JPS6357018A - 電気コ−ヒ−沸し器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コーヒー等の抽出を行う電気コーヒー沸し器
に関するものである。

従来の技術 従来この種の電気コーヒー沸し器は、例えば実公昭６０
−３８４２７号公報に示されるように、第２図のような
構成になっていた。

すなわち、水を収容する水タンク１の下部に逆止弁２を
配設し、かつこの逆上弁２は加熱パイプ３の一端と連結
し、さらに加熱パイプ３はヒーター４とともにアルミニ
ウムダイキャストで作られたヒーターボディ５に埋設さ
れている。また前記加熱パイプ３の他端は昇水バイブロ
に接続され、かつコーヒー粉を収容するコーヒーバスケ
ット７の上方で吐出口８を形成している。さらにコーヒ
ーバスケット７の下部にはコーヒー液を溜めるコーヒー
受け器９が前記ヒーターボディ５の上に保温プレー）１
０を介して載置されてｂる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この：うな構造のものでに、水タンク１
の水は加熱パイプ３内でヒーター４によって加熱されて
部分的に沸騰膨張するもので、逆止弁”２の作用で熱湯
は昇水バイブロを通って吐出口９よジコーヒーバスケッ
ト７のコーヒー粉に注がれ、そしてコーヒー受け器９に
貯えられて保温プレート１０で保温されるよってなって
いるが、美味し−コーヒー液を得るためには、約３分か
ら５分程度の醸造時間で抽出することにより、コーヒー
粉の不良質成分を少なくする必要があり、この場合、上
記構造では５力ツプ程度でも６〜８分程度かかり、そし
て１０カツプの大容量のものでは１２〜１４分かかつて
い友。これに対応するため、前記ヒーター４の消費電力
を上げ念ものがあるが、この場合、ヒーター４のワット
密度が大きすぎて耐久性に問題があるだけでなく、前記
加熱パイプ３の温度が上昇し、そみて加熱パイプ３内の
水が全体にわたって沸騰するため、蒸気の発生が異常に
増大することになり、その結果、逆止弁２の作用がスム
ーズに行なわれないため、水タンク１の水が加熱パイプ
３に供給されず、特に残り２〜３力ツプ時のように水圧
が低い時には給湯がほとんど停止状態となって蒸気吐出
のみとなる現象が発生し、その結果、美味しいコーヒー
液は得られず、時間だけがかかる効率の悪いものであっ
た。

本発明はこのような問題点を解決するもので、理想的な
短時間抽出が行なえ、かつ高ワツト、大カップにおいて
もスムーズな給湯が行なえ、さらには耐久性の向上がは
かれる電気コーヒー沸し器を提供することを目的とする
ものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する之めに本発明は、加熱パイプを２
個設け、この、２個の加熱パイプにそれぞれ連結される
２個の昇水管のうち、一方の昇水管をコーヒーバスケッ
トに臨ませ、かつ他方の昇水管を吸気弁を有する密封可
能な水タンクに接続したものである。

作　　用 上記構成によれば、２個の加熱パイプで水タンクの水が
ヒータ一部分に供給されるため、この部分が異常な高温
になるのを未然に防止することができ、その結果、過度
の蒸気噴出を防ぐことができるとともに耐久性を向上さ
せることができ、また水タンクに接続し友昇水管によっ
て熱湯と蒸気を水タンクに送り込むことができ、これに
より、水タンクの内圧を上昇させることができるため、
水位が低い場合でもスムーズに短時間で給湯することが
でき、したがって高ワツト、大容量のものにおいても理
想的なおいしいコーヒーを得ることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図にもとづいて説明する
。図において、１１は上方が開口した水タンクで、この
水タンク１１は底部に排出口Ａ１２と排出口Ｂ１２を備
え、かつこれらにはそれぞれ逆止弁１４を設けている。

１６は水タンク１１の上方開口部全密封可能に覆うタン
ク蓋で、このタンク蓋１５は天面に水タンク１１側にの
み空気を流入させる吸気弁１６を配設している。１７は
ヒーターボディで、このヒーターボディ１７はアルミニ
ウムダイキャスト等の熱伝導性の良いもので作られてお
り、かつＵ字型のヒーター１８の両側面にドリップ加熱
パイプ１９と循環加熱パイプ２ｏを一体に成形している
。前記循環加熱パイプ２ｏの一端は排出口ＡＩ２に連結
管Ａ２１で接続され、かつ他端は昇水管Ａ２２によって
前記水タンク１１に最大水位より上の位置で接続されて
いる。またドリップ加熱パイプ１９の一端は前記排出口
Ａ１２より低い位置にある排出口Ｂ１３に連結管Ｂ２３
によって接続され、かつ他端は昇水管Ｂ２４と接続され
ている。前記ヒーターボディ１７は保温プレート２６と
ヒーターパツキン２６を介してフェノール樹脂等の耐熱
性にすぐれた材料で作られた基台２６に固定されている
。２８は内部にヒーター粉等の破抽出物を収納して抽出
を行なうコーヒーバスケットで、コーヒー受’ｒｊ　Ｆ
ｒ　２９の上に支持されている。このコーヒー受ケ器２
９は前記保温プレート２５の上に載置されるようになっ
ている。３０は前記昇水管Ｂ２４に接続した吐出口で、
この吐出口３０は前記コーヒーバスケット２８の上方（
（開口している。３１はコーヒー受け器２９の把手、３
２は前記ヒーターボディ１７の温度を制御するサーモス
タット、３３は基台２７の裏面金覆う裏板である。

上記構成において、次にその作用全説明する。

水タンク１１に所望量の水を入れ、タンク蓋１５を閉じ
ることにより、吸気弁１６以外は密封とする。コーヒー
受け器２９の上に所望量のコーヒー粉を収納したコーヒ
ーバスケット２８を載置して保温プレート２５の上に置
く。水タンク１１に貯えられた水は排水口Ａ１１．排水
口Ｂ１２を通り、かつドリップ加熱パイプ１９と循環加
熱ノ（イブ２０を通って昇水管Ａ２２と昇水管Ｂ２４に
流れ込み、水タンク１１の水位と同水位まで水が上昇す
る。ヒーター１日に通電すると、ヒーターボディ１７は
加熱されてヒーター１８の両側に位置する加熱パイプ１
９．２０ｆｌ効率的に加熱される。

この場合、従来よりも加熱パイプ１９　、２０内に供給
される水量が多いため、熱交換は多く行なわれることに
なり、その結果、ヒーター１８の温度は低くなって耐久
性が著しく向上する。前記加熱パイプ１９　、２０内の
水は加熱されることによって部分的に沸騰膨張し、逆と
弁１４の作用によって昇水管Ａ２２と昇水管Ｂ２４ｉ上
外する。そして熱湯が吐出されると逆上弁１４より水タ
ンク１１の水が流入し、加熱パイプ１９　、２０内で再
度沸騰膨張するが、従来のように加熱パイプが１本のも
のでは、短時間抽出全行なうために、ヒーター４のワッ
ト数を上げると、熱交換が不十分であるため、ヒーター
４が高温になって耐久性が悪いものとなり、また熱交換
が増大するように単に加熱パイプの径を大きくしたもの
では、部分的に沸騰して発生した蒸気が加熱パイプ内で
連結してしまって蒸気吐出となり、その結果、スムーズ
な給湯ができなかったり、さらには局部的に蒸気発生を
行なわせることができても押し出される水が温度の低い
ものとなって理想的な給湯ができなかったが本発明の一
実施例のように、２個の加熱パイプ１９　、２０全加熱
するようにすれば、ヒーターボディ１７の温度は、ヒー
ター１８を高ワツトにしても高温になることはなく、し
たがって加熱パイプ１９．２０内の水も理想的に沸騰膨
張して円滑な給湯ができる。

また排水口Ｂ１３より流入し之水はドリップ加熱パイプ
１９で加熱され、かつ逆上弁１４の作用で昇水管Ｂ２４
’ｉ上昇して吐出口３０より滴下さし、かつコーヒーバ
スケット２８のコーヒー粉ニ注がれ、コーヒー成分を抽
出してコーヒー受け器２９に収容される。一方、排水口
Ａ１２より流入した水は循環加熱パイプ２ｏで加熱され
、外水管Ａ２２’ｉ通って水タンク１１に戻される。そ
して昇水管Ａ２２によって水タンク１１に戻った熱湯と
蒸気は、給湯が進行するに従って、水タンク１１の内圧
を高めようとし、吸気弁１６より排出される空気が一定
量を超えると吸気弁１６は閉塞され、そして水タンク１
１の内圧が上昇することになる。

そして水タンク１１の水位が低くて加熱パイプへの給水
がスムーズにできない場合でも、水タンク１１内には水
圧が付加されるため、ドリップ加熱パイプ１９に水タン
ク１１の水が供給され、吐出口２ｏより理想的な短時間
給湯が可能となる。水タンク１１の水が無くなると、ヒ
ーターボデ４７の温度が上昇するため、サーモスタンド
３２によって一定の温度に制御し、保温プレート２５上
のコーヒー受け器２９のコーヒー液を一定の温度に保温
する。

また、通常、水タンク１１の底面は、加熱パイプへの供
給がスムーズにできるように高い位置（て設定する方法
がとられており、これにおいては、器体全体が背の高い
もの、あるいは横に太きいものとなってしまうが、水タ
ンク１１に内圧を加えて円滑に水全供給するため、水タ
ンク１１の底面位置は低く設定可能であり、これにより
、コンパクトな器体全得ることができる。

なお、上記実施例においては、１つのヒーターボディ１
１に１個のヒーター１８と２個の加熱パイプを埋設した
ものについて説明したが、特にこれに限定されるもので
はなく、要旨を逸脱しｆｘ！／″１範囲で変更し得るも
のである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、加熱パイプ全２個設け、
この２＠の加熱パイプにそれぞれ連結される２個の井水
管のうち、一方の昇水管全コーヒーバスケノ）に臨ませ
、かつ他方の昇水管全吸気弁を有する密封可能な水タン
クに接続しているため、加熱パイプでの熱交換を効率的
に、かつ円滑に実施することができ、その結果、ヒータ
ーの高温化を防止して耐久性を向上させることができ、
・　また水タンクに戻す熱湯、蒸気によって水タンク内
の内圧を上げることができるため、加熱パイプに円滑的
に水を供給することができ、したがってヒーターワット
数の高さ、水タンク内の水位の低さにかかわらず理想的
な短時間給湯を実現することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１面は本発明の一実施例を示す電気コーヒー沸し器の
縦断面図、第２図は従来の電気コーヒー沸し器を示す縦
断面図である。 １１・・・・・・水タンク、１４・・・・・・逆止弁、
１６・・・・・・吸気弁、１８・・・・・・ヒーター、
１９　、２０・・・・・・加熱パイプ、２１．２３・・
・・・・連結管、２２．２４・・・・・・昇水管、２８
・・・・・・コーヒーバスケラ）、２９・・・・・コー
ヒー受け器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水を収容し、かつ密封可能な水タンクと、加熱パイプを
   加熱するヒーターと、この加熱パイプの吸水端と水タン
   クの底部を逆止弁を介して連結する連結管と、前記加熱
   パイプの排水端と連結され、かつ熱湯を上昇させる昇水
   管と、内部にコーヒー粉を収納するコーヒーバスケット
   と、このコーヒーバスケットの下方に配設されたコーヒ
   ー受け器とを備え、前記加熱パイプを２個設け、この２
   個の加熱パイプにそれぞれ連結される２個の昇水管のう
   ち、一方の昇水管を前記コーヒーバスケットに臨ませ、
   かつ他方の昇水管を吸気弁を有する水タンクに接続した
   ことを特徴とする電気コーヒー沸し器。