JPS6355446A - 放射線透過写真の自動判別方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は放射線透過写真の自動判別方法に関する。

〔従来の技術〕

一般に放射線透過試験は主としてボイラ、圧力容器等の
溶接構造物の溶接欠陥あるいは鋼材等の内部欠陥の有無
を検査する目的で行われ、例えば溶接部をＸ線ｍ影した
写真フィルム（放射線透過写真）から欠陥の有無、欠陥
の種類及び欠陥の大きさ等を調べる方法である。ところ
で、放射線透過写真から欠陥の有無、欠陥の種類及び欠
陥の大きさ等を調べるには、従来、検査員が目視により
行われ、放射線透過写真に現われる濃淡像から欠陥の判
別を行っている。ところが、このような検査員による目
視検査は通常暗室内で行われるため作業性が極めて悪く
、また濃淡像から欠陥を判別するには検査員の経験と勘
を必要とするため検査能率が悪いという欠点があった。

そこで、上記の欠点を解消するために放射線透過写真か
ら欠陥の有無、欠陥の種類及び欠陥の大きさ等を自動的
に判別する方法が特開昭６０−２５０２３６号公報にお
いて提案されている。この方法は、放射線透過写真を透
過した透過光を画像入力用テレビカメラで撮影し、同カ
メラより得られる映像信号を画像処理装置に入力して欠
陥の判別を行うものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記の方法では放射線透過写真に濃度の
バラツキがあるため画像処理装置に入力される入力画像
の明るさが放射線透過写真により一定でなく、放射線透
過写真により欠陥判別に難易さが生じるという問題があ
った。

本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、その目的は放射線透過写真によらず常に正確な欠
陥判別を行うことができる放射線透過写真の自動判別方
法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために本発明は、画像処理装置に
入力される入力画像の輝度レベルを計測し、入力画像の
最高値が最大ピット数となるように透過用光源の光量を
調整するようにしたことを特徴とするものである。

〔作　　用〕

本発明では、入力画像の最高値が最大ビット数となるよ
うに透過用光源の光量を調整することにより常に一定レ
ベルの入力画像を画像処理装置に供給できる。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。

第１図乃至第３図は本発明に適用される放射線透過写真
自動判別装置の構成を示すもので、第１図は正面図、第
２図は第１図のＩＩ−Ｕ断面図、第３図は一部切欠き側
面図である。第１図乃至第３図において、１は放射線透
過写真（以下透過写真と略す）、２は光源ボックス、３
は画像入力用テレビカメラ、４は透過写真供給装置、５
は光源ボックス移動装置である。上記透過写真供給装置
４は第１図および第２図に示すように透過写真収納箱６
．写真量は板７．上下移動金具８．上下移動用モータ９
．吸引パッド１０．水平移動金具１１゜水平移動用モー
タ１２等より構成されている。ここで、上下移動金具８
は上下移動用モータ９の回転軸に連結されたネジ棒１３
の回転によりガイド軸１４ａ、１４ｂに沿って上下動し
、透過写真収納箱６内に収容された多数枚の透過写真１
を写真量は板７で押し上げる構造となっている。また、
水平移動金具１１は水平移動用モータ１２の回転軸に連
結されたネジ棒１５の回転によりガイド軸１５ａ、ｉ６
ｂに沿って水平移動し、透過写真収納箱６の上方に位置
する吸引パッド１０を光源ボックス２の上方位置へ移動
させる構造となっている。そして、上記吸引パッド１０
は吸引管１７を通じて図示しない吸引装置により透過写
真収納箱６内の透過写真１を１枚ずつ吸着保持するよう
になっている。

一方、前記画像入力用テレビカメラ３は第３図に示すよ
うに光源ボックス２の後方に設けられた支柱１８に固定
金具１９を介して昇降可能に取付けられている。そして
、支柱１８内にはネジ棒２０が回転可能に設けられ、こ
のネジ棒２０をカメラ昇降用モータ２１で回転させて画
像入力用テレビカメラ３の上下位ばを調整するようにな
っている。なお、図中２２は遮光マスク、２３は架台で
ある。

このような透過写真自動判別装置を用いて透過写真の判
別を行う場合は、先ず多数の透過写真１を透過写真収納
箱６内にセットし、上下移動用モータ９を駆動してネジ
棒１３を正回転させる。ネジ棒１３が正回転すると上下
移動金具８が上昇し、上下移動金具８の上昇に伴い写真
量は板７が上昇する。これにより透過写真収納箱６内の
透過写真１は写真量は板７によって押し上げられ、透過
写真収納箱６内の最上位にある透過写真１が吸引バンド
１０の下面に接触する。このように吸引パッド１ｏに透
過写真１が接触したならば上下移動用モータ９を停止し
、その後吸引バッド１０に透過写真１が接触した状態で
吸引パッド１０内の空気を吸引管１７を通じて真空ポン
プ等の吸引装置で吸引する。これにより透過写真収納箱
６内の最上位にある透過写真１は吸引パッド１０の下面
に吸着保持される。

次に透過写真１を吸着保持した吸引パッド１０を水平移
動させるわけであるが、その前に再び上下移動用モータ
９を駆動してネジ棒１３を逆回転させ、透過写真収納箱
６内の透過写真１を吸引バ６一 ラド１０の水平移動に支障のない位置まで下降させる。

その後、水平移動用モータ１２を駆動して吸引バンド１
０を水平移動金具１１により透過、写真収納箱６の上方
位置から光源ボックス２の上方位置へ水平移動させる。

そして、吸引装置を停止すると透過写真１は光源ボック
ス２の所定位置にセットされる。

このように透過写真１を光源ボックス２の上面にセット
したならば、第４図に示すように光源ボックス２内の光
源から透過写真１を透過した透過光を画像入力用テレビ
カメラ３で撮影し、同カメラ３より得られる映像信号を
Ａ／Ｄ変換器３１でディジタル画像化する。そして、Ａ
／Ｄ変換器３１でディジタル画像化されたデータを画像
フレームメモリ３２に記憶し、さらにインターフェイス
３３を介して画像処理用コンピュータ３４に入力する。

このようにインターフェイス３３を介して入力された画
像データは画像処理用コンピュータ３４で欠陥の判別処
理が行われるわけであるが、本実施例では欠陥判別を行
う前に画像処理用コンピュータ３４に入力された入力画
像が欠陥判別するのに適しているか否かの光量計測及び
最適化処理を行う。

先ず、光源ボックス２の光量を最低レベルにしておき、
画像処理用コンピュータ３４に入力される入力画像の輝
度レベルを計測する。そして、入力画像の最高値が例え
ばＡ／Ｄ変換器３１のダイナミックレンジ（例えば８ｂ
　ｉ　ｔ）いっばいに入るまで光源ボックス２の光量を
光量調節装置３５によって第５図の如くステップ状に増
加させる。

なお、光源ボックス２の光量をステップ状に増加させる
には例えば光源ボックス２の最大出力と最小出力との間
を２５６に分割すればよい。また、光源ボックス２の光
−が最大になっても最適でない場合は画像入力用テレビ
カメラ３の絞りを調整する。

このように画像処理用コンピュータ３４に入力される入
力画像の最高値が最大ビット数となるように光源ボック
ス２の光量を調整することにより透過写真濃度に関係な
く常に一部レベルの入力画像を画像処理用コンピュータ
３４に供給できるので、より正確な判別が可能となる。

なお、光量の最適量決定には領域を予め指定しておくと
か、入力画像の全体の平均及び分散等を求めることによ
り欠陥の判別精度をさらに向上させることができる。

〔発明の効果〕。

以上のように本発明による放射線透過写真の自動判別方
法によれば、画像処理装置に入力される入力画像の輝度
レベルを計測し、入力画像の最高値が最大ピット数とな
るように透過用光源の光量を調整するようにしたので、
放射線透過写真によらず常に正確な欠陥判別を行うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明を適用した放射線透過写真自
動判別装置の構成を示し、第１図は正面図、第２図は第
１図の■−■断面図、第３図は一部切欠き側面図、第４
図は同装置の画像処理システムを示すブロック図、第５
図は光量をステップ状に増加させる場合の光−とステッ
プ数との関係を示す線図である。 １・・・透過写真、２・・・光源ボックス、３・・・画
像入力テレビカメラ、３１・・・Ａ／Ｄ変換器、３２・
・・画像フレームメモリ、３４・・・画像処理用コンピ
ュータ、３５・・・光ｇｋｍ節装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 放射線透過写真を透過した透過光を画像入力用テレビカ
   メラで撮影し、同カメラより得られる映像信号を画像処
   理装置に入力して放射線透過写真の検査結果を自動判定
   する放射線透過写真の自動判別方法において、前記画像
   処理装置に入力される入力画像の輝度レベルを計測し、
   入力画像の最高値が最大ビット数となるように透過用光
   源の光量を調整するようにしたことを特徴とする放射線
   透過写真の自動判別方法。