JPS6358012A - 焼却炉のごみ定量供給方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、焼却炉のごみ定量供給方法に関するもので
ある。

〔従来の技術及びその問題点〕

ごみ焼却炉は、近年設備が大型化し、ボイラ発電設備の
付いたものが増加している。

このようなごみ焼却炉においては、蒸気の安定供給、炉
内温度の一定化のために、自動燃焼コントロールが行な
われている。そのコントロール手段としては、燃焼空気
温度、燃焼空気量、あるいは炉内の冷却空気量をコント
ロールしたり、ごみの送りを制御するストーカ速度制御
等があるが、最も重要なのは、発熱源であるごみの量を
自由にコントロールすることである。一般的には、蒸気
量又は炉内温度が低下した時には、現状より一定比率で
ごみの炉内への供給を増加し、逆の場合は低減するよう
にし、通常の場合は一定の決められた世を供給すること
が必要である。

ところで、焼゛却炉のホッパーに投入されたごみは、圧
縮されたもの、あるいはからみあったもの、逆に解砕さ
れたものもあり、その性状が一定しない。

したがって、ホッパー内のごみをプッシャーで炉内に押
出して供給した場合、供給量が定量化せず、現実には±
３０％位の変動があり、これが蒸気量の変動につなかる
という問題があった。

また、プッシャーの押出し速度を速くして炉内に供給す
るごみ量を増加させる場合、実際に炉内に供給されるご
み量はブツシャ−の押出し速度に比例せず、ホッパー内
のごみ量や比密度の変化によってごみが極端に出過ぎた
り、不足したりする。

このため、軽微な蒸気量の変動を補正しようとした時の
プッシャーの押出し速度の変化が逆に炉内の発熱量を不
安定にする原因になる場合もあった。

そこで、この発明は、ホッパー内のごみを、炉内に一定
時間に一定量供給することができる焼却炉のごみ定量供
給方法を提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するために、この発明は、ホッパー
の下方に、ホッパー内のごみを炉内へ落下させるブツシ
ャ−を設け、このプッシャーの前方のごみ落し口にごみ
受台を設け、このごみ受台に、ごみ受台に供給されたご
みの重量を計量する計量装置と、この計量装置によって
計量したごみ受台上のごみの重量か所定の重量に達した
時点でごみ受台上のごみを炉内へ投入する投入装置とを
設け、この投入装置の駆動間隔を計測し、この駆動間隔
が一定間隔になるように上記プッシャーの押出し速度を
制御するようにしたものである。

〔作用〕

上記の手段により、炉内には、一定重量のごみが、一定
間隔に供給されるので、炉内に均一なごみ層が形成され
、燃焼が安定して行なわれる。

このような駆動間隔を一定にする制御を採用すると、ご
み受台が小型ですみ、重量の増加率が一定となるような
制御法に比して設備が簡単で、炉内のごみ層を均等な高
さに保つことができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

焼却炉１の一側に設けられたホッパー２の下方には、ホ
ッパー２内に投入されたごみ３を炉内へ押出して落下さ
せるプッシャー４が設けられている。

このプッシャー４の押出し速度は油圧サーボ弁と油圧シ
リンダ５によって制御されるようになっている。

上記プッシャー４の前方のごみ落し口６には、ごみ受台
７が設けられている。このごみ受台７には、プッシャー
４によってごみ受台７上に供給されたごみ３の重量を計
量する計量装置８と、この計量装置８によって計量した
ごみ受台７上のごみの重量が所定の重量に達した時点で
ごみ受台７上のごみ３を炉内へ投入する投入装置９とが
設けられている。上記計量装置８は、ごみ受台７の支持
軸１０を焼却炉１の側壁１１の外方に引出し、この引出
した支持軸１０の一端の荷重をロードセル１２によって
計測するようにしたものである。また、投入装置９は、
ごみ受台７を断面が正三角形の三面体に形成し、この三
面体の両端に支持軸１０を設け、この支持軸１０を焼却
炉１の側壁１１の外方に設けた軸受１３に回転自在に支
持すると共に、上記支持軸１０の一端に１２００つつ回
転するステップモータ１４を取付けたものである。この
ステップモータ１４は、ごみ受台７に、即ち、三面体の
一面に、所定の重量のごみが載置されると駆動するよう
になっている。

なお、ごみ受台７が回転した際のごみ３の切れを良好に
し、かつごみ３の閉塞を防止するために、上記ごみ落し
口６の前面壁１５を傾斜面にすると共に、ごみ受台７を
こみ落し口６の前方及び下方に若干間隔をあけて設置す
ることが望ましい。

次に、プッシャー４の押出し速度を制御する方法を第４
図に基づいて説明する。

まず、ホッパー２内のごみ３をプッシャー４によって押
出して、ごみ受台７上に移動させる。このごみ受台７上
に移動したごみ３の重量を計量装置８によって計量し、
ごみ受台７上のごみ３の重量か所定の重量に達すると、
計量装置８から荷重検出信号が出力される。荷重検出信
号が出力されると、次にモータ駆動増幅器１６からステ
ップモータ１４の駆動パルスが出力されてステップモー
タ１４が駆動し、ごみ受台７が１２０°回転し、ごみ受
台７上のごみ３か炉内に投入される。この駆動パルスの
出力間隔をパルス間隔計６１ｉＩ器１７て計δ１１１シ
、このパルス間隔とパルス間１編設定器１８によって設
定したパルス間隔とを比較して両者の差に応じた電気信
号を出力させ、この電気信号をプッシャー４の油圧サー
ボ弁と油圧シリンダ５を駆動できるレベルにブツシャ−
駆動増幅器１９て増幅させてプッシャー４の押出し速度
を制御する。

これにより、ステップモーター１４の駆動パルスカハル
ス間隔設定器１８によって設定されたパルス間隔よりも
長い場合には、プッシャー４の押出し速度が速められ、
逆に、ステップモーター１４の駆動パルスが所定のパル
ス間隔よりも短い場合には、ブツシャ−４の押出し速度
か遅くなり、常に一定の間隔でステップモーター１４が
駆動されるようになる。

〔効果〕

この発明によれば、以上のように、ホッパー内のごみ量
や比密度の変化等に影響されずに、一定重量のごみが、
一定の間隔で炉内に供給されるので、炉内の燃焼条件が
安定化し、自動燃焼制御が容易になるという効果かある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る焼却炉の部分概略図、第２図は
同上の部分拡大図、第３図は同上のごみ受台部分の拡大
図、第４図はこの発明に係る装置の制御ブロック図であ
る。 １・・焼却炉、２・・ホッパー、３・ごみ、４・・プッ
シャー、６・・ごみ落し口、７・ごみ受台、８・・・計
量装置、９・・・投入装置 特許出願人　　　久保田鉄工株式会社 同代理人　　鎌　１）文　ニ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ホッパーの下方に、ホッパー内のごみを炉内に落下させ
   るプッシャーを設け、このプッシャーの前方のごみ落し
   口にごみ受台を設け、このごみ受台に、ごみ受台に供給
   されたごみの重量を計量する計量装置と、この計量装置
   によつて計量したごみ受台上のごみの重量が所定の重量
   に達した時点でごみ受台上のごみを炉内へ投入する投入
   装置とを設け、この投入装置の駆動間隔を計測し、この
   駆動間隔が一定間隔になるように上記プッシャーの押出
   し速度を制御することを特徴とする焼却炉のごみ定量供
   給方法。