JPS6357225B2 - - Google Patents

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JPS6357225B2
JPS6357225B2 JP55066872A JP6687280A JPS6357225B2 JP S6357225 B2 JPS6357225 B2 JP S6357225B2 JP 55066872 A JP55066872 A JP 55066872A JP 6687280 A JP6687280 A JP 6687280A JP S6357225 B2 JPS6357225 B2 JP S6357225B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
film
screen
layer
light diffusing
Prior art date
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Expired
Application number
JP55066872A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56162619A (en
Inventor
Akira Izawa
Fumio Takagi
Taiji Ishii
Masaki Tsukada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP6687280A priority Critical patent/JPS56162619A/ja
Publication of JPS56162619A publication Critical patent/JPS56162619A/ja
Publication of JPS6357225B2 publication Critical patent/JPS6357225B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/0073Optical laminates

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透過型スクリーンの製法に関するもの
である。すなわち、光拡散要素を含む光拡散性フ
イルムを一軸方向に延伸させながら透明基材とラ
ミネートする事を特徴とする透過型スクリーンの
製造方法である。
ところで、一般に多数の人が観察するに適した
スクリーンは、横方向の光拡散性が広く、縦方向
には映像輝度をできるだけ高くするよう比較的拡
散性を狭くしたものがよいとされている。このた
め一般的にはスクリーンの反対側に半円筒状のカ
マボコ型レンズを配列したいわゆるレンチキユラ
ーシートをつけることにより、一方向の光拡散性
を向上させることが行なわれてきた。
しかしながらこのためにはレンチキユラーレン
ズの逆型の金型を用いてプレス成型又は押出し成
型するため、製造コストの著しい上昇をもたら
し、又輝度向上のため拡散性を狭くしたスクリー
ンにおいては裏面のレンチキユラーレンズが投影
時に目立つという欠点があつた。
本発明は以上のような欠点を解消すべく鋭意研
究の結果完成されたものであり光拡散性フイルム
を一軸方向に延伸させて、それを透明基材にラミ
ネートすることにより、レンチキユラーレンズを
用いることなくレンチキユラーレンズ効果をもつ
た透過型スクリーンを製造しようとするものであ
る。
また、本発明は上記光拡散性フイルムの一軸延
伸工程を上記透明基材にラミネートする直前に行
なうようにして、同じ素材フイルムからでも引張
力を適宜変換することにより、明るさ強調型又は
広画角型等性質の異なつたスクリーンを随意に得
ることができるようにするものである。以下実施
例にもとずいて本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明に係る方法により造られたスク
リーンの斜面図を示すものであつて、1は透明基
材、2は光拡散剤が一軸方向に配向された光拡散
層、3は光吸収層、4は表面保護層である。透過
型スクリーンの光拡散層はスクリーンにおいて最
も重要な役割を果す層であり、この層は一般的に
は表面マツト層又は微細な無機あるいは有機顔料
を含む樹脂層での被覆により形成されているが、
その形成方法としてはブラスト処理、塗装、印
刷、光拡散要素を練り込んだフイルムをラミネー
トするなど種々の方法が知られている。
ところが従来は光拡散要素がランダムに分散さ
れていたため光は等方拡散し、単に結像するだけ
の役割しか果さなかつた。
本発明は光拡散要素を以上の如くランダムに分
散させずに一軸方向に配列させるものである。こ
のように光拡散要素を一軸方向に配列させると、
光拡散要素が線状に配列することゝなり、光拡散
要素自身がレンチキユラーレンズと同等の異方拡
散効果をもたらすものである。
また、本発明は光拡散性フイルムを、押出機か
ら押出されてくる透明基材にラミネートする際に
一軸延伸させるから、同じ素材フイルムからでも
引張力を適宜変換することによつて性質の異なる
スクリーンを作りうるものである。
こゝで光拡散要素としては、粉末ガラス、微粉
砕ガラス繊維、酸化チタン、炭酸カルシウム、二
酸化ケイ素、酸化アルミニウム、各種粘土、微末
シリカ等を用いることができる。
しかし良好なレンチキユラーレンズ効果をうる
ためには、一方向が他方向よりも良い形状、例え
ばガラス繊維のような形状をもつた粉体が好まし
い。
又光拡散要素を練り込む樹脂としては、塩化ビ
ニール、セルロースアセテート、ポリエチレン、
テレフタレート、変性アクリル、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン等を用いる
ことができる。
以上の如き光拡散要素を樹脂に練り込んで形成
された光拡散性フイルムは第2図の如くして透明
基材にラミネートされ、一方向の光拡散性が大き
く、他の一方向には揮度の高い透過型スクリーン
が作成される。
第2図に於いて、10は押出機12より押出さ
れてくる透明基材であり、13は光拡散性フイル
ムである。これら透明基材10と光拡散性フイル
ム13とが3本の圧着ロール14によりラミネー
トされ、引取りロール15によつて引取られてス
クリーンとされる。また、16は延伸機であり、
光拡散性フイルム13を圧着ロール14に供給す
る際にフイルム13を当該供給方向に所定の引張
力で引張るものである。
延伸の最終的な度合は引張力の他押出されてく
る樹脂10の熱及び圧着ロール14の熱の利用に
よつて決定される。
ここで、延伸の度合とスクリーンの性質とは相
関関係にあり、例えば第3図の如く延伸機でのフ
イルムの引張力を上げればスクリーンの中心輝度
(明るさ)が向上し、反面画角(View Angle)
が狭くなる。この関係は上記樹脂の温度、圧着ロ
ールの温度等によつても多少変わるが、この場合
は樹脂の押出温230℃、圧着ロールの温度は80℃
に設定している。
従つて、要求されるスクリーンの特性に応じ
て、−例えば明るさの優れたものとするかあるい
は画角が広いものとするかに応じて−引張力を下
げたりあるいは上げたりする調整を延伸機に対し
て行なえばよい。
以上のようにして所定の設計に応じた光拡散性
及び輝度の透過型スクリーンを得ることができ
る。なお、第4図は透明基材としてレンチキユラ
ーシート1を用いたものと示すものであつて、こ
れによるとレンチキユラーレンズ効果を更に向上
させることができる。更には拡散フイルムをその
製造時に延伸させた物を用いるとレンチキユラー
効果を更に向上させることができる。これは圧着
ロール14をレンチキユラー金型とすることによ
つてなされる。
なお、レンチキユラーレンズに代えてリニア又
は球面フレネルレンズを設けることもできる。ま
た透明基材としてはポリ塩化ビニール樹脂、
ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル、
ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリプロ
ピレン、ポリアシド等を用いるが、その加工性、
透明性等の点からポリ塩化ビニール系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン系
樹脂を用いるのが好ましい。
又透過型スクリーンに必要な要素としては、光
の透過性、拡散性の他にコントラスト、表面強度
等があるが、コントラスト向上のため、第1図お
よび第4図の如く光拡散性フイルム2の上に光吸
収層3を設け又表面強度向上のために表面保護層
4を設けるのが望ましい。
この光吸収層3は各種無機あるいは有機着色顔
料、染料を含む有機樹脂層である。なお、これら
染料、着色顔料はスクリーンの用途に応じ任意の
色を選ぶことが可能であるが、灰色系統の着色は
明室でのコントラスト向上を図る上で有効であ
り、とくに異色顔料、染料の使用は望ましいが着
色顔料がカーボンブラツクであると、耐光性等の
諸物性の良好なものがえられ、異色染料がオイル
異色染料であると明暗自由の色がえられる。
次に表面保護層4は光拡散層、光吸収層を保護
するためのものであり、とくに要求される性能と
しては表面硬度、耐摩擦性、耐薬品性等があげら
れる。
このような樹脂層としては例えばアクリル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、フツ素樹脂等の熱可
塑性樹脂及びポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂を用いることができ、あるいは又
これら樹脂の紫外線あるいは電子線硬化タイプの
樹脂を用いることができる。
これら層3,4はインキ状態のものをコーテイ
ング又は印刷等によつて層2の上に積重ねてもよ
いし、フイルム状態としてラミネートにより形成
してもよい。
実施例 変性アクリル樹脂サンデユレン(鐘淵化学工業
(株)製)100部に、ガラス繊維粉(セントラル製
EGP−200)20部を加え、カレンダー製膜法によ
り厚さ150μにフイルム化した。こうして作成し
た光拡散性フイルムに対し藤倉化成(株)製
Acrybase LH−200/Hに対しカーボンブラツク
0.1部添加したものをグラビアコーテイングする
ことにより光吸収層及び表面保護層を兼ね具えた
層を形成し、多機能を有する拡散フイルムを作製
した。次いで第2図に示す装置により該拡散フイ
ルムを1.5倍に延伸し、具体的には20Kg/cmの引
張り力を延伸機16によりフイルムを与えて引き
伸し、圧着ロール14にて、押出されてきた
(230℃の)アクリル樹脂10に圧着ラミネート成
形した。
これにより一方向に光拡散性が広く、他一方向
に映像輝度の高いレンチキユラーレンズ効果を有
し、かつ拡散性、光吸収層、表面硬度の良好な平
板型透過スクリーンを得た。
以上のように本発明の製法によれば、光拡散要
素を含む、光拡散性フイルムを延伸しながら、押
出機から押出されてくる透明基材にラミネートす
るので、延伸により光拡散要素が一軸方向に線状
に配列されることになり、従つて光拡散性フイル
ム自体にレンチキユラーレンズ効果を付与し、レ
ンチキユラーシートを用いなくとも横方向すなわ
ち、光拡散要素の配向方向と平行な方向の光拡散
性が広く、縦方向すなわち、光拡散要素の配向方
法と直交する方向には映像輝度の高いスクリーン
をうることができるという特徴を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の係る製法により作られたスク
リーンの一例の斜視図である。第2図は本発明に
係る製法を実施するための装置の説明図である。
第3図は引張力とスクリーン特性との関係グラフ
である。第4図は本発明に係る製法によつて作ら
れるスクリーンの他の例の斜視図である。 1,10……透明基材、2,13……光拡散性
フイルム、12……押出機、14……圧着ロー
ル、16……延伸機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光拡散性フイルムを透明基材の上に積層して
    なる透過型スクリーンを製造する方法において、
    あらかじめ光拡散剤を練込んだ光拡散性フイルム
    を一軸方向に延伸させると共に、光拡散剤を延伸
    方向に配向させた後、上記透明基材を押出機から
    押し出し上記光拡散性フイルムを連続走行させな
    がらこれらのラミネートを行うことを特徴とする
    透過型スクリーンの製法。 2 前記光拡散性フイルムの上に光吸収層又は表
    面保護層等他の層を設ける特許請求の範囲第1項
    記載の透過型スクリーンの製法。
JP6687280A 1980-05-20 1980-05-20 Manufacture of transmission type screen Granted JPS56162619A (en)

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JP6687280A JPS56162619A (en) 1980-05-20 1980-05-20 Manufacture of transmission type screen

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JPS56162619A JPS56162619A (en) 1981-12-14
JPS6357225B2 true JPS6357225B2 (ja) 1988-11-10

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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59143618A (ja) * 1983-02-04 1984-08-17 Mitsubishi Rayon Co Ltd 透過型スクリ−ンの製造方法
JPH01155037U (ja) * 1988-04-04 1989-10-25
JPH01302339A (ja) * 1988-05-31 1989-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 透過型スクリーンとその製造方法とその透過型スクリーンを用いた投写型画像表示装置
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KR20020051181A (ko) * 2000-12-22 2002-06-28 (주)빛과함께 투과형 양면 투사 스크린 및 그 제조방법
JP4341334B2 (ja) * 2003-07-29 2009-10-07 凸版印刷株式会社 透過型スクリーン用前面板

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