JPS6355346B2 - - Google Patents

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JPS6355346B2
JPS6355346B2 JP23807183A JP23807183A JPS6355346B2 JP S6355346 B2 JPS6355346 B2 JP S6355346B2 JP 23807183 A JP23807183 A JP 23807183A JP 23807183 A JP23807183 A JP 23807183A JP S6355346 B2 JPS6355346 B2 JP S6355346B2
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Sarooru Gii
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【発明の詳細な説明】 本発明は、運動障害を受けた上肢を肩の運動筋
肉から来るエネルギーによつて動かすことを可能
とする上肢用外装具に関する。
本発明の目的は、上肢の関節を圧縮すると共に
上肢各部の重量を動力学的に打消して上肢各部分
の降下速度及び降下距離の調節を可能とし、随意
の上肢の運動を回復させることにある。
従来技術によれば上肢に対し3種類の矯正装具
が提案されている。第1の種類はたとえば電動機
又は人工膨脹筋肉のような患者が制御する原動機
によつて相対的位置を移動させることのできる殻
内に上肢を納めるものであり、第2の種類は剛性
の枠で上肢を定めた位置に支持するものであり、
第3の種類はピンにより複数の点で枢動可能とし
た外部剛性構造により上肢を支持するものであ
る。いずれの種類であつても、原動機によるか又
は他の肢によるか、外部からの作用によつてのみ
その上肢の運動を制御できる。またいずれの種類
であつても、その上肢は全体的にその機能を代行
されており、また関節はあつてもその可動範囲は
本来生理学的に許容される範囲と比べてはるかに
制限されている。
本発明は肩部運動筋肉を動作させることにより
外部からの作用でなく患者自身の力で動かすこと
のできるそして各関節を生理学的に許容される範
囲と同等の範囲で動かすことのできる外装具、す
なわち、肩の運動により上腕部から手指までを動
作させる1連の作用が得られる外装具を提供す
る。
従つて本発明は、運動障害を受けた片方または
両方の上肢を運動させるための外装具であつて、 (イ) 肩甲上部を覆う第1の殻と、三角筋部を覆い
上腕上部部分に固定される第2の殻と、肩甲部
を覆う第3の殻とから成る3個の半剛性の殻
を、相互に伸縮性材料により接合すると共に、
第1の殻と第2の殻との間及び第3の殻と第2
の殻との間を引張部片により連結して、肩を前
後方向に動かすときの第1の殻及び第3の殻の
変位を第2の殻に上腕の上下運動方向の変位と
して伝達するように成した肩装具と、 (ロ) 第1の殻及び第3の殻各各と腰部との間を緊
張状態に保持し、肩の前後方向移動時に第1の
殻及び第3の殻を腰部に対して支持する、肩装
具固定装置と、 (ハ) 上腕部下部部分に固定される半剛性の第4の
殻と、前腕部上部部分に固定される半剛性の第
5の殻と、前腕部下部部分に固定される半剛性
の第6の殻と、手背部に固定される半剛性の第
7の殻と、第4の殻と第5の殻とをひじ内側で
連結する引張部片と、第6の殻と第7の殻とを
手首外側で連結する引張部片と、第2の殻と第
4の殻とを上腕部外側で連結するたわみ性の上
腕部ばねレバーと、第5の殻と第7の殻とを尺
骨と前腕内側との間で連結するたわみ性の前腕
部ばねレバーと、を含む上腕及び手部支持手段
と、 をもつ前記外装具に係わる。
以下本発明外装具の実施例を添付図面について
詳細に説明する。
本外装具は肩装具及び肩装具固定装置により構
成した肩部支持手段を含んで成る。
肩装具は成形プラスチツク材から成る半剛性の
3個の殻すなわち肩甲上部殻[以下、第1の殻と
称することがある]、三角筋部殻[以下、第2の
殻と称することがある]及び肩甲部殻[以下、第
3の殻と称することがある]を含んで成る。第1
の殻1は胸筋の上部すみ部付近から僧帽筋の上縁
部付近を覆う。第2の殻は肩先端三角筋部を鎖骨
から僧帽筋付近まで覆う。第3の殻3は肩甲骨付
近を覆う。これら3個の殻1,2,3は各各の相
対運動ができるような距離をおいて、ゴムバンド
により相互に連結してある。これ等の殻の形状は
装着する患者に合わせる。
第2の殻2はバンド4により上部上腕部の周囲
に固定する。第2の殻2とバンド4との接合はた
とえばベルクロ(VELCRO)の商品名で知られ
ている接着性フアスナを使つて行う。第2の殻2
は引張部片5により第3の殻3に連結してある。
この引張部片5は、第2の殻2の後部上方の点と
第3の殻3のほぼ中央の肩甲棘下側付近の点とに
両端部を固定してあり、そして第3の殻3の肩甲
棘の高さで外側方からほぼ1/3の距離の位置に取
付けたプーリ6に掛けてある。
第2の殻2はさらに別の引張部片7により第1
の殻1に連結してある。この引張部片7は、第2
の殻2の上方の二頭筋結節間溝の高さの点と、第
1の殻1の肩甲棘内方の僧帽筋付着区域とに両端
部を固定してあり、そして第1の殻1の肩甲骨烏
喙突起付近に取付けたプーリ8に掛けてある。
各殻1,2間は鎖骨付近から三角筋の肩側にか
けて配置したゴムバンドにより、そして殻2,3
間は肩甲棘付近から三角筋背側にかけて配置した
ゴムバンドにより連結され、肩に対して上腕が前
後方向に各各約45゜変位可能としてある。殻1,
3間は肩甲棘上方付近に沿つて配置したゴムバン
ドにより連結してある。
肩装具固定装置は、第1の殻1及び第3の殻3
各各と腰部との間を緊張状態に保持し、肩の前後
方向移動時に第1の殻1及び第3の殻3を腰部に
対して支持するものであり、以下に述べるよう
に、腰部周囲を囲むベルト9と、外装具装着肢と
反対側の腸骨前棘付近でベルト9に連結しそして
胸骨先端の剣状突起付近まで延びるたわみ性の胸
部ばねレバー10と、胸部ばねレバー10の上端
部と第1の殻1の下方前部の鎖骨下方の位置とを
連結する伸縮性の連結部片11と、外装具装着肢
側の腸骨前棘付近でベルト9に連結しそして肩甲
骨下角付近で第3の殻3に連結した伸縮性の連結
部片12と、胸部ばねレバー10に対する連結部
片11の連結位置付近で胸部ばねレバー10に連
結しそして肩甲棘内側端部付近のわずかに下方の
位置で第3の殻3に連結した伸縮性の連結部片1
3と、を含んで成る。
ベルト9は患者の腰部周囲を囲む。ベルト9に
対し、胸部ばねレバー10及び伸縮性の連結部片
11により構成した前部結合部片を接合してあ
る。胸部ばねレバー10は本外装具を装着した肢
の反対側の腸骨前棘付近でベルト9に、そして胸
骨先端の剣状突起付近で連結部片11に連結して
ある。連結部片11は第1の殻1の下方前部の鎖
骨下方の位置に取付けてある。胸部ばねレバー1
0は厚さ0.5mm、幅25mmのXC75形と呼ばれる鋼帯
により構成してあり、その長さは患者の体格に合
わせる。胸部ばねレバー10を使わずに伸縮性の
ベルトのみで前部結合部片を構成することも可能
であるが、この場合肩甲骨の運動筋肉から障害肢
へのエネルギーの伝達に関してあまり満足が得ら
れない。
ベルト9と第3の殻3とは伸縮性の連結部片1
2により連結してある。連結位置はベルト9の外
装具装着肢側の腸骨前棘付近と、肩甲骨下角付近
とである。
胸部ばねレバー10と第3の殻3とを伸縮性の
連結部片13により連結してある。連結位置は胸
部ばねレバーに対する連結部片11の連結位置付
近と、肩甲棘の内側端部付近のわずかに下方位置
とである。連結部片13は乳頭に当らぬようにす
る。
本発明外装具は前記した肩部支持手段と協働す
る上腕及び手部支持手段を備えている。この上腕
及び手部支持手段は、以下に述べるように、上腕
部下部部分に固定される半剛性の第4の殻14
と、前腕部上部部分に固定される半剛性の第5の
殻16と、前腕部下部部分に固定される半剛性の
第6の殻23,24と、手背部に固定される半剛
性の第7の殻27,28,29と、第4の殻14
と第5の殻16とをひじ内側で連結する引張部片
21,22と、第6の殻23,24と第7の殻2
7,28,29とを手首外側で連結する引張部片
32,33と、第2の殻2と第4の殻14とを上
腕部外側で連結するたわみ性の上腕部ばねレバー
34と、第5の殻16と第7の殻27,28,2
9とを尺骨と前腕内側との間で連結するたわみ性
の前腕部ばねレバー35と、を含んで成る。
肩部支持手段について前記したように、上部上
腕部には第2の殻2がバンド4により固定してあ
る。第2の殻2は上腕の長さの約1/3にわたつて
延びている。上腕部の下部約1/3は下部上腕部殻
[以下、第4の殻と称することがある]14によ
り覆われる。第4の殻14は内側に装着用スリツ
トをもち、バンド15により固定してある。バン
ド15はバンド4と同様に伸縮性であり、第4の
殻14の上端部及び下端部に配置した2条から成
る。
前腕部上部にも第4の殻14と同様に上部前腕
部殻[以下、第5の殻と称することがある]16
が固定してある。第5の殻16も又内側に装着用
のスリツトをもち、2条の伸縮性のバンド17に
より固定される。これら第4及び第5の殻14,
16は、8mmのほぼ一定の幅のすきま18により
ひじ関節の位置で互いに隔離してある。上腕に対
して前腕を枢動できるように、第4の殻14の下
縁部は上腕骨の上顆及び滑車に各各対応する2つ
の丸みを付けた凸形部14aを持つ。2つの凸形
部14aは肘頭に対応する丸みを付けた凹形部1
4bにより互いに隔離してある。第5の殻16の
上縁部は補形的形状を持ちすきま18がほぼ一定
の幅となるようにしてある。こうしてひじ関節に
対応する枢動が可能となる。これらの殻14,1
6はすきま18の間を肘頭両側に配置した2条の
伸縮性の連結部片19,20により連結してあ
る。これらの殻14,16はさらに、前肘部の内
側及び外側に配置した2つの引張部片21,22
により相互に連結してある。
前腕部下部には、それぞれ前腕下部の橈骨付近
及び尺骨付近を覆う2つの半殻23,24により
構成した下部前腕部殻[以下、第6の殻と称する
ことがある]を配置してある。2つの半殻23,
24はみぞ25により互いに隔離され、そして上
下端部に配置した2条のバンド26により固定し
てある。第6の殻は前腕の下部約1/3にわたつて
延び、みぞ25の反対側から装着する。
手背部には3個の区分27,28,29により
構成した手背部殻[以下、第7の殻と称すること
がある]を配置してある。第1の区分27は拇指
球を覆う。第2の区分28は指の付け根まで第
2、第3及び第4の手根骨及び中手骨を覆う。第
3の区分29は小指球を覆う。これらの区分2
7,28,29は2条のバンド30,31により
固定してある。第1のバンド30は区分28,2
9の中手骨の下部付近で親指以外の手指の周囲を
囲み、第2のバンド31は区分27,28,29
の手根骨の付近で手首の周囲を囲む。各バンド3
0,31は約2cmの幅を持つ。第1のバンド30
と半殻24の下部との間には、手根骨及び中手骨
上を斜めに通り手掌部の第2指付け根に至る引張
部片33を配置してある。半殻23の下部と第1
の区分27との間には、手背部の親指付け根に至
る引張部片32を配置してある。第6の殻と第7
の殻とはゴムバンド43により連結してある。
第4ないし第7の殻14,16,23,24,
27,28,29は患者の体格に合わせて成形プ
ラスチツク材から作る。これらの殻に対するバン
ド15,17,26,30,31の接合は第2の
殻に対するバンド4の接合と同様である。
第4図に示した変型例では区分27の下端部
に、親指の付け根を輪状に囲む伸縮性のバンド2
7aとさらに取付けてある。
第5図及び第6図に示した変型例では手指各各
に手指部構造を設けてある。この場合、第1〜第
3の区分27,28,29の中手骨各各に対応す
る手指支持端部40を取付けてある。すなわち第
1の区分27には1個の、第2の区分28には3
個の、そして第3の区分29には1個の手指支持
端部40を取付けてある。手指支持端部40はい
ずれも同じ構造であり、三角形の台板40aと、
この上に直立する円筒形のピン40bと、ピン4
0bにはめた三角形の案内板40c及びカバー4
0dとから成る。案内板40cは台板40a及び
カバー40dより小さい。台板40a、案内板4
0c及びカバー40dは、たとえばピン40bに
カバー40dを圧入することにより、緊密に保持
される。台板40a及びカバー40dに対する案
内板40cの位置はピン40bのまわりの回転に
より調節でき、台板40aとカバー40dとの間
に案内板40cを緊密に締付けることにより、そ
の位置を摩擦力で保持することができる。摩擦力
を確実に得るために対向する面を粗くし又はすじ
をつける。
手指各各の中節骨付近に、わずかに円すい台形
の形状を持つ指サツク41をはめる。各指サツク
41の手指背部に前記と同じ手指支持端部40を
取付けてある。各手指の中節骨付近に位置させた
手指支持端部40と中手骨付近に位置させた手指
支持端部40との間に引張部片42を配置してあ
る。引張部片42は各手指支持端部40の案内板
42cのまわりを通りX字形に交差する。このと
き各案内板40cの向きを適当に定めることによ
り指関節に加わる圧縮応力の方向を調整すること
ができる。各引張部片42は手掌を閉じることに
対する弾性的なブレーキを構成する。
本外装具はさらに胸部ばねレバー10と同様な
鋼帯により構成した2個のばねレバーを備えてい
る。その1個は第2の殻2と第4の殻14との間
に固定した上腕部ばねレバー34である。上腕部
ばねレバー34は上腕の外側に沿い上腕骨にほぼ
平行に延びる。もう1個は第5の殻16と第7の
殻の区分29との間に固定した前腕部ばねレバー
35である。前腕部ばねレバー35は、尺骨と前
腕内側との間に沿い尺骨にほぼ平行に延びる。区
分29への固定は豆状骨の前方付近で行う。
本外装具により上肢に運動障害を持つ人がその
障害肢の若干の運動性を回復できる。
本外装具の各種ばねレバー及び引張部片は、静
止位置で前腕が上腕に対し約30゜の角度を挟み又
手首がわずかに後方に曲がる(上向き方向に約
10゜)ように調節する。親指を除く手指はわずか
に手掌の方に曲がり(下方に約15゜)、親指は外転
して握りを開いた位置にあるようにする。
患者がその肩を後方に動かし肩甲骨及び鎖骨に
より構成される肩甲骨コーンを開くと、上腕が上
昇する。従つてひじ関節に対する前腕のてこ作用
が増し、ひじ角度が開いてひじにわずかの伸展が
生ずる。引張部片21,22はこの開きを制限す
る。重量の影響により手は下方に動く傾向を示す
が、この傾向は引張部片32,33により制限さ
れる。手掌は閉じる傾向を示すがこの傾向は引張
部片42により阻止される。
患者がその肩を上方前方に動かすと、前記と反
対の運動が生ずる。上腕は後方に引かれ、ひじに
対する前腕のてこ作用は減る。引張部片21,2
2の作用により前腕がふたたび上がりひじ角度を
わずかに閉じる。手はわずかに旋回し手掌が上向
きになり指が開く。
上記した肩の運動筋肉を使つた各種の運動を組
合わせることにより本発明外装具を制御し上肢を
運動させることができる。上腕の運動は、患者が
その肩を動かすときに、生理学的関節に対する上
腕部ばねレバー34の作用によつて制御される。
上腕部ばねレバー34は肩装具の第2の殻2に固
定してあり、ベルト9、胸部ばねレバー10、及
び連結部片11,12,13により肩装具に伝え
られる引張力を利用して、上腕を運動させると共
に前腕部ばねレバー35にも引張力を伝達し、障
害肢の重量を動力学的に打消して、前腕及び手を
動かせる。
また、実際に本発明外装具を装着して運動を繰
返してゆく内に、一部の運動筋肉がふたたび働く
ようになり、自発的なつかみ運動が徐徐にできる
ようになることが分つた。さらに失われていた感
覚も著しく回復することが分つた。
以上本発明をその実施例について詳細に説明し
たが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は左腕に運動筋肉障害を持つ患者に装着
した本発明外装具の1実施例の正面図、第2図は
第1図の外装具の後面図、第3図は第1図及び第
2図の外装具の縮小外側面図である。第4図は親
指を支えるバンドを取付けた手背部殻の第1の区
分の変形を示す斜視図、第5図は各指を支持する
手指部構造を取付けた手背部殻の変形を示す平面
図、第6図は第5図の手指部構造の手指支持端部
の展開斜視図である。 1……肩甲上部殻、2……三角筋部殻、3……
肩甲部殻、14……下部上腕部殻、16……上部
前腕部殻、23,24……下部前腕部殻半殻、2
7,28,29……手背部殻区分、5,7,2
1,22,32,33……引張部片、10……胸
部ばねレバー、34……上腕部ばねレバー、35
……前腕部ばねレバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 運動障害を受けた片方または両方の上肢を運
    動させるための外装具であつて、 (イ) 肩甲上部を覆う第1の殻1と、三角筋部を覆
    い上腕上部部分に固定される第2の殻2と、肩
    甲部を覆う第3の殻3とから成る3個の半剛性
    の殻を、相互に伸縮性材料により接合すると共
    に、第1の殻と第2の殻との間及び第3の殻と
    第2の殻との間を引張部片7,5により連結し
    て、肩を前後方向に動かすときの第1の殻及び
    第3の殻の変位を第2の殻に上腕の上下運動方
    向の変位として伝達するように成した肩装具
    と、 (ロ) 第1の殻及び第3の殻各各と腰部との間を緊
    張状態に保持し、肩の前後方向移動時に第1の
    殻及び第3の殻を腰部に対して支持する、肩装
    具固定装置9,10,11,12,13と、 (ハ) 上腕部下部部分に固定される半剛性の第4の
    殻14と、前腕部上部部分に固定される半剛性
    の第5の殻16と、前腕部下部部分に固定され
    る半剛性の第6の殻23,24と、手背部に固
    定される半剛性の第7の殻27,28,29
    と、第4の殻と第5の殻とをひじ内側で連結す
    る引張部片21,22と、第6の殻と第7の殻
    とを手首外側で連結する引張部片32,33
    と、第2の殻と第4の殻とを上腕部外側で連結
    するたわみ性の上腕部ばねレバー34と、第5
    の殻と第7の殻とを尺骨と前腕内側との間で連
    結するたわみ性の前腕部ばねレバー35と、を
    含む上腕及び手部支持手段と、 をもつ前記上肢用外装具。 2 肩装具固定装置として、腰部周囲を囲むベル
    ト9と、外装具装着肢と反対側の腸骨前棘付近で
    ベルトに連結しそして胸骨先端の剣状突起付近ま
    で延びるたわみ性の胸部ばねレバー10と、胸部
    ばねレバーの上端部と第1の殻の下方前部の鎖骨
    下方の位置とを連結する伸縮性の連結部片11
    と、外装具装着肢側の腸骨前棘付近でベルトに連
    結しそして肩甲骨下角付近で第3の殻に連結した
    伸縮性の連結部片12と、胸部ばねレバーに対す
    る連結部片11の連結位置付近で胸部ばねレバー
    に連結しそして肩甲棘内側端部付近のわずかに下
    方の位置で第3の殻に連結した伸縮性の連結部片
    13と、を含むものを使つた特許請求の範囲1に
    記載の上肢用外装具。 3 第1の殻と第2の殻との間を連結する引張部
    片として、第2の殻の上方の二頭筋結節間溝の高
    さの点と、第1の殻の肩甲棘内方の僧帽筋付着区
    域とに両端部を固定してあり、そして第1の殻の
    肩甲骨烏喙突起付近に取付けたプーリ8に掛けた
    引張部片7を使つた特許請求の範囲1に記載の上
    肢用外装具。 4 第3の殻と第2の殻との間を連結する引張部
    片として、第2の殻の後部上方の点と第3の殻の
    ほぼ中央の肩甲棘下側付近の点とに両端部を固定
    してあり、そして第3の殻の肩甲棘の高さで外側
    方からほぼ1/3の距離の位置に取付けたプーリ6
    に掛けた引張部片5を使つた特許請求の範囲1に
    記載の上肢用外装具。 5 第4の殻の下縁部の形状を、上腕骨の上顆及
    び滑車に各各対応する2つの丸みを付けた凸形部
    14a及びこれら凸形部を互いに隔てる肘頭に対
    応する丸みを付けた凹形部14bをもつ形状とな
    し、第5の殻の上縁部の形状を、第4の殻の下縁
    部に対してほぼ一定の幅のすきま18を隔てた補
    形的形状となし、第4の殻の下縁部と第5の殻の
    上縁部とを、前肘部の内側及び外側に配置した2
    つの引張部片21,22により相互に連結した、
    特許請求の範囲1に記載の上肢用外装具。 6 第7の殻を、拇指球を覆う第1の区分27
    と、指の付け根まで第2、第3及び第4の手根骨
    及び中手骨を覆う第2の区分28と、小指球を覆
    う第3の区分29とから構成し、これら各区分を
    ゴムバンド43により第6の殻と連結した、特許
    請求の範囲1に記載の上肢用外装具。 7 第1の区分と第6の殻とを引張部片32によ
    り連結し、第2区分と第6の殻とを別の引張部片
    33により連結した、特許請求の範囲6に記載の
    上肢用外装具。 8 前腕部ばねレバーを第3の区分29に豆状骨
    前方付近で固定した、特許請求の範囲6に記載の
    上肢用外装具。 9 第1の区分として、その下端部に、親指の付
    け根を輪状に囲む伸縮性のバンド27aをもつも
    のを使つた、特許請求の範囲6に記載の上肢用外
    装具。 10 第2の区分及び第3の区分として、中手骨
    の下部付近で親指以外の手指の周囲を囲むバンド
    30をもつものを使つた、特許請求の範囲6に記
    載の上肢用外装具。
JP23807183A 1983-12-19 1983-12-19 上肢用外装具 Granted JPS60129044A (ja)

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