さらに、その複数
    のコンベアで順次搬送されてくるタイルを順次多
    階状に受け取る為の複数の棚板を有する上下動自
    在の昇降枠を備え、しかもその昇降枠における棚
    板の数は左右方向の数を上記台車上の匣鉢群の横
    列数と同数に、上下方向の数を上記台車上の匣鉢
    群の積み重ね数と同数に設定してあり、その上、
    昇降枠の多数の棚板上に位置する全タイルを一斉
    に匣鉢詰位置に置かれる匣鉢群に向けて押込む為
    のタイル押込装置も備え、更に台車上の匣鉢群の
    横一列分を把持して上記棚板に対向する匣鉢詰位
    置と、台車上との間を往復移動する匣鉢搬送装置
    を備えているタイル詰込装置。
JP24275984A 1984-11-16 1984-11-16 タイル詰込装置 Granted JPS61206726A (ja)

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JPS5467976A (en) * 1977-11-08 1979-05-31 Toshiba Seiki Kk Apparatus for supplying and receiving article

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