JPS63557A - タイルカ−ペツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、タイルカーペット、更に詳しくは、パイル
層の下面に設けた裏打層を多孔構造とし、平面的な収縮
性の付与により、敷設後における継目部分の仕上りが良
好となるようにしたタイルカーペットに関するものであ
る。

〔従来の技術と問題点〕

タイルカーペットは、タイル原反から所定の大きさ及び
形状に切断することにより形成されており、＄２図に示
すように、基布１上にループ２やカットパイル等を植設
したパイル層３の下面に所望厚みの裏打層４を設けた断
面構造になっている。

上記裏打層４は、敷設時；こ安定性上重量感、弾性等を
付与すると共に、パイル層３のループ２やカットパイル
が抜けるのを防止する役目を果しており、通常裏打層４
７ｉ、塩化ビニル樹脂や合成ゴム等の材料を用いて半硬
質に形成されている。

ところで、タイルカーペットは、その敷設時及び敷設後
において、隣接するカーペットとの継目部分をいかに目
立たなくすることができるかきいうことで製品の良否が
決まるといっても過言てはなく、従って、タイルカーペ
ットで一枚物の力、−ペットと同様の敷設状態を得るこ
とができるための研究がなされている。

即ち、タイルカーペットを単に並べて敷設した場合、温
度変化による裏打層の伸縮により、浮上りが生じたり継
目部分に隙間が生じることになり、特に収縮により継目
部分が目立つことになる。

また、タイルカーペットは、カーペット原反からの切断
時において、ループやカットパイルが切除されたり、ル
ープの根元から離れた位置で切断することがあるため、
周縁部分のパイル密度が粗くなる場合があり、このため
、敷設時に継目部分が目立つという問題が生じる。

上記のような継目部分が目立つという問題を解決する手
段としては、敷設時に裏打層を平面的に圧縮状態とし、
収縮分だけ周囲のループ密度を密にすることが有効であ
るが、従来のタイルカーペットは前述したように、裏打
層に塩化ビニル樹脂や合成ゴム等の半硬質材料を用いる
のが一般的であるため、平面的な収縮性にとぼしく、継
目部分の目立ちを有効に解消することができないもので
ある。

この発明は、上記のような問題を解決するため（こなさ
れたものであり、裏打層の平面的な収縮性を向上させ、
敷設状態において継目部分のループ密度を向上させて目
立たなくすることができるタイルカーペットを提供する
ことが目的である。

〔問題点を解決するための手段〕

上記のような問題点を解決するため、この発明は、パイ
ル層の下面に裏打層を設けたタイルカーペットにおいて
、裏打層を多孔構造に形成した構造としたものである。

〔作用〕

タイルカーペットにおける裏打層を多孔構造としたので
、裏打層の収縮性が向上し、敷設時に裏打層を平面的な
収縮状態にすることにより、周縁部分のループ密度が密
になり、継目部分が目立たなくなる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基ついて説明する
。

図示のように、カーペット原反から切出されたタイルカ
ーペラｌ−Ａは、パイル層３の下面に設ケた裏打層４が
塩化ビニル樹脂や合成ゴム等を用い、所望厚みの多孔構
造（こ形成されている。

・上記裏打層４に採用する多孔構造は、発泡剤の混合に
よる発泡手段と、機械的な穿孔の方法が採用できる。

前者の発泡手段は、裏打層の材料中に発泡剤を混合し、
全体を発泡させることにより収縮性を付与してもよいが
、タイルカーペットの周縁部に該当する位置において、
部分的に発泡させ、タイルカーペットの周縁部分の収縮
性を向上させるようにしてもよい。

後者の機械的な穿孔は、図示のように、裏打層４の裏面
に小針やドリルを用いて小孔５群を設けることによって
行なうものであり、収縮性の向上を図るため、側面から
横方向にも小孔５ａを穿設してもよい。

裏面から設ける小孔５は、第２図に示す如く、ループ２
の根元に接する程度の深さとし、ループ２を切断するこ
とがないようにすると共に、例えば周縁に沿ってｌ　Ｑ
　ｍｍ幅の範囲内に０．１〜０．５ｍｍ径の小孔を穿設
するものである。

なお、小針による穿孔は、裏打層材料の逃げにより裏打
層にふくれが生じるので、穿孔後にふくれた部分を削り
取るか、予め裏打層の周縁部を周縁に向けて下るように
薄肉厚とし、ふくれの発生を吸収し得るようにしておく
のが好ましい。

こ）発明のタイルカーペットは上記のような構成であり
、裏打層４が強度の優れた半硬質材料で形成されている
にもかかわらず、多孔構造によって平面方向の収縮性が
向上し、床面への敷設時において、平面的に収縮させ、
周縁部が互に圧接する状態で敷設する。

裏打層４の平面的な収縮により、特に周縁部分における
ループ密度が密になり、隣接するタイルカーペットとの
継目が目立たなくなる。

また、温度変化による裏打層４の伸縮は、自身の伸縮性
によって吸収することができる。特に収縮に対しては、
圧縮状態での敷設によって有効に吸収できる。

〔効果〕

以上のように、この発明によると、タイルカーペットの
裏打層を多孔構造としたので、裏打層の平面方向への収
縮性が向上し、収縮状態での敷設により表面のループ密
度を密にすることができ、継目部分のループ密度向上に
よって継目を目立たなくすることか可能になり、−枚物
と同様の敷設仕上りが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るタイルカーペットの斜視図、第
２図は同上要部を拡大した縦断面図である。 １は基布、２はループ、３はパイル層、４は裏打層、５
，５ａは小孔。 特許出願人　　　　忠　見　清　− 同　　代理人　　　　　　鎌　　１）　文　　二第１図 す 第２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）パイル層の下面に裏打層を設けたタイルカーペッ
   トにおいて、裏打層を多孔構造に形成したことを特徴と
   するタイルカーペット。
2. （２）多孔構造が、裏打層の周縁に沿つて帯状に設けら
   れている特許請求の範囲第１項に記載のタイルカーペッ
   ト。
3. （３）多孔構造が、裏打層に対して穿設した多数の小孔
   群によつて形成されている特許請求の範囲第１項又は第
   ２項の何れかに記載のタイルカーペット。
4. （４）多孔構造が、ゴムや合成樹脂で形成された裏打層
   を部分的に発泡させることによつて形成されている特許
   請求の範囲第２項に記載のタイルカーペット。